ソフトバンクが今季3位以内を決めた。1−1の8回に今宮の適時打で勝ち越した。6回途中から救援5投手が無失点でつなぎ、5番手の藤井が5勝目を挙げた。ロッテの佐々木朗は6回2安打1失点。3番手の東條が痛打を浴びた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | x | 2 |
ロッテ佐々木朗の今季成績 | ||||||||||||||||
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月日 | 相手 | 球場 | 登板 | 勝敗 | 甲斐 | 球数(160キロ) | 安 | 本 | 振 | 四死 | 失 | 責 | 最速 | 平均球速 | スコア | トピックス |
03-27 | 楽 | 楽天生命 | 先発 | 6 | 86(10) | 4 | 0 | 10 | 2 | 3 | 3 | 164 | 157.6 | ●5−6 | 自己最速164キロマーク | |
04-09 | 西 | ZOZO | 〃 | ○ | 8 | 99(38) | 3 | 0 | 13 | 1 | 1 | 1 | 163 | 159.5 | ○4−2 | 本拠地9戦目で初勝利 |
04-10 | オ | 〃 | 完封 | ○ | 9 | 105(36) | 0 | 0 | 19 | 0 | 0 | 0 | 164 | 159.8 | ○6−0 | 28年ぶり完全試合19K |
04-17 | 日 | 〃 | 先発 | 8 | 102(33) | 0 | 0 | 14 | 0 | 0 | 0 | 163 | 159.7 | ●0−1 | 日本新17イニング連続無安打 | |
04-24 | オ | 京セラ | 〃 | ○ | 5 | 90(20) | 6 | 0 | 4 | 5 | 2 | 2 | 164 | 159.0 | ○6−3 | 初回先頭福田に被安打 |
05-06 | ソ | ZOZO | 〃 | 6 | 91(43) | 6 | 0 | 11 | 1 | 1 | 1 | 164 | 160.7 | ●3−5 | 金曜ローキショー開始 | |
05-13 | オ | 京セラ | 〃 | ○ | 7 | 86(14) | 6 | 0 | 7 | 0 | 1 | 1 | 163 | 158.7 | ○4−1 | ロッテ2度目3連勝で4位 |
05-20 | ソ | ペイペイ | 〃 | ○ | 6 | 97(41) | 4 | 0 | 9 | 3 | 1 | 1 | 164 | 161.1 | ○8−1 | 自己最速直球平均球速 |
05-27 | 神 | ZOZO | 〃 | 6 | 90(34) | 4 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 163 | 059.6 | ●0−1 | プロ初勝利の相手に● | |
06-03 | 巨 | 東京ド | 〃 | ● | 5 | 89(20) | 8 | 1 | 6 | 1 | 5 | 4 | 162 | 158.9 | ●3−10 | 巨人岡本に今季初の被弾 |
06-11 | デ | ZOZO | 〃 | 8 | 94(8) | 3 | 1 | 5 | 0 | 1 | 1 | 162 | 157.8 | ●1−2 | 宝刀スライダーを多投 | |
06-22 | 西 | 〃 | 〃 | ○ | 7 | 96(18) | 3 | 0 | 9 | 3 | 0 | 0 | 163 | 158.7 | ○2−1 | 大台連発で上昇防1.56 |
07-01 | 楽 | 〃 | 〃 | 4 | 64(9) | 2 | 0 | 10 | 2 | 0 | 0 | 162 | 157.9 | ○6−4 | 右手中指マメ出血降板 | |
08-03 | 〃 | 楽天生命 | 〃 | ● | 5.1 | 86(-) | 8 | 0 | 5 | 0 | 5 | 5 | 158 | 154.3 | ●4−5 | 自己ワースト自責5で● |
08-10 | ソ | ZOZO | 〃 | ● | 6 | 91(4) | 5 | 1 | 10 | 0 | 3 | 2 | 160 | 157.8 | ●3−4 | 今季初連敗自力V消滅 |
08-19 | 楽 | 楽天生命 | 〃 | ○ | 6 | 95(1) | 5 | 3 | 6 | 4 | 5 | 5 | 161 | 155.5 | ○6−5 | 自己ワースト3被弾 |
08-26 | 〃 | ZOZO | 〃 | ○ | 7 | 91(3) | 3 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | 161 | 157.8 | ○2−0 | 東北コンビ同期佐藤都 |
09-02 | オ | 〃 | 完投 | ● | 9 | 97(6) | 4 | 0 | 9 | 2 | 1 | 1 | 161 | 157.4 | ●0−1 | 15試合ぶりの完投も● |
09-14 | 日 | 〃 | 先発 | ○ | 5 | 58(-) | 4 | 1 | 6 | 0 | 1 | 1 | 159 | 156.2 | ○8−1 | 初の2桁勝利に王手 |
09-26 | ソ | ペイペイ | 〃 | 6 | 97(2) | 2 | 0 | 5 | 4 | 1 | 1 | 160 | 156.5 | ●1−2 | 痛恨冒頭で1失点降板 | |
計20試合9勝4敗、防2.02 | 129.1 | 1804(340) | 80 | 7 | 173 | 30 | 31 | 29 | 年間直球平均158.3キロ |
[注]球数の160キロは160キロ以上、最速と平均球速(直球)はキロ。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の夢は持ち越された。レギュラーシーズン最終登板のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は6回1失点。同点で降板し、自身初の10勝目はならなかった。
佐々木朗はソフトバンク戦後に「大きなケガなく、1年間投げられたことが1番の収穫かな」と今季を振り返った。終盤には疲労回復で登板間隔も空いたが「他の投手みたいに200イニングとかをいきなり投げられるとは自分では思っていなかったですし、その中で140イニング近く投げたかったので、そこ(129回1/3)はすごく良かったかなと思います」と完走への収穫を口にした。この日は4盗塁を決められるなど課題も残る。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思いますので」と成長を願っていた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の今季公式戦でのラスト登板は6回1失点だった。同点で降板し、チームも敗れ、プロ3年目で自身初となる2ケタ勝利はならなかった。
9勝でシーズンを終えたことには「(10勝)できたらよかったんですけど、そこを大事にしている訳ではないので。自分の中で色々目標がある中で、自分で大事にしているものがあるので、そういうところがいい結果になっていけばいいと思いますし、その結果が勝ち星につながっていけばいいかなと思います」と話し、前を向いた。
5回の唯一の失点は、2盗塁に暴投が絡んでのもの。初回には自らの悪送球でピンチを作った。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思います」とフィールディング面などでの成長を期待。佐々木朗も「基本的には全体的なレベルアップが必要だと思います」と自身に課題を課した。
4月10日のオリックス戦で完全試合を達成し、脚光を浴びた。好投が続き、相手も対策を練ってきたが「僕が常に攻められる側じゃなくて、攻めながら行くことで、より楽になってくると思うので。変に攻められているとは思わず、逆に攻めていくくらいの気持ちでいけたかなと思います」と精神的な成長も口にした。
指のマメや疲労回復での登録抹消はあったものの、1年間で20試合に先発し、9勝4敗。129回1/3を投げた。「他の投手みたいに200イニングとかいきなり投げられるとは自分では思ってなかったです」としつつ「その中で140イニング近く投げたかったので、そこら辺はすごく良かったかなと思います」とプロ3年目の収穫を振り返っていた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の夢は持ち越された。レギュラーシーズン最終登板のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は6回1失点。同点で降板し、自身初の10勝目はならなかった。4月の完全試合達成など、球界の枠を超えて騒がれた1年。体力面などに課題も残しながら優勝、2ケタ勝利、165キロなど夢の数々をプロ4年目となる来季に見据える。岩手・大船渡高時代から密着する担当記者が、初めて1年間投げきった今季に潜入する。
佐々木朗が粘り強さを示した“期末試験”だった。初回は一塁への悪送球、3回は2四球、4回はボークと、自らピンチを作り続けながら全て無失点でしのいだ。5回の死球→二盗→三盗→暴投(空振り三振)での1失点は痛かったが、たとえ160キロ台を連発しなくても、大事な試合で出せるものを出し切った。
投げなかった1年目、投げ始めた2年目を経て、20歳での3年目。「1年目は緊張だったりとか。2年目は少し慣れてきて、3年目、今は何も思わないです」と印象的な言葉でキャンプインした。何も思わない−。平然と球春を迎えても数字は雄弁だ。2月19日、沖縄・名護。今季初実戦の初球でいきなりプロ入り後最速となる161キロを投げ、日本ハム清水のバットをへし折った。3月の開幕直後にいきなり自己最速164キロを投げ、4月には完全試合に13者連続奪三振に17イニング連続パーフェクト。注目度は球界の枠も、国境さえも超えていった。
平均球速帯は157〜161キロだった。昨季より6キロ増。体感的な出力は変えていない。「地道にトレーニングしてきたのが、少しずつですけど成果として表れてきてくれてるのかな」。今季の直球平均球速は158.3キロ。投じた160キロ台は計340球。計測なし3球を除く全1009球の割合では、33.7%の大台到達と類を見ない数値だ。一方、後半戦の160キロ台は16球のみ。疲労もあって6月の交流戦中盤から少しずつ、球速も防御率も落ちていった。さらなる進化に、フィールディングとスタミナは継続課題になる。
あと1勝で10勝、あと1キロで165キロだった。規定投球回まであと13回少々。あと4人アウトにすれば防御率は1点台だった。ヤクルト村上とともに球史に残る数字を示し、いくつか残る「あと○○」が大きな余地を感じさせる。「1年間、ローテーションで回ること」という目標はほぼクリア。強烈な投球能力を前提として掲げる、次の目標が楽しみだ。
佐々木朗はソフトバンク戦後に「大きなケガなく、1年間投げられたことが1番の収穫かなと思います」と今季を振り返った。終盤には疲労回復で登板間隔も空いたが「他の投手みたいに200イニングとかをいきなり投げれるとは自分では思っていなかったですし、その中で140イニング近く投げたかったので、そこ(129回1/3)はすごく良かったかなと思います」と完走への収穫を口にした。この日は4盗塁を決められるなど課題も残る。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思いますので」とさらなる成長を願っていた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の自身初の2ケタ勝利は、来季以降へ持ち越しとなりそうだ。
6回を97球の1失点で降板。直球の最速は160キロで、5三振を奪った。序盤は抜け球やボークもありながらピンチをしのいだが、5回に死球で出した三森に二盗、三盗を決められ、空振り三振時の暴投で生還を許した。打線は6回に井上の適時打で同点に追いついたが、佐々木朗が降板する7回までに勝ち越せなかった。
プロ3年目の今季は、自身初戦となった3月27日の楽天戦(楽天生命パーク)で自己最速の164キロマーク。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成し、球界の枠を超えて大きく注目された。
井口資仁監督(47)は登板前の時点で、この日がシーズンのラスト登板になることを示唆している。この日が20試合目の登板で、9勝4敗、防御率は2.02。173奪三振という成績になっている。
ロッテ茶谷健太内野手(24)がかつての本拠地で初安打を放った。
この日は「8番遊撃」でスタメン。3回先頭で、ソフトバンク東浜のフルカウントからの内角低め直球を痛烈に左翼へはじき返した。
16年にソフトバンクに入団するも、3年目オフに戦力外に。育成契約の打診を断り、19年からロッテでプレーする。ソフトバンク時代は3年間で1安打のみで、本拠地では安打を打てなかった。
ロッテ移籍4年目の今季、ようやく台頭し、9月以降は遊撃でスタメン出場を続けている。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が今日26日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。疲労回復での登録抹消後、中11日でのマウンド。今季20試合目の登板には、自身初の2ケタ勝利到達もかかっている。
4月10日オリックス戦(ZOZOマリン)で達成した完全試合で、球界の枠を超えて話題になった。ただ、現実的にはプロ3年目、初めて年間を通じて先発ローテーションを任された投手。井口資仁監督(47)ら首脳陣は球数やイニングを管理しながら進めてきた。ここまで9勝4敗、防御率2.04となっている。
今季のペナント最終登板とみられる26日は、井口監督が「行けるところまで、というところですかね。リカバリーはかなり良くなってきているので、あまり制限なくいけると思います」と制限解除をほのめかしている。裁量を任された中で、どこまでの力感で投げ込んでいくか。チームのCS進出へ負けが許されない中、20歳のマウンドさばきが注目される。
なお、プロ入り後最も多かった球数は今年3月18日のオープン戦巨人戦(東京ドーム)での108球で、今季公式戦では完全試合のオリックス戦での105球。大船渡高時代には3年夏の岩手大会4回戦、7月21日の盛岡四戦で延長12回を完投し、194球を投げた。9イニングでは同年6月2日、佐久長聖(長野)と岩手県内で行った練習試合で150球を投げている。
ロッテは26日、中村奨吾内野手(30)のプロ通算100盗塁の記念グッズを受注販売すると発表した。
ラインアップはタオル各種、Tシャツ、直筆サイン入りフォトパネル(49個限定、証明書付き)など。球団オンラインストアで10月2日まで受注販売し、発送は11月中旬以降(直筆サイン入り商品は来年1月以降)の予定。
中村奨は9月14日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でNPB史上250人目となる通算100盗塁を記録した。
ロッテ・美馬学投手(36)が28日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発する。27日は試合前の練習で調整した。
今季はここまで9勝6敗、防御率2.81。8月16日のオリックス戦から自身4連勝中で、この間は38回1/3をわずか2失点(自責1)と安定感たっぷりだ。2桁勝利となれば、移籍1年目の2020年以来、2年ぶり3度目となる。
「レギュラーシーズンでは最後の登板になると思うので、引き続きいい形で終われるようにしたい。チームが勝てるように頑張ります」と意欲的だった。
ロッテは6回2安打1失点だった佐々木朗を打線が援護できず、目指すクライマックスシリーズ(CS)進出へ痛い3連敗を喫した。この間わずか1得点で、井口監督は「なかなか投手陣を援護できなかった」と語った。
現在5位で3位西武とは3ゲーム差。残り4試合となり、監督は「何とか打線が奮起して戦わないといけない」と厳しい口調だった。
試合後のロッテ・佐々木朗は納得の表情だった。自身初の10勝目を狙った先発で6回2安打1失点と好投。同点でマウンドを降りたため白星は付かなかったが「10勝できたらよかったが、そこは大事にしていない。自分が目標にしているところがあるので、そういうところを(今後の)結果につなげていければいい」と振り返った。
チームは接戦を落として3連敗。27日にもCS進出の可能性が消える。残り4試合あるが、怪物右腕の登板予定はない。高卒3年目は20試合、129回1/3を投げて、9勝4敗、防御率2.02という数字で確定した。
ファンの記憶に刻まれる1年だった。初めて開幕からローテーションに入り4月10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成。今季は自己最速の164キロも記録した。夏以降は疲労が抜けにくくなり、右手中指のマメで離脱もあったが、昨季終了後に「登板数は今年(11試合)の2倍近く、イニング(63回1/3)もそれぐらい投げたい」と自身に課したノルマはある程度達成。一方、中11日で先発したこの日は4盗塁を許し、唯一許した5回の1失点も三森に二盗、三盗を決められたことが原因だ。右腕は「10勝」にこだわりを持たないが「こういう試合を勝てる投手になりたい」と反省する。
この日の最速は160キロにとどまったが、昨季の最速が159キロだったことを考えれば大きな成長といえる。「昨年より調子が悪い時のレベルも上がっている。相手を圧倒できるようなバランスを身に付ければ、もっと楽になる」。未完成な怪物だからこそ、さらなる飛躍が期待できる。
良くも悪くも佐々木朗の現在地が分かった投球だった。立ち上がりから右打者には内角に抜け、左打者には外にシュート回転。直球を全く制御できていなかった。この試合は10勝が懸かる佐々木朗にとっても優勝を争うソフトバンクにとっても負けられない試合。そういう大事な試合に先発する投手には内角、外角に意図して投げ分け、ここに投げたからこう抑えられましたという「根拠」が求められる。投げてみなければ分からないのでは9月のしびれる試合を任せられない。初回、投ゴロを一塁へ悪送球。5回の失点は死球から二盗、三盗と暴投。投げること以外の課題も突きつけられた。
完全試合という偉業を成し遂げ期待値が高まった分、物足りなく感じられるが3年目の今季は確実に階段を上った。4年目に飛躍するために取り組んで欲しいのはフォーム固め。直球を内と外に投げ分ける「ライン出し」を身に付けて欲しい。フォームが固まれば肩、肘の負担も減る。1年間ローテーションを守れば最多勝争いができると思っている。
敵地・福岡で3連敗を喫し、ロッテの井口監督は「この3試合は投手を援護できなかった」と、3試合で1得点の打線を嘆いた。
3位・西武と3ゲーム差となり、27日の日本ハム戦(札幌ドーム)の結果次第でCS進出の可能性もなくなる苦境を迎え、「とにかく、残りもしっかりと試合をやるしかない」と力を込めた。佐々木朗については「残り試合は投げられないと思う」と言及し、「今日も試合をしっかりとつくってくれた。来年は10勝以上できる投手にならないといけない」と来季への宿題も与えていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が26日のソフトバンク戦(ペイペイD)に先発。6回97球2安打1失点で10勝目はならなかった。試合にも敗れ、ロッテは27日にもCSが完全消滅する。
4回まで走者を出しながら粘っていた佐々木朗だが、0−0の5回、先頭の三森に死球で出塁を許し、二盗、三盗を決められ1死三塁に。牧原を1−2と追い込んだ8球目、140キロフォークで三振に打ち取るも、ワンバウンドを捕手・松川がはじいて痛恨のワイルドピッチで三森が生還。ノーヒットで1点を先制された。佐々木朗はまさかの失点にマウンドでぼう然。しかし続く4番柳田は一ゴロに打ち取った。
佐々木朗は6回を3者凡退に抑え降板した。「今はチームがこの試合に勝ってくれるように、後はしっかり応援したいです」とコメントしたが、8回、3番手の東條が今宮に勝ち越しタイムリーを許し、願い届かずチームはそのまま敗れた。
前回14日の日本ハム戦は球数制限を設け、5回を58球1失点で9勝目。その後、疲労回復のため1度登録を抹消して臨んだこの日のマウンドだったが、勝ち星はつかず。レギュラーシーズン最終登板とみられ、球団では1975年三井雅晴以来となる高卒3年目以内での2桁勝利は絶望的になった。
敗れたロッテは試合のなかった3位西武と3ゲーム差になった。27日の日本ハム戦(札幌D)に敗れ、西武がソフトバンク戦(ベルーナD)に勝つと、CSが完全消滅する。このまま佐々木朗希の“伝説のシーズン”が終わってしまうのか…。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が26日のソフトバンク戦(ペイペイD)に先発。6回97球2安打1失点で降板した。レギュラーシーズン最終登板とみられ、球団では1975年三井雅晴以来となる高卒3年目以内での2桁勝利は絶望的になった。
前回14日の日本ハム戦は球数制限を設け、5回を58球1失点で9勝目。その後、疲労回復のため1度登録を抹消して臨んだこの日のマウンドだった。
初回1死、2番の周東の投ゴロを佐々木朗が一塁へ悪送球。その後、3番牧原への四球などで2死一、三塁も、5番デスパイネを141キロフォークで空振り三振に仕留めた。
2回は8番柳町の3球目に160キロを計測するなど3者凡退。4回、先頭のデスパイネに初安打を許し、自身のボークなどで2死二、三塁のピンチも、9番甲斐を140キロスライダーで空振り三振に打ち取った。
0−0の5回、先頭の三森に死球で出塁を許し、二盗、三盗を決められ1死三塁に。牧原を1−2と追い込んで8球目、140キロフォークで三振に打ち取るも、ワンバウンドを捕手・松川がはじいて痛恨のワイルドピッチで三森が生還。この回ノーヒットで1点を先制された。6回は3者凡退に抑え降板した。
6回に打線が追いついたため、負け投手は回避した。
ロッテは26日からマリーンズオンラインストア限定で中村奨吾内野手(30)の通算100盗塁を記念したグッズの受注販売を開始したと発表した。
中村奨は9月14日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で、6回裏の攻撃で今季12個目となる二盗を成功し、通算100盗塁を記録した。プロ野球史上250人目となる。
ロッテの先発・佐々木朗希投手がレギュラーシーズン最終登板に臨み、6回2安打1失点で10勝到達を逃した。チームは8回に勝ち越しを許し、3連敗で3位・西武に3ゲーム差となり、27日にもCS進出の可能性が消滅する。
「打ち合わせもしっかりして、ヒットも少なくしながらいい配球でつなげられた。二盗、三盗いかれたのは僕の責任だと思うので、そこはしっかり修正して、その中で良い形で攻められたかなと思います」。
この日は4回まで走者を出しながらも無失点と粘りの投球を見せていたが、両軍無得点の5回に先頭の三森に死球を許すと二盗、三盗を決められ1死三塁に。続く牧原を空振り三振に打ち取ったがワンバウンドとなり捕手・松川がはじいて三塁走者が生還(記録は暴投)し先制点を許した。チームは6回に同点に追いつき、朗希は6回を3者凡退に抑えたが、球数は97球。6回2安打1失点、最速は160キロで降板した。
チームは8回に東條が今宮に勝ち越し打を許し、ソフトバンクに3連敗。打線は3試合で1得点と貧打に泣いた。
これが今シーズン最終登板と見られる朗希は「10勝はできたらよかったけど別にそこを大事にしてる訳ではない。自分の中で色々目標とか、大事にしてるところをできればいいと思うし、その結果が勝ち星になってくれれば。去年より今年の方が投げられてるし、今年より来年の方が投げれると思う。そこはトレーニングしながらだけど1年間戦った上で得られた収穫だったと思います」と振り返った。
井口監督も「夏場にはマメで離脱もあったけどこうやって130イニング近く放れた。課題もいっぱい出てきたシーズンだったと思うので、来年以降10勝以上して、本当に(オリックス)山本と投げ合わなくちゃいけないと思うのでしっかりとローテ守って体力もつけていかなくちゃいけないと思う」とさらなるレベルアップを期待した。
だがチームはソフトバンクに3連敗。3位・西武に3ゲーム差とCS進出はますます厳しい状態にとなるが、全力を尽くしていく。
ロッテの佐々木朗希投手が6回2安打1失点で降板。自身初の2ケタ勝利はならなかった。
この日は制球が定まらず4回までにピンチの連続だったが、なんとか後続を断ち切り無失点。だが両軍無得点の5回1死三塁に牧原を140キロのフォークで空振り三振に仕留めたが、これが暴投となり、三塁走者の生還を許した。
チームは6回に中村奨、安田、井上の3連打で同点としたが、勝ち越し点は奪えず。6回は3者凡退に抑えた朗希だったがこの時点で球数は97球。6回2安打1失点で交代が告げられ、自身初の2ケタ勝利はかなわなかった。
ロッテは26日、マリーンズオンラインストア限定で中村奨吾内野手の通算100盗塁記念グッズの受注販売を開始したことを発表した。
中村奨は14日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でプロ野球250人目となる通算100盗塁を達成。グッズはフェースタオルやハンドタオル、アクリルキーホルダーなど全7アイテム。販売はマリーンズオンラインストアで26日から10月2日まで受注している。
敗戦が決まると、ロッテ・佐々木朗希投手(20)は悔しそうにグラウンドを見つめた。シーズン最終先発は6回を2安打1失点。初の2桁10勝目はかなわなかった。
「できたらよかったんですけど、色んな目標があるしそこだけを大事にしている訳ではないので。(最後は)タイムリーを打たれることなくいい形で終われた」。
この日は最速160キロの直球にフォークを交え、安打を打たれたのは4回だけ。ただ開幕当初からの課題が失点につながった。5回1死一塁から三森に二盗、三盗を決められ1死三塁。牧原大から空振り三振を奪うも、暴投の間に先制点を許した。
課題と収穫を得た3年目だ。今季は4月10日・オリックス戦での完全試合を含め、前半戦に5連勝を飾るなど話題をさらった。ただ7月以降は回復の遅れもあり、登板間隔を空けることが多くなった後半は3勝止まり。
「トレーニングしながら、よくなっていければいい」と佐々木朗。それでも昨年の63回1/3から倍以上を投げ、129回1/3を投げて防御率2.02の成績だ。
「去年より今年の方が投げられてますし、今年経験してさらによくなってくると思う」と大きなケガなく投げられたことが最大の収穫。その上で「全体的にレベルアップしたい」と課題克服を誓う。
井口監督は「1年間しっかりとゲームを作ってくれた。来年はしっかりローテで回る体力をつけて欲しい」。望みを残すCS進出を果たせば、先発の軸として回るが、まずはねぎらいの言葉をかけ来季の飛躍を願った。
ロッテの佐々木朗希投手が6回を投げ2安打1失点。今シーズン最後の先発で10勝目を飾ることはできなかった。
この日は最速160キロの直球にフォーク、スライダーで相手打線を抑え込み、4回の2安打のみに抑えたが、守備や走者を背負った場面での投球には課題も残った。
初回に投ゴロを一塁へ悪送球し出塁を許した。5回には先頭三森に死球を与えると、二盗、三盗を決められ、1死三塁からは暴投で先制点を許した。失点はこの1点だけだったが、勝ち星は手にできなかった。
降板後は「負けられない試合だったので、長い回を投げて、とにかく0で抑えることを意識して投げました。ヒットも少なくいい配球で攻められた」と自己評価したが、投球以外のプレーには「二盗、三盗されたのは僕の責任。こういう試合で勝ち投手になれるような投手になりたい」と来季の課題とした。
今季20試合目の先発登板は勝敗つかず、プロ3年目は通算129回1/3を投げ、9勝4敗、防御率2.02で終える公算が高い。
佐々木朗の今季を総括した井口監督は「しっかりと(この1年)ゲームを作ってくれましたし、しっかりと投げてくれたと思います」とねぎらいの言葉をかける一方で、来季については「しっかりローテーションで回る体力をつけなくちゃいけないかなと思っています」。4年目の来季は1年間離脱なく、ローテ投手として回ることを切に願った。
ロッテが3連敗を喫し、CS進出に黄色信号がともった。8回に3番手の東條が同点の2死一、二塁から今宮に中前適時打を浴び、勝ち越しを許した。
打線は6回の井上の適時打の1点のみ。今シーズン最終登板の見込みの先発佐々木朗は6回を2安打1失点と力投したが、10勝目を逃した。
今季最後の先発で10勝目を懸けてマウンドに上がったロッテの佐々木朗希投手が、6回を2安打1失点5奪三振で降板。自身初の2桁勝利を逃した。最速は160キロをマークした。
初回から直球にフォーク、スライダーを織り交ぜ、要所を締めた。
3回2死一、二塁では柳田を一ゴロに抑え無失点。しかし5回に先頭の三森に死球を与えた後、周東の打席で二盗を決められた。次打者牧原大の打席では三盗を決められ、8球目のフォークで空振り三振も、松川の前で大きく弾んだ投球が暴投となり、その間に三森に本塁生還を許した。
わずか2安打と抑え込んだが、盗塁と暴投で失点した形となった。10勝目は4年目以降に持ち越しとなった。降板後は「今はチームがこの試合に勝ってくれるように。後はしっかり応援したいです」とコメントした。
ロッテの佐々木朗希投手が4回2死一、二塁でボークをとられて進塁を許した。だが、甲斐をスライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。
スタンドにどよめきが起こった。カウント2−2から5球目を投じようとした佐々木朗はセットポジションに入ろうとしたところで投球をやめた。山村球審がすかさずボークを宣告。二、三塁となったが、最後は変化球で空振り三振。自分で招いたピンチを切り抜け、グラブをパチンとたたいた。
佐々木朗は10勝目を目指し、4回まで無失点に抑えている。
ロッテは26日、マリーンズオンラインストア限定で中村奨吾内野手の通算100盗塁を記念したグッズの受注販売を開始したと発表した。
中村奨内野手は9月14日・日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)に「3番・セカンド」で先発出場し、6回裏の攻撃で河野投手よりフォアボールで出塁した後、次の打者山口航輝外野手に投じた4球目で今季12個目、自身通算100盗塁を記録した。プロ野球史上250人目となる。
商品一覧は次の通り。フェイスタオル:1800円、Tシャツ(ホワイト/ブラック、サイズ:S、M、L、XL):3800円、ハンドタオル:1,000円、直筆サイン入りフォトパネル(49個限定、証明書付き):3万5000円など。全て税込。