日本ハムが今季最多の14点で大勝。1回に2点を先取し、2回には清宮の自身初となる満塁本塁打で突き放し、その後も加点した。鈴木が6回2安打無失点で2勝目。ロッテは投打で振るわず、4連敗でCS進出の可能性が消滅した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
北海道日本ハム | 2 | 4 | 2 | 2 | 0 | 1 | 3 | 0 | x | 14 |
ロッテが最下位の日本ハムに大敗し、19年以来3年ぶりのシーズン負け越しとBクラス(4位以下)が決定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。先発した佐藤奨が3回8失点でKO。2番手の広畑も3回1/3を6失点と乱れた。打線もアンダースローの鈴木を打ち崩せず、救援陣にも抑えられて完封負け。試合後の井口資仁監督(47)の主な一問一答は以下の通り。
ロッテのロベルト・オスナ投手(27)が今オフ、日米争奪戦になる可能性があることが27日、分かった。
元メジャーのセーブ王は今年6月に入団し、4勝9ホールド9セーブ、防御率は0.64。150キロ台中盤の直球を軸に抜群の安定感を見せる。
働き盛りのクローザーには他球団も調査を進めており、今季推定年俸9000万円からの大幅増は必至。球団関係者は「メジャーも絡んでくると思うので簡単には決まらないと思う」と大型契約も視野に、長期戦も覚悟の上で残留交渉にあたる構えだ。
3試合を残してBクラスが確定した今季は、長年クローザーを務める益田が攻略されるケースが増えた。来季巻き返しへ、剛腕助っ人の残留で試合終盤の安定度を高められれば大きい。オスナはロッテ残留の選択肢もあることを関係者に伝えており、タイロン・ゲレーロ投手(31)とともにリリーバーの残留交渉が優先ミッションになる。ブランドン・レアード内野手(35)レオネス・マーティン外野手(34)は去就未定。ともに今季は高年俸に見合う成績を残せなかった。
ロッテが最下位の日本ハムに大敗し、19年以来3年ぶりのシーズン負け越しとBクラス(4位以下)が決定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。
ロッテは140試合を消化して67勝72敗1分けとなった。パ・リーグはソフトバンクとオリックスがCS進出を決めており、この日は3位西武がソフトバンクに勝利してシーズンの勝率5割以上が確定。ロッテが残り3試合を全勝しても西武の勝率に届く可能性がなくなった。
井口資仁監督(47)は「前半勝てるゲームもなかなか勝てなかったり、オールスター以降、なかなかコロナもあったりして、チームとしてなかなか編成上うまくいかなかったところもあると思う。そうは言っても、後半というか、まあ若手がだいぶしっかりと出始めてきてくれたというのは収穫だと思う。何とか残り3試合、しっかりとやっていこうと思います」と、話した。
試合は序盤から防戦一方だった。先発した佐藤奨が立ち上がりから乱調。初回から2失点し、2回は清宮にプロ初のグランドスラムを献上。3回も立ち直ることができずに2失点を喫してプロ最短となる3回8安打8失点でKO。2番手で4回から7回途中まで登板した広畑も6失点を喫して今季11度目の2桁失点となった。
打線も元気がなかった。アンダースローの日本ハム先発の鈴木に5回1死まで無安打。代打佐藤都の中越え二塁打でようやくチーム初安打が生まれたが、サブマリンから繰り出される緩急を付けた投球を打ち崩せず、6回まで無得点。野手陣も劣勢をはね返す、突破口を見いだすことはできなかった。
ロッテの先発、佐藤奨真投手(24)が日本ハム清宮幸太郎内野手(23)にプロ初のグランドスラムを浴びるなど、プロ最短となる3回8安打8失点でKOされた。佐藤奨は「試合を壊してしまい、すいませんということしかないです…」と、コメントした。
1回は1番細川、2番清宮、3番近藤の3連打などで2失点。2回は清宮に18号満塁本塁打を献上し、3回は5番野村と9番中島に適時打を許して2失点と最後まで立ち直ることができなかった。
4回からは2番手の広畑が登板したが、清宮と野村に適時打を浴びて、さらに2失点を喫した。
打線は4回まで日本ハムの先発鈴木の前に無安打無得点。5回に代打佐藤都がチーム初安打となる中越え二塁打を放ったが、得点は奪えなかった。投手陣は4回までに10失点。西武がソフトバンクに勝ち、ロッテが引き分け以下ならCS進出の可能性が消滅する1戦で、序盤から苦しい展開となった。
26日のソフトバンク戦に先発したロッテ・佐々木朗希投手(20)は27日、出場選手登録を抹消されず、今後もチームに同行することになった。
井口監督は同日の日本ハム戦の札幌ドームで「中継ぎではなくて、先発登板する機会があるかもしれない」と説明。レギュラーシーズン最終戦となる10月2日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)が、天候不良などで順延された場合の対応策だという。
今季21度目の零封負け。3位・西武とは4ゲーム差に開き、CS進出の可能性が完全に消滅した。佐藤奨が先発で自己最短の3回を8安打3四球、自己ワーストの8失点で6敗目。「試合を壊してしまい、すみませんでした…」と肩を落とした。井口監督は「若手がしっかりと出始めたのは収穫だと思う。残り3試合、しっかりと戦う」と前を見据えた。
ロッテが今季21度目の零封負けを喫し、クライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。佐藤奨真投手(24)が先発では自己最短となる3回を8安打3四球、自己ワーストの8失点で、6敗目(2勝)。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。
北の大地で炎上した。ロッテ・佐藤奨真投手(24)が先発では自己最短となる3回を8安打3四球、自己ワーストの8失点で6敗目(2勝)を喫した。
「試合を壊してしまい、すみませんという事しかないです…」。
1回に2失点。2回は清宮に満塁弾を許した。3回にも3長短打などで2失点。味方打線は、4回までに無安打無得点と投打に精彩を欠き、日本ハムに序盤から試合の主導権を握られた。
スコアは6回までに0−11と大きく突き放された。白星は遠く士気も上がらない。それでも、敵地・札幌ドームに足を運んだロッテファンは、精一杯応援を続けた。
惨敗で140試合目でクライマックスシリーズ進出の可能性は完全に消滅した。今季は交流戦で3位と善戦。前半戦は最大9あった借金からV字回復し、貯金2で折り返したが、後半戦開始早々から失速…。これで3試合を残して67勝72敗1分。2019年以来、3年ぶりのシーズン負け越しが決定した。
ロッテは4連敗を喫し今季140試合目でCS進出の可能性が消え、3年ぶりのBクラスが確定。21度目の零敗と今季を象徴する敗戦でシーズンの負け越しも決まったが、来季も指揮を執る見込みの井口監督は「前半は勝てる試合をなかなか勝てず、球宴後はコロナで編成上も思うようにできなかったが、後半に若手が出てきたことが収穫」と安田、山口らの台頭を収穫とした。
今後は来季への編成も着手していく。今季、国内FA権を取得した中村奨の残留交渉に力を注ぎつつ千葉出身で同権を保持する日本ハム・近藤の調査も進める。助っ人勢では打撃不振に陥ったレアード、マーティンの去就は微妙な状況。一方で6月に加入した守護神オスナは他球団と争奪戦になる可能性もあるが、来季リーグ制覇を成し遂げるためには必要な戦力で、残留を求めて交渉を進めていく。
今季最終登板だった前日のソフトバンク戦で10勝目を手にできなかったロッテの佐々木朗だが、自身初の2桁勝利への可能性が残った。
この日の札幌遠征に同行しなかったが出場選手登録も外れず。チーム今季最終戦は10月2日の同戦(ZOZOマリン)だが、雨などで順延があれば登板間隔は中6日以上となり先発機会も生まれそうだ。井口監督は「中継ぎ待機はないが、まだ何があるか分からないので」と説明した。
昨年まで2年連続リーグ2位となり、開幕前には優勝候補にも挙げられたロッテだったが、今季140試合目でクライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消えた。
先発・佐藤奨が3回8失点と序盤で崩れると、直近3試合でわずか1得点だった打線も、4回まで鈴木の前に無安打と沈黙し、またしても零封負けを喫した。
シーズン最終盤での踏ん張りどころだったが、チームはこれで4連敗となった。チームは今季72敗目で、残り3試合を全勝しても、勝率5割に届かないことも確定した。
今季は開幕直後からマーティン、レアードの両大砲が打撃不振に陥り、勝負の9月に入ってからは石川、ロメロといった先発の柱が離脱し、年間を通じて、苦しい戦いを強いられた。
井口監督は「前半は勝てる試合をなかなか勝てず、球宴後はコロナで編成上も思うようにいかなかった。ただ、終盤に若手が出てきたのが収穫。残り3試合もしっかりとやっていきたい」と安田、山口らの活躍に来季への希望を見いだしていた。
投手陣が計16安打14失点と崩れ、日本ハムに完敗。チームは4連敗でCSが完全消滅し、19年以来3年ぶりとなるBクラスが確定した。
この日は先発の佐藤奨真が清宮に満弾を浴びるなど今季最短の3回8失点で降板。2番手の広畑も6失点と最後まで日本ハムの流れを止められなかった。
打線は日本ハムの鈴木を相手に6回まで無得点に封じられると7回以降も得点を奪えず、24日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から計4試合でわずか1得点と低迷した。
これでCSの可能性は完全消滅。19年以来のBクラスが確定した。
ロッテの先発・佐藤奨真投手が今季最短の3回8失点と大炎上。序盤からいきなりの大量失点とチームは厳しい展開となった。
この日は初回に細川、清宮、近藤の3連打などで2点の先制点を許すと、2回には2死満塁から清宮に右翼席へと運ばれる満塁弾を浴びた。さらには3回にも野村、中島の適時打を浴び2失点。3回までに8安打8失点を許し、今季最短でマウンドを降りた。
一方の打線は日本ハムの先発・鈴木を相手に5回まで1安打無得点に終わっている。
ロッテはすでに最下位が決定している日本ハムに惨敗し、4連敗。3位西武が勝ったため、残り3試合でゲーム差が4となり、CS進出の可能性が消えた。
先発の佐藤奨が3回8安打8失点と大誤算。打線も日本ハム先発の鈴木を打ち崩せず、0を並べた。