2人の新監督が就任会見に臨んだ。ロッテ吉井理人監督(57)は本拠地ZOZOマリン、西武松井稼頭央監督(46)は都内のホテルで、それぞれの“カラー”を表明。複数年契約で、背番号は現役時代にも背負った「21」に決まった吉井監督は、チームの現実にド直球でダメ出ししながらも常勝軍団へ引っ張り上げるカントクとなることを宣言。コーチ時代と変わらず背番号「77」を背負う松井監督は現役時代、日米通算465盗塁をマークした「足」を使って1点を突き詰めるスタイルでの覇権奪回を掲げた。
12球団のうち、5監督が米大リーグのメッツに所属経験のある人となった。西武から03年オフに同球団に移籍した松井監督は「考えたら、すごいですよね。たしかに。これも何かの縁なのか」と話した。ロッテ吉井監督、ヤクルト高津監督、日本ハム新庄監督、楽天石井GM兼監督も過去にメッツでプレーしていた。
ロッテの色を変える。吉井理人新監督(57)が18日、本拠地ZOZOマリンで就任会見を行った。
複数年契約で、背番号は現役時代にも背負った「21」に決定。会見では時に笑いを取りつつも「ダメな時は本当にダメ」と、チームの現実にド直球でダメ出しする場面もあった。個々の意思を尊重し、オープンな環境を整えながら、常勝軍団へ引っ張り上げるカントクになる。
「こんにちは」と現れたロマンスグレーの吉井新監督は、えんじ色のネクタイだった。落ち着いた装い。「自分の頭でしっかり考えて、自分の責任のもとに行動して、それが勝利につながる。そういう選手になって欲しい」。約20分の会見は新リーダーの熱い思いを柱にすえた。
シーズン終了後すぐに打診され、一晩考え「断る理由は本当にないので」と決断した。2年間投手コーチを務め、今季は背広組のコーディネーター職。日本ハムのコーチ時代も含めて客観視してきたロッテの伝統を、ド直球で指摘した。
「マリーンズのチームカラーは、手が付けられない時は本当に手が付けられないくらい強いんですね。で、ダメな時は本当にダメなんですけど」。
完封負け21試合、2ケタ失点11試合。ダメな時、が如実な今季は5位に終わった。「その差をなくしたい」と話す。「若手達はまだ自分の特長をよく知らない選手がたくさんいて、出来もしないことを一生懸命やっている。それで実力を出せていない選手がいる」。会見に先立って赴いたフェニックスリーグでは、既に選手間の青空ミーティングを導入。現実から逃げないことを求める。
自身も正面に立つ。「指導者と選手は、本当は対等じゃないといけないと思ってて」。実力も声も、出しやすい環境を−。「まだ慣れていないところもあるんですけど、監督と言われるのはすごくくすぐったい。監督と呼んでも、頭の中でカタカナで『カントク』って言ってる感じくらい、親しみ込めて呼んで欲しいなと」。21番のユニホームを渡されると第3ボタンから留め、なぜかボディービルのポーズまでした。選手の色、カントクの色。混ぜて、練りに練り、濃厚なロッテを目指す。
ロッテは18日、ZOZOマリンで吉井理人新監督(57)も出席してのスカウト会議を行った。会議後、榎康弘スカウト部長(50)が報道対応し、20日のドラフト会議での1位指名選手について「うちは多分今年はしないと思うので」と基本的には事前公表しない方針を説明した。
17日までにオリックス、ソフトバンク、西武、日本ハム、巨人、広島が1位指名予定を公言した。榎スカウト部長は「6人分かってるので、シミュレーションはしやすい」としつつ「(ごく少数の)飛び抜けた選手がいないから、1球団でも減らすために公言してるのかなと思うんですけれど」と分析。吉井新監督を交えての初の協議だったこともあり“7球団目”にはならなかった。
この日はオリックスが1位指名予定の白鴎大・曽谷や、日本ハムが1位指名予定の日体大・矢沢ら、すでに公言を受けている6選手をはじめとした12選手を1位候補に設定。彼らを含め、現時点で候補者リストに残ったうちの約半数となる30人前後の映像を、吉井新監督も確認した。
チームは今季5位に終わり、補強ポイントが多い。新監督は「スカウティングってすごく難しいと思うんですよね。自分ではそういうセンスないと思っているので、そこはスカウトの目を信じてやっていきたいなと思います」とし「他球団との兼ね合いもあると思うので、その辺で作戦を考えていきたいなと思っています。いや、考えてもらいたいなと思います。僕は考えないです」と笑いながら取材対応を終えた。
ロッテは18日、ZOZOマリンで吉井理人新監督(57)も出席してのスカウト会議を行った。
会議後、榎康弘スカウト部長(50)が報道対応し、20日のドラフト会議での1位指名選手を基本的には事前公表しない方針を明かした。現時点で70人前後がリストに残っており、育成選手も含めて指名する方針。
ここまで6球団が1位指名選手を公言しているが、ロッテは昨年単独指名に成功した松川虎生捕手(18=市和歌山)に続いて、2年連続での事前非公表となった。チームは今季5位に終わり、監督も交代する。投手、二遊間、外野手と補強ポイントは多い。
ロッテ吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行った。複数年契約で、背番号は「21」に決まった。
一問一答を3回に分けてお届けする。
(つづく)
ロッテ吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行った。複数年契約で、背番号は「21」に決まった。
一問一答を3回に分けてお届けする。
(つづく)
ロッテ吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行った。複数年契約で、背番号は「21」に決まった。
一問一答を3回に分けてお届けする。
(以上)
ロッテ吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行った。複数年契約で、背番号は「21」に決まった。「大変ワクワクしております。これから何が起こるのかという期待でいっぱいです」と、心境を明かした。
これまではコーチやピッチングコーディネーターとして接した佐々木朗について問われると、「今年は1年間どんな間隔でも1軍のマウンドで投げることが目標だったんですが、来季はその1個上、中6でしっかり25試合くらい、1週間に1回、マウンドに健康な体で上がれるというのが目標です。成績はその時その時なので、これくらいやってくれというのはありません。もちろんいっぱい勝ってくれたら嬉しいです」と期待していた。
ロッテ・吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任記者会見に臨んだ。背番号は現役時代に近鉄などで背負った21番に決定。球団が掲げる2025年までの常勝軍団化に向けて、複数年契約を結んだことが判明した。
テレビカメラ9台、約50人の報道陣が集結。緊張した面持ちで「大変ワクワクしております。これから何が起こるのか、という期待でいっぱいです」と心境を明かした。
背番号21には「当初は侍ジャパンと一緒の81番にしようと思ったが、今つけている人(伊志嶺コーチ)がいる」と笑いを誘った。ユニホームに袖を通し「よそに行くときにおしゃれをするような感じで、これを着ると気持ちが変わる」と表現した。
投手コーチ時代には、2020年に入団した佐々木朗をマンツーマンで指導。期待の大きかった令和の怪物≠1年目は体作りに専念させ、2年目でデビュー、3年目での完全試合達成に導くなど、大きな役割を果たした。
今季9勝4敗の右腕について「今年はどんな形でも1年間1軍のマウンドで投げることが目標でした。来季はその一個上、中6日でしっかり25試合くらい、一週間に1回、健康な体でマウンドに上がるのが目標です」と期待を寄せた。
新指揮官は現役時代に近鉄・仰木彬監督、ヤクルト・野村克也監督のもとでリーグ優勝を経験。「しっかり過去の監督達のやってきたことを勉強しながら考えていく」。メジャー時代の経験も踏まえて、今季5位のロッテを再建する。
ロッテ・吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任記者会見に臨んだ。取材陣との一問一答は以下の通り。
ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任記者会見に臨み、「大変ワクワクしている。プロなので勝たないと意味がない。チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。背番号は現役時代に長く背負った「21」に決まった。
ロッテは今季5位に終わって井口資仁監督(47)が辞任。吉井新監督がピッチングコーディネーターから昇格してコーチ陣も刷新され、ロッテ生え抜きの福浦和也ヘッド兼打撃コーチ(46)や黒木知宏1軍投手コーチ(48)らとチーム再建を目指す。
ロッテ・吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行い、就任1年目からリーグ優勝を目指すことを宣言した。投手コーチとして入団1、2年目に指導し、3年目の今季9勝をマークした佐々木朗希投手(20)については、来季は中6日のローテーションを守ることを求めた。背番号は「21」に決まった。
想像すらしていなかった就任要請。「一晩考えた」と7日朝に受諾し、すでにフェニックス・リーグで采配を振るなど、指揮官として動き出している。グレーのスーツ姿で着席した吉井監督は「プロなので勝たないと意味がない。勝ちにこだわったプレーができる選手に、みんなを育てていきたい」と所信表明を行った。
今季は投手コーディネーターを務め、大リーグなどを視察。チームの試合を見る機会は限られたが、投手コーチとして1年目から見てきた佐々木朗の育成プランには、今年も関わった。3年目の今季は20試合、129回1/3を投げ9勝。「想定通り」として、来季はさらに高いハードルを求める。
「今年は1年間、1軍で投げることが目標だった。来季は中6日で25試合くらい、健康な体でマウンドに上がるのが目標。成績は時の運なので、これだけやってくれというのはありません。もちろん、いっぱい勝ってくれたら嬉しい」。
日本ハム時代にダルビッシュ(パドレス)、大谷(エンゼルス)ら絶対エースを見てきた新指揮官。24年の5年目に20歳右腕を、同レベルまで引き上げるためのプランになる。4年目の来季、1度も離脱せずローテーションを守ればチームの勝利も自然と増える。
球団は常勝を目標に「ビジョン2025」を掲げており、契約は3年とみられる。背番号は愛着のある「21」に決定。箕島(和歌山)の大先輩である東尾修氏(本紙評論家)に憧れ、近鉄、ヤクルト、メッツなどでも背負った。「侍ジャパンと同じ81番にしようと思ったけど、今つけている人(伊志嶺コーチ)がいるので…。たまたま21番が空いていた。自分が1度つけて、期待する選手に渡したい」。1年ぶりにユニホームの袖を通し「監督という役に入っていけるような気がする」と言った。
一問一答は次の通り。
侍ジャパンの投手コーチを兼任するロッテの吉井監督は、来春3月のWBCでチームを離れることになるが「キャンプは前半までいられる。オープン戦の途中でいなくなるけど、便利な世の中になっている」とオンラインでコーチ陣、選手とコミュニケーションを取っていく方針だ。
不在時は福浦ヘッドコーチが代行を務めることになりそうだが「優秀なスタッフを球団がそろえてくれている。その人達を信頼してやっていきたい」と話した。
ロッテのスカウト会議がZOZOマリンで行われた。午前中の就任会見を終えた吉井監督も初出席。上位候補となる30人の映像をチェックしたが「素人なので、スカウトの方の目を信じたい」と話した。
全体では70人弱をリストアップ。榎康弘スカウト部長は「他球団が1位を公表している選手を含めて、12人の候補を出した。吉井監督は初めて見たばかりなので、最終決定は当日になる」とした。
ロッテは18日、ZOZOマリンで午後からスカウト会議を行い、20日のドラフト会議当日まで、ドラフト1位指名する選手を公表しない方針であることを確認した。
午前中に就任会見を行った吉井新監督も出席。約30人ほどの上位候補の映像もチェックし、「素人なので、スカウティングは難しいので、スカウトの方の目を信じてやっていきたい」と基本的には任せる方針を示した。
榎康弘スカウト部長は「もう1位は6球団出ているので、公言されている選手を含めて、12人の候補を出した。吉井監督は今日初めて見たばかりなので、イメージを持ってもらって、最終的には当日になる」と明かした。
ロッテ・吉井理人新監督(57)は18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見を行った。報道陣との一問一答は以下の通り。
ロッテ・吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見を行い、「大変ワクワクしています。これから何が起こるのか期待でいっぱいです」と語った。佐々木朗希投手については「来季は26試合ぐらい中6日で健康な体でやって欲しい。これくらい勝ってくれと言うのはないが、いっぱい勝ってくれたら嬉しい」と期待を込めた。。同席した河合克美オーナー代行兼社長は「ビジョンを全力で達成していただける逸材」と期待した。
背番号は21番に決定。近鉄や大リーグ・メッツで背負った番号となる。
目指すは頂点のみだ。ロッテは2005年にプレーオフを制し、優勝、日本一を達成。2010年には「史上最大の下克上」を成し遂げ、日本一となったが、1シーズン制での勝率1位の優勝は実に1970年までさかのぼる。井口前監督のもと、昨年まで2年連続2位と「頂点」まであと一歩に迫ったが、今季は69勝73敗1分の5位。歴史の扉をこじ開けることが新監督に課せられた使命となる。
新指揮官は早速、動いた。今月7日に就任が発表されると、翌々日の9日には宮崎に飛び、10日のフェニックス・リーグ開幕戦の阪神戦(サンマリン宮崎)にベンチ入りし、指揮を執った。“初陣”で勝利を収め「プロらしく勝ちにこだわっていきたいと思います」と今後の意気込みを語っていた。
昨季限りでユニホームを脱ぎ、今季はフロントに転身して大リーグを視察するなど、チームの将来を見据えた育成システムなども学んだ。投手コーチとして、日本ハムでダルビッシュ(現パドレス)、大谷(現エンゼルス)、ソフトバンクで千賀と世界クラスの投手を育成。ロッテでも佐々木朗の育成プランを確立し、3年目の今季、完全試合を達成できる土台をつくった。勝利と育成の両立。吉井新監督が「難問」に全身全霊で取り組む。
ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行い、佐々木朗希投手(20)に来季のノルマとして「中6日で25登板」を課した。背番号は近鉄やメジャー時代にも背負った「21」に決定した。
昨季までは投手コーチとして佐々木朗の育成に携わった吉井新監督。まな弟子は3年目の今季、完全試合を達成するなど20試合で9勝4敗、防御率2.02をマークしたが、指揮官の目は厳しい。「今年はどんな形でも1年間、1軍のマウンドで投げることが目標だったけど、来季はその1個上。中6日で25試合くらい、1週間に1回、マウンドに健康な体で上がるのが目標」と親心ものぞかせながら、期待を込めた目標数値を設定した。
監督就任のオファーはシーズン終了直後に受けたと明かし「返事をするのに一晩考えたけど、断る理由はない。いい機会をいただいたので頑張りたいと思った。大変ワクワクしている。(目標は)優勝です」と決断に至った経緯などを明かした。2025年までに常勝軍団になるという理念を掲げている球団とは複数年契約を結び、今後はWBCのコーチも兼任しながらチームづくりに励む。
ZOZOでスカウト会議を行い、吉井新監督が初出席。1位指名は公表せず当日決定する方針を明かした。上位候補約30人の映像を確認し、7球団が公表している選手を含め、12人の最終候補を出した。長距離砲や二遊間など補強ポイントは多岐にわたるが「吉井監督にまずはイメージしてもらって」と榎スカウト部長。吉井新監督は当日のくじについて「あまり得意じゃないけど、わしが引くわ」と話した。
ロッテは18日、ZOZOマリンで午後からスカウト会議を行った。この日、就任会見を行った吉井理人新監督も初出席し、ドラフト1位指名の選手は公表しない方針であることを明かした。
この日は上位候補30人ほどの映像を確認したといい、吉井監督は「見せてもらった選手みんな気になった。その辺ももう1回明日スカウトの方達の話聞いて、他球団とかの兼ね合いもあるので作戦考えていきたいなと思います」と説明した。
榎スカウト部長は「もう公表されている6人の選手を含めて今日は12人の候補を出した。吉井監督が初めて映像見たので、イメージを持ってもらって、一応こういう状況ですよと。最終的には当日になると思う」と1位指名は当日決定する方針を明かした。
ロッテの吉井理人新監督が18日、ZOZOマリン内で就任会見を行い、佐々木朗希への期待を語った。
右腕のプロ1、2年目は投手コーチとして指導にあたった吉井監督。今季はピッチングコーディネーターとして現場からは離れていたものの、プロ3年目の佐々木朗は完全試合を達成するなど20試合に登板し9勝4敗、防御率2.02と飛躍した。
来季はさらなる活躍が期待される右腕に関して「今年は1年間1軍のマウンドで投げることが目標だったけど、来季はその1個上。中6日でしっかり25試合くらい、1週間に1回マウンドに健康な身体で上がるっていうのが目標です。成績の方は時の運なのでこれくらいやってくれ!っていうのはない。もちろんいっぱい勝ってくれたら嬉しいです」とまずはケガ無くローテーションを1年間守りきることを期待した。
朗希自身も以前、吉井新監督の就任について「1年目、2年目は近くで色々助けてもらったので来年は1年間プレーで貢献出来たらなと思います」と話していた。
吉井理人新監督が18日、ZOZOマリン内で就任会見を行い、背番号は「21」に決定した。
グレーのスーツ姿で登場した吉井監督は冒頭に「吉井です。来季からマリーンズの監督をすることになりました。皆さんとはこれから深い付き合いになると思いますのでよろしくお願い致します」と挨拶。
監督就任のオファーを受けたのはシーズン終了直後だったと明かし「その時はすごく驚きました。全く予想もしていなかったので。大変なことをお願いされたなと。返事するのに一晩考えましたけど、断る理由は本当にないので。この世界いる以上監督をやるっていうのはみんながやりたいなと思っていること。いい機会をいただいたので頑張りたいなと思って」と経緯を説明した。
河合オーナー代行は契約年数について「私達は2025年に常勝軍団になるというビジョンをもとに勧めている。当然のことながらそれを新監督に押し進めてもらう。ぜひ我々のビジョンをその時点で達成していただくというのが我々の期待です」と複数年契約の見通しであることを明かした。
すでにフェニックス・リーグで指揮をとるなど監督としての活動を始動させている指揮官は「目的としては優勝、それに向かっていく目標なので。勝てるようにまずはマリーンズの選手の個性、スタイルをしっかり見ていきたい。現役時代は全くチームの勝利に貢献出来なかったので今度はチームの勝利に貢献出来るように頑張っていきたいと思います」とリーグ制覇へ意気込んだ。
背番号「21」については「今はあまり思い入れはないけど、選手時代は地元の先輩の東尾修さんに憧れて21つけたいなと思ってプレーしていた。マリーンズではたまたま空いてて、それに誰も付けたがらないので、1回私がつけて、今度入ってくる期待の選手に渡したい気持ちでいます」と笑いを交えながらの会見だった。
来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド(R)組み合わせが発表され、日本と同組の5チーム目に、予選を突破したチェコが決まった。日本とは3月11日に対戦する。
これで侍ジャパンは1次Rで中国、韓国、チェコ、オーストラリアと戦い、上位2チームが準々決勝(東京D)に進出する。勝ち進めば準決勝から舞台は米・マイアミとなる。
チェコはドイツで行われた予選を国内リーグの選手で通過し、本大会進出を決めていた。
他の予選突破チームでは、台湾が入るプールA(台湾・台中)にパナマ、優勝候補の米国が入るプールC(米・フェニックス)に英国、ドミニカ共和国が入るプールD(米・マイアミ)にニカラグアが入った。
ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見に臨み、「プロは勝たないと意味がない。目標は優勝」と球団プロジェクト「2025常勝軍団」達成を目標に掲げた。佐々木朗には優勝請負人として来季は中6日で25試合登板のシーズンフル稼働を期待。背番号は現役時代に長く付けていた「21」に決まった。
近鉄、ヤクルト、米大リーグ・メッツなどで栄光を刻んだ背番号「21」のユニホームに袖を通すと一段と気が引き締まった。
「格好いいですね。監督の役に入っている感じがして、いいなあと思いました」。
今季最終戦の2日。井口監督退任直後に就任要請を受けた。「全く予想をしていなかったので、すごく驚きました。返事は一晩、考えたが断る理由はなかった」と受諾した。目標は1年目からの優勝とはっきり言う。新指揮官がVへのキーマンに掲げるのは、投手コーチ時代から手塩にかけてきた佐々木朗だ。
今季は20試合に先発し9勝4敗、防御率2.02。完全試合も達成したが、蓄積疲労で出場選手登録を抹消されるなど、シーズンを通して活躍はできなかった。ポテンシャルの高い朗希だからこそフル稼働を願う。「来年はその1個上、中6日でしっかり回って25試合、1週間に1回、健康な体でマウンドに上がってくれれば」と期待を口にした。
現役時代は近鉄・仰木監督、ヤクルト・野村監督のもとでリーグ優勝に貢献。多くの名将との出会いが大きな財産だ。「指導者と選手は本当は対等でなければいけない」と言う。選手がモノを言いやすい環境作りへ監督室はいつでもオープンにし、風通しのいいチームを目指す。「安定した力で常勝軍団ができるようにしたい」。熱い思いを胸に秘め動き出す。
ロッテの河合克美オーナー代行兼社長が18日、ZOZOマリンスタジアムでの吉井理人新監督の就任会見に同席。球団が掲げる常勝軍団達成への期待を明かした。
吉井監督とともに登壇した河合オーナー代行兼球団社長。冒頭の挨拶では「我々、千葉ロッテマリーンズは常に頂点を目指す集団という理念のもと、2025年には常勝軍団になるという中期ビジョンを掲げて進めております。吉井新監督にはこのビジョンを全力を尽くして、達成していただけるという逸材だと考えております。どうぞ応援よろしくお願いします」と話した。
今季、優勝と公言しながらチーム5位の責任を感じ22年を持って同職を退く河合球団社長兼オーナー代行。会見でも吉井新監督には来季以降の中長期的に指揮を依頼し、強固なチームに仕立てることを改めて期待した。「新監督に推し進めていただくという風に考えております。是非、我々のビジョンをその時点で達成していただくというのが我々の期待でございます」と明確な目標へ新監督に託した。
ロッテは18日、ZOZOマリンでスカウト会議を開き、今秋ドラフトの1位指名選手は公表しない方針を明かした。
この日は吉井新監督を交えて行い、即戦力候補の映像をチェックした。榎スカウト部長は「うちは公表しないことになりそうです。1位は最終的には当日になる」と話した。競合した場合のくじ引き役は吉井新監督が有力。「ドラフトは初体験なんですけども、精いっぱい頑張りたい」と大役へ意欲をみせた。
来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者は18日、予選通過チームの1次リーグの振り分けを発表し、日本がいるB組にはチェコが入った。来年3月11日に東京ドームでの1次リーグ3戦目で日本と対戦する。
キューバ、台湾などがいるA組にはパナマ、前回大会で優勝した米国がいるC組には英国、ドミニカ共和国などのD組にはニカラグアが入った。
ロッテの吉井理人(57)新監督が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見に臨んだ。背番号は21に決まった。
21年1軍投手コーチ時代以来1年ぶりにユニホームに袖を通した吉井新監督は「カッコいいですね。ユニホームを着ると引き締まりますし、監督としての役に入っている感じがします。久しぶりに着ましたけど、いいなあと思いました」と話した。
就任会見では「来季からマリーンズの監督をすることになりました。皆さんと深い付き合いになりますので、よろしくお願いします」と挨拶。初めての監督業を任され、すでにフェニックス・リーグを視察している新指揮官は、来季の目標について「プロなので、勝たないと意味がない。勝ちにこだわりたい」と意気込みを明かした。
佐々木朗は投手コーチ時代に育成の手助けをしてきたが、来季に期待することについて問われると「今年は1年間、1軍で活躍しましたが、来年はその一歩上を期待したい。中6日で25試合くらい、健康な体でマウンドに上がれれば」とさらなる活躍を期待した。
来春3月には栗山監督のもとでWBCの投手コーチを務める兼務もあるが「WBC、侍ジャパンのコーチもしっかりやりたい。マリーンズの方も便利な世の中になって、オンラインを使って、選手、コーチとコミュニケーションを取っていきたい」とSNSを通じ、チームとも連絡を取る方針を明かした。
吉井新監督は19年から1軍投手コーチを3年間歴任後、今季はピッチングコーディネーターを務めていた。
ロッテは18日、ZOZOマリンスタジアム内でスカウト会議を開いた。榎康弘スカウト部長は今ドラフトでは1位指名選手は公表しない方針を明かした。
この日は監督就任会見を行った吉井新監督が初めて会議に出席。1位候補を12人ほどに絞った見込みで同部長は「吉井監督は初めて映像を見るので、今日もシュミレーションをしました。最終的には当日になるのでは」と説明した。すでに1位を公表している球団もあるが、ロッテはギリギリまで指名選手を探っていく方針の予定。くじ引き役は吉井新監督が有力視されている。
ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見に臨み、来季への優勝への思いを明かした。記者会見での質疑応答は以下の通り。
ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任記者会見に臨み、「大変ワクワクしている。プロなので勝たないと意味がない。チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。背番号は現役時代に長く背負った「21」に決まった。
ロッテは今季5位に終わって井口資仁監督(47)が辞任。吉井新監督がピッチングコーディネーターから昇格してコーチ陣も刷新され、ロッテ生え抜きの福浦和也ヘッド兼打撃コーチ(46)や黒木知宏1軍投手コーチ(48)らとチーム再建を目指す。
「ワクワクしています。これから何が起こるのか期待でいっぱいです」。
ロッテ・吉井理人新監督の就任会見が18日に行われた。2年連続Aクラス入りを果たした中で、今季は69勝73敗1分の5位に終わり、井口資仁前監督が退任し、吉井氏が来季から指揮をとることになる。チームとしては“常勝軍団”を掲げ、ウィークポイントを的確に補強し、若手選手の育成にも着手。チームとして目指すべき方向性を示し、取り組んできた。
育成に関しては球団として方針を振り返ったり、この先の若手選手を育成していくための蓄積されたデータを球団としてしっかり管理。
「ワクワクしています。これから何が起こるのか期待でいっぱいです」。
ロッテ・吉井理人新監督の就任会見が18日に行われた。2年連続Aクラス入りを果たした中で、今季は69勝73敗1分の5位に終わり、井口資仁前監督が退任し、吉井氏が来季から指揮を執ることになる。チームとしては“常勝軍団”を掲げ、ウィークポイントを的確に補強し、若手選手の育成にも着手。チームとして目指すべき方向性を示し、取り組んできた。
育成に関しては球団として方針を振り返ったり、この先の若手選手を育成していくための蓄積されたデータを球団としてしっかり管理。
“常勝軍団”となるためには若手の成長は必要不可欠。吉井新監督は若手選手に期待すること、求めることとはどういった部分なのだろうか−。
「若手選手達はまだ自分の特徴を知らない選手がたくさんいて、できもしないことを一生懸命やっている。それで実力を出せていない選手がたくさんいると思うので、自分の特徴を知って活かせるようにして欲しい。そのように、こちらも指導していきたいと思います」。
若手選手達は自分の“特徴”を知り、野手でいえばレギュラー、投手でいえば先発ローテーション、勝ちパターンに割り込むような選手が1人でも増えたときに、リーグ制覇、その先の“常勝軍団”が見えてくる。
ロッテは2年連続リーグ2位に入り、今季はリーグ優勝に向けて期待が高まった中でリーグ5位に終わった。井口資仁監督が今季終了後に退任し、来季から今季吉井理人監督のもと新たなスタートを切る。
吉井監督は日本ハム、ソフトバンクなどで投手コーチを歴任し、19年から3年間ロッテの1軍投手コーチを務め、今季は「ピッチングコーディネーター」という役職でチームを支えた。
吉井監督が投手コーチ時代の20年、21年は大事なシーズン終盤を見据えて、3連投、1週間に4試合以上登板が非常に少なく、1週間の登板数をしっかり管理。
特に20年6回終了時点でリードした試合は44勝3敗1分。19年はイニング別失点で8回が最も多い87失点だったが、リリーフ陣を補強した20年は8回の失点数が47と減少した。
翌21年も6回終了時点でリードした試合の試合は49勝5敗6分で、4月24日のソフトバンク戦から9月5日の日本ハム戦にかけて引き分けを挟んで28連勝ということもあった。吉井監督は投手コーチ時代に、最強のブルペン陣を構築した。
投手運用に関しては投手コーチ時代に実績はあるが、攻撃面でどういう野球をやっていくのか気になるところ。
井口前監督時代は、四死球や安打で出塁し送って、1本の安打で1つの先の塁を狙う。“盗塁”だけでなく得点を挙げるために相手の守備のミス、相手の隙を突いて1本の安打で俊足を飛ばして一塁走者や二塁走者がホームへ還ってきたり、浅い外野へのヒットも相手の守備の動きを見て打者走者が一気に二塁へ陥れるなど、“足”を使った攻撃が目立った。足の速い選手だけでなく、足が速いとはいえない選手達も積極的に次の塁を狙うなど、この5年でチーム全体に“1つ先の塁を狙った走塁”、“機動力野球”が浸透した。
20年以降は20年がリーグ3位の87盗塁、21年(107盗塁)と22年(132盗塁)は2年連続でチーム盗塁数が100を超え、リーグトップとなり、21年は荻野貴司と和田康士朗、22年は部瑛斗が盗塁王に輝いた。
吉井監督は来季、機動力野球を継続していく方向で考えているのだろうか−。
「アナリストの方々が一生懸命分析してくれているので、それだけでいいのか、別のやり方があるんじゃないかということを今からしっかり話しあって決めていきたいと思います」と明かした。
現状のロッテは足を使った攻撃ができるが、長打力という部分を課題にしている。ホームランラグーンを設置した2019年にマリン移転後最多となるチーム158本塁打を放ったが、19年以前は11年から18年まで8年連続でチーム本塁打が100本に到達せず、今季もチーム最多本塁打が山口航輝の16本で、チーム本塁打は97本だった。長打力に加えて、勝負どころでの一打、攻撃に関しては課題が多い。その中で、吉井新監督のもとどういった攻撃、どのように1点を奪っていくのか注目だ。