わたしはかもめ2022年鴎の便り(10月)

便

10月19日

[ロッテ]1位指名は当日決定、2日連続スカウト会議も結論出ず、吉井新監督はクジ引きに徹する[ニッカン]

ロッテは当日に1位を決める。2日連続でスカウト会議が行われたが、結論は出なかったもよう。吉井新監督は「突然決まった監督なので」とし「今回は球団主導で」とクジ引き役に徹する。競合回避も視野に入れつつ、1位は東芝・吉村が最有力候補とみられる。即戦力の二遊間も補強ポイントに挙げられ、二塁守備や俊足好打に定評がある駒大・林らが上位指名候補にリストアップされる。

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[ロッテ]投手コーチ就任の黒木知宏氏が秋季練習視察、佐々木朗希に「あらためてすごさ感じた」[ニッカン]

ロッテの1軍投手コーチに就任した黒木知宏氏(48)が19日、ZOZOマリンの秋季練習を初視察した。スーツ姿で、首脳陣や選手らに挨拶。解説者として度々マリンを訪れてはいたが、古巣復帰は07年以来で「緊張しました。久しぶりにユニホームを着て一緒に戦うということで。みんな、ちょっとよそよそしい感じでしたね」と笑った。

日本ハムでともに投手コーチを務めた吉井理人新監督(57)からは「ジョニーさん、よろしく。一緒に頑張ろう」と声をかけられたという。佐々木朗希投手(20)のキャッチボール姿には「今までは遠目からしか見たことがなかったですけど、実際に目の前にして、ボールの軌道であったり体つきだったり、あらためてすごさを感じました。何より、ロッテの選手は体が大きいですよね」。体の状態を気に掛けるなど、投手陣に積極的に声を掛けた。

今後指導していく上で、選手に寄り添うことを信条とする。「千葉で育ってきましたし、千葉で僕はここまで野球人としてこられた。それを返さないといけない責任がある。身が引き締まる思いです」。次回以降はユニホームかジャージー姿になりそうで「選手とキャッチボールしたりとか、できる範囲でやっていきたい」と意気込んだ。

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[ロッテ]吉井新監督「突然決まった監督なので」ドラフトは球団主導も、抽選は「引きます」[ニッカン]

ドラフト会議を翌日に控えた19日、ロッテ吉井理人新監督(57)は「今回は球団主導でやってもらおうと思ってます。(選手を)本当に見てないので。突然決まった監督なので」と、指名を編成に任せる方針を明かした。「ただ、くじは引きにいけって言われてるんで、頑張って引きます」と、1位が競合した場合は大役を務める。

既に他のパ・リーグ5球団は1位指名する選手を公表している。ロッテは2年連続の事前非公開となり「作戦は彼ら(編成)がやっている。私はおまけみたいなもんです」と話した。

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[ドラフト]藤原恭大をロッテに導いた?「井口さん、残ってるから!!」の声主が当時の秘話証言[ニッカン]

2022年新人選手選択会議「プロ野球ドラフト会議 supported byリポビタンD」が20日、都内で開催される。

今年はどんなドラマがあるのか。4年前、18年10月25日のドラフト会議は、会場でのあるかけ声がネット上などで話題になった。

「残ってるから!!」。

大阪桐蔭・藤原恭大外野手(当時3年)とロッテの縁をつないだかもしれない(?)声の主が、当時のエピソードを明かした。


応募4度目にして初めて高倍率の観覧抽選に当たった鈴木康広さん(46)は、ロッテのユニホームをまとい、一瞬を狙っていた。

「あそこしかないタイミングを狙っていたのは正直あって。誰も喋らない時に言おうと。声が埋もれちゃうと全然届かないので。埋もれる前に」。

スター候補の藤原をめぐり楽天石井GM(当時)、阪神矢野監督(当時)がそれぞれのファンの歓声が飛ぶ中でクジを引いた。最後に残った1枚のクジが、ロッテ井口監督(当時)のもの。井口監督が抽選箱に向けて、静かに左足を踏み出す。ほんの1、2秒だけ静寂が訪れるその時。

「井口さん、残ってるから!!」。

鈴木さんが声を張ると、井口監督がニヤリ。会場が笑いに包まれる中で、残りクジを引いた。もう1度、念押しする。

「井口さん、残ってるから。大丈夫だよ」。

井口監督がまた笑い、鈴木さんがいる観覧席の方へ会釈。そこから10秒少々、クジに「交渉権確定」の文字を確認すると、井口監督は「よーし!」と右腕を突き上げた。藤原自身は4年たった今でも、その光景を忘れない。「素直に、嬉しかったですね」。

熱気さめやらぬ中、会場でインタビューが始まる。「熱心なファンからは『絶対残ってる』という声が飛んでましたが、いかがでした?」と問われると、井口監督は鈴木さんの方を見ながら即答した。

「いやぁ、もう、あの一言だと思います。ありがとうございます!」。

拍手が響きわたった。


井口監督が地元田無神社を参拝し、大阪桐蔭をイメージしたネクタイを着用したのと同じように、千葉市に住む鈴木さんも朝4時には起きていた。

「25日は(埼玉県)川越市の氷川神社でまもり結びを頒布してまして。それをいただいて、お祈りもして、千葉に戻って。ロッテファンの友人の理髪店で髪を切って、午後1時半には会場に着きました。ドラフトは夕方なのに」。

有給休暇を取り、万全の備えで藤原獲得を願った。プロレス好き。青春時代は後楽園ホールに通った。ヤジを飛ばし、アジャコングから「うるせぇ、黙って聞け!!」と怒鳴られた経験もある。東京ドームでコーラ売りをしたことも。「男は大きい声出さないと売れないので」。声で目立つ行動には慣れていた。

「残ってるから!!」。

声を張り、適切なタイミングで簡潔に。それが想像以上に響いた。井口監督もダイレクトに反応し、御礼を言われるシーンがテレビでも放送された。

「いやぁ、言って良かったなと。嬉しかったですね。俺、結構大変なことやったのかなと。それと、あれを言ってロッテの役に立って良かったなって思いました。応援してて、これってチームの役に立つことあるのか?と思いながら見ることもあるので」。

やじを発することには慣れていたが「残ってるから!!」を機に、考え方が変わっていったという。

「やじを言うにも、前向きなことしか言わなくなりました。SNSの投稿でも、批判を言えば批判が返ってくるなと思って。それなら、いいこと言っていいことが返ってきた方が気持ちいいなと、すごく思うきっかけになりました」。

4年が過ぎた。あの一件で身近に感じている藤原は、まだ大活躍には至っていない。「打てない時もあると思いますけど、そういう時こそファンが支えていかなきゃなと。いつか頑張りが報われる日が来て欲しいです」と、ZOZOマリンに通いながら願う。今年は33試合、足を運んだ。

ドラフト会議は3年連続で、一般観覧なしでの実施になる。「いつかまた見に行ってみたいですね」と鈴木さんは願う。アクションを起こした自分しか知らない、今もなお鮮烈な思い出があるという。

「残ってるから、って自分が言った時に反応してくれたのは、実は井口さんだけじゃなくて」。

そう明かして、笑いながら続ける。

「矢野監督にめちゃくちゃにらまれたんですよ。井口さんの笑顔より、矢野さん怖いなって印象が残ってて。とにかくにらまれたのが怖かったです」。

歴戦の勝負師達が本気の目になる。今年もやって来た。

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ロッテはパ・リーグで唯一の1位指名非公表、吉井監督「突然決まった監督なので私はおまけ=v[サンスポ]

ロッテは19日、全体のスカウト会議を行わなかった。榎スカウト部長が各地区の担当スカウトと情報交換。1位候補を12人に絞った。当日に最終決定する方針。補強ポイントは即戦力の投手、二遊間を守れる内野手となる。

指名が競合した場合、吉井理人監督(57)がくじ引き役を担う。パ・リーグでは唯一、1位指名選手を非公表で当日を迎える。「突然決まった監督なので、今回は球団主導でやってもらう。作戦は彼ら(編成)が練っている。私はおまけ≠フようなもの」と冷静だった。

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くじ引き役を担うロッテ・吉井理人監督「馬券は当たるよ。だって研究してるもん」[サンスポ]

ロッテ・吉井理人新監督(57)はドラフト会議を翌日に控えた19日、「突然決まった監督なので、今回は球団主導でやってもらう。ただ、くじは引きに行けと言われてるので、頑張って引きます。右利きなので右(手)が出ると思うんですけど…」と語った。

いきなりの大役で強運発揮となるか、注目される中、「馬券は当たるよ。だって研究してるんもん」と笑いを誘った。

パ・リーグではオリックスが曽谷龍平(白?大)、ソフトバンクがイヒネ・イツア(誉高)、西武が蛭間拓哉(早大)、楽天が荘司康誠(立大)、日本ハムが矢沢宏太(日体大)の1位指名を公表。ロッテだけが唯一非公表となっている現状にも、指揮官は「作戦は彼ら(編成)が練っている。私はおまけ≠フようなもの」と話すにとどめた。

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ロッテ・黒木知宏投手コーチが佐々木朗希と対面「改めてすごさを感じた」[サンスポ]

ロッテの来季1軍投手コーチに就任した球団OBの黒木知宏氏(48)が19日、ZOZOマリンスタジアムでの秋季練習を初視察した。

2007年限りで現役を引退して以来、16年ぶりのチーム復帰。この日はスーツ姿での視察となる中、「この千葉で野球人としてここまで来れたと思うので、(その恩を)返さなければならない責任がある。なので、相当プレッシャーはかかる。ピンストライプのユニホームに袖を通したら、もっと身が引き締まる感覚があると思う」と話した。

グラウンドでは佐々木朗希投手(20)とも言葉を交わし、「今までは遠目でしか見たことなかったが、実際に目の前にすると、ボールの軌道であったり、体つきであったり、改めてすごさを感じた」と驚いた様子。

同氏は宮崎・延岡学園高から新王子製紙春日井を経て1995年にドラフト2位でロッテ入団。98年に13勝を挙げて最多勝に輝くなど通算76勝68敗1セーブ、防御率3.43。現役引退後は日本ハムで投手コーチを務めた。

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ロッテ、1位指名は他球団の動向見て最終決定する方針、苫小牧中央・斉藤、白鴎大・曽谷らが候補[スポニチ]

ロッテのスカウト陣は球団事務所で個別にミーティングし、ドラフト1位は当日に他球団の動向を見て、最終決定する方針を再確認した。

吉井監督は「作戦は彼らが練っている。(監督になったばかりの)自分はおまけ」と編成に関しては全てを託す意向。1位候補には広島が公表している斉藤(苫小牧中央)オリックスが公表した曽谷(白鴎大)らが挙がる。指揮官は「クジは引けと言われている。頑張って引きます」と力を込めた。

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ロッテ・ジョニーコーチが吉井監督と“再会”、指揮官から「ジョニーさん、よろしく!」[スポニチ]

17日に就任が発表されたばかりのロッテ・黒木投手コーチがスーツ姿でZOZOマリンを訪問。若手が秋季練習を行っており、吉井監督ら首脳陣に挨拶した。

日本ハム投手コーチ時代にコンビを組んでいた吉井監督からは「ジョニーさん、よろしく!一緒に頑張ろう」と声をかけられたという。また佐々木朗とも雑談し「実際に見てボールの軌道とか体つきとか改めて凄さを感じた」と絶賛していた。

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異例!ドラフト前日までに9球団が1位指名公表、重複なし、DeNA、ロッテ、阪神は当日まで公表せず?[スポニチ]

20日に行われるプロ野球ドラフト会議に向けて、19日、1位指名の公表が相次ぎ、ここまで9球団が公表する異例の事態となった。19日午後6時時点で、DeNA、ロッテ、阪神が公表していない。

1位指名選手の事前公表は、昨年が2球団、20年が7球団、19年が4球団。ここ数年と比較しても今年は異例とも言える多さ。さらに公表した選手が重複していないのも珍しいケースだ。

この日はヤクルトの高津監督が東芝の吉村貢司郎投手(24)を1位指名すると公表。国学院大から東芝に入社して3年目の153キロ右腕で、今夏の都市対抗など数々の大舞台を経験した。

また、中日も沖縄大・仲地礼亜(なかち・れいあ)投手(21)の1位指名を公表。ドラフトへ向けた会議後に取材に応じた立浪監督が「1位を公表します。沖縄の仲地投手です。真っ直ぐが速く、スライダーもコントロールもいい。体も強いし、長く中日で活躍してくれる投手だと思う」と明かした。仲地は沖縄生まれで嘉手納高を経て沖縄大に進学。ドラフト制以降で沖縄県内の大学から指名されるのは史上初となる。

19日午後6時前の時点で事前公表した球団と1位指名選手は下記の通り。

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早く見たい!ロッテ黒木コーチがユニホーム姿で投球も!?「大きなケガしたので恥ずかしいが…」[スポニチ]

17日に投手コーチ就任が発表されたロッテの黒木知宏氏(48)が19日、ZOZOマリンをスーツ姿で訪問し、秋季練習を行っている吉井監督ら首脳陣、若手選手に挨拶を行った。

日本ハム投手コーチ時代にコンビを組んでいて吉井監督から「ジョニーさん、よろしく!一緒に頑張ろうという」と声をかけられ、気心知れた仲を伺わせた。コーチとしての信念については「選手に寄り添うこと」と宣言。この辺りも、吉井流を熟知しているといえた。

また、佐々木朗ともコミュニケーションをとり、「実際見て、ボールの軌道とか体つきとかあらためてすごさを感じた」と感想。近年も解説者として、古巣の後輩達を間近で見てきたが、新型コロナウイルスの関係からグラウンド内で取材できなかったことから、新鮮さを感じた様子だった。

今後は時間を見つけて、球場に足を運ぶ方針だ。「大きなケガをしているので、投げるところを見せるのは恥ずかしいぐらいだけど、選手達とキャッチボールしたりとか、それくらいはやります」。ピンストライプのユニホーム姿で、ジョニーがボールを投げるところを久しぶりに見られそうだ。

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[ロッテ]黒木知宏1軍投手コーチが練習視察、佐々木朗希と対面「ボールの軌道、体つきに改めてすごさ感じた」[報知]

ロッテの1軍投手コーチに就任した黒木知宏氏が19日、ZOZOマリンで行われている秋季練習を視察した。

紺色のスーツ姿でグラウンドに現れた黒木氏は吉井新監督やコーチ、選手らとあいさつを交わし、日本ハムでともに投手コーチをした指揮官からは「ジョニーさんよろしく!一緒に頑張ろう!」と声を掛けられたことを明かした。

ロッテに復帰するのは07年以来で、「この千葉で育ちましたし、千葉で自分はここまでやってこれたと思う。当然それを返さないといけない責任がある。相当プレッシャーはあるし、期待に応えなきゃいけない。身の引き締まる思いです」と感慨深そうに話した。

練習中には佐々木朗と会話を交わすシーンもあり、右腕の印象について「今までは遠目からしか見たことなかったですけど、実際目の前にしてボールの軌道とか、体つきとか改めてすごさ感じました」と驚いた様子。さらには「体大丈夫なの?っていうところから始まって、今の状況はどうなのかなとか。とにかくあまり細かいことではなく、たわいもない感じで話をした」と明かし、今後のコーチ業のイメージを膨らませていた。

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ロッテ1位に立大・荘司浮上、楽天が公表済、くじ引き役は吉井新監督[デイリー]

ロッテのドラフト1位候補に立大・荘司康誠投手(22)が19日、浮上した。当日に指名選手を最終決定するが、即戦力投手として評価が急上昇。楽天が公表しており抽選となる可能性がでてきた。

この日、秋季練習に訪れた吉井新監督は「まだ、決まっていない」と明かし当日まで議論を交わす予定。ほかには白鴎大・曽谷、東京ガス・益田らも候補に挙がっているが、身長188センチの長身から150キロ以上の直球を投げ込む右腕が現時点では最も高く評価されているようだ。

楽天が荘司指名を公言しており、抽選となった場合は吉井新監督がくじ引き役を務める。「指名候補は球団主導でやってもらいますが、くじは引けと言われているので、頑張って引きます」と決意表明した。

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前田幸長氏「伊良部秀輝が史上ナンバー1のピッチャー」亡き剛腕の思い出語る[デイリー]

プロ野球OBクラブチャンネルが19日、更新された。ロッテ、中日、巨人で活躍した前田幸長氏が故・伊良部秀輝氏との思い出を語った。

1988年のドラフトでロッテから1位指名を受けた前田氏にとって、1987年のロッテドラフト1位・伊良部氏は1学年上の先輩。「喋ったら普通に面白いし、普通に喋るし、『悪童・伊良部』みたいな感じでロッテから出る時にすごく悪いイメージでしたけど、普通に接していけば受け入れてくれる人。変な扱い方をするとダメなんですよ。本当に友達みたいな感じでした。みんな誤解しているんですよ」と公私で世話になったという。

投手としても憧れだったといい、「僕の中では『伊良部秀輝』が史上ナンバー1のピッチャーですね」と言い切った。

野球に取り組む姿勢が素晴らしかったという。前田氏が2年目に8勝を挙げるなど早くから頭角を現すと、結果を残せていなかった伊良部氏は後輩にも質問を繰り返してきたという。

「僕の方が先に結果を出したんです。『こういうことなんじゃないですかね』とか、『ボールの出どころが分かりづらいんじゃないですかね』とかって話をしましたね」と振り返り、「投げ方に対してはかなり研究熱心でしたね。牛島(和彦)さんのフォークボールを教わったり、投球フォームでバッターからボールを見づらくするにはどうしたらいいのかって(考えて)、相当変わりましたね」と野球に対する情熱を絶賛した。

一緒に出演した中根仁氏(元近鉄、横浜)は「球も速いけど、タイミングが取れない。伊良部ってぐーっと来ていつまでたっても腕が出てこなくて、腕が出てきたらと思ったらこの辺(顔の横)に腕が来てパーンって。当たんないのよ。真っ直ぐが来ると思っても真っ直ぐを1、2、3で振りにいっても当たらない。当たらないボールだった」と対戦を思い返した。

前田氏は「自分がかなわないなと思ったのが、初めての人だったので。僕がかなわないピッチャーはいっぱいいるんですけど、伊良部秀輝が最初だったんで。今、現役で大谷見たら、かなわんと言うと思うんですけど、そんな感じ。生で見た1番のピッチャーですね」と懐かしんでいた。

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20日夕にドラフト会議9チームが1位指名を公表[デイリー]

プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日午後5時から東京都内で開かれる。19日にヤクルトが東芝の吉村貢司郎投手、中日が沖縄大の仲地礼亜投手の指名を表明し、1位指名を公表したのは計9球団。全て別の選手で、会議前から駆け引きが繰り広げられた。

巨人は夏の甲子園で3本塁打の香川・高松商高の浅野翔吾外野手、日本ハムが投打二刀流で日体大の矢沢宏太投手の指名を公表。広島は北海道・苫小牧中央高の斉藤優汰投手、オリックスは白鴎大の曽谷龍平投手、ソフトバンクは愛知・誉高のイヒネ・イツア内野手、楽天は立大の荘司康誠投手、西武は早大の蛭間拓哉外野手を1位指名する。

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ロッテ、黒木知宏1軍新投手コーチが秋季練習視察「千葉で育ってきた。返さないと」[デイリー]

ロッテの1軍投手コーチに就任した黒木知宏氏が19日、ZOZOマリンスタジアムを訪れ、秋季練習を初視察した。

グラウンドではスーツ姿で選手と会話を交わし、吉井監督には「ジョニーさん、よろしく。一緒に頑張ろう!」と声をかけられたという。

日本ハムではコーチとして大谷翔平らと接したが、ロッテ復帰は07年以来となる。古巣では初のコーチ業に「千葉で育ってきましたし、千葉で僕はここまで野球人としてこれた。当然、それを返さないといけない責任はある。プレッシャーはありますし、期待に応えないといけない。身が引き締まる思いです」と感慨深げに話した。

この日は佐々木朗のキャッチボールなどを初めて見て「実際に目の前でみてボールの軌道、体つきのすごさを感じました。ロッテの選手は体が大きい選手が多いですね」と喜んでいた。

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ロッテ・山口「成長できた1年」と自己評価も「波があったりするのでそこは来年の課題」[BASEBALL KING]

◇好不調の波

「どちらかというと成長できた1年かなと思います」。

ロッテの山口航輝はプロ4年目の今季、チームトップの16本塁打を放ち、新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱した以外は1軍でプレーし、昨年の78試合から今季は102試合と出場試合数を増やした。

成長した1年にはなったが「波は去年よりは少なかったですが、大きな波があったりするのでそこは来年の課題だと思います」と、月間打率を見ても3・4月は.306、5月が.167、6月が.222、7月が.286、8月が.306、9・10月が.181と好不調の波が大きかった。

2軍時代の2年目に外角に逃げる変化球や、落ちる変化球を振らなくなったが、今季はそういった球に手を出して空振り三振という場面もあった。「調子の問題もあると思いますし、そういうところが1年間通して貫けていけない力のなさだと思います」。外の変化球に手を出してしまっているときは、調子が落ちている原因の1つと本人も分析している。

◇打撃フォーム

打撃フォームを見ても「ピッチャーによってタイミングは違うので、タイミングの取り方は変わったりするかもしれません。そこに関してもタイミングを取るのがうまくない方なので、まだまだうまくタイミングが取れていないですし、ピッチャーに応じて色んな形、その日の調子によってバッティングフォームが少しずつ変わっているかもしれませんね。ただ一流の人達は必ず自分の形をもってやっている。まだまだそういうところは、甘いのかなと思います」と6月のオンライン取材で話したように、バットを立てて打ったり、タイミングの取り方を変えたりしていた。

その後も打撃フォームで試行錯誤しているようにみえ、シーズン最終盤の9月には「力を入れすぎていたので、力を抜くために楽な位置で構えるようにしました」と肘の位置がやや下がったフォームに変更し、9月22日のオリックス戦ではプロ入り自身初となる1試合3本のアーチを描いた。

現在ZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習でも、シーズン最終盤の打撃フォームで打撃練習を行っている。「しっかりとあの形でホームランも6本くらい打ったので、ハマっていると思う」と、現状ではこの打撃フォームを継続していく考えだ。

◇秋季練習ではバックスクリーンに

秋季練習の打撃練習では、センターから右方向の当たりが多い。16日の打撃練習では左の打撃投手のときに、センターから右の打球が多く、バックスクリーンに滞空時間の長い当たりを放った。

「バックスクリーンをめがけて練習しています。引っ張ったホームランは練習なら入る。引っ張るのは簡単。1番深いバックスクリーンの上の方を狙ってやっています」。

特に筆者が印象に残っているのが、15日の特打。最後の1球、打撃投手が投げた球を弾丸ライナーでバックスクリーンに放り込んだ。バックスクリーンに当たったときにはドーンという衝撃音が球場中に響き渡る素晴らしい当たりだった。

長距離砲を長年不在といわれるマリーンズの中で、その課題を解決する1番手は間違いなく山口だろう。今季は16本塁打だったが、20本、30本は打って欲しいというのがファンの本音。山口は本塁打を2、30本打つために「甘いボールを1球で仕留めること、速い球を打ち返すことだと思います」と挙げた。

吉井理人新監督のもと、来季は「また30本を目指してまた一からやっていきます」と話し、「16本という少ない数字で終わりましたが、チームで1番をとれたというのは何事にもいいと思います。ただもっと大きな数字でホームランの数で1番を取れるように。打点も気にしながら、打点の数でも多く稼げるように頑張っていきたいと思います」と決意した。山口のバットにはロマンしかない。この秋、冬、鍛えて来年は30本を達成し、そのバットでチームをリーグ優勝に導いて欲しい。

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