わたしはかもめ2022年鴎の便り(11月)

便

11月2日

[ロッテ]糸満市の西崎球場が試合開催可能な仕様にグレードアップへ、防球ネットかさ上げし設置[ニッカン]

ロッテの春季2次キャンプ地が有力な沖縄・糸満市の西崎球場が、試合開催可能な仕様にグレードアップすることが2日、分かった。

今季は30年ぶりにプロ野球キャンプを実施したが、特大ファウルなどによる球場外の危険性が残っていたため試合は不可。練習試合は他球団の球場で実施し、同球場では居残り組が練習するのみだった。だが、同市はプロ野球に限らず、硬式野球の試合開催に向け、交通量の多い国道が走る一塁側内野席から右翼席後方に約20メートルの防球ネットをかさ上げして設置予定。バックスクリーンや左翼側も約14メートルの高さに。ポール設置はすでに済んでおり、12月中にも完成する。

市観光・スポーツ振興課の新垣行則課長(57)は「ロッテ球団の方にも相談しながら工事を進めています。公園内の一部に試合中は立ち入り禁止エリアをつくるなどして安全対策をすれば試合ができそうです」。今後は、学生や社会人の試合などを実施して検証しながら、来年2月のキャンプまでに万全な態勢を整えるつもりだ。また、西崎球場がある運動公園内には屋内練習場新設を予定。すでに設計図が完成し、来年3月ごろにも着工となりそうだ。

宿舎も前回は那覇市内のホテルを使用したが「今回は糸満市内のホテルやバスなど市内の事業者をご案内させていただいています」。コロナ禍の影響で球団から市内小学生に子ども用キャップを寄贈されたのみの交流も「野球教室、学校や施設訪問なども検討していただいています」と期待を寄せている。

同市が官民一体となってスポーツキャンプ誘致に協力する「スポーツキャンプ等受け入れ協力会」の会員数も増加中だ。9月には糸満市からZOZOマリンへの応援ツアーを実施。10月にはロッテファン向けに糸満市PR活動も行った。「キャンプもたくさんの方に見に来ていただければ地域活性化や経済効果につながります」。防球ネットだけでなく、糸満市民のロッテ応援への機運も高くなってきている。

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[ロッテ]三木亮が左膝半月板損傷に対する関節鏡視下半月板切除術、実戦復帰まで3ヶ月見込み[ニッカン]

ロッテは2日、前日1日に三木亮内野手(31)が、都内の病院で左膝半月板損傷に対する関節鏡視下半月板切除術を受けたことを発表した。実戦復帰まで3ヶ月程度かかる見込み。

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[ロッテ]佐々木朗希VS上野由岐子対決に期待、ファン感謝デーにソフト・ビックカメラ高崎来場[ニッカン]

上野VS朗希の対決もある?ロッテは2日、今月20日に開催するファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2022」(ZOZOマリン)に、東京五輪女子ソフトボール金メダリスト上野由岐子投手(40)擁するビックカメラ高崎の全16選手が来場し、ロッテ選手が打者として対戦することを発表した。女子選手が守備につき、プロ野球選手がソフトボールの好投手に挑む。打席に立つ参加選手は未定で、詳細はファン感謝デー特設サイトで後日発表されるが、エース上野の登板時に「バッターは佐々木朗希」のアナウンスが流れる期待も高まりそうだ。

前日1日にビックカメラ千葉駅前店がオープンしたことを記念して実施され、当日は球場外周正面にビックカメラ千葉駅前店の特設PRブースが設置される。

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ロッテ・三木亮が左膝を手術、実戦復帰まで約3ヶ月[サンスポ]

ロッテが2日、三木亮内野手(31)が1日に東京都内の病院で、左膝半月板損傷に対する関節鏡視下半月板切除術を受けたと発表した。実戦復帰まで約3ヶ月の見込み。

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ロッテ、ファン感謝祭でビックカメラ女子ソフトボール高崎と対戦[サンスポ]

ロッテは2日、ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEENとソフトボール対決≠すると発表した。20日にZOZOマリンスタジアムで開催するファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2022」のプログラムと1つとして実施。当日は、BEE QUEENが守備で、ロッテ選手が打者として対戦するという。出場メンバーは未定。

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ロッテ、20日ファン感でソフトボール対決!朗希VS上野の「夢の対決」期待[スポニチ]

ロッテはZOZOマリンで20日に開催されるファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2022」で、ソフトボール対決を行うと発表した。

当日は女子ソフトボールのビックカメラ高崎16選手が参加。参加選手は未定だが高崎選手が守り、ロッテ選手が打席に入る予定だ。

東京五輪で金メダルを獲得した上野由岐子ピッチングコーチ兼投手(40)も所属。佐々木朗との「夢の対決」も期待される。

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ロッテ、ファン感謝デー、ビックカメラ女子ソフトボール高崎BEE QUEENと対決[スポニチ]

ロッテは2日、20日にZOZOマリンスタジアムで開催するファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2022」で、ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEENとソフトボール対決することを発表した。BEE QUEENは全16人が来場する。

BEE QUEENの選手が各ポジションで守備につき、マリーンズの選手が打者としてBEE QUEENの投手と対戦。参加選手はいずれも未定で、詳細はファン感謝デー特設サイトにて後日発表する。

なお、ビックカメラ女子ソフトボール高崎BEE QUEENの来場は、ビックカメラ千葉駅前店が今月1日にオープンしたことを記念して実施され、球場外周正面にはビックカメラ千葉駅前店の特設PRブースが設置される。

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[大学野球]ロッテ2位の天理大・友杉篤輝が「アライバプレー」披露、明治神宮大会出場は逃す[報知]

◇関西地区大学野球選手権第2代表決定戦:関大1x−0天理大(大阪市南港中央)

天理大は関大にサヨナラ負けし、7年ぶり2度目の明治神宮大会(18〜23日・神宮)出場を逃した。ロッテにドラフト2位で指名された友杉篤輝(4年)=立正大淞南=は、大学野球生活が幕を閉じ「悔しいですね」と唇をかんだ。

自身初の明治神宮大会出場を目指し、好守で見せ場をつくった。7回1死、中前に抜けそうな当たりを好捕した下林源太二塁手(2年)からトスを受けて一塁へ送球。元中日の荒木、井端の代名詞とも言えるプレーでアウトにした。練習でもやったことがなく「最終段階のプレー。いいトスを上げてくれた」と満足げ。9回2死では右前打で出塁し、直後に二盗を決めた。「プロ野球選手にまで成長させてくれた4年間だった。走攻守がそろった選手を目指している。プロでも続けたい」と、次のステージを見据えた。

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ロッテ・吉井新監督、佐々木朗希をワールドクラスに、ダル、大谷指導経験生かす[一問一答][デイリー]

ロッテの吉井理人新監督(57)がデイリースポーツ紙のインタビューに応じ、来季4年目を迎える佐々木朗希投手(20)について「同じ期待感はあります」と、かつて指導したパドレス・ダルビッシュ有投手(36)、エンゼルス・大谷翔平投手(28)のようなワールドクラスへの成長に期待を込めた。以下、一問一答。

≫チームには高卒1年目からコーチで接してきた佐々木朗がいる。4年目の来季は期待度は大きいか。
吉井新監督
「もちろんです。年々、体が強くなってきていますね。おそらく、引退するまで体力強化は続いていくと思いますけど、普通にローテーションで投げて普通に、試合で球数もそんなに制限しなくてもいける感じにはなってきていると思っています。まだフルにという感じでないけど、こっちが注意しながら、シーズンで、ローテーションをしっかり守れるという体力はついてきていると思います。」
≫球団は常勝軍団構想を掲げてる中、佐々木朗は柱に据えたい。
吉井新監督
「もちろん佐々木です。エースになってもらわないと。佐々木が投げるから、この日はちょっと、ブルペンも休めるかなと、連敗しても佐々木が投げるので、これで止まるなと思わせる、そういうピッチャーになってもらわないと困るんです。」
≫日本ハムのコーチ時代にはダルビッシュや大谷とも接してきた。佐々木朗のポテンシャルは彼らと比較してどうか。
吉井新監督
「同じ期待感はありますよ。もちろん。ダルビッシュはアメリカでもプレーオフに出られるようなチームでエースとして頑張っている。ああいうピッチャーになって欲しいし、なれると思います。」
≫来年は投手を引っ張る立場になって欲しい。
吉井新監督
「それはもうちょっと、年をとってからかな。今はパフォーマンスがすごすぎるので、『朗希だからでしょ』と思ってる選手が多いと思うので。もっと安定した活躍をすれば、人間的にももっと成長すると思うので、そうなると、ああ、佐々木みたいになりたいな、と思う若い子はどんどん増えてくると思いますね。そこまではもうちょっとですね。」
≫年々、観客動員も増えて期待感がある。
吉井新監督
「ファンの方には、やっぱり球場に来て良かったなと思っていただけるような戦いができるようにやっていきたい。選手はみんなお調子者なんで、女性ファンが増えると、みんな喜ぶし、みんなが明るくプレーできるように、こっちは環境を整えていきたいなと思っています。」

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ロッテ・吉井新監督、野村監督から学んだ人心掌握術で選手育てる[一問一答][デイリー]

ロッテの吉井理人新監督(57)がデイリースポーツのインタビューに応じ、近鉄、オリックスで仰木彬氏、ヤクルトで野村克也氏から学んだ野球哲学、人心掌握術で、選手を一流に育てるプランを明かした。以下、一問一答。

≫井口監督退任後、急転直下で就任要請を受けた。1日だけ考えて、就任を決めた理由は。
吉井新監督
「オファーが来る前は投手コーチの仕事をまだ自分ではきわめていないと思っていたので、そこを追求しながら野球人生を終えるのだろうなと思っていましたが、思いがけないオファーで断る理由はなかったです。大変なのは分かっているけど、断ってはダメだと直感的に思ったので、『やります』と返事してしまった感じですかね。」
≫現役、コーチ時代で監督をやりたいと思ったことは。
吉井新監督
「ないですよ。ないです。ちょうど(筑波大)大学院に行っている時に、プロ野球の監督になると寿命が縮むというデータを論文かコラムで見たんです。これはやらない方がといいなと思ってたんですけどね(笑)。」
≫近鉄で仰木監督、ヤクルトでは野村監督の下でリーグ優勝を経験。名将から学んだ教えで生かしたいことはあるか。
吉井新監督
「野村監督の時は1番、技術的にもプライムタイムだったので得たことは本当にいっぱいありました。野村監督って、言ってることと使われ方にギャップがあって、失敗した時にはボロカスに言うんですけど、失敗しても同じ場面でもう1回、使ってくれたりしました。すぐにチャンスが回ってきて、もうやる気がでましたね。信頼されているという実感があったんです。」
(続けて)
吉井新監督
「野村監督がかけてくれた言葉や野村さんの起用法をみて、モチベーションが高かったかなと感じているので、機会があれば選手に話していきたい。自分がコーチになってから理解したことはいっぱいあった。仰木監督時代の経験もそうですけど、いいところは自分では取り入れていきたいなと思っています。」

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ロッテ・三木が左膝半月板手術、実戦復帰まで3ヶ月[デイリー]

ロッテは2日、三木亮内野手が1日に、都内の病院にて左膝半月板損傷に対する関節鏡視下半月板切除術を行ったと発表した。

実戦復帰まで3ヶ月ほどかかる見込み。三木は今季、46試合で打率.160、1打点の成績。内野のどこでもこなせるユーティリティープレーヤーとして途中からの守備固めでの出場が多かった。

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ロッテ11・20ファン感謝デー「ビックカメラ」とソフトボール対決[デイリー]

ロッテは2日、ZOZOマリンスタジアムで11月20日に開催するファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2022」にて、ビックカメラ女子ソフトボール高崎「BEE QUEEN」とソフトボール対決を行うと発表した。

選手全16人が来場し、ファン感謝デーのプログラムの1つとして行うソフトボール対決に参加。選手が各ポジションで守備につき、マリーンズの選手が打者としてビックカメラ女子ソフトボール高崎の「BEE QUEEN」の投手と対戦する。

なお、ビックカメラ女子ソフトボール高崎BEE QUEENの来場は、ビックカメラ千葉駅前店が11月1日にオープンしたことを記念して実施される。

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佐々木朗希は「狂気の1年を送った」、米記者が驚きの数字に大興奮「特別な才能」[Full-Count]

◇WBCで見込まれる米国デビュー…さらなる注目は必至

今年のプロ野球を振り返った時に、佐々木朗希投手(ロッテ)の大活躍を思い出す人も多いだろう。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ野球28年ぶりの完全試合を最年少で達成し、日本記録に並ぶ1試合19奪三振も記録した。次に先発した日本ハム戦でも、8回まで1人の走者も出さないまま降板した。

この快挙は海を越えて、米国の識者にも驚きを与えた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」や米データサイト「ファングラフス」で記者を務めていたキム・スンミン氏は自身のツイッターで、佐々木朗の驚きの数字を公開している。

「ロウキ・ササキは、今シーズン『K%−BB%』が30.6だった」として紹介したのは、打者に対する奪三振の割合から、四球の割合を引いた数字だ。佐々木朗がどれだけ三振を奪い、四球を出さなかったのかを示している。山本由伸(オリックス)ですら21.8だから、佐々木朗がどれだけ圧倒的だったのかが分かる。

キム・スンミン氏は「これは、奪三振率ではない!K%−BB%だ!比較的短いが、狂気の1年を彼は送った。私は、あの17回連続無安打が忘れられない。本当に特別な才能だ」と興奮気味にツイート。来春のWBCでは、佐々木朗も日本代表入りの可能性がある。米国でベールを脱いだ時、どのような感想が寄せられるのだろうか。

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最終戦直前に決断「選手は驚いたと思う」、ロッテ井口前監督、電撃辞任を決断したワケ[Full-Count]

◇井口資仁前監督が本音を語る月連載・最終回

オリックスがヤクルトとの日本シリーズを制し、26年ぶりの日本一に輝いた今季のプロ野球。約7ヶ月の長丁場が幕を下ろし、いよいよオフシーズンが本格化する。3シーズンぶりのBクラスに終わったロッテは、井口資仁前監督がシーズン最終戦のセレモニーで電撃辞任。今季はピッチングコーディネーターを務めた吉井理人氏が新監督となり、2025年には常勝軍団となるための「Vision2025」プロジェクトを継承することとなった。

突然の辞任発表から、およそ1ヶ月。沈黙を守っていた井口前監督が「Full-Count」の読者に向け、監督として過ごした日々、現在の心境、そして可能性溢れる選手達への想いを語ってくれた。


今季のプロ野球が終わりました。残念ながらマリーンズは3年ぶりのBクラス、2018年以来の5位に終わり、優勝という目標は達成できませんでした。昨年、一昨年とリーグ2位が続き、優勝まであと一歩に迫っていただけに、ファンの皆さんの落胆は大きかったと思います。開幕前から寄せてくださった大きな期待に応えられなかったのは、セレモニーでお伝えした通り、私の責任。志半ばでユニホームを脱ぐことになってしまいましたが、吉井新監督の下、チーム一丸となって2025プロジェクトを実現してくれると信じています。

辞任を決めたのは、最終戦が始まる直前のこと。一部コーチにしか伝えられなかったので、選手は皆、驚いたことと思います。マリーンズでは選手として9年、監督として5年を過ごしました。2018年に監督になって以来、少しずつ順位を上げながら、今季は優勝を掴むという目標を掲げ、何とか優勝したいとやってきましたが実現できず。結果として、レアードとマーティンに頼りきりだったことが大きく響いた年になってしまいました。

ただ、今年は外国人2選手が出られなかった分、若い選手が少しずつ出てきてくれた。2025年に常勝軍団となるビジョンを描く中、佐々木朗希と松川虎生、そして高部(瑛斗)がシーズンを通じて1軍で戦い抜き、安田(尚憲)や山口(航輝)もある程度、形になってきたことは大きかったと思います。若手は順調に育っています。

◇就任当初の仕事は「選手やチームの意識を変えること」

監督1年目の2018年、最初の仕事は選手やチームの意識を変えることでした。負けることに慣れていた選手の野球観を、強いチームの野球観に変えていかなければならなかった。選手達は「優勝したい」と口では言っても、試合で相手のエースが出てきたら「今日は打てなくて仕方ない」と諦めていた部分がありました。その意識を変えるきっかけになったのが、1軍・2軍を通じて徹底させた走塁だったと思います。長打がドンドン出なくても、足や小技を絡めながら上位に食い込むことができた。チームとして束になれば勝てるという自信が生まれ、大一番でも引けを取らないチームになってきたと思います。

一昨年に最後の最後まで競りながら2位となった経験が、昨年の優勝争いをした末の2位という結果に繋がり、もうひと頑張りすれば自分達は優勝できる、という想いを、みんな持ってくれたと思います。それだけに今季の悔しさは大きく募りますが、勝つための下地は整った。あとは選手達がそれぞれ、試合で結果を残すだけのところまで来ているので、来年以降も楽しみでしかありません。

5年でここまでできたのは、ドラフト戦略や戦力補強、環境整備など、現場とフロントが一体となって、チームとして前進してきた成果だと考えています。マリーンズはドラフト指名で獲得した選手を育てていくのがチームカラー。2025年に向けて、高校生を中心にいいドラフトを重ねてきました。まだ1軍デビューしていない選手もいますが、彼らの今後が本当に楽しみ。自分が監督職を退いたからといって、これでサヨナラということではなく、特に若い選手達がいい方向へ進むよう願う気持ちは強く持っています。

高部と安田はある程度、一本立ちできてきた。山口、藤原(恭大)、松川といったあたりが、来年以降どうなるか。特に松川はシーズンを通じて1軍を経験できたので、迷うことなく、コーチ陣が変わることもプラスに捉えるくらいの心意気で、前に進んでもらいたいと思います。

◇勝利を目指しながらも続けた若手起用「かなり我慢しながら…」

球団の方針として「育成」に重点を置いていたので、勝利を第一目標としながらも、若手を起用し続けました。ある程度、いや、かなり我慢しながらの起用でしたが(笑)、1軍で積ませた経験が今後、大きく花開くことを願っています。正直なところ、とにかく今年勝てばいい、というのであれば、ドラフト戦略や選手起用は全く違ったものになったでしょう。常勝軍団を作るには、中長期のプランが大切になります。

1年間しっかりファームで試合経験を積ませたり、壊れない体作りをさせたり、1軍と2軍とうまく連携を取りながら進めることができました。下準備ができた選手であっても、やはり1軍と2軍とではレベルの差があるので、すぐに結果は出ません。経験を重ねながら少しずつ結果を出す様子を、毎日の成長として確かめることができたのは楽しみでもありました。

もしかしたら、ファンの皆さんの中には若手選手の成長が遅いとヤキモキする方もいるかもしれません。ですが、プロの世界に適応するには誰でも時間が必要です。特に、高校からプロ入りした選手は、甲子園の影響もあって大きな期待を寄せられますが、すぐに適応できる選手はほとんどいません。成功と失敗を繰り返しながら、プロとして経験を積み、成長していく訳です。

例えば、今季4年目だった藤原は、今年ドラフトされた大学4年生と同い年。プロで4年を過ごしたか、大学で4年を過ごしたか、という違いはありますが、まだまだこれから。来年、再来年には大ブレークしてくれると思います。他の若手選手の成長も是非、楽しみにしておいてください。

1996年のドラフトでプロ入りしてから26年、選手・監督としてずっとユニホームを着続けてきました。所属チームがなく、来年はユニホームを着ないという実感は、まだありません。秋季キャンプに参加しなかった現役最後の頃のシーズン終わりに似た感覚です。12月になったら野球をしたくなりそうな感じが…(笑)。

来年はいちOBとして、少し客観的な立場から野球に携わることになります。僕にとって新たな始まりとなりますが、最後に一言。今年も千葉ロッテマリーンズを応援してくださり、ありがとうございました。来年以降も選手の成長をしっかりと見届けてやってください。

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