わたしはかもめ2022年鴎の便り(11月)

便

11月5日

[ロッテ]育成1位指名の吉川悠斗は秀才左腕、ゴー☆ジャスの色紙並ぶ進学校でレボリューション[ニッカン]

難関校受験のはずの高校生活に、レボリューションを起こした。ロッテの育成ドラフト1位、浦和麗明(埼玉)の吉川悠斗投手(17)が5日、さいたま市内の同校で榎スカウト部長らから指名挨拶を受けた。最速143キロ左腕は「言われたところでどこでもできる投手になりたいです」と謙虚に入団意思を示した。

英検2級の1次試験を通過して間もない左腕は、誠実にスカウト陣や報道陣を迎え入れた。緊張からか少々硬い表情の背後、学校の正面玄関横に「レボ☆リューション!!」と書かれた派手な色紙がある。吉川は「秋の大会と重なって、行けなかったんですよ」と少し残念そうに振り返った。

コロナ禍で文化祭が中止になり、学外のホールで文化発表会が行われた。そこにスペシャルゲストで登場したのが地球儀回しでおなじみのお笑い芸人、宇宙海賊ゴー☆ジャス。「生徒会役員が自分達で芸能事務所に交渉して、話をまとめてくれたんです。手前みそですが、本当にしっかりした生徒が多くて」と矢菅隆校長(48)。当日に数十枚もらったサイン色紙は、教室など校内各所に飾られているという。

抱腹絶倒の「マダガスカル」を生観覧できなかった吉川はしかし、その秋季大会で魔球チェンジアップを解禁し、埼玉大会ベスト8入り。「スカウトの方々もいらっしゃるようになって、プロ野球を意識するようになりました」と急成長。浦和麗明に入学したのも「進学校で、野球はそんなやるつもりはなかったというか」との理由だったが、最後はプロ9球団から調査書が届くまでに。3年間で劇的に人生が変わった。

元女子校で、共学開始から5年後の今も女子生徒の比率がやや多い。そこにプロ野球選手誕生となれば、さぞかし「君のハートに…」状態だろうか。「いや、そんなに」と苦笑いし、サインも「書き方分からないんで…普通に名前書くくらい」と初々しい左腕は、どんな進化を遂げていくか。こんな展開ファンタ☆スティックな夢をつかみたい。

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[ロッテ]育成1位吉川悠斗「言われたところでどこでもできる投手に」指名挨拶で入団意思示す[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト1位、浦和麗明(埼玉)の吉川悠斗投手(17)が5日、さいたま市内の同校で榎スカウト部長らから指名挨拶を受けた。

3年夏の埼玉大会で1試合20奪三振をマークした最速143キロ左腕は「チームに必要とされる、言われたところでどこでもできる投手になりたいです」と謙虚に目標を口にし、入団の意思を示した。

プロ野球選手を意識したのは、県8強入りした2年秋だったという。元々は「野球はそんなやるつもりはなかったというか。勉強していい大学に行って、と思っていたので」。浦和駅近くの住宅街にある、地の利のいい進学校。18年に女子校から男女共学になり、中学生人気も高い。

野球部の3期生になる。中3当時、通っていた進学塾に同校を勧められ、浦和麗明野球部の練習会に参加した。創部から携わる佐藤隼人監督(39)は「すごく良くなるなという予感はありました。フィールディングもいいし、一瞬のバネやパワーもあって」と一目惚れした当時を回想する。

故障防止のために「とにかく1年目は放牧しましたね。2年春に浦和学院に5回までノーヒットノーランだったんですが、そこまではしっかり育てて使わないようにと」。ロッテ吉井新監督とも通ずるような育成方針の下で、徹底的に肉体強化。勝ち抜くために2年秋にチェンジアップを解禁させたことで、一気に才能を開花させたという。

プロ野球選手誕生は、高校としても共学化5年目での大きな成果になった。ドラフト会議当日は、校内でパブリックビューイングを行った。「体育館に、多い時間帯では300人近く集まって。教職員もみんなで見守って。育成指名になったので、途中で参考書を読む生徒もたくさんいたりして」。英検2級の1次試験にも合格し、一般での難関校受験も視野に入れていた文武両道左腕。運命の瞬間、歓声がわき、3年前には思ってもいなかった進路に定まった。

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[こんな人]ロッテ田村龍弘がFA行使せず残留、長年かけて得た投手陣からの信頼も結論に作用[ニッカン]

ロッテは4日、今季中に国内FA(フリーエージェント)権を取得していた田村龍弘捕手(28)が権利を行使せず、来季もチームに残留すると発表した。

20代中盤でつかんだ正捕手の座も、今季はわずか2試合の出場のみ。調査に動いている球団もあったものの「マリーンズ残留を決めました」とこの日、明確なメッセージを出した。

吉井監督の思いにも感謝しつつ「チームメート、特に投手陣に残って欲しいと言われたことが素直に1番嬉しく、残留することを決めました」と明かした。

時には失敗をしながら、投手陣の厚い信頼を得てきた。「朗希とか若い投手も出てきましたけど、そういう投手を引っ張って勝たせたいのがあるので。よけいプレッシャーもかかりますけど、みんな、タムさんに配球任せますって言ってくれて。後輩にリードしてもらったりもしますけど、それが捕手の1番楽しいところですね」。1年前の夏、そう話していた。

シーズンは長い。「いいことより悪いことの方が多い。いいことは長く続かない、というのはあると思うんで」。だから、とにかく切り替えを大事にする。

21年シーズンは開幕5連敗から始まり、守護神益田も早々に打ち込まれた。「普通の投手ならあそこでシーズン終わっちゃうくらいのメンタルだと思うんですけど、やっぱりあそこから立て直してきてるのは、益田さんも『悪いことの方が多い』って分かってるから常に切り替えていけてると思うので」。

マシンガントークの持ち主。言葉はさらに続いた。「切り替え、切り替えって言葉は悪いですけど、本当に切り替えないと一生ダメなまま、シーズンダメなまま終わっちゃうので。そこをうまく自分でコントロールしたり、若い投手なら周りが声掛けてあげて」。しかし投手個人個人については「そこはあんまり詳しく言えないですけどね」と自分にストップをかける。

そうして時間をかけて得てきた“相棒達”との信頼が、野球人生の分岐点でも結論に大きく作用した。「今年1年、成績を残せなかったのは事実」と認め「結果を求められながら、チームの核となれるように頑張ります」と話す。来季でロッテ一筋11年目。働き盛りだ。

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ロッテ育成D1位・吉川悠斗「1年目はまず支配下に」、指名挨拶[サンスポ]

ロッテから育成ドラフト1位で指名された吉川悠斗投手(浦和麗明高)が5日、さいたま市内の同校で榎康弘スカウト部長、中川隆弘スカウトから指名挨拶を受けた。

吉川は吉井新監督のサイン色紙を手に、「抑えでも先発でもどこでも、いわれたところで投げられるようにしたい。1年目は、まず支配下に上がれるようにしたい。右、左は違うけど、ストレートが1番きれいな岸投手(楽天)に憧れている」と意欲を示した。

榎スカウト部長は「まだ線は細いが、伸びしろは大きい。腕のしなり、柔らかさがあってスピンが利き、ベース板の上で強いボールが投げられる。佐々木朗希と同じで、じっくりと育成プランに沿って、吉井監督が育ててくれると思う」と指名理由を説明、期待をこめた。

吉川は、185センチ、82キロの左。最速142キロの直球とチェンジアップなどで今夏の県大会・秩父農工科戦で20三振を奪っている。

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ロッテ育成ドラ1・吉川、目標は楽天・岸「1番きれいな真っ直ぐを投げる」[スポニチ]

ロッテ育成ドラフト1位指名の浦和麗明・吉川が、さいたま市内の同校で、榎康弘スカウト部長らから指名挨拶を受けた。

今夏埼玉大会の秩父農工科戦で、20奪三振をマークした最速142キロ左腕は「支配下登録を目指し、先発、リリーフと、どこでも任される投手になりたい」と目を輝かせた。目標は楽天・岸で「1番きれいな真っ直ぐを投げる」と自慢の直球を磨く。1メートル85、80キロと細身で、榎スカウト部長は「力が付けば、球はもっと速くなる」と伸びしろに期待した。

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ロッテ育成1位、浦和麗明の142キロ左腕吉川「岸投手のような直球に近づけたい」[スポニチ]

ロッテから育成ドラフト1位で指名された浦和麗明の吉川悠斗投手が5日、さいたま市内の同校で榎康弘スカウト部長と中川隆治担当スカウトから指名挨拶を受けた。

最速142キロを誇る1メートル85の大型左腕は「まずは支配下登録を目指し、先発、リリーフ、抑えと、どこでも任される投手になりたい」と目を輝かせた。

今夏の埼玉大会では秩父農工科学戦で20三振を奪うなど、威力ある直球が最大の武器だ。「最近は動画とかでいろんな投手の動画を見ていて、1番、きれいな真っ直ぐだと思うのが楽天の岸投手。一時期はフォームもマネしていた。球の伸びとか腕の振りとか、何とか近づいていきたい」と意気込んだ。

ドラフトで指名されれば、大学受験をする予定だった。夏大会以降も夏期講習に通いながら、授業を終えてからトレーニングを行うという日々を送ってきた。細くて、長身な姿は、佐々木朗希とそっくりで、榎康弘スカウト部長は「腕のしなりがあるので、力が付けば、球はもっと速くなる」と伸びしろの大きさを評価していた。

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[ロッテ]浦和麗明高の育成1位左腕・吉川悠斗「しっかり支配下に上がれるように」今夏の埼玉大会で20K[報知]

ロッテに育成1位で指名された浦和麗明高の吉川悠斗投手が5日、さいたま市内の同校で榎スカウト部長、中川担当スカウトから指名挨拶を受けた。

最速142キロの直球を武器とする身長185センチの大型左腕。今夏の埼玉大会では秩父農工科学戦で20奪三振を奪うなど注目を浴びた。「1番ストレートがきれいだなと思っているのが楽天の岸投手。右と左は違いますけど、ストレートはやっぱり質の問題だなと。一時期フォームも真似していて、球の伸びとか、腕の振りとかで何とか近づいていきたい」と意気込んだ。

浦和麗明高を選んだきっかけは「勉強していい大学いってみたいな感じで思っていた」と左腕。ドラフトで指名されなければその翌日から大学受験へ向け、勉強合宿の予定も入っていたが、ドラフトで運命が変わった。

「1年間練習とか試合をして、しっかり支配下に上がれるようにっていうのを目標にしていきたい」とプロの世界に目を輝かせた。

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ロッテ、育成ドラ1・吉川「岸投手のようなきれいな真っ直ぐを追い求めていきたい」[デイリー]

ロッテから育成ドラフト1位で指名された吉川悠斗投手(浦和麗明)が5日、さいたま市の同校で榎康弘スカウト部長と中川隆治担当スカウトから指名挨拶を受けた。

185センチのスリークォーター左腕は、しなやかな腕の振りが特長で、伸びる直球にチェンジアップも武器という。「まずは本日、指名挨拶をいただき嬉しいという気持ちが1番です」と笑顔を見せた。

さらに「まずは支配下登録を目指し、先発、リリーフ、抑えにこだわらず任されたポジションでしっかり結果を残して、信頼を勝ち取れる投手になりたいです。楽天の岸投手のようなきれいな真っ直ぐを追い求めていきたいです」と抱負を語った。

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帰省中に球団から電話「とりあえず来てくれ」、ロッテ157キロ右腕・小野郁を変えた“人的補償”[Full-Count]

◇小野は2019年オフに鈴木大地の人的補償でロッテへ移籍

FA移籍に伴う人的補償要員としてチームを移り、新たな地で奮闘する右腕がいる。ロッテの小野郁投手は、2020年に楽天から加入後、中継ぎとして3年連続で40試合に登板。奇しくも移籍が大きな転機となり、1軍の舞台で活躍を見せている。

2014年のドラフト会議で楽天から2位指名を受けて入団。西日本短大付高(福岡)時代は最速153キロを誇り、1位指名を受けた安樂智大投手とともに、高卒の剛腕投手として期待を集めた。しかし、それから5年。2軍では好投しても、1軍では打たれてしまう日々が続いた。2018年から2年連続でイースタン・リーグの最多セーブに輝いたが、2019年は1軍では13試合に登板して防御率は6.27だった。

同年オフの11月中旬、楽天はロッテからFA権を行使した鈴木大地内野手を獲得する。それから1ヶ月後、小野は実家のある福岡に帰省中、電話で球団に呼び出された。

楽天は2016年オフに西武から岸孝之投手、2018年オフには浅村栄斗内野手を金銭で獲得しており、「今回も金銭なのかな」と思っていた。しかし、電話が鳴った時点で予感はしていた。「とりあえず来てくれと言われて、時期も時期だったので」。仙台の球団事務所に向かうと、石井一久GMに移籍を告げられた。

「ビックリはしました。まさか自分が選ばれるとは思ってもいなかったです。1軍で投げている訳でもなかったですし…。急なことだったので(石井さんからは)何て言われたかちょっと覚えていないです」。

まだ23歳。でも不安と焦りもあった。すでに5シーズンプレーしたが、結果を残せていない。「楽天と同じようにやっていてもダメだなと。ロッテでは1年目と同じような気持ちでやらないと」。心機一転、ロッテのユニホームに袖を通した。

◇ロッテ移籍後は3年連続で40試合登板、ゆくゆくは守護神へ

楽天のチームメートからは「頑張れよ」「一緒に1軍でプレーしよう」とメッセージをもらい、新天地へ。その期待に応えるように、移籍1年目の2020年からキャリアハイの40試合に登板し、プロ初勝利も挙げた。

今季は8月に新型コロナウイルスの影響で離脱もあったが、6回や、ビハインドの場面で計44試合に登板して18ホールド、防御率は1.99を記録した。7月には東條大樹投手の代役としてオールスターにも出場。地元のPayPayドームで行われた第1戦では、3者連続三振も奪うなど、“ロッテの小野”として存在感を見せている。

古巣相手に登板するときは、気持ちに変化もある。「特に打たれたくないですね。元々いたチームなので、変な姿は見せられない。1軍で頑張れって言われて送り出されたので、結果で表すしかないなと」。来季は、2021年の49試合登板を更新する50試合登板を目標に掲げる。

最速157キロの直球に加え、今オフはフォークにも磨きをかける。「今季は安定した投球ができなかった。ファンの方だったり、ベンチの監督、コーチに『小野が来たらもう大丈夫』って思ってもらえるようなピッチャーになりたい」。人的補償で移籍後、活躍していく選手は決して多くはないが、若き剛腕は、それをバネに羽ばたいている。

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