名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
東妻 | 1700 | ▼500 |
広畑 | 1700 | △550 |
坂本 | 1400 | − |
本前 | 1300 | △630 |
古谷 | 480 | − |
山口 | 2800 | △1400 |
松川 | 2400 | △1100 |
和田 | 1800 | − |
柿沼 | 1500 | ▼50 |
小川 | 1200 | △200 |
江村 | 1050 | ▼50 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン
ロッテ広畑敦也投手(24)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行った。ルーキーイヤーは30試合に登板。プラス査定に堂々と実印を押し、会見室に入ってきた。
入寮時に弾き語りを披露し、コーヒー愛を語るなど、自己発信に積極的だ。この日は「いや、さすがに」とギターは持ってこなかったものの、人知れずしっかりと発信していた。
紺色のスーツを身につけていた。よく見ると、生地がちょっと珍しい。デニムのスーツだ。
岡山・倉敷市生まれ。小学校は瀬戸内海を渡った高松で、中学から高校は岡山市で生活したものの、帝京大卒業後は社会人野球の三菱自動車倉敷オーシャンズでプレーした。
縁深い故郷への恩返しを−。倉敷の海沿い、児島地区は“国産ジーンズの聖地”とされ、約400メートルの児島ジーンズストリートにはジーンズ店がずらりと並んでいる。そこに名を連ねる「桃太郎ジーンズ」のデニムスーツを、広畑はこの日身につけていた。弾き語りが注目された1月の入寮時にも着ていた。
ジーンズの重厚感がありながら、柔らかみも備えているデニムスーツ。「生地の厚さは普通のスーツと変わらないので、1年中着られる感じです」と感想を聞いたことがある。
弾き語りやコーヒー愛やSNS発信で、投球以外でも積極的に目立とうとするファンサービス精神は、多くのファンの心を捉えた。20日に控えるファン感謝イベントでも「無茶ぶりにも応えられるよう」としっかり備えている。
とはいえ、単なる目立ちたがり屋ではない。入寮時も更改時も、自分からデニムスーツのことを口にはしなかった。おしゃれはさりげなく。大人だ。
ロッテからドラフト1位指名を受けた専大・菊地吏玖投手(22)が「目立ちたがり屋です」と告白した。16日、都内の同大で榎スカウト部長らの指名挨拶後、「これからはもっとユニークさを出していきたい。まだちょっと猫をかぶっているので」と笑顔。先発、リリーフ両方での期待に「ロッテのために、どこでも」と言いつつ「先発のほうが好み。長く投げられて、ちょっと目立てるので」と本音が漏れた。
スター願望に火がついたのは、日本ハム時代のダルビッシュ有(現パドレス)の姿だった。地元北海道・苫小牧市での東日本大震災募金でダルビッシュが持つ募金箱に小銭を入れ初対面。書籍「ダルビッシュ変化球バイブル」を購入して学んだスライダーは礎だ。
お笑い芸人グループ「超新塾」のネタで、文化祭イベントにゲリラ参加した高校時代。甲子園100回大会で金足農の吉田輝星(現日本ハム)、大阪桐蔭の根尾昂(現中日)らに注目度で先を越された悔しさも原動力だ。「吉田くんも1軍で何十試合も投げているし、戸郷(翔征)くんは巨人のローテ入りして今回の日本代表でも投げている。すごいですが、同じ土俵に立つことが出来たら絶対に負けない」。世代NO.1スターも目標の1つだ。
「ヒーローインタビューの妄想は何回もしたことがあるんです」とニンマリ。「何かワードがあったらいいかなと。鈴木誠也選手の『神ってる〜』とか。おいおい考えます。誠意を持ってインタビューを受けたい」。ZOZOマリンの熱いファンの前で、野球でも存在でも目立って見せる。
ロッテ松川虎生捕手(19)がまた記録を作った。ZOZOマリンで契約更改に臨み、1100万円増の推定年俸2400万円でサイン。高卒2年目野手では清原和博(当時西武)を超え、史上最高額となる。グレースーツを仕立てて臨んだ更改で「はんこ押す時にちょっと震えたというか、すごくいい評価をしていただきました」と喜んだ。
高卒新人捕手としては、NPB史上3人目の開幕スタメンマスクをかぶった。4月10日には佐々木朗の完全試合に立ち合い、偉業の最年少バッテリーとしてギネス世界記録にも名を連ねた。
プロ野球1年目に1軍で完走したものの、シーズン中盤は捕手としての“完投勝利”がなし。「まだまだ信頼されてないなと感じましたし、悔しいと感じました」と話す。佐々木朗とのバッテリーも「来年は全試合、組みたいと自分の中では思っています」とプロ2年目への進化を誓った。
ロッテ江村直也捕手(30)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、50万減の来季年俸1050万円(金額は推定)でサインした。
松川、佐藤都ら若手捕手が台頭したこともあり、プロ12年目の今季は1、2軍とも出場機会が減った。「僕、若い時にいっぱいチャンスもらっているので、実際のところ。そこでつかめなかった僕が悪いですし」と正面から捉えつつ「(試合に)出てなかったら出てないなりにベンチでやることはあると思いますし、いつ行けって言われてもいいように、準備は欠かさずやっていました」と意識の高さをかいま見せた。
来季はプロ13年目になる。近年悩まされていた腰痛は、初動負荷トレーニングを継続し、問題ない状態にある。「来年、もう一花、咲かせたいですよね」と自身に言い聞かせるように話した。
ロッテ山口航輝外野手(22)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、倍増の来季年俸2800万円(金額は推定)でサインした。
プロ4年目の今季は1試合3本塁打を含む、キャリアハイの16本塁打を放った。開幕前の目標「30発」には及ばなかったものの「そんな簡単に達成できるとは思ってなかったし、そんな簡単に言ってないんですけど、自分にプレッシャーかけて、それくらいやらないといけないなと思っていたので。高い数字を目標に言いながら、自分の励みにしながら頑張れていたので」とし「来年はしっかり30本打ちたいなと思います」と掲げた。
得意の五七五でも「秋風に 想いを込めて タイトルを!!」とよんだ。
オフには憧れの西武山川の自主トレに参加したい意向も表明。「長距離砲の見本だと思うのでお願いしました。追いかけて越さないと、本塁打のタイトルは取れないと思うので。良い部分を少しでも多く見つけて、自分で考えて、山川さんよりホームラン打てるように頑張りたいと思います」と誓っていた。
ロッテ柿沼友哉捕手(29)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、50万円減の来季年俸1500万円(金額はいずれも推定)でサインした。
プロ7年目の今季は、松川や佐藤都の台頭、自身のコロナ療養もあり、34試合の出場にとどまった。「自分で出場機会も減らしてしまいましたし、いいところで出場機会をもらってたけど、そこでやっぱり力を発揮できなかった部分でも、もどかしかった1年ではありました」と振り返った。
吉井新監督からは投手コーチ時代に「投手を守って欲しい」という趣旨の言葉をもらったという。「僕がああしろこうしろ、俺についてこいという感じではなくて、どっちかといったら投手のことを優先しながら、いいものを出せたらなと思っているので、そういうものは続けていけたらと思っています」と話した。
ロッテ広畑敦也投手(24)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、550万円増の来季年俸1700万円(金額はいずれも推定)でサインした。
昨秋ドラフト3位で三菱自動車倉敷オーシャンズから入団した右腕は、今季はリリーフで30試合に登板。社会人時代はハードなサラリーマン生活を送った広畑は「自分のためにはんこを押すことはあまりなかったので。会社のために押したり、押してもらったり」と振り返りつつ、今回もしっかりと実印を押した。
入寮時にギターで弾き語りをし、コーヒーにうるさいことでもロッテファンの間で話題になった。この日、ドラフト1位の専大・菊地吏玖投手(22)が契約合意。「目立ちたがり屋です」と会見で公言した。
これを受けて広畑は「まだまだ足りないと思うので」と後輩に受けて立ちながら(?)「入寮の時にギターひくやつは多分今後現れないと思うんですけど、それを超えるヤツが現れれば、ちょっと僕も危機感持ちながらやりたいなと」と笑った。
自己発信に積極的なルーキー右腕は、この日の契約更改会見にはギターは持参せず。将来的な契約更改での弾き語り会見を問われると「いつかできれば。そんな楽しいことができるような選手に!」と夢を口にしていた。
ロッテ和田康士朗外野手(23)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の来季年俸1800万円(金額は推定)でサインした。
昨季は24盗塁で自身初の盗塁王を獲得したものの、今季は11盗塁にとどまった。失敗数も5→7と増えた。「去年一昨年以上にマークが厳しくなって、そこで失敗が増えてしまって、失敗が増えていく中で自分自身を追い詰めてしまったというのが、盗塁数が伸びなかった原因かなと思います」と冷静に振り返った。
延長戦が復活した今季は、代走や守備固めが多い和田の出番が減った。「ほんとに、まばたき1つ重なるとアウトになるので、そこは本当に難しいです」というコンマ何秒の世界で、かつ限られた場面。仕事の難易度は高い。
「自分の中でなるべく早いカウントで、打者に迷惑かけたくないので、早いカウントでいきたいのもあって、そこで牽制で逆をつかれてアウトになったのもあったので、そこで色々考えすぎちゃって走れなくなったというのはあります」。
走るのが難しい投手として、オリックス比嘉やソフトバンク松本の名を出した。特に「やっぱり、比嘉さんの牽制アウトですかね」と悔やまれるシーンを挙げた。シーズン残り10試合となった、9月20日のオリックス戦(ZOZOマリン)。7回に井上の2ランで同点に追いつき、その後和田が代走に起用されるも、牽制で刺され、試合も3−6で敗れている。
「考えすぎは本当に良くないので。支配下1年目の時と同じような気持ちで、新鮮な気持ちでしっかりやりたいなと」。
色紙に言葉を求められても、あえて「盗塁王」とは書かなかった。仕切り直しへ、静かに燃えている。
ロッテからドラフト1位指名を受けた専大・菊地吏玖(りく)投手(22)が16日、東京・千代田区の同大での指名挨拶後に会見し、「目立ちたがり屋です」とプロ向きの性格を披露した。
訪れたロッテ榎康弘スカウト部長からは、先発、リリーフ両方での期待を受けたが「大学時代は先発が多かったですし、長く投げ続ける能力を培ってきたので、先発のほうが好み。先発のほうが長く投げられて、ちょっと目立てるので」と笑顔。周囲を見渡し、「ロッテのためにどこでも投げます。日本一になるために腕を振り続けます」と続けた。
札幌大谷高時代には文化祭で学校中を驚かせた経験も明かした。イベントの合間に、友人5人と一緒にお笑い芸人グループ「超新塾」のネタで、ゲリラ登場した“お祭り男”だ。プロ入りに向けて「これからはもっとユニークさを出していきたい。まだちょっと猫をかぶっているので」と言いつつ、エンジンがかかってきた。
4年前の高3夏、本当は一番目立ちたかった100回大会の甲子園。南北海道大会で敗れた悔しさは忘れていない。甲子園の主役だった金足農(秋田)吉田輝星投手(21=現日本ハム)や大阪桐蔭の根尾昂内野手(22=現中日)、藤原恭大外野手(22=現ロッテ)。先にプロ入りして目立った活躍をしている同学年選手にライバル心も燃やした。「吉田くんも1軍で何十試合も投げているピッチャーですし、戸郷(翔征)くんは巨人のローテ入りして今回の日本代表でも投げている。そういう選手はすごいと思うところもあるんですけれど、同じ土俵に立つことが出来たら絶対に負けないという思いもある。同世代の中で頭角を現す選手になりたい」。世代NO.1投手も目標の1つだ。
「ヒーローインタビューの妄想は何回もしたことがあるんですけれどね」と報道陣を笑わせた。「何かワードがあったらいいかな、と。鈴木誠也選手の『神ってる〜』とか。ファンのみなさまにも(自分のことを)覚えていただけると思うので、おいおい考えます。誠意を持ってインタビューを受けたいです」。早くも「すごい熱いロッテファンの方々が後ろにいて、その中で投げられる心強さがありますし、すごい楽しみです」とZOZOマリンでマウンドに立つイメージもした。吉田、根尾ら、甲子園のスターにも負けないスター候補が誕生しそうだ。
ロッテ坂本光士郎投手(28)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の来季年俸1400万円(金額は推定)でサインした。
今季はシーズン途中にヤクルトから移籍し、すぐに1軍登板の機会も。コロナ療養もあり、7試合の登板にとどまった。「パリーグに来て、自分の得意な真っ直ぐがどれくらい通用するかなと思ってたんですけど、やっぱりまだストレートの精度も上げないといけないなと感じたし、変化球もまだまだレベルアップしないと通用しないと感じました」と新天地での1年目を振り返った。
古巣ヤクルトでは村上からは「どっちかというといじられてました」と笑う。連覇を達成し「ロッテでリーグ制覇したり、日本一になるのはしてみたいです」と、その戦力として50試合登板を目標としていく。
ロッテは11日、古谷拓郎投手(22)と来季の育成選手契約を結んだ。年俸は現状維持で、背番号は未定。
地元の習志野高(千葉)出身の古谷は昨季、今季と2年続けて1軍登板なし。プロ4年目のシーズンを終えた今秋、戦力外を通告されていた。「ここ2年は2軍でもほとんど投げていない中で、育成という形で契約していただいた球団には本当に感謝しています」と口にした。
4月10日のイースタン・リーグ楽天戦(泉)以降、2軍でも実戦登板がなかった。「開幕してすぐくらいで、少しヒジが状態悪くなって。その日はちょっと無理して投げていて。多少投げても大丈夫だろうと思ってやっていたら、次の試合に投げられなくなったので」。6回4安打1失点の裏で、耐えていた。
試合序盤は147キロ出ていた直球が「最後は136〜137キロまで落ちて」と記憶をたどる。「とりあえずこの試合を頑張ろうと思って投げた次からが、はい、長かったですね」と苦笑いしながら回想した。
4月10日と言わず「朗希が完全試合した日」と口にした。「僕がちょうど、最後投げたのが完全試合の日でそのインパクトが強いので覚えていて。僕より下の世代で1軍の舞台で完全試合するっていうすごさを身に染みて感じたので、記憶によく残っています」。1学年下の佐々木朗が入団直後、投手の食事会では正面の席に古谷がいた。置かれる立場はだいぶ変わった。
完全試合フィーバーが起こる中、ひっそりと復活を期した。しかし。「実戦復帰直前というか、ブルペンまでは入れるんですけど、試合が見えてきてまたぶり返して…をずっと繰り返して。ヒジが治って復帰しかけた時に肩が痛くなって、そこからはまたずっと肩のリハビリでシーズンが終わってしまった感じですね」。
雨で何度も登板機会が流れたが、20年シーズンでは若手先発右腕としても期待された。「ケガをしないフォームだったり、体の機能を戻す、上げるのが1番大事だと思うので。そういう動きの見直しというか、ゼロからしっかり作り上げてキャンプインしたいと思います」。戦力外通告後、気をつかってか連絡を控えてくれた友人達の優しさも身に染みる。「万全な状態でマウンドで戦える状態にして、やり切りたいなと思います」。晴れやかにマウンドに戻りたい。
ロッテ本前郁也投手(25)は16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、630万円増の年俸1300万円(金額はいずれも推定)でサインした。
プロ3年目の今季は12試合に登板し、3勝2敗、防御率4.66だった。「自分の思っていた金額よりも上がっていて、そのくらい評価されてるんだと嬉しく思いながらはんこを押しました」と話した。
先発左腕として着実にマウンド経験を重ねている一方、14本の被本塁打は今後への改善ポイントになる。「自分の長所である真っ直ぐを最後まで粘って使うことができなくて、結果、変化球で逃げてホームラン打たれるっていう…。ゲームメークの部分であまりだったのかなと思っていました」と反省を口にした。
今オフもソフトバンク和田の自主トレに同行する予定。「ゲームメークする上で、どういう気持ちで上がったりとか、イニングの間をどうしてるかとかを聞いていきたいです」。荻野らもとり入れている動きをイニング中にこなし、フォームを安定させてきた今季。クオリティースタート(6投球回以上、自責点3以内)を安定して達成すべく、イニング間にも意識を深めていく。
ロッテ東妻勇輔投手(26)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、500万円ダウンの来季年俸1700万円(金額はいずれも推定)でサインした。
18年ドラフト2位右腕はプロ4年目の今季、1軍ではわずか3試合のリリーフ登板にとどまった。「少ないチャンスをものにできなかったのが全てだと思います」と悔やんだ。
昨季は対左打者のワンポイントも含め、要所での起用も多く「自分の持ち味はその場面で投げられるところだと思っているので」とし「しっかり反省し、取り戻しながらやっていきたい」と復活を口にした。
同じ和歌山県出身の吉井監督が就任した。「投手コーチとしても3年間、一緒にやっていただいた間柄なので、僕のことも分かっていただいていますし、しっかりできるように準備していこうと思います」と意気込んだ。
ロッテ松川虎生捕手(19)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の年俸2400万円(金額は推定)でサインした。「ハンコをおす時もちょっと震えたというか」と振り返りつつ「すごくいい評価をしていただきました」と、仕立てたグレーのスーツで振り返った。
昨秋ドラフト1位で市和歌山から入団し、プロ1年目の今季は3月25日の楽天戦(楽天生命パーク)で開幕戦スタメンマスクをかぶった。高卒新人捕手としてはNPB史上3人目の快挙で、開幕3連戦のうちにプロ初安打も放った。
4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では佐々木朗希とバッテリーを組み、完全試合をアシスト。「プロ野球における完全試合を達成したピッチャーとキャッチャーの最年少(合計年齢)」として、ギネス世界記録にも認定された。「来年は全試合、組みたいなと自分の中では思っています」と意気込んだ。
1年目ながら76試合に出場し、出場選手登録の抹消は1度もなかった。球団からは「来年は全試合で捕手として守る、というところを言っていただきました」とプロ2年目も高い期待を掛けられている。
ロッテ小川龍成内野手(24)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、200万円増の来季年俸1200万円(金額は推定)でサインした。
プロ2年目の今季は出場機会を大きく増やし、1軍で68試合に出場。8月下旬には8試合連続でスタメン出場し、プロ初本塁打も放ったが、遊撃のレギュラー定着には至らなかった。「あそこはチャンスだったと思うので。もっと打てれば、もっとスタメンで出られたと思います」と悔しさを見せた。
プロ1年目にはチームメートとして過ごした鳥谷敬氏(日刊スポーツ評論家)から守備力の高さを期待されるなど、守備や走塁の評価は高い。一方で、チームは今秋ドラフト2位で同タイプの天理大・友杉を獲得。「レギュラーが確定していないところで、層を厚くしなくてはいけないところで、自分は大した結果が出なかったので。そこはチームの方も考えていると思うので」と危機感を口にし、来季へ臨む。今オフは目標としている西武源田に師事する予定だ。
ロッテ・江村直也捕手(30)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万円減の年俸1050万円でサインした。
入団12年目の今季は1軍戦未出場で、2軍戦34試合に出場して打率.220(49打数9安打)、1本塁打、4打点に終わった。「契約していただけるだけでありがたいです。2軍で暮らす時期が長くて。率直に情けないです。すべてにおいて技術不足というか」と10年ぶりの1軍戦出番なしで不本意なシーズンだった。
「年々、試合に出れなくなっている。もう一花咲かせたいですね。野球選手って試合に出てナンボ。ポジションって1つしかないんで。松川君にも負けないようにやっていきたいです」。
更改後、サイン色紙に花咲かす≠ニ書き、来季の奮闘を誓った。
ロッテ・山口航輝外野手(22)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の2800万円でサイン。更改後に得意の俳句を披露した。
「秋風に 想いを込めて タイトルを!!」。
昨季に1軍デビューした右の大砲候補は高卒4年目の今季、全て昨季を上回る102試合出場で打率.237、16本塁打、57打点。「最初に開幕スタメンで出られずに悔しい思いをして、どうなるかなっていうところからスタートしましたけど、なんとか最後いい形で終われました」と及第点をつけた。
オフには「山川さんと自主トレさせていただきます。長距離(打者)の見本だと思うんで、お願いしました」と西武・山川穂高内野手(31)に師事。「山川さんよりホームランを打てるよう頑張りたいと思います」と大きな目標を口にした。
ロッテ・広畑敦也投手(24)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、550万円増の年俸1700万円で更改した(金額は推定)。
三菱自動車倉敷オーシャンズから、昨年のドラフトで3位指名されてロッテに入団した。1年目の今季は中継ぎで30試合に登板し、0勝1敗2セーブ2ホールドポイントで防御率4.91。「30試合登板というところも含めて、投げた試合とかの評価もしていただきました」と更改後に笑顔をみせた。
ルーキーイヤーは「社会人(野球)との違いを痛感した」とプロの壁に直面した一方で「いいときもあって、これくらいできれば通用するんじゃないかという部分も見えてきた」と課題と収穫を得た。オフは体力トレーニングを中心に「新球を覚えようかなと思っている」と2年目の来季に向け、投球の幅を広げようと余念がない。
ロッテ・柿沼友哉捕手(29)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万減の年俸1550万円で更改した(金額は推定)。
7年目の今季は、昨年5月に続いて4月に自身2度目の新型コロナウイルス陽性判定。「コロナにまた、今年もかかってしまって…。その部分で出場機会を減らしてしまいましたし、いいところで出場機会をもらっていたけど、そこで力を発揮できなかった部分でも、もどかしい1年ではありました」と34試合出場で打率.158(19打数3安打)、0本塁打、0打点に甘んじた。
同じ捕手で高卒ルーキー松川虎生捕手(19)が大きく台頭。柿沼は来季に向け「自主トレはマリンで1人でやる予定です。(今年)1月もマリンでやっていたら、色んな選手が来るので。キャッチボールやっていたら、積極的に話もできるのでしたいと思います」と本拠地で地に足を着けて体を鍛える。
ロッテ・和田康士朗外野手(23)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1800万円で更改した(金額は推定)。
昨季24盗塁で初のタイトルを獲得したが、今季は69試合出場で11に減り「去年、一昨年以上にマークが厳しくなってしまって、そこで失敗が増えてしまって、失敗が増えていく中で自分自身を追い詰めてしまったというのが盗塁数が伸びなかった原因かなと思います」と振り返った。
入団4年目の2021年6月、育成選手から支配下登録に。6年目の来季は「盗塁に関しては考えすぎは本当に良くないので、支配下1年目のときと同じような気持ちで新鮮な気持ちでしっかりやりたいです」と復活を誓った。
ロッテ・古谷拓郎投手(22)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で育成選手として再契約を結んだ。千葉県鎌ケ谷市出身で、習志野高から2019年ドラフト6位で入団した右腕。20年に1軍で2試合に登板(0勝1敗)したが、以降は2軍での登板が続いた。4年目の今シーズン終了後に戦力外通告を受け「自分の結果を踏まえて、当然だったのかなと」。育成での再契約に「球団に感謝しています」と語った。
右肘痛で4月からリハビリ。その後は「肘が治り、治ってきて復帰しかけたときに肩が痛くなって、そこからは肩のリハビリでシーズンが終わってしまった」と度重なる故障に苦しんだ。
来季は「ケガをしないフォームだったり、体の機能を上げるのが1番大事だと実感しています。ゼロからしっかり作り上げてキャンプインしたいです」と復活を誓った。
7月末にヤクルトからロッテ入りした坂本光士郎投手(28)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1400万円で更改した。
新日鉄広畑から2019年ドラフト5位でヤクルトに入団し、プロ4年目の今季はヤクルトで7試合登板して0勝1敗、防御率9.28。7月に山本大貴投手(27)との交換トレードでロッテ入りした後は、7試合に登板して0勝0敗1セーブ1ホールドポイントで防御率4.15だった。
ロッテで初の交渉を終え「パ・リーグに来て、自分の得意な真っ直ぐがどれくらい通用するかと思っていたんですけど、やっぱりまだストレートの精度も上げなきゃいけないなと感じたし、変化球だったり、まだまだレベルアップしないと通用しないと思いました」と8月以降を振り返った。
三冠王のヤクルト・村上宗隆内野手(22)について「結構いじられてました。(1、2軍の)行き来が多かったので、上がってきたりしたらえ、今日から上がってきたの〜≠ニかちゃんと頑張れるの〜≠ンたいな感じで」と笑顔で話した。昨季にヤクルトでリーグ優勝と日本一を経験。「ロッテでリーグ制覇したり、日本一になるのはしてみたいです」と意欲をみせた。
のドラフト1位・菊地吏玖(りく)投手(22)=専大=が16日、東京都千代田区内の同大で、榎康弘スカウト部長と担当の福沢洋一スカウトから指名挨拶を受けた。記者会見に応じた菊地投手の一問一答は以下の通り。
ロッテ・本前郁也投手(25)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、630万円増の年俸1300万円でサインした。
北翔大から2020年育成1位で入団し、昨季の開幕前に支配下登録された左腕。今季は12試合登板で3勝2敗1ホールド、防御率4.66の成績を残し「自分の思っていた金額よりも上がっていて、そのくらい評価されているんだと嬉しく思いながら判子を押しました」と納得の更改だった。
昨季は8試合の先発で、今季が11試合に先発。入団4年目の来季は「(球団から)しっかり20試合投げてクオリティスタート、6回と少しでも長く投げればもっと良くなると言っていただきました」と20試合先発を目標に掲げた。
ロッテ・東妻勇輔投手(26)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円減の年俸1700万円でサインした。
日体大出身のプロ4年目で年俸2200万円の今季は、3試合登板で0勝0敗0セーブ、防御率6.75に甘んじ「少ないチャンスをものにできなかったのが全てだと思います。1試合でのしっかりとしたパフォーマンスの出し方というのが、今年は難しかった」と振り返った。
中継ぎ右腕は入団5年目の来季に向けて「しっかり自覚を持った仕事をしていかないと。シビアにやっていこうと思います」と巻き返しを誓い、同じ和歌山県出身の吉井理人監督(57)を胴上げする青写真を描いた。
ロッテ・小川龍成内野手(24)が16日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、200万増の1200万円でサインした。国学院大から入団2年目の今季は、68試合出場で打率.109(55打数6安打)、1本塁打、4打点。1、2年目がいずれも1000万円だったため、自身初のアップとなった。
更改を終え「去年より試合数も出られましたし、スタメンでも出られたんで、そこの部分はよかったんですけど、レギュラーを取ることが目標なんで。もっともっと頑張りたい」と話した。
今季はプロ初安打、プロ初本塁打を放った。10月20日のドラフト会議で、同じ遊撃手の天理大・友杉篤輝内野手(22)が2位指名。小川は「まずはそこで負けないように。バッティングでも比べられると思う。守備、走塁は自信があるところなんで、負けずに頑張りたいと思います」と競争心に燃えた。
課題は「スイングスピードが1番の課題かなと思います。(打撃で)率を残さないと。2割5分以上しっかり打てるようにやっていきたいです」と語った。
ロッテ・松川虎生捕手(19)が16日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1100万円増の年俸2400万円で更改した。
自身初の契約更改交渉を終え「判子を押すときもちょっと震えた」と緊張のサイン。「今年は満足いっていないという形で話をさせてもらいましたし、その中で来年は全試合でキャッチャーというところを(球団から)いっていただきましたので、そこを目標にやっていければ」と来季のレギュラー定着と全試合スタメン出場を目標に掲げた。
市和歌山高からドラフト1位で入団し、1年目の今季は76試合に出場して打率・173、0本塁打、14打点。高卒の新人捕手としては2006年の西武・炭谷銀仁朗(現楽天)以来、16年ぶりとなる開幕スタメンを果たし、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では佐々木朗希投手(21)と組んで完全試合を達成した。
オールスター初出場も果たし、7月27日の第2戦(松山)で球宴初安打初打点。オフについては「メンタル面もそうだし、技術面も両方もっとレベルアップしないといけないと」と話した。
ロッテの松川虎生捕手(19)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、1100万円増で高卒2年目野手としては史上最高額となる年俸2400万円でサインした。昨年ドラフト1位の新人捕手は、佐々木朗希投手(21)と完全試合を達成。課題の打撃力を磨き来季の正捕手獲りを誓った。
初めて購入したスーツ姿も初々しかった。まだ19歳の松川が、年俸2400万円でサイン。高卒2年目の捕手として15年の西武・森の年俸1800万円を上回っただけでなく、同野手でも87年の西武・清原の年俸2200万円を上回る史上最高額となった。
「ハンコを押す時もちょっと震えた。凄くいい評価をしてもらえました。あっという間だった。無我夢中に毎日もがいてやっていた」。
市和歌山からドラフト1位で入団し、高卒新人捕手では06年の西武・炭谷(現楽天)以来、史上3人目となる開幕先発マスクをかぶった。76試合に出場し、4月10日のオリックス戦では、佐々木朗とのコンビで完全試合を達成。「プロ野球における完全試合を達成した投手と捕手の最年少(合計年齢38歳330日)」としてギネス世界記録にも認定されるなど、記憶に残るシーズンを過ごした。
だが、満足感は全くない。9勝を挙げた佐々木朗が登板した20試合中、17試合でマスクをかぶった。「9勝で終わったが、捕手としてできたことはたくさんあった」とサポートしきれなかったという思いが強い。だからこそ「来年は全試合組みたい」と来季、佐々木朗のプロ初の2桁勝利を支えたいと気持ちを新たにした。また打率.173、本塁打0と、高校通算43本塁打を誇った打力は未開花。盗塁阻止率も.237でリーグ7位と強肩を生かせなかった。
交渉の席上で、球団からは「全試合で守って欲しい」とフル出場を期待された。松川も思いは同じだ。「打撃力を磨きたい。力強いスイングを心がけたい。メンタル面や技術面でもレベルアップしないといけない。この冬は凄く大事になる」。正捕手獲りへ、松川が真価を問われる2年目へ向かう。
松川(ロ)が来季年俸2400万円で契約を更改。高卒2年目野手の年俸では、87年清原和博(西)の2200万円を抜く最高額になった。なお、投手の高卒2年目最高額は00年松坂大輔(西)の7000万円で、2位は08年田中将大(楽)の6000万円。投打二刀流の14年大谷翔平(日)は3000万円だった。
ロッテ・山口は倍増となる年俸2800万円で契約更改した。今季は35試合で4番に座り、1試合3本塁打を含む4年目で最多16本塁打を放った。目標の30本塁打には届かなかったが「そんな簡単に達成できるとは思っていない」と、来季は100打点超えも目標に加えた。
このオフは西武・山川の自主トレに参加する。「いいスイングするな」と声をかけてもらったのをきっかけに師事するようになり、自主トレも「一緒にやるか」と誘ってもらった。山口は「長距離砲の見本。追いかけて越さないと本塁打のタイトルは獲れない。山川さんより打てるように頑張りたい」と誓った。その決意は得意の俳句で。「秋風に 想いを込めて タイトルを!!」。憧れの大砲から学び尽くす。
ロッテのドラフト1位、最速152キロ右腕の専大・菊地が、同大で指名挨拶を受けた。
日米通算203勝をマークした元広島・黒田博樹氏がOBで「勝手に親近感を持っている。そういった先輩に負けない成績を残したい」とレジェンドに近づけるように気合も入れた。最近は投手の登板過多が問題になるが「体の強さはあると思う」と胸を張る。榎康弘スカウト部長も「最初に見たのが今春(リーグ戦)の3連投」と明かす。東都2部ながら通算13勝をマークした右腕が、タフさを武器にプロでの活躍を目指す。
ロッテからドラフト1位で指名された専大・菊地吏玖投手が16日、同大で、榎康弘スカウト部長、福沢洋一担当スカウトから指名挨拶を受けた。
最速152キロを誇る右腕は「実感はまだ湧いていません。本当に指名していただいた順位についても、自分でいいのか…。マリーンズ、日本の球界を背負うような投手になって欲しいとのお話をいただいたので、自分の持ち味を生かして、そういう選手になりたい」と満面の笑みを浮かべた。東都2部リーグで通算13勝6敗、防御率0.90。今年7月にはオランダで開催されたハーレムベースボールウイークでは侍ジャパン大学日本代表としても出場した。
1メートル82、93キロの恵まれた体格を誇り、「プロの練習にも耐えられる体力や、1年間戦い続けるための体力は他の選手からみたらあるのではないかなと思う」と、自分の強みをアピール。対戦したい打者にはソフトバンク・柳田の名前を挙げた。「球界を代表する打者だし、どんな体勢からも、どんなところでも、ホームランを打てる。だからこそ、自分のどれくらい通用するのか、力試しじゃないけど、今1番対戦したい打者です」と目を輝かせていた。
今季途中でヤクルトからトレード移籍したロッテ・坂本光士郎投手(28)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸1400万円でサインした。
「パ・リーグに来て自分の真っ直ぐがどれだけ通用するかと思ったが、変化球も含めてまだまだレベルアップしないといけない」。
今年7月に山本大貴投手とのトレードで加入。ロッテでは7試合に中継ぎ登板し、防御率4.15だった。
ロッテの高卒1年目・松川虎生捕手(19)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改を行い、1100万円増の年俸2400万円でサインした。
「ハンコを押すとき震えた。すごくいい評価していただきました」。
高卒2年目捕手の年俸としては15年森(西武)らを超える史上最高額となった。
開幕戦で高卒ルーキーとしては06年炭谷(西武)以来史上3人目の開幕マスクをかぶると、4月10日のオリックス戦では佐々木朗とのバッテリーで完全試合を達成。球宴では高卒1年目捕手として史上初めてファン投票選出されるなど、年間を通して1軍でプレーを続けた。
それでも松川は「今年は満足していない。球団からは来年は全試合で捕手として守って欲しいと言われた。そういう部分を目標にやっていきたい」と話した。
松川は今季76試合の出場で打率.173、14打点。守備率.9905はリーグ6位。盗塁阻止率.237は7位。
7月に育成から支配下に昇格したロッテ・山本が千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、20万円増の来季年俸440万円でサイン。「大斗(だいと)」という名前と、爆発的な長打力から吉井新監督が命名した「ダイナマイト」の異名も定着している20歳は今季はイースタン・リーグ79試合でチーム最多12本塁打。今秋のフェニックス・リーグでも「いいアピールの場」と指揮官の前で4本塁打を記録してみせた。
SMAPやBTSに「ダイナマイト」のタイトルで有名な曲はあるが、格闘家の武尊のファンでもあり「同じ登場曲(「Touchin On My」)を使いたい」と武尊愛を貫く。同じ鳥取出身の前K―1王者は子供の頃からの憧れ。大砲候補は「自分も活躍していつか」と将来的な対談などを希望した。
ロッテドラフト4位の日本通運の最速149キロ左腕・高野が都内の同社で入団交渉に臨み契約金5000万円、年俸1150万円で合意。ロッテで監督を務めた400勝投手の金田正一氏が現役時代に背負った背番号34に決まり「左投手の代表的な番号。似合う投手になりたい」と語った。
12日には出雲商(島根)の先輩で同じ左腕で広島で148勝、138セーブをマークした大野豊氏(本紙評論家)と電話し「ここからが勝負」と激励された。40試合登板を目標に挙げ「大野豊さんを超えられるくらいの成績を残したい」と誓った。
ロッテの松川虎生捕手(19)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の2400万円でサイン。2年目としては高卒捕手どころか、高卒野手としても87年・清原和博(西武)の2200万円を超える、史上最高額となった。
「ハンコを押す時ちょっと震えた。すごくいい評価をしていただきました」と松川。1年目の今季は史上3人目となる高卒新人開幕マスクをかぶり、76試合に出場。4月には佐々木朗と完全試合を達成し、その際のバッテリーの合計年齢がプロ野球最年少としてギネス世界記録にも認定された。打率1割7分3厘、14打点と打撃に課題は残ったが1年間戦力として戦い抜いた。
「初めは勝てた時もあったけど、途中から負けられない戦いが続く中で途中交代とか、まだまだ信頼されてないなと。そこは悔しい」と満足はしていない。来季へ向け課題は打撃と明確。「もっと力強いスイングを心がけてやっていければ。来年はもっと(マスクを)かぶれるように」と大躍進の19歳が、真の正捕手を目指す。
ロッテの山口航輝外野手が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、倍増の2800万円でサインした。
4年目の今季は自己最多の102試合に出場し16本塁打、57打点、打率2割7分3厘をマーク。逆転弾など勝負強いバッティングが目立ち、シーズン最終戦ではリーグ優勝目前のソフトバンクに山口が逆転弾をマーク。その1発がオリックスのリーグの優勝を決定付けた。「去年とはまた違った自分が出せたと思います。打席の中で落ち着いて、去年とはそこが一番変わったところだと思う。打席の中で落ち着いてあまり考えすぎずにシンプルに打席に立ててたので、そこがチャンスでいい結果になった理由かなと思います」と振り返った。
目標とした30発には届かなかったが「そんな簡単に達成できるとは思ってない。自分にプレッシャーをかけてそれぐらいやらないといけないなと思ってたので。そういう高い数字を目標に言いながら自分の励みにしながら頑張れていたので、もう1回来年はしっかり30本打ちたいと思います」と意気込んだ。
1月は西武・山川に弟子入りする予定で「追いかけて、山川さんを超えないとホームランのタイトルは取れない。良い部分を少しでも多く見つけて、自分で考えて、山川さんよりホームラン打てるように」。
最後は来季へ向け「秋風に 想いを込めて タイトルを!」と一句を詠んだ。
ロッテからドラフト1位指名を受けた専大の菊地吏玖投手(22)が、16日、都内千代田区の同大で榎康弘スカウト部長と福沢洋一担当スカウトから指名挨拶を受けた。
最速152キロを誇り力強い直球と多彩な変化球が持ち味の右腕。スカウト陣からは「千葉ロッテ、日本を代表するような投手になって欲しい」と声をかけられ「ロッテのために腕を振っていきたいという思いが芽生えました」とプロ入りへの自覚を口にした。
多くのプロ野球選手を選出する“戦国東都”でエースとしてチームを牽引。今夏には大学日本代表に選出されるなど高いレベルで技術を磨き、自信を付けた。チームメートとなるロッテ・藤原恭大外野手や日本ハム・吉田輝星投手、巨人・戸郷翔征投手など多くの同級生が先にプロの世界に足を踏み入れたが「吉田くんも1軍で何試合も投げているし、戸郷くんは巨人のローテーション入って日本代表で投げていた。すごいなと思うところもあるけど同じ土俵に立つことができたので、絶対に負けないという思いはある」と闘志を燃やした。
榎スカウト部長は「(持ち味は)ボールの強さと体の強さ」と改めて高評価。スライダーとフォークが魅力の右腕を「先発だったらツーシームとカーブを混ぜて。リリーフだったらフォークと真っ直ぐでもいけるのかなと評価しています」と先発とリリーフの両方で期待を寄せた。
ロッテは16日、10月に戦力外となった古谷拓郎投手と育成契約を結んだことを発表した。
古谷は18年ドラフト6位で入団。20年には1軍で2試合登板したが、その後は度重なるコンディション不良にも悩まされ、20年以降は1軍登板無し。今季はファームでも登板は3試合のみで、今年の10月21日に戦力外となっていた。
この日会見に臨んだ古谷は「ここ2年、2軍でもほとんど投げていない中で、育成という形で契約してくれた球団に感謝しています。やっぱりいざ自分が(戦力外という)そういう立場になるとビックリしたっていうのが正直な気持ちですけど、自分の結果を踏まえて上でまあ当然だったのかなって。少し冷静になった自分もいました」と振り返った。
ファームでは4月10日の登板が最後で「その日はちょっと無理して投げていて。他の選手に聞いても肘は投げられると言われていたので、多少投げても大丈夫だろうと思ってやっていたら次の試合で投げられなくなった」とその後はリハビリが続いていたことを明かした。
来季は育成契約で再出発となるが「まずはケガをしないというか、万全な状態で自分がマウンドで戦える状態にしっかりしてやりきりたいなと思います」と意気込んだ。
ロッテの小川龍成内野手が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、200万円アップの1200万円でサインした。
2年目の今季は68試合に出場し、プロ初安打、初本塁打をマークしたが、打率は1割0分9厘。「去年より試合数も出れたし、スタメンでも出れたのでそこの部分はよかったけど、レギュラー取ることが目標。まだその目標に達してないのでもっともっと頑張りたいと思っています」と意気込んだ。
今秋のドラフトでは2位に遊撃手の即戦力とされている天理大・友杉が指名されるなど内野手争いはさらに激化する。「守備と走塁がすごくいいと聞いている。タイプは似ていると思うのでまずはそこで負けないように。バッティングでも比べられると思うので、まずはバッティングで結果残せば守備、走塁は自信がある。負けずに頑張りたいと思います」と気持ちを込めた。
来年1月の自主トレは前橋育英高の先輩である西武・高橋光とのつながりから、西武・源田に弟子入りする予定で「学生の頃から目標にしてきた選手。僕の中ではプロ野球の中で一番いいショートというか、目標にすべき選手なので」とレギュラー定着へ、己を鍛える。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1100万円増の2400万円でサインした。
「ハンコ押すときもちょっと震えたというか、すごくいい評価していただきました」と松川。
1年目の今季は史上3人目となる高卒新人開幕マスクをかぶり、4月には佐々木朗と完全試合を達成。76試合に出場し、打率1割7分3厘で「初めは勝てた時もあったけど、途中から負けれない戦いが続く中で、途中で交代したり、まだまだ信頼されてないところは悔しかった」と満足はしていない。佐々木朗とのバッテリーにも「入る前は本当に組めるのかなと感じていた。コミュニケーションとかもたくさん取れた部分はあったけど、9勝で終わってしまったので、キャッチャーとしてもできたことがたくさんあったのかな」と振り返った。
来季の目標には「打つ」を掲げ、「トータルで見てみると自分としてもすごく悔しいシーズンだった。課題も明確にわかったので、そういう部分は来年につなげていかないといけないと思うし、この悔しかったシーズンを来年しっかり晴らせるように」と意気込んだ。
ロッテの松川虎生捕手(19)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1100万増の2400万円で更改。高卒2年目野手の年俸としては、清原和博(西武)を超えて史上最高額となった。今季は高卒新人史上3人目の開幕マスクをかぶり、4月10日・オリックス戦では佐々木朗の完全試合に貢献。来季は全試合で佐々木朗と黄金バッテリーを組むと意気込んだ。(金額は推定)
新調したグレーのスーツで交渉の席に着くと、提示されたのは予想を超えた昇給額。松川はただただ驚くばかりだった。「はんこを押すときちょっと震えたというか、すごくいい評価をしていただいた」。清原、松井(巨人)らを上回る高卒2年目野手の史上最高年俸を素直に喜んだ。
高卒1年目から昇給に値する活躍を見せた。チーム最多の70試合でスタメンマスクをかぶり、1軍にフル帯同。4月10日はギネス世界記録認定もされた佐々木朗と史上最年少完全試合を達成した。完全試合ボーナスについては「それはないです」と笑ったが、「全てにおいて守備では評価してもらいました」と高い貢献度を球団からねぎらわれて喜んだ。
佐々木朗を初の2桁勝利に導けなかったことを悔やむところが並の19歳ではない。「朗希さんが9勝で終わって、キャッチャーとしてもっとできたことはあったんじゃないかと感じた」と振り返る。後半戦に蓄積疲労を考慮され、8月下旬から3試合バッテリーを解消されたことを反省。「来年は朗希さんと全試合組みたい」と新たな目標を立てた。
1年目を振り返り、「あっという間。無我夢中に毎日もがいていた」と本音を明かした松川。「打撃を磨く」。76試合で打率.173、0本塁打、14打点に終わった打力を向上させ、バットでも朗希を助ける正捕手になる。
高卒1年目の1999年に最多勝のタイトルを獲得した松坂大輔(西武)は1300万円から5700万増の7000万円で更改。田中将大(楽天)は2年目の08年で4500万増の6000万円。一方、最近の高卒2年目捕手では森友哉(西武)が600万増となる1900万円、炭谷銀仁朗(西武)が500万増の1200万円で更改。
ロッテ・山口が16日、契約更改交渉に臨み、倍増の2800万円でサインした(金額は推定)。
昨季の9本塁打から、今季はチームトップの16本塁打。「去年とはまた違った自分が出せた。シンプルに考えて打席に立てたのがよかった」。来年1月は西武・山川と自主トレを行うプランを立てる。「来年はしっかり30本、打ちたい」とさらなる高みを見据えた。
ロッテのドラフト1位・菊地吏玖投手(22)=専大=が16日、東京都内のキャンパスで榎スカウト部長らの挨拶を受けた。「『マリーンズ、日本球界を背負って立つような選手に』という話を頂いた。そういった選手になれれば」と決意を語った。
今年は東都大学リーグ2部で春、秋ともに最優秀防御率のタイトルを獲得し、大学日本代表に選ばれた。榎スカウト部長は「先発でもリリーフでも高いポテンシャルを発揮できる」と期待した。
ロッテのドラフト1位・菊地吏玖投手(22)=専大=が16日、東京都千代田区の神田キャンプにて榎スカウト部長、福沢担当スカウトから指名挨拶を受けた。
最速152キロの直球に右腕をコンパクトに振る投球フォームで1軍の戦力として期待される右腕は「ドラフト会議で1位指名を受けた時は、正直驚きが1番でした。大学4年間で体の強さ、体力面を鍛えてきたので、そこを活かしてステップアップしていきたいです。マリーンズといえば、熱いファンが多い印象です。その声援を受けてマウンドにあがれたら心強いですね」とコメントした。
ロッテの広畑敦也投手(22)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、550万増の1700万円でサインした。(金額は推定)。
三菱自動車倉敷オーシャンズから入団しルーキーイヤーの今季はリリーフで30試合に登板。0勝1敗、2ホールドの成績。「1年目というところもあったんですけど、30試合登板というところも含めて投げた試合の評価をしていただきました。来年はもっと投げてくれと球団に言われたので、オフにしっかり練習したい」とさらなる登板数増へと意気込んだ。
三菱自動車時代は業務で、必要な判子を関係各所に押印する仕事を行っていた。「自分のために判子を押したことはあまりなかったです。期待に応えられるようにしないといけないですね」。プロ入り初の契約更改で大幅増に責任の重さを感じていた。
ロッテの山口航輝外野手(22)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の2800万円で更改した。(金額は推定)。
今季は102試合に出場し自己最多の16本塁打を放ち、打率.237、57打点とマリーンズ若手野手陣で頭1つ抜けた活躍をみせた。9月23日・オリックス戦では1試合3本塁打をマーク。「去年とまた違った自分を出せたと思います。打席の中で落ち着いたのは去年と変わったところだと思う。色々考えず、シンプルに打席に立てたことがいい結果につながった」と振り返った。
来季については4番奪取も視野にすることを明かした。「4番を打たせてもらった、外れた時にやっぱり4番っていい打順だなと改めて思いましたので、そういうところを目指していけたら」。たぐいまれな飛距離で来季は打線の軸として、活躍すると意気込んだ。
ロッテの柿沼友哉捕手(29)が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1600万円から50万ダウンの1550万円で更改した。(金額は推定)。来季はスタメン定着を目指し、今季ファームでもバッテリーを組んだ種市篤暉投手と「柿の種バッテリー」結成をと意気込んだ。
今季は松川の台頭もあり、34試合の出場に終わり「自分としては歯がゆいというか、もどかしい1年だったなと。出場機会をもらっても力を発揮できなかった」と悔しい思いを明かした。
守りを生かすために今季、打率.158の打力強化に励む。「1番はキャリアハイを目指していきたい。そのために打たないといけないので。若い子がでてきたので、負けずに自分のやるべきことをやっていきたい」と、来年30歳の節目に活躍を誓った。
今季はトミー・ジョン手術で復帰を飾った種市とはファームでバッテリーを組んできた。6月19日のイースタン・ヤクルト戦ではスタンドから「柿の種バッテリー頑張れ」と声が上がり「(種市と)もちろん組みたいですし、多くのピッチャーと組んでいけたら」と意気込んだ。
ロッテの本前郁也投手が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、630万増の1300万円で契約を更改した。(金額は推定)。
昨年、支配下登録され2年目の今季は3勝。14被本塁打の多さもあり「自分の長所である真っ直ぐを最後まで、粘って使うことができなかった。結果、逃げてホームランを打たれる試合もあった。ゲームメークの部分であまりだった」と反省した。
来季は貴重な先発左腕として1軍定着を目標に掲げる。球団からも20試合投げて、クオリティースタートを6回、少しでも長く投げられればと期待を受け「もっと自分のいいところを出していきたい」と抱負を語った。
ロッテの坂本光士郎投手が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1400万円でサインした(金額は推定)。
今季は山本大貴投手との交換トレードで7月に入団。中継ぎで7試合に登板し防御率4.15。「入団している時から50試合登板を目標にしてきたので、来年そこは目標を達成できるように頑張りたい」と力を込めた。
昨年はヤクルトで日本一を経験するも、今季は後半戦、1軍の力になれなかった。「優勝、日本一はヤクルトで経験させてもらったので、ロッテでリーグ制覇したり、日本一にしたい」と闘志を燃やした。
ロッテの東妻勇輔投手が16日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、500万減の年俸1700万円で一発サインした。(金額は推定)。今季は勝ちパターンのリリーフとして期待されたが、わずか3試合の登板となり「少ないチャンスをものにできなかったのが全てだと思います」と振り返った。
ツーシームが武器の右腕は来季に向けて、孤独トレで今オフは自主トレに励む。「フォームもですけど、足首の柔軟性だったり、小さい筋肉を同じ位置におけるように細かい動きを考えてやっていきたい」と話した。
来季は同じ和歌山出身の吉井監督が就任。投手コーチ時代に指導を受けたことも有り「胴上げができれば1番幸せです」と来季の目標に掲げた。
ロッテは16日、古谷拓郎投手と育成契約を結んだと発表した。背番号は未定。
古谷は習志野高から18年度のドラフト6位で入団。今季は登板機会なしに終わり育成で再出発することになった。「ゼロから体をつくり上げて、万全の状態でマウンドで戦えるように、しっかりと日々、取り組んでいきたいと思います。来年、支配下登録していただき、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメントした。
ロッテの小川龍成内野手が16日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万増の1200万円で契約を更改した。(金額は推定)。
2年目は68試合の出場で打率.109と、途中守備と代走での出場が多かった。「レギュラーを取ることが目標で、まだそこに達していないので、もっともっと頑張りたい」と飛躍の3年目へ向けて、力を込めた。
今季は4月23日のオリックス戦でプロ初安打、8月25日の西武戦ではZOZOでプロ初本塁打を放ち来季への足がかりとすると誓う。「ほかの選手よりスイングのスピードが遅いので、もう少し高めていければ。バッティングで結果を残せば、守備、走塁は自信があるので、負けずに頑張りたい」と打力アップで来季の遊撃のポジションを奪うと意気込んだ。
ロッテの松川虎生捕手(19)が16日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、1100万増の2400万円で更改した。(金額は推定)。
今季はNPB史上3人目の高卒開幕スタメンマスクをかぶり76試合に出場。4月10日のオリックス戦では佐々木朗希投手とバッテリーを組み完全試合を達成した。「サインはしました。すごくいい評価はしていただきました」と喜び「判子押すときに震えた。部屋に入って緊張感がありました」と振り返った。
ただ、高卒1年目とあって仕方がない部分もあるが、打撃面で打率.176に終わったこともあり「打撃を磨いていきたい」と来季を見据えた。
ロッテは前半戦終了時点でリーグワーストの294得点だったが、オールスター明けはリーグ3位の207得点を挙げ、終わってみれば得点数はリーグ3位の501。ただ満塁の好機を作りながら、あと1本が出なかった印象が強い。今季ロッテは満塁でどれだけ得点に結びつけることができたのか見ていきたい。
今季ロッテが満塁のチャンスを作った回数は103度。暴投による得点などを含めると得点に繋がった回数は51度だった。満塁でのチーム打率は.278で、6月(.300)、7月(.300)、9.10月(.385)は月間のチーム満塁打率は3割を超えている。
オールスター明け、2連敗で迎えた8月10日のソフトバンク戦、2−4の9回に守護神・モイネロを攻め、2死満塁から部瑛斗の適時内野安打による1点に終わり3−4で敗戦、8月23日の西武戦で0−3の4回に1死満塁からマーティンが見逃し三振、茶谷健太が遊ゴロに打ち取られ無得点に終わるなど、チームが勝てなかった8月は好機で凡退という場面が多かった。そのイメージが強く、満塁では打てていない印象にあったが、データにすると勝負強かったことが分かる。
満塁で勝負強さを発揮した選手を見ると、若き大砲山口航輝がチームトップの4安打、チームトップタイの9打点をマークし、満塁での打率は.444(9−4)。ちなみにオールスター前までだと、打率.600(5−3)、7打点だった。
5月17日の楽天戦で4−3の7回2死満塁の場面で安田尚憲の代打で登場すると、弓削隼人が1ボール1ストライクから投じた3球目の外角のストレートを逆らわずライトへ2点適時二塁打。6月18日の日本ハム戦では、0−0の3回2死満塁で伊藤大海からレフトへ先制の2点適時打を放った。さらに7月8日のオリックス戦では、5−0の6回に試合を決める2点適時二塁打。
シーズン中の6月に行ったオンライン取材で、チャンスでの打撃について山口は「たまたまかもしれないですけど、いいところでヒットになるというのはたくさんあるので、チャンスでは集中力がより一層ましてきますし、代打の経験もいきてきているのかなと思います」と話している。
ルーキーの松川虎生はシーズンの打率は.173だったが、満塁では無類の強さを誇った。満塁での打席数は5打席だが、全て打点を挙げるなど、山口と並びチームトップタイの9打点。佐々木朗希が完全試合を達成した4月10日のオリックス戦で走者一掃の3点適時二塁打、7月29日のオリックス戦で6−5の6回にしぶとくライト前に適時打、8月19日の楽天戦では3−4の6回に逆転の3点適時二塁打を放った。8月31日のソフトバンク戦では1死満塁から二ゴロで三塁走者が生還し、9月8日の日本ハム戦では1死満塁からライトへ犠飛と最低限の仕事をした。
チーム全体に言えることだが、満塁に強いことを考えれば、本来なら得点圏でもっと打てるはず。来年は満塁だけでなく、好機に1本出る打線になって欲しいところだ。