来季はタイトルとともに−。ロッテ佐々木朗希投手が特別賞2冠で表彰された。完全試合を達成した4月10日オリックス戦の13者連続奪三振に対してコミッショナー特別賞を、同試合の1試合19奪三振にはパ・リーグ特別賞が贈られた。「すごく嬉しいですけど、来季はタイトルをとってこのステージに上がりたいなと思いました」。沸き上がったのは喜びだけではなかった。
今季投手部門はオリックス山本が4冠。佐々木朗は9勝で129回1/3を投げたが、規定投球回(143)に届かなかった。沢村賞の選考でも、今後に期待する声は多く上がった。だがいずれの賞も、山本を超えなければならない。「まずは先発として規定投球回投げて、その中でとれる賞は全部とる気持ちでいきたい。由伸さんとはまだまだ差がある。来季その差を埋められるように頑張りたいと思います」と目標を定めた。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーが、アメリカ式マネーゲームとは異なる育成の大事さを強調した。
第1部はファーム表彰式。冒頭、斉藤コミッショナーが挨拶に立ち、育成や2軍から昇格した選手の活躍が目立った今季を振り返った。その上で、こう続けた。
「アメリカなんか見ていますと、やけにお金を使って(選手を)スカウトするというのが1つのファッションになって、それがお祭りみたいになっていますけども。私は日本は日本らしい、若手をちゃんと育成してですね、素晴らしい選手を育てて、そして活躍してもらう。もちろんスカウトもそれはあってもいいと思いますが、これは1つ日本の素晴らしい野球のですね、神髄になっていただきたいなと思っております」。
アメリカ式にチクリと注文を付けつつ、日本式の育成の意味を説いた。
AWARDSは、3年ぶりに一般のファンも入れて実施。1部終了時は、表彰された選手達がファンをお見送りした。
ロッテ小沼健太投手(24)がイースタン優秀選手賞を受賞した。
独立リーグから入団2年目の今季、開幕前に育成から支配下昇格を勝ち取り、1軍でも21試合に登板した。表彰式では「まずはそこ(支配下)を目指して頑張っていたので嬉しかったです。テレビで見ていた選手に投げて怖さもあったので、来年以降はそこを克服して頑張っていきたい。自分が任されたポジションを全うできるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と話した。
ロッテ平沢大河内野手(24)がイースタン・リーグ打者部門で2冠に輝いた。
打率2割7分8厘で首位打者賞、出塁率3割9分7厘で最高出塁率者賞。ともに初受賞となった。
1軍では開幕スタメンに名を連ね、自身3年ぶりの1軍出場を果たしたが、13試合にとどまった。表彰式で「2軍では充実したシーズンを送れたんですけど、1軍では悔しいシーズンになったので、今年以上の成績を残して来年頑張りたいなと思います。まずはバッティングでアピールしたい。2軍での今年以上の成績を残して、また来年この場に立てるように頑張りたいなと思います」と話した。
ロッテ・佐々木朗希投手(21)が25日、コミッショナー特別表彰とパ・リーグ特別賞を受賞。新たな誓いを立てた。
「すごく嬉しいですけど、来シーズンはタイトルを取って、このステージに上がりたいなと思いました」。
4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、史上最年少で完全試合を達成し、世界記録となった13者連続奪三振を評価されての受賞。ただ表彰式の壇上にタイトルホルダーがズラリと並んでおり、初のタイトル奪取を目標の1つとした。
今季は20試合の登板で9勝4敗、防御率2.02。右手中指のマメが潰れて登板間隔が空いたことなどが影響し、投球回数は129回1/3。規定に届かず「それで取れなかった賞もあった」と悔やんだ。来季に向けて「先発として規定投球回を投げて、その中で取れる賞は全部、取る気持ちでいきたい」と力を込めた。
「改善、練習してもっと仕事ができるようにする」。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を目指す右腕が、名誉を手にし、侍ジャパン選出に弾みをつけた。
4月10日のオリックス戦で完全試合とプロ野球新の13者連続奪三振を達成したロッテ・佐々木朗は「コミッショナー特別賞」と「パ・リーグ特別賞」を受賞。スターが集まる華やかな表彰式を経験し「来年はタイトルを獲って、このステージに立ちたいと改めて思いました」と誓った。
今季は3年目で自身初の開幕ローテーションに入り。20試合で9勝(4敗)ながら完全試合も達成するなどファンの記憶に鮮烈な印象を刻んだ。しかし、129回1/3で規定投球回(143)に到達できなかったことも事実。スポットを浴びるライバル達を目の当たりにして「もったいなかった」とも感じた。
リーグ2位の173奪三振はトップだったオリックス・山本の205まで32差だが投球回の差は63回2/3もある。これを縮めれば逆転も可能だ。「(山本)由伸さんとの差はあるが、それを埋めていきたい。規定投球回を投げて獲れる賞は全部、獲りたい」。さらなる飛躍を狙う来季へ、最高の刺激をもらった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって過去2年は無観客で実施されたが、今年はファンを招待して開催された。
1年を締めくくる大事なイベントをファンとともに迎え、斉藤惇コミッショナーは「3年ぶりにたくさんのお客さんにお集まりいただき、本当に感謝します。選手、関係者の功績を皆さまと称えたい」と挨拶した。
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日、東京都内で行われ、4月10日のオリックス戦で完全試合、NPB記録となる13者連続奪三振を達成したロッテ・佐々木朗希投手は、コミッショナー特別表彰とパ・リーグ特別賞を受賞した。
2つの賞を手にしたことで、佐々木朗は新たな意識も芽生えた。「来年はタイトルを獲って、このステージに立ちたいとあらためて思いました」。これまでにはなかった強い決意だった。
今季20試合に登板し、9勝4敗、防御率2.02。3年目として、立派な数字ともいえるが、歴史的快挙を達成した一方で、規定投球回数に到達しなかったことも事実だ。「規定投球回に到達できなかったので、もったいない賞もあった」。例えば、奪三振はリーグ2位の173だっただけに、イニング数を増やせれば、狙えるタイトルともいえる。
「(タイトルを総なめにしたオリックス)山本由伸さんとの差はある。その差を埋めていきたい」。
超一流選手達が集う表彰式に参加し、大きな刺激を受けたようだった。
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日、東京都内で行われ、今季44盗塁をマークし、盗塁王に輝いたロッテ・高部瑛斗外野手が取材対応した。
3年目で、レギュラーに定着し、タイトルを獲得した飛躍の1年を振り返り、「2年間は全く1軍で通用しなかった。色んな葛藤があったが、シーズン前に担当コーチと盗塁をどれくらいしようとか話し合っていた中で、目標を達成できた」と充実感を漂わせた。
打撃でも、リーグトップだった楽天・島内の161安打に次いで2位となる148安打をマークした。「最多安打も狙っていた。表彰式では、(西武の)山川さんと打撃の話もできた。僕の中でないイメージだったので、試してみたい」と、来季は打力アップにも力を注ぐ考えだ。
タイトルホルダーや最優秀選手、最優秀新人といった今シーズン活躍した選手達をたたえる表彰式「NPB AWARDS」が25日、都内で開かれ、ロッテの高部瑛斗外野手が盗塁王を初受賞した。
国士舘大からドラフト3位で入団し、3年目の今季は中堅のレギュラーとして137試合に出場。148安打、3本塁打、38打点、打率2割7分4厘をマークし、12球団トップの44盗塁で初の盗塁王に輝いた。「とても充実した1年だった。2年間は全く通用しなくて色んな葛藤があった中で、シーズン前に担当コーチと盗塁をどれくらいしようか話し合ってその目標を達成出来たのはよかった」と振り返った。
今季は最多安打のタイトルも狙っていたが、トップの楽天・島内には13安打差を付けられ2位。表彰式では西武・山川に打撃のアドバイスをもらったといい「来季は打撃の賞をとりたい。とっている賞(盗塁王)もとっていない賞もとりたい」と意気込んだ。
タイトルホルダーや最優秀選手、最優秀新人といった今シーズン活躍した選手達をたたえる表彰式「NPB AWARDS」が25日、都内で開かれ、ロッテの佐々木朗希投手がコミッショナー特別表彰とパ・リーグ特別賞を受賞した。
4月10日のオリックス戦で完全試合を達成。プロ野球新記録となる13者連続奪三振と、日本タイ記録となるゲーム19奪三振を記録し、その功績がたたえられた。「すごい嬉しですし、来シーズンはタイトル取ってステージに上がれるようにしたいと思いました。1年目のことを考えたら順調に来ていると思いますし、たくさん支えられてもらったので、それを結果で示せて良かったと思います」と振り返った。
来季は離脱せずにローテーションを守り抜くことが課題で「先発として規定投球回を投げて、その中でとれる賞を全部取りにいきたい」と気持ちを込めた。
ロッテの佐々木朗希投手(21)は、初めての受賞に緊張の表情で喜びを明かした。
「このような賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。来年はタイトルを取って、このステージに上がれるように頑張ります」。
4月10日のオリックス戦で完全試合を達成。同戦で記録したNPB新記録となる13連続三振でコミッショナー特別表彰、日本タイ記録となる1試合19奪三振でパ・リーグ特別賞を受賞した。初めて手にした2つの勲章を励みに、来季はさらなる高みを目指す。
今季は20試合で9勝4敗、防御率2.02。2桁勝利と規定投球回には13回2/3届かなかった。「先発として規定投球回を投げて、その中で取れる賞は全部取る気持ちでいきたい」。普段は控えめな朗希がタイトル総なめを口にし、4年目へかける強い決意を明かした。
今季は160キロ超の直球と鋭いフォークを武器に、開幕から奪三振数を伸ばした。だが、最終的にはオリックス・山本に抜かれ、32差の173奪三振で2位に終わった。「由伸(山本)さんとはまだまだ差があると思うが、来シーズンはその差を埋められるように」と力を込めた。
後半戦は疲労回復が遅れて、ローテ間隔が空いたことも山本との違いだった。今オフは体力強化に励み来季は何度も表彰の舞台に上がる。
ロッテの高部瑛斗外野手(24)が今季44盗塁を決め、盗塁王を獲得し、アワードに出席した。
3年目の今季は中堅のレギュラーを奪取し、2位を大きく引き離し初タイトルを手にした。「とても充実した1年でした。この1年間経験できたことをプラスにして来年さらにレベルアップして、いかしていきたい」と実感を込めた。
会場では西武・山川から安打増へのヒントをもらったという高部。来季は2年連続盗塁王と、惜しくも今季2位に終わった最多安打のタイトル奪取へ意欲をみせる。「来年は打撃の賞を取りたい。取っている賞(盗塁王)も取っていない賞も取りたい」と意気込んだ。
ロッテの佐々木朗希投手(21)が今季、4月10日・オリックス戦での完全試合達成し、プロ野球新記録となる13連続三振を奪い、コミッショナー特別表彰、パ・リーグ特別賞を受賞した。
壇上に上がり、緊張の表情で「今回、このような賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。来年はタイトルをとってこのステージに上がれるように頑張ります」と来場者の前で明かした。
今季は記憶に残る賞を受賞も4年目にむけて「先発として、規定投球回に到達して、取れる賞は全部取りたい」と力を込めた。
※規定により各1票にそれぞれ1位5点、2位3点、3位1点を与える。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||||||
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選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 | 選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 |
◎村上宗隆 | ヤ | 299 | 0 | 0 | 1495 | ◎山本由伸 | オ | 255 | 7 | 3 | 1299 |
青柳晃洋 | 神 | 0 | 43 | 20 | 149 | 吉田正尚 | オ | 7 | 184 | 18 | 605 |
マクガフ | ヤ | 0 | 34 | 16 | 118 | 山川穂高 | 西 | 1 | 24 | 42 | 119 |
牧秀悟 | デ | 0 | 7 | 12 | 33 | 佐々木朗希 | ロ | 2 | 2 | 19 | 35 |
塩見泰隆 | ヤ | 0 | 7 | 8 | 29 | 柳田悠岐 | ソ | 1 | 3 | 20 | 34 |
清水昇 | ヤ | 0 | 8 | 4 | 28 | 千賀滉大 | ソ | 0 | 3 | 20 | 29 |
小川泰弘 | ヤ | 0 | 4 | 8 | 20 | 松本剛 | 日 | 1 | 4 | 7 | 24 |
山田哲人 | ヤ | 0 | 5 | 0 | 15 | 宮城大弥 | オ | 0 | 1 | 11 | 14 |
今永昇太 | デ | 0 | 3 | 5 | 14 | 平野佳寿 | オ | 0 | 2 | 7 | 13 |
オスナ | ヤ | 0 | 3 | 4 | 13 | 藤井皓哉 | ソ | 0 | 2 | 4 | 10 |
佐野恵太 | デ | 0 | 2 | 7 | 13 | 阿部翔太 | オ | 0 | 0 | 9 | 9 |
中村悠平 | ヤ | 0 | 4 | 0 | 12 | 中川圭太 | オ | 0 | 0 | 7 | 7 |
宮ア敏郎 | デ | 0 | 2 | 0 | 6 | 今宮健太 | ソ | 0 | 0 | 5 | 5 |
大勢 | 巨 | 0 | 1 | 2 | 5 | 部瑛斗 | ロ | 0 | 1 | 1 | 4 |
木澤尚文 | ヤ | 0 | 1 | 1 | 4 | モイネロ | ソ | 0 | 0 | 3 | 3 |
R.マルティネス | 中 | 0 | 0 | 4 | 4 | 牧原大成 | ソ | 0 | 1 | 0 | 3 |
高橋奎二 | ヤ | 0 | 1 | 0 | 3 | 本田仁海 | オ | 0 | 0 | 1 | 1 |
山ア康晃 | デ | 0 | 0 | 3 | 3 | 宗佑磨 | オ | 0 | 0 | 1 | 1 |
岡林勇希 | 中 | 0 | 1 | 0 | 3 | 福田周平 | オ | 0 | 0 | 1 | 1 |
栗林良吏 | 広 | 0 | 1 | 0 | 3 | 水上由伸 | 西 | 0 | 0 | 1 | 1 |
長岡秀樹 | ヤ | 0 | 0 | 2 | 2 | 浅村栄斗 | 楽 | 0 | 0 | 1 | 1 |
伊勢大夢 | デ | 0 | 0 | 1 | 1 | 島内宏明 | 楽 | 0 | 0 | 1 | 1 |
湯浅京己 | 神 | 0 | 0 | 1 | 1 | 該当者なし | 0 | 33 | 85 | ||
近本光司 | 神 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
森下暢仁 | 広 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
該当者なし | 0 | 172 | 199 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
---|---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 投票数 | 選手名 | 球団 | 投票数 |
◎大勢 | 巨 | 209 | ◎水上由伸 | 西 | 177 |
湯浅京己 | 神 | 74 | 阿部翔太 | オ | 58 |
長岡秀樹 | ヤ | 7 | 大関友久 | ソ | 10 |
橋宏斗 | 中 | 6 | 松川虎生 | ロ | 7 |
木澤尚文 | ヤ | 1 | 上川畑大悟 | 日 | 5 |
西純矢 | 神 | 1 | 野村勇 | ソ | 3 |
平内龍太 | 巨 | 1 | 柳町達 | ソ | 3 |
宮森智志 | 楽 | 2 | |||
該当者なし | 2 |
絶対に盗塁失敗、走塁ミスが許されない緊張感のある場面で出場する。今季のロッテの代走での盗塁数は11盗塁だった。昨年は代走でのチーム盗塁数は30個だったことを考えれば、今季は大きく減少したことになる。
昨季は盗塁王に輝いた和田康士朗が代走で21盗塁決めたが、今季は8盗塁(代走での盗塁)。代走でのチーム盗塁数が減少した原因の1つといえそうだ。牽制死や盗塁失敗も目立ち、オールスター明け盗塁が1個もなかったことは気になるところ。昨季までは代走で20年が15盗塁、21年が21盗塁決めており、相手のマークがより厳しくなったのも事実だろう。ここを乗り越え、盗塁技術を上げ、来季は今季以上に盗塁を増やしていきたい。
小川龍成は和田に次ぐ21試合に代走で出場し1盗塁、岡大海が代走で9試合に出場し2盗塁をマークした。小川は代走での心構えについて「一発勝負なので、ミスできない中で攻めていかないと、と思うので、事前の準備でピッチャーの牽制の速さであったり、ピッチャーの癖、キャッチャーの癖、肩の力もそうですけど、そこもしっかり頭に入れた中で、状況に応じた走塁ができるように事前に準備して代走にいくようにしています」と準備の重要性について語った。
6月17日の日本ハム戦では和田、小川、岡の代走3人が勝利に結びつく仕事をやってのけた。2−4の9回先頭のレアードが四球で出塁すると、小川が代走で登場。佐藤都志也の二塁打で小川は三塁へ進むと、二塁打を放った佐藤の代走で和田が出場した。続く安田尚憲の適時打で小川が生還すると、適時打を放った安田に代わり岡が代走で出場。
3−4の9回無死一、三塁で部瑛斗の1ボール2ストライクの4球目149キロストレートで一塁走者の代走・岡が二塁盗塁成功。ベースカバーに入ったショートがボールをこぼしているのを見て、判断よく三塁走者の和田がスタートをきり同点のホームを踏んだ。二塁盗塁を決めた岡は、角中勝也の遊ゴロで三塁に進むと、中村奨吾のレフトへの二塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。
7月12日の西武戦では、3−1の7回無死一塁から代走で盗塁を決めた和田が、空振り三振に倒れ振り逃げを狙った佐藤都志也を刺そうと捕手が一塁へ送球している間に二塁走者の和田は三塁へ。捕手の送球を受けた一塁手は和田を刺そうと三塁へ送球するも悪送球となり、二塁走者の和田がホームインということもあった。
このようにロッテの代走は盗塁だけでなく、1点を奪うために、相手のミス、打球方向など、瞬時に1つ先の塁を狙うかの判断力も重要になってくる。岡は“1つ先を狙う走塁”について「1つ先というのは常に狙っていますし、向こうの送球、少し高い隙、小さなミスを見逃さないようにそこを突かれたら向こうもダメージがありますし、勢いがつく走塁だと思うので、そういうのは大事にしています」と話している。
ロッテは試合終盤に足の速い選手が何人も控えているのは大きな武器。和田、小川は若く代走だけにとどまらず、常時スタメンで出場できるようになれば“足を使った攻撃”という部分ではプラスになる。