ロッテ松川虎生捕手(19)が来年1月の自主トレに心を躍らせている。中学時代に所属した大阪・貝塚ヤングの川端末吉監督の息子にあたるヤクルト川端慎吾内野手(35)らと自主トレ予定。「プロに入る前から慎吾さんと一緒に自主トレをさせてもらいたいと思っていたので嬉しいです」と喜んでいる。
今季は高卒ルーキー史上3人目となる開幕スタメンマスクなど脚光を浴びたプロ1年だったが、シーズン打率は1割7分3厘に終わった。「まずは課題の打撃に取り組みたいです。どうすれば飛ばせるか。自分のポイントで打つことができるか。どういうバットの軌道が理想なのかも見直していきたいです」と百戦錬磨の先輩達に教えを請う。
すでにヤクルト中村悠平捕手(32)も松川らと自主トレを行うことを明かしている。松川は「自主トレには色々な人が来られると聞いているので、色々な話を聞いて質問して練習方法を見て、吸収していけたらと思います」と意気込みを示していた。
ロッテ・松川虎生捕手(19)が27日、今オフの自主トレーニングをヤクルト・川端慎吾内野手(35)と行う考えを明かした。
「プロに入る前から、慎吾さんと一緒に自主トレをさせてもらいたいと思っていたので、嬉しいです」。
松川が中学時代に所属していた大阪・貝塚ヤングの監督を川端の父・末吉さんが務めていた経緯があり、愛媛・松山市内で行われる自主トレ参加が決まった。1年目を終えた今季は76試合に出場し、打率.173、0本塁打、14打点。「まずは課題の打撃に取り組みたいです」と意欲を口にした。
ヤクルト伝統の松山自主トレは大所帯で捕手の中村も参加。松川は「守備ではスローイングも含めて確実性を高めたい」と口元を引き締めた。
高卒新人ながら70試合で先発マスクを任されたロッテの松川が、今オフ、ヤクルト・川端との松山合同自主トレで飛躍を期す。
中学時代に所属した「貝塚ヤング」の監督を川端の父・末吉さんが務めていたことで実現。「課題の打撃に取り組みたい。どうすれば飛ばせるか、どういうバットの軌道が理想なのかも見直したい」。打率.173、0本塁打、14打点に終わった打撃の極意を「代打の神様」から吸収する。
ロッテの松川が来年1月に、ヤクルト・川端が松山で行う自主トレに参加するが27日分かった。川端の父が、中学時代に在籍した貝塚ヤングの監督を務めていた縁などもあり実現。
今季は打撃面で、打率.173、0本塁打、14打点に終わったため「どういうバットの軌道が理想なのかも見直していきたい。色々、質問して練習方法を見て吸収していけたら」と力を込めた。
スタメン、代打、代走、守備固めと様々な役割をこなし、その中で良い働きを見せたロッテの岡大海。絶対的なレギュラーとはいえないかもしれないが、今のマリーンズには欠かせない存在だ。
「スタートと途中から出るときでは、準備の仕方は違ってきます。スタメンだったら自分のペースでどんどん行ける。途中からのときは、行くぞと言われたときにしっかり100%で出られるように、そのために準備をしています」。
代打、代走、守備固めとある程度役割が決まっている選手と違って、岡はベンチスタートの場合、“代打の切り札”、“代走のスペシャリスト”、“試合終盤の守備固め”と求められる役割が試合状況に応じて変わってくる。準備を想定する難しさもあるのだろうか−。
「そうですね、なかなか難しい部分はあると思いますけど、求められている部分もありますし、使っていただいているのでしっかり応えられるように、チームのためにと思って準備しています」。
準備の難しさの中で途中出場した時の打撃成績は、打率.348(23−8)、4打点、2盗塁。7月21日の西武戦では2−4の9回1死満塁の場面で藤岡裕大の代打で登場すると、平良海馬が1ボール2ストライクから投じた4球目のカットボールレフトへはじき返す同点の2点適時打。代走から途中出場した8月12日の日本ハム戦では、2−2の9回1死二、三塁からロドリゲスが1ボールから投じた2球目のツーシームをレフト前にサヨナラ打を放った。
今年9月にオンライン取材した時に、「特にそんな理由はないと思いますけど、1打席しかないので、大きく割り切っていけているのかなと思います」と途中出場した時の集中力の高さの要因について明かしている。
スタメン出場した時も、5月24日の広島戦では6−0の9回無死一塁からエチェバリアの打席中、岡が二塁盗塁を試みると、捕手が後逸する間に一気に三塁を陥れる好走塁と好判断を見せれば、7月2日の楽天戦では0−1の5回1死三塁で、辛島航が1ボールから投じた2球目の外角ストレートに体を投げ出しバットに当てるスクイズを決めた。8月7日の西武戦で4安打、9月1日のソフトバンク戦では、1−0の2回2死一塁で松川虎生の打席中、レイの投球モーションを完全に盗み二塁盗塁成功。スタートから出れば、足を使った攻撃ができる。
今季の岡は12盗塁決めたが、盗塁の失敗はなし。本人は「特に昨年から意識を変えている訳ではなくて、準備もそうですし、イメージとかもしっかりして塁に立っているというのもあります。あとは塁に出てからのピッチャーとの雰囲気、駆け引きは大事にしながらやっています」と自己分析した。
守っても「各ポジションによって打球の質とか、マリンだったら風の影響で変わってくる。練習の中でしっかり風とか整理して試合に臨むようにしています」とレフト、センター、ライトと全てのポジションで出場。試合前練習では「毎日3箇所受けることは難しいので、偏らずにある程度3つのポジションをいけるように準備はしています」と、打球捕を受け準備した。秋季練習を見ても、センターで打球捕する日もあれば、ライトで打球捕という日もあり、毎日違うポジションで打球捕を行っていた。さらに外野だけでなく、ファーストでも10試合に出場。守備面での貢献度も高かった。
スタメン、代打、代走、守備固めと何でもこなせる岡がいることで、選手起用という面で言えば、首脳陣にとっては幅が広がり、とても助かる存在だったのではないだろうか。難しい役割の中で、その期待に応え続ける岡はもっと評価されるべき選手だろう。