わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月2日

[ロッテ]高部瑛斗がフジ「逃走中」に出演「とても楽しく収録することができました」[ニッカン]

今季パ・リーグ盗塁王に輝いたロッテ高部瑛斗外野手(24)が「逃走中」に出る。12月31日午後5時から放送されるフジテレビ「逃走中〜2022大晦日超大型スペシャル〜」への出演が決まり、収録を終えた。

ロッテの選手が同番組に出演するのは初めて。高部は「自身初めてのバラエティー出演となり、緊張もありましたが、周りのタレントさん達が本当に気さくに話しかけてくださり、とても楽しく収録することができました。是非大晦日は家族全員で、逃走中を見ていただけたら嬉しいです」とアピールした。

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[ロッテ]吉井監督「スペインやっつけといたんで」サッカー日本代表祝福、前夜パエリア食らった[ニッカン]

ロッテ吉井理人監督(57)がサッカーW杯の森保采配に刺激を受けた。

日本代表の大一番を前に、前夜はスペイン料理のパエリアを食らった。「スペインやっつけといたんで。わしのおかげやな(笑)」と冗談交じりに日本の劇的勝利を祝福。ドイツ戦で、後半開始時に攻撃的な選手を次々投入した森保監督に「勇気と準備がないとできない。特に短期決戦で、ああいう思い切ったことができるようになりたいと思った」と賛辞を贈った。

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ロッテ・吉井監督、森保監督の采配絶賛!前夜夕飯パエリア食べ「スペインをやっつけておいた」[スポニチ]

ロッテ・吉井監督がサッカー日本代表の森保監督の采配を絶賛した。ZOZOマリンで報道陣に対応し「テレビでドイツ戦はしっかりと見たけど監督の采配は凄い。最後勝負に出たとき、攻撃の選手をどんどんつぎ込んでいた。あれは勇気と準備がないとできない」と0−1から逆転勝利を収めた戦い方を野球でも生かすつもりだ。

日本時間の早朝だったスペイン戦はリアルタイムで見られなかったが「試合前の夕飯でパエリアを食べてスペインをやっつけておいた。朝、起きたら勝っていたのでワシのおかげやなと思いました」と験担ぎでスペインの代表的な料理を食べたことを告白。筑波大大学院でコーチングを勉強した経歴もあり「親近感が湧くよね」と筑波大OBで決勝点を“神アシスト”したMF三笘の活躍も喜んでいた。

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ロッテ・オスナ、ヤクルト・マクガフら151人自由契約公示[スポニチ]

日本野球機構(NPB)は2日、各球団が来季も契約する権利を持つ保留選手名簿と名簿から外れた自由契約選手を公示した。

自由契約は計151人でロッテの守護神ロベルト・オスナ投手(27)、大リーグ復帰を目指すヤクルトのスコット・マクガフ投手(33)、ソフトバンクは残留が基本線と思われたアルフレド・デスパイネ外野手(36)が外れた。またポスティングシステムでメジャー移籍を目指すオリックス・吉田正尚外野手(29)、阪神・藤浪晋太郎投手(28)は移籍が成立するまで球団に保留権があるため記載された。

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井口ロッテ前監督らが野球殿堂入り候補者に[スポニチ]

野球殿堂博物館は2日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表。プレーヤー部門では前ロッテ監督で日米通算2254安打の井口資仁氏(47)ら4人が新たに候補入りした。井口氏は青学大4年時の96年アトランタ五輪で銀メダル。同年ドラフト1位(逆指名)でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、ホワイトソックスなどでもプレーした。09年からはロッテに所属。18年から今季まで5年間、監督を務めた。

また、エキスパート部門では沖縄出身選手のパイオニアである元広島コーチの安仁屋宗八氏(78)、栗山英樹氏(61)が新たに候補入り。栗山氏は12年から昨年までの10年間、日本ハム監督として指揮を執り、大谷(現エンゼルス)を二刀流として育てて世界へと羽ばたかせた。現在は侍ジャパン監督として来年3月に行われる第5回WBCで世界一を目指している。

選考は各部門ごとに定められた投票資格を持つ報道関係者や球界関係者らによる投票で行われ、来年1月13日に発表される。

野球殿堂
日本野球の発展に貢献した人たちの功績を称え、顕彰することを目的に1959年(昭34)に創設された。競技者表彰は08年から、現役引退後5年以上経過した人が選考対象となる「プレーヤー表彰」と、現役以外の監督やコーチ、または選手引退後21年以上経過した人が対象となる「エキスパート表彰」に分かれた。加えて審判やアマチュアを含め球界に貢献のあった人を対象にした特別表彰がある。これまで競技者表彰100人、特別表彰は112人が殿堂入り。

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ロッテ吉井監督もスペイン撃破に一役買った!?[スポニチ]

ロッテ・吉井監督が2日、サッカーW杯で日本代表が強豪スペインを撃破したことに一役買っていた!?ことを告白した。

リアルタイムでは、試合を見なかったというが、実は個人的に験を担いでいたのだ。「試合前の夕飯でパエリアを食べてスペインをやっつけておいた。朝起きたら勝っていたので、ワシのおかげやなと思いました」と、なぜか胸を張った。

この日は取材の予定などが詰まっており、早朝の一戦だっただけに、テレビ観戦はできなかったが、ドイツとの初戦はしっかりと観戦したという。

「監督の采配が凄いと思った。最後勝負に出たとき、攻撃の選手をどんどんつぎ込んでいた。あれは勇気と準備がないとできない」。

ドイツ戦に続き、スペイン戦でも0−1からの逆転勝利。WBCでは侍ジャパンの投手コーチを務める。競技は違えど、同じ日の丸を背負う立場だけに、日本代表の活躍は心から嬉しそうだった。

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[ロッテ]吉井理人監督がサッカーW杯の日本勝利に「ワシのおかげ」、前日夜にパエリアとスパニッシュオムレツを食べて「やっつけておいた」[報知]

ロッテの吉井理人監督が2日、ZOZOマリンで取材に応じ、サッカーW杯スペイン戦での日本の勝利を「勝って、本当に良かったです」と喜んだ。

ドイツ戦は「しっかりと見ていました」というが、スペイン戦は「(オンタイムで)見てはいないけれど応援はしていました」という同監督。それでも「昨日(1日)の夜ご飯でパエリアとスパニッシュオムレツを食べてスペインをやっつけておいた」と“験担ぎ”をしていた事実を明かしてニヤリ。「朝起きて(日本が)勝っていたので『ああ、ワシのおかげだな』と」と劇的な勝利を振り返った。

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[ロッテ]高部瑛斗が31日のフジテレビ系「逃走中〜2022大晦日超大型スペシャル〜」に出演決定[報知]

ロッテは2日、高部瑛斗外野手が31日にフジテレビ系で放送の「逃走中〜2022大晦日超大型スペシャル〜」(後5時)への出演が決まったことを発表した。

ロッテの選手が同番組に出演するのは初めて。収録は既に終了しており、高部は球団を通じて「自身初めてのバラエティ出演となり、緊張もありましたが、周りのタレントさん達が本当に気さくに話しかけてくださり、とても楽しく収録することが出来ました。是非、大晦日は家族全員で逃走中を見て頂けたら嬉しいです」とコメントした。

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ロッテ・吉井監督、W杯森保監督の大胆采配に学ぶ「思い切ったことができるように」[デイリー]

ロッテ・吉井理人監督(57)が2日、サッカー日本代表・森保監督の大胆采配に学ぶことを誓った。

ドイツ戦、スペイン戦で、後半に三笘、浅野らを投入して逆転勝利につなげたことに「勝負をかけにいって攻撃の選手をどんどんつぎ込むのは、勇気と準備がないとできない。思い切ったことができるように自分もなりたい」と感心していた。

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ロッテの井口前監督らが候補者に来年の野球殿堂入り[デイリー]

野球殿堂博物館は2日、来年の野球殿堂入り候補者を発表し、選手としての功績を表彰するプレーヤー表彰で、日米通算2254安打を放ったロッテの井口資仁前監督、西武、巨人で通算320盗塁の片岡治大氏、日本ハムで167セーブを挙げた武田久氏、横浜(現DeNA)、巨人で通算360本塁打の村田修一氏が新たに候補に加わった。

指導者としての実績も加味するエキスパート表彰では昨季まで10年間日本ハムを率い2度のリーグ優勝と日本一に1度導いた日本代表の栗山英樹監督と、沖縄出身プロの先駆者として通算119勝と活躍し、広島で投手コーチなどを長く務めた安仁屋宗八氏が候補に入った。

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ロッテ・吉井監督、勝負手ズバリの日本代表・森保監督に感心「勇気と準備ないとできない」[デイリー]

ロッテの吉井理人監督(57)が2日、ZOZOマリンスタジアムで報道陣に応対し、サッカーW杯のスペイン戦で勝利し、決勝トーナメント進出を果たした日本代表を称えた。

前夜の夕食は験を担ぎ「夜ご飯はパエリアとスパニッシュオムレツを食べました。朝起きたら勝っていたので、わしのおかげやなと思いました。勝ってよかった」としてやったりだった。

1次リーグはドイツ戦、スペイン戦と0−1から後半に、三笘、浅野らを投入。勝負手をズバズバ打ち、逆転勝利した試合に「監督の采配を見てすごいなと思いました。最後に勝負をかけにいって、どんどん攻撃の選手をつぎ込んだじゃないですか。ああいうのって、勇気と準備がないとできないと思います。特に短期決戦でああいう思いきったことができるように、自分もなりたい」と新指揮官は森保采配に感心した。

1次リーグで活躍した三笘が筑波大出身でもあり、「僕は大学院だけですけど、親近感はありますよ。よかったです」と“後輩”の活躍を喜んでいた。

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ロッテ・高部、フジテレビ「逃走中〜2022大晦日超大型スペシャル〜」出演[デイリー]

ロッテ・高部瑛斗外野手(24)が2日、初のバラエティ番組に出演。フジテレビ「逃走中〜2022大晦日超大型スペシャル〜」の収録を終えた。

今季は盗塁王と、ゴールデングラブ賞を受賞し、オフのメディアへの出演依頼が多いという高部外野手は「自身初めてのバラエティ出演となり、緊張もありましたが、周りのタレントさん達が本当に気さくに話しかけてくださり、とても楽しく収録することが出来ました。是非大晦日は家族全員で逃走中を見て頂けたら嬉しいです」と番組のPRをしていた。

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楽天の学生バイトがロッテ球団社長に、18年後に振り返る球界再編「衝撃的な半年」[Full-Count]

◇ロッテ高坂社長は学生バイトとして楽天創設メンバーに加わった

ロッテの高坂俊介代表取締役社長が1日、ZOZOマリンスタジアム内で就任会見を行った。1982年5月10日生まれの40歳で、楽天球団が創設した2004年にはアルバイトとして働いていたという異色の経歴の持ち主だ。38分のロング会見では当時学んだこと、これからのロッテに必要なことについて熱く語った。

楽天球団が創設されたのは2004年9月。2005年から楽天本社への入社が内定していた高坂氏は、学生アルバイトとして球団創設メンバーに加わった。島田亨球団社長をはじめ、小澤隆生事業本部長(現ヤフー代表取締役社長)やビズリーチを起業した南壮一郎氏。創設メンバー達の働きぶりに衝撃を受けたという。

「経営のプロの方々で、今、日本のビジネスを率いる方々が集まってやっていたので、いわゆる一学生だった私からすると、本当に衝撃的な半年間だったので。それは今の社会人人生においては、貴重な経験でした」。

当時は東北学院大経済学部の4年生。球団職員として働くことはなかったが、わずかの期間でも学ぶことは多かった。

「半年の間で、球団に関わる皆さんは胆力というか精神力と言いますか…。本当に新しいこと、何か変化を起こすには本当に相当なエネルギーが必要なんだろうなと横で見ていて感じていました。そして、プロ野球のチームにはエネルギーを注ぐ価値があるんだなと強く感じました。それが楽天イーグルスの立ち上げのところで、携わらせていただいて感じたことですし、それはすごく今の仕事に生きています」。

◇吉井新監督は57歳と年上ばかり「まだ若いので動き回っていきたい」

2007年10月からトラベルズー・ジャパン株式会社へ転職し、2015年1月から経営支援会社リヴァンプへ。ここでロッテ球団との関わりを強く持った。

「ファンの方や地域の方と触れ合う機会もありましたし、加えて球団スタッフの方と触れ合う中で、やはり皆さんマリーンズへの思い入れは強い。こんな球団にしたい、というのはお持ちなんですけど、うまくいかないで苦しんでいると感じていました。これは外部の人間ではなく、中の人間として、しっかり最後までやっていきたいなと思って入社させていただきました」。

2020年2月からマーケティング本部長、2022年1月から執行役員・事業担当を歴任。11月9日に代表取締役社長に就任した。チームは今季リーグ5位と低迷。コロナ禍に見舞われた球団は3期連続で赤字となる見通しだという。

「強い組織を作ることだと思います。今、足りないのは組織の力。それはチームも事業も同じ。しっかり自ら先を読んで、自ら考えて行動できる。そういう人が揃った組織にしていきたいと考えています。私自身も組織の力を引き上げていきたいと思います」。

「マリーンズとして内部昇格の球団社長はこれまではないですよね?30代の前半から現場で走ってきましたので、その経験は生きてくると思います。まだ若いので色んなところで動き回っていきたいと思います」。

チームを率いる吉井理人監督は57歳。チーム編成を引っ張る松本尚樹球団本部長も52歳と年上ばかりだ。だが、40歳の新米社長の志は高く突っ走っていく覚悟だ。

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3期連続赤字も「しっかり投資を」、ロッテ40歳社長が仕掛ける“常勝球団”作り[Full-Count]

◇40歳・高坂社長が就任、3期連続赤字は「先行投資をしっかりやってきたから」

ロッテの高坂俊介代表取締役社長は1日、ZOZOマリンスタジアム内で就任会見を行った。「同じ時期に就任した吉井監督が率いるチームが優勝を成し遂げ、これまで以上に多くの方々を魅了する強い球団になれるように力を尽くしていきたいと思います」と所信表明した。

学生バイトとして2004年の楽天球団創設に携わった高坂社長。コロナ禍に見舞われた球団は3期連続で赤字となる見通しだが、2022年度の売り上げとしては過去最高を記録したという。

「それでも、なぜ赤字だったかというとチームに対する先行投資を2020年以降はしっかりやってきたからなんです。2023年以降もチームに対する先行投資を引き続きやっていきたい」。

高坂社長がいう「先行投資」とは何か?外国人選手やFA選手を獲得するのがチーム補強だけではない。

「チームを強化することを考えた時にメンバー構成はもちろんなんですけど、今のプロ野球で勝とうとするにはチームマネジメントだけでなくて、編成とデータ戦略をしっかりやっていかないといけない」。

「2019年頃までデータ戦略をマリーンズとしてやれてこなかった。2020年以降はしっかり強化するとお話をさせていただきまして、ここ数年、そこに投資してきました。ある程度、蓄積されているものが溜まりつつあるんですけど、まだまだ活かしきれていない。人・モノにしっかり投資していきたいと思います」。

◇2023年シーズンは集客回復がテーマに「ファンの皆様に喜んでいただける企画を」

チームはリーグ5位と低迷したものの、観客動員数1試合平均2万685人はリーグ2位を記録。「減少率は1番少なかった」と明かす。

「集客が落ちる中でも、需要と供給のバランスに応じた価格設定、あとはグッズの売り上げも過去最高になりました。夏のブラックサマーウィークエンドに連動するグッズでは、今までは応援Tシャツが売れていたんですけど、Tシャツは日常でも使えるようなアパレルを企画して投入した結果、売り上げが多く取れました。事業の1つ1つの精度は昔と比べると上がってきた。コロナ禍で苦しい中でも売り上げを過去最高にすることができたことになるのかなと思います」。

ただ、現状に満足することは決してない。新シーズンへの思い入れは強い。

「やはり集客の回復はしっかりやっていきたいと思っています。ファンの皆様に楽しんでいただけたり、喜んでいただけるような企画を考えていきたい。グッズの商品企画も多くの方に手をとってもらえるようなアイテムを用意していきたいと思います」。

「実は2022年度のスポンサー売り上げも過去最高です。地元の企業、大手の企業の方ににマリーンズを応援していただける企業を増やしていきたいですし、マリーンズをもっとスポンサーの皆様にご活用していただけるような提案をしていきたいと思っています」。

動画コンテンツを扱うデジタル面にも「手応えを感じている。ここは新しいファンを増やすためにもやっていきたい」と高坂社長は意気込む。1982年生まれの40歳。「若さもそうですし、マリーンズとしては内部昇格の球団社長はこれまではないですよね?30代の前半から現場で走ってきましたので、その経験は生きてくると思います。まだ若いので色んなところで動き回っていきたいと思います」。チーム、球団を先頭に立って引っ張っていく。

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勝負を決める一打に、繋ぎのバッティング…何でもできるロッテ・中村奨吾[BASEBALL KING]

◇勝負強い打撃にチーム打撃

ロッテの中村奨吾は、今マリーンズで最も替えのきかない存在だ。17年6月28日の西武戦から続いていた連続試合出場が、新型コロナ陽性判定を受けた影響で「630」でストップしたが、4月10日のオリックス戦で1軍復帰すると1試合も休むことなく今季は138試合に出場した。

体が強いというのはもちろんのことだが、何よりも攻撃、走塁、守備での貢献度が高い。打撃面で言えば、6月17日の日本ハム戦、4−4の9回2死満塁から決勝の3点適時二塁打を放てば、7月19日の西武戦で2−3の7回2死一、二塁の第4打席、森脇亮介が1ボール2ストライクから投じた4球目の高めのストレートをレフトへ逆転3ラン。ちなみに7月18日のソフトバンク戦、19日の西武戦、20日の西武戦の決勝打は全て中村だった。

9月8日の日本ハム戦では2−2の8回1死一塁の第4打席、堀瑞輝が2ボール2ストライクから投じた5球目の真ん中高めのストレートをレフトスタンドに放り込む決勝2ラン、9月23日のソフトバンク戦でも2−3の9回にモイネロからレフトホームランテラスに飛び込む値千金の同点ソロを放った。ここぞの場面で、勝負強さが光った。

“勝負を決める”バッティングだけでなく、繋ぐこともできる。4月22日のオリックス戦、3−0の8回無死一塁、部瑛斗が二塁盗塁を決め無死二塁となると、部を三塁へ進めようと3ボール2ストライクから徹底した右打ちで3球連続ファウル。最後は山崎福也のスライダーを二ゴロで三塁へ進め、レアードの犠飛で4点目につなげた。

5月13日のオリックス戦では、2−1の8回無死二塁の打席で、遊ゴロで二塁走者の部を三塁へ進め、佐藤都志也のスクイズで追加点。5月24日の広島戦では、0−0の初回無死一塁の第1打席、一塁走者の部が二塁盗塁を決めると、2番を打つ中村は二ゴロで部を三塁へ進める進塁打。マーティンの犠飛で部が先制のホームを踏んだ。同日の2−0の6回無死二塁の第3打席、一塁へバントを決め、二塁走者の部を三塁へ進めると、マーティンの内野ゴロの間に三塁走者の部が生還。

ノーアウトの場合、特に二塁に走者がいるときは進塁打を打ちにいくことが多かった。打率は.257で物足りないと思うファンもいるかもしれないが、得点を奪うために自らアウトになり走者を進めていたことを忘れてはならない。

◇好走塁に好守備

走塁では、“1つ先の塁”を狙う姿勢を見せ続けた。なかなか得点には繋がらなかったが、4月10日のオリックス戦では1−0の4回無死二塁からレアードの一邪飛で一塁手の捕球体勢を見て二塁走者の中村が三塁へタッチアップするなど、中村が二塁走者だった時に内野フライや外野フライで二塁から三塁へタッチアップすることが多かった。

全打順本塁打を達成した6月1日のヤクルト戦では、3−3の6回2死走者なしからレフトへ放った当たりで、レフトが弾いている間に二塁を陥れ(記録は二塁打)、レアードのセンター前安打で決勝のホームを踏んだこともあった。

また二塁の守備でも、4月12日のソフトバンク戦、3−0の9回1死一、三塁からグラシアルの詰まった打球を前にきてダイビングキャッチすれば、5月11日の楽天戦、3−0の7回1死一塁から炭谷が放った一、二塁間のゴロに追いつき難しい体勢で二塁へ送球し4−6−3のダブルプレーを完成させた。

6月8日の中日戦、9−6の9回1死走者なしからビシエドの高く弾んだ打球、バウンドをうまく合わせて一塁へジャンピングスロー、7月18日のソフトバンク戦、1−1の2回無死走者なしで谷川原のセンター前に抜けていきそうな打球をダイビングキャッチし座ったまま一塁へ送球しアウト。2年連続でのゴールデン・グラブ賞とはならなかったが、今季も守備で投手陣を何度も助けた。

来季に向けて、今季取得したFA権を行使せず残留することが決まった。残留を発表した際、球団を通じて「松本球団本部長の熱い想いを聞かせていただき、残る決意が固まりました。マリーンズに縁があって入団させていただき今年で8シーズンが終わりました。まだ優勝できていないので、このチームで優勝をしたいという想いが強いですし、今はその想いがより強くなりました」と力強いコメントを残した。

中村はチームに欠かせない存在だが、本来のポテンシャルから考えれば、打率3割以上、25本塁打、90打点くらいの成績は残せるはず。来季は今季以上の活躍を見せて欲しいところだ。

[中村奨吾の今季打撃成績]
138試 率.257 本12 点68

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