わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月8日

[一覧]セ・リーグ、現役ドラフトの対象になりえる選手一覧[ニッカン]

「現役ドラフト」が9日午後1時より行われる。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で今オフからの導入が決まった。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組み。

対象選手は今月2日に公示された「契約保留選手名簿」に記載された選手。ただし次の8項目に当てはまる選手は除かれる。

ヤクルト
位置選手年齢
投手奥川恭伸21
高梨裕稔31
山下輝23
原樹理29
木澤尚文24
星知弥28
吉田大喜25
杉山晃基25
梅野雄吾23
市川悠太21
柴田大地25
大西広樹25
金久保優斗23
長谷川宙輝24
久保拓眞26
竹山日向19
大下佑馬30
嘉手苅浩太19
今野龍太27
小澤怜史24
捕手西田明央30
松本直樹29
内山壮真20
古賀優大24
内野手奥村展征27
西浦直亨31
元山飛優24
宮本丈27
太田賢吾25
長岡秀樹21
小森航大郎19
武岡龍世21
松本友27
赤羽由紘22
外野手並木秀尊23
丸山和郁23
山崎晃大朗29
渡邉大樹25
濱田太貴22

DeNA
位置選手年齢
投手東克樹27
阪口皓亮23
徳山壮磨23
小園健太19
坂本裕哉25
入江大生24
上茶谷大河26
三浦銀二22
平田真吾33
深沢鳳介19
田中健二朗33
京山将弥24
池谷蒼大23
田琢登20
平良拳太郎27
中川虎大23
宮國椋丞30
宮城滝太22
石川達也24
捕手戸柱恭孝32
益子京右21
山本祐大24
東妻純平21
内野手森敬斗20
粟飯原龍之介18
田中俊太29
小深田大地19
知野直人23
外野手神里和毅28
楠本泰史27
細川成也24
梶原昂希23
蝦名達夫25
関根大気27

阪神
位置選手年齢
投手西純矢21
馬場皐輔27
森木大智19
鈴木勇斗22
橋遥人27
二保旭30
才木浩人24
浜地真澄24
及川雅貴21
村上頌樹24
島本浩也29
桐敷拓馬23
加治屋蓮31
小林慶祐30
岡留英貴23
湯浅京己23
小川一平25
石井大智25
渡邉雄大31
岩田将貴24
捕手坂本誠志郎29
榮枝裕貴24
長坂拳弥28
藤田健斗21
中川勇斗18
片山雄哉28
内野手山本泰寛29
木浪聖也28
熊谷敬宥27
北條史也28
小幡竜平22
遠藤成21
陽川尚将31
植田海26
寺望夢20
原口文仁30
外野手山俊29
井上広大21
島田海吏26
前川右京19
豊田寛25
板山祐太郎28
小野寺暖24

巨人
位置選手年齢
投手山ア伊織24
今村信貴28
山田龍聖22
赤星優志23
畠世周28
鍬原拓也26
戸根千明30
直江大輔22
石田隼都19
大江竜聖23
代木大和19
戸田懐生21
菊地大稀23
井上温大21
捕手岸田行倫26
山瀬慎之助21
喜多隆介24
内野手湯浅大22
増田大輝29
廣岡大志25
若林晃弘29
中山礼都20
北村拓己27
秋広優人20
菊田拡和21
増田陸22
香月一也26
外野手松原聖弥27
石川慎吾29
岡田悠希22
重信慎之介29

広島
位置選手年齢
投手大道温貴23
森浦大輔24
森翔平24
岡田明丈29
薮田和樹30
黒原拓未23
床田寛樹27
ケムナ誠27
一岡竜司31
高橋昂也24
塹江敦哉25
矢崎拓也27
島内颯太郎26
松本竜也23
アドゥワ誠24
小林樹斗19
藤井黎來23
玉村昇悟21
遠藤淳志23
中村祐太27
捕手中村奨成23
磯村嘉孝30
石原貴規24
木翔斗19
持丸泰輝21
内野手曽根海成27
上本崇司32
三好匠29
林晃汰22
小園海斗22
韮澤雄也21
矢野雅哉23
羽月隆太郎22
外野手野間峻祥29
宇草孔基25
正隨優弥26
中村健人25
末包昇大26
大盛穂26
田村俊介19

中日
位置選手年齢
投手根尾昂22
橋本侑樹24
梅津晃大26
橋宏斗20
岡田俊哉31
福谷浩司31
石森大誠25
森博人24
岡野祐一郎28
勝野昌慶25
鈴木博志25
笠原太郎27
清水達也23
藤嶋健人24
山本拓実22
上田洸太朗20
近藤廉24
捕手味谷大誠19
郡司裕也24
石橋康太22
内野手松渡23
石川昂弥21
石垣雅海24
土田龍空19
溝脇隼人28
星野真生19
外野手鵜飼航丞23
福元悠真23
三好大倫25
ブライト健太23
伊藤康祐22
岡林勇希20

セ・リーグ対象選手※年俸(未更改選手は今季)は日刊スポーツ調べ

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[一覧]パ・リーグ、現役ドラフトの対象になりえる選手一覧[ニッカン]

「現役ドラフト」が9日午後1時より行われる。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で今オフからの導入が決まった。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組み。

対象選手は今月2日に公示された「契約保留選手名簿」に記載された選手。ただし次の8項目に当てはまる選手は除かれる。

オリックス
位置選手年齢
投手山下舜平大20
近藤大亮31
竹安大知28
村西良太25
K−鈴木28
中川颯21
阿部翔太30
本田仁海23
横山楓24
黒木優太28
小木田敦也24
山田修義31
山ア颯一郎24
漆原大晟26
吉田凌25
東晃平22
宇田川優希24
張奕28
捕手若月健矢27
福永奨23
頓宮裕真26
中川拓真20
内野手西野真弘32
野口智哉23
大城滉二29
紅林弘太郎20
太田椋21
山足達也29
大下誠一郎25
宜保翔22
外野手渡部遼人23
元謙太20
来田涼斗20
池田陵真19
佐野皓大26
小田裕也33
佐野如一24

ソフトバンク
位置選手年齢
投手風間球打19
大竹耕太郎27
津森宥紀24
甲斐野央26
田中正義28
高橋礼27
椎野新27
尾形崇斗23
杉山一樹25
大関友久24
橋純平25
藤井皓哉26
板東湧梧26
泉圭輔25
田浦文丸23
木村大成19
松本裕樹26
笠谷俊介25
田上奏大20
捕手牧原巧汰20
谷川原健太25
海野隆司25
九鬼隆平24
渡邉陸22
内野手川瀬晃25
周東佑京26
増田珠23
牧原大成30
井上朋也19
川原田純平20
リチャード23
野村大樹22
三森大貴23
野村勇26
外野手佐藤直樹24
正木智也23
柳町達25
笹川吉康20
上林誠知27
水谷瞬21

西武
位置選手年齢
投手今井達也24
渡邉勇太朗22
宮川哲27
隅田知一郎23
佐藤隼輔22
浜屋将太23
公文克彦30
佐々木健26
森脇亮介30
田村伊知郎28
井上広輝21
羽田慎之介18
與座海人27
本田圭佑29
松岡洸希22
黒田将矢18
大曲錬24
赤上優人23
水上由伸24
捕手岡田雅利33
古賀悠斗23
柘植世那25
中熊大智26
齊藤誠人27
内野手山野辺翔28
渡部健人23
平沼翔太25
山村崇嘉20
呉念庭29
ブランドン24
中山誠吾23
川野涼多21
滝澤夏央19
長谷川信哉20
外野手若林楽人24
鈴木将平24
西川愛也23
愛斗25
仲三河優太20
岸潤一郎26
川越誠司29
高木渉23

楽天
位置選手年齢
投手安樂智大26
早川隆久24
弓削隼人28
高田孝一24
小峯新陸21
内間拓馬24
松井友飛23
藤平尚真24
藤井聖26
西垣雅矢23
津留ア大成25
田萌生24
鈴木翔天26
瀧中瞭太27
泰勝利19
石橋良太31
西口直人26
内星龍20
吉川雄大25
宮森智志24
捕手太田光26
田中貴也30
安田悠馬22
堀内謙伍25
石原彪23
内野手黒川史陽21
山ア剛26
渡邊佳明25
横尾俊建29
入江大樹20
村林一輝25
外野手オコエ瑠偉25
辰己涼介25
吉野創士19
田中和基28
前田銀治19
武藤敦貴21
小郷裕哉26
和田恋27

ロッテ
位置選手年齢
投手佐々木千隼28
種市篤暉24
佐々木朗希21
二木康太27
東條大樹31
東妻勇輔26
廣畑敦也25
八木彬25
鈴木昭汰24
小野郁26
成田翔24
秋山正雲19
岩下大輝26
中村稔弥26
本前郁也25
小沼健太24
中森俊介20
河村説人25
横山陸人21
森遼大朗23
佐藤奨真24
土居豪人22
捕手松川虎生19
佐藤都志也24
江村直也30
加藤匠馬30
植田将太24
柿沼友哉29
内野手池田来翔22
安田尚憲23
平沢大河24
福田光輝25
井上晴哉33
小川龍成24
茶谷健太24
外野手藤原恭大22
菅野剛士29
部瑛斗24
山口航輝22
西川僚祐20
山本大斗20
和田康士朗23

日本ハム
位置選手年齢
投手生田目翼27
達孝太18
吉田輝星21
上原健太28
河野竜生24
井口和朋28
立野和明24
西村天裕29
福田俊25
畔柳亨丞19
鈴木健矢24
石川直也26
池田隆英28
長谷川威展23
松浦慶斗19
北山亘基23
根本悠楓19
北浦竜次22
古川侑利27
田中瑛斗23
捕手清水優心26
古川裕大24
宇佐見真吾29
郡拓也24
田宮裕涼22
梅林優貴24
内野手上川畑大悟25
清宮幸太郎23
野村佑希22
谷内亮太31
石井一成28
有薗直輝19
水野達稀22
阪口樂19
細川凌平20
外野手淺間大基26
五十幡亮汰24
今川優馬25
万波中正22

パ・リーグ対象選手※年俸(未更改選手は今季)は日刊スポーツ調べ

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[記者の目]球団が主導権握る現役ドラフト、真剣に選手のことを考え「他球団のチャンス」を[ニッカン]

◇記者の目

「現役ドラフト」が9日午後1時より行われる。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会の数年にわたる話し合いの末、今オフからの導入が決まった。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組み。結果は同日中にも発表されるが、果たしてどのような制度なのか。


初めての現役ドラフトは、どうなるのか。ある球団幹部は「やってみないと分からない」と話していた。非公開で行われることに加え、制度自体が非常に複雑だ。果たして実りあるものとなるのか。最大の懸念は、本来は戦力外の選手の押し付け合いになってしまうことだろう。現役ドラフト用に戦力外にせずに取っておくことが、可能性としては考えられる。予備指名による暫定指名順位を設けることが“抜け道”を防ぐ手段にはなり得る。

選手からすれば、たとえ戦力外の押し付け合いになったとしても、現役が延びるなら歓迎という考えもできる。しかし、制度の趣旨から言えば、やはり球団が真剣に選手のことを考え「うちでは出場機会は限られるが、他球団ならチャンスがある」という選手を指名対象にすることが求められる。選手会は、在籍年数や1軍登録日数で自動的に指名対象となる制度を求めていた。今後の改正はあり得るとしても、現時点では球団が主導権を握っている。

過去に設けられた「トレード会議」や「セレクション会議」は定着しなかった。戦力の飼い殺しを防ぎ球界全体を活性化させるために、球団、選手両者でよりよい制度に育てて欲しい。

日本ハム稲葉GM
「初めて実施される現役ドラフトに向けて、球団内でしっかり議論を交わしました。出てきたリストを見て、シミュレーションを重ねて、万全の準備ができたと思います。」

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現役ドラフトはどのような制度?各球団、必ず1人は出て1人は入る仕組み/Q&A[ニッカン]

「現役ドラフト」が9日午後1時より行われる。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会の数年にわたる話し合いの末、今オフからの導入が決まった。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組み。結果は同日中にも発表されるが、果たしてどのような制度なのか。Q&Aで紹介する。

現役ドラフト導入まで
18年7月、プロ野球選手会の臨時大会で、米メジャーの「ルール5ドラフト」を日本風にアレンジした「現役ドラフト」が議論され、NPBとの話し合いが始まった。選手会は登録日数などで自動的に指名対象が決まる制度を求めたが、各球団が8人の指名対象を選ぶ案で前進。シーズン中に選手が入れ替わることに反対する球団もあったが、20年1月、「ブレークスルードラフト(仮称)」として同年夏の実施で合意間近となった。ところが同年春、新型コロナウイルスの影響もあり議論がストップした。その後、話し合いが再開。開催時期など変更の末、22年10月、今回の「現役ドラフト」導入が決まった。

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侍ジャパン投手コーチのロッテ吉井監督、ダルビッシュWBC参戦表明に「めっちゃ、嬉しい」[ニッカン]

侍ジャパン投手コーチを務めるロッテ吉井理人監督(57)が8日、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参戦表明を「めっちゃ、嬉しい。投手コーチじゃなくても嬉しい」と歓迎した。東京・港区のTBS本社で、TBSラジオ「石橋貴明のGATE7」(来年1月15・22日、午後8時放送)収録後に取材に応じ、SNSを通じて「ありがとう」などとメッセージを送ったことも明かした。

今夏に渡米した際に、ダルビッシュが日米通算3000奪三振を達成した9月2日のドジャース戦(ドジャースタジアム)を観戦し、対話なども出来た。日本ハム時代も投手コーチとして成長を見てきただけに「球の強さは全く変わっていなくて、変化球も多彩になって、色々なコースに投げ分けられていて、バッターをしっかり研究して意図した配球が出来ている印象。かなり進化しています」と評価した。起用法には「タイプ的には先発ピッチャーだと思っている。個人的には先発で見たいです」。今後、栗山英樹監督(61)と「先発で長いイニングを投げた方がいいのか、短いイニングを後ろの方で投げてくれるもの安心感があるのでいいのか。監督と決めていきたい」と熟考していく意向だ。エンゼルス大谷翔平投手(28)に関しても「バッターもやるのでピッチャーの使い方に関してすごく本当に考えてやらないといけない。簡単にはちょっと言えない。監督と大谷としっかり話して、決めていきたい」と慎重な姿勢を貫いた。

ダルビッシュには野球の戦力だけでなく、他選手らへのスキルアップへの影響にも期待を寄せている。「侍に選ばれている若手のピッチャー、バッターもそうですけれど、ダルは普段何しているとかでも影響を与えることが出来ると思うので、そういう日本のプロ野球界において、すごくプラスになると思います。出来れば宮崎のキャンプから来て欲しいと思っている」。大谷とともに、経験値の還元も願った。

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[ロッテ]二木康太が巻き返しのプロ10年目へ、秦基博さんの名曲のような「エモい」投球を[ニッカン]

ロッテの契約更改が終盤に差しかかる。活躍した選手も、苦しんだ選手も。表情も色々だ。二木康太投手(27)は後者だろう。

「シーズン開幕して2試合はそんなに悪くなかったけど、そこでケガをしてしまって…ケガが治ってからもなかなかいい時の感覚が戻ってこなかったので」。

真顔で、声色も低め。今季は2勝のみ。来季は10年目。中堅投手の域だ。数週間前にも巻き返しへの思いは聞いていた。契約更改会見はさほど深掘りせず、そっと質問を止めた。

背番号18。スピードガンに際立つ数字は出ないが、タイミングの難しさゆえ、好調時は空振りでも見逃しでも三振を奪える投手だ。何より、本拠地ZOZOマリンでの先発が映える。シンガー・ソングライター秦基博さんの「Halation」が登場曲。壮大で“エモい”曲は、マリンの雰囲気にぴったりだ。

私もHalationが流れる時はいつも、記者席でマスクを着けて熱唱している。現キーだと結構きつい。1度、担当記者ツイッターでロッテファンにアンケートを取った。「二木投手が先発でHalationが流れている時、客席でどうしていますか?」。投票数1365票で、結果は以下。

という訳で1度、二木に登場曲への思いを尋ねたことがある。

「すごく、自分の中でもテンションの上がる曲ではありますし、投手の…何て言うんですかね、登場する、マウンドに上がる上でぴったりの曲だと思うので。イントロもすごくいいですし、サビに入るところもすごくいいです。今後変えるつもりもないです。すごくいい曲だなと思います」。

すごくいい、と何度も繰り返す。子供の頃から高校野球が大好きだったんです−。そう回想した。09年夏の甲子園で、テレビ朝日系「熱闘甲子園」でHalationがテーマソングに使われた。当時14歳の二木は毎晩のように聞き、大好きになったという。

15歳になった翌年8月。一気に背が伸びた頃。「すごく暇だったので」と鹿児島情報高の野球部体験入部へ、電車を乗り継いで向かった。同校へ通っている姉からの誘いだった。投げた。監督から誘われた。

「乗り換え時間も結構、都会みたいにどんどん電車出てる訳じゃないので。1時間半とか、長い時には2時間かからないくらいとかはあるかもしれないです」。

桜島を眺め、電車に揺られる青春時代。甲子園には及ばなかったものの、長い線路はプロ野球につながっていた。

もう10年。細かった高校生はたくましい肉体になった。二木を見ていると、自分の高校時代を思い出す。私事ながら、秦基博さんと高校時代にクラスメートだった。一緒に学食に行ったり、ゴムボールで野球をした記憶がおぼろげながら残る。音楽の授業、校歌を歌うと抜群の美声だった。

引き寄せ合うものがあるからこその選曲なのだろうか。穏やかで誠実。二木と、記憶の中の秦さんは、雰囲気がとても似ている。秦さんも、二木がHalationを登場曲にしていることは知っていた。来季は何度も、エモい名曲を響かせてほしい。「吉井さんが監督っていうのはまだ全然実感ないですけど、何とか本当に、力になれるように」。巻き返す薩摩隼人の心意気を見たい。聴きたい。

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国内プロ野球初の試み「現役ドラフト」、9日13時から非公開で実施、各球団苦渋の選択≠[サンスポ]

プロ野球で初の試みとなる現役ドラフトが9日午後1時から非公開で実施される。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるための制度で、2017年からプロ野球選手会と日本野球機構(NPB)が協議を重ねてきた。

各球団は保留者名簿の中から、来季の年俸が5000万円以下(1人に限り年俸5000万円以上、1億円以下の選手も選択可)などの条件付きでドラフト対象となった2人以上の選手をNPBに伝え、当日は全対象選手の中から他球団の獲得希望選手を議長に申告する。希望球団数が最も多い選手を提出した球団Aが最初の指名権を得る。

Aが希望した球団Bの選手を獲得すると、次の指名権はBに移る。以降も同様に指名権が移動していく。指名権を得る球団がなくなった場合は、獲得希望がより多く寄せられた選手の所属球団が優先される。全球団が1人は獲得し、1人は取られるルールのため、11番目の指名順となった球団は12番目の球団の選手を自動的に指名する。

全球団の指名が終わり、当該選手に通達された後にNPBから移籍する選手が一斉に発表される。選手会の森忠人事務局長は「結果を見てみないと」と話しており、問題点があれば来年以降に改善していく意向を示している。

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ロッテ吉井監督、“愛弟子”ダルWBC出場歓迎「短いイニングも安心感ある」[スポニチ]

侍ジャパンの投手コーチも務めるロッテの吉井監督がTBSラジオの「石橋貴明のGATE7」(来年1月15、22日の午後8時から放送)の収録に参加した。

日本ハムの投手コーチ時代に指導した間柄でWBC出場を表明したダルビッシュ(パドレス)について「うれしい。タイプ的には先発だが、短いイニングも安心感がある。栗山監督と話したい」と歓迎した。

また大谷(エンゼルス)の起用法については「打者もやる。投手の使い方はしっかり話して決めたい」と慎重だった。

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メッツ、ロッテなどで監督務めたバレンタイン氏、エンゼルスの球団コンサルタント就任[スポニチ]

メッツなどメジャー3球団で指揮を執り、ロッテでも監督を務めたボビー・バレンタイン氏が、エンゼルスの球団のコンサルタント(相談役)に就任した。

今季はチームの中継局バリースポーツ・ウエストの解説者を務めていた。ペリー・ミナシアンGMは「様々な助言をもらう」と話した。

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ロッテ吉井監督、ダルビッシュのWBC参戦「めちゃくちゃ嬉しい」石橋貴明のラジオ番組に収録参加[スポニチ]

ロッテ・吉井監督が来年1月15、22日の午後8時から放送されるTBSラジオ「石橋貴明のGATE7」の収録に参加した。

収録後には報道陣にも対応。侍ジャパンの投手コーチも務めるだけに、WBC出場を表明したダルビッシュ(パドレス)について、「めちゃくちゃ嬉しい。タイプ的には先発だが、短いイニングでも安心感がある。個人的には先発で見たいが、栗山監督と話したい」と笑顔を見せた。

今夏には米ロサンゼルスで対面。実際に投球も見ており、「球の強さとかはまったく変わっていない。変化球は多彩になって、コースにも投げ分けられて、それで打者のこともしっかりと研究している」と日本ハム投手コーチ時代に同僚だったが、さらに進化していると断言した。

また、東京ラウンドからの参戦が期待されるが、「どこから合流するか、ダルの意志だけでは決められないので、そこも交渉しているみたい。できれば宮崎のキャンプから来て欲しい」と早期合流を願った。

また、大谷(エンゼルス)の起用法については、「大谷は打者もやるので、投手の使い方はしっかりと話して、決めていきたい」と、こちらについては二刀流だけに、言葉も慎重だった。

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[ロッテ]吉井理人監督、ダルWBC参戦表明に「めっちゃ嬉しい」、侍ジャパンで投手コーチ[報知]

侍ジャパンの投手コーチを務めるロッテ・吉井理人監督(57)が8日、日本ハム時代の教え子でもあるパドレス・ダルビッシュ有投手(36)のWBC参戦表明を「めっちゃ嬉しい」と大歓迎した。

この日、TBSラジオ「石橋貴明のGATE7」(来年1月15、22日・後8時)の収録後に取材対応した吉井監督は、ダルビッシュにSNSメッセージで「ありがとう」と伝えたことを明かした。

36歳にしてメジャー自己最多の16勝を挙げた右腕。9月2日(現地時間)のドジャース戦(ドジャースタジアム)を現地観戦した際に「球の強さは(日本ハム時代と)全く変わってなくて、変化球を多彩に投げ分けられるようになっている」と進化を感じたという。

何よりも印象的だったのは「バッターをしっかり研究して、意図した配球ができている」クレバーなマウンドさばき。米国代表の主将・トラウト(エンゼルス)らメジャーの強打者も参戦するだけに、百戦錬磨のベテランの存在は「戦術面でもプラスになる」と期待した。

起用法については「全体のメンバーをまず決めてから、(栗山)監督と決めていきたい。個人的には先発で見たい」との見解を示した。

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移籍活性化へ9日午後1時から初の現役ドラフト…非公開で開催し終了後に発表[報知]

出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が、9日午後1時から初めて開催される。各球団が任意で2人以上のリストを提出。全球団が1人以上獲得、1人以上が他球団に移籍するシステムで2巡目まで行われる。会議自体はオンラインで開催され非公開。終了後、全移籍選手のリストのみが日本野球機構(NPB)から発表される。

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元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏がエンゼルスの相談役に就任、大谷翔平をサポート[報知]

プロ野球ロッテや米大リーグのメッツで監督を務めエンゼルスの地元テレビ局の解説者、ボビー・バレンタイン氏が、エ軍の相談役としてチームのコンサルタントに当たることになった。エ軍のミナシアンGMは7日(日本時間8日)、「彼(バレンタイン氏)には先生の1人になってもらい、様々なヒントをもらう。ずっと依頼はしてきた。周りの優秀な人材には出来るだけ、協力をお願いしたいと考えている」と明かした。

来季のメジャーではピッチクロックの導入、守備シフトの制限、ベースの拡大などの新ルールが導入される。戦術面での評価が高いバレンタイン氏の知恵に期待しての起用となったとみられる。

ルール改革は二刀流の大谷翔平投手のパフォーマンスに大きく影響する改正点といえる。ピッチクロックでは、走者がいない時に15秒以内、いる時に20秒以内に投球動作を開始しなければ、1ボールがカウントされる。大谷は無走者時平均が21.4秒、有走者時平均は26.5秒。大リーグ平均よりも約3秒長めとなっている。

また近年、特に左打者が打席に入った際に多くあった極端なシフトは禁止となる。内野手は2塁ベースを境に左右2人ずつに分かれるため、浅い右翼付近に入ることはできなくなる。シフト守備は今季34.6%。打者・大谷の打撃に影響するルール改正となる。日本選手をよく知るバレンタイン氏が、来季は大谷らをサポートする。

またミナシアンGMは、来春のWBCに出場する大谷のアリゾナ春季キャンプ合流について、ウィンターミーティング後に協議するとし、「どういう状況でも問題ない。1、2週間だけでも、早めに入っても、彼が最善と思う方法でいい」と大谷の意思を尊重する意向。WBC終了後のキャンプ参加についても「メジャーのキャンプにいないからといって、練習をしない訳ではない。彼はきっちり準備するはず」と信頼を口にした。

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ソフトバンクがロッテ守護神オスナ獲得へ[デイリー]

ソフトバンクが今季ロッテでプレーしたロベルト・オスナ投手(27)を獲得することが8日、分かった。

米大リーグではアストロズ時代の2019年にセーブ王に輝くなど通算155セーブ。今年6月に加入したロッテでも29試合に登板して4勝1敗10セーブ、防御率0.91ながら、保留者選手名簿を外れて自由契約となっていた。

ソフトバンクはここ数年、守護神を務めた森が来季は先発転向する方針。今季セットアッパーとして大活躍した藤井も先発に回る見通しだ。オスナはモイネロとともに、救援陣の柱として期待される。

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佐々木朗希完全試合の舞台裏、ロッテの若き最強バッテリーは「あうんの呼吸」[デイリー]

今シーズン、デイリースポーツ記者の心に残った試合、場面を振り返るオフ企画『一投一打』。ロッテ担当の水足丈夫記者は、佐々木朗希投手(21)と松川虎生捕手(19)のバッテリーが完全試合を達成した4月10日・オリックス戦(ゾゾ)を挙げた。快挙の背景にあった2人の固い絆をつづる。

27人目の打者、杉本から三振を奪うと、佐々木朗は両腕を空高く突き上げる。女房役の松川はマウンドへ駆け寄り、右手で力強く握手をかわした。2人で38歳(当時)の若きバッテリー成し遂げた史上16人目の完全試合。松川が献身的な支えと、絶妙の配球で後押しした偉業と感じている。

高卒3年目で直球にさらに磨きのかかった佐々木朗だが、今季初登板の3月27日・楽天戦は6回3失点で降板し、チームも敗れた。同戦は佐々木朗が自分で配球を組み立てていたが、2試合目の4月3日・西武戦から松川主導の配球に切り替えた。8回1失点で初勝利を挙げ、そして快挙のオリックス戦を迎える。

試合前日9日の夜。2人で食事をしながら注意点などを話し合った。当日、登板前のブルペンの状態は良くなかったというが、松川が佐々木朗を勇気づけた。状態が良くないときは「大丈夫っしょ」と声をかけるのが日課。この言葉で佐々木朗も安心してマウンドへ上がれたのだ。

試合では松川の配球がさえ渡った。球界屈指の強打者、吉田正をいかに抑え込むかが勝敗の鍵と見ていた松川の好リードもあって3三振を奪取。4回2死は初球、2球目とカーブで追い込み、フォークで空振り三振に仕留めた。意表を突く配球について右腕は「松川を信じて投げました。松川のいいリードに応えながらいい投球ができた」と結果につながったことを感謝した。

同戦は2人の固い絆が垣間見えるシーンもあった。六回1死満塁。松川があと数センチで柵越えを逃した中堅フェンス直撃の3点二塁打を、佐々木朗は頭を抱えて悔しがった。

試合前のロッカーで佐々木朗は「今日は何本打つやろな」と声をかけていた。期待に応えてくれた打球が、プロ初本塁打にならなかったことを本気で悔しがったという。

朗希の喜びは松川の喜び。松川の喜びは朗希の喜び。あうんの呼吸の2人は、来季も最強バッテリーへと成長していく姿を見せてくれるだろう。

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山本大斗、ロッテ将来の長距離砲担う“ダイナマイト”[デイリー]

類いまれな飛距離で来季は1軍定着を目指す。今季7月に支配下登録されたロッテ・山本大斗外野手(20)は今秋のフェニックス・リーグで4本塁打を放ち、長打力をアピール。吉井監督から「いいスイングをしている。チャンスでドカンと打つ打者になって欲しい」と願いを込め“ダイナマイト”と命名された。

将来の右の長距離砲として期待が高い。今季のイースタン・リーグではチームトップの12本塁打。7月は3試合連続本塁打を放った。昨年までは夏場に食欲が落ち、体重も落ちていたが食トレの成果もあり91キロを維持。「体重とか筋肉量が増えて、飛距離は変わってきた。(スタンドの)中段にいく本数が増えた」と手応えをつかんでいる。“ダイナマイト山本”が強打者への階段を一歩一歩、上がっていく。

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岡義朗氏が今季のロッテを分析、「柱となりえる選手の不在」響く、佐々木朗に「その可能性」[デイリー]

デイリースポーツ評論家の岡義朗氏(69)が、今季のロッテについて投、打、守、走を各10点満点で採点。5位に沈んだ要因として「突き抜ける選手」の不在を指摘した。

佐々木朗や松川など若い選手が出てきた印象だが、今シーズンを見て思ったのは柱となりえる選手がいなかったことだ。こういうチームは勢いに乗っていけば上位に食い込んでもおかしくないが、負けが込むとどうしてもムードの悪さを打開できなくなる。

野手、投手を見渡してもエースであり、4番と断言できる選手がいない。10点満点で言えば8点くらいの選手が多い印象だ。例えば10点の選手がいれば、仮に5点の選手がいても伸びていく。ただ全員が平均的になると、突き抜ける選手が少なくなってしまう。

来季に向けて柱となれる選手が出てくるかどうか。佐々木朗はその可能性を秘めた選手であり、体力面などどれくらい成長できるかがポイントだろう。

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ロッテから自由契約の守護神オスナ、ソフトバンク入り決定的、米球界関係者が証言[デイリー]

ロッテの保留者名簿を外れ、自由契約になったロベルト・オスナ投手(27)がソフトバンクへ移籍することが8日、決定的となった。サンディエゴで開催されている米大リーグのウインターミーティングの会場で複数の米球界関係者が「両者は合意している」と明かした。

メキシコ出身のオスナは今季、メキシコリーグで開幕を迎え、6月にロッテと契約合意。アストロズ時代の19年にセーブ王に輝いた実力を発揮し、29登板で4勝1敗10セーブ、防御率0.91の好成績を残した。来季の契約に関しては11月末に米スポーツ専門局ESPNの記者がツイッターで「ロッテと再契約間近」と伝えたが、球団は今月2日に公示した保留者名簿から同投手の名前を外し、自由契約にしていた。

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ロッテの育成新人4選手、どんな技術を磨き、アピールしていきたい?[BASEBALL KING]

◇今年も育成選手4人入団

ロッテは今年10月に行われたドラフト会議で育成選手を4人指名した。支配下で指名された選手に比べると、現時点では知名度、注目度は低いかもしれない。プロ入りしてからの活躍次第で、自分達の未来を明るくすることができる。

ロッテでは、育成選手でプロ入りした岡田幸文(現楽天コーチ)が2年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、西野勇士は14年から3年連続20セーブを挙げ、トミー・ジョン手術から復帰した今季は37試合に登板して防御率1.73と完全復活を遂げた。ロッテ投手陣に欠かせない存在だ。近年では和田康士朗が21年に盗塁王のタイトルを獲得し、今季も開幕前に小沼健太と佐藤奨真、7月30日に山本大斗が支配下選手となり、小沼が5月26日の広島戦、佐藤奨が6月12日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げた。

野手に関して言えば、岡田は守備、和田は足、山本は長打力と“一芸に秀でた選手”が支配下選手登録を掴めている印象がある。高卒2年目で支配下登録をつかんだ山本は1年目にプロ初出場となった3月20日のDeNA戦で田中健二朗からプロ初本塁打を放つなど、5本のアーチを描くと、2年目の今季は支配下登録される前の7月29日までにチームトップの6本塁打。7月6日の楽天戦では4−4の11回に決勝3ラン、7月8日の西武戦は0−0の7回に先制ソロ、7月27日のヤクルト戦では2−3の8回にレフトへ弾丸ライナーの逆転2ランと、チームトップの本塁打数だけでなく、試合を決める重要な場面での一発が多かった。

投手はじっくりと育成し、西野や森遼大朗は大卒がプロ入りしてくる4年目のオフに支配下選手登録を掴んでいる。森は入団当初は故障が多く、左膝の手術明けということもあり入団会見に松葉杖姿で参加し、18年1月に行われた新人合同自主トレは別メニュー。同年6月に全体練習に合流し、9月9日のBC・武蔵との2軍練習試合でと初実戦を踏み、9月19日の楽天戦で公式戦デビューを果たした。1年目は2軍の公式戦1試合の登板にとどまり、2年目も7月に月間3試合・11回1/3を投げて、2勝0敗、防御率0.79の好成績を収めたが、シーズン終盤に右肘を痛め離脱。3年目にチームトップの61イニングを投げると、4年目の昨季は開幕してから大きな故障なく投げ、イースタントップの10勝を挙げた。そして、オフに支配下選手となった。

◇育成選手達の武器

支配下選手登録となるために、自身の強み・武器を知り、1軍で活躍するためにどんな選手になっていく必要があるか、どんな技術を身につける必要があるのか考えて練習、試合に挑むことが大切だ。和田や森が育成選手から支配下選手になる過程を取材してきて、和田からは自身の武器を知る・磨くことの大切さ、森からは一足飛びではなく一歩ずつ成長していくことの重要性を学んだ。

7日にロッテ本社で行われた新入団会見で、育成で入団した4選手に「支配下選手になるためにどんな技術を磨き、どういうアピールをしていきたいのか」という質問をぶつけた。

吉川悠斗投手(育成1位・浦和麗明高)
「自分のアピールポイントは真っ直ぐと変化球の緩急をつけた投球だと思っているので、まずは真っ直ぐを磨いていきたいです。その後、変化球を低めに集めたりして、球速以上に球速差があるように見えるピッチングができるように、支配下登録されたらなと思います。」
白濱快起投手(育成2位・飯塚高)
「体も全然できていなくて、体も細いので体づくりをこの1年間やっていきたい。角度のある真っ直ぐが自分の売り、この先伸ばしていけたらなと思います。」
勝又琉偉内野手(育成3位・富士宮東高)
「まずは体づくりというところから始まって、自分の売りはスピードであると思うので、攻守で安定性、確率性のある選手を目指してやっていきたいと思います。」
黒川凱星内野手(育成4位・学法石川高)
「打撃の技術を特に磨いていきたいと思っています。フィジカルを強化してプロの強い球に負けない、再現性を高く打率が残せるようなバッティングをして、走攻守全てにおいてトップレベルなアピールをしていきたいと思います。」

この4選手の中から数年後、チームの顔、そして日本代表になっている選手が出ているかもしれない。ただ支配下登録の枠を争うのはこの4人だけではない。このオフ育成選手となった土肥星也、古谷拓郎をはじめとした育成選手達との競争もある。森が高卒でプロ入りしたときは高卒の育成投手は森しかいなかったが、現在は1学年上に田中楓基、永島田輝斗がおり、当時と状況が異なる。じっくりと体を作りをしながらも2年目以降、結果を残していく必要がありそうだ。その道のりは険しいが、未来を切り拓くのは自分自身。将来支配下登録となって1軍で活躍するため、1日1日を無駄にすることなく過ごしていって欲しい。勝負は始まっている。

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