第1巡目 | |||
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指名球団 | 選手名 | 守備位置 | 現所属球団 |
オリックス | 渡邉大樹 | 外野手 | 東京ヤクルト |
福岡ソフトバンク | 古川侑利 | 投手 | 北海道日本ハム |
埼玉西武 | 陽川尚将 | 内野手 | 阪神 |
東北楽天 | 正隨優弥 | 外野手 | 広島 |
千葉ロッテ | 大下誠一郎 | 内野手 | オリックス |
北海道日本ハム | 松岡洸希 | 投手 | 埼玉西武 |
東京ヤクルト | 成田翔 | 投手 | 千葉ロッテ |
横浜DeNA | 笠原太郎 | 投手 | 中日 |
阪神 | 大竹耕太郎 | 投手 | 福岡ソフトバンク |
巨人 | オコエ瑠偉 | 外野手 | 東北楽天 |
広島 | 戸根千明 | 投手 | 巨人 |
中日 | 細川成也 | 外野手 | 横浜DeNA |
第2巡目 | |||
実施されず |
ソフトバンクがロッテを自由契約になったロベルト・オスナ投手(27)を獲得する。
元メジャーセーブ王の実績を携え、今季途中にロッテに加入。29試合で4勝1敗10セーブ、防御率0.91と安定感ある成績を残した。今オフは大リーグ復帰を含めて、日米での争奪戦となっていた。ロッテ残留の可能性もあったが、今月2日に保留者名簿を外れ、自由契約選手として公示されていた。
ソフトバンクは今季は開幕時点で森が抑えだったが、状態を落としモイネロが代役を務めた。来季はエース千賀が米移籍する方向で、森や、今季セットアッパーとして活躍した藤井の先発転向も検討中。ブルペン強化が課題となっていた。
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる「現役ドラフト」が9日、オンラインの非公開で初めて行われた。各球団が指名対象を2人以上出し、必ず1人は出て1人は入る仕組み。日本野球機構(NPB)の保科求己法規室長が議長を務め、午後1時から約45分で終了。同5時に指名結果が発表された。
初めての現役ドラフトを、プロ野球選手会の森事務局長は評価した。他球団で活躍できそうな選手が多いのではと問われ「比較的、そのように感じます。選手会が望んでいたものに近い形だった」と答えた。選手会から移籍する12人に連絡したところ「みんな、ポジティブに捉えていた」という。来季以降の課題については「まだ検討できていない。今回、移籍した選手の活躍を見てから。みんな活躍してくれて、成功となる」と今後に期待した。
NPB選手関係委員会委員長として選手会との折衝にあたった広島鈴木本部長は、評価を「実際に選手が1年間、使われるのか、戦力外になるのか、色々ある」と移籍先での活躍次第と強調。シーズン中の開催案もあった時期については「難しいところ。来年になって検証すればいい」。改善点があるか、選手会と話していくつもりだ。
2巡目指名を希望する球団はあったが、移籍は成立しなかった。広島鈴木本部長が「(2巡目指名を希望する球団が)全部最終的になくなった」と話した。2巡目指名は希望した球団間でのみ行われるため、欲しい選手の所属球団が参加していなければ、指名せずに棄権できる。結果、指名は行われなかった。なお、移籍する12人を育成契約に替えられるかについて、選手会の森事務局長は「できない。支配下登録した選手(の移籍)だから」と否定した。
「現役ドラフト」が9日、非公開で行われ、ヤクルトはロッテから中継ぎ左腕の成田翔を獲得した。小川淳司GMは「初めての制度で、色んな制約がある中で希望の左投手は取った」と話した。一方でオリックス移籍が決まった渡辺大樹は「7年間、大変お世話になりました。さらに努力して今まで指導してくださった方々や応援してくださったファンの方々に恩返しができるように頑張ります」と球団を通じてコメントした。
今オフから導入された「現役ドラフト」が9日、非公開で開催され、ロッテからは成田翔投手(24)がヤクルトへ移籍することが決まった。
移籍が決まり、球団を通じて「自分の中では少し『あるかな』という思いはありました」と率直な胸の内を明かした。
秋田商の小さなエースとして、15年夏の甲子園を沸かせた。先輩のヤクルト石川に姿を重ねる人もいた。社会人野球の選択肢もありつつ、ドラフト3位指名したロッテを選んだ。7年間で1軍登板は15試合。順風満帆ではなかった。
21年にサイドスローに取りかかった。1度オーバースローに戻したが、再び腕を下げた。「(1度サイド転向に)失敗して、自分の中でも曖昧な部分があったので、失敗したけどもう1度挑戦したい気持ちもあった。左に絶対打たれたくない気持ちもあるので」。
同タイプのソフトバンク嘉弥真に師事しスライダーを学び、シュートも投げ始めた。しかし、1軍に左腕リリーフが不在のチーム状況ながら、お呼びがかからなかった。それでも腐らずにこのオフも、懸命にZOZOマリンで走り込む姿があった。
高校を卒業し、雪の積もる故郷から秋田新幹線に乗って上京した。「母と妹と3人でしたね。僕が1人席で、母たちが並んで座って。寮に入って、最初にみんなで家電を見にいきましたね」。懐かしの門出から7年が過ぎ、現実の厳しさも味わいながら、今回あらためてのスタートに。「この新しい制度で新しいチームに移籍をして、しっかり結果を出すことで千葉ロッテマリーンズに恩返しができれば」と決意した。
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる「現役ドラフト」が9日、オンラインの非公開で初めて行われた。日本野球機構(NPB)の保科求己法規室長が議長を務め、午後1時から約45分で終了。同5時に指名結果が発表された。楽天オコエ瑠偉外野手(25)が巨人に、阪神陽川尚将内野手(31)が西武に、日本ハム古川侑利投手(27)がソフトバンクに移籍が決まるなど、実績のある選手も含まれた。希望球団による2巡目指名は行われなかった。
思った以上の選手が出てきた印象を受けた。1軍通算301試合の阪神陽川、同236試合の楽天オコエ、同194試合のヤクルト渡辺ら、それなりに1軍実績のある選手がそろった。「他球団でチャンスを」という球団の親心であれば、制度の趣旨は守られたと言える。また、人気のある選手を出すことで暫定指名順位を上げようとしたのであれば、制度の仕組み自体が機能したことになる。
球団個々にみることで、それぞれの思惑も見えてくる。日本ハムは今季34試合登板の古川侑を出し、同0試合、通算でも7試合の西武松岡を選んだ。同じ右の中継ぎタイプ。一見すれば首をひねりたくなるが、まだ22歳の松岡の伸び代に期待しながら5歳の若返りを選んだか。ロッテは左の若手筆頭と期待されながら伸び悩んでいる成田を出した。ヤクルトに移るが、力勝負のパよりセの方が合うかも知れない。代わって、意外性の打力を秘めるオリックス大下を獲得。得点力アップが課題だけに、チーム事情には沿っている。
一方で、移籍先で即レギュラーや1軍が確約される選手は、ほぼいないだろう。当然、ここから新たな競争が始まる。12人の中から新天地で成功する選手が1人でも多く出て初めて、現役ドラフトは成功したと言える。
今オフから導入された「現役ドラフト」が9日、非公開で開催され、ロッテへはオリックスから大下誠一郎内野手(25)が加入することが決まった。
驚いた。率直に、今のロッテにドンピシャだと感じた。
アマチュア野球担当記者を務めていた19年、大船渡・佐々木朗希投手の希代の速球に魅了された。一方、打者のドラフト候補で最も魅了されたのが当時、白鴎大にいた大下だった。
栃木・小山のグラウンドを訪れた。風格がすごい。コーチかと思った。初対面なのに、まるで昔からの遊び仲間のよう。写真撮影をお願いした。「こんな感じでいいっすか?」。勝手にいきなり取り始めたポーズは、巨人原監督風のグータッチ風。こちらへの警戒心などまるでない。昭和の香り。こんな豪快な大学生がいるのかと驚かされた。
大学2年生で主将になったという。異例の抜擢について、当時の黒宮監督は「自分の長男みたいな感じですよ。やんちゃ坊主だけど、人をまとめる力量はすごい。上級生と比べても統率力が群を抜いていた。なかなかいない人材です」と絶賛。阪神大山を輩出した黒宮監督は「勝負強さは大山の10倍」とも真顔で話していた。
当時、白鴎大にはドラフト候補が4人いた。しかし試合になると、どうしてもカメラを大下に向けてしまう。全力スイング、全力シャウト。撮っていて本当に楽しい。左翼ポジションから戻ってきたところを撮ろうとしたら、ちょこっとカメラ目線でちょこっと決め顔。そういえばその秋のリーグ戦、平成国際大のグラウンドにロッテのスカウトも訪れていた。
対面取材の時は、さほど口数は多くない。ケンドーコバヤシのような語り口。「勝負強さだけは自信あります。勝負、大好きなんで。ランナーがおる時はめっちゃ楽しい。ワクワクする。打てんとめっちゃ悔しい」。語りが熱くなると、敬語といわゆる“タメ口”が混じり出す。じわじわと大下らしさが出てきて、とても良かった。
「同じ学年のやつらと競っていてもダメなんで。常に上を見て行かんと。早くプロに行きたい。すごいピッチャー達と勝負したいです」。
他の大学生や高校生のような模範解答、優等生的な受け答えはほぼなかったように思う。途中で「ガハハハ」と笑い出していたような記憶もある。プロ野球はエンターテインメントの世界。こういう若者こそ、夢を届けるプロ野球選手になるべきだとさえ感じた。
多くの人が言う。「ロッテの選手は大人しい」「真面目な選手が多い」。担当記者としても「補強ポイントは即戦力投手」などと記事を書きつつも、本音では「本当は大下のような選手が1番必要なのでは」とずっと感じていた。
もちろん、右の強打者候補としてまず1軍ベンチに入ることからのスタート。そこさえクリアすれば、大下は千葉ロッテを変える存在になれる。そういえば、誕生日は佐々木朗と同じ11月3日だった。
今オフから導入された「現役ドラフト」が9日、非公開で開催され、ロッテからは成田翔投手(24)がヤクルトへ移籍することが決まった。
成田は秋田商時代に夏の甲子園ベスト8の実績をひっさけ、15年ドラフト3位でロッテに入団。しかしプロ7年間で1軍登板は15試合にとどまっており、サイドスローとして勝負した昨季もわずか3イニングの登板にとどまっていた。2軍では今季46試合に登板し、防御率2.27。巻き返しへ、このオフもZOZOマリンで精力的に走り込む姿があった。
ロッテは9日、地域振興活動「ちばキッズスマイル・プロジェクト」として、千葉・流山市内の公立小中学校全27校に「マリーンズ消毒用アルコールディスペンサー」計2320本を寄贈したと発表した。
この日、市立流山北小学校の5年生約100人、球団マスコットのリーンちゃん、、球団公式チアパフォーマーM☆Splash!!のRIN、井崎義治流山市長、田中弘美流山市教育長、協賛企業リ・パレット株式会社所長補佐の海老原良祐氏が参加し、寄贈式が行われた。
同寄贈は千葉県内10都市で展開しており、流山市への寄贈は今年2度目。
味深い顔ぶれが並んだ。人気、知名度、実績のある選手や過去に開幕投手、今季キャリアハイの成績を残した選手もいた。
若手を中心に出場機会に恵まれない1.5軍クラス≠フ選手の移籍活性化を目的に初めて実施された現役ドラフト。各球団は事前に2人以上を対象選手として申告した。編成上、捕手のリストアップは難しかったようだが、まさに「ウチでは出番は少ないけど、他球団なら活躍の場はあるはず」という親心≠ェ見える人選だった。
会議は報道陣を含めて非公開で行われたが、今回は2巡目の指名をした球団はなく、約45分間でスムーズに終了したという。1球団6人までの関係者が会議に参加し、24選手以上が掲載された対象者リストを確認した。他球団のトレード候補≠把握できたともいえ、改めて別獲得を打診する球団もありそうで、その観点からも移籍の活性化につながりそうだ。
移籍する選手は保留者名簿に含まれる支配下登録選手のため、育成契約に切り替えてキープ≠ウれることもない。今回動いた12人の活躍次第では来年以降、リスト入りを自ら望む選手が出てくることも考えられる。
ヤクルトは9日、現役ドラフトでロッテ・成田翔投手(24)を獲得した。来季高卒8年目の左腕は「なかなか1軍でチャンスをつかめなかった。新しいチームに移籍して、しっかりと結果を出したい。セ・リーグで自分らしい投球を見せられるようにアピールしたい」と意気込んだ。
2016年にドラフト3位で秋田商高からロッテに入団。プロ7年間で通算15試合に登板し、いまだ勝利はない。ただ高3年夏の甲子園で8強に導き、今季は2軍で46試合に登板して防御率2.27と安定した投球を披露するなど、確かな潜在能力を持つ。
ヤクルトには秋田商高の大先輩で、来年1月に43歳になる球界最年長の石川がおり、多くを学んで飛躍につなげたいところだ。小川淳司ゼネラルマネジャーは「左投手が不足している。色んな制度の中での獲得なので、そういう中でも左投手が取れたということですね」と説明。貴重な救援左腕として、球団初のリーグ3連覇を後押しすることが期待される。
プロ野球・現役ドラフト(9日、非公開)初の試みとなる第1回現役ドラフトでは12選手の移籍が決定した。出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的に、2018年から日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会が協議を重ねてきた。
実績のある選手、伸びしろが期待される選手ら豊富な顔ぶれの移籍が決まり、選手会の森忠仁事務局長は「選手会が望んでいたものに近い形だった」と満足そうに振り返った。すでに選手会から全選手に連絡し「みんな、ポジティブに捉えていた」と明かした。
「詳しくは2月に個別に聞いていこうと思うけど、(選手は)チャンスに捉えていた」とし、来季以降への課題には「まだ検討できていないところもあるので、今回、移籍した選手の活躍を見てからになると思う。みんな活躍してくれて、成功となる」と新天地で躍動することを期待していた。
初の試みとなる現役ドラフトが9日、非公開(オンライン)で実施された。第2巡目の指名を行った球団はなく、移籍が決まったのは12選手の平均年齢は26.1歳で拒否権はない。最年長は西武から指名された9年目の阪神・陽川尚将内野手の31歳で、最年少は日本ハムから指名された西武・松岡洸希投手の22歳だった。プロ年数では松岡とロッテから指名されたオリックス・大下誠一郎内野手(25)が3年目でもっとも少なかった。各球団の指名選手は以下の通り。カッコ内は年齢と今季の所属。
各球団は保留者名簿の中からドラフト対象となる2人以上の選手を申告し、全球団が1人は獲得し1人は取られるルールとなっていた。
日本野球機構(NPB)は、現役ドラフトでの12球団の指名獲得選手を発表。オリックス・大下誠一郎内野手(25)が、ロッテに移籍することが決まった。
大下は2020年に白?大から育成ドラフト6位に入団。同年9月14日に支配下登録され、翌15日に楽天戦(ほっと神戸)にプロ初出場。プロ初打席でプロ初本塁打をマークした。育成ドラフト出身の新人選手では、プロ野球史上初となるプロ初打席初本塁打を記録した。
大下は球団を通じ「3年間という短い期間でしたが、育成選手だった自分をここまで育ててくれたオリックスには感謝しています。このターニングポイントをチャンスととらえて自分はやるだけだと思っています。今年、悔しい思いをしましたし、来年、絶対にやってやろうという強い気持ちで頑張ります」とコメントを寄せた。
また、オリックスはヤクルトから渡辺大樹外野手(25)を獲得。背番号は「49」に決定。14日に入団会見を行う予定。
プロ野球で初の試みとなる現役ドラフトが9日、非公開で実施された。各球団は保留者名簿の中からドラフト対象となる2人以上の選手を申告し、全球団が1人は獲得し1人は取られるルールとなっていた。第2巡目は実施されなかった。
全12球団の12選手がシャッフルされることもあり、移籍リストが発表された午後5時前後はNPBの公式サイトがつながりにくくなるなど、ファンの注目度の高さもうかがえた。
各球団の指名選手は以下の通り、カッコ内は元の所属球団。
プロ野球で初の試みとなる現役ドラフトが9日、非公開で実施された。各球団の指名選手は以下の通り、カッコ内は元の所属球団。
ロッテが9日、地域振興活動「ちばキッズスマイル・プロジェクト」の一環で、千葉・流山市内の小学校17校、中学校10校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ml」(計2320本)を寄贈したと発表した。寄贈式は流山北小学校で行われ、井ア義治流山市長、田中弘美流山市教育長、協賛企業のリ・パレット株式会社・海老原良祐所長補佐が参加した。
ヤクルトはロッテの高卒7年目・成田を獲得した。
今季は1軍登板がなく、通算15試合に登板して0勝2敗、防御率5.64だった左腕は「しっかりと結果を出すことでロッテに恩返しができれば。自分らしいピッチングをお見せできるように、しっかりアピールします」とコメントした。
小川淳司GMは「左投手が不足している」と獲得の理由を説明。42歳の石川と同じ秋田商出身の24歳が、大先輩と同じチームで新たなスタートを切る。
ロッテはオリックスから大下を獲得した。プロ3年間で通算52試合に出場し、打率.207、3本塁打、11打点だが、昨年9月7日のオリックスとの首位攻防戦では8回にソロ本塁打、9回にサヨナラ打を浴び首位から陥落した因縁の相手だ。
大下は「チャンスと捉えて、自分はやるだけ。来年絶対にやってやろうという強い気持ち」とコメント。4歳下の佐々木朗と同じ11月3日が誕生日で不思議な縁も多そうだ。
ロッテは9日、「現役ドラフト」で、オリックスの大下誠一郎内野手(25)を獲得し、中継ぎ左腕の成田翔投手(24)ヤクルトに移籍すると発表した。
大下は今季5試合に出場し、打率.250で本塁打なしに終わったが、昨年9月7日にはロッテ戦で8回に代打で同点2ランを放ち、9回1死満塁から中越え打とサヨナラ劇の立役者となった。明るいキャラクターで、来季はムードメーカーとしても期待される。
一方、今季の成田は1軍登板なしに終わったが、2軍では46試合に登板し3勝1セーブ、防御率2.27。左サイドから特徴的な投球で、左打者に対して抜群の強さを誇った。プロ7年間の通算は15試合に登板し0勝2敗、防御率5.64。
オリックス・大下誠一郎内野手(25)が9日の現役ドラフトで、ロッテに移籍することが決まった。これに伴い、オリックスはヤクルト・渡辺大樹外野手(25)を獲得した。背番号は49。
大下は19年ドラフトで白鴎大から育成6位で入団。同年に支配下登録を勝ち取り、32試合に出場して2本塁打を放つなど、声出し役としても存在感を発揮。オリックスの3年間で通算52試合で打率.207、3本塁打、11打点だった。
大下は球団を通じて、「3年間という短い期間でしたが、育成選手だった自分を、ここまで育ててくれたオリックスには感謝しています。このターニングポイントをチャンスと捉えて、自分はやるだけだと思っています。今年、悔しい思いをしましたし、来年、絶対にやってやろうという強い気持ちで頑張ります」とコメントした。
ロッテは9日、子供達の安心・安全な学校生活のため、地域振興活動として「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を行っており、流山市の市内の小学校全17校、中学校全10校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ミリリットル」計2320本を寄贈したと発表した。
流山北小では5年生約100人、球団マスコットのリーンちゃん、球団公式チアパフォ―マーM☆Splash!!のRIN、井崎義治流山市長、田中弘美流山市教育長、協賛企業のリ・パレット株式会社所長補・佐海老原良祐氏が参加して寄贈式を行った。
「ちばキッズスマイル・プロジェクト」の「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ml」寄贈は千葉県内10市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、茂原氏、佐倉市、習志野市、市原市、流山市、浦安市)で展開している。
プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して導入された「現役ドラフト」が、9日午後1時から初めて開催される。
現役ドラフトは非公開で行われ、各球団2人以上提出されたリストから各球団とも最低1人を指名する。外国人、シーズン終了後に育成から支配下選手登録された選手やFA資格を保持する、または過去にFA権を行使した選手、育成選手らは対象外となる。年俸5000万円以上の選手は対象外だが、1人に限って5000万円以上1億円未満の選手をリストアップできる。
獲得希望選手としてより多くの球団から支持を集めた球団が1番目の指名権を得る方式。2巡目まで指名が可能で各球団が少なくても1人を獲得し、1人が移籍するシステムとなっている。移籍が成立した選手のみ公表される。
現役ドラフトを前に、今オフは中日が京田、阿部をトレードに出すなど例年に比べ、若干動きが活発化しているように見える。現役ドラフトに出すならば、より自軍の補強ポイントを埋められるトレードで−、もしくは狙っている他球団の選手を現役ドラフトで出される前にトレードで−、との思惑が働いている可能性も拭えない。どんな移籍が成立するのか、初開催となる現役ドラフトに高い注目が集まっている。
現役ドラフトはオンラインで非公開で開催された。選手のリストは秘密保持義務があるため、各球団の出席者は1球団6人まで。また、同じ理由で1巡目の指名の順番も公開されなかった。
球界関係者によると、12球団で最も多い獲得希望票を集め、1番目の指名権を得たのは日本ハム。日本ハムが西武の松岡を指名し、次は西武が阪神・陽川を指名した。各球団が提出した選手のリストは2人以上がルール。多くの球団が2人だったが、最大4人の球団もあった。
2巡目に参加する意思を示した球団はあったが、最終的には実施されなかった。2巡目は、希望した球団間でのみの移籍が可能なため、獲得を希望する選手の所属する球団が参加しなかった場合は棄権できる。広島・鈴木球団本部長は「2巡目を希望する球団は、下りた球団の中に欲しい選手がいたとなれば、その時点で下りれるから。そしたら最終的にはなくなった」と説明した。
会議は13時にスタートし約45分で終了。17時にNPBから一斉に発表された。議長はNPBの保科法規室長が務めた。
出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、初めて開催され、巨人はオコエ瑠偉外野手(25)を楽天から獲得した。15年ドラフト1位指名を受け、高い身体能力は世代屈指。度重なる故障などもあり、殻を破りきれなかったが「心機一転頑張ります」と誓った。原辰徳監督(64)も「チームの補強ポイントを埋めることができる有力な選手」と期待。来季、確立を目指す正中堅手争いの輪に加わることになる。巨人からは戸根千明投手(30)が広島へ移った。
選手会にとっては念願の現役ドラフト開催となった。約4年にわたり導入を訴え続け、ようやくこぎつけた。森忠仁事務局長は12選手について、移籍で活躍できそうなメンバーか問われ「比較的、そのように感じます。選手会が望んでいたものに近い形だった」と成果を口にした。
もちろん、手探りでの初開催だけに来年以降改善してく必要がある。森事務局長は「今回の選手の活躍を見てからになる」と説明。この選手達が来オフ戦力外となるようでは「出場機会のない選手の移籍活性化」の目的を達成したとは言えない。
今回の選手リストは球団側が選んだ。しかし、選手会では当初から「年数や、1軍登録日数などで自動的にリスト入りする選手が決まるシステム」を希望してきた。選手会案の方が移籍は活性化されるが、球団側からすれば、手塩にかけて育て“さあ来季は1軍に”という選手を獲られる可能性があるだけに簡単に賛成できないだろう。12球団と選手の両者が、納得できるように議論し、改善していきたい。
オリックスは大下誠一郎内野手が、現役ドラフトでロッテへ移籍することになった。白鴎大から2019年ドラフト6位で入団し、20年途中に支配下登録。同年9月15日の楽天戦(ほっと神戸)では、育成入団の新人で史上初となるプロ初打席初本塁打を放った。今季は5試合の出場にとどまったものの、一塁、三塁での起用が可能な選手。常にベンチで声を枯らし、ムードメーカーとしても存在感を発揮していた。
この日は大阪・舞洲の球団施設で自主練習を行い、球団を通じてコメント。「3年間という短い期間でしたが、育成選手だった自分をここまで育ててくれたオリックスには感謝しています。このターニングポイントをチャンスととらえ、自分はやるだけだと思っています。今年悔しい思いをしましたし、絶対にやってやろうという強い気持ちで頑張ります」と来季を見据えた。
出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、初めて開催され、ロッテはオリックスから大下誠一郎内野手を獲得した。
パンチ力のある打撃が魅力でガッツあふれるプレーでもチームを盛り上げるムードメーカー的存在。今季は1軍出場5試合にとどまったが、21年9月7日のオリックス戦(ほっと神戸)で代打で同点ソロを放つなど、勝負強い打撃を披露していた。一方、チームからは中継ぎ左腕・成田翔がヤクルトへの移籍が決まった。プロ7年目の今季は1軍出場無しもファームでは46試合に登板し、3勝0敗、1セーブ、防御率2.27をマークしており、それぞれが新天地での活躍を目指す。
ロッテは9日、「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題した地域振興活動として、流山市の市内の小学校全17校、中学校全10校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ml」計2320本を寄贈したことを発表した。
この日は流山市立流山北小学校で寄贈式を実施。このプロジェクトは千葉県内10市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、茂原氏、佐倉市、習志野市、市原市、流山市、浦安市)で展開しており、「ちばキッズスマイル・プロジェクト」で流山市に寄贈を行ったのは7月15日以来、今年2回目となる。
ヤクルトは9日、現役ドラフトでロッテ・成田翔投手(24)を獲得した。
成田は秋田商から15年にドラフト3位で入団。今季、1軍登板機会なしに終わったが、通算成績は0勝2敗、防御率5.64も左腕から繰り出す鋭いスライダーが武器。ヤクルトには秋田商の先輩左腕、石川も在籍。「自分の中では少しあるかなという思いはありました。これまで、なかなか1軍でチャンスをつかめなかったので、この新しい制度で新しいチームに移籍をして、しっかりと結果を出すことで7年間、お世話になった千葉ロッテマリーンズに恩返しが出来ればと思っています」とコメントした。
さらに「東京ヤクルトスワローズは今年もリーグ優勝をしており、若手、中堅、ベテランが切磋琢磨しながら勝っているイメージがあります。自分もその中に割って入ってポジションを勝ち取れるようになりたいです。ここまで応援をしてくださったファンの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。新たにセ・リーグで自分らしいピッチングをお見せできるようにしっかりとアピールして頑張ります」と意気込みを明かした。
日本野球機構(NPB)は9日、出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」を行い、移籍が決まった選手を発表した。
今オフから初の試み。各球団2人まで獲得できたが、結果的には全球団2巡目指名は見送った。
西武・渡辺久信GMは「会議自体はスムーズに進行したという印象です。会議の主旨が、選手の出場機会を増やすということでしたので、選手達に違うところで活躍の場が与えられることは良いことだと思います」とコメント。一方で、オリックス・福良GMは現役ドラフトについては「移籍した選手の結果が出てみないと分からない」と語った。
楽天・石井一久GM兼監督は「難しい部分はあったと思います。これから完成度が高くなっていけばいいのかなと参加して思いました」と感想。楽天からはオコエが移籍となり「オコエの話じゃないですけど、違う環境に行った方が色んな変化が生まれて、選手がもう1つ開花する可能性もある」とポイントを挙げ「チームのピースだったりはトレードで行っているので、現役ドラフトは何が違うのか、メリットがあるのかを含めて、素晴らしいものになっていけば」と語った。
各球団の獲得選手一覧は以下の通り。()は前所属
オリックスは9日、現役ドラフトで大下誠一郎内野手(25)がロッテへ移籍すると発表した。
大下は19年度の育成ドラフト6位でオリックスに入団。1年目から支配下登録をつかみ、20年は32試合の出場で2本塁打を放った。ただ、今季は5試合の出場に終わった。
大下は「3年間という短い期間でしたが、育成選手だった自分をここまで育ててくれたオリックスには感謝しています。このターニングポイントをチャンスと捉えて、自分はやるだけだと思っています。今年、悔しい主老いをしましたし、来年、絶対にやってやろうという強い気持ちで頑張ります」とコメントした。
また、オリックスはヤクルトの渡辺大樹外野手(25)を獲得し、背番号は「49」に決まったことも発表した。
ロッテは9日、千葉県流山市の市内小学校全17校、中学校全10校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ml」計2320本を寄贈したと発表した。
子供達の安心・安全な学校生活のため、地域振興活動として「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を行っており、流山市立流山北小学校で5年生約100人、球団マスコットのリーンちゃん、球団公式チアパフォ−マーM☆Splash!!のRIN、井ア義治流山市長、田中弘美流山市教育長、協賛企業のリ・パレット株式会社所長補佐海老原良祐氏が参加して寄贈式を行った。
「ちばキッズスマイル・プロジェクト」の「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー500ml」寄贈は千葉県内10市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、茂原氏、佐倉市、習志野市、市原市、流山市、浦安市)で展開している。「ちばキッズスマイル・プロジェクト」で流山市に寄贈を行ったのは7月15日以来今年2回目となる。
ロッテは2年連続2位となり1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝への機運が高まった今季、リーグ5位に終わった。
投手陣は美馬学が後半戦抜群の安定感を見せ2年ぶりに2桁勝利を達成、小島和哉は2年連続で規定投球回に到達したものの3勝11敗と大きく負け越し、佐々木朗希は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなど9勝をマークした。リリーフ陣は勝利の方程式を最後まで固定することができず、夏場には益田直也からオスナに抑え交代もあった。捕手陣に目を向けると、今季は新人の松川虎生、大卒3年目の佐藤都志也を中心にマスクを被った。チーム防御率リーグ4位の「3.39」だったが、失点数はリーグワーストの「536」失点。投手陣をシーズントータルで見るといい部分も悪い部分も多かった印象だ。来季に向けて投手陣をどう立て直していく必要があるのか−。
そこで、現役時代に5年連続2桁勝利を挙げ、2005年のリーグ優勝・日本一に“エース”として貢献し、現役引退後は2年間投手コーチを務めたロッテOBの清水直行さんに、ロッテ投手陣について“8つのテーマ”で語ってもらった。第1回のテーマは「佐々木朗希」投手だ。
清水さんは今季の佐々木について「よく投げた方だなと思います」と評価する。“よく投げた”部分について具体的に訊いてみると、「私は佐々木朗希投手を、高卒3年目としか見ていないんですよ。みんな“日本のエース”、“ストレートのスピード”、“すごい能力”というのが先行しすぎて、実際は彼の年齢、体の出来具合を見て高卒3年目でここまでよく投げたなという印象です」と説明。
佐々木はプロ3年目の今季、初登板となった3月27日の楽天戦で自己最速となる164キロを計測すると、4月10日のオリックス戦ではプロ野球史上16人目となる完全試合達成&NPBタイ記録となる1試合19奪三振を記録。続く17日の日本ハム戦でも8回を無安打に抑える投球を見せるなど、3・4月は5試合に先発登板して、リーグトップタイの3勝、リーグトップの60奪三振の成績を残し、初の月間MVPを受賞した。
5月は6日のソフトバンク戦で6回1失点、13日のオリックス戦も7回1失点、20日のソフトバンク戦も6回1失点、27日の阪神戦は6回無失点と中6日の登板でもしっかりと先発の役割を果たした。5月終了時点で、佐々木は9試合・61回を投げ、5勝0敗、奪三振数は投球回数を大きく上回る94、防御率は1.33。
佐々木の良さについて清水さんは「好不調の波があるにせよ、野球にしっかり取り組んでいるところが良さでもあり、ピッチャーとしてのメンタル、駆け引きは今後必要なんですけど、自分の投げたいボールをしっかり投げようという意識の強さは見えましたね」と話す。
6月3日の巨人戦で5回5失点で今季初黒星を喫すると、6月に入ってから登板間隔を開けて先発することが増えた。
6月以降、登板間隔が開いたのも清水さんからみると「全然想定内で、佐々木朗希という投手を預かっている千葉ロッテマリーンズは、色んな思惑があると思うんですけど、焦らずしっかりステップアップさせている。ただ佐々木朗希に関して辛抱しているように見えますね」と述べた。
また佐々木が登板を重ねるごとに相手チームもコンパクトに振ってきたり、足で揺さぶってきたりと対策をしてきた。
「まだまだ対応というのは今後、必要だと思いますよ。かといってなんなくこなしているかと言ったらそうではないと思っているので、全てをこなせているピッチャーではない。そういう意味ではまだまだピッチャーとしての成長は余地があると思いますね」。
シーズントータルで見ると規定投球回に届かなかったものの、129回1/3を投げて9勝4敗、防御率2.02、リーグ2位の173奪三振を記録した。来季、吉井理人監督は「佐々木朗希には育成計画として今年は1年間、1軍のマウンドで投げることが目標だったのですが、来季はその1個上、中6日でしっかり25試合くらい1週間に1回、健康な体で上がれるというのが来季の目標です」と話している。
清水さんは来季の佐々木朗希について、「143試合ローテーションで回ったら1人に与えられる登板数が約24試合なので、そう考えると僕としては24試合投げて欲しい。24試合先発すれば、ローテーションが1回も飛んでいない計算になるんですよ。今年ビジターでの経験も多かったので、僕としては24試合投げて、プラスポストシーズンというイメージですね」と期待を寄せた。
「自分の中では少しあるかなという想いはありました。これまで、なかなか1軍でチャンスを掴めなかったので、この新しい制度で新しいチームに移籍をして、しっかりと結果を出すことで7年間、お世話になった千葉ロッテマリーンズに恩返しが出来ればと思っています」。
ロッテの成田翔が9日、現役ドラフトでヤクルトへの移籍が決まった。
ロッテでプレーした7年間は常に手薄な左腕事情ではあったが、1軍での登板機会が少なかった。プロ4年目の19年は、同年4月12日の日本ハムの2軍戦で失点するまで、春季キャンプから実戦16試合連続無失点。「やることは変わらないと思う。いつチャンスがきてもおかしくないと思うので、そのチャンスをモノにできるように下で準備したいと思います」。6月に疲労から失点する場面も目立ったが、下半身の使い方を見直した7月以降は再び安定した投球を披露。1軍昇格に向けてアピールを続け、8月18日に昇格したが、登板の機会がなく8月22日に1軍登録を抹消された。
成田がファームに落ちた8月22日は、ファームはロッテ浦和球場で練習日だった。悔しい気持ちがあったはずだが、常に成田が口にする「やるべきことは変わらない」といつもと変わらずグラウンドで汗を流す姿があった。同年、ファームで51試合に登板したが、1軍登板なしに終わった。
「1番は悔しい思いがあるので、その悔しい思いを忘れずに、しっかりやって、来シーズン(2020年)にぶつけないと意味がないと思う。この思いを忘れずに1日1日やっていきたいと思います」。
シーズン終了直後の19年10月2日の取材で、「1番は来シーズン(2020年)に合うフォームを見つけること。1年、1年フォームは誰もが違うと思うので、そこを早く見つけて自分のモノにしなければと思っています」と話し、早速同年10月に行われたみやざきフェニックス・リーグの終盤からやや腕の位置を下げたスリークォーター気味の新しい投球フォームに挑戦。
同年11月12日の秋季キャンプではシート打撃に登板。「(球の力は)ブルペンのときの方が全然良い」と話しながらも、「今日(12日)は、バッターが入って力が入った部分がある。それでも、自分の中では今日みたいな内容は、かなり収穫があったかなと思います」と手応えを掴んだ。
秋季キャンプ終了後の11月23日〜12月4日にかけて、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に派遣され、モーションキャプチャーによる動作解析を行った。
「フォームに関しては自分の投げ方があるので言われなかった。体の向き、胸の位置、腰の位置だったり、細かいことは言われました。変に意識したら投げられないと思うので、教わったメニューをやりながら、対応していきたいと思います」。