わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月24日

契約更改

名前年俸(万円)前年比
佐々木朗8000△5000

※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン

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[一覧]佐々木朗希は8000万円は9位タイ、高卒4年目の投手の年俸[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)がクリスマスイブの24日、契約更改交渉を行い、5000万円増の来季年俸8000万円(金額はいずれも推定)でサインした。ロッテの高卒新人4年目としては06年の西岡剛を抜き、史上最高額となった。

高卒4年目投手の年俸上位一覧
投手(所属)入団1年目2年目3年目4年目
ダルビッシュ有(日本ハム)0515003000720020000
大谷翔平(日本ハム)13150030001000020000
田中将大(楽天)07150060007500018000
藤浪晋太郎(阪神)1315004500850017000
松坂大輔(西武)99130070001000014000
松井祐樹(楽天)141500250065009000
山本由伸(オリックス)1750080040009000
涌井秀章(西武)0580095035008500
宮城大弥(オリックス)2077087050008000
佐々木朗希(ロッテ)201600160030008000
高卒4年目投手の年俸
ダルビッシュ(日本ハム)と大谷(日本ハム)の2億円が野手を含む最高額で、8000万円は宮城(オリックス)と並び9位タイ。過去の9人を見ると、全員が1年目にデビューしてプロ初勝利を記録しているのに対し、佐々木朗は1年目の登板がない。野手を含め、1年目に不出場の高卒選手では、佐々木朗の8000万円が最高になる。

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[ロッテ]佐々木朗希8000万円更改「現状に満足せずもっと高みを」球速より記録より投げきる[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)がクリスマスイブの24日、契約更改交渉を行い、5000万円増の来季年俸8000万円(金額はいずれも推定)でサインした。ロッテの高卒新人4年目としては06年の西岡剛を抜き、史上最高額となった。4月10日の完全試合、13者連続奪三振などで今年の顔になった最速164キロ右腕。代表選出濃厚なWBCも控える来季、新年早々の始動で頂点をつかみ取る。


青、青と来たネクタイは今年はワインレッドだ。華やぐ色が、12・24の佐々木朗の笑顔を引き立てる。プロ3度目の契約更改は「年俸はご想像にお任せしますけど、いい評価をしていただいて」と推定8000万円でサイン。将来目指す年俸額を「何となくはあります」とにおわせる完全試合男は「まだまだできるなと思うので、現状に満足せずもっと高みを目指していければ」と冬を過ごす。

4月10日以後、時の人になった。必然的に集まる注目、好奇の目。それでも「特に。僕は変わらなかったので」と若者は平静に投げ続けた。開幕前の実戦を含めれば、1年間で投じた160キロ台は409球。驚異的な直球とフォークボールを軸に、完全試合や連続奪三振記録を樹立しても、印象に残る試合には「苦しい時期に完投できたのは嬉しかった」と9月2日のオリックス戦(ZOZOマリン)を挙げる。9回完投し、黒星がついた試合だ。

投げきりたい−。1年間の評価を受け、さらに自覚が深まる。球速より記録より大事なこと。「25試合近く投げて、規定投球回に行って、その中で投球内容も比例して良くなってくれればって思います」。球団からも「来年は貯金を」と依頼された。3月にはWBC出場が濃厚だ。「味わう余裕はあるのかな」とこぼしつつ、2つのユニホームで頂点に立てるよう、新年は寒い中での元日投球も辞さない構えだ。

目標の存在になり、背負うものはますます増える。野球少年には「いっぱい勉強して、いっぱい食べて、いっぱい寝て欲しい」と言葉を贈る。そんな大忙しのサンタク朗スがいま、1番欲しいものは?

「うーん、何すかね…オフシーズン」。

今、オフですが。

「もう少し、はい。あと2ヶ月くらい」。

蓄えて蓄えて、一気に解き放つ。

高卒4年目投手の年俸
ダルビッシュ(日本ハム)と大谷(日本ハム)の2億円が野手を含む最高額で、8000万円は宮城(オリックス)と並び9位タイ。過去の9人を見ると、全員が1年目にデビューしてプロ初勝利を記録しているのに対し、佐々木朗は1年目の登板がない。野手を含め、1年目に不出場の高卒選手では、佐々木朗の8000万円が最高になる。

佐々木朗は今季、ルーキー松川とは完全試合を含む17試合でバッテリーを組み、シーズン終盤は佐藤都とも3試合組んだ。来季については「来年誰と組むかは分からないので。まずは自分がしっかりしなきゃいけないと思うので自分でしっかり考えて、その上でバッテリーを組む捕手と話せたら」と話すにとどめた。

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[ロッテ]心を律し続けた佐々木朗希の1年、藤原恭大と佐藤都志也が完全試合で感じたすごみ[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、5000万円増の来季年俸8000万円(金額はいずれも推定)でサインした。

4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で達成した完全試合をもって、その話題性は球界の枠を超えた。海外にも広く名を知られた。

緊迫、熱狂の2時間30分だった。あの試合で中堅を守っていた藤原恭大外野手(22)は、ネット裏最上段にあるスピードガンを何度も何度も見たという。

「甘い球でも打ててないというか、ど真ん中のフォークとか真っ直ぐでも空振ってたので、相当エグいというか。朗希だからできる技かなと思いながら見てました」。

なかなか打たれない。いつ飛んでくるかが普段より分からない中での集中に、後日談も鮮明だ。

「エラーした時は、自分の活躍とかで取り戻すことってできると思うんですけど、完全試合の時のエラーって取り返しのつかないプレーになるので。いつもと違ったプレッシャーはありました。怖いなというか。(エラーしたらネットなどで)たたかれるんだろうなと思いながら、みんなで言いながら守ってました」。

ドラフト同期入団の佐藤都志也捕手(24)は完全試合の日、一塁でのスタメン出場だった。藤原らと同じように身が引き締まった。「プレッシャーはすごく感じました。正直(打球が)飛んでこないで欲しいなというのはありましたね。送球とかも怖いなっていうところは」。

試合中はあえて、ほとんどマウンドに近寄らなかった。「変に声をかけるというよりも、ランナーを出すことがなかったんで、今のいいリズム、テンポで投げさせる方がいいんじゃないかと思って」。ただ、マウンドの背番号17に緊張は見えなかった。「ほんと、楽しんでいるように見えたので、あの時は」。

大阪桐蔭で全国制覇の藤原。聖光学院−東洋大の佐藤都。アマ球界のエリートコースを歩んだ2人でさえ、心のブレを感じてしまうような試合展開だった。

しかし、主役である佐々木朗は投げ終えて会見場に現れると「しっかり心をコントロールしながら最後まで投げ続けることができたかなと思います」と振り返った。「期待を感じながら投げていたんですけど、そこまで気負うことなくいけたかなと思います」とも言った。心のコントロール。実戦で投げ始めたプロ2年目から、よく口にしていたフレーズだ。

「何試合も投げるので、再現性とか高くなきゃいけないと思うので、体も心も、本当に大事だと。調子良かったら次はどう臨むのか、悪かったらどう臨むか。心のコントロールができないと、投手なのですぐボールに出ちゃうと思うので」。

特にはストライク率が8割を超えた試合もあるプロ3年目。マウンド上やマウンド前後での平静が、ボールを操る技術を高めた。佐藤都は後日の回想で、メンタル面にも言及している。

「日常的な会話でもそうですし、自分の像を作っているなって感じはすごく見えます。何か、年数を重ねていくのもあると思うんですけど“これが佐々木朗希だ”っていう自分のビジョンを。みんなも、先輩後輩かかわらず朗希のことを認めている感じがすごくして、それに対して朗希が自分のビジョンというのを描いているように見えるんですよね」。

完全試合を経て、世間からの注目や認知、好奇の目は間違いなく増えた。それでもシンをぶらさずにやり抜いた。佐々木朗はこの日の契約更改会見で言った。

「特に…僕は変わらなかったので。何もなかったかなと思います」。

ストイック、完璧主義と周囲は言う。自分を律する心の強さを証明した1年だった。

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[ロッテ]佐々木朗希4年目は倍増超え、1年目1600万円→4年目8000万円、年俸推移[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が24日、クリスマスイブにZOZOマリンで契約更改交渉を行い、今季の3000万円から5000万円増となる年俸8000万円でサインした。

◇佐々木朗の年俸推移

ロッテの高卒4年目選手の年俸としては、06年西岡剛の5100万円を抜き、史上最高額になった。

球界全体での高卒4年目選手の年俸としては、過去には大谷翔平やダルビッシュ有が2億円、田中将大が1億8000万円、松坂大輔が1億4000万円にそれぞれ達している。(金額は推定)

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[ロッテ]佐々木朗希、5000万円増8000万円で更改、高卒4年目では球団史上最高額[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が24日、クリスマスイブにZOZOマリンで来季の契約更改交渉を行い、5000万円増となる年俸8000万円でサインした。

「年俸はご想像にお任せしますけれど、いい評価をしていただいた。来シーズンは貯金をたくさん作れるように、試合数は(今季20試合登板から)5試合くらい多く投げたいですし、良い内容を残せるように頑張りたい。まだまだ出来るなと思うので、現状に満足せず高みを目指したい。チームとしてリーグ優勝出来るように、自分の出来ることを精一杯やって力になれたらなと思います」とスーツ姿で思いを明かした。

プロ3年目の今季は、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB27年ぶりの完全試合を達成した。同試合では13者連続奪三振の世界新記録もマーク。18歳松川とのバッテリーでの偉業は、ギネス記録としても認定された。続く4月17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でも先発し、8回まで完全投球を続けて降板するという無双ぶり。右手指の血マメによる戦線離脱やシーズン終盤の疲労蓄積もあったものの、20試合に先発し9勝4敗、防御率2.02。奪三振率は12.04をマーク。岩手・大船渡高時代に計測した163キロを1キロ上回る、自己最速164キロも投げた。

今季を振り返り「春先は良いスタートがきれたのですが、中盤に離脱だったり、後半も成績が落ちてしまって、結果的には悔しい1年だったと思います」と反省した。一方、疲労がたまってきた後半戦の9月2日オリックス戦(ZOZOマリン)で、敗れはしたものの完投出来たことを収穫に挙げ、「充実感は去年よりもいいものがあると思います」と完全試合を含めて来季へのプラス材料も得ていた。

侍ジャパン選出が期待されている来年3月のWBCについてにも言及した。「任されたところで全力で投げるだけなので、そのための準備をしたい」。エンゼルス大谷翔平、パドレスのダルビッシュ有らとの共闘の可能性もあるが「現役のメジャーリーガーとプレーする機会は本当に貴重だと思うので、何か自分のためになるように吸収したいと思います」と心待ちにした。

ロッテの高卒4年目選手の年俸としては、06年西岡剛の5100万円を抜く史上最高額になった。

球界全体での高卒プロ4年目選手の年俸としては、過去には大谷翔平やダルビッシュ有が2億円、田中将大が1億8000万円、松坂大輔が1億4000万円にそれぞれ達している。(金額はいずれも推定)


佐々木朗は今季、ルーキー松川とは完全試合を含む17試合でバッテリーを組み、シーズン終盤は佐藤都とも3試合組んだ。来季については「来年誰と組むかは分からないので。まずは自分がしっかりしなきゃいけないと思うので自分でしっかり考えて、その上でバッテリーを組む捕手と話せたら」と話すにとどめた。

高卒4年目投手の年俸
ダルビッシュ(日本ハム)と大谷(日本ハム)の2億円が野手を含む最高額で、8000万円は宮城(オリックス)と並び9位タイ。過去の9人を見ると、全員が1年目にデビューしてプロ初勝利を記録しているのに対し、佐々木朗は1年目の登板がない。野手を含め、1年目に不出場の高卒選手では、佐々木朗の8000万円が最高になる。

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ロッテ・佐々木朗希、球団高卒4年目最高!イブ更改、3000万→8000万円[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が24日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の推定年俸8000万円でサイン。球団の高卒4年目選手としては、2006年・西岡剛の5100万円を抜いて最高額となった。

「年俸はご想像にお任せしますが、いい評価をしていただきました。球団から来シーズンは貯金をたくさんつくって欲しいと言われました」。

4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上16人目の完全試合を最年少20歳で達成。レギュラーシーズンは登板20試合で9勝4敗、防御率2.02。173奪三振はリーグ2位で、自己最速を更新する球速164キロをマークするなど、話題をさらった。

秋には日本代表に強化試合でデビューしており、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍も期待される。現在はWBC公式球でキャッチボールを行い、年末年始も返上して練習を行う予定。早ければ元日にブルペンに入るという。

トップチームとしては初の国際大会が待つ。「ボールも違うので早めに準備したいです。今年は去年よりもシーズンが早く終わったので、そういった意味では自分のペースで早く始められる」と、例年より前倒し調整となる見通しを示した。

クリスマスイブに契約を更改。クリスマスの思い出を聞かれると、「友達と遊んでいた」と目尻を下げた。朗希サンタ≠ヘ子供達に向け「いっぱい勉強して、いっぱい食べて、いっぱい寝て欲しい」とメッセージを送った。

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佐々木朗希&山本由伸&今永昇太、WBCメンバー入り決定!ダルビッシュ&大谷翔平と侍最強ローテ完成[サンスポ]

世界一奪回ローテーションの完成だ。2023年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表30人に、オリックス・山本由伸投手(24)、ロッテ・佐々木朗希投手(21)、DeNA・今永昇太投手(29)ら9選手が入ることが24日、関係者の話で分かった。先発投手陣は、既に参加を表明しているエンゼルス・大谷翔平投手(28)、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)と組む最強ローテが誕生する。

歴代の侍ジャパンで最強の先発陣だ。ダルビッシュ、大谷のメジャー組に加え、日本球界ナンバーワンの山本(オリックス)、完全試合を成し遂げた佐々木朗(ロッテ)がWBCに臨む日本代表30人に入ることが明らかになった。

「起用法を含め、色々なことを考えながら、1番勝ちやすい形になるように考えていきたい」。

栗山監督は10日に開いた野球教室で、メンバー選考について悩ましげに話していた。その中で軸となる中心投手は、既にメンバー入りさせる決断を下した。

最終メンバーの正式発表は来年2月9日。日本野球機構(NPB)は選手の調整を考慮し、年始をめどにした絞り込みを目指している。右の好投手が並ぶ中、今季11勝を挙げた左腕の今永(DeNA)を代表入りさせ、豪華な先発ローテを組むことが可能になった。

来春のWBCでの球数制限の詳細は発表されていないが、2017年大会は1次リーグが65球、2次リーグが80球、準決勝と決勝が95球の制限があり、同じ水準になるとみられる。先発投手の後を受けて登板する第2先発が必要なために今季12勝、リーグ最多の154三振を奪った戸郷(巨人)もメンバーに加えた。

野手は代表入りが内定している鈴木(カブス)と村上(ヤクルト)のほかに、源田(西武)、甲斐、近藤(ともにソフトバンク)、牧(DeNA)、日本人の母を持つヌートバー(カージナルス)をメンバー入りさせた。大リーガー3人と村上に加え、新たに9選手の代表入りが判明。13、17年に準決勝で敗退した日本は09年以来の王座を取り戻すため、30人の絞り込みを急ぐ。

米国やドミニカ共和国は米大リーグの一線級で活躍する選手を招集。日本にとって強敵だが、選手の力量なら侍も負けていない。

「日本が勝つときは打ち合っている感じではなく1、2点の勝負。しっかり守って、投手が頑張る。日本の特長は投手だと思う」。栗山監督は侍ジャパンの長所をそう語る。まずは、戦略の根幹となる最強の先発投手陣を招集することに成功した。

◇日系メジャーリーガーが侍ジャパンへ

日系のメジャーリーガーとして、日本人の母を持つカージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)の侍ジャパン入りが確実となった。メジャー2年目の今季は108試合で打率.228ながら出塁率.340。左翼手としての起用が見込まれる。35人の候補に入っていたガーディアンズのスティーブン・クワン外野手(25)は祖母が日本人だが、両親が日本のパスポートを保持していないなどの理由で出場資格を満たさなかったようだ。

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ロッテ・佐々木朗希が8000万円でサイン、完全試合達成も「結果的には悔しい1年」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が24日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。来季年俸の公表は避けたが、5000万円増の推定8000万円でサインしたとみられる。

「年俸はご想像にお任せしますが、いい評価をしていただきました。球団から『来シーズンは貯金をたくさん作って欲しい』といわれました」。今季は20試合に登板し、9勝4敗、防御率2.02。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では、史上最年少で完全試合を達成した。

躍進のシーズンも「春先はいいスタートを切れたが、中盤に離脱だったり、後半も成績が落ちました。結果的には悔しい1年だったと思います」と振り返った。

4年目の来季に向けて「試合数は今年よりも5試合くらい多く投げたい。その中で今年よりもいい内容が残せるように頑張りたいと思います」と明かした。

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ロッテ・朗希、5000万円増の8000万円で“世代最高給”、完全試合イヤー「いい評価していただいた」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンでチームの大トリとなる契約更改交渉に臨み、5000万円アップの年俸8000万円でサインした。3年目の今季は9勝4敗、防御率2.02で規定投球回数に到達できなかったが、4月10日のオリックス戦で、史上最年少の20歳5ヶ月で28年ぶりとなる史上16人目の完全試合を達成。最大級のインパクトを残し、オリックス・宮城大弥投手(21)と並んで世代最高給に躍り出た。

ワインレッドのネクタイが輝いた。報道陣から「クリスマスイブを意識した?」と質問が飛ぶと、佐々木朗は首をかしげ、苦笑い。今季自己最速となる164キロをマークした怪物は「違います」と食い気味に返答した。そのスピード感に、会見場は爆笑に包まれた。

「年俸はご想像にお任せしますけど、いい評価をしていただいた。(球団からは)来年は貯金をつくって欲しいと言われました」。

詳細は明かさなかったが、今季の3000万円から5000万円増の年俸8000万円程度でサインした模様。高卒4年目では06年西岡剛の球団史上最高額5100万円を大きく上回り、同世代でも宮城に並んだ。2年連続2桁勝利で、日本一に貢献した宮城に対し、佐々木朗は今季20試合登板、129回1/3で9勝4敗。2桁勝利や規定投球回には届かなかった。それでも、完全試合&13者連続奪三振の歴史的快挙、160キロ超を連発する投球は強烈なインパクトを残した。事実、佐々木朗の登板試合は、普段より約3000人増の集客だった。

ファンの期待に応えるべく、来季目標も明確だ。「25試合くらい投げて、規定投球回に行って、その中で投球内容も良くしたい」。それができれば、勝ち数や奪三振数は自然と付いてくる。選出発表はまだだが来年3月開催のWBCも見据える。「いつもより、1、2週間程度、調整も早くなるかもしれない。ブルペンも年が変わるぐらいには」と、現在もWBC球でキャッチボールを継続している。底知れぬ21歳。2023年も衝撃的な投球を見せてくれそうだ。

◇オリ宮城に並んだ

佐々木朗(ロ)が5000万円増の年俸8000万円で契約を更改した。高卒4年目の年俸は08年ダルビッシュ有(日)、16年大谷翔平(日)の2億円が最高で、8000万円は同学年の宮城(オ)らに並ぶ歴代9位タイ。ロッテでは06年西岡剛の5100万円を大幅に上回る最高額となった。なお、ロッテの4年目最高額は17年石川の1億3000万円となっている。

◇登板日の観客動員3000人増

佐々木朗は観客動員でも大きく貢献した。今季ロッテの主催試合は71試合。うち、佐々木朗が先発登板した12試合の観客動員は27万6028人(1試合平均2万3002人)。他投手が先発した59試合の合計は119万2594人(同2万213人)と、1試合平均で3000人近く多かった。完全試合を達成した4月10日オリックス戦(日曜日)を含め土曜、日曜の本拠地登板は4試合だけ。曜日にかかわらず集客力があった。

◇朗希に聞く

≫1年間を振り返ると?
佐々木朗
「春先はいいスタートを切れたけど、中盤に離脱、後半も成績が落ちてしまった。結果的には悔しい1年だった。1年目は体づくり、2年目は少し投げて、3年目はある程度投げることができたが、現状に満足せず、もっと高みを目指したい。」
≫印象的な試合を挙げるなら。
佐々木朗
「後半のオリックス戦(9月2日、1失点完投で敗戦投手)で、あの時期は平均投球数も落ちていた中で、完投できたのは嬉しかった。そういう試合を増やしたい。」
≫昨年と今年で充実感は違うのか。また、年俸も上がり、今1番欲しいものは?
佐々木朗
「充実感に関しては去年とは全然違う。(今欲しいのは)オフシーズン。あと2ヶ月くらいは…。」

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朗希、結婚願望「あります」好きな女性のタイプは…直撃した杉谷氏「世の中の女性が携帯を捨てると」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗が、25日午後9時からTBS系で放送される「サンドウィッチマンのネンイチ!羽生結弦がXmas降臨&大谷翔平&村神様(秘)事実」に出演。今季限りで現役を引退した元日本ハム・杉谷拳士氏のインタビューを受け、その中では結婚観も語った。

対談前、杉谷氏は吉井監督やチームメートを取材。美馬からの疑問である「朗希は早く結婚したいと言っている。好きなタイプな女性はどんな人?」との質問も代行で引き受け、21歳にぶつけた。

杉谷「全国のファンが聞きたいと思うけど、結婚願望はある?」
朗希「あります。」
杉谷「どういった女性がタイプ?」
朗希「僕は、一緒にいる時に携帯電話をいじらない人。」
杉谷「多分、世の中の女性が携帯を捨てると思います。」

2人は昨年10月23日に対戦。結果は空振り三振、見逃しの3球三振、右前打の3打数1安打で、杉谷氏は「一生語り継げる」と喜ぶ。その一方で、佐々木朗は「1、2打席目の三振でチョロいと思った。ちょっと気を抜いたら打たれた」と悔しがった。

球界屈指のエンターテイナー・杉谷氏らしく、随所で「怪物」と呼ばれる若者の等身大を巧みに引き出していた。

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ロッテ佐々木朗、エンゼルス大谷との対戦希望は…生で見たことないも「怖くて打たれる気しかしない」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5:00)に出演し、番組ナビゲーター・東山紀之(56)と対談。将来的なメジャー挑戦への質問やエンゼルス・大谷翔平(28)への印象などについて語った。

対談では東山から「球団の方がいるから言いずらいとは思うんですが、将来的にメジャーって考えてないですか?」と質問が飛ぶと、佐々木朗は「そうですね。しっかり日本でチームに貢献することを第一に考えた上で、その先があると思うので、そこを来シーズンできるようにしたいなと思ってます」と返答。

東山が「佐々木投手がメジャーに行って大谷選手と対戦するという夢を見るんですが、そういうのはいかがですか?」と興味深々に尋ねると、今度は「生で見たことはないんですが、バッティングだったりプレーだったりテレビで見る限りでも凄いので」とコメント。まだ直接会ったこともないと説明した。

さらに東山から「対戦したくないですか?」と聞かれ、佐々木朗は「もう怖いですね。打たれる気しかしないというか…」とポツリ。「でも抑えたら気持ちいいでしょ?」と続けざまに尋ねられると、佐々木朗は「そうですね」と含みを持たせた。

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ロッテ佐々木朗、試合前日から緊張してた?“意外な一面”を告白「球場にも正直行きたくないみたいな…」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5:00)に出演。番組ナビゲーター・東山紀之(56)との対談で「試合前日の夜から緊張と不安に襲われる」という“意外な一面”を明かした。

今季は4月10日のオリックス戦で13者連続奪三振のプロ野球新記録を打ち立て、高卒3年目、20歳5ヶ月の史上最年少で完全試合を達成。規定投球回数には達しなかったものの防御率2.02。20試合に登板し9勝4敗と飛躍の年となった。

そんな佐々木朗だが対談では「試合前日の夜から緊張で不安で…」と心境を明かすと、東山は「本当ですか?常に堂々とされているのであれでも不安感あるんですね」とコメント。佐々木朗は「凄いですよ。もう朝球場にも正直行きたくないなみたいな感じで、不安で不安で…」と続けると、東山はさらに大きな声で「本当ですか?」と驚きの声を上げた。

次に東山から「そういったもの(不安感)をどなたかに言ったりとかありますか?」と尋ねられると、佐々木朗は「全然言わないです」と返答。自分の中だけで解決しようとしていることを説明した。

さらに東山から不安感を払拭するためには「もう練習あるのみとか?」と質問され、佐々木朗は「そうですね、練習してもそんなに自信はつかないんですけど、やり残したことはない状態で試合に入るようにしてます」と返答した。

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ロッテ佐々木朗「今年は背骨を動かすトレーニングを」、エンゼルス大谷と同じ“柔軟性”に東山紀之も驚き[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5:00)に出演し、番組ナビゲーター・東山紀之(56)と対談。エンゼルス・大谷翔平(28)と“同じ特徴”だという「肩周りの柔軟性」を披露した。

佐々木朗は今年4月10日、オリックス戦で13者連続奪三振のプロ野球新記録を打ち立て、高卒3年目、20歳5ヶ月の史上最年少で完全試合を達成。シーズン後には侍ジャパンに選出され、来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも対戦するオーストラリアを相手に4回無失点の好投を見せた。

東山から「特に今年のピッチングは凄かったじゃないですか。自分の中では覚醒したイメージなどありましたか?」と問われ、佐々木朗は「オープン戦初登板で160キロとか出たんですよプロになって初めて。その時、地方球場だったので、まぁ嘘だろうな(笑)とは思いながら投げてて。(それでも)その次の登板で福岡だったんですけど、去年よりも今年の方が投げているボールが良くて、それが数字として表れていたので状態はいいなと思ってました」とコメント。

番組では佐々木朗の特徴である「肩周りの柔軟性」は、日本人最速記録(NPB最速165キロ)を持つエンゼルス・大谷翔平と共通の特性だと紹介。佐々木朗が後ろに手を回した両肘がくっつくほどの柔軟性を見せると、東山は「ここまで柔らかいのはちょっと…バレリーナ並みだな」と驚きの声。佐々木朗は「中学校の時に怪我して、そこから(ストレッチを)怪我防止でずっとやってて、それが今のパフォーマンスに繋がってます」と明かした。

さらに東山から「どういう体操するんですか?」と質問が飛ぶと、佐々木朗は「今年は背骨を動かすトレーニングをしてます。何個かあるか忘れちゃったんですけど(笑)。それを1個1個動かすことから始めて、あとは普通の体幹トレーニングだったり」と回答。“背骨を動かす”という具体的なストレッチ方法は紹介されなかったが、驚くべき柔軟性が伝わる特徴的なエピソードを披露した。

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ロッテ佐々木朗希が5000万円増の年俸8000万円で大トリ更改、「いい評価をしていただきました」[スポニチ]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンでチームでは大トリで契約更改交渉に臨み、今季年俸3000万円から5000万円増となる年俸8000万円(金額は推定)でサインした。

ファンの記憶に刻まれる一年だった。初めて開幕からローテーションに入り4月10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成し、NPB記録となる13者連続奪三振もマーク。自己最速の164キロも記録したプロ3年目は20試合、129回1/3を投げて、9勝4敗、防御率2.02という数字を残した。

グレーのスーツに赤いネクタイで契約更改交渉を終えた佐々木朗は「年俸はご想像にお任せします」と具体的な金額こそ明かさなかったが「いい評価をしていただきました。来シーズンは貯金をたくさん作って欲しいと言われました」と笑顔で語った。

この1年間を振り返って「春先いいスタートが切れたんですが、後半は成績を落としてしまって結果的には悔しいシーズンかなと思います」とコメント。目指していきたい金額については「特にはないです」と明かした。

WBCで仮に選出された場合、どういう役割でどんな投球したい?といった質問には「それはもう任されたところで全力でやりたい。現役のメジャーリーガーとプレーする機会は本当に貴重だと思うので、そのための準備をしたいと思います」と回答。

来季へ向けた意気込みとしては「チームとしてはリーグ優勝できるように、自分のできることを精一杯。力になれたらなと思います」とコメントした。

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ロッテ佐々木朗希、“実戦禁止”だった1年目の苦悩と本音、完全試合につながった「進化の秘密」は[スポニチ]

24日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5:00)では、ロッテの佐々木朗希投手(21)に密着。高校時代の秘蔵映像と合わせ、番組ナビゲーター・東山紀之(56)との独占対談を通じ、知られざる苦悩と進化の舞台裏に迫る。

朗希は今年4月10日、オリックス戦で13者連続奪三振のプロ野球新記録を打ち立て、高卒3年目、20歳5ヶ月の史上最年少で完全試合を達成した。シーズン後には侍ジャパンに選出され、来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも対戦するオーストラリアを相手に4回無失点の好投を見せた。

高校時代に1度も甲子園に出場していない朗希が一躍有名となったのは、3年時に参加した高校選抜の強化合宿。国内外のスカウトが見守る中、非公式ながら高校生最速となる163キロを記録した。この年のドラフト会議で4球団が1位指名し、交渉権を獲得したロッテに入団した。

朗希の育成を担当したのは、当時の投手コーチの吉井理人監督。吉井コーチは、朗希の実戦での登板を1年間封印した。この対応に、朗希は「1年目に1試合も投げないで、この先2年目3年目とどういう風になっていくんだろう」という不安を抱えていたと告白。だが、この期間にトレーニングや研究を重ね、2年をかけて土台作りを行い、あの完全試合の投球に結実させた。

番組では投球練習中の朗希を訪問し、ナビゲーター・東山が、メディアでは多くを語ってこなかった朗希を独占取材。東山は朗希に対し、将来的なメジャー挑戦への意志とエンゼルス・大谷翔平への印象など踏み込んだ質問をぶつけ、朗希の思いを引き出した。プロ1年目で直面した試練と苦悩について率直な思いと、剛速球を投げる身体の秘密、そして進化の舞台裏が解き明かされる。

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[ロッテ]佐々木朗希、WBCへ“超速仕上げ”元日にもブルペン、高卒4年目で球団最高8000万円で更改[報知]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、5000万円増の8000万円でサイン。球団の高卒4年目では西岡剛の5100万円を抜いて最高額。来季は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場へ向け、元日のブルペン入りも示唆。“超速仕上げ”からシーズン25試合登板、規定投球回達成でのリーグ制覇を目指す。

4月10日のオリックス戦(ZOZO)での史上最年少完全試合達成など、球界を席巻した21歳は冷静に1年を振り返った。クリスマスカラーの赤のネクタイをつけ臨んだ契約更改。大幅増に「年俸はご想像にお任せしますけど、いい評価をしていただいた。まだまだできる。現状に満足せずもっと高みを目指していければ」。

来年、3月9日開幕のWBCで侍ジャパン入りが有力視される。「準備はすごく大切。もちろん早めに準備したい。1、2週間程度」と説明。過去にも元日にブルペン入りしたことはあったと言うが、立ち投げ程度だった。来年は「年が替わる頃くらいにしっかり投げられたら」と、世界の舞台へ仕上げていく。同郷の大谷やダルビッシュとも初競演するだけに「現役のメジャーリーガーとプレーする機会は本当に貴重。何か自分のためになるように吸収出来たら」と目を輝かせた。

もちろんシーズンでも飛躍を狙う。「まずリーグ優勝。今年(約6.5回)より、平均1イニング多く投げて登板数を25試合。規定投球回にいって内容も比例してよくなってくれれば」と、20試合、129回1/3から数字を伸ばす。「令和の怪物」が4年目で更なる進化を見せる。

◇「令和の怪物」に聞く、欲しいものは…「オフシーズン」

≫今季印象的な試合は。
佐々木朗
「後半の(9月2日の)オリックス戦。苦しい時期に(9回1失点)完投できたのは嬉しかった。」
≫完全試合ではない?
佐々木朗
「そこまで印象とか、あんまり思わないタイプなので。(注目度は上がったが)特に僕は変わらなかった。」
≫160キロ台を何度も計測。想像以上?
佐々木朗
「去年よりも確実にレベルアップできているなと思うのでよかった。」
≫今年は最速164キロ。来季は伸ばしたいか。
佐々木朗
「そこはちょっと分からない。トレーニングはしっかり継続して結果的に出てくれたら。」
≫赤のネクタイはイブだから?
佐々木朗
「関係ないです(笑)。」
≫大幅増で買いたいものは。
佐々木朗
「今はないですね。」
≫お金で買えないもので欲しいものは。
佐々木朗
「オフシーズン。もう少し、あと2ヶ月くらい。」
≫子供達にサンタとしてプレゼントするならどんな言葉を。
佐々木朗
「いっぱい勉強して、いっぱい食べて、いっぱい寝て欲しい。」

◇今季の朗希

3年目の今季は開幕ローテ入りし、4月10日のオリックス戦(ZOZO)で史上16人目となる完全試合を達成。その試合で日本記録となる13者連続奪三振、プロ野球タイ記録の19奪三振も記録した。翌週の17日・日本ハム戦(ZOZO)でも8回完全投球の快投。シーズン途中はコンデイション不良による抹消もあったが、20試合に登板し9勝4敗、防御率2.02をマークした。

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[ロッテ]佐々木朗希、5000万円増の8000万円で契約更改「いい評価をしていただいた」[報知]

ロッテ・佐々木朗希投手が24日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、5000万円増の8000万円でサインした。(金額は推定)

朗希は「年俸はご想像にお任せします。いい評価をしていただいて、来シーズンは貯金をたくさん作って欲しいと言われました」とコメントした。

朗希は今季3年目で自身初の開幕ローテーション入り。4月10日のオリックス戦(ZOZO)では、史上最年少での完全試合を達成。13者連続三振は新記録、1試合19奪三振もタイ記録だった。20試合で9勝4敗、防御率2.02と飛躍した。来年3月のWBC出場が有力視されている。

佐々木朗の年俸は1年目の20年が1600万円、21年が1600万円、今季が3000万円だった。

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侍Jに国内最強ノーヒッタートリオ、山本&今永&佐々木朗、大谷&ダルらと歴代最強投手陣[デイリー]

来年の3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」にオリックス・山本由伸投手(24)、ロッテ・佐々木朗希投手(21)、DeNA・今永昇太投手(29)が選出されたことが24日、分かった。来年1月初旬に先行メンバーで発表される。今季ノーヒッター達成の国内最強3本柱が、米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手(28)、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)らと強力な投手陣を形成する。

3大会ぶりの覇権奪還へ、日本が誇る投手陣の顔ぶれが見えてきた。2年連続で投手4冠、そして沢村賞にも輝いた“絶対エース”山本、“令和の怪物”佐々木朗、ハマのエース・今永と、強豪国を迎え撃つ侍の先発陣に豪華な名前が並んだ。

3人ともに、今季は大記録を達成した国内組最強の投手。佐々木朗は4月に史上最年少での完全試合を達成するなど、球界を席巻。今永と山本は6月にそれぞれノーヒットノーランを達成している。

「点を与えなければ絶対に負けない。投手というのが日本の絶対的な特徴」と話す栗山監督。米国やドミニカ共和国など、ライバルがメジャーのスター選手を並べてくる中で、勝ち切れる要素は投手力。指揮官は常にその重要性を説いてきた。

メジャー組では大谷、ダルビッシュが出場表明。国内組も山本が「得るものはすごくある」と話せば、今永も「お金を払っても(WBCメンバーに)入りたいくらい」と出場へ意欲を示してきた。

栗山監督が「(最終決定は)ギリギリになると思う」と頭を悩ませるメンバー選考。だが、着実にメジャー組と国内組との融合で歴代最強の投手陣が作られようとしている。

来年1月初旬には山本、佐々木朗、今永を含めた10人ほどの一部主力選手を先行発表する予定。野手ではヤクルト・村上やDeNA・牧、西武・源田らが名を連ねているもようだ。1月下旬の最終30選手の発表へ向け、史上最強の侍軍団が少しずつ姿を現してきた。

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ロッテ・佐々木朗、もっと勝ち星届ける、高卒4年目球団最高額8000万円で更改[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、5000万増の年俸8000万円でサインした。2006年・西岡剛を超える高卒4年目選手の球団史上最高額となった。大トリで更改した右腕は来季の規定投球回到達とキャリアハイを目標に掲げ、WBCに向けて元旦にも投球練習を開始するプランを明かした。(金額は推定)

赤いネクタイで会見場に現れた佐々木朗は一瞬、笑みを浮かべた。5000万円アップに「いい評価をしていただきました。球団からも言われましたけど、来年は貯金をたくさん作れるように頑張りたい」と金額に納得した。

今季は自信を深めた1年となった。初の開幕ローテ入りを果たし20試合に先発。9勝4敗、防御率2.02。4月10日・オリックス戦では完全試合を達成した。

「1年目は体作り、2年目は少し試合に投げて3年目はこういった形で投げることができた。でも現状に満足せずもっと高みを目指していけたら」と言う。来季に向け、「優勝のために、昨年より5試合ぐらい多く投げて、規定投球回にいきたい」と初の規定到達、あらゆる部門でのキャリアハイを見据えた。

最も印象に残る試合には、敗れはしたが9月2日・オリックス戦1失点完投を挙げた。優勝争いの中「負けられない試合で長い回を投げることはみんなが求めている。そういう投球をできるように」と完投増へも意欲。自己最速164キロ超えについても「トレーニングを継続して結果的に出てくれたら」と力を込めた。

3月に迫るWBCに向けては前倒しで高速仕上げにかかる。すでにWBC球で練習している朗希は「ブルペンに入るタイミングも変わってくる。早くなるのかな」。状態次第では元旦に座らせて投げ込むことも視野に入れる。「今年の経験を来年に生かせたら」と朗希。WBC優勝とリーグ制覇へ打者を圧倒する投球で応える。

◇球団最高額

佐々木朗が8000万円で更改し、球団高卒4年目では06年・西岡剛の5100万円を抜き最高額に。なお、歴代高卒4年目最高額は08年・ダルビッシュ有、16年・大谷翔平(いずれも日本ハム)の2億円。他に1億円突破した選手は02年・松坂大輔(西武)、10年・田中将大(楽天)、16年・藤浪晋太郎(阪神)、21年・村上宗隆(ヤクルト)。

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ロッテ・佐々木朗が高卒4年目球団最高の8000万円で更改、歴代最高はダルビッシュ、大谷の2億円[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が24日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み5000万増の年俸8000万円で更改した。球団高卒4年目選手では2006年・西岡剛の5100万円を超える史上最高額となった。(金額は推定)

ちなみに他球団の歴代高卒4年目選手最高額は08年・ダルビッシュ有と16年・大谷翔平(いずれも日本ハム)の2億円。大谷は3年目だった15年の1億円からの倍増だった。

ダルビッシュと大谷を除いて高卒4年目以内で1億円を突破した選手は02年・松坂大輔(西武)の1億4000万円、10年・田中将大(楽天)の1億8000万円、16年・藤浪晋太郎(阪神)の1億7000万円、21年・村上宗隆(ヤクルト)の1億円。投手が5人に対して野手は村上1人となっている。なお、松坂は3年目で既に1億円に達していた。

また、山本由伸(オリックス)は4年目だった20年に9000万円。イチロー(オリックス・95年)や松井秀喜(巨人・96年)は佐々木朗と同じ8000万円とだった。

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ロッテ、全選手の契約更改が終了、保留者ゼロ、昨年に続き全員が一発サイン[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に大トリで臨み、5000万増の8000万円で更改(金額は推定)。ロッテは契約保留者名簿全選手の更改を年内に終えた。

9勝4敗で終えた佐々木朗は高卒4年目の年俸は球団史上最高額となり、大幅増となった。契約更改後「金額はご想像にお任せしますけど、いい評価をしていただきました」と納得の表情を見せた。

保留者はゼロで、昨年に続き全選手が一発サインとなった。

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ロッテ・佐々木朗希、印象に残った試合は「後半のオリックス戦」完全試合は挙げず[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み「金額はご想像にお任せします」と明かし、5000万増の年俸8000万円で更改。今季の印象に残った試合に1失点完投負けとなった9月2日・オリックス戦を挙げた。(金額は推定)

3年目はキャリアハイの9勝2敗、防御率2.02の成績を残した。4月10日・オリックス戦では完全試合を達成したが、印象に残る試合を問われると「後半のオリックス戦です。平均投球数も落ちていた苦しい時期に完投できたのは嬉しかった。来年はそういう試合を増やせればと思っています」と、9月2日の一戦が成長を感じ取った試合だと振り返った。

今季は昨年より9試合上回る20試合に先発。来季は球団からさらなる登板数増の期待をかけられた朗希。この日は首位とは5ゲーム差で優勝争いへ負けられない重圧の中で最速161キロをマークするなど、1失点に抑えた。打線の援護なく、チームは敗れたが「来年は調子の良し悪しに影響されないように、安定した成績を残したい」と来季の登板増、勝ち星増へと意気込んだ。

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佐々木朗希は8千万円で更改4月に完全試合、5千万円増[デイリー]

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、5千万円増の推定年俸8千万円でサインした。4月10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を最年少20歳で達成。「いい評価をしていただいた。まだまだできるなと思うので現状に満足せず、もっと高みを目指していけたらなと思う」と引き締まった表情で話した。

岩手・大船渡高から入団3年目の今季は20試合で9勝4敗、防御率2.02の成績。173奪三振はリーグ2位で、自己最速を更新する球速164キロをマークするなど、順調な成長を印象づけた。

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ロッテ・佐々木朗希が大幅昇給、5000万増の8000万円で更改「いい評価をしてもらった」[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み5000万増の年俸8000万円で更改した。(金額は推定)

今季は4月10日・オリックス戦で完全試合を達成するなど、9勝4敗防御率2.02の成績。大トリで更改し全選手が契約更改を終え「球団にはいい評価をしていただきました。貯金をたくさん作って欲しいと言われました。来年は任されたところで全力で投げる準備をしていきたい」と話した。ロッテは全選手が契約を更改した。

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松川と佐藤都が中心にマスクを被ったロッテ捕手陣、先発投手との相性はどうだった?[BASEBALL KING]

◇松川が先発マスクを被ると…

今季のロッテは松川虎生が70試合、佐藤都志也が63試合でスタメンマスクを被るなど、松川と佐藤が中心にマスクを被った。

ルーキーの松川は石川歩、美馬学といった制球力のあるベテラン、高卒3年目の佐々木朗希とバッテリーを組むことが多く、石川と美馬は先発した20試合全て松川がスタメンだった。特に4月終了時点で石川が6試合・41回1/3を投げて、防御率0.87、佐々木朗希が5試合・36イニングを投げ3勝0敗、防御率1.50だったのも松川のリードによるところが大きい。

7回を無失点に抑え開幕戦で勝利を挙げた3月25日の楽天戦でのヒーローインタビューで石川歩は「調子自体はそんなに良くなかったんですけど、松川にしっかりリードしてもらって抑えられたと思います。高卒新人じゃないみたいでした」と話せば、4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗希もお立ち台で「松川がいいリードしてくれたので、要求に応えながら投げることができたと思います」と感謝した。

美馬は前半戦、13試合・73回2/3を投げて、5勝6敗、防御率4.15だったが、後半戦は7試合・44回を投げ5勝0敗、防御率0.82とエース級の働き。7回を無失点に抑え今季7勝目を挙げたヒーローインタビューで美馬は「序盤、ストライクが入らない中で、松川がしっかりリードしてくれて何とか抑えることができた」と話した。

シーズン最終盤の9・10月は26試合中18試合でスタメン出場し、松川がスタメンマスクを被った時は10勝8敗。ちなみにシーズントータルでは松川が先発マスクを被った試合は37勝33敗と4つの勝ち越しだった。

[松川がマスクを被った時の先発投手成績]
(※試合途中から被った投球内容も含む)
412回2/3 自責140 防御率3.05
石川歩:20試 7勝 7敗 防2.88
美馬学:20試 10勝6敗 防2.91
佐々木朗希:17試 7勝3敗 防2.24
小島和哉:7試 0勝2敗 防4.08
本前郁也:3試 0勝0敗 防3.95
佐藤奨真:3試 1勝1敗 防7.82
種市篤暉:1試 0勝1敗 防9.00

◇佐藤はロメロ、小島が先発の時にマスク

佐藤はロメロ、小島和哉、さらに本前郁也、河村説人、鈴木昭汰、佐藤奨真といったファームから昇格してきた投手の時に先発マスクを被ることが多かった。

佐藤はロメロとバッテリーを組むときは「リズムよく投げさせることが1番いいと思っている」と話すように、試合中の佐藤の動きをよく観察するとロメロが投げ終わったあと、すぐに返球するなどテンポよく投げさせた。

ロメロが先発した3月29日のソフトバンク戦、柳田悠岐3打席全球スライダー勝負で全打席三振に抑えたことがあった。

「勝負はスライダーというところになってくるので、どこかでストレートを見せた方がいいのかなと思ったりはしました。ロメロの状態というか、イニング終わって色々話していく中で、まずは抑えたいというところから入っていった。なので、スライダー、スライダー、スライダーになっていったかなと思います」。

「ただ、そのあとZOZOマリンでやったときは逆にそのスライダーを狙われている。そこは話し合いの中で、真っ直ぐ見せていかないと。逆にスライダーを狙われたときにああいう形になると、試合が終わった後に話しをしたりしています。そこは、共同作業かなと思います」。佐藤はロメロと話し合いながら、ベストな形を選択していった。

今季、松川、佐藤の両捕手とバッテリーを組んだ小島和哉は「今年に関しては(佐藤)都志也、松川だったり、色んなキャッチャーと組ませてもらった。都志也と組んだから、「小島さんこれちょっと入れていきましょうよ」とか、向こうからも意見をいってもらいましたし、僕からもこういうのを試してみようよというのができました。松川と組んだら新しい部分を引っ張り出してくれたり、たくさんのキャッチャーと組めたので色んな部分が見つかりました」と新しい引き出しを見つけることができたようだ。

ロッテは近年、1人の正捕手を置かず、2、3人体制が続いている。今季は松川と佐藤がメインに被ったが、経験のある田村龍弘、加藤匠馬、柿沼友哉といった捕手陣も黙ってはいないだろう。来季は切磋琢磨して、投手陣の良さをたくさん引き出していきたい。

[佐藤がマスクを被った時の先発投手成績]
(※試合途中から被った投球内容も含む)
350回1/3 自責141 防3.62
ロメロ:19試 8勝8敗 防3.15
小島和哉:13試 3勝7敗 防2.97
二木康太:9試 2勝4敗 防4.18
本前郁也:7試 2勝2敗 防4.84
佐藤奨真:5試 1勝3敗 防3.90
河村説人:4試 2勝0敗 防3.32
佐々木朗希:3試 2勝1敗 防0.86
鈴木昭汰:3試 1勝1敗 防5.91
森遼大朗:2試 0勝1敗 防11.57
石川歩:1試 0勝0敗 防9.00

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ロッテ、野手の補強ゼロで大丈夫?スタメンに“穴”…狙い目となる新助っ人候補[Full-Count]

◇ロッテの穴は右翼、一塁…フィットするのはポランコ、マルテ、キブレハン

年の瀬を迎え、各球団は来季の構想を徐々に固めつつある。そんな中、ロッテは野手の新戦力をいまだに発表していない。長年にわたって打線を支えたレオネス・マーティンとブランドン・レアードを自由契約にしたが、補強は現役ドラフトでオリックスから大下誠一郎を獲得したのみ。ここでは他球団を退団した助っ人から、ロッテにフィットしそうな選手達を紹介する。

投手では、ここまでに巨人を退団していたC.C.メルセデスとルイス・カスティーヨと2人の新助っ人との契約合意を発表している。一方で、野手はマーティンとレアードの穴埋めをしておらず、ここまま開幕を迎えれば日本人選手だけのラインナップになる。クリーンアップは、大砲候補として期待される安田尚憲や山口航輝らが務めることになりそうだが未知数感も否めず、助っ人も補強しておきたいところだろう。

投手ではメルセデスを獲得しており、野手でも他球団を退団した助っ人を狙っている可能性も。メジャーリーグから日本行きを噂されていた選手達や、今オフに他球団を退団した助っ人達の多くが新天地と契約し始めている。一方で、いまだにフリーとなっている選手でフィットしそうなのが、グレゴリー・ポランコ(前巨人)、ジェフリー・マルテ(前阪神)、パトリック・キブレハン(前ヤクルト)の3選手だ。

補強ポイントとなってくるのは主にマーティンが務めていた右翼、レアードが務めていた指名打者、レギュラーが定まらなかった一塁だ。今季、巨人でプレーしたポランコの主戦場は右翼。守備では大きなマイナス指標を叩き出したが、メジャー通算96本塁打の打撃が売りだ。今季は138試合に出場して打率.241、24本塁打、58打点、OPS.718と本領発揮とまではいかなかったが、日本に慣れた2年目に爆発する可能性もある。右翼と指名打者でうまく使い分ければ、うってつけの存在だ。

阪神で4年間にわたってプレーしたマルテは、一塁の穴を埋めてくれるだろう。NPBでは通算295試合に出場して打率.266、39本塁打、145打点、OPS.799と打撃成績は悪くない。今季は右足のコンディショニング不良で33試合の出場にとどまったが、怪我さえ癒えれば打棒が復活しそうだ。セ・リーグと違い、右足に不安を抱えながらでも、指名打者として起用する手もある。キブレハンも外野守備に不安があり、ヤクルトではレギュラー定着とはいかず。未知数な部分は大きいが、その反面、大当たりの可能性も秘めている。

◇このまま開幕すると…日本人だけのロッテのラインナップ

予想スタメン
打順守備名前
1荻野
2高部
3中村奨
4安田
5山口
6井上
7佐藤都
8茶谷
9松川

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崖っぷち→他球団が欲する存在に…現役ドラフト“1期生”に求められる役割は?[Full-Count]

◇NPB史上初となる現役ドラフト、キャリア好転のきっかけとなるか

NPB史上初となる現役ドラフトが9日に開催され、各球団がそれぞれ選手1人を放出し、代わりに1人の新戦力を獲得した。パ・リーグ6球団が獲得した選手を詳しく紹介。NPBでのキャリアを振り返るとともに、選手の特徴や新天地で期待される役割などの要素を見ていく。

松岡洸希投手(西武→日本ハム)
独立リーグ・ルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズから、2019年のドラフト3位で西武入り。プロ1年目の2020年に早くも1軍デビューを飾ったが、2試合で防御率13.50、2軍でも19試合に登板して防御率7.77だった。
だが、2021年は2軍での13試合で防御率1.38、奪三振率10.38と長足の進歩を見せた。2022年は2軍で自己最多の31試合に登板し、防御率こそ5.95ながら、奪三振率は9.99と前年同様にハイペースだった。スリークォーターに近いサイドスローから投じられる快速球が大きな武器で、まだ22歳と伸びしろ十分。2023年にオープンする新球場で、高い奪三振力を持つ若き右腕が躍動する姿に期待したいところだ。
正隨優弥外野手(広島→楽天)
大阪桐蔭高から亜大を経て、2018年のドラフト6位で広島に入団。プロ1年目の2019年は2軍で105試合に出場して6本塁打を放ったが、1軍昇格は果たせなかった。2020年には2軍で打率.295、出塁率.393と、課題の確実性が大きく改善。2021年は2軍で打率.293を記録しただけでなく、70試合で11本塁打と長打力も向上したが、1軍では2年続けて打率1割台と結果を残せなかった。
2022年は2軍で打率.262、8本塁打と前年に比べて成績を落とし、3年ぶりに1軍出場なしに終わっていた。それでも、主力に左打者が多い楽天打線において、右の長距離砲候補となる正隨にかかる期待は大きい。大阪桐蔭高の大先輩でもある浅村栄斗内野手が在籍する新天地で、26歳の新鋭が殻を破る活躍を見せられるかに注目だ。

◇リーグワーストの貧打だった西武に大きなプラスか

陽川尚将内野手(阪神→西武)
東京農大から2013年のドラフト3位で阪神に入団。3年目の2016年にウエスタン・リーグで本塁打と打点の2冠に2年連続で輝いた。2018年には1軍でも75試合に出場し、打率.252、6本塁打、48打点と一定の存在感を示した。翌2019年は打率.109と深刻な不振に陥ったが、2020年はOPS.770と復調。全120試合制の短縮シーズンながら、自己最多の8本塁打を記録した。
2021年は打率.174と再び苦しいシーズンとなったが、2022年は自己最高の打率.294、出塁率.351と確実性が向上。対左投手では打率.357と抜群の強さを発揮し、「左キラー」として活躍した。新天地でも同様の働きを見せてくれれば、2022年にリーグワーストの打率.229と打線が低迷した西武にとっては、大きなプラスとなる。
大下誠一郎内野手(オリックス→ロッテ)
白鴎大から、2019年の育成選手ドラフト6位でオリックスに入団。プロ1年目の2020年9月14日に支配下登録を勝ち取ると、翌15日にはさっそく1軍でスタメン起用され、プロ初打席初本塁打を放つ鮮烈なデビューを果たした。2021年は優勝争いの天王山となった9月7日のロッテ戦で、8回に代打本塁打を放つと、9回には値千金のサヨナラ打。シーズンでは15試合の出場ながら、26年ぶりのリーグ優勝への流れを作ってみせた。
大下を獲得したロッテにとっても、天王山でのプレーは強く印象に残っているはず。大きな声でチームを鼓舞する「ムードメーカー」としての働きにも定評があるだけに、ここぞの局面での勝負強さと強烈な個性を活かし、チームに新風を送り込んでくれる可能性は十分だ。

◇トライアウト受験し現役続行→他球団から求めれる存在に

渡邉大樹外野手(ヤクルト→オリックス)
千葉・専大松戸高から、2015年のドラフト6位で内野手としてヤクルトに入団。プロ4年目の2019年から外野手に転向し、2021年には代走や守備固めとして、自己最多の94試合に出場した。CSでは全3試合、日本シリーズでも6試合中5試合に出場し、リーグ優勝と日本一にも貢献。続く2022年は外野争いの激化もあって、8月3日を最後に1軍出場がなかった。
オリックスにしてみれば、渡邉は2021年の日本シリーズでも相まみえた選手。その能力は、対戦相手として十分に把握していたと考えるのが自然だろう。2年連続でしのぎを削ったライバルに求められて移籍した25歳の若武者が、新天地で本格開花を果たせるかに注目だ。
古川侑利投手(日本ハム→ソフトバンク)
佐賀・有田工から、2013年のドラフト4位で楽天に入団。5年目の2018年には主に先発として18試合に登板し、自己最多の98投球回で離脱者の穴を埋める奮闘を見せた。2019年は8試合で防御率6.34と振るわず、シーズン途中に巨人へトレード移籍。2021年オフには自由契約となったが、2022年に育成選手として日本ハムに加入したことが転機となった。
開幕前に支配下契約を勝ち取って自己最多の34試合に登板し、幅広い局面での起用に応えてフル回転の活躍を見せた。1年前はトライアウトを経て現役を続行した立場から、他球団から優勝に向けた戦力として求められる存在へ。鮮やかなカムバックを遂げた27歳の右腕は、地元・九州でサクセスストーリーの続きを描けるか。

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17年目の大砲はわずか1HR、大記録が途切れた左腕も…パ球団最古参が迎えた分岐点[Full-Count]

◇6球団のうちソフトバンクだけが中村晃への“交代劇”

毎年、プロ野球には新人選手が入団し、その分戦力外となり退団する選手が生まれる。メジャーリーグほど移籍が盛んではない日本でも、長年同じ球団でプレーできる選手は希少価値だ。ここではパ・リーグ各球団の「生え抜き最古参」選手をチェックする。2000年代に入団、活躍した選手が、次々と野球人生の曲がり角を迎えているのが分かる。

6球団の中で、今オフ最古参に“交代劇”があったのがソフトバンクだ。2004年のドラフト4巡目で指名された明石健志内野手が今季19年目を迎えたものの、22試合で打率.167に終わり現役を引退した。

さらに、17年目だった松田宣浩内野手も退団し巨人入り。来季の生え抜き最古参は、2007年の高校生ドラフト3巡目で入団した中村晃外野手で16年目を迎える。またチームにもっとも古くから在籍するのは、2002年のドラフト自由枠で入団した和田毅投手だが、米球界挑戦の期間があるためこのランキングからは外した。

今季26年ぶりの日本一となったオリックスは、2005年の高校生ドラフト1巡目で入団したT-岡田内野手が来季18年目を迎える。5年目の2010年に本塁打王に輝いた大砲も、今季は36試合出場でわずか1本塁打。生き残りを賭けたシーズンだ。またT-岡田と同じ2005年の大学・社会人ドラフト希望枠で入団した平野佳寿投手も、和田と同じく米球界に移籍した期間があり、ここからは外した。

西武の最古参はここしばらく不動だ。2001年のドラフトで2巡目指名された中村剛也内野手と、4巡目の栗山巧外野手のコンビは来季22年目、不惑の40歳を迎える。中村が通算454本塁打、栗山が2086安打という実績は圧倒的。来季もここ一番での起用が予想される。

2005年に新規参入球団として誕生した楽天の最古参は、2005年の高校生ドラフト3巡目で指名された銀次内野手。入れ替わりの速いチームで来季18年目を迎える。ロッテの最古参は角中勝也外野手。首位打者2度の実績を誇るが、16年目の今季は53試合出場にとどまった。

日本ハムは、2007年の大学生ドラフト3巡目で指名された宮西尚生投手が最古参。2008年から14年連続で50試合以上に登板してきた鉄腕も、今季は24試合出場で0勝3敗に終わり、大記録が途切れた。さらにオフには左肘の手術。新たな本拠地のマウンドに立ち、チームに貢献することができるだろうか。

パ各球団の来季「生え抜き最古参」選手
チーム名前在籍年数
オリックスT-岡田18年目
ソフトバンク中村晃16年目
西武栗山巧22年目
中村剛也22年目
楽天銀次18年目
ロッテ角中勝也17年目
日本ハム宮西尚生16年目

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元DeNA久保康友がドイツ球界へ、ハンブルク移籍で現役続行「日本のスーパースター」[Full-Count]

◇NPB通算97勝の「松坂世代」が現役続行

元DeNAの久保康友投手が、ドイツの野球ブンデスリーガを戦うハンブルク・スティーラーズ入りすることが24日分かった。球団が公式ホームページで発表した。久保は2017年を最後にNPBを離れてからは海外にプレーの場を求め、米独立リーグやメキシカンリーグで投げ続け、今季は関西独立リーグの兵庫や、北海道ベースボールリーグの富良野でプレーしていた。

ハンブルクは久保の加入を「クリスマスプレゼント」と表現。2005年にロッテで新人王に輝いたことやチームの日本一に貢献したことを紹介し「日本のスーパースター」とつづった。

久保は松坂世代の一員として、関大一高(大阪)3年時の選抜で準優勝。社会人野球の松下電器を経て2005年にロッテ入りし、同年10勝3敗の成績を残した。その後2009年には阪神、2014年にはDeNAと移籍し、NPB通算では304試合に登板、97勝86敗6セーブで防御率3.70の成績を残している。

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