わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月26日

[ロッテ]高部瑛斗が12月に滝行挑戦、2月の屈辱から巻き返した大飛躍1年を極寒試練で締めた[ニッカン]

探るように足を入れ、おそるおそる前へ進んだ。水温8.2度。今季盗塁王を獲得したロッテ高部瑛斗外野手(25)の前に、試練が立ちはだかった。

「来年も慢心することなく僕らしく挑みたいという気持ちと、新しく挑戦するシーズンになると思うので、1からしっかりやる。色々な意味も含めて」。

12月某日、関東某所。国士舘大時代の後輩と、滝にうたれた。


スタートでの「事実」を忘れそうになるほどの活躍だった。高部の2022年は、ベンチから始まった。2月20日、楽天との練習試合(沖縄・金武町)。外野スタメンは藤原、岡、和田だった。高部が最終的に落ち着いた「1番中堅」には藤原がいた。

シーズンが終わって、冷静に振り返る。

「もちろん、今まで通りの僕ではそうなるだろうなとは感じていました」。

東海大甲府(山梨)から国士舘大を経て、19年ドラフト3位で入団。バットコントロールと俊足が期待されるも、せっかくの代打起用で見逃し三振する場面もあった。21年は5度の2軍落ちを経験。しかも同じ左打ち外野手の藤原恭大外野手(22)が同年オフに背番号1に変更した。高部が敏感になるのも当然だ。

「普通にやっていたら、同じ成績くらいだったら、僕は使われないということは最初から感じていたので。飛び抜けてスタメンを取るためには、圧倒的なものを残さないといけないと思いながらキャンプインしたので。ここからやってやろうとは思いました」。

僕は使われない−。真意をさらに聞いた。

「僕と藤原が同じ成績だったら藤原を使うと思いますし、僕と山口が同じ成績でも山口を使うと思います。年齢だったり、恭大達の期待度とかもあると思うので。そういう意味で、僕は突出しなきゃいけないなと感じていました」。

若手外野手としても3番目か4番目か、はたまた5番目か。そんな立ち位置から途中出場で安打を重ね、2月下旬にようやく下位打線でスタメン機会を得た。春先にはもう欠かせない選手になっていた。

福浦コーチからバットの入れ方を徹底して教え込まれたことが、飛躍の一助になった。自信を高めたことで、心の持ちようも。

「変わったことと言ったら、自分ができることに集中してるってことだと思います。去年はすごい人を見て、こう打ちたいとか、欲がすごく出てたんですけど、今は自分ができることにフォーカスを当てて、自分のペースでやることを大切にしているので。気持ちの面でフラットに入るというのは変わりました」。

今季はリーグ2位の148安打。オフにヘッド職となった福浦コーチから伝えられた思いは、シーズン200本安打。「そこを目指して欲しいのがこっちの気持ちだから、と本気で言ってくださって」。明確になった数字をしっかり文字にしたためてから、上衣を脱いだ。


近づくにつれ、勢いは増す。水が壁に見える。高さ23メートル、幅5メートル。積極的なスタイルをここで崩す訳にいかず、思い切って体を入れ込む。強烈な圧と冷たさに、目も開けられない。

「皮膚の感覚がない…」。

2度に分けて、合計40秒ほど。赤くなった肌ながら「甘いことばかりじゃないなと。でも、やって良かった。洗われたんじゃないかな」と表情はすがすがしい。己に厳しく過ごしたオフの答えは、次の秋に数字に出る。身も心も引き締めた高部から、湯気と熱気があふれた。

ページトップ

[ロッテ]高部瑛斗、来季200本安打誓う「福浦コーチにも目指して欲しいと言ってもらった」[ニッカン]

ロッテ高部瑛斗外野手(25)が来季200本安打を誓った。

プロ3年目の今季は148安打で盗塁王も獲得するなど、大きく飛躍した。

「来年も慢心することなく僕らしく挑みたい」とし「福浦コーチにも『そこを目指して欲しい』と本気で言ってもらったので」と年間200安打を目指す。決意を確かなものにするために、12月上旬には関東某所で滝行に挑戦。身も心も引き締めた。

ページトップ

[ロッテ]吉井理人監督「年末年始も頭使いっぱなしに」侍コーチと“二刀流”で日本一&世界一へ[ニッカン]

ロッテは26日、ZOZOマリンの球団事務所で仕事納めを迎えた。

吉井理人監督(57)は「来年、いい1年となるようにボク自身は年末年始も頭はずっと使いっぱなしになるかなと思っています。チームのこと、春のキャンプ、練習試合をどうするか。キャンプから色々と新しいことを試してみたいと思っていますので年末年始はそういうことなど色々考える時間にしたいと思っています」と監督として初の年末年始を過ごす予定だ。

来年に関しては「チームにプラスして侍のことも考えないといけないので、その両方で来年、与えられた責務を全うできるようにしっかりと考えたいと思います。そういう意味で年末年始もゆっくりしている時間は多分ないと思います。しっかりと考えて、いい1年にしたいと思います」。監督と侍ジャパン投手コーチの“二刀流”で、日本一と世界一に挑む。

ページトップ

[ロッテ]中村奨吾「バリアフリーeスポーツ」支援へ寄付金「少しでも力になれればと」[ニッカン]

ロッテの中村奨吾内野手(30)が26日、障がい者や難病の方々による「バリアフリーeスポーツ」を支援するため、大会やイベントを運営するePARA社(本社・埼玉県戸田市)へ寄付金を贈った。ZOZOマリンで贈呈式を行い、中村奨は「障がいのある方も頑張って取り組んでいる活動を知り、少しでも力になれればと、今年から支援させていただきたいなと思いました」と、同社の加藤大貴社長へ目録を手渡した。

eスポーツを行っている先天性全盲の方や、脳性まひで車いす生活の方らとも交流し、ZOZOマリンのグラウンド上では記念撮影も行った。「野球が好きな方も多いみたいで、球場に入れたり、野球選手と会ったことも嬉しいと喜んでいただいたので、シーズン中は試合を見に来てもらったり、色々な活動の幅を広げていけたらいいと思う。単発ではなく継続していきたい」。今後は試合招待や、一緒にゲームを楽しむ交流なども検討していく意向も示した。

ページトップ

[ロッテ]糸満キャンプで初練習試合開催、防球ネット問題、高さ拡充で安全性確保にめど[ニッカン]

ロッテは26日、来年2月14日から始まる沖縄・糸満市西崎総合運動公園での春季2次キャンプで、同15日にヤクルトと練習試合(午後1時開始)を行うことを発表した。ロッテは今年2月に初の糸満キャンプを実施したが、防球ネットが低く場外ファウルなどによる安全が確保できないことを理由に紅白戦を含めた試合を行わなかったため、ロッテ主催の練習試合開催は初。来季キャンプまでに防球ネットの高さを約20メートルに拡充する。

ページトップ

[ロッテ]加藤匠馬が1年半ぶりに古巣中日へ移籍、背景に入団当時とは一変したロッテ捕手事情も[ニッカン]

ロッテは26日、加藤匠馬捕手(30)が無償トレードで中日に移籍すると発表した。

加藤は21年6月15日に、加藤翔平外野手(31)との交換トレードでロッテに入団。約1年半ぶりに古巣へ復帰する。

チーム内に故障者や離脱者が続出した21年当時、加藤は入団間もなくして1軍戦力に。小島和哉投手(26)や佐々木朗希投手(21)とバッテリーを組むことが多く、彼らの能力を引き出した。小島は自身初の2桁勝利に到達した。

捕球から二塁到達までの送球タイムは時に1.8秒を切る。“加藤バズーカ”とも“カトパルト”と呼ばれる強肩が最大の武器だ。「肩の強さを武器にこの世界に入ってきたので、そこは自信を持ってプレーしていこうと思いますし、盗塁阻止率は捕手に必要なことだと思います。でも、それよりも(相手の盗塁)企画数が減るのが1番だと思っています。それが1番、リスクが少ないので」と話したこともある。

一方で、移籍入団当時と状況は変わった。今季はルーキー松川虎生捕手(19)と佐藤都志也捕手(24)でスタメンマスクをほぼ二分し、20年まで正捕手を張った田村龍弘捕手(28)にさえ出番がなかった。その田村もFA権を行使せず、ディフェンス型としては柿沼友哉捕手(29)もいる。同じく強肩を武器にする育成選手谷川唯人捕手(20)ら、若手も順調に成長する。打力に課題のある加藤の出番は限られてきていた。

このオフには経験談として、トレードについて口にしていた。

「必要とされて相手のチームに行くってことだと思うので、僕はとてもプラスなことだと思います。僕自身、言われた時はとても嬉しかったんで。マイナスなイメージは全くないと僕は思ってます」。

求められて、再び名古屋へ。30歳になっても自慢の肩に衰えはなく、この秋のファン感謝デーで上がったマウンドでは自己最速の146キロをマーク。「そんな投げるつもりはなかったですけど、やっぱりマウンド上がったら、ちょっと楽しくなっちゃいました」と笑っていた。

ページトップ

[ロッテ]加藤匠馬「突然のことで驚いています」古巣中日へ無償トレード、1年半ぶりに電撃復帰[ニッカン]

ロッテは26日、加藤匠馬捕手(30)の中日への無償トレードを発表した。

加藤は「突然のことで驚いています。マリーンズでは約1年半と短い期間でしたが、昨年はプロに入って初めて優勝争いを経験させていただきました。今年は悔しい1年となりましたが、この1年半は本当に充実していました。ファン、選手、首脳陣、マリーンズ関係者の皆さまには感謝の気持ちしかありません。これからドラゴンズに戻ることになりますが、プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたい」とコメントした。

青山学院大から15年の入団後、昨年6月にロッテに交換トレードで移籍。約1年半ぶりの中日復帰となる。今季は24試合に出場していた。

ページトップ

[中日]ロッテ加藤匠馬を無償トレードで獲得「捕手充実が急務なチーム状況」1年半で古巣復帰[ニッカン]

中日は26日、ロッテ加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得したことを発表した。中日加藤宏幸球団代表は「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまりました。復帰する加藤捕手はドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思います。ロッテ球団およびパ・リーグで学んだことを生かしてくれると、期待しています」と説明。今回のトレードは、野球協約105条に基づいて行われ、今オフに広島から巨人に移籍した長野久義外野手(37)と同様のケースになる。

中日は、今秋のドラフト4位で山浅龍之介捕手(18=聖光学院)を獲得したが、捕手登録選手が6人しかいない。うち石橋はオフに右ヒジ、左膝の手術を受けリハビリ中で、郡司も打撃優先で外野練習などを継続中。2軍を含めた捕手層の強化の一環でトレードが行われた。加藤匠は21年途中に加藤翔との1対1のトレードで中日からロッテに移籍。同年は57試合に出場。今年は高卒1年目の松川の台頭などで出番を減らしていた。

今オフの中日は、楽天涌井と阿部、DeNA砂田と京田の1対1のトレードを実施。今回のトレードで3件目。他にも現役ドラフトで笠原を放出し、DeNAから細川を獲得した。また新外国人としてメジャー通算41本塁打のアリスティデス・アキーノ外野手(28)、20年まで3年在籍したソイロ・アルモンテ外野手(33)とオルランド・カリステ内野手(30)を獲得するなど、積極的に戦力強化を行っている。

野球協約105条(選手契約の譲渡)
(1)球団は、その保有する選手との現存する選手契約を参稼期間中、又は保留期間中に、他の球団に譲渡することができる。
(2)選手契約が譲渡された場合、契約に関する球団の権利義務は譲り受け球団に譲渡される。
加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年(平4)4月29日、三重県生まれ。三重、青学大を経て14年ドラフト5位で中日に入団。強肩捕手として、19年には92試合に出場した。21年6月に加藤翔と1対1のトレードでロッテに移籍。毎年1月の自主トレは中日大島らと行っている。175センチ、76キロ。右投げ右打ち。

ページトップ

ロッテ・中村奨吾が障害者支援の会社に寄付[サンスポ]

ロッテの中村奨吾内野手(30)が26日、ZOZOマリンスタジアムで、「eスポーツ」を通じて障害者の活動を支援する株式会社ePARAに寄付(金額は非公表)した。

中村は、「eスポーツのパラがあるということを知り、微力ながら力になりたいと思い、今年から支援させていただくことにしました。単発ではなく、今後も継続していきたいです。まだ未定ですが、直接交流などもできれば嬉しいなと思います」と明かした。

ページトップ

ロッテが年内の業務を終了、吉井監督「年末年始もずっと頭を使います」[サンスポ]

ロッテが26日、千葉市内の球団事務所で年内の業務を終了した。球団広報は、「ここ数年、各セクション、それぞれのタイミングで年末年始の休暇に入らせていただいているため、球団としての仕事納めは設定しておりません」と説明した。

吉井監督は球団を通じて、「来年、いい1年となるようにしたいので、年末年始もずっと頭を使います。チームのこと、春のキャンプ、練習試合をどうするか、キャンプから色々と新しいことを試したいので、考える時間にしたいです」とコメントした。

来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた、侍ジャパンの投手コーチも兼任。「与えられた責務を全うできるように、しっかりと考えたいと思います」と気持ちを引き締めた。

ページトップ

ロッテが来年2月15日にヤクルトと練習試合[サンスポ]

ロッテが26日、ヤクルトと2023年2月15日に練習試合(沖縄県糸満市西崎総合運動公園)を行うことを発表した。ロッテ主催で、試合開始は午後1時を予定しているという。

ページトップ

ロッテ・加藤匠馬が古巣・中日に無償トレードで移籍、「突然のことで驚いています」[サンスポ]

ロッテは26日、加藤匠馬捕手(30)が古巣の中日に無償トレードで移籍することを発表した。

加藤は球団を通じて「突然のことで驚いています。ロッテに移籍してきた際は、みんな温かく迎え入れてくれて、すぐにチームになじむことができました。ファン、選手、首脳陣、球団関係者の皆さまには感謝の気持ちしかありません」とコメントした。

古巣への復帰について「プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げをすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたいと思います」と明かした。

加藤は青学大から2015年ドラフト5位で中日に入団。21年6月に加藤翔平との交換トレードでロッテに移籍した。同年は57試合に出場したが、今季はルーキー松川、3年目の佐藤都が中心に先発マスクを被り、24試合の出場にとどまった。通算207試合に出場して、打率.178、2本塁打、18打点。

ページトップ

[球界ここだけの話]ロッテ・佐々木朗希の凄さと謙虚さとは、eスポーツ選手となった大船渡高時代の先輩が証言[サンスポ]

画面の中の球界≠ヨ飛び込んだ先輩が、怪物となった後輩への思いを語ってくれた。

26日付のサンケイスポーツ紙面では、NPBとKONAMIが共催するプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALLプロスピAリーグ」で2022シーズンを戦った楽天・岩渕大空(そら)選手(22)を取り上げた。岩渕は、東日本大震災での被災後に様々な支援で手を差し伸べてくれた楽天球団へ恩返しをしようと、eスポーツの世界に挑戦した男だ。

そして、大船渡高の硬式野球部でロッテ・佐々木朗希投手(21)の1学年先輩で同じ投手だった経歴も持つ。今回は、岩渕が紙面に収まりきらないほど語ってくれていた「令和の怪物」への温かいエールを紹介したい。

岩渕が高校2年になる春、「すごい選手が来るらしい」という噂が校内を駆け巡り、入学してきたのが佐々木朗だった。全国にその名をとどろかせていた訳ではなかったものの、身長は既に190センチほどあり、公式戦初登板で147キロを投げる逸材だった。岩渕は振り返る。

「朗希は、中学校のときに成長痛があったみたいで。なかなか投げられない状況だったというのがあったので、鳴り物入りで入ってきたというワケじゃなかった。『地元じゃ知られている』という感じだったんですけど。実際にケガなく、1年生で入ってきたときにはもう大器でした」。

自身もナックルボールを強みとする右投手だった岩渕。強烈すぎる佐々木朗の才能の輝きに、戸惑わなかった訳ではない。「ブルペンで自分も横で投げたりしていたんですけど、球の威力が全然違うので…」と苦笑いで振り返る。だが、投手同士で同じメニューを多くこなすうち、誰からも愛される佐々木朗の人柄もあって、すぐに「ロウキ」「ソラさん」と呼び合い、よく話す仲になった。話題はいつも、戦術やチームのことだった。

「朗希自身も、自分だけがすごくても勝てないということは自覚をしていた。『野球は9人でやるスポーツで、ベンチ入り20人だったり、ベンチ外の選手とうまくバランスが取れていない勝てない』と。チーム力の底上げをしようという意味で、彼も頑張っていたんだと思います」。

小さな行動の1つ1つにも、佐々木朗のチームを思う気持ちはにじみ出た。岩渕の脳裏には、毎日の練習前後の立ち振る舞いが焼きついているという。 「彼ほどの実力があれば、調子に乗ってもおかしくないんですけど、常に謙虚で。練習の片付けも積極的にやりますし、何より、1番早くグラウンドに来て1番早く道具を出すんですよ。やっぱりそういう『やるところはちゃんとみんなと同等、それ以上にやる』という意識があって…」。

周囲がねたみ、ひがみを抱いてしまっても何ら不思議でないほどの才能の持ち主だった。だが、岩渕は、ひたむきな佐々木朗の姿を見ていれば、そんな感情がわくはずがなかったと証言する。

「そういったところ(率先して準備や片付けをすること)を徹底しているから、自分たちも不満なんて何もないですし。実力がありながら、ちゃんとやることもやるので。プロになる人材ってそういう人なのかな、という風に思って。本当にすごいなという目で見ていました」。

鳴り物入りでプロ入りしたところまでは、先輩としても想定していた通りだった。だが、今年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で後輩が成し遂げた完全試合は、さすがにひっくり返った。

「自分が生まれて以降、完全試合はなかったのに『それを朗希がやるのか?!』っていう、そこの驚きですよね。生半可じゃないな、と」。

よく知っている「ロウキ」は、偉大な「佐々木朗希」となった。あれだけの選手となった今、あえて先輩から連絡をすることもないが、いまだに「ロウキ」の柔らかい表情がチラッとでもテレビなどで見られると、岩渕も嬉しいという。

「かなり人懐っこいので。彼もすごい人間ではありますけど、やっぱり田舎育ち≠ネので。東北の人でもありますから引っ込み思案なところがあると思う。そこがちょっとずつ解消されて、自分の色が出せるようになってきているのは、すごくチームにとっても彼にとってもいいんじゃないかなというふうに見ていました」。

岩渕の「eBASEBALLプロスピAリーグ」2022シーズンでの戦いは、eペナントレースはパ・リーグ2位という結果だった。eクライマックスシリーズのファイナルステージまで進出したが、ソフトバンクに敗退し幕を閉じた。自身の1つの挑戦は終わったが、これからも岩渕は佐々木朗に思いを寄せ、悔いなく戦い抜いてくれることを期待している。

「自分は(eスポーツ選手として)来年があるかどうか分からない状況ですけど。彼(佐々木朗)には成績を残せば残すほど来年がある。とにかく、ケガなくやってもらいたいです。納得するまで1年でも、1試合でも、1球でも多く投げてもらえれば。思い切ってやって欲しい。1度きりの野球人生なので」。

あの才能がどこまでも伸び、いつまでも輝きを放ってくれることを、先輩も心の底から願っている。

ページトップ

ロッテ・高部「シーズン200安打」へ滝行、「来年も慢心することなく挑む」[スポニチ]

プロ3年目で盗塁王に輝き、ゴールデングラブ賞にも輝いたロッテ・高部が今月に入って関東近郊で滝行を敢行。来季の大きな目標として「シーズン200安打」を誓った。

完全プライベートで自ら車のハンドルを握り、国士舘大時代の後輩と訪れたのは都心から約2時間の山奥。「来年も慢心することなく僕らしく挑みたいという気持ちと、新しく挑戦するシーズンにもなるので、このオフからしっかりやるという意味も込めた」。当日は好天に恵まれたというが想像以上の冷たさと水の勢いで、肩と背中は真っ赤となった。

入水前、手にしたお札には「200本安打・パワーアップ」と記した。今季は137試合に出場し打率.274。リーグ2位の148安打を放ったが「自分の中でも来年、200本まで行きたいという思いが出てきた」とさらなる高みを目指す。滝行直後は体中が震え、しびれた。それでも「やってよかった」と笑った。目標達成のため自ら肉体にムチを入れ、気合を入れた。

≪吉井新監督来季へ「頭使いっぱなし」仕事納め

千葉市の球団事務所で年内の業務を終えた。昨季まで2年連続で2位も今季は5位に沈み井口監督が退任。70年以来(73年から82年の前後期制を除く)となるシーズン1位でのリーグ優勝を狙う吉井新監督は球団を通じ「来年、良い1年となるように年末年始も頭はずっと使いっぱなしになる」とコメントした。来春WBCでは侍ジャパンの投手コーチも兼務しており「与えられた責務を全うできるようにしっかりと考えたい」とした。

ページトップ

中日に2年ぶり復帰の加藤匠馬、ロッテから無償トレード「立浪監督を胴上げすることを目標に」[スポニチ]

中日は26日、ロッテから加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得したと発表した。昨年6月に加藤翔との交換トレードで中日からロッテに移籍していて、2年ぶりの復帰が決まった。

加藤宏幸球団代表は「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまった」と説明。加藤匠は「突然のことで驚いている。プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げをすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたい」と意気込みを寄せた。

中日は今オフに山下、A.マルティネス、桂が退団し、来季は新人を含めて捕手登録が6人しかいなかった。今季31試合出場の石橋は11月に右肘と左膝のクリーニング手術を受けて開幕までの復帰が微妙な状況で、捕手の補強が課題になっていた。今オフ3件目のトレード成立で年内の補強は一区切りでも、引き続き1軍実績のある捕手の獲得を目指して調査を進める方針だ。

加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年(平4)4月29日生まれ、三重県出身の30歳。三重高1年秋に三塁手から捕手に転向。2年夏と3年春に甲子園出場。青学大から14年ドラフト5位で中日入団。5年目の19年にチーム捕手最多の92試合に出場。21年6月、加藤翔平と史上3例目の“同姓トレード”でロッテに移籍した。1メートル75、76キロ。右投げ右打ち。

ページトップ

NPB、昇給率から見た今季ブレーク選手、400%超えは4人、“アツアツ”驚異の840%UPは…[スポニチ]

プロ野球の契約更改は山本由伸(オリックス)ら数人が残っているものの、9割以上の選手がサインを終え、来季に向けて英気を養っている。

昇給率を見れば今季ブレークした選手が分かる。と、いう訳で今季の昇給率上位を調べてみた。来季の年俸が今季の4倍(昇給率300%)以上になるのは12人。そのうち5倍(昇給率400%)以上は4人となった。

[第4位]岡林勇希(中日)
5.41倍(740万円→4000万円)
入団3年目。今季161安打をマークし最多安打のタイトルを獲得。
[第3位]長岡秀樹(ヤクルト)
5.50倍(600万円→3300万円
堅実な守備で遊撃のポジションを獲得、規定打席にも到達しVに貢献。
[第2位]藤井皓哉(ソフトバンク)
7.69倍(650万円→5000万円)
開幕直前に育成から支配下登録され、チーム2位の55試合に登板。1勝3S22Hの活躍。
[第1位]湯浅京己(阪神)
9.40倍(500万円→4700万円
登板数は昨年の3試合から59試合に大幅増。45HPで最優秀中継ぎ投手に。

湯浅の840%UPは球界でも歴代3位となるUP額だった。来年はどんな選手がブレークしてくるのか、大幅昇給の選手とともに注目していきたい。

ページトップ

中日が加藤匠馬の獲得を発表、ロッテから無償トレード、加藤球団代表「ロッテの理解があって話まとまった」[スポニチ]

中日は26日、ロッテから加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得したと発表した。野球協約第105条による移籍で、11月に広島から巨人に復帰した長野と同じケース。中日は今オフ3件目のトレード成立で、加藤匠は2年ぶりの復帰となる。

加藤宏幸球団代表は「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまりました。復帰する加藤捕手はドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思います。ロッテ球団およびパ・リーグで学んだことを生かしてくれると、期待しています」とコメントした。

加藤匠は青学大から14年ドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に19年にはキャリアハイとなる92試合に出場したが、木下、石橋の台頭によって出番が減り、21年6月に加藤翔との交換トレードでロッテに移籍。今季は24試合に出場して打率.111だった。

中日は今オフに山下、A.マルティネス、桂が退団し、新人を含めた捕手登録が6人となった。また、今季31試合に出場した石橋が右肘と左膝のクリーニング手術を受け、開幕は微妙な状況で、捕手の補強が急務だった。

ページトップ

ロッテ加藤がわずか1年半で古巣中日に出戻り「立浪監督を胴上げすることが目標」[スポニチ]

ロッテ・加藤匠馬捕手(30)が26日、無償トレードで、昨季途中まで所属した古巣・中日に移籍することが発表され、球団を通じてコメントを発表した。今季は24試合に出場し、打率.111をマークした。

加藤
「突然のことで驚いています。マリーンズでは約1年半と短い期間でしたが、昨年はプロに入って初めて優勝争いを経験させていただきました。トレードで移籍してきた際に、みんな温かく迎え入れてくれてすぐになじめました。今年は悔しい一年となりましたが、マリーンズの1年半は本当に充実していました。ファン、選手、首脳陣、マリーンズ関係者の皆さまには感謝の気持ちしかありません。これからドラゴンズに戻ることになりますが、プロに入って優勝したことがありませんので、立浪監督を胴上げすることを目標に、その1つのピースになれるように頑張りたいと思います。」

ページトップ

中日がロッテから加藤匠馬を無償トレードで獲得、今オフ3件目の成立[スポニチ]

中日がロッテから加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得することが26日、分かった。近く両球団から発表される。野球協約第105条による移籍で、11月に広島から巨人に復帰した長野と同じケース。中日は今オフ3件目のトレード成立で、加藤匠は2年ぶりの古巣復帰となる。

加藤匠は青学大から14年ドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に19年にはキャリアハイとなる92試合に出場したが、木下、石橋の台頭によって出番が減り、21年6月に加藤翔との交換トレードでロッテに移籍。今季は24試合に出場して打率.111だった。

中日は今オフに山下、A.マルティネス、桂が退団し、新人を含めた捕手登録が6人となった。また、今季31試合に出場した石橋が右肘と左膝のクリーニング手術を受け、開幕は微妙な状況で、捕手の補強が課題となっていた。

加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年4月29日生まれの30歳。三重県出身。三重高から青学大を経て14年ドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に19年には自己最多の2試合に出場。21年6月にトレードでロッテに移籍し、今季は24試合出場で打率.111。通算では207試合出場で打率.178、2本塁打、18打点。1メートル75、76キロ。右投げ右打ち。

ページトップ

[ロッテ]高部瑛斗、200安打へ決意の滝行、高さ23メートルの滝に打たれ「めちゃめちゃスッキリ」[報知]

ロッテの高部瑛斗外野手(25)が26日、来季の200安打到達へ決意の滝行を敢行したことを明かした。12月上旬に水温8.2度という極寒の中、関東近郊の高さ23メートルの滝に打たれ「今年150本にも満たなかったけど、(200安打)いきたい気持ちはある。(ヘッドコーチの)福浦さんにも目指して欲しいと本気で言ってもらったので」と決意を新たにした。

今季は中堅のレギュラーを獲得し137試合に出場。チーム最多の148安打、打率2割7分4厘で盗塁王(44盗塁)、ゴールデン・グラブ賞も獲得した。だが活躍したのはまだ1年。本当の勝負は来季からということも理解しており気持ちを新たにするため、上半身裸で滝に挑み己を鍛えた。あっという間に首や肩は赤く腫れ上がり「甘いことばっかじゃないんだなと思いました」と苦笑いしながらも「めちゃめちゃスッキリしました」と充実の表情だった。

ページトップ

[中日]ロッテ・加藤匠馬の無償獲得を発表、加藤代表「ロッテ球団の理解があって話がまとまりました」[報知]

中日は26日、ロッテ・加藤匠馬捕手を無償トレードで獲得したと発表した。入団会見は年明けに行われる予定。

加藤匠は青学大から14年のドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に、与田政権1年目の19年には初の開幕スタメンを務めた。近年は木下の台頭もあり出番が減っていたことから、21年6月に加藤翔平外野手との1対1のトレードで移籍していた。

今季は24試合に出場し、打率1割1分1厘。木下を筆頭に大野奨、郡司、石橋、味谷、新人の山浅と絶対数が少なかったこともあり、立浪監督もかねて「捕手の補強に動いている」と明かしていた。

中日・加藤球団代表は広報を通じ「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまりました。復帰する加藤捕手はドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思います。ロッテ球団および、パ・リーグで学んだことを生かしてくれると期待しています」とコメントした。

加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年4月29日、三重・松阪市生まれ。30歳。三重高では2010年春の甲子園に出場。青学大へ進学し、14年ドラフト5位で入団。最大の武器は「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩。通算207試合、打率1割7分8厘、2本塁打、18打点。175センチ、76キロ。右投右打。

ページトップ

[ロッテ]2月15日に糸満でヤクルトと練習試合[報知]

ロッテは26日、来春の2月15日に沖縄県糸満市の糸満市西崎総合運動公園でヤクルトと練習試合を行うことを発表した。

試合開始予定時間は午後1時。ロッテは2月1日から同月12日まで石垣島で1次キャンプを行い、同月14日からは糸満で2次キャンプを行う予定となっている。

ページトップ

[ロッテ]中日へ無償トレードの加藤匠馬「突然のことで驚いています」[報知]

ロッテは26日、加藤匠馬捕手が中日に無償トレードとなることを発表した。

加藤は21年途中に現・中日の加藤翔とのトレードでロッテに入団。入団直後からマスクをかぶり、同年は57試合に出場するなどチームの優勝争いに貢献した。だが今季はルーキー・松川や佐藤都などの台頭もあり出場はわずか24試合で打率1割1分1厘。「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩は健在も、ロッテは田村がFAを行使せず残留し、松川、佐藤都ら若手も成長途中。中日は捕手の補強が課題となっており、2年ぶりに加藤を古巣へ戻す形となった。加藤はこの日球団を通じ「突然のことで驚いています。マリーンズでは約1年半と短い期間でしたが昨年はプロに入って初めて優勝争いを経験させていただきました。これからドラゴンズにまた戻ることになりますが、プロに入って優勝を経験したことがないので立浪監督を胴上げすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたいと思います」などとコメントした。

ページトップ

[ロッテ]加藤匠馬が中日に無償トレード、21年途中にトレード加入も古巣へ[報知]

ロッテの加藤匠馬捕手が中日に無償トレードで移籍することが26日、分かった。

加藤は21年途中に現・中日の加藤翔とのトレードでロッテに入団。入団直後からマスクをかぶり、同年は57試合に出場。チームの優勝争いに貢献した。だが今季はルーキー・松川や佐藤都などの台頭もあり出場はわずか24試合で打率1割1分1厘。「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩は健在も、ロッテは田村がFAを行使せず残留し、松川、佐藤都ら若手も成長途中で、より捕手を必要とする中日が古巣に戻す形で獲得となった。

ページトップ

[中日]ロッテ・加藤匠馬を無償トレードで獲得、21年に加藤翔平とのトレードで移籍も1年半で復帰[報知]

中日がロッテの加藤匠馬捕手を無償トレードで獲得することが26日、分かった。両球団から発表される。

加藤匠は青学大から14年のドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に、与田政権1年目の19年には初の開幕スタメンを務めた。近年は木下の台頭もあり出番が減っていたことから、21年6月に加藤翔平外野手と1対1のトレードでロッテに移籍しており、復帰となる。

今季は24試合に出場し、打率1割1分1厘。木下を筆頭に大野奨、郡司、石橋、味谷、新人の山浅と絶対数が少なかったこともあり、立浪監督もかねて「捕手の補強に動いている」と明かしていた。

ページトップ

ロッテ・吉井監督、年末年始は侍の戦略構想にふける「責務を全うできるように」[デイリー]

ロッテ・吉井監督が26日、年末年始はチームと投手コーチを務める侍ジャパンの戦略構想にふけるプランを明かした。

球団広報室の仕事納めとなったこの日「いい1年となるように年末年始も頭はずっと使いっぱなしになる。侍(ジャパン)のことも考えないといけないので、与えられた責務を全うできるようにしっかり考えたい」と意気込んだ。

ページトップ

ロッテ・吉井監督「年末年始も頭はずっと使いっぱなしになる」チームと侍の戦略構想練る[デイリー]

ロッテ・吉井理人新監督が26日、年末年始はチーム戦略と、投手コーチを務める侍ジャパンの戦略構想にふけるプランを明かした。

球団広報室が仕事治めとなったこの日「来年、いい1年となるように僕自身は年末年始も頭はずっと使いっぱなしになるかなと思っています。チームの事、春のキャンプ、練習試合をどうするか。キャンプから色々と新しいことを試してみたいと思っていますので年末年始はそういうことなど色々と考える時間にしたいと思っています」と話した。

来季はチームの優勝と、WBCでの世界一の目標を掲げている吉井監督は「来年に関してはチームにプラスして侍のことも考えないといけないので、その両方で来年、与えられた責務を全うできるようにしっかりと考えたいと思います。そういう意味で年末年始もゆっくりしている時間は多分ないと思います。しっかりと考えて、いい1年にしたいと思います」と23年の目標を誓った。

ページトップ

ロッテ・中村奨吾、バリアフリーeスポーツを支援、「少しでも力になれれば」、寄付金贈呈[デイリー]

ロッテ・中村奨吾内野手(30)が26日、ZOZOマリンスタジアムで、バリアフリーeスポーツを提唱する「株式会社ePARA」に寄付金を贈った。

「障害がある方だったり精神的な障害がある方も、一生懸命取り組んでるっていう活動を聞かせてもらった。少しでも力になれればと思って、今年から支援させていただきたい」と、寄付金の目録をグラウンドで加藤大貴社長に贈呈した。

実際に、eスポーツをしている先天性全盲の方や脳性まひにより車いすで生活している方と交流。記念撮影も行い、「身体的な障害だとか精神的な障害をもっている方もすごく野球が好きな方も多いみたいで、球場に入れたっていうのも喜んでくれた。野球場に来て選手に会って嬉しいって言っていただいたので、そういう支援も続けていければ」。今後も支援の輪を広めていく。

バリアフリーeスポーツとは「年齢・性別・時間・場所・障害の有無を問わず参加できる環境の下で行われるeスポーツ」を意味する。

ページトップ

ロッテ、中村奨が寄付障害者支援の会社へ[デイリー]

ロッテの中村奨吾内野手が26日、ZOZOマリンスタジアムで「eスポーツ」を通じて障害者の活動を支援する株式会社ePARAに寄付した。金額は公表しない。今年から取り組み「障害のある方が一生懸命に取り組んでいるというのを聞いた。少しでも力になれればと思って支援させてもらったし継続的に続けていきたい」と語った。

知り合いを通じて活動を知り、来オフにはゲームでの交流も考えているという。同社の加藤大貴社長は「尊敬や憧れの気持ちを彼らにつなげてくれた。非常にありがたく光栄なこと」と感謝した。

ページトップ

ロッテ加藤、中日に復帰捕手、無償トレードで古巣に[デイリー]

ロッテの加藤匠馬捕手(30)が中日に移籍したことが26日、両球団から発表された。無償トレードで、2021年6月に交換トレードでロッテに移籍して以来の復帰。加藤はロッテを通じてコメントし「突然のことで驚いている。立浪監督を胴上げすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたいと思う」などと抱負を述べた。

中日は捕手が6人と手薄で補強に動いていた。加藤宏幸球団代表は「ドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思う」とコメントした。

加藤は青学大からドラフト5位で15年に中日入り。通算207試合に出場して打率1割7分8厘、2本塁打、18打点。

ページトップ

1年半での出戻りトレード経緯、加藤匠馬が中日復帰、バズーカ肩魅力もロッテでは出番減[デイリー]

ロッテ・加藤匠馬捕手(30)の中日への無償トレードが26日、発表された。今季はわずか24試合の出場にとどまり、出場機会増を求め1年半ぶりに古巣へと復帰する。

加藤は昨年6月に加藤翔平外野手との交換トレードでロッテへ移籍。8月以降は優勝争いの中で、スタメンに定着していた。「加藤バズーカ」と呼ばれる鉄砲肩で盗塁を阻止。最終的に2位に終わったが守備面で貢献した。しかし、打撃は打率.095、2本塁打、4打点。打力アップを目指し昨年秋季練習では井口監督も時にはマンツーマンで打撃指導を施し今季に臨んだが、今季は打率.111と課題を克服したとは言い難かった。

さらに今シーズンはドラフト1位・松川が76試合に出場。打力が買われた佐藤都は捕手として63試合に出場するなど、スタメン定着はならずわずか24試合の出場にとどまった。

来季の正捕手争いは松川、佐藤都に、一昨年の20年には92試合に出場した田村が今季取得したFA権を行使せず残留し正捕手返り咲きを目指している。さらにスタメン定着を目指す柿沼と正捕手争いは大激戦が見込まれる中、無償での温情トレードとなった。

一方、中日は捕手層に厚みを加える必要があった。今年のドラフト4位で指名した山浅を含め、支配下の捕手は6人。ケガ人もいることで来季へ不安を抱えていたことから、ロッテで出番が減っていた加藤匠をわずか1年半で呼び戻す流れとなった。

加藤は「立浪監督を胴上げをすることを目標に、その1つのピースとなれるように頑張りたいと思います」と新天地での活躍を誓った。

ページトップ

ロッテ、2月15日にヤクルトと練習試合、沖縄・糸満で[デイリー]

ロッテは26日、23年2月15日に沖縄県糸満市西崎総合運動公園でヤクルトと練習試合を行うことを発表した。試合開始予定時間は13時。

春季キャンプは2月1日から12日まで石垣島、14日から23日まで沖縄県糸満市で行う。

ページトップ

開幕スタメン、完全試合、オールスター出場…高卒新人ながら1軍で戦い抜いたロッテ・松川虎生[BASEBALL KING]

「まずはZOZOマリン、1軍でプレーすることが目標なので、チームのためにしっかりやることが大事。まずは全力でしっかり戦っているところを見てもらえたらと思います」。

今年2月2日に行ったオンライン取材でロッテ・松川虎生は“1軍でプレー”することを目標に掲げたが、高卒1年目の今季、開幕1軍を掴むと1度もファームに落ちることなく76試合に出場した。

「ピッチャーの良いところをどれだけ引き出せるかが、キャッチャーとして大事」と春季キャンプ中に話していたが、2月の対外試合から投手陣を引っ張った。2月の対外試合から開幕前のオープン戦まで松川がマスクを被ったとき(77イニング)の防御率は1.75。3点以上失った試合は、わずかに2試合と結果を残した。本前郁也は松川について「すごく投げやすいですし、登板前にテンポは早めでいこうと話してやっています」と評価した。

3月25日の楽天戦では『8番・捕手』で高卒新人捕手としては史上3人目となる開幕マスクを被り、石川歩、ゲレーロ、益田直也の3投手を無失点に抑えるリードで開幕戦の勝利を飾ると、3月31日のソフトバンク戦では1−2の6回2死一塁から3ボール2ストライクでスタートを切っていた一塁走者の中村晃を二塁で刺し、公式戦で初めて盗塁を刺した。

4月10日のオリックス戦では佐々木朗希を完全試合に導く好リード。松川自身もプロ野球新記録となる捕手ゲーム20守備機会、プロ野球タイとなる捕手ゲーム19刺殺を記録した。

石川歩、佐々木朗希、美馬学が先発の時にスタメンマスクを被ったが、4月終了時点で石川が防御率0.87、佐々木朗希が防御率1.50と、春先抜群の安定感を誇ったのも松川のリードによるところが大きい。

ピッチャーとの関係を築く上で松川は「日々、話すことでピッチャーの良いことが分かってくると思いますので、コミュニケーションを大事にしてやっています」と“会話”を重視した。

5月に入ってからも、12日の楽天戦、3−2の6回1死走者なしから先発・美馬が島内宏明、マルモレホスの連打で二、三塁のピンチを招くが、黒川史陽を1ストライクから5球連続で低めのスライダーで二ゴロ、辰己涼介もカーブで初球ストライクをとった後、5球連続フォークで中飛。二、三塁で後ろに逸らしたら失点という場面で、松川が美馬に5球連続でフォークを要求するところに凄さを感じた。

こんなこともあった。5月20日のソフトバンク戦、3−0の5回先頭の真砂勇介の初球、佐々木朗希が投じた160キロのストレートが首元にダイレクトに当たりマスクが外れる。サイン違いも痛がるそぶりを一切見せず、2球目以降も何事もなかったように佐々木の球を受け続けたのもすごかった。

打撃面では3月25日の楽天戦でプロ初犠打を決めると、5月17日の楽天戦で失敗するまで、5度の犠打機会で全て成功させた。4月24日のオリックス戦では、3−2の9回無死一塁の打席で、初球できっちりと送りバントを決めて部瑛斗の適時打に繋げている。

5月24日の広島戦では、1−0の5回2死一塁の第2打席、先発・床田寛樹に対して2球で追い込まれるもそこから粘り3ボール2ストライクから11球目の140キロツーシームをセンターオーバーの適時二塁打。1打席目に打ち取られたツーシームをきっちり弾き返したのは見事だった。

7月6日には「選んでいただいてすごく光栄に感じますし、感謝の気持ちで一杯です」と、『マイナビオールスターゲーム2022』の捕手部門でファン投票1位に輝きオールスター初出場を決めた。さらに7月11日に発表された選手間投票でも「まさか選手の皆様から選んでいただけるなんて正直、夢にも思っていませんでした」と1位を獲得。

そのオールスターでは第1戦(PayPayドーム)に7回の守備から途中出場すると、第2戦(松山)は『8番・捕手』で先発し佐々木とバッテリーを組んだ。0−1の2回1死二、三塁の第1打席、床田(広島)が1ストライクから投じた2球目の120キロパームをライト前に適時打。オールスター初安打を放った。

前半戦は最後までマスクを被った試合は41試合中10試合と試合終盤に入ると途中交代することがあったが、オールスター明けは、29試合中14試合で最後までマスクを被るなど、抑え捕手に頼らず最後まで試合に出場し続けた。

開幕から佐藤都志也と併用の形だったが、シーズン最終盤の9月は26試合中18試合でスタメン出場(チームは10勝8敗)するなど、美馬、石川、佐々木だけでなく、小島和哉、本前、佐藤奨真が先発の時にもマスクを被った。

冒頭にも述べたように松川は開幕から1度もファームに落ちることなく、1軍でシーズンを戦い抜き、先発捕手時のチーム成績は37勝33敗だった。

シーズン終了後にはフェニックス・リーグやZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習で来季に向けて汗を流した。秋季練習では打撃練習が終わった後に、1時間以上みっちりと守備練習に励んだ。

今季は高卒1年目ながら1軍の実戦で多くの経験を積んだ。田村龍弘、佐藤都志也、柿沼友哉などレギュラーを争うライバルは多いが、この経験を来季に繋げたい。

ページトップ

12球団屈指の“奪三振マシン”は掘り出し物?能力は湯浅級も放出…新天地つかむか[Full-Count]

◇ゲレーロは佐々木朗希の継ぐ平均球速記録も…ロッテを自由契約に

年末となり、各球団が続々と来季の新外国人選手を発表している。中には巨人からロッテ入りするCC・メルセデス投手や、中日から日本ハムへ移るアリエル・マルティネス捕手のように、日本での成績が評価され新天地が決まることもある。日本球界をすでに知っているのは、活躍する上で大きな武器。ここではすでに自由契約となった選手の中から、まだ活躍が期待できる成績を残した選手をチェックしてみたい。

今回取り上げるのは、ロッテで1年プレーしたタイロン・ゲレーロ投手だ。今季は49試合に投げ3勝3敗3セーブ、24ホールドで防御率3.52。ただ野球を統計の観点から見るセイバーメトリクスを通してみると、高い存在価値が浮かび上がってくる。指標はセイバーメトリクスで分析などを行う株式会社DELTAのデータを参照した。

ゲレーロ最大の武器はストレートの球速で、今季12球団の投手の中で2番目となる平均156.7キロに達する。トップは佐々木朗希投手(ロッテ)の158.4キロに譲るものの、平良海馬投手(西武)の155.4キロや甲斐野央投手(ソフトバンク)の155.3キロを上回る。

その球速を、奪三振にもつなげられている。全打者に対する奪三振の割合を示す「K%」は、30回以上投球した投手中7位の32.5%で、平良の33.2%、栗林良吏投手(広島)の31.9%、湯浅京己投手(阪神)の30.3%と遜色ない数字だ。

さらに今季46回を投げて打たれた本塁打はわずか2本で、9イニング当たりの被本塁打も0.39本にしかならない。

偶然や運の要素を排除し、与四死球、奪三振、被本塁打の「投手がコントロールできること」だけで投手を評価する指標「FIP」で見ると、ゲレーロは2.43。30回以上投げた12球団の投手中22位だ。これはソフトバンクでセットアッパーとして活躍した藤井皓哉投手の2.42とほぼ同じだ。アウトを三振で奪うという能力に関しては、12球団でも有数の能力を誇った剛腕。再び国内で雄姿を見ることはあるのだろうか。

ページトップ

[千葉魂]吉井マリーンズ全員で勝つ、米国で出会った忘れぬ言葉[千葉日報]

「Players win Games Teams win Championships」。吉井理人監督がマリーンズの監督に就任して最初にZOZOマリンスタジアム監督室のホワイトボードに書き込んだ言葉だ。

「個人の力で勝つことは出来る。でも優勝するにはチームみんなの力が必要。そういう意味。この意味を最初に知った時は感動した。野球はある意味、個人の力に左右されるところは大きいけど、団体戦であり、長いシーズンを勝ち抜くにはみんなの力が絶対に必要。それを端的にうまく表していた」。


吉井監督がこの言葉と出会ったのは今年、ピッチングコーディネーターとして6月にアメリカ視察を行った時。ロサンゼルスのドジャースタジアムで目にした。

「ロッカーはもちろんだけど、球場に入ったすぐのところにパネルがあった。英語だけではなく、日本語、スペイン語と色々な言葉で書かれていた」と吉井監督。

思わずパネルの前で立ち止まった。パネルを見上げて数秒間、動けなかった。当たり前のことのようで、深い言葉。野球人として脳裏に深く刻んだ。

それから月日が流れた。帰国してシーズンが終わったタイミングで突然の監督就任オファーが舞い込んだ。青天の霹靂だった。しかし、断る理由はなかった。「驚いた。でも野球人としてこれほどの話はない。すぐに返事をした」と当時を振り返る。マリーンズの指揮を執ることが決まった時、1番最初に思い浮かんだ言葉はアメリカのドジャースタジアムで目にしたあのメッセージだった。

「現役時代に好き勝手にやってきたワシが言うのもなんだけど、みんな同じ考えをもって進んでいきたい。方法は違ったり、色々な考え方はもちろんあっていいと思うけど、向かう先は一緒。最終的に目標とする考えは同じでありたい。それはもちろんプロ野球である以上、優勝だし、そのためにみんなが最善を尽くして欲しい」。


吉井監督はこのことを英語で「on the same page」とも口にした。直訳すると「同じページ」となる。同じ考え(意見)を持っている、共有しているということ。チームとして1つの目標に向かう。全員で優勝をつかみ取る。

22年はまもなく終わり、新しい1年が始まる。年末年始。プロ野球は束の間の休みに入る。それでも吉井監督は「頭はずっと使いっぱなし。チームの事、キャンプをどうするか。新しいことをしたいと思っているので、色々と考えないといけない。正月もゆっくりしている時間はたぶんないと思う」と苦笑いを浮かべた。

5位に沈んだマリーンズは優勝、日本一に向けて動き出す。全員で想いを共有し突き進む。まずはキャンプで進むべき道を示し、「on the same page」となれるようにコミュニケーションを深めていく。

ページトップ