わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月29日

[ロッテ]吉井監督も期待高める右腕・中森俊介、学校給食日本一の地元丹波篠山も熱い支援続ける[ニッカン]

プロ野球選手は郷土を変える−。ロッテ中森俊介投手(20)がその好例になる可能性を大いに秘めながら、来季の1軍デビューへと備えている。

兵庫・丹波篠山市の生まれ。明石商(兵庫)で甲子園をわかせ続け、20年ドラフト2位でロッテから指名された。その直後からすごかった。

中森の契約取材で神戸出張があり、せっかくだからと丹波篠山まで足を伸ばした。市街地を巡り、市役所にもアポなしで顔を出したら、酒井隆明市長(68)がわざわざ時間をつくってくれた。すごかった。

「中森君にふるさと大使をお願いしたいと思っています。地元の少年野球団、中学の部活動で育った子。市民からすると、自分達の子供のように思っています。これからは市民みんながロッテファンです」。

阪神ファンが多い街で堂々言い切った。リップサービスだけに終わらせない。後日、酒井市長は本当に中森ならびに球団サイドにふるさと大使を打診し、名産こしひかり「農都のめぐみ米」を450キロ寄贈。中森が普段食事をする球団寮などで提供されている。

さらに自治体としてロッテと地域連携事業のスポンサーシップ契約を結び、ZOZOマリンで冠ナイターを行った。ふるさと納税の返礼品に観戦チケットを用意し、ナイター当日には球場で丹波篠山をPR。酒井市長自ら、浴衣姿で伝統の「デカンショ節」を踊り、マリンの夏を彩った。「中森投手は、私達市民の、自慢です。どうか皆さん、大きく、育ててやってください」。孫を思う祖父のような市長のスピーチは、ロッテファンの心を打った。

私もコロナ禍が少し落ち着いた今年5月末、丹波篠山を再訪した。市内数カ所の観光スポットをご紹介していただいた後、市役所に入るとあっさりと市長室に呼ばれ、いきなり“作戦会議”のオブザーバーに。形式的なものではなく、本気で中森を盛り上げ、地域活性化につなげようとする意気を感じた。

ヒーローへの後押しはどの街にも負けない。あとは本人の活躍だ。プロ2年目の今季は肩痛などコンディション不良に苦しんだ。しかし秋、吉井理人新監督(57)が「ほっとくといつまでも出てこない感じだったので、最後の最後だったんで」と宮崎でのフェニックスリーグに緊急招集。151キロを投げ、投手育成に定評ある新指揮官も「いい投手になる予感があります。ゴロと三振をたくさん取れる、理想的な、無敵な投手になって欲しい」と未来図を描いた。

コシヒカリをしっかり食べて、体を強くして、ロッテのエースへ。丹波篠山市には、中森の力を借りながら世に発信したいことが山ほどあるようだ。例えば、その1つが学校給食。「全国学校給食甲子園」で見事に優勝し、レシピ本まで発行されるほどだ。眺めると、確かにうらやましいほどのメニューが並ぶ。中森自身は「黒豆を甘く煮たものと、揚げパンが好きでした」だそうだ。

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[ロッテ]俳人・山口航輝「千葉の海 安全アーチ 打ち放て」千葉海上保安部のポスターに起用[ニッカン]

ロッテ山口が23年の千葉海上保安部のポスターに起用される。今季はチーム最多の16本塁打をマーク。ポスターには得意の五七五で「千葉の海 安全アーチ 打ち放て」で思いを込めた。

同ポスターは00年から運用が開始された、海上保安庁の緊急通報用番号「118」の周知のため、千葉県海上保安部が毎年約2000枚のポスターを県内各地に掲示し、啓発活動を行っている。例年、ロッテ選手が起用され、22年は小島が起用されていた。

山口は「子供の時から休みと言えば海に遊びに行っていました。家族と海水浴に行くのが大好きでした」と海への愛着を口にしつつ「来年、目標に掲げる30本塁打を打って、このポスターのメッセージもしっかりと伝えることができればと思っています」と話した。年明けは西武山川らと自主トレ予定。チームを苦境から救う力を身につける。

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千鳥・大悟がロッテ・佐々木朗希へ質問「1番クセが強い打者は?」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が29日放送のテレビ東京系「プロ野球!クセ強ベストナイン2022」(後11:15)に出演。お笑いコンビ、千鳥の大悟(42)からの質問に答えた。

番組では事前に収録した大悟のVTRを佐々木朗へ見せる形でインタビュー。野球経験のある大悟は野球人として先輩≠ニいう理由から「朗希」とフランクに呼び捨て。佐々木朗も大悟の印象について「いつもテレビで見ていてたくさん笑わせてもらってるので、たくさん面白いことして欲しいです」と語り、そんな大悟からの呼び捨てに笑顔で対応した。

和やかな雰囲気で質問がぶつけられる中、「朗希が今まで対戦したバッターで1番クセが強いバッターは?」と問われると、佐々木朗はソフトバンクの三森大貴内野手(23)の名前を挙げた。「打ち方とか打席の立ち方とかクセが強いですね。(気をつかう?)そうですね。クセがあって、他の人と違うのでそこは変えるようにしてます」と明かした。

なお、今季の2人の対戦成績は9打席、無安打、3三振、1四球と佐々木朗が抑えている。

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ロッテ・山口が海の安全守る、千葉海上保安部の啓発ポスターに起用[サンスポ]

4番候補のロッテ・山口が29日、来年度の千葉海上保安部の啓発ポスターに採用されることが決まった。4年目の今季はチーム最多の16本塁打、同2位の57打点を挙げた若き大砲は「大好きな海にまつわるポスターに起用していただき嬉しいです」と声を弾ませた。同保安部は球団を通じ「豪快なスイングでアーチを描く姿は、安全アーチ≠放ちたいという海上保安官達の思いと同じです」とコメントした。

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ロッテ・山口「海の男」千葉海上保安部ポスターに採用[スポニチ]

今季チーム最多の16本塁打を放ったロッテ・山口が「海の男」に選ばれた。千葉海上保安部によるポスターへの採用が決定。海上保安庁緊急通報用電話番号「118番」をPRすべく、年明けから約2000枚が県内の公共交通機関などに順次、掲出される。

キャッチコピーは山口の得意な俳句をもじった「千葉の海 安全アーチ 打ち放て」。来季目標に30本塁打を掲げ「俳句調の“千葉の海 安全アーチ 打ち放て”というメッセージもしっかりと伝えることができれば」と語った。

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黒木知宏氏、美人娘を顔出し!親子ショット「可愛いですね」「きれい」ロッテのチアで活躍[報知]

ロッテの1軍投手コーチ・黒木知宏氏が29日までに自身のインスタグラムを更新。ロッテの公式チアパフォーマー「M☆Splash!!(エムスプラッシュ)」で活躍する娘のMEIさんとの2ショットをアップした。

「年末恒例行事。結婚記念日、嫁誕生日」を家族で祝ったことを明かし、「家族で旨い韓国料理を食べて、楽しい一時を過ごします」と家族団欒の時間を喜んだ。

そして「MEIとツーショット。嫁さんは変わらず写真嫌いで写真はありません」とコメントしながら、美人娘を披露。仲良し親子ショットに、フォロワーからは「MEIさん可愛いですね」「きれい」の声が寄せられた。

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ロッテ・山口、千葉海上保安部ポスターに起用、来季目標は「30本塁打」[デイリー]

ロッテ・山口航輝外野手(22)が、千葉海上保安部の「118番周知活動ポスター」に起用されることが29日、決まった。

海上保安庁は、海難事故、密漁や密航・密輸などの事件情報の通報先として118番を通報用番号として運用している。山口は「このような海にまつわるポスターに起用していただき嬉しいです。高校の時も休みになれば海に行ってましたし、泳ぎは得意です。来年目標に掲げる30本塁打を打ってこのポスターの俳句調の『千葉の海 安全アーチ 打ち放て』というメッセージもしっかりと伝えることが出来ればと思っています」と話した。

千葉海上保安部は「今年、チームトップの16本塁打を記録した山口選手の豪快なフルスイングでアーチを描く姿は、海難ゼロへの安全アーチを放ちたいという海上保安官達の思いにピッタリ」とコメントした。ポスター約2000枚は千葉県内の公共交通機関、公共施設などに年明けより順次、掲示される。

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後半戦は主力の働き、頼もしさが出てきたロッテ・安田尚憲[BASEBALL KING]

◇苦しんだ前半戦

前半戦はなかなか結果が出ず、後半戦は主力級の働きを見せた。ロッテ・安田尚憲に対するマリーンズファンの皆さんの評価ではないだろうか−。

今季はオープン戦で5試合・8打数0安打に終わり開幕をファームで迎え、4月1日に昇格を果たすも同月の21日に1軍登録を抹消。5月3日に再昇格してからは、三塁での先発出場を増やしたが打順は6番や7番と、下位を打つことが多く、5月19日の楽天戦では9番でスタメン出場した。5月終了時点で、打率.238、0本塁打、3打点。かなり物足りない成績だった。

「シーズン入って4月、5月に比べて6月に入って内容もよくなっていますし、ちょっとずつよくなってきているのかなと思います」。

6月に入ると1日のヤクルト戦で1試合2本塁打を放つと、8日の中日戦では2−2の3回1死一、二塁の第2打席、鈴木博志が3ボール2ストライクから投じた外角のストレートを左中間に破る勝ち越し2点適時二塁打、6月10日のDeNA戦から7月8日のオリックス戦にかけて19試合連続出塁。徐々に調子を上げていった。7月3日の楽天戦では、0−2の4回無死走者なしの第2打席、早川が2ボール2ストライクから投じた5球目の高めのストレートを左中間を破る二塁打は良い当たりだった。

安田も7月上旬のオンライン取材で「ああいう打球が自分のいいときのバッティングかなと思うので、ホームランを狙いすぎて、弾道あげたりするタイプではないと思っている。ああいうときにストレートを右中間、左中間に弾き返せるようにというのがバッティングの特徴かなと思います」と自身も納得のいく一打となった。

◇存在感を高めた後半戦

前半戦は打率.247、2本塁打、15打点で終えたが、後半戦に入ると存在感を高めた。8月19日の楽天戦で6月1日のヤクルト戦以来となる第3号ソロを放つと、8月26日の楽天戦で1−0の8回に貴重な追加点となる適時二塁打を放つなど1試合4安打をマーク。8月27日の楽天戦では初球の見逃しが多かった中で、1−9の6回2死一塁の第3打席、田中将大が投じた初球のストレートをライトスタンド中段に突き刺す一発。さらに翌28日の楽天戦でも5−1の5回1死二塁で早川隆久が1ボールから投じたど真ん中のストレートを打ち損じることなく、ライトスタンド上段に放り込んだ。

9月に入ってからも15日の西武戦で本塁打を含む4打点、18日の日本ハム戦では4−4の9回2死二、三塁の第5打席、石川直也が1ボール1ストライクから投じた3球目の外角フォークをマリーンズファンが待つライトスタンドに飛び込む値千金の決勝3ラン。シーズン最終盤の9月20日のオリックス戦から10試合連続で4番を打ち、シーズンを終えた。オールスター明けは打率.283、7本塁打、32打点と井上晴哉、山口航輝と共に打線を引っ張った。

◇苦手の左投手を…

シーズン通してみると今季左投手の打率が.279と、20年が打率.177、21年が打率.211と苦手にしていた“左投手”を克服しつつある。

早川に対しては8月28日の楽天戦で本塁打を放つなど今季、6打数4安打1本塁打、今季左打者の被打率.185だった嘉弥真新也(ソフトバンク)から3打数2安打と打った。

安田本人は7月上旬のオンライン取材で「6月に入ってからで、だいぶボールの見え方も変わってきて、これまでとは違った感覚で打席に立てています」と自己分析していた。

◇成長した守備

守備面でもゴールデン・グラブ賞初受賞とはならなかったが、シーズン中盤以降は安定感が光った。

4月1日の西武戦で森友哉が放った三遊間の鋭いゴロをダイビングで捕球し素早く一塁に送球しアウトにすれば、7月30日のオリックス戦では紅林が放った三遊間の打球に、後ろに下がって捕球し反転して一塁へ送球してアウトにした。8月16日のオリックス戦では吉田正尚が放った三遊間への難しいバウンドをうまくすくい上げ一塁に送球しアウトに。9月12日の日本ハム戦では、宇佐見が放ったサードベンチ前のファウルフライを最後はフェンスに激突しながらスライディングキャッチ。

守備は年々、上達している。本人も「1軍の出始めたときよりかは、ドシッと構えられていると思います」と手応えを感じながらも、「まだまだな部分がたくさんあるので、もっともっと練習していきたい」と更なるレベルアップを誓う。

◇後輩達を引っ張る姿

シーズン終了後に行われた秋季練習では、年上の先輩選手がいたが、積極的に若手選手に声をかけたりと、チームを引っ張る姿もあった。1軍経験の少ない山本大斗や、育成の谷川唯人などには、打撃練習の合間に声をかけていた。

「ペアになるトレーニングは一緒にやろうと誘ってくれたので、一緒にやっていました」(山口)と、春季キャンプから1学年後輩の山口航輝とペアトレーニングは一緒に行った。ウォーミングアップも安田が列の先頭で、その後ろが山口だった。自分のことだけでなく、1軍経験を積み、周りも見れるようになった印象だ。

来季はレギュラーとして期待されるが、現役ドラフトでオリックスから大下誠一郎が加入。吉井理人監督は「安田のライバルになれるくらい頑張ってもらいたい」と話しており、安田も来年2月のキャンプ、練習試合から今季の反省を活かしアピールしていきたいところだ。

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無双守護神の流出で混沌…試されるロッテ吉井新監督の手腕、“覚醒待ったなし”の2人[Full-Count]

◇1年目の今季…廣畑敦也は30試合、八木彬は20試合に登板した

昨季はチーム51年ぶりとなる優勝マジックが点灯するも、優勝を逃したロッテ。「頂点を、つかむ。」のチームスローガンを掲げて臨んだ今季はスタートダッシュに失敗、一時は盛り返したが、最終的には3年ぶりBクラスとなる5位に終わった。今回は救援投手の2022年シーズンを振り返る。

昨季は自慢の必勝リレーを筆頭に、盤石の中継ぎ陣を形成したが、今季は一角を担っていた佐々木千隼、唐川侑己、国吉佑樹が開幕に出遅れる状況に。そんな中、大車輪の働きを見せたのがチーム最多の59試合に登板した東條大樹だ。昨季は5登板も、今季は2年ぶりに開幕1軍入り。特徴的なサイドスローから繰り出されるスライダーを武器に活躍し、5月は12登板で防御率0.00、8ホールドの成績を残した。新型コロナウイルス感染で出場ならずも、初めてオールスターにも監督推薦で選出された。終わって見れば、リーグ3位タイの34ホールドポイントを挙げた。

西野勇士は3年ぶりに1軍のマウンドへ。直近2年はトミー・ジョン手術の影響で登板なしも今季は開幕1軍入り。37登板でキャリアハイの15ホールド、防御率1.73をマークした。来季はかねてより希望していた先発での起用が見込まれている。今季の復活を機に、新たな持ち場で輝きを放てるか。

小野郁の働きも目立った。7月末までに40試合に登板するフル回転ぶり。新型コロナウイルス感染で出場辞退となった東條に代わってオールスターにも出場。地元・福岡での初戦では3者連続三振、2戦目には勝利投手の活躍で名をあげた。シーズンは44登板で18ホールド、防御率1.99とキャリアハイの成績をマークした。

長年抑えを任されてきた益田直也はシーズンを通して不振。一時は持ち直すも、8月には自身の希望で再調整のためにファームへ。9月の1軍復帰後も抑えの座に返り咲くことはなく、最終的に52登板も、最多セーブに輝いた昨季から一転して配置転換も味わう悔しいシーズンとなった。来季は本調子で迎え、守護神奪回のシーズンとしたいところだ。

29試合で防御率0.91の成績を残したロベルト・オスナがソフトバンクに移籍するなど、救援の整備は急務。そんな中で期待されるのは、廣畑敦也、八木彬の社会人からプロ入りしたルーキーだ。開幕1軍スタートの廣畑は30試合、八木も5月からの昇格で22試合に登板し、経験を積んだ。吉井理人新監督が、どのように救援陣を運用していくのか注目される。

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