わたしはかもめ2022年鴎の便り(12月)

便

12月31日

[ロッテ]佐々木朗希23年の1文字は”冠”「チームの優勝に貢献するためタイトルを取りたい」[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が23年の1文字として「冠」をしたためた。「超」の1文字を選んだ昨季は、完全試合や13者連続奪三振など、想像を超越する1年になった。目標達成への思いは強い。

「プロ4年目、チームの優勝に貢献するためタイトルを取りたいと思います。1年間投げ、規定投球回数に到達し、投球内容も22年よりトータルで良くして、自分自身で貯金を多く作れるようにして結果的に色々なタイトルを取れる成績を残す1年にできたらと思っています」。

冠はタイトル、そして優勝カップをも連想させる。「チームがリーグ優勝、日本一のタイトルを取れるよう」と話すにとどめたが、もう1つの冠も。3月にはWBCが行われ、侍ジャパンの一員に選ばれることが決定的だ。エンゼルス大谷らとの夢の投手陣も現実的になり「現役のメジャーリーガーとプレーする機会というのは本当に貴重だと思うので、(選出されたら)何か自分のためになるように吸収できたらなと思っています」と描いている。

1年間で300球以上の160キロ台を投げ込んだ希代の右腕は今年、どんな新たな価値をプロ野球界にもたらすのか。「超」の文字を現実にした次は「冠」に立ち向かう。

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[ロッテ]佐々木朗希、約4年間33試合3628球を目撃、初マウンドの衝撃が記憶にこびりつく[ニッカン]

◇プロ野球番記者コラム

担当球団替えに伴い、ロッテ佐々木朗希投手(21)を追う旅がひとまず終わる。大船渡高時代には総移動距離約2.5万キロにわたって追い掛けた。プロ入り後はもう計算もしていない。生で見たのは約4年間で33試合、合計3628球。そろそろ高校時代の相棒、及川恵介捕手(東北学院大3年)に並んだり、抜いたりしているかもしれない。

私が思うベストピッチはいまだに、初めて取材した19年3月31日の練習試合・作新学院(栃木)戦だ。ベストボールはその数日前。千葉・富津の浅間山運動公園にあるブルペンで見た初マウンド。捕手役の同級生がおびえながらミットを球威で持っていかれた球が、記憶にこびりつく。完全試合を目撃してもなお「初めて」の衝撃に勝るものはない。そんな投手だ。

希代の才能を追い掛ける過程で、洞察力のすごさをずっと感じてきた。私は取材現場で、報道陣で群れ続けるのがあまり好きではない。練習も時間を見つけ、1人で目立たない場所で見るようにした。時には木々の茂みの合間からこっそり、球筋などを見たこともある。そういう時こそなぜか不思議と、佐々木と目が合う。

こんな話も耳にした。私が公休だった日に、井口監督(当時)のオンライン取材が行われた。偶然その場を通り過ぎた佐々木が、5秒ほど画面に登場した。映っているのは10数人から20人近い、各社の記者。日刊スポーツも私の代わりに別の記者が参加していた。佐々木は画面から目を離すと「日刊、担当変わったんですか?」と関係者に問いかけたのだという。

18歳、19歳にして、多くの大人達から一挙手一投足を見られる、撮られる。プレッシャーも警戒心も半端なものではないだろう。一方で、この記事序盤で書いた「ベストボール」をスマホ動画で撮影したものを佐々木に示すと、私のスマホをひょいと受け取ってじーっと凝視し「この時のフォームが1番いいですね」と笑ったりもする。球史に残る逸材とはいえ、まだ多感な青春期。コメントが渋い時もあれば、確実にウケ狙いでつぶやく時も。色々な表情があるのも、また魅力的、もっといえば“神秘的”だった。

完璧主義、ストイック、と周囲は言う。マウンドにいるからか、孤高の存在に見えることもある。だからこそ、先日の報道写真展での「僕だけよりも、チームメートと撮られている方が嬉しいなと思います」という言葉は響いた。学生時代から、周りを気にかけつつ、類いまれな才能を伸ばしてきた。

どこまでの投手になり、それを支える思考はどこまで深いものになっていくのか。「なぜ岩手から続々と怪物が?」も含め、多くのナゾが解けぬまま。今後もこっそりと注視していきたい若者だ。

ロッテと同じくらい、もしかしたらそれ以上に佐々木朗希を追い掛けていたかもしれない西武ライオンズの取材を、年明けから担当します。千葉ロッテ関係者の皆様、ファンの皆様。3年間お世話になりました。ありがとうございました。

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ロッテ・佐々木朗希、2023年の漢字を「冠」と記す、「色々なタイトルを獲得できれば」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が31日、4年目となる2023年の漢字を「冠」と記した。

「チームのリーグ優勝、日本一制覇に貢献するため、色々なタイトルを獲得できればいいなと思います」。

恒例となった漢字シリーズ。「超」と記した昨年は4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少で完全試合を達成。自己最速を更新する球速164キロを計測し、20試合に登板して9勝4敗、防御率2.02だった。

3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本代表入りが内定。WBC公式球で練習するなど準備を進めている。

「まだまだ自分の投球には満足していないので、高みを目指す1年としたい」と右腕。世界の舞台で「冠」を手に入れたい。

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ロッテ・朗希、23年の漢字は「冠」、自身初のタイトルに照準[スポニチ]

ロッテの佐々木朗は23年の漢字一文字を「冠」とし、自身初のタイトルに照準を定めた。「プロ4年目、チームの優勝に貢献するために色々なタイトルを獲りたい。投球内容も22年よりトータルで良くして、自分自身で貯金をつくりたい」。

21年は「発」、22年は「超」で、9勝4敗の昨季は史上最年少での完全試合など飛躍も「まだまだ自分の投球には満足していない。高みを目指す1年にしたい」とした。

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ロッテ・朗希、初夢はリーグ優勝と世界一「自分ができる最大限の準備を」[スポニチ]

若侍が世界を驚かせる。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が、初出場となるWBCでのプレーを心待ちにしている。既に米球界の注目も集めており、さらなる飛躍へのステップとする。

好奇心も探究心も旺盛な佐々木朗は、WBCで戦うことを心から待ちわびている。

「現役のメジャーリーガーと一緒にプレーする機会は本当に貴重。たくさんのことを吸収して頑張りたい」。

同郷の岩手県出身でメジャーでも二刀流として大活躍する大谷の出場表明を聞くと「面識はないですが、一ファンとして嬉しかった」と心も躍った。

「大谷さんは投手だけでも凄い成績をたくさん残しているので、(会った時に)聞きたいと思うことがあれば、質問してみたい」。

昨年11月のオーストラリアとの強化試合ではWBC公認球で4回無失点と好投した。立ち上がりは高めに抜けた球も目立ったが、「試合の途中で修正できた」と手応え。1ヶ月半ぶりの実戦で最速159キロをマークした。

このオフは、世界で戦うことを意識して練習に励んできた佐々木朗。「自分ができる最大限の準備をしていきたい」。初夢は、ロッテでリーグ優勝、そして侍ジャパンで世界一だ。

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ロッテ・佐々木朗希、23年のテーマは「冠」、「優勝に貢献するためタイトルを取りたい」[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が31日、2023年の漢字を「冠」とし、日本一とタイトル獲得を目標に掲げた。

昨季は4月10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成するなど9勝を挙げ、投手としての転機の年にした。4年目はさらに上を目指し、キャリアハイの成績を残す。「新しい年の漢字一字は冠にします。プロ4年目、チームの優勝に貢献するためタイトルを取りたいと思います」と言い切った。

昨季はローテ間隔を10日以上空けることが多かったが、今季は離脱することなく、リーグ優勝へと投げ続けると誓う。「1年間投げ、規定投球回数に到達し、投球内容も22年よりトータルで良くして、自分自身で貯金を多く作れるようにして結果的に色々なタイトルを取れる1年にできたらと思っています」。昨季も最多勝、防御率、奪三振とタイトルを総なめにした尊敬するオリックス・山本から奪い取る。

22年の漢字は「超」だった。完全試合達成、最速164キロを計測など誰もが“超”驚く結果を出したが、「まだまだ自分の投球には満足していないので高みを目指す1年としたいと思います」。今年はエース格としてチームとしても個人としても「冠」を取り、最高のシーズンにする。

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ポランコ獲得で浮上なるか、NPB経験外国人の補強はロッテのお家芸[BASEBALL KING]

◇巨人で今季24本塁打

吉井理人新監督のもと、5位からの巻き返しを狙うロッテ。

オフは日本球界を知る助っ人の補強が目立ち、巨人でプレーしたC.C.メルセデス投手とグレゴリー・ポランコ選手を獲得した。

今季のロッテはチーム打率.231と97本塁打がリーグ5位、長打率.342はリーグワーストと貧打に苦しんだだけに、特にポランコにかかる期待は大きくなる。

打率.240と確実性に欠き、また外野守備でもたつくシーンが目についたものの、138試合に出場して24本塁打を放ったそのパワーは魅力的。ロッテでは指名打者での起用が見込まれ、守備の負担がなくなることで、持ち前の打力をより発揮することができれば、さらなる成績向上も見込めるだろう。

今オフのメルセデスやポランコのように、ロッテといえばNPBの他球団でプレーしていた外国人選手を迎え入れることがこれまでも多かった。思えば今季プレーしていた外国人選手を見ても、エンニー・ロメロは元中日、ブランドン・レアードも元日本ハムと日本の他球団でプレーした履歴を持つ選手が在籍していた。

◇レアードは移籍1年目から30本の大台超え

楽天が新規参入した2005年以降で見ても、フリオ・ズレータ(元ソフトバンク)、ホセ・オーティズ(元オリックス)、ホセ・カスティーヨ(元横浜)、ジョシュ・ホワイトセル(元ヤクルト)、クレイグ・ブラゼル(元西武ほか)、ウィリー・モー・ペーニャ(元ソフトバンクほか)、そしてレアードと、NPBの他球団でプレーした経験がある外国人野手を7人も獲得している(シーズン途中加入も含む)。

7人のうち、移籍初年度に30本塁打の大台をクリアしたのはレアードだけ。しかし、ズレータ(77試合/15本)やペーニャ(70試合/15本)、ブラゼル(62試合/11本)の3人は出場試合数が少ない中で2ケタ本塁打を記録しており、及第点の成績は残したと言っていい。

ホワイトセルも打率.309で9本塁打と2ケタ本塁打には届かなかったが、打率は3割超え。オーティズとカスティーヨはやや苦しんだ部類に入るが、それでも打率は.260を超えており、全くの期待外れという訳ではなかった。

“大化け”した選手はいないかもしれないが、日本球界の経験があるため“大ハズレ”もない、というのがこれまでの印象。ポランコもある程度の成績を残すことは期待できるだろう。

しかし、リーグ5位からの逆襲という意味では、可もなく不可もなくよりも大当たりが欲しいところ。来季のロッテの浮沈は、ポランコの成績が大きなカギを握りそうだ。

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佐々木朗希の登板間隔を見直すべきか?高木豊氏「預かった人しか分からない」[BASEBALL KING]

◇規定投球回には到達せず

22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、ロッテの佐々木朗希投手に言及した。

4月10日のオリックス戦では、史上最年少(20歳5ヶ月)で完全試合を達成するなど球界を代表する投手となった佐々木。自己最多の20試合に先発し防御率2.02、9勝4敗。自己最速を更新する164キロをマークし、リーグ2位の173奪三振を記録するなど真価を発揮した。

だが、夏場以降はコンディション面を理由に登板間隔が開くケースが増え、規定投球回には到達しなかった。番組内では、来季の登板間隔について解説陣が議論を交わした。

出演した解説者8人のうち佐々木の登板間隔に「不満がある」と答えたのが谷繁元信氏、齊藤明雄氏、達川光男氏、池田親興氏の4人。不満がないと答えたのが高木豊氏、笘篠賢治氏、岩本勉氏、里崎智也氏の4人ときっぱり分かれた。

齊藤明雄氏は「もう4年目ですからね、投げ方も下半身を上手く使えているので、中5日で2〜3試合投げてダメなら変えればいいと思う。110球でそう簡単に壊れる投手じゃないと思う」と意見を述べた。

一方で、高木豊氏は「佐々木朗希を見たいですよ、ただ160キロ投げる腕がどうなっているのかちょっと心配になる。体の負担とか色々考えると、これは預かった人しか分からないと思う」とコンディション面を考慮し、慎重にならざるを得ないと強調した。

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ドラ1遊撃手、開幕投手が“崖っぷち”に、新体制ロッテ、戦力整備がもたらす余波[Full-Count]

◇投手陣では実績のある左腕・メルセデスを獲得

2020年から2年連続で2位と躍進しながら、2022年は5位に沈んだロッテ。2023年に向けて吉井理人新監督が就任し、ここまで8人の新戦力を支配下で獲得している。ドラフトでは専大の菊地吏玖を1位で指名。巨人を退団したC.C.メルセデスら助っ人の補強もしているが、新戦力が加われば、必然と立場が危うくなる選手達も出てくる。

巨人で5年間活躍したメルセデスは、新天地でも先発ローテーション入りが予想される。2023年の先発陣は、吉井新監督が「1週間に1回投げられるように」と語る佐々木朗希をはじめ、小島和哉、美馬学、石川歩ら実績ある投手も控えている。激戦なのが6枠目争いだ。ルーキー菊地や、佐藤奨真、岩下大輝、手術から復帰した種市篤暉も順調な調整を続けている。2021年に開幕投手をつとめた二木康太の奮闘にも期待。2022年はわずか9試合登板で2勝(4敗)に終わった。2020年に9勝(3敗)を挙げた実績はあるだけに、悔しさを晴らしたい。

野手では、ドラフトで走攻守揃った内野手・友杉篤輝(天理大)を2位で指名。今季、遊撃手は流動的で、ルーキーが定位置奪取の可能性もある。2021年は藤岡裕大が守ったが、2022年は怪我もあって28試合出場に終わった。30歳を迎える2023年にもう1度、定位置の座を掴み取れるか。

他にも遊撃には後半戦で存在感を見せた茶谷健太や、小川龍成も控えるが、正念場となるのが2015年ドラフト1位の平沢大河だ。2022年は3年ぶりに1軍出場するも、13試合で打率.148と奮わず、結果面では、同級生の茶谷らに劣る。イースタン・リーグでは首位打者、最高出塁率のタイトルを獲得しており、1軍定着を目指す。

巨人を退団したグレゴリー・ポランコを新助っ人として獲得したが、将来有望な若手も多い。盗塁王を獲得した高部瑛斗、佐藤都志也、山口航輝ら育成戦略の成果が出始めている。これからに期待の若手と、実績ある中堅、ベテラン選手が噛み合えば、優勝は見えてくる。

◇“激戦区”遊撃、扇の要は誰が守る?ロッテの開幕スタメン

予想スタメン
打順守備名前
1荻野貴司
2高部瑛斗
3中村奨吾
4山口航輝
5ポランコ
6安田尚憲
7井上晴哉
8茶谷健太
9松川虎生
小島和哉

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