わたしはかもめ2023年鴎の便り(1月)

便

1月3日

[ロッテ]五七五キャラ山口航輝「日本一 ファンとともに 見る景色」新作披露[ニッカン]

五七五キャラがすっかり定着したロッテ山口航輝外野手(22)が、2023年の年明けにあたって新作を披露した。

「日本一 ファンとともに 見る景色」。

6日は新年の俳句グッズも販売される。よみ終えると「俳句じゃなく川柳です」と笑いつつ、五七五に込めた思いを真顔で説明した。

「プロで優勝を経験したことがないのでとにかく優勝、日本一になりたいという気持ちで作りました」。

プロ4年目の昨季は自己最多の16本塁打。最終戦での16号3ランが結果的に、オリックスの逆転優勝を演出した。今後は自分のバットでロッテを主役に。「日本一になって、日本一の句をよみたいです」と頂点へバットを振っていく。元日は地元大阪で初詣に出かけ充電もバッチリ。今後は西武山川らとの合同自主トレに参加する。

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ロッテ・山口航輝、今年こそ30発「日本一になってぜひ日本一の句を詠みたい」[サンスポ]

球界の俳人≠アとロッテ・山口航輝外野手(22)が3日、新年の一句を披露した。日常の出来事を表現する川柳に、2010年以来13年ぶりとなる日本一への思いを込めた。

「日本一 ファンと共に 見る景色」。

秋田・明桜(現ノースアジア大明桜)高から入団して5年目。右のスラッガーは昨季、チーム最多の16本塁打を放って存在感を示したが目標としていた30本に及ばず、チームは5位に沈んだ。

05年以来18年ぶりのリーグ制覇へ4番候補のさらなる覚醒は必要不可欠。「去年、目標に掲げながらできなかった30本塁打をもう1度、目指したい」と力を込めた。オフはパ・リーグの本塁打王に3度輝く西武・山川に弟子入り≠キる。

「吉井監督のもと、新しい年が始まるということでワクワクしています。日本一になってぜひ日本一の句を詠みたい」。新しい景色を見るため、鍛錬の冬を過ごす。

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ロッテ・吉井監督、'23青写真でクッキリ!V宣言&起用法、今季の佐々木朗希も無理せずローテ[サンスポ]

ロッテ・吉井理人監督(57)が新春のインタビューに応じ、今季で55年目を迎える球団で初となる監督就任1年目の優勝を宣言した。自身は現役時代に近鉄、ヤクルト、メッツなどで日米通算121勝。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表「侍ジャパン」の投手コーチを兼務する指揮官は、代表入り濃厚な佐々木朗希投手(21)の起用法にも言及した。

≫監督になって変わったことは。
吉井監督
「これまでピッチャーを見ていたのが全体になっただけで、あまり変わっていないですけど。スポンサーさんへの挨拶とか、本社の方に挨拶とか、人前で喋ることが多くなりましたね。」
≫今年の目標。
吉井監督
「優勝ですよね。これしかない、球界にいる人間の目標というのは。そのために一生懸命、頑張っていますから。」
≫選手時代は仰木彬監督、野村克也監督、ボビー・バレンタイン監督らの下でプレー。参考になったことは。
吉井監督
「たくさんあるんですが、僕が意識して参考にしているっていうのは、なかなか出てこないんです。無意識の中で、真似しているところはあるかもしれない。」
≫投手力重視。
吉井監督
「強いチームにはピッチャーがしっかりいる。野球はピッチャーというところで基本的にはしっかり見ていきたいと思っています。」
≫以前に「選手のときはスピードガンなんてなければいいと思っていた」と発言。真意は。
吉井監督
「スピードが過大評価されているところが球界にはある。それだけでは抑えられない。もちろん、150キロを超えてくると、いい打球を飛ばしづらいというのはデータで出ているけども、スピードとコントロールはデータでトレードオフの関係になっている。」
≫トレードオフ…。両立できない。
吉井監督
「スピードが出るとコントロールが悪くなる。コントロールが良くなるとスピードが落ちる。どっちが抑えられるかといったらコントロールの方だと思う。選手達はスピードを上げたいと思って頑張っていますが、うまく折り合いをつけてやって欲しい。」
≫佐々木朗希投手がプロ4年目を迎える。
吉井監督
「マリーンズの育成計画の中で、まだ制限を設けると思います。昨年、登板間隔は別として、球数に制限があった中で1年間、1軍で回れた。今年は(登板)間隔が短くなる可能性はあるけど、球数はまだちょっと制限しながら、1年間頑張ってもらいたい。」
≫具体的には。
吉井監督
「昨季は20試合(の先発)だった。(今季は)23から25、しっかり回れたら。それでイニングは平均して6回くらいになると思うんですね。調子が良かったら8回とかにもなる。そうしたら(年間)150イニングになるのかな(昨季は129回1/3)。規定投球回をちょっとオーバーするくらいにして、頑張って欲しいと思います。」
≫3月にはWBCが開催される。
吉井監督
「朗希は、ずっと自分のチームにいるから、キャンプの頭から見られる。いつもより、調整は全て早くなると思うので、故障をしないよう、しっかり見ながらやっていきたいと思っています。彼もそういうのは分かっている。12月、1月の自主トレもしっかりとできる子なんで。」
≫吉井監督は侍ジャパンの投手コーチを兼務。
吉井監督
「先にWBCが決まって、後に監督のオファーをもらっている。どっちもしっかりやります。」

◇話し合い重視

吉井監督は、指揮官として求められる「決断」について「決める出来事に対して時間があるなら、色んな人と話し合いしながらみんなで決めていきたい」と首脳陣の意見を尊重する意向だ。昨季はピッチングコーディネーターを務め、自身も驚きの監督要請を受けた。投手コーチとしての経験を、監督としてどのように発揮するか!?関係者やファンは吉井ロッテ≠ノ注目している。

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[球界ここだけの話]元ロッテ・大嶺祐太氏、イタリア新婚旅行が起業のきっかけ[サンスポ]

ロッテ、中日で16年間プレーし、今季限りで現役を引退した大嶺祐太氏(34)が昨年12月30日、故郷である沖縄・石垣島で引退記念試合に臨んだ。

「ケガをしていた晩年に『どのときが野球が1番楽しかったのかな』と考える時間が多くなったが、やはり(八重山商工)高校時代だった。勝ちたいという気持ちより、この仲間と野球ができるという楽しさが上回っていた。ただ純粋にボールを投げて、打って。プロではどうしても野球が仕事≠ノなっていた部分があって…」。

引退試合は離島から初の甲子園出場を果たした2006年のメンバーが企画。当時の伊志嶺吉盛監督、ロッテ入団時の担当スカウトだった永野吉成氏も駆け付けた。同学年で社会人野球・沖縄電力の金城長靖との1打席勝負に加え、高校時代にライバル校としてしのぎを削った浦添商高OBチームも来島し、16年ぶりの対戦が実現した。

「恥ずかしい姿を見せられないので、(昨年12月)22日頃から自宅近くの公園で壁当てをしていました。生涯、忘れられない試合になった」。

故郷でプロ野球人生に区切りをつけた大嶺氏は今度は起業家としてセカンドキャリアを歩む。17年6月にタレントの琴菜夫人によって設立された音楽イベント事業を中心に展開する株式会社「OH」の代表取締役を昨年11月に引き継ぎ、翌12月1日には東京・神田に「焼き鳥職人 炭」を開店。今後はアパレル販売、野球教室の開催なども手掛ける。

なかでもアパレル販売に興味を抱くきっかけとなったのが現役中のオフシーズンに行った欧州への新婚旅行だった。「イタリアを訪れたときに、街中のおじいちゃんがみんなオシャレで格好良かった」。その光景を目の当たりにして自ら衣類のデザイン画を描くようになったという。19年1月に右肘の靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた後には、腕を曲げてピースサインしている画に「必ず回復する.大丈夫」との意のスペイン語を記したデザインを考案。試作したTシャツには傷口に糸で刺繍を施した。

「今は、本当に自分が野球をやっていたのかなと思うぐらいに毎日が充実している。将来、息子(3歳)も継いでいけるような会社にしたい」。

マー君、ハンカチ世代でもある離島のヒーローが第2の人生のマウンドに上がる。

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ロッテ・山口「とにかく優勝」、誓いの一句「日本一 ファンと共に 見る景色」[スポニチ]

昨季はチームトップとなる16本塁打をマークしたロッテ・山口が「日本一 ファンと共に 見る景色」と新年の一句を披露した。

中学時代に「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。そんなキャリアを生かし、アーチを放ってお立ち台に上がると、その時々の心境を句に込めてきた。個人の目標は30本塁打としているが「自分はプロで優勝を経験したことがない。とにかく優勝、日本一になりたいという気持ちで一句つくりました」と打ち明ける。

「元旦は(大阪にある)地元の神社に初詣に行きました。日本一になって、ぜひ日本一の句を詠みたい」と山口。6日からは球団のオフィシャルオンラインショップからグッズも発売される。5年目の今季は打棒とともに、どんな句を詠むかにも注目だ。

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[ロッテ]山口航輝が新年の一句「日本一 ファンとともに 見る景色」[報知]

ロッテの山口航輝外野手(22)が3日、新年の一句を詠んだ。

「日本一 ファンとともに 見る景色」。

「プロで優勝を経験したことがないのでとにかく優勝、日本一になりたいという気持ちで作りました」と思いを込めた。4年目の昨季は102試合で打率2割3分7厘、チーム最多16本塁打、57打点。全ての面でキャリアハイだったが、目標の30発には届かなかった。13歳で「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞した大砲は昨季5句を詠み上げ、「今年はぜひ日本一の句を詠みたい」と目を輝かせた。

元旦は地元・大阪の神社で必勝祈願。「去年できなかった30本塁打を目指したい。達成することを前提に一から練習をしていきます」。自主トレは西武・山川に弟子入りし、打撃を磨く。

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ロッテ・山口「日本一」うさ耳着けて5・7・5、得意の俳句で意気込み披露[デイリー]

ロッテ・山口が3日、得意の俳句で今季にかける意気込みを示した。

うさ耳を着け、5・7・5の音に乗せてうたったのは「日本一 ファンと共に 見る景色」といった一句。吉井新監督の下で戦う1年に向けて「とにかく優勝、日本一になりたいという気持ちで一句作りました」と目を輝かせていた。

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安田、山口が本塁打を打つとロッテは負けない!?[BASEBALL KING]

◇山口が本塁打を放った試合12勝2敗

ロッテファンはご存じだろうか、山口航輝、安田尚憲が本塁打を放つと負けが少ないということを。

昨季チームトップの16本塁打を放った山口だが、山口が本塁打を放った試合は12勝2敗。昨年7月20日の西武戦から山口が本塁打を放った試合は7連勝でシーズンを終えた。

試合結果がある程度決まった場面ではなく、先制点や勝負所での一発が多かったことに価値がある。

8月16日のオリックス戦では0−0の6回1死一、二塁の第3打席、山岡太輔が投じた初球のストレートをフルスイングし、打った瞬間にそれと分かる特大の先制3ランを放てば、9月7日の西武戦では0−0の初回1死一、二塁の第1打席、隅田知一郎が投じた初球のカットボールをレフトポール際に放り込んだ。9月7日の西武戦は試合前までチームは4連敗中とリーグ優勝、クライマックスシリーズ進出に向けて負けられない戦いが続いた中で、再びチームに勢いを与える先制弾となった。チームもこの試合7−1で勝利し、同試合から3連勝。

優勝マジック1のソフトバンクが勝てばリーグ優勝という一戦となった10月2日の試合では、0−2の6回1死一、二塁の第3打席、泉圭輔からライトラグーン席に飛び込む逆転3ラン。山口の3ランで逆転したロッテが5−3で勝利し、2位・オリックスが勝利したため目の前でのソフトバンクの胴上げを阻止した。

今季に向けて、昨季と同じ30本塁打を目標に掲げる。昨年はシーズン最終盤に力を抜くために楽な位置で構えるようにしてから本塁打を量産。今季もチームを勝利に導く一発に期待だ。

◇安田も本塁打を放つと負けない

安田尚憲も本塁打を打つと負けが少ない。1軍に定着した20年以降、安田が本塁打を打った試合チームは18勝2敗2分。特に20年7月7日の西武戦から21年8月27日の楽天戦にかけて、安田が本塁打を放った試合チームは引き分けを挟んで11連勝。

昨季も1−9の6回に第4号2ランを放った8月27日の楽天戦以外は全て勝利した。9月18日の日本ハム戦では4−4の9回2死二、三塁の第5打席、石川直也の外角のフォークをマリーンズファンの待つライトスタンドに飛び込む第8号決勝3ラン。試合の勝敗に直結する一発を放った。

安田と山口のアベック弾を見ると、21年4月25日のソフトバンク戦の1度だけある。ちなみに同試合は8−5でロッテが勝利し、鈴木昭汰がプロ初勝利、佐々木千隼がプロ初セーブを挙げた。

安田と山口は昨年の春季キャンプから安田が声をかけペアトレーニングを一緒に行う間柄。2人が本塁打を放つ試合が増え、完全なレギュラーに定着した時、チームのリーグ優勝も見えてくる。

[安田の本塁打を放ったチーム勝敗]
20年:6勝0敗
21年:5勝1敗2分
22年:7勝1敗

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育成上がり20歳に大化けの期待、30発打てる若手揃い…ロッテの「プロスペクト」TOP5[Full-Count]

◇楽しみな野手が揃うロッテのプロスペクト

2022年シーズンを5位で終えたロッテは、井口資仁監督が退任し、オフに吉井理人新監督が就任した。チームは「2025年に常勝軍団になる」という中長期的なビジョンを掲げ、ドラフト戦略にも力を入れている。その成果もあり、覚醒が期待される有望株が揃ってきた。今回はプロスペクトの「トップ5」を独断で選出してみた。

5位には、2022年にルーキーながら開幕スタメンを掴んだ松川虎生捕手を選んだ。すでに19歳とは思えない立ち振る舞いを見せているが、76試合で打率.173に終わった。高校時代に高い打撃センスは証明しているだけに、経験を積み、数字を上げていきたい。4位には、2022年にイースタン・リーグで打率2位となった西川僚祐外野手を挙げる。本塁打も8本放ち、打席での風格も出てきた。2023年は1軍での経験を積むシーズンにしたい。

2017年ドラフト1位の安田尚憲内野手を3位に挙げた。毎年期待される中、打撃成績は徐々に右肩上がり。2023年は初の2桁本塁打到達を視野に入れている。三塁の守備も安定感があり、セイバーメトリクスの指標などで分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)が算出した守備の総合指標「UZR」では、三塁手で12球団トップの7.1を記録している。

上位2人も楽しみな大砲候補を並べた。2位は山本大斗外野手。2022年7月に支配下契約を勝ち取り、終盤には1軍の打席も経験した。チームメートも驚くパワーと、強肩を持ち合わせる。イースタン3位タイの12本塁打を記録すると、秋のフェニックス・リーグでも4本塁打を放って吉井監督へのアピールに成功。西川とは同学年で互いに刺激し合う存在だ。

1位には山口航輝外野手を挙げたい。2022年は目標に掲げた「30本塁打」にこそ届かなかったが、16本塁打を放つたくましい活躍を見せた。打率が課題ではあるが、右翼にも強い打球が飛ばせる“助っ人級”のパワーは魅力。オフには西武・山川穂高内野手と自主トレを行い、更なる飛躍を目指す。

2022年は、プロ入りから土台作りに徹してきた佐々木朗希投手が完全試合を達成し、2軍で毎年好成績を残していた高部瑛斗外野手が1軍の舞台で盗塁王を獲得してレギュラーに定着した。Bクラス脱出へ、まだまだたくさんの若手が、活躍の機をうかがっている。

[将来「30本塁打」に期待の大砲候補ばかり…ロッテでブレーク期待のTOP5]
1位:山口航輝(外野手)
2位:山本大斗(外野手)
3位:安田尚憲(内野手)
4位:西川僚祐(外野手)
5位:松川虎生(捕手)
選外も期待:佐藤都志也(捕手)、池田来翔(内野手)、友杉篤輝(内野手)、中森俊介(投手)

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「大阪のおっちゃん」がロッテ変える?読めぬ采配…「他球団は不気味」な吉井監督像[Full-Count]

◇采配ぶりは予想がつかず不気味「しめしめと笑っている」

2023年は12球団中4球団で新監督が指揮を執る。ロッテの 指揮を執る吉井理人監督は、これまで日本ハム、ソフトバンク、ロッテでコーチを歴任し、侍ジャパンでも投手コーチを務める名伯楽だが、指揮官としてのスタイル、力量は未知数。かつてロッテの守護神の座に君臨し、現在は社会人野球のエイジェック硬式野球部で投手総合コーチを務める小林雅英氏が、“吉井監督像”を探った。

「吉井さんがどんな采配をしてくるのか、他球団にしてみれば見当がつかず、非常に不気味だと思います。吉井さんはそんな様子を、しめしめと笑いながら眺めている気がします」。小林氏は古巣の新監督をそう表現する。吉井監督は手始めに、2月に石垣島で行われる春季キャンプについて「1、2軍の枠を設けず、コーチ陣も全員で選手を見ていきたい」と新機軸を打ち出している。

小林氏は「ロッテ特有の“ハンドルの遊び”を、吉井さんはうまくつくってくれるのではないか」と話す。「ここ数年のロッテは、伊東勤監督(2013〜17年)が古巣の西武の野球を取り入れ、井口資仁監督(18〜22年)がホークスの野球をミックスして、緊張感も持たせていました。吉井さんの就任で、僕の現役時代のロッテの雰囲気に少し戻るのかなと思っています」と説明する。

小林氏は現役時代、ロッテでは山本功児監督(故人)、ボビー・バレンタイン監督の下で9年間プレー。「勝っても負けても、選手、監督、コーチ、球団スタッフ、球場スタッフ、ファンがみんな一緒になって戦っている雰囲気が非常に強かった」と振り返る。その後メジャーリーグへ転じ、現役引退後は伊東監督、井口監督の下で古巣の投手コーチを務めた経験もある。

「チームの雰囲気が変わることで活躍できる選手もいると思う。吉井さんらしい雰囲気でタクトを振って欲しい」と小林氏。吉井監督が現役時代に大阪を本拠地とする近鉄で長く活躍していたことにちなみ、親しみを込めて「“大阪のおっちゃん”に期待しています」と笑った。

◇阪神岡田監督は「今の世代にマッチすれば、いい雰囲気で進んでいく」

一方、阪神を率いる岡田彰布監督は、過去に阪神で5年間(2004〜08)、オリックスで3年間(10〜12年)指揮を執った経験があり、指導力に定評がある。小林氏は「前回の阪神監督時代の岡田節、オリックス監督時代の岡田節とはまた違うものが聞けると思うので楽しみです。人間は歳をとれば性格が丸くなるもので、その分、今の世代の選手にマッチすれば、いい雰囲気で進んでいくでしょう」と見ている。

西武の松井稼頭央新監督は、2019年から3年間2軍監督、22年には辻発彦前監督の下で1軍ヘッドコーチを務め、満を持しての就任だ。小林氏は「辻さんの隣で1軍の戦いぶりを見てきたので、チームに足りている部分、足りない部分、ああすればよかったという後悔も含めて、指揮を執る準備はできていると思う。現役時代の“強い西武”を熟知していることも強みでしょう」と評する。

広島の新井貴浩監督も、チームのムードを明るく変えそうだ。「45歳の若さでアニキ肌。選手との距離感が非常に近い。その距離感が正しいかどうかは、結果で判断されることになる」と小林氏は指摘する。

指揮官交代を機に、一気に優勝へ駆け上がる例もよく起こる。新監督を迎えたチームがどう変貌するのか、2023年の見どころとして非常に興味深い。

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