わたしはかもめ2023年鴎の便り(1月)

便

1月21日

[ロッテ]小島和哉、フォーク&カーブで“変革”「決め球になるように練習しています」[ニッカン]

ロッテの小島和哉投手(26)の“変革”でパ・リーグの強打者を封じる。21日、沖縄県内での自主トレを公開した。

今オフのテーマは2種類の変化球改革。1つは新たにフォークの習得。もう1つはカーブの精度向上。目標に掲げる3年連続規定投球数到達を、優勝に直結させるカギとした。

シーズン終了後の昨秋から新球のフォークを模索してきた。「決め球になるように練習しています。チェンジアップが、(対戦相手に)投げていて『すごい待っているな』と感じていたので」と狙われて痛打を浴びた対応策でもある。「他の球種のバリエーションを増やしていく意味合いで、それよりもスピードが少し速くて落ちる系」と回転軸、指や手首の角度などを変えながら、有効なフォークを完成させていく。

これまでも投げていたカーブは「リセット機能」と位置付けた。「(佐々木)朗希のフォークのような球種が1個ある訳ではないので、全部(の球種)を使ってピッチングしていく感じだと思っている」とした中で、「カーブって便利な球で、カーブのあとの球はどの球種でも攻めていける、1回リセットできる球種だと思っている。次の球がどれでもいけますよという感じ。カーブが精度高くストライクがとれるようだと球数も少なくなる。メリットはたくさんある」と投球の幅を広げる術となることを説明した。

ブルペンでは打者に打席に立ってもらった状態で、フォークやカーブを含めた全61球を投げた。「まずは真っ直ぐを両サイドの低めにしっかり」と変化球はまだ各球種5球程度。「バッターと対戦する反応とかが大事だと思う。バッターと対戦してから微調整かなと」とキャンプでの実戦形式で“変革”を本格化させるつもりだ。

昨季は24試合登板で143回1/3を投げた。「2年連続で規定(投球回数)はいったんですけれど、去年は滑り込みセーフのギリギリのところなので、どの試合もあと1イニングずつ(多く)投げられれば、170あたりを目指せる数字だと思っている。それくらいは投げないといけない。長く投げてチームの勝利を呼び込みたい気持ちが強いです」。防御率も自己最高3.14と安定感はあったが、3勝11敗と勝利に直結しなかった悔しさもある。「27歳にもなっていくので、しっかり大人になって今年1年チームを引っ張りたい」。大人な投球術で先発ローテの中心を担う。

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[ロッテ]20年のドラ1鈴木昭汰、ローテ入りへ決意「数字より結果残さなくてはいけない立場」[ニッカン]

ロッテの20年ドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手(24)が21日、先発ローテション入りへの決意を新たにした。

沖縄県内で自主トレを公開。「6回目」ですと言うブルペンでは、力強い53球を投じた。「去年、一昨年よりも状態は良く、順調。スピード、キレもそうですけれど、狙ったところに投げるフォームの修正だったり、新たなことにも取り組めている」。ルーキーイヤーも21年は先発、中継ぎフル回転で23試合に登板したが、昨季は先発で制球を乱して降板した試合があるなど、わずか6試合。反省も生かし、フォーム固めや、今までとは種類の違うストレートを習得するための試行錯誤も続けている。「今年は心機一転、ファンの方や応援してくれる皆さまのためにも恩返ししたいと思うので、キャンプインからしっかりアピールしていきたい。まずはしっかりローテを勝ち取って、ずっと守っていくこと。具体的な数字よりも結果を残さなくてはいけない立場」。吉井理人監督(57)ら新体制となった首脳陣に存在を示していく。

先発陣の柱となっている小島和哉投手(26)からも多くを吸収している。「2年連続規定投球回に到達した選手のもとでやるというのは自分の中で良い機会。タイプは違えど、同じ左。配球の考え方だったり、バッターに対する具体的なことまで答えてくれるので、とても勉強になっています」。巨人でも活躍したC.C.メルセデス投手(28)らも加入した先発左腕争いに、力強い速球と制球を兼備して石垣島キャンプに臨む。

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[ロッテ]野球教室「マリーンズ・ベースボールアカデミー」スクール生募集[ニッカン]

ロッテは21日、球団主催の野球教室「マリーンズ・ベースボールアカデミー」の2023年度スクール生(4月〜3月)の募集を23日から開始すると発表した。千葉県内6拠点(美浜校、習志野校、市川国分川校、市川妙典校、柏校、ムービーレッスン)で全23クラスがある。市川妙典校は23年度からの開校となる。入会方法は球団公式サイトのアカデミーページから申し込みを受け付ける。概要は以下の通り。

◇コーチ
プロ野球OBとして武藤一邦、佐藤幸彦、藤田宗一、小林宏之、塀内久雄、栗田雄介。その他プロ未経験コーチも在籍。
◇美浜校
小学3、4年生(月、火、水、金の計4クラス)。小学5、6年生(月、火、水、金の計4クラス)。中学1〜3年生。
◇習志野校
年中・年長。小学1、2年生(午後4時15分と午後5時35分の2クラス)。
◇市川国分川校
小学3〜5年生。
◇市川妙典校
年中・年長。小学1、2年生。小学3、4年生。小学5、6年生。バッテリークラス小学5年生。バッテリークラス小学6年生。バッティングクラス小学5、6年生。
◇柏校
小学3、4年生。小学5、6年生。ムービーレッスンバッティングクラス。ピッチングクラス小学3年生〜中学生。

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ロッテ・小島和哉は新球フォークで新境地開く、「170イニングは投げたい」[サンスポ]

ロッテ・小島和哉投手(26)が21日、鈴木昭汰投手(24)と沖縄県内で行っている自主トレーニングを公開。昨季先発ローテーションの一角を担った左腕は、オンライン取材で「1イニングでも多く投げて、勝利を呼び込めるようにという気持ちが強い。170イニングは投げたい。投げないといけない」と先発陣の中心を担う覚悟を示した。

昨季は24試合に登板し、3勝11敗、防御率3.14。143回1/3と2年連続で規定投球回に到達した。だが「どの試合でもあと1回ずつ投げられれば、今より24、25回は増やせる」と分析。もうひと踏ん張りするための切り札となるのが、昨秋から習得に励むフォークボールだ。

昨年は相手打者にチェンジアップを狙われた感覚があったという。「(フォークは)決め球として練習している」。球の回転数や軸を計測する機器「ラプソード」を活用し、指の立て具合など握りを調整。理想の軌道を追求している。

20日にはブルペンでフォークを試しながら投球練習を行った。「最後はバッターの反応が1番大事。これからバッターに投げて微調整していく」。プロ5年目。新境地を切り開く。

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ロッテ・鈴木昭汰「ローテーションを勝ち取って、守っていく」20年ドラフト1位左腕[サンスポ]

ロッテ・鈴木昭汰投手(24)は21日、沖縄県内で先輩の小島和哉投手(26)らと行っている自主トレーニングを公開。オンラインで取材に応じ、「まずはしっかりローテーションを勝ち取って、それを守っていくことが大事。結果を残さなきゃいけない立場なので、しっかり残していきたい」と今季の抱負を語った。

法大からD1位で入団して3年目の左腕。23試合に登板したルーキーイヤーから失速し、昨季は6試合で1勝3敗、防御率7.30にとどまった。自主トレでは体力強化とともに、持ち味の直球をより生かすため、制球力を重点的に磨く。「去年、一昨年は悔しい思いをした。今年はファンの方や応援してくださる皆さんのために恩返ししたいなって思うので、キャンプインから頑張っていきたいと思います」。2月1日から始まる沖縄・石垣島キャンプへ闘志を燃やした。

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ロッテ・小島、今季目標は170イニング、すでに3度ブルペン入り[スポニチ]

ロッテの小島が、昨季143回1/3だった投球回増を今季目標に掲げた。沖縄県内で自主トレ中の5年目左腕は「どの試合も、あと1イニングずつ長く投げられれば、170は目指せる」と断言。すでに3度ブルペン入りし、20日には捕手を座らせて初めて打者を立たせて61球を投げ込んだ。

解析機器の「ラプソード」による回転軸の角度や落ち幅を確認しながら、新球フォークを試行錯誤。「打者の反応で微調整」の段階まで進み、春季キャンプでの完成を目指す。

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ロッテ・鈴木昭汰、ローテ入りへ、先輩左腕・小島に学ぶ「毎日が勉強」[スポニチ]

ロッテの鈴木昭汰投手(24)がローテション入りを今季目標に掲げた。沖縄県内で自主トレーニング中の3年目の左腕は「まずはローテションを勝ち取って、それを守っていくこと。結果を残さなきゃいけない立場なので、しっかり結果を残していきたい」と意気込みを語った。

20年ドラフト1位で入団し、1年目は23試合に登板し、1勝4敗1ホールド、防御率4.08。2年目の昨季は6試合で1勝3敗、防御率7.30と不本意な結果に終わった。同じチームの2年先輩で2年連続で規定投球回をクリアしている小島和哉投手(26)と一緒の自主トレは「毎日が勉強。先発投手として長いイニングを投げたりとか、僕に必要なことなので勉強になっています」。まずは「自分の狙ったところに投げられるように」を意識して、早くも6度のブルペン入り。「あまり詳しくは言いたくない」としながらも「新たなことにも取り組んでいる」とした。

吉井理人新監督が就任した今季のキャンプは1軍、2軍という枠を設けず、横一線からのスタート。鈴木は「去年、一昨年と悔しい思いをした分、ファンの方や応援して下さる方に恩返ししたいと思うので、しっかりキャンプインから頑張っていきたい」とアピールを誓った。

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ロッテ小島、目標は170投球回、5年目左腕「チームに勝利を呼び込みたい」[スポニチ]

ロッテの小島和哉投手(26)が“あと1イニング”にこだわり、170投球回を今季の目標に掲げた。沖縄県内で自主トレーニングを行っている左腕はオンライン取材に応じ、「どの試合もあと1イニングずつ長く投げられれば、今までより24、25回多く投げられる。そうすれば170も目指せる数字だと思っている」と具体的な数字目標を明かした。

一昨年の10勝4敗に対し、昨季は3勝11敗と大きく負け越したが、防御率は3.76から3.14にアップ。しっかりローテションを守り、2年連続で24試合に登板して規定投球回にも到達した。ただ、「滑り込みセーフみたいな感じのギリギリ」だったこともあり、「チームで守る総イニングの僕の部分を増やすことで、チームに勝利を呼び込みたい」の気持ちは強い。

5年目となる今季に向けて既に3度ブルペン入りし、20日には捕手を座らせ、打者を立たせて61球を投げ込んだ。「まずは真っ直ぐをしっかり両サイドの低めに投げ込む」をテーマとしているが、新球のフォークボールにも挑戦。これまでは参考程度にしか見ていなかった「ラプソード」による解析を活用し、握りや指の力の入れ具合によって変化する回転軸、落ち幅などを確認しながら習得に励み、「打者の反応が1番大事なので、打者に対峙して微調整」という段階まで進んでいる。

また、カーブの精度向上にも取り組んでいる。一緒に自主トレを行っている日本ハム・伏見寅威(32)に捕手の視点から「スピード帯が偏っていると、打者は合わせやすい」のアドバイスもあり、武器であるチェンジアップよりも速いフォークに、遅いカーブを加えることで投球を幅を広げることが狙い。「リセット機能じゃないけど、次につながる球種。カーブで打ち取るというよりは、カーブを使って、他の球種を張りずらくしたい」と説明した。

今後は2日1日のキャンプインに向け、ブルペン入りの頻度を高める予定で「スタートでしっかり引っ張っていけるような状態で、キャンプが始まれるような準備をしています」と口元を引き締めた。

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ロッテ「マリーンズ・ベースボールアカデミー」23年度スクール生を23日から募集開始[スポニチ]

プロ野球の千葉ロッテマリーンズは21日、主催する野球教室「マリーンズ・ベースボールアカデミー」の2023年度スクール生の募集を今月23日から開始すると発表した。

今年度は新たに市川妙典校が開校し、千葉県内6拠点(美浜校、習志野校、市川国分川校、市川妙典校、柏校、ムービーレッスン)全23クラスの活動を行う。コーチ陣はプロ野球OBの武藤一邦、佐藤幸彦、藤田宗一、小林宏之、塀内久雄、栗田雄介のほか、プロ未経験コーチも在籍する。

クラスは美浜校が小学3・4年生(月、火、水、金の計4クラス)、小学5・6年生(月、火、水、金の計4クラス)、中学1〜3年生。習志野校は年中・年長、小学1・2年生(16時15分と17時35分の2クラス)。市川国分川校は小学3〜5年生。市川妙典校は年中・年長、小学1・2年生、小学3・4年生、小学5・6年生、バッテリークラス小学5年生、バッテリークラス小学6年生、バッティングクラス小学5・6年生。柏校が小学3・4年生、小学5・6年生。ムービーレッスンはバッティングクラス、ピッチングクラスとも小学3年生〜中学生。入会申し込みは球団公式サイトのアカデミーページから受け付ける。

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[ロッテ]鈴木昭汰が先発ローテ奪取へ「結果を残さなきゃいけない立場」[報知]

ロッテの鈴木昭汰投手が21日、小島らと沖縄県内で自主トレを公開。3年目となる今季は再び先発ローテを勝ち取ることを誓った。

1年目の21年は開幕ローテ入りを果たして23試合に登板したが昨季はわずか6試合。先発、中継ぎどちらにおいても安定せず、「あまり活躍できていなくて、反省点は再現性の悪さ。大事なところで甘くいってというのがあったので、今年はスピード、キレもだけど、その中で自分の狙ったとこに投げること。新たなことにも取り組みながらやっています」と明かした。

すでにブルペンは6度入り、「順調に投げ込めている感じがあるので、これからもっともっと仕上げていけたら。まずは、しっかりローテーションを勝ち取って、ずっと守っていく。結果を残さなきゃいけない立場なのでしっかり結果を残していきたい」と20年のドラフト1位左腕が逆襲を誓った。

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[ロッテ]小島和哉がカーブ、フォークの習得で3年連続の規定投球回到達へ「170近くはイニング数を」[報知]

ロッテの小島和哉投手が21日、沖縄県内で自主トレを公開。今オフはこれまでよりもカーブやフォークに精力的に取り組んでおり、3年連続の規定投球回を目指す。

昨季は3勝11敗と勝ち星に恵まれなかった左腕だが24試合に登板し、チームでは唯一の2年連続規定投球回に到達。「去年はちょっと早めに仕上げていい感じでシーズン入っていけた。今年もちょっと早めに仕上げることを心がけて、順調には来ている」と充実感をにじませた。

現在新たに取り組んでいるのはカーブとフォーク。昨季も試合で投げてはいたものの、ストレート、チェンジアップ、カットボール、スライダーが多くの割合を占めており、「チェンジアップに対しての対策っていうのがある。去年投げていて『すごい(ヤマを)張っているな、待っているな』っていう状況を感じていた」と小島。「カーブを投げた後の球は、どの球種でも攻めていける。1回リセットできるような球種だと自分では思っているし、僕には朗希のフォークとか、これっていう球種が1個あるわけではない。全部使ってピッチングしていくような感じだと思っているのでどれも精度を高くというか、色々使ってどうやって抑えようかなと考えています」と明かした。

20日にはブルペンでバッターを立たせ、カーブなどを織り交ぜ61球を投じ「まずはしっかり真っ直ぐ投げられてから。一応、2年連続で規定投球回はいってるけど、滑り込みセーフみたいな感じのギリギリ。170イニングあたりが僕にとっての目指せる数字だし無理ではない数字。2年連続で(規定投球回を)投げさせていただいているので、その経験を生かして170近くはイニング数を投げられるようにしたい」。26歳左腕がチームを18年ぶりのリーグ制覇へ導いてみせる。

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[ロッテ]マリーンズ・ベースボールアカデミー2023年度スクール生募集[報知]

ロッテは21日、マリーンズ・ベースボールアカデミー2023年度スクール生の募集を23日から開始すると発表した。

マリーンズ・ベースボールアカデミーは千葉県内6拠点(美浜校、習志野校、市川国分川校、市川妙典校、柏校、ムービーレッスン)全23クラスの活動を行っており、市川妙典校は2023年度からの開校となる。

球団OBとして武藤一邦氏、佐藤幸彦氏、藤田宗一氏、小林宏之氏らや、他プロ未経験コーチも在籍している。詳細は球団公式サイトのアカデミーページで要確認。

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[ロッテ]若手の壁になってくれ!ベテラン・井上晴哉の活躍に期待[BASEBALL KING]

ロッテは昨季、部瑛斗が盗塁王、リーグ2位の148安打をマークしレギュラーに定着すれば、佐藤都志也がリーグトップの盗塁阻止率、山口航輝がチームトップの16本塁打、安田尚憲もオールスター明けはレギュラーとして活躍するなど、若手選手が少しずつではるが芽を出し始めている。

世代交代が進んでいく中で、中堅、ベテランの活躍は必要不可欠。ロッテは昨季チーム本塁打リーグ5位の97本塁打と、長打力を課題にしている中で、井上晴哉の意地にも期待したいところだ。

井上は18年と19年に2年連続24本塁打をマーク。本拠地をZOZOマリンスタジアムに移転した92年以降、日本人選手で複数回シーズン20本塁打を放ったことがあるのは井上と初芝清氏の2人しかいない。近年は故障や打撃不振で、不本意な成績に終わっているが、日本人選手で長打を打てる選手の1人だ。

昨季は21年10月に『右手関節三角繊維軟骨損傷に対しての関節鏡下にて縫合術』を行った影響で、開幕はファームスタート。6月14日の西武との2軍戦で実戦復帰を果たすと、7月6日に1軍昇格。同日の日本ハム戦に『5番・一塁』でスタメン出場し、0打数0安打1打点3四球を選ぶと、7月9日のオリックス戦で山本由伸から昨季初安打、7月17日のソフトバンク戦で第1号本塁打を放った。

7月25日にPCRの検査の結果、新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱。「怪我もあってリハビリもあって、明けてコロナもあったり自分的には凄いガッといきたいところだったんですけど、いけないところもあったりした」と、すぐに復帰を果たすも当たりが止まり、若手選手にスタメンを譲る機会もあった。8月24日の西武戦で2−2の7回2死一、二塁の第4打席、隅田知一郎が投じた初球のストレートを振り抜き、左中間を破る決勝の2点適時二塁打を放つと、28日の楽天戦では本塁打を含む2安打と、徐々に調子を取り戻していく。

9月に入ると1日のソフトバンク戦で2回に第4号ソロ、3回に2点適時二塁打と2安打3打点、7日の西武戦でも本塁打を含む3安打3打点の大暴れ。8日の日本ハム戦では、1−0の7回1死走者なしの第3打席、北山に簡単に2球で追い込まれるも、ボール3つ見極め、ファウルを挟んだ後、7球目の高め150ストレートを見送り四球で出塁。さらに14日の日本ハム戦では、1−1の5回2死一、三塁の第3打席、2打席連続三振に倒れていたアンダースローの鈴木が2ボール2ストライクから投じた5球目のスライダーをレフト前に弾き返す決勝の適時打を放った。井上は9月、月間打率.302(86−26)、4本塁打、19打点、得点圏打率は驚異の.550と抜群の勝負強さを誇った。

打撃もそうだが、一塁の守備には安定感があり、昨季は54試合に出場して失策は“0“。9月2日のオリックス戦では一塁側スタンド方向のファウルフライを背走し後ろ向きでキャッチすれば、9月15日の西武戦では森友哉(現オリックス)が放った一塁横のライナーをスライディングキャッチした。

右手を手術した後の守備について昨年8月の取材では「結構体は動いていた。そんなに不安はないですし、意外にどっしりはしています」と話し、フェンス際の打球に対して怖さがあるか問うと「あるっちゃありますけど、試合が始まれば忘れちゃうので。試合前はもう1回再発したらどうしようとか思うんですけど、試合が始まったらボールに必死なので、そんなに深くは考えていないと思いますね」と明かしている。

一塁の守備力は高く、攻撃面で昨年の9月のような打撃をシーズン通して披露できれば、非常に頼りになる。今季は2020年以来となる2桁本塁打、勝負強い打撃で打点を稼いで欲しい。

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