わたしはかもめ2023年鴎の便り(1月)

便

1月28日

[ロッテ]3年ぶり復帰の沢村拓一「勝つため」の覚悟「言いたくないことも言っていかないと」[ニッカン]

3年ぶりのロッテ復帰が発表された前レッドソックスの沢村拓一投手(34)が28日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見に臨んだ。

背番号は「54」に決まった球界屈指の剛腕は、同席した吉井理人監督(57)の隣で「僕は千葉ロッテマリーンズに勝つために来た」とチームへの熱い思いを告白。優勝のためなら仲間に厳しい言葉を口にする覚悟も示すなど、勝利にこだわる強い気持ちを語った。


沢村の気持ちはすでに熱かった。会見の冒頭。「日本一熱いファンの前で投げられることに、とても興奮しています」と力を込めた。3年前の20年9月、巨人からロッテに加入。デビュー戦を3者三振で飾ってファンの心をつかむと、CS進出に大きく貢献した。

シーズン終了後に海外FA権を行使し、メジャーに移籍した。ロッテの在籍期間はわずかだったが、チームへの思いは強かった。「アメリカに行く際にも、キャンプに入っても待ってくださったロッテへの気持ちはもちろん強かった」と復帰を決めた理由に挙げた。

22日に初交渉を行い、26日夜に復帰を決断した。在籍当時は投手コーチで、今年から指揮を執る吉井監督の存在も大きな決め手になった。「米国の野球を経験しているので、その苦労だったり、色んなことを分かってくださるのは精神的に大きい」と、指揮官への厚い信頼を口にした。

チームは長らく優勝から遠ざかっているが「勝つために来た」と言い切った。状況を打破すべく「1人1人がピントをしっかり合わせて戦っていければ、今の戦力でも十分優勝できる。その先頭に立って、引っ張っていけるような存在になりたい」と宣言。「野球を楽しむためにロッテを選んだ訳ではない。勝つチームにするため、言いたくないことも言っていかないといけない」と、心を鬼にして勝利を追求していく姿勢を示す覚悟を示した。

春季キャンプの合流時期は一任されている。すでに自主トレで3度ブルペン入りしており、「すぐに実戦という形ではないが、ある程度体は作った状態。ボールや傾斜、硬さの違いがあるので、アジャストしていけたら」と、本格始動に向け調整を進めていく。「考える時間はたくさんありました。ただ、自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して、今ここにいます」。剛腕が幕張のマウンドで、存分に腕を振る。

◇沢村の一問一答

≫吉井監督の存在が大きい。
沢村
「こうしろ、あーしろと言われることは1回もなかったです。ただ「沢村は悪い時にこうなるから気をつけろよ」って、そういう注意点をいただくだけでも大きかったです。」
≫ロッテ退団後に話は。
沢村
「年に1回はお食事させていただいてました。」
≫メジャーで得たもの。
沢村
「何かを学び、何かを得るためには自分の身体で体験する以上に良い方法はない。それを少しでも伝えていければと思います。」
≫日本球界復帰は楽しみ。
沢村
「野球を仕事にした時から楽しいと思ったことがない。米国に行って目がくぎ付けになるような選手をたくさん見てきたので、もっとうまくなりたいなとか、どうやったら近づけるかなとか、そういう方面からものすごく野球が好きになった。」
≫ファンへ。
沢村
「プロなので(結果は)追い求めていきますけど、とにかくどんな時も前向きに、チームを鼓舞するような、戦う姿を見せられたらなと思っています。」
沢村拓一(さわむら・ひろかず)
1988年(昭63)4月3日、栃木県栃木市生まれ。佐野日大から中大を経て、10年ドラフト1位で巨人入団。11年新人王。15年からリリーフ、16年に最多セーブ。20年9月、香月一也とのトレードでロッテ移籍。同年オフに海外FA権を行使しレッドソックスへ移籍。13年WBC、15年プレミア12日本代表。183センチ、96キロ。右投げ右打ち。

沢村の加入により、ロッテの救援陣は厚みを増した。昨季終盤に守護神を務めたオスナ(現ソフトバンク)の穴を埋める1番手にはベテラン益田が期待されているが、吉井監督には終盤7、8、9回のリレーを固定せず、調子の良い投手を起用する案もある。昨季チーム最多59試合登板の東條、小野、広畑、西野、唐川、八木らに加え、先発ローテも狙う二木、岩下、本前、佐々木千らも加わる可能性がある。若手注目株の中森、即戦力ルーキー菊地、高野、ケガから復帰の種市、河村らも候補。メジャー経験のある新外国人ペルドモとカスティーヨには中核を担う実力がありそうだ。


吉井監督が、沢村にベテランとしての役割を求めた。「実力は分かっているので、戦力としては心配していない。メジャーでの経験を若い選手に話してもらって、若手の面倒を見て欲しい」と期待。試合の中での働きには「沢村が出てくると球場の雰囲気が変わる。そういう場の雰囲気を変えられるものを持っている」と、ゲームチェンジャーとしての魅力も語った。

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[とっておきメモ]沢村拓一、レッドソックス時代も心残りだった満員ロッテファンからの熱い声援[ニッカン]

3年ぶりにロッテに復帰した前レッドソックスの沢村拓一投手(34)は28日の入団会見の冒頭、「日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています」と挨拶した。熱い男のロッテファンへの言葉を聞き、古巣の応援で観戦に訪れた21年CSファーストステージのロッテ−楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)での言葉を思い出した。

自身が所属した1年前と変わらず、新型コロナウイルスの影響で入場制限があるスタンドを見つめながら、ふと言葉を漏らした。

「やっぱり、このマリンで日本一熱いファンの声援を背に投げてみたかったなって。それはもう、すごい雰囲気なんだろうなと」。

レッドソックスでの充実したメジャー1年目を終えてもなお、満員に埋め尽くされたロッテファンの声援を背に投げられなかったことが心残りだった。3年ぶりに復帰する今季、政府が大規模イベントにおける規制を緩和する方針を示し、声出し応援なども再開する方向性が示される。3年前はかなわなかった「沢村コール」を全身に浴びた時、何を思うのだろうか。

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[ロッテ]沢村拓一加入でブルペンに厚み、どうなる救援陣[ニッカン]

ロッテ復帰が発表された前レッドソックスの沢村拓一投手(34)が28日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。

沢村の加入により、ロッテの救援陣は厚みを増した。

昨季終盤に守護神を務めたオスナ(現ソフトバンク)の穴を埋める1番手にはベテラン益田が期待されているが、吉井監督には終盤7、8、9回のリレーを固定せず、調子の良い投手を起用する案もある。

昨季チーム最多59試合登板の東條、小野、広畑、西野、唐川、八木らに加え、先発ローテも狙う二木、岩下、本前、佐々木千らも加わる可能性がある。

若手注目株の中森、即戦力ルーキー菊地、高野、ケガから復帰の種市、河村らも候補。メジャー経験のある新外国人ペルドモとカスティーヨには中核を担う実力がありそうだ。

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[ロッテ]育成3位勝又琉偉「テレビで見ていた人達」から多くを吸収、最激戦区の遊撃争い挑む[ニッカン]

ロッテ育成3位の勝又琉偉内野手(18=富士宮東)は、「テレビで見ていた人達と一緒に練習できて楽しいです」と素直な気持ちを言葉にし、多くを吸収することをテーマに掲げた。

28日、沖縄・石垣島のキャンプ地先乗り組での合同自主トレ後では、アップやキャッチボール、ノックなど、先輩達との時間を過ごした。「バッティング練習を見ていてもフルスイングで形がきれい。高部さんとかは走っている姿もすごくきれいで、走り方とかも参考になりました」と全てが新鮮に映っている。

個人での打撃練習では、打撃投手を相手にバットを振り込むなど、木製バットに慣れることを一番の目的としている。知人が用意してくれたバットの中から「重さや感覚がしっくりきたので」とオリックス森友哉捕手モデルのバットを選んで自主トレに励んできた。ミドルバランスの86センチ、880グラムのバットを手に「芯に当てて飛ばすことを意識している」とスイングを重ねる。

50メートル5秒8の俊足も兼ね備える188センチの大型遊撃手。「全部下手くそなので、守備もバッティングも両方力を入れてやっていこうと思います」。同ポジションには新人だけで4人、2年目以降の選手でも茶谷、小川、平沢などが定位置を争うチーム最激戦区だ。「池田来翔選手と(友杉)篤輝さんとかがすごいので参考にしたい。ライバルが多い、難しいポジション。みんなと違うようなショートになれればいい」。キャンプに入れば「ロッテのショート」の代名詞でもある小坂誠内野守備兼走塁コーチもいる。「基本を教えてもらいたいです」と願った。

名前は「琉偉(るい)」。沖縄県を意味する「琉球」の1字を有するが、「名前の由来は聞いたことないので分からないです。(沖縄には)関係ないと思います」。静岡県富士市出身で、沖縄訪問は人生初。「暖かくてシーサーとかいっぱいあるなあ」というイメージ。「ドラゴンフルーツを久しぶりに見ました。食べていないです…」と笑顔は初々しい。細身の体重は公称は78キロだが、「72.5キロ。軽いです」と苦笑い。「とりあえずこの1年間で80キロとかくらいに。プラス10キロくらい増やしたいです」。富士山麓で生まれ育った純朴な高卒ルーキーが、まずは南の島から高々とそびえるプロの頂へ登り始める。

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[ロッテ]小沼健太「似た部分もあるので聞いてみたい」強力なライバル沢村拓一からプラス面吸収[ニッカン]

ロッテの支配下登録2年目右腕・小沼健太投手(24)が、3年ぶりに復帰の決まった沢村拓一投手(34)との対面に期待を寄せた。

キャンプ地の沖縄・石垣島に先乗りしたメンバー20人による合同自主トレ後に取材に応じ、「真っすぐが速くて、力もあると思う。自分と似た部分もあるので、そういう部分(力強い直球)は聞いてみたいと思います」。救援陣に加わる強力なライバルでもあるが、メジャーリーガーの一挙手一投足を間近で見られることで、プラスになる面を吸収するつもりだ。

昨年3月22日に支配下登録され、同5月にはプロ初勝利を挙げるなど、中継ぎで21試合に登板した。「数字的には2倍以上投げたいですし、昨季は敗戦処理やビハインドの場面が多かったので、勝ちパターンに食い込めるようにしていきたい」と意気込む。

今オフはソフトバンク甲斐野央投手(26)、DeNA上茶谷大河投手(26)らと静岡・草薙球場で自主トレを行った。「甲斐野さんとはスピード系のパワーピッチャーでフォークもありますし、僕が言うのも失礼ですけれど同じタイプ。甲斐野さんからはフォーク、上茶谷さんからはスライダーやカットボールの握り方だったり、どういう意識で投げているのかを聞くことが出来ました」。さらには、同自主トレ中に陸上のやり投げ選手の助言も受け、地面からの力をどうリリースまで伝えるかの勉強にもなった。

前日27日には石垣入り後初めてブルペン入りし、32球を投げた。この日も室内練習場でかなり強めにキャッチボールを繰り返した。下半身をしっかり使った投球フォーム構築のために、ビデオなども撮影しながら確認。「強めに投げないと投げる感覚は戻ってこない。足からの連動を意識してチェックしています。2月1日に向けてアピールしないといけないので、100出せるように残り数日ですけれど仕上げていきたい」。最速150キロ台後半の直球を身につけるためにも、キャンプまでに得た収穫を確認しながらフォームを固めていく。

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[ロッテ]沢村拓一「野球を楽しむために僕はロッテを選んだ訳ではない」/入団会見一問一答2[ニッカン]

ロッテは28日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が決まったと発表した。3年ぶりの復帰で、背番号は「54」。

沢村は吉井理人監督(57)とともに入団会見を行った。

会見での主な一問一答は以下の通り。

≫先ほど吉井監督の存在が大きいと言っていた。
沢村
「3、4ヶ月くらいしか3年前の時はいなかったんですけど、こうしろ、あーしろと言われることは1回もなかったです。ただ沢村は悪い時にこうなるから気をつけろよって、そういう注意点をいただくだけでも大きかったです。アメリカの野球を経験してる方なので。その苦労だったり色々な事を分かってくださるというのは精神的に大きいです。」
≫ロッテを退団したあとに話す機会は。
沢村
「年に1回はお食事させていただいてました。」
≫今回の入団が決まる前に球団とどれくらい交渉してきたか。
沢村
「初めて交渉したのは1月22日です。それよりも前は交渉してないです。」
≫決断はいつ。
沢村
「一昨日の夜に、千葉ロッテさんにお世話になりますというのは、お電話させていただきました。」
≫リリーフでと吉井監督が言っていた。どのイニングを投げたいか。具体的な目標があれば。
沢村
「それは監督の方針というか、監督の考え方により合わせてというか。むしろ、監督が言わなくても選手が自覚して動いていけば、色んな方面で対応できるんじゃないかって思っているので、そういう選手というか、そういうのをどんどん自分で考えて動かなくちゃいけないっていうのは、プロとして当たり前のことだと思っています。目標は特には今のところはないです。」
≫巨人からロッテに移籍し、環境が変わって復活した。
沢村
「物事は全てそうなんですけど、日常生活においても、やってもらって当たり前ってことは全く思っていませんし、やってもらった分は返したいなっていう気持ちが、そういう気持ちは持っているので。僕がアメリカに行く際にも、キャンプに入っても待ってくださったロッテへの気持ちっていうのは、もちろん強かったですし。決断する上では、たくさんの要素がある中では1つ大きな部分ではあると思っています。」
≫メジャーで学んだものは。
沢村
「日本の野球とアメリカの野球では野球が全然違うくらい別ものなので、何を学んできたかは、言葉にして表現するのはなかなか難しいんです。」
≫日本球界でやることへの楽しみ。
沢村
「楽しみですか。正直、僕、野球を楽しいと思ったことがないというか。幼い頃からやってきて、野球を仕事にしたときから楽しいと思ったことがないんですけど。アメリカに行って、目がくぎ付けになるような選手をたくさん見てきたので、そういうのを見ると、もっとうまくなりたいなとか、どうやったら近づけるかなとか、そういう方面からものすごく野球が好きになったので。向こうは世界なので、びっくりすることの方が多かったですけど、やっぱり、楽しさ。色んな表現のある楽しさなんですけど、野球を楽しむために僕はロッテを選んだ訳ではないので、ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったり、していかないと。何年も優勝していない訳ですから。組織的には変わってこないんじゃないかなって思っています。」
≫突き動かすものは。
沢村
「やっぱり野球が好きですね。子供の時はそういう気持ちがあったんですけどね。仕事になると色んなものに追われて見失ったりするので、ただ、野球は好きです。なので、うまくなりたいと思うし、チームに貢献したいなって思っています。」
≫メジャーの2年間を経験してやりきったか、心残りがあるか。
沢村
「正直やりきった気持ちも心残りの気持ちもなくて、本当に千葉で腕振るって決めた時から、そこにしか感情がないので、どちらでもないんですけど、あんまりないですね、そういうのは。ただなんですかね、自分がある程度いい状態の時に戻ってきたい気持ちは、アメリカでプレーする時は、少なからず、多少ありました。」
≫決断にあたって1番大切にした部分は。
沢村
「1つというと難しいんですよね。吉井さんが監督に就任されたこともそうですし、松本さんと原田さんが僕の獲得に動いてくれたこともそうですし、ロッテという組織の方向性というかそういうのも見えましたし、1番というと難しいんですけど。ただあまり人に相談することなく決めました。」
≫ファンにはどんな活躍を見せたいか。
沢村
「いい悪いはもちろん結果として出さないといけないので、プロなので、自分の中では追い求めていきますけど、とにかくどんな時も前向きに、チームを鼓舞するような、戦う姿を見せられたらなと思っています。」
≫今の状態は。
沢村
「すぐに実戦という形ではないんですけど、体はもう作った状態でいるんですけど。やっぱりボールだったり傾斜の違いだったり硬さだったりというのがあるので、そこはしっかりアジャストしていけたらなと思っています。」
≫ブルペンにはいつから入るか。
沢村
「自主トレでもう3度入っているんですけど、いつ入るかはちょっと決めてはいないです。」

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[ロッテ]沢村拓一が入団会見「興奮している」背番号54、吉井監督「リリーフとして魅力的」[ニッカン]

ロッテは28日、レッドソックスからFAになった沢村拓一投手(34)の入団を発表した。背番号は「54」。

3年ぶりの復帰となる沢村は、本拠地ZOZOマリンスタジアムで吉井理人監督(57)とともに会見に臨み「日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています」と意気込みを語った。

ロッテ入りを決断した理由には「僕がアメリカに行く際に待ってくれたというか、快く送り出してくれた義理を守るというのもそうですし、吉井監督が監督に就任されたことも僕の中で大きかったです」と、当時投手コーチを務めていた吉井監督の存在に言及。

「3年前は3、4ヶ月くらいしかいなかったけど、こうしろ、ああしろと言われたことは1回もなかったですし、悪い時にこうなるから気を付けろという注意点をいただくだけでも大きかった。アメリカの野球を経験している方なので、その苦労だったり色々な事を分かってくださるというのは精神的に大きいです」と信頼を寄せた。

吉井監督は、沢村について「(メジャーで)すぐに順応していて、見ていて頼もしいなと。リリーフピッチャーとして魅力的。実力はわかっているので、戦力としては心配していない。メジャーでの経験を若い選手に話してもらって、若手の面倒を見て欲しい」と、ベテランとしての役割に期待。2月1日にキャンプインについては「そこは任せています。メジャーの場合はもうちょっと投手のリポートデイ(集合日)が遅いので、その辺の調整のやり方もあると思う。彼はそういうのできるプロなので」と、キャンプ合流は本人に任せる方針を示した。

沢村自身はすでに自主トレでブルペンに3度入っていると明かし「すぐに実戦という形ではないけど、ある程度体はもう作った状態。ボールや傾斜、硬さの違いというのがあるので、そこはしっかりアジャストしていけたら」と話した。

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[ロッテ]沢村拓一が3年ぶり復帰、背番号54、義理堅い男らしい決断、剛腕の恩返しが始まる[ニッカン]

ロッテは28日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が決まったと発表した。3年ぶりの復帰になり、背番号は54。

義理堅い男らしい決断だった。かつて、沢村はチームを選択する時の条件について「自分が、そのチームで命懸けで腕を振れるかです」と言った。レッドソックスからFAになって、何度も何度も己の心に問いかけたことだろう。今季もメジャーでプレーする思いはありながら、恩義を感じるロッテからのオファーが届いた時点で、3年前の恩返しに心が傾くのは、自然な流れだった。

根底にあったのは、ロッテへの感謝の思いだった。20年途中にトレードで移籍。巨人では3軍降格のどん底も味わった自身を求めてくれ、その思いに応えるようにリーグ2位でのCS進出に貢献した。同年オフに海外FA権を行使した際にも、残留を熱望された一方で、夢のメジャー挑戦への理解も示し、思いを尊重してくれた。愛するロッテ、熱いファンへ剛腕の恩返しが始まる。

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[ロッテ]沢村拓一「吉井監督が就任されたことも僕の中で大きかった」/入団会見一問一答[ニッカン]

ロッテは28日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が決まったと発表した。3年ぶりの復帰になる。背番号は「54」。沢村はZOZOマリンで、吉井理人監督(57)とともに入団会見を行った。

会見の主な一問一答は以下の通り。

≫率直な気持ち。
沢村
「3年ぶりに千葉ロッテマリーンズに帰ってくることになりました。日本一熱いファンの前で投げられることに、とても興奮しています。よろしくお願いします。」
≫日本復帰への迷いは。
沢村
「考える時間はたくさんありました。ただ、自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して、今ここにいます。」
≫契約に至った理由。
沢村
「僕がアメリカに行く際に待ってくれたというか、快く送り出してくれた義理を守るというのもそうですし、吉井監督が監督に就任されたことも僕の中で大きかったです。」
≫メジャーで得たもの。
沢村
「何かを学び、何かを得るためには自分の身体で体験する以上に良い方法はないと思っている。それを少しでも伝えていければなと思います。」
≫何を伝えたいか。
沢村
「後輩に伝えるということは特にないんですけど、僕は千葉ロッテマリーンズに勝つために来た。それを色んな方面から伝えていければ。」
≫マリーンズで目指すもの。
沢村
「強いチームだからといって良いチームではないし、良いチームだからといって良い組織でもない。3年前に来て、ロッテという組織は素晴らしいなと思っていた。その素晴らしい組織が勝てていないという状況を打破するためには、1人1人のピントをしっかり合わせた状態で1年間戦えば優勝できると思う。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたい。」
≫どんな姿を見せたいか。
沢村
「良いときも悪いときもあるかもしれないけど、どんなときも常に戦う姿勢、気持ちを持って、ロッテファンのために頑張りたい。」

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[ロッテ]沢村拓一の入団を発表、メジャーから3年ぶり復帰[ニッカン]

ロッテは28日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が決まったと発表した。3年ぶりの復帰になる。

沢村は20年シーズン途中に巨人からロッテにトレード移籍。リーグ2位でのCS進出に大きく貢献した。同年オフに海外FA権を行使し、レッドソックスへの移籍を決断したが、ロッテとの残留交渉の席上では背番号「14」、複数年の大型契約で熱意を伝えられていた。

メジャーでは2年間プレーし、通算104試合で6勝2敗、防御率3.39。昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73で、8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。150キロ台後半の速球、スプリットは健在で米球界関係者によれば、複数の大リーグ球団が水面下で調査を行っていたという。沢村はメジャーか、日本球界復帰かで熟考する中で、春季キャンプ開始直前に3シーズンぶりの復帰を決断した。

今月は沖縄で自主トレを行い、すでに複数回ブルペン入りしている。ロッテは昨季途中から守護神を務めたオスナがソフトバンクに移籍。通算182セーブの益田も控えるが、ブルペン陣の強化は上位進出へ必須な状況になっていた。

沢村拓一(さわむら・ひろかず)
1988年(昭63)4月3日、栃木県栃木市生まれ。佐野日大から中大を経て、10年ドラフト1位で巨人入団。11年新人王。15年からリリーフ、16年に最多セーブ。20年9月、香月一也とのトレードでロッテ移籍。同年オフに海外FA権を行使しレッドソックスへ移籍。13年WBC、15年プレミア12日本代表。183センチ、96キロ。右投げ右打ち。

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[ロッテ]春季キャンプを「日テレNEWS24」で生中継、台湾・楽天モンキーズ戦も放送[ニッカン]

ロッテは28日、2月1日から開始する春季キャンプを有料CS放送「日テレNEWS24」で生中継することを発表した。同11、12日にキャンプ地の石垣市中央運動公園で台湾プロ野球「楽天モンキーズ」と対戦する「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2023 in石垣島」も放送する。

中継はメイン球場、一塁側ベンチ上、三塁側ベンチ上、バックネット裏付近、ブルペン、室内などを予定。キャンプ休日の6日は放送しない。「日テレNEWS24」は18年からロッテ主催公式戦全試合を生中継している。

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ロッテ・沢村拓一が嫌われ役≠煌o悟、3年ぶり復帰「嫌なことも言わないと組織的に変わらない」[サンスポ]

ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)の獲得を発表した。複数年契約とみられ、背番号は「54」に決まった。3年ぶりの古巣復帰となった右腕は、本拠地ZOZOマリンスタジアムで入団記者会見に臨み「嫌なことや言いたくないことも言っていく」と宣言。2005年以来18年ぶりのリーグ優勝へ嫌われ役≠ノなることも辞さない覚悟を示した。

頼もしい剛腕が千葉に帰ってきた。沢村は長い髪を後ろに束ね、スーツ姿で記者会見場に登場。やる気に満ちた表情でチーム愛を熱く語った。

「野球を楽しむためにロッテを選んだ訳ではない。勝つために来た。マリーンズのために腕を振ろうと決意してここにいる。日本一熱いファンの前で投げられる。とても興奮しています」。

3年ぶりの古巣復帰だ。沢村は、2020年9月に巨人からトレードでロッテに移籍すると救援で22試合に登板。防御率1.71と安定感ある投球でチームの13年ぶりとなるリーグ2位、クライマックスシリーズ(CS)進出に大きく貢献した。そのオフにレッドソックスへ移籍した。

当時の投手コーチが吉井理人監督(57)。今オフにレッドソックスを自由契約となった34歳は春季キャンプ直前で、恩義を感じていた新監督のため「ロッテというチームに対して義理を守るということ。吉井監督が就任されたことも自分の中で大きかった」と、一肌脱ぐことを決断した。

米球界での経験を還元する。メジャー通算104試合に登板。剛速球と鋭く落ちるフォークボールを武器に6勝2敗、防御率3.39と結果を出した。

昨季5位のロッテは、パで最もリーグ優勝から遠ざかる球団で「勝てていない状況を打破するためには、嫌なことや言いたくないことも言っていかないと組織的に変わってこない」と嫌われ役≠ノなることも辞さない構え。会見に同席した吉井監督も「沢村が出てくると球場の雰囲気が変わる。戦力としては心配していない。あと、若手の面倒もしっかり見てほしい」と期待を寄せた。

キャンプには途中から合流する予定。救援でフル回転が期待される沢村は「先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたい。常に戦う姿勢、強い気持ちを持って、ロッテファンのために頑張ります」と誓った。経験豊富な右腕が、チームの空気を変える。

◇交渉の舞台裏

ロッテの熱意が沢村の心を射止めた。日米の複数球団から獲得を目指す中、ロッテが正式にオファー。今月22日に初めて交渉の場が設けられた。沢村は26日夜に「お世話になります」と松本球団本部長に電話で連絡。電撃的な復帰が決まった。オフは国内で自主トレに励んでおり、既に3度ブルペン入り。「体はつくった状態」と体調面の不安もない。

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ロッテ・沢村拓一が入団会見「日本一熱いファンの前で投げられる。興奮しています」[サンスポ]

ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)の入団が決まったことを発表した。3年ぶりの古巣復帰となる。背番号は「54」。

沢村は本拠地のZOZOマリンスタジアムで記者会見を行った。沢村の主な一問一答は以下の通り。

≫入団が決まった率直な思い。
沢村
「日本一熱いファンの前で投げられることをとても興奮しています。」
≫日米の進路で迷いは。
沢村
「考える時間はたくさんありました。ただ自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して今ここにいます。」
≫決断した理由。
沢村
「まずは僕がアメリカに行く際に、待っていてくれていたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームに対して、義理を守るということもそうですし、吉井監督が監督に就任されたということも自分の中で大きかったように思います。」
≫米国で得たもの。
沢村
「言葉に表現するのはとても難しいんですけど、何かを学び得るためには自分の体で、体験する以上に良い方法はないと思っているので、それを少しでも伝えることができたらなと思います。」
≫ロッテで目指すものは。
沢村
「強いチームだからといっていいチームではないですし、いいチームだからといっていい組織ではないと思う。(以前所属していたときに)ロッテという組織は素晴らしいなと思っていた。素晴らしい組織が勝てていない状況を打破するために、1人1人が同じ方向を向いて、ピントをしっかりと合わせた状態で1年間戦っていけば、今の戦力で戦っていける。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたい。」
≫。リリーフでと吉井監督が言っていた。どのイニングを投げたいか
沢村
「それは監督の方針というか、監督の考え方により合わせてというか。むしろ、監督が言わなくても選手が自覚して動いていけば、色んな方面で対応できるのではないかなと思っている。そういう選手というか、そういうのをどんどん自分で考えて動かなくちゃいけないっていうのは、プロとして当たり前のことだと思っています。」
≫日本球界でやることへの楽しみ。
沢村
「野球を楽しむために、僕はロッテを選んだ訳ではないので、ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったり、していかないと。何年も優勝していない訳ですから。組織的には変わってこないんじゃないかなって思っています。」

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ロッテが沢村拓一の入団を発表、背番号は54[サンスポ]

ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)の入団を発表した。3年ぶりの古巣復帰となる。背番号は「54」。

沢村は栃木・佐野日大高から中大を経て2011年にドラフト1位で巨人に入団。1年目に11勝を挙げて新人王に輝いた。15年に抑えに転向し、16年には最多セーブを獲得。20年9月にトレードでロッテに移籍すると、救援で22試合に登板して防御率1.71。チームの13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献した。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、レッドソックスへ移籍した。

昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73で8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3.39。

ロッテは昨季途中から守護神を務めたオスナがソフトバンクに移籍。通算182セーブの益田らがいるが、リリーフ陣の強化は上位進出へ必須な状況だった。

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ロッテ、前レッドソックスの沢村拓一を獲得へ[サンスポ]

ロッテが米大リーグ、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)を獲得することが28日、分かった。3年ぶりの古巣復帰となる。

沢村は栃木・佐野日大高から中大を経て2011年にドラフト1位で巨人に入団。1年目に11勝を挙げて新人王に輝いた。15年に抑えに転向し、16年には最多セーブを獲得。20年9月にトレードでロッテに移籍すると、救援で22試合に登板して防御率1.71。チームの13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献した。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、レッドソックスへ移籍した。

昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73で8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3.39。

ロッテは昨季途中から守護神を務めたオスナがソフトバンクに移籍。通算182セーブの益田らがいるが、リリーフ陣の強化は上位進出へ必須な状況だった。

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子供のため、より長く−ロッテ最年長腕“美馬パパ”は南の島で「より重く」[スポニチ]

沖縄・石垣島に来ている。WBA世界ライトフライ級王座を13度連続防衛した具志堅用高氏の出身地。ただ、今回はボクシング関連の取材ではなく、ロッテのキャンプ取材。先乗り自主トレを行う選手達と同じ日程で現地入りした。大寒波の東京から南の島へ。うらやましがられそうだが、ここ数日は曇天で風も強く、実際の気温よりも体感温度はずっと低いため、コートを手放せないでいる。

今回の自主トレに参加しているのは新人を含めた20選手。まだ実績の少ない若手が中心で、2月1日のキャンプ初日からアピールすべく懸命に準備を進めている。そんな選手達を和ませているのが石垣市中央運動公園へ“お散歩”にやって来る保育園児達。0〜1歳、1〜2歳クラスの子供達でスタンドの階段を登る子もいれば、まだ、つかまり立ちの子もいる。「バンガレ〜!」の声が何ともほほ笑ましい。その姿を見ながら、1児の父である美馬の言葉を思い出した。

「以前は(テレビに映る)ロッテ選手は、みんな“パパ”だったけど、やっと僕が僕だって分かるようになった。野球ってものを何となく分かっているみたいだけど、しっかり認識してる感じではないので、野球選手だと認識してもらえるまでは(現役を)続けたい」。

美馬の長男は3歳になったそうで、石垣の球場に来ていた子供達よりは少し年上だが、同じようにかわいい盛りだろう。今月17日には都内で自主トレを公開。囲み取材で、NHK Eテレ「おとうさんといっしょ」に出演した際の話題になると、ロッテ投手陣最年長の36歳は、嬉しそうに表情を緩めていた。

プロボクシング界でもバンタム級史上初の4団体王座統一を達成した井上尚弥(大橋)やWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)ら子煩悩なボクサーは少なくない。井岡からは「家族のため」、「子供のため」という言葉を何度も聞いた。父親であることが結果を残せる理由にはならない。だが、頑張れる理由にはなるのではないか。

長く現役を続けるためには、いかに体力を維持できるかが重要で厳しいトレーニングは不可欠。長男の存在がパパに“もう一踏ん張り”させているのだろう。美馬は「去年より重く、昨日より重く…を意識し、それができている」という。昨季はチーム最多の10勝(6敗)。「今年もたくさん勝っている姿を見せたい」というベテラン右腕の活躍に期待している。

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沢村、「恩義」でロッテ復帰決断、“魂のエース”ジョニー背番54で「嫌われ役」いとわない[スポニチ]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手(34)の獲得を発表した。複数年契約で、背番号は「54」。3年ぶりの古巣復帰となる。ZOZOマリンで記者会見に臨み、05年以来18年ぶりのリーグ制覇のために「嫌われ役」もいとわず先頭に立つと決意。春季キャンプ第1クール中の合流を予定している。

日米複数球団のオファーの中で、決断に至った理由を沢村は「恩義」と説明した。22日に初交渉し、26日の夜に球団に入団を伝える電話を入れた。長髪を結んで3年ぶりにZOZOマリンに戻った。

「野球を楽しむために選んだ訳ではない。勝つチームにするために言いたくないことも言っていく。組織は素晴らしいが何年も優勝していない」。巨人で3軍降格も味わった中で求められ、20年9月にトレード移籍。22試合登板で防御率1.71と2位躍進に貢献した。同年オフに海外FA権を行使。「快く送り出してくれたロッテに義理を守る。チームを鼓舞するような戦う姿を見せられたら」と復帰を決断した。現役時代に「魂のエース」と呼ばれた黒木投手コーチの背番号「54」をつける。

同席した吉井監督は当時、投手コーチ。救援での起用を明言し「迷惑な話かもしれないが若手の面倒もしっかり見て欲しい」とメジャー通算104試合登板の経験を還元するよう望んだ。右腕の魅力を問われ、挙げた1つ目は登板時に球場の雰囲気を変えること、2つ目は剛速球とフォークでの奪三振。最後は「四球を出してドキドキさせる」と笑い、全ての「沢村劇場」に期待した。

会見後にグラウンドに立つと電光掲示板に「WELCOME BACK」の文字。登場曲「Sandstorm」が響いた。「素晴らしい組織が勝てていない状況を打破する。1人1人が同じ方向を向いて戦っていけば十分優勝できる。先頭に立って引っ張っていける存在になりたい」。自主トレでは3度のブルペン投球を行った。剛腕の恩返しへの準備は着々と進んでいる。

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ロッテ・沢村、米で成熟「ウイスキーの心遣い」[スポニチ]

◇記者フリートーク

米1年目は余裕がなく「投げるのが怖かった時期もあった」と明かした。ただ、苦しい時期も乗り越えることで「人間として成熟できた」という。

ワイルドなルックスや投球スタイルからお山の大将に見られがちな沢村だが、レッドソックスでは人望が厚かった。ブルペンにウイスキー好きが多かったチームの、通称「ウイスキー・クラブ」の一員に。日本の美味しいウイスキーを紹介し、不調の選手には高級品を振る舞い、同クラブのトップにまで上り詰めた。

「人の気持ちが分かるようになり、人のことを許せるようになった。米国での経験から、物事を自分の物差しで測らなくなりましたね」と語っていた姿が印象深い。ロッテ投手陣にもたらすものは大きいに違いない。

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ロッテ・小沼、復帰の沢村に“弟子入り”志願、パワータイプ同士「色々聞いてみたい」[スポニチ]

ロッテの3年目の小沼が沢村から積極的に学ぶ姿勢を示した。

最速151キロの直球とフォークが武器。同じパワータイプのベテランは良き手本で先乗り自主トレ中の沖縄・石垣島で「似た部分もあると思うので、色々聞いてみたい」と希望した。

昨年3月に育成から支配下契約となり21試合に登板してプロ初勝利も記録。このオフはピラティスを取り入れて柔軟性や下半身と上半身の連動性を高めた右腕は「昨年の倍以上は投げたいし、勝ちパターンに食い込みたい」と目標を掲げた。

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ロッテ育成ドラ3勝又琉偉、石垣先乗り自主トレ「とても楽しい」[スポニチ]

ロッテの育成ドラフト3位・勝又琉偉内野手(18)が沖縄・石垣島での先乗り自主トレを“満喫”している。3日目を迎えた28日の練習後に取材対応。「テレビで見ていた人達と一緒に練習できて、とても楽しいです」と屈託のない笑顔を見せた。

先輩達とは「挨拶したぐらい」で、まだ話し込めていないものの、「(2年目の池田)来翔さんや(ドラフト2位の友杉)篤輝さんはすごいので、参考にしていきたい」と意欲的。「全部下手くそなのでを量をこなすことを意識して、守備もバッティングも力を入れています」と2月1日のキャンプインに向けての準備を進めたいる。

身長1メートル88、体重は公称78キロだが、実際には72.5キロと細身。体作りも不可欠で「この1年で80キロとかプラス10キロを目指したい」とウエートトレーニングに励み、食事面にも気を遣っているという。育成を含めた新人内野手全員が遊撃手。ライバルは多いが、「難しいポジションだと思うけど、みんなとは違うショートになりたい」と未来像を描いた。

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ロッテ小沼健太、3年目の飛躍へ「足からの連動」を意識、復帰の沢村にも「聞いてみたい」[スポニチ]

ロッテの3年目右腕・小沼健太投手(24)が沖縄・石垣島で行われている先乗り合同自主トレで精力的に調整を進めている。28日は最高気温14度と、この時期の石垣島としては肌寒い気候だったが、本球場でのアップ、キャチボールの後、ノックを受け、内野手との連係プレーを確認。前日にプルペン入りして32球を投げたため、2日連続のブルペンは回避したが、室内練習場に移動し、動画撮影してフォームを確認しながら塁間の距離で投げ込みを行った。

昨季は春季キャンプ後に支配下契約を勝ち取り、1軍で21試合に登板してプロ初勝利をマークし、1勝1敗1ホールド。支配下登録選手として初めての春季キャンプとなるが、「気持ちの変化はない」という。このオフは静岡でソフトバンクの甲斐野央(26)や横浜DeNAの上茶谷大河(26)らと合同自主トレを実施。タイプの似た甲斐野からフォーク、上茶谷からはスライダーやカットボールについてアドバイスをもらったという。また、ピラティスを取り入れるなど柔軟性と可動域を広げることを目的にモビリティ系のトレーニングにも励んだ。

球速アップへ、意識しているのは「足からの連動」。ピラティス効果もあり「地面からの力をボールに伝えるということがやっと分かってきた」と手応え。3年目のシーズンへ「去年の2倍以上(の試合数)を投げたいし、勝ちパターンに食い込めるようにしたい」と意気込んだ。

この日、前レッドソックスの沢村拓一投手(34)の入団が発表された。救援陣の一角を争うライバルとなる存在だが、実績のある先輩でもある。小沼は「真っ直ぐが速くて力もあると思う。似た部分もあると思うので、色々聞いてみたい」と話した。

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沢村拓一が語る吉井監督への信頼「アメリカの野球を経験してる」「精神的に大きい」[スポニチ]

米大リーグ、レッドソックスを自由契約となり、ロッテに復帰した沢村拓一投手(34)が28日、本拠地・ZOZOマリンで入団会見を行った。

3年ぶりに古巣に復帰した右腕は「まずは僕がアメリカに行く際に待ってくれていたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームに対して、もちろん義理を守るということもそうですし、ここにいらっしゃいます吉井監督が監督に就任されたということも自分の中で大きかった」と復帰理由を語った。

沢村は吉井監督への思いとして、前回在籍した2020年シーズンを振り返り「僕は3、4ヶ月くらいしか3年前の時はいなかったんですけど、“こうしろ、あーしろ”と言われることは1回もなかった」と指揮官が投手コーチ時代、強制的な指導は一度もなかったと回想。続けて「ただ、“沢村は悪い時にこうなるから、気を付けろよ”ってそういう注意点をいただくだけでも大きかった。、アメリカの野球を経験してる方なので。その苦労だったり色々な事を分かってくださるというのは精神的に大きいです」とメジャー経験のある指揮官だからこそ、より信頼できるとした。

渡米後も年に1度は吉井監督と食事をしていたことも明かし、起用法についても「監督の方針というか、監督の考え方により合わせてというか。むしろ、監督が言わなくても選手が自覚して動いていけば、色んな方面で対応できるんじゃないかって思っているので、そういう選手というか、そういうのをどんどん自分で考えて動かなくちゃいけないっていうのは、プロとして当たり前のことだと思っています」とベテランらしく頼もしい口調で覚悟を口にした。

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ロッテ吉井監督“沢村劇場”を期待、3年ぶり復帰の右腕に「四球を出してドキドキさせるのも(笑)」[スポニチ]

ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手(34)の獲得を発表。背番号は「54」に決定した。同日、ZOZOマリンでの入団会見に同席した吉井理人監督は「リリーフピッチャーとして活躍して欲しい」と救援起用を示唆した。

指揮官は3年ぶりに古巣復帰した右腕に「実力は分かっているので戦力としては心配していない。メジャーでの経験をマリーンズの若い選手に話してもらって。まあ沢村からしたら迷惑な話かもしれないけど、若手の面倒もしっかり見て欲しい」と戦力としてだけでなく後輩達への“指導者”としても高い期待を寄せた。

沢村の魅力については「前にマリーンズにいた時も感じていたんですけど、沢村が出てくると球場の雰囲気が変わるので、そういう場の雰囲気を変えられるもの。それと剛速球ですね。剛速球とフォークボールで三振が取れるっていうのはすごく良いです」と絶賛。その上で「あとは四球を出してドキドキさせるのも(笑)」とリップサービスを交えマウンド上での“沢村劇場”を心待ちにした。

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ロッテ復帰の沢村拓一「言いたくないことも言ったりしていかないと」嫌われ者上等でチーム牽引を約束[スポニチ]

米大リーグ、レッドソックスを自由契約となり、ロッテに復帰した沢村拓一投手(34)が28日、本拠地・ZOZOマリンで入団会見を行った。

3年ぶりの古巣復帰に「考える時間はたくさんありました。ただ、自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して今ここにいます」と強い覚悟を見せ「アメリカに行く際に待ってくれていたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームに対して、もちろん義理を守るということもそうですし、ここにいらっしゃる吉井監督が監督に就任されたということも自分の中で大きかった」と復帰理由を語った。

アメリカでの2年間を振り返り「言葉に表現するのはとても難しいんですけど、何かを学び、何かを得るためには自分の体で自らで体験する以上に良い方法はないと思っているので、それを少しでも伝えることができたらなと思います」と後輩に経験を伝えると約束。「僕は勝つために来たので、それを色んな方面から伝えられればなと思います」と語った。

その上で「強いチームだからといって良いチームではないですし、良いチームだからといって、良い組織ではないと思う。2年前にいさせてもらった時にロッテという組織は素晴らしいなと思っていた」と断言。「素晴らしい組織が勝てていない状況を打破するためには1人1人が同じ方向を向いて、同じ方向を向いてるからといって同じものが見えているのではなくて、選手1人1人のピントをしっかりと合わせた状態で1年間しっかり戦っていけば今の戦力で戦っていける。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたい」とベテランらしくチームを牽引すると宣言。「ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったりしていかないと。何年も優勝していない訳ですから。組織的には変わってこないんじゃないかなって思っています」と嫌われ者を覚悟の上で、優勝に向けて時には厳しい言葉も投げかけると誓った。

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沢村拓一、ロッテに3年ぶり復帰「日本一熱いファンの前で投げれることに興奮」吉井監督は救援起用を明言[スポニチ]

米大リーグ、レッドソックスを自由契約となり、ロッテに復帰した沢村拓一投手(34)が28日、本拠地・ZOZOマリンで入団会見を行った。

3年ぶりに古巣復帰した右腕は「3年ぶりに千葉ロッテマリーンズに帰ってくるくることになりました。日本一熱いファンの前で投げれることに興奮しています」と開口一番、笑みを見せ「自らの気持ちで決断したからには、千葉ロッテマリーンズさんのためにと思っています」と誓った。

同席した吉井理人監督も「沢村投手がマリーンズに来てくれることになりました。興奮しています。リリーフピッチャーとして頑張って欲しい。メジャーでの経験を若い選手に伝えて、若手の面倒も見て欲しい」とブルペンを支えるだけでなく、日米で積み上げた経験を後進の育成に役立てたいとした。

沢村はロッテへの復帰理由について「アメリカに行く際に快く送り出してくれた義理を守るため」ときっぱり。「僕は千葉ロッテに勝つために来たので、色んな方面から伝えられればと思う」と経験を惜しまず伝えることを約束した。

沢村は栃木・佐野日大高から中大を経て2011年にドラフト1位で巨人入団。1年目に11勝を挙げて新人王に輝き、15年に抑えに転向し16年は最多セーブを獲得した。20年に巨人で不振で苦しみ、9月にロッテへトレードで移籍すると救援で22試合に登板して防御率1.71と活躍し、チームの13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、レッドソックスへ移籍した。昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73。8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3.39。

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ロッテ春季キャンプ「日テレNEWS24」で生中継、楽天モンキーズ戦も[スポニチ]

ロッテは28日、2日1日に沖縄・石垣島で始まる春季キャンプを有料CS放送「日テレNEWS24」で生中継すると発表した。メイン球場の一塁側ベンチ上、三塁側ベンチ上、バックネット裏付近、ブルペン、室内とカメラ5台を予定。放送は1日〜5日、7日〜12日で、休日の6日は放送も休止となる。

また、11、12日に石垣市中央運動公園で開催される「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2023 in石垣島」の台湾プロ野球「楽天モンキーズ」戦の放送も決定した。この試合はパーソル・パリーグTVでも生中継される。

「日テレNEWS24」は2018年からロッテ主催公式戦を全試合を生中継。スカパー!(CS349)、スカパー!プレミアムサービス(ch.571)、J:COMほか全国のケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりなどで視聴可能。視聴方法に関するお問い合わせ先は「日テレNEWS24」カスタマーセンター:TEL 0120−222−257(年中無休10:00〜20:00)へ。

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ロッテが沢村獲得へ、大リーグから3年ぶり復帰[スポニチ]

ロッテが米大リーグ、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手(34)を獲得することが28日、関係者の話で分かった。3年ぶりの古巣復帰となる。

昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73で8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3.39。

栃木・佐野日大高から中大を経て2011年にドラフト1位で巨人入団。1年目に11勝を挙げて新人王に輝き、15年に抑えに転向し16年は最多セーブを獲得した。20年に巨人で不振で苦しみ、9月にロッテへトレードで移籍すると救援で22試合に登板して防御率1.71と活躍し、チームの13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、レッドソックスへ移籍した。

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[ロッテ]沢村拓一「ロッテを勝つチームにする」3年ぶり日本球界復帰で18年ぶりリーグ優勝導く[報知]

ロッテが28日、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)の獲得を発表した。複数年契約で背番号は「54」。3年ぶりの日本球界復帰となる。この日、ZOZOマリンで会見に臨んだ沢村は「ロッテを勝つチームにするために来た」と“改革”を宣言。20年9月に巨人からの電撃トレードで加入し優勝争いに貢献した剛腕が、今度こそチームを18年ぶりのリーグ制覇へと導く。

長い髪を後ろで結い、紺色のスーツで登場した沢村は表情を引き締めた。「千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して、今ここにいる。勝つために来たのでそれを色んな方面から伝えられれば」と力強く約束した。

最大の決め手は恩義だった。昨年8月28日にメジャー40人枠から外れ、9月に自由契約。新天地を模索していた右腕に白羽の矢を立てたのが古巣・ロッテだった。「僕がアメリカに行く際に、待ってくれていたというか、快く送り出してくれたロッテに対しての義理を守ることもそう。あとは吉井監督が監督に就任されたのも大きかった」。20年9月にトレードで巨人から移籍し、オフに海外FAでRソックスに移籍。夢を応援してくれた球団への感謝は忘れてはいなかった。移籍当時、投手コーチを務めていた指揮官への信頼も大きく影響した。

チームは昨季の勝ちパターンを担ったオスナ、ゲレーロが抜け、このオフで外国人投手を3人獲得するなど弱点を徹底的に補強。吉井監督は「実力は分かっている」とリリーフでの活躍に期待を寄せ、「剛速球とフォークで三振が取れるのと、フォアボールを出してドキドキさせるのも魅力」とリップサービスも交えて“沢村劇場”を心待ちにした。

日米通算54勝、75セーブを誇る剛腕は、全ての経験をチームに還元する。「野球を楽しむためにロッテを選んだ訳ではない。ロッテを勝つチームにするために言いたくないことも言ったりしていかないと」と“沢村流ロッテ改革”も宣言。「選手1人1人のピントをしっかりと合わせた状態で1年間戦っていけば今の戦力でも十分に優勝できる。その先頭に立って引っ張っていける存在になりたい」。春季キャンプ第1クール中には合流する見込み。悲願のV奪還へ強力なピースが加わった。

◇沢村に聞く

≫吉井監督の存在は。
沢村
「3年前は3、4か月しかいなかったけど、こうしろ、ああしろと言われたことは1回もない。『沢村は悪い時にこうなるから気を付けろよ』とか、そういう注意点をいただくだけでもとても大きかったし、アメリカの野球を経験されているので苦労や色んなことを分かってくださるというのは精神的に大きい。」
≫ロッテへの恩義はどう感じている。
沢村
「物事も日常生活においても、全てやってもらって当たり前とは思っていない。やってもらった分は返したいという気持ちを持っている。アメリカに行く際に、待ってくれたロッテへの気持ちはもちろん強かった。決断する上でたくさんの要素がある中で(それが)1つ大きな部分だった。」
≫ファンにどんな姿を。
沢村
「結果として出さなくちゃならない。そこはプロとして追い求めていくが、どんな時も前向きにチームを鼓舞するような姿を見せられたら。」

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[ロッテ]育成3位・勝又琉偉、10キロ増量計画で「みんなとは違うショートになりたい」[報知]

ロッテの育成3位・勝又琉偉内野手=富士宮東=が28日、石垣島で行われた先乗り合同自主トレに参加。まずは体作りをメインに、支配下登録を目指す。

高部や和田、池田ら先輩も参加しての合同練習に「楽しいです」と充実感をにじませた勝又。「全部下手くそなので量をこなすことを意識して守備もバッティングも力を入れている」とキャンプインへ向け準備を進めている。その中でも重要視しているのが体作り。188センチの長身も体重は72.5キロと細身。現在は食事とウェートトレーニングの量を増やしながら「この1年で80キロとかプラス10キロを目指したい」と意気込んだ。

チームは遊撃手のレギュラーが固定されてはいないものの、藤岡や茶谷、平沢、小川やドラフト2位・友杉、ドラフト5位・金田などライバルは多い。まずは支配下を目指しながら「難しいポジションだけどみんなと違うショートになりたい」と鍛錬を積んでいく。

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[ロッテ]3年目右腕・小沼健太が沢村拓一との対面心待ち「似た部分があるので聞いてみたい」[報知]

ロッテの3年目右腕・小沼健太投手が28日、3年ぶりにロッテへの復帰が決まった沢村拓一投手との対面を心待ちにした。

この日は石垣島で行われている先乗り合同自主トレ後に取材対応。最速152キロと力強い直球が魅力の右腕は「真っ直ぐが速くて力もある。(沢村は)自分と似ている部分もあるので(力強い直球など)そういう部分は聞いてみたい」と目を輝かせた。

昨年の開幕直前に支配下登録を勝ち取り昨季は中継ぎとして21試合に登板。元メジャーリーガーから技術を吸収しつつも、同じリリーフの枠を争うこととなる。「数字は2倍以上投げたいし、去年は敗戦処理とかビハインドの場面が多かったので、勝ちパターンに食い込んでいけるように」と意気込んだ。

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[ロッテ]吉井理人監督、3年ぶり復帰の沢村拓一に「若手の面倒を見て」[報知]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手を獲得したことを発表。背番号は「54」に決定した。

この日、ZOZOマリンでの入団会見に同席した吉井理人監督は「リリーフピッチャーとして活躍して欲しい」と構想を明かしたほか、若手投手陣に日米での経験を還元してくれることに期待。また右腕の魅力について「四球を出してドキドキさせるのも魅力かな」とジョークを飛ばすなど、上機嫌だった。

会見での吉井監督の主な一問一答は以下の通り。

≫吉井監督から交渉の席でかけた言葉は。
吉井監督
「いや特にないです。私が出て行くとちょっと判断が公平じゃなくなるかなと思ったので、球団の方に全部任せていました。」
≫日本とメジャーでの沢村投手の活躍はどう見えていたか。
吉井監督
「本当に見ていて頼もしいなと思いました。行ってすぐに順応していたのですごいなと見ていました。」
≫どんな役割を期待するか。
吉井監督
「リリーフピッチャーとして活躍して欲しいなと。それで実力は分かっているので戦力としては心配していないですが、あとメジャーでの経験をマリーンズの若い選手達に話してもらって、まあ、沢村からしたら迷惑な話かもしれないですが若手の面倒をしっかりみて欲しいなと考えています。」
≫沢村の魅力は。
吉井監督
「前にマリーンズにいたときも感じていたんですけど、沢村が出てくると球場の雰囲気が変わるので。そういう場の雰囲気を変えられるものを持っています。それと剛速球とフォークで三振が取れるというのは魅力です。あとは四球を出してドキドキさせるのも魅力かなと思っています(笑)。」
≫沢村の春季キャンプでの調整は。
吉井監督
「そこは沢村に任せています。彼はプロなので。」

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[ロッテ]沢村拓一が3年ぶり復帰「ロッテを勝つチームにする」、入団会見一問一答(3)[報知]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手を獲得したことを発表した。背番号は「54」に決定。3年ぶりの復帰となった右腕はこの日、ZOZOマリンで入団会見に臨み、「ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったりしていかないと」と、心を鬼にして自身の経験をチームに還元していく考えを明かした。

会見での主な一問一答は以下の通り。

≫日本の野球界に戻ってプレーすることへの楽しみなどの感情は。
沢村
「楽しみですか。僕は正直野球を楽しいと思ったことがないというか、なんか幼い頃からやってきて、その野球を仕事にした時から楽しいと思ったことはないんです。アメリカに行って、目がくぎ付けになるような選手をたくさん見てきたので、そういうのを見ると、やっぱりもっとうまくなりたいなとか、どうやったら近づけるかなとか、そういう方面からものすごく野球を好きになった。向こうは世界なので、ビックリすることの方が多かったです。色んな表現がある楽しさなんですけど、野球を楽しむために僕はロッテを選んだ訳ではないので。ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったりしていかないと。何年も優勝していない訳ですから、組織的には変わってこないんじゃないかなと思います。」
≫今まで沢村自身を野球に対して突き動かしているものとは何か。
沢村
「やっぱり好きだからじゃないですかね。やっぱり野球が好きですね。子どもの頃はそういう気持ちがあったんですけどね、仕事になると色んなものに追われて、そういうものを見失ったりするので。ただ野球は好きです。だからうまくなりたいと思うし、チームに貢献したいなと思っています。」
≫メジャーでの2年間を経験して、いまはやりきったという思いか、それとも心残りがあるのか。
沢村
「正直やりきった気持ちも、心残りの気持ちもなくて、千葉で腕を振ると決めたときからそこにしか感情がないのでどちらでもないんですけど。ただ自分がある程度いい状態の時に戻ってきたい気持ちは、アメリカでプレーしているときは少なからず多少はありました。」
≫ロッテファンはどんな存在で、どんな活躍を見せたいか。
沢村
「いい悪いはもちろん結果として出さなくちゃならないので、そこはプロなので追い求めていきますが、どんな時も前向きにチームを鼓舞するような戦う姿を見せられたらと思っています。」
≫今の状態は。
沢村
「ある程度、体はすぐに実戦という形ではないですが、つくった状態でいます。ボール、傾斜の違い、硬さだったりがあるので、そこはしっかりとアジャストしていけたらと思います。ブルペンは自主トレでは入っているんですけど、いつ(キャンプで)入るとかは決めてはいないです。」

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[ロッテ]沢村拓一が3年ぶり復帰「ロッテへの気持ちはもちろん強かった」入団会見一問一答(2)[報知]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手を獲得したことを発表した。背番号は「54」に決定。3年ぶりの復帰となった右腕はこの日、ZOZOマリンで入団会見に臨み、「ロッテへの気持ちというのはもちろん強かった」と決断に至った経緯を明かした。

会見での主な一問一答は以下の通り。

≫吉井監督の存在が大きいというのは具体的に。
沢村
「僕は3ヶ月、4ヶ月くらいしか3年前はいなかったんですが、こうしろ、ああしろと言われたことは1回もなかったですし、ただ沢村は悪い時にこうなるから気を付けろよとか、そういう注意点をいただくだけでもとても大きかったです。アメリカの野球を経験されていらっしゃる方なので、苦労だったり色んなことを分かってくださるというのは精神的に大きい。」
≫ロッテ退団後、吉井監督と話す機会はあったのか。
沢村
「僕は年に1回はお食事させていただいていました。」
≫交渉の経緯は。
沢村
「初めて交渉したのが1月22日です。それよりも前は交渉していないです。」
≫決断したのは。
沢村
「一昨日の夜に千葉ロッテさんの方でお世話になりますと。」
≫どのイニングを投げたいかや、具体的な目標は。
沢村
「それは監督の方針というか、考えにより合わせてというか。むしろ監督が言わなくても選手が自覚して動いていけば、色んな方面で対応できるんじゃないかと思っているので、そういう選手というかそういうのをどんどん自分で考えて動かなきゃいけないというのはプロとして当たり前のことだと思っています。目標は特には今のところはないです。」
≫ロッテへの恩義はどう感じている。
沢村
「物事も全てそうなんですけど、日常生活においても物事全てやってもらって当たり前とは思っていませんし、やってもらった分は返したいという気持ちを持っているので。僕がアメリカに行く際にもキャンプに入っても待ってくださったロッテへの気持ちというのはもちろん強かったですし、決断する上でたくさんの要素がある中で1つ大きな部分ではあると思っています。」
≫メジャーで学んだものとは。
沢村
「日本の野球とアメリカの野球では野球が全然違うくらい別物なので、何を学んだかというのはちょっと言葉にするのはなかなかちょっと難しいですね。」

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[ロッテ]沢村拓一が3年ぶり復帰「勝つために来た」、入団会見一問一答(1)[報知]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手を獲得したことを発表した。背番号は「54」に決定。3年ぶりの復帰となった右腕はこの日、ZOZOマリンで入団会見に臨み、「僕は千葉ロッテマリーンズに勝つために来た」と18年ぶりのリーグVに貢献することを誓った。

会見での主な一問一答は以下の通り。

≫はじめに挨拶を。
沢村
「沢村拓一です。3年ぶりに千葉ロッテマリーンズに帰ってくることになりました。日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています。よろしくお願いします。」
≫今の心境は。
沢村
「。3年ぶりということですけども、熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています」
≫米国に残るか、日本球界に復帰するかの迷いはあったのか。
沢村
「考える時間はたくさんありました。ただ自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して、今ここにいます。」
≫決断に至った理由は。
沢村
「経緯は話せばちょっと長くなってしまうのでたくさんありますが、まずは僕がアメリカに行く際に待ってくれていたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームに対しての義理を守るということもそうですし、隣にいらっしゃいます吉井監督が監督に就任されたというのも、とても自分の中では大きかったように思います。」
≫メジャー2年間で得たものとは。
沢村
「言葉に表現するのはとても難しいですが、何かを学び、何かを得るためには自分の体で体験する以上にいい方法はないと思っている。それを少しでも伝えることができたらなと思います。」
≫どんな姿でロッテの後輩達に伝えていきたいか。
沢村
「後輩に伝えるということは特にないんですけど、僕は千葉ロッテマリーンズに勝つために来たので。それを色んな方面から伝えられればなと思っています。」
≫ロッテで勝ち取りたいものは。
沢村
「強いチームだからといっていいチームではないし、いいチームだからといっていい組織ではないと思うんですけど。3年前にいさせてもらったときに、ロッテという組織は素晴らしいなと思っていましたし、でもその素晴らしい組織が勝てていないという状況を打破するためには、1人1人が同じ方向を向いて、同じ方向を向いているからといって同じものが見えている訳ではなくて、そこの選手1人1人のピントをしっかりと合わせた状態で1年間戦っていけば、いまの戦力でも十分に優勝できると思う。その先頭に立って引っ張っていける存在になりたいと思っています。」
≫今シーズンどんな姿を見せたいか。
沢村
「いい時も悪い時もあるかもしれないですけど、どんな時も常に戦う姿勢、気持ちを持って千葉ロッテファンのために頑張りたいと思います。」

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[ロッテ]沢村拓一の3年ぶり復帰を発表、背番号は「54」[報知]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手の入団を発表した。背番号は「54」に決定した。

昨季はメジャーで49試合に登板し1勝1敗3ホールドで防御率3・73の成績を残したが9月に自由契約。メジャーと日本球界復帰も視野に入れながらトレーニングに励んでいた右腕が“古巣”へと戻ってくる。沢村は20年9月に巨人からトレードでロッテに移籍。即、勝ちパターンとしてチームの優勝争いに貢献した。日本球界は3年ぶりの復帰で、18年ぶりのリーグ優勝へ強力なピースが加わった。

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[ロッテ]春季キャンプを有料CS放送「日テレNEWS24」で生中継[報知]

ロッテは28日、2月1日から行われる春季キャンプを有料CS放送「日テレNEWS24」で生中継することを発表した。

また同月11日、12日に開催される台湾プロ野球チーム「楽天モンキーズ」戦の放送も決定。キャンプ休日の6日は放送は休止となる。視聴方法はスカパー!(CS349)、スカパー!プレミアムサービス(ch.571)、J:COMほか全国のケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりなどで視聴が可能。またパーソル・パリーグTVでも2月1日、4日、11日、12日は生中継を行う。

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沢村「チームへの義理守る」ロッテ復帰 吉井監督との信頼関係も決め手に[デイリー]

ロッテが28日、大リーグ・レッドソックスを自由契約になっていた沢村拓一投手(34)の獲得を発表した。複数年契約で、背番号は54に決定。本拠地・ZOZOマリンスタジアムで入団会見に臨んだ。

3季ぶりの日本球界復帰。古巣への復帰で“おとこ気”を示した。「アメリカに行く際に、快く送り出してくれたチームへの義理を守る」。20年9月にトレードで巨人からロッテへ移籍し、翌年から海外FAでメジャーに挑戦。今季は米球界にとどまる選択肢もあった中、夢を理解してくれた球団に恩を返すことを選んだ。

「吉井監督が就任されたのも大きかった」。以前のロッテ在籍期間は半年に満たない。だが、当時投手コーチだった吉井監督との信頼関係も、復帰への決め手の1つとなった。

昨季、守護神を務めたオスナがソフトバンク入りし、ゲレーロも米球界へ復帰。チームは右腕に中継ぎでのフル回転を期待する。吉井監督は「実力は分かっているので心配してない」とうなずいた。

チームの精神的支柱になることを誓う。「先頭に立って引っ張っていけるような存在に」と沢村。恩返しが行き着く先は、球団18年ぶりのリーグ優勝だ。

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ロッテ・小沼、石垣島で先乗り合同自主トレ「しっかり勝ちパターンに食い込めるように」[デイリー]

ロッテの小沼健太投手が28日、沖縄・石垣島での先乗り合同自主トレに参加。今季に向け「数字的には(昨季の21登板の)2倍以上は投げたいっていうのと、しっかり勝ちパターンに食い込めるようにしていきたい」と力を込めた。

昨年は3月に支配下登録。21試合に登板し、1勝1敗1ホールド。プロ初勝利を挙げ、飛躍の年とした。石垣島に初乗り2日目の27日には、早速ブルペン入りし32球を投げ込むなど、力が入っている。

オフは昨年に続きDeNA・上茶谷やソフトバンク・甲斐野らと自主トレ。「甲斐野さんからはフォーク、上茶谷さんからはカット、スライダーを、握り方だったり、どういう意識で投げているかっていうのは聞きました」と充実の表情を浮かべた。

さらには、ピラティスにも初めて挑戦したといい「地面からの力を受けて伝えるっていうのをやっと分かってきた」と効果を実感した。

この日ロッテへの入団が決まった、前レッドソックス・沢村には「真っ直ぐが速くて力もある。そういう部分を色々聞いてみたい」と話した。

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ロッテ、育成ドラフト3位・勝又、体重10キロアップして攻守で飛躍[デイリー]

ロッテのドラフト育成3位・勝又琉偉内野手=富士宮東=が28日、沖縄・石垣島での先乗り合同自主トレに参加。今年は体づくりに力を入れ、体重10キロアップを目指す。

188センチの高身長だが、体重は72.5キロと細身の体型。「とりあえずこの1年間で80とかプラス10キロくらいまではいけるように頑張りたいなと思います」と目標を設定。現在は食事の量を増やして体重増加に取り組んでいるといい、「栄養士の方とかの講座とか聞いてバランスよく食べるようにしてます」とまずは体の土台を作る。

2月1日から始まる春季キャンプに向けては「まずは量をこなして、慣れていくっていうか守備もバッティングも両方とも力を入れていこうかなって思ってます」と、攻守ともに力を入れていく考えだ。

打撃ではオリックス・森モデルの86センチ、880グラムのバットを使用しており「木(のバット)に慣れていない部分もあると思うので、ちゃんと芯にあてて飛ばすっていうのを今意識してやってます」。遊撃を守っている守備では「(先乗りしている)池田来翔さんとか、(ドラフト2位の友杉)篤輝さんがすごいんで参考にしてみたいです」と、成長に貪欲な姿勢を見せた。

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ロッテ復帰の沢村拓一が入団会見、決め手は恩義「チームへの義理を守る」、吉井新監督への信頼も、長髪後ろで結び気合い[デイリー]

ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)を複数年契約で獲得した。また、本拠地のZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。

頼もしい剛腕が帰ってくる。長い髪を後ろで結い、スーツ姿で会見場に現れた沢村。3年ぶりの古巣復帰に「3年ぶりに千葉ロッテマリーンズに帰ってくることになりました。日本一熱いファンの前で投げれることをとても興奮してます。よろしくお願いします」と熱く語った。

ロッテへの恩義が復帰への1つの決め手となった。「僕がアメリカに行く際に待ってくれてたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームへの義理を守るということもそうです」。シーズン途中の20年9月にトレードで巨人からロッテへ移籍し、オフに海外FAでメジャー移籍。夢への挑戦を理解してくれた球団への感謝は忘れていない。

「吉井監督が監督に就任されたというのは自分の中でも大きかった」と新監督への信頼関係も復帰に影響した。

チームはリリーフ陣の補強が大きな課題となっている。昨季、守護神を務めたオスナがソフトバンクに移籍し、ゲレーロもメジャーへ復帰。吉井監督は「リリーフとして活躍して欲しい。実力は分かっているんで心配してない。メジャーの経験を若手に話して欲しい」と剛腕の投げっぷりに期待している。

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ロッテが沢村獲得発表、大リーグから3年ぶり復帰[デイリー]

ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手(34)の獲得を発表した。3年ぶりの古巣復帰で背番号は「54」。沢村はZOZOマリンスタジアムで記者会見し「ファンの前で投げられることに興奮している」と語った。

昨季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73で8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れ、マイナー降格後に自由契約となっていた。メジャー通算は2年間で104試合に登板し6勝2敗、防御率3.39。

2011年にドラフト1位で巨人入団。20年9月にロッテへトレードで移籍、救援で22試合に登板して防御率1.71と活躍した。

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ロッテが沢村拓一の獲得を正式発表、3年ぶりの古巣復帰、背番号は「54」、オスナ流出リリーフ陣の救世主に[デイリー]

ロッテは28日、昨年レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)を獲得したことを正式発表した。背番号は「54」に決まった。

守護神オスナがソフトバンクへ。ゲレーロが米球界へ復帰し、リリーフ陣の補強が課題となっていた中での獲得となった。

沢村は2010年度ドラフト1位で巨人に入団。20年9月にトレードでロッテ移籍し11年には新人王、16年には最多セーブに輝くなど活躍した。

21年に海外FA権を行使して米球団のレッドソックスへ。13年にはWBC、15年プレミア12日本代表にも選出された。

メジャーでは2年間プレー。最速158キロの直球とスプリット、スライダーの変化球を武器に通算104試合に出場し、6勝2敗、防御率3.39。昨季はリリーフで49試合に登板。1勝1敗、3ホールド、防御率3.73だった。

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ロッテ、春季キャンプ2023を有料CS放送「日テレNEWS」で生中継[デイリー]

ロッテは27日、2月1日(水)から行われる春季キャンプを有料CS放送「日テレNEWS24」にて生中継することを発表した。また、同月11日、12日に石垣市中央運動公園で開催される「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2023 in石垣島」で対戦する台湾プロ野球チーム「楽天モンキーズ」戦も放送する。

生中継の詳細は以下の通り。

日テレNEWS24:2月1日〜5日、7日〜12日。※11日、12日は台湾プロ野球チーム「楽天モンキーズ」との交流戦を放送。

「日テレNEWS24」とは、最新の情報を24時間お届けするニュース&スポーツチャンネル。2018年から千葉ロッテ主催公式戦全試合を生中継している。

スカパー!、スカパー!プレミアムサービス、J:COMほか全国のケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりなどで視聴可能。

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ロッテ、前レッドソックス沢村を獲得へ[デイリー]

ロッテが、昨年レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)を獲得することが28日、分かった。

ロッテは、守護神オスナがソフトバンクへ。ゲレーロが米球界へ復帰し、リリーフ陣の補強が課題となっていた中での獲得とみられる。

沢村は、佐野日大から中大を経て、2010年度ドラフト1位で巨人入団。20年9月にトレードでロッテ移籍し11年には新人王、16年には最多セーブに輝くなど、活躍した。21年に海外FA権を行使して米球団のレッドソックスへ。13年にはWBC、15年プレミア12日本代表にも選出された。

メジャーでは2年間プレー。最速158キロの直球とスプリット、スライダーの変化球を武器に通算104試合に出場し、6勝2敗、防御率3.39。昨季はリリーフで49試合に登板。1勝1敗、3ホールド、防御率3.73だった。

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「勝つためにきた」ロッテ復帰で期待したい“澤村効果”[BASEBALL KING]

◇リリーフ陣に厚み

ロッテは28日、澤村拓一の獲得を発表した。澤村は昨季まで大リーグ・レッドソックスでプレーし、2年間で104試合に登板。昨季は49試合に登板したメジャーリーガーだ。

ロッテは20年、21年は“勝利の方程式”が後半以降しっかりと固定され、2年連続2位入りしたが、昨季は最後まで勝利の方程式を確立することができず、シーズン途中に抑えが益田直也からロベルト・オスナ(現ソフトバンク)に配置転換されるなど苦労した。オスナ、ゲレーロが退団した中で、20年にシーズン途中トレードで加入し守護神・益田に繋ぐ“8回の男”を担当した澤村の復帰は戦力としてかなり大きい。実績のある澤村が加わったことでブルペンに厚みが出てきた。28日に行われた澤村の入団会見に同席した吉井理人監督も「リリーフピッチャーとして頑張って欲しい。実力は分かっているので戦力としては心配していない」と絶大の信頼を寄せる。

今季どのように起用されるか分からないが、過去の実績を踏まえロッテのリリーフ候補を挙げてみても、益田、澤村、唐川侑己、東條大樹、小野郁、西野勇士、国吉佑樹、佐々木千隼、東妻勇輔、坂本光士郎、八木彬、小沼健太、横山陸人、新人の高野脩汰、さらに外国人のルイス・カスティーヨ、ルイス・ペルドモを含めれば10人以上の名前が出てくる。左が手薄というのは近年の課題ではあるが、リリーフ陣の量は揃いつつある。20年、21年はシーズン後半に勝利の方程式が確立されたように、前半戦は勝利の方程式の形を作りつつ勝っていき、最終盤に固定できれば疲労も分散されていく。どのように運用していくか首脳陣の手腕にも注目だ。

◇若手の兄貴分としての期待

戦力としてもそうだが、2025年までに常勝軍団を目指すチームにおいて、「僕は千葉ロッテマリーンズに、勝つためにきた」と、“勝利への強い執念”を持った選手の加入は非常に喜ばしいこと。

「僕は3年前にいさせてもらった時に、ロッテという組織は素晴らしいなと思いました。でもその素晴らしい組織が勝てていない。この状況を打破するためには、選手1人1人のピントをしっかり合わせた状態で1年間戦っていけば、今の戦力でも十分優勝できると思う。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたいなと思います」。

マリーンズの選手はどこか大人しく真面目な選手が多い印象だが、自分の思いや考えをはっきりと口にできる選手がいるのは心強い。メジャーリーグでの経験もあり、吉井監督は「メジャーでの経験をマリーンズの若い選手達に話してもらって、澤村にしたら迷惑な話かもしれないですけど、若手の面倒をしっかり見て欲しいなと考えています」と兄貴分としても期待を寄せる。

マリーンズのベテラン投手陣は、美馬学、石川歩、益田をはじめ、実績もあり自分を確立した選手が多くいる。そこにメジャー経験のある澤村が加わるのは、若手選手にとっては間違いなくプラスになるはずだ。選手としてのタイプが異なり、色々な考えを聞くことができる。若手投手陣には澤村から話しかけるのを待っているのではなく、結果を残すために自分から積極的に話を聞きにいく選手が1人でも多く出てくることを期待する。

「日本一熱いファンの前で投げられることを興奮しております」。“澤村復帰”は投球面、精神面など様々な部分で、チームに大きな効果をもたらしてくれそうだ。

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ファンも待ってた!“マリーンズの伝説”となった澤村拓一のロッテ復帰「戦う姿を見せられたら」[BASEBALL KING]

「澤村拓一です。3年ぶりに、千葉ロッテマリーンズに帰ってくることになりました。日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しております」。

2023年1月28日。澤村拓一がロッテに帰ってきた。

突然の報せだった。球団から会見の件と7時55分にプレスリリースが届く。そのメールの本文には13時から記者会見が行われると書かれてあった。朝からネットニュースでは“澤村ロッテ復帰へ”の文字が踊り、SNS上でもマリーンズファンを中心に復帰報道を喜んだ。おそらく澤村の復帰記者会見だろうと思い、私もZOZOマリンスタジアムへ向かう。

多くの報道陣が会見場に集まる中、13時00分、澤村は吉井理人監督とともに、スーツ姿で登場し、冒頭の言葉を述べた。

◇伝説の男

マリーンズファンが澤村の復帰を喜ぶのは、20年9月7日に香月一也とのトレードで加入し、在籍期間はわずか3ヶ月弱だったが、その働き、その存在感は、3ヶ月以上のものを残してくれたからだろう。

同年9月8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦、澤村にとっては移籍後初登板となった同試合でのインパクトは今なお、マリーンズファンの心に強く焼き付いている。

当時のチーム状況を振り返ると、2位・マリーンズは、澤村が加入前の9月4日からの首位・ソフトバンクとの3連戦で3連勝し0.5差にゲーム差を縮め、勢いに乗った中で迎えた日本ハム戦だった。午後に入団会見を終えたばかりの澤村は、ユニホームが間に合わず、福島明弘打撃投手の背番号“106”を借りてマウンドに上がり、3者連続三振の圧巻の投球。試合後にはお立ち台に上がり、「名前を呼ばれたときの声援は絶対に忘れません。これからはマリーンズのために腕を振っていきます。よろしくお願いいたします」と、マリーンズファンのハートをがっちりと掴んだ。

ここから全ての伝説は始まった。加入直後は勝ち試合の6回を任されていたが、勝ち試合の8回を担当していたハーマンが9月16日に、『右手第2指伸筋腱損傷』で1軍登録を抹消。澤村は勝ち試合の8回を担当することになった。同年9月20日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、3−3の9回に守護神・益田直也が登板していたため、2点勝ち越した直後の10回に登板。3つの四球で満塁のピンチを招くも、渡邉諒を二ゴロに打ち取り、移籍後初セーブを挙げた。10月に入りチームは失速しリーグ優勝は逃したものの、澤村はマリーンズのために腕を振り続け、4年ぶりCS進出の立役者となった。

同年11月30日に「今回は色々な人と話をした中で、思い切って行使をすることにしました。自分の野球人生なので、悔いのない選択をしたいと思います」と海外FA権行使を表明。新背番号『14』を用意してマリーンズは待っていたが、20年2月にレッドソックスへの移籍が決定となった。ここで伝説の第1章は幕を閉じる。

レッドソックスでは移籍1年目の21年に55試合に登板すると、昨季は49試合・50回2/3を投げて、1勝1敗、防御率3.73。メジャーの舞台で躍動する中で今オフ、「自らの気持ちで決断したからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振る決意をしています」と、千葉ロッテマリーンズを移籍先として選択。強い覚悟、強い決意を持って3年ぶりに復帰となった。

20年の活躍からマリーンズファンの澤村への期待はとても大きい。そのことについて質問すると、澤村は「良い悪いはもちろん結果として出さなきゃいけないので、プロなのでそこは自分の中で追い求めていきますけど、とにかくどんな時も前向きにチームを鼓舞するような戦う姿を見せられたらなと思っています」と意気込む。

背番号は今季から黒木知宏投手コーチが現役時代に背負った『54』に決まった。“伝説の第2章”が幕を開ける。

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