キャンプインから球春到来。6年ぶりの「世界一決定戦」、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕も約1ヶ月後に迫ります。侍ジャパンへのエールを込め、「MY WBC」を紹介します。第8回はロッテ編です。
「世話のやける子だな〜」。目尻を下げたロッテ黒木知宏投手コーチ(49)は、WBC使用球をモミモミモミモミ…。佐々木朗が投球練習を行う前の滑りを緩和させるルーティンだ。ボールを渡すと佐々木朗も笑顔になる。
ロッテの「魂のエース」として「ジョニー」の愛称でファンに親しまれた黒木コーチ。現役引退から、16年ぶりにロッテのユニホームに袖を通した最初の大仕事が「日本の宝」をWBCに無事、送り出すこと。「ケガをしないように、故障しないように、踏み出した足が滑ったりしたら、大丈夫かなあって思いをする親心的になっていますね」。自身も00年シドニー五輪日本代表。国際試合の経験談を含めた宮崎なまりが少し残る優しげな言葉がけは、佐々木朗の癒やしにもなっている。
「重圧、負担がかかる中で、チームの柱としての自覚と、日の丸を背負う責任がピッチングに表れている」と順調な調整を強調した。「まず、日本のために頑張ってもらいたいですけれど、ケガなく、素晴らしい成績で1年間やってもらいたい。その準備だけは間違わないようにしたい」。本音の親心も漏れた。
ロッテは10日、マリーンズオンラインストア限定で、ライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として、春物アパレルの販売を10日午前10時から開始したことを発表した。
「umi」は「your marines life is」をコンセプトとした海とスタジアムが好きな人のためのライフスタイルブランド。長袖Tシャツ、パーカー、Gジャンなどの商品がある。第7弾となる今回は、荻野貴司外野手(37)、佐々木千隼投手(28)がモデルを務める。
商品一覧は以下の通り。
全て税込。
ロッテは10日、球団公式ホームページで「ファンの皆さまへのお願い」と題したファンサービスについてのメッセージを発信した。
「いつも千葉ロッテマリーンズを応援いただきありがとうございます。千葉ロッテマリーンズでは、選手、監督・コーチ含むチーム関係者の移動時や宿舎等において、危険防止ならびに他のお客様にご迷惑が及ぶ可能性があることから、サインや写真撮影、握手、プレゼントの受け渡しなど全てのファンサービスについて控えさせていただいております。チーム移動時の駅や空港等の公共機関、宿泊施設において、チームの出発・到着を待たれたり、出入りする選手らに接触することはご遠慮ください。また石垣島キャンプより練習後など対応可能なタイミングに限り、これまで新型コロナウィルス感染症対策として自粛しておりましたファンサービス(サイン、写真撮影)を実施させていただいておりますが、それぞれのスケジュールなど様々な状況理由で対応できないこともございますので、その点はなにとぞご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、残念ながら一部の方が、周囲への迷惑となるような過剰にファンサービスを求める行動をとられている事象がございました。非常に危険な事象もあったことから、このような行為はなにとぞお控えいただきますようお願いします。ファンの皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」(原文まま)。
この日も、沖縄・石垣島での春季キャンプでは、エリアを限定した形ではあるが、選手達が自発的にファンのもとに足を運び、サインや写真撮影の求めに応えていた。選手によっては練習後の帰宿前に、数十分間にわたってファンサービスを行うことも。ファンから感謝の拍手が起きた場面もあった。
ロッテ・ドラフト1位の菊地吏玖投手(22=専大)が実戦形式のシート打撃(ライブBP)に初登板した。
高部、藤岡、池田相手に計15球を投げ、安打性の当たりは2本。力強い直球で逆方向へのファウルが目立ち、高部からカーブで空振りを奪う場面もあった。「直球は詰まらせている感じで良かったが、変化球は腕の振りがまだ緩いので要改善」。次は14日以降の練習試合に登板予定だ。
ロッテ吉井理人監督が11日に行われる台湾・楽天モンキーズとの練習試合(石垣島)の“開幕4番”に安田尚憲内野手を指名した。
安田は「吉井監督には『今の実力では4番じゃ絶対に使わんぞ』と言われている。シーズンで主軸を打てるようにアピールしたい」と意気込んだ。“開幕投手”の秋山正雲投手も「自主トレからやってきた体幹の効果で、真っ直ぐは良い感覚があるので結果を出したい」。3イニングが予定されている。
3年ぶりに復帰したロッテ沢村拓一投手(34)が10日、石垣島キャンプ初のブルペン入りで、立った捕手にスライダー、ツーシームなどを織り交ぜながら23球を投げた。
「まずはマウンドとボールに慣れることが大切。ボールの違い、マウンドの硬さの違いは皆さんが思っているほど簡単ではない。目先ではなく長期的スパンで自分のやることを1日1日」。チームの練習試合出場組は13日に糸満のキャンプ拠点に移動するが、残留組と一緒に自分のペースで調整する予定だ。
日本野球機構(NPB)の井原事務局長は10日、オープン戦での観客のマスク着用について、3月中から個人の判断に委ねる見通しを示しつつ、最終結論はまだとした。
政府がこの日、3月13日からは屋内外を問わずマスク着用は個人の判断に委ねる方針を固めた。同日以降、観戦の際のマスク着用について、井原事務局長は「基本は、そう(個人の判断)なんですが、最終的な結論までは至ってないです」と話した。今後、政府の方針を見ながら、プロ野球界としての方針を決める。
3月のWBCに参加する20チームの出場登録選手が9日(日本時間10日)、米専門テレビ局MLBネットワークの特番で発表された。
侍ジャパンは、1月26日に発表された登録予定選手30人から変更なく、そのまま発表された。
個別の選手では、ロッテ佐々木朗希投手(21)が取り上げられ、昨季17イニング連続で完全投球したことが紹介された。また、レッドソックス吉田正尚外野手(29)もオリックス時代の映像付きで紹介された。
3年ぶりに古巣に復帰したロッテ・沢村拓一投手(34)がキャンプで初のブルペン入り。スライダー、カットボールなどの変化球を交え、立った捕手に対して23球を投じた。
5日に練習に合流したばかり。昨季まで2年間、米大リーグのレッドソックスでプレー。日本とはボールやマウンドの硬さが違うため、「もっと慣れていかなくちゃいけない。投げて体の感覚を戻していきたい」と力を込めた。
ロッテと11、12日に練習試合を行う台湾プロ野球、楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」が10日、沖縄・石垣島に到着。石垣空港では歓迎式典が行われた。メンバーは空港到着後に練習試合を行う石垣市中央運動公園野球場に直行し、試合に備えてリハーサルを行った。
ロッテは初の対外試合となる11日の台湾プロ野球、楽天モンキーズとの練習試合で、大阪・履正社高から入団6年目の安田尚憲内野手内野手(23)が4番打者を務めることが決まった。吉井監督が起用を明言した。
昨季キャリアハイの9本塁打を記録した左の主砲は「吉井監督とはよく話させてもらうのですが、『今の実力じゃ4番じゃ使わへんぞ』と言われている。しっかりアピールして自分の居場所をつくりたい」と活躍を誓った。
ロッテは10日、マリーンズオンラインストア限定でライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として春物アパレルの販売を開始することを発表した。「umi」は「your marine life is」をコンセプトとした海とスタジアムが好きな人のためのライフスタイルブランド。第7弾となる今回は、佐々木千隼投手(28)、荻野貴司外野手(37)がモデルを務めた。
試運転で一発合格≠セ。ロッテのドラフト1位・菊地吏玖(りく)投手(22)=専大=が10日、沖縄・石垣島キャンプで初めて打者を相手にした実戦的な投球練習「ライブBP」に登板。打者3人と対戦して15球を投げ、安打性の打球を2本に抑えた。
「自分の力をだいぶ出せた。ファウルは逆方向への打球が多く、差し込んでいる感覚があった」。
昨季1軍で137試合に出場し、打率.274を記録した高部に対しては5球を投じ、安打性の当たりを許さず。得意のカーブでは空振りを奪い、3球続けた直球ではファウルを誘った。
踏み出す足の左足を上げてから、時間をかけてためをつくるゆったりしたフォーム。高部は「タイミングの取りづらさや球の勢いがあった。真っ直ぐは伸びがあり、カーブもスピンが効いてよかった」と太鼓判。吉井監督も「ブルペンより、打者に対して投げたときの方が力強く腕を振れる」とうなずいた。
当初は15球(打者3人)を2セット行う予定だったが、黒木投手コーチの判断で「調子がよく、しっかり力を出せたのでもういいだろう」と合格点≠もらい、1セットで終了。最速152キロ右腕が東都大学リーグ2部で2季連続最優秀防御率に輝いた実力を示した。
筋トレを趣味とし、芸人のなかやまきんに君のモノマネが得意。屈強な大胸筋を持つロッテのきんに君≠ヘ、対外試合での登板に向け「変化球を投げるときに、腕に緩みが出てしまっていた。そこは改善していきたい」。プロの自覚を胸にレベルアップする。
米大リーグから3年ぶりにロッテに戻った沢村はブルペンで捕手を立たせて23球を投げた。スライダーやツーシームを織り交ぜ、状態を確認。日本のマウンドや球に対応することを課題としており「投げないと慣れない。1日1日やるべきことをやっていきたい」と話した。
全体練習前の早朝から体を動かし、独自のスタイルを貫いている。「徐々に投げられるような体にしていきたい」と意気込んだ。
ドラフト1位新人の菊地(専大)がシート打撃に初登板し、打者3人に対して安打性の当たりは2本に抑えた。カーブなどを交ぜて15球を投げ「力がだいぶ出せたしフォームのタイミングも合ってきた。思ったよりもちゃんと投げられていた」とうなずいた。
初日のブルペンでは緊張から動きが硬くなっていたが、慣れてきた様子で「良い緊張感だった」と力強い速球で押し込んだ。吉井監督は「ブルペンで投げている時よりも、しっかり打者に対したときの方が力強く投げられていた。何も問題なかった」と満足そうだった。
子供の視線に合わせてしゃがみ込む。ロッテの沖縄・石垣島キャンプで何度も目にした光景だ。小さなファンの視線を浴びながら、熱心にペンを走らせる佐々木朗希投手(21)の姿を見る度に心が温かくなる。同時に、長くコロナ禍にあったプロ野球にファンとの交流が戻ってきたことを実感する。
2023年の春季キャンプは、新型コロナウイルスの感染対策が緩和され、観客数の制限を設けずに実施されている。ロッテは3年ぶりにファンサービスを解禁した。エリアは限定されているが、選手は練習後など対応可能なタイミングでファンとの写真撮影やサインができるようになった。
練習を終えた選手が出てくる室内練習場の出入り口前にはサインや選手との交流を求める大勢のファンが集まっている。吉井理人監督(57)は「サイン、書きに来たで〜」と言いながら、笑顔でファンに歩み寄る。ドラフト1位・菊地吏玖投手(22)=専大=は変顔≠ナの写真撮影に対応。約30メートルほど続く観客の列の、端から端まで全員の要望に応えるため、30分ほどファンとの交流を楽しむ選手も少なくない。
選手は朝から夕方までみっちり鍛え抜き、疲れているはずだが、ファンから「サインください」との声が飛ぶと、表情が明るくなり、小走りでファンのもとへ向かう。『ファンあってのプロ野球』を感じさせる交流が数多く見られ、石垣島は活気にあふれている。
取材の制限も緩和され、ミックスゾーンで選手に声をかけられるようになった。ロッテ担当1年目の記者は環境に戸惑いつつも、真剣な表情で練習する選手を必死に追いかける毎日。ここ数年、パソコンの前でのリモート取材が多かった記者の足はパンパン。嬉しい悲鳴をあげつつ、取材と原稿を書くだけで1日があっという間に過ぎていく。初のプロ野球キャンプの取材前、「記者は足を使って取材するものだよ」と会社の先輩にかけられた言葉を噛み締める。ちょっぴり期待していた石垣島観光は…。諦めよう。
ロッテのドラフト1位右腕・菊地(専大)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板。打者3人に15球を投げて安打性を2本に抑え「ファウルが逆方向に飛んでいたので、差し込めていたのかなと思う」と語った。
最速153キロの即戦力右腕が実力を発揮した。2人目の高部に対して初球にカーブで空振りを奪うと、その後は3球連続でファウル。続く池田も力強い直球で押し込んだ。見守った吉井監督も「ブルペンよりも打者に対しての方が腕を振って投げられていた」と評価。14日以降の練習試合で登板させる方針だ。
大学時代から試合ではスイッチが入り、球威も増すという菊地は「まだ直球で空振りを取れていない。変化球も要改善」と見据える。その可能性は無限だ。
メジャーから3年ぶりにチームに復帰したロッテの沢村が今キャンプ初のブルペン入り。捕手を立たせ、変化球も交えて23球を投じた。
NPB球での投球練習も初で「もっと慣れなければいけない。マウンドも違うので投げて体の反応とか見ながらやっていきます」と意欲。5日のキャンプ合流後、全体練習前に早朝にトレーニングを行う独自のスタイルを貫く右腕は「自分のやりたいことができる環境」と感謝していた。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプは10日、第2クール4日目を迎え、ドラフト1位の菊地吏玖投手(22=専大)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板。主力級の3人に15球を投げ、安打性2本に抑えた。
1人目の藤岡裕大(29)に3球目の浮いたツーシームを左前に運ばれ、3人目の池田来翔(23)には中前打されたが、2人目の高部瑛斗(25)は初球カーブで空振りさせ、3連続ファウルの後に左飛。藤岡、池田に対しても力強い速球で押し込む場面が多く、菊地は「ファウルが逆方向に飛んでいたので差し込めていたのかなと思います。でも、まだ、真っ直ぐで空振りを取れていないし、変化球も要改善」と収穫と課題を口にした。
高部は「真っ直ぐに伸びがあったし、もっと良くなる。カーブもスピンが効いていた」と評価。東洋大時代に対戦し、1度もヒットを打っていないという池田は「あれ、ヒットですかね?二ゴロでしょ」と笑い、「大学時代よりも真っ直ぐの伸びがあり、変化球も切れがあった。僕も負けないように頑張りたいと思いました」と1学年下の後輩に刺激を受けた様子だった。
ロッテの吉井理人監督(57)が11日に沖縄・石垣市中央運動公園野球場で行われる楽天モンキーズ(台湾)戦で高卒6年目の安田尚憲内野手(23)を4番に起用することを明言した。
既に高卒2年目の秋山正雲投手(19)を先発登板させることを公表済み。指揮官は「張り切って投球してくれたら、それで…結果は相手のあるスポーツなので、どうなるか分からないですけど、張り切って投げてくれたらいいです」と期待。今季初の対外試合に向けての意気込みを問われると「特にないです。明日は安田が4番なので、そこだけが心配です。ちゃんと打ってくれるかなと」と、大砲候補に毒舌エールを送った。
安田は「初の対外試合で4番を打たせてもらえるのはチャンス。しっかりアピールして自分の居場所をつくりたい」と意欲を示した。昨季は119試合に出場して打率.263、9本塁打。「シーズンを通してずっと主軸を打てるように。9本ではもの足りない。20本ぐらいは打ちたい」と目標を掲げた。
ロッテは10日、マリーンズオンラインストア限定でライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として春物アパレルの販売を開始した。
「umi」は「your marine life is」をコンセプトとした海とスタジアムが好きな人のためのライフスタイルブランド。第7弾となる今回は佐々木千隼投手、荻野貴司外野手がモデルを務めており(第1弾Tシャツ、第2弾秋冬アパレル、第3弾冬アパレルは和田康士朗外野手と藤原恭大外野手、第4弾春物アパレルは平沢大河内野手と池田来翔内野手、第5弾夏物アパレルは小島和哉投手と佐藤都志也捕手、第6弾春物アパレルは高部瑛斗外野手と山口航輝外野手)、春物アパレルとして長袖TシャツやGシャン、パーカーなどがラインナップしている。
商品は長袖Tシャツ(シンプル)(カラー:ブラック、グレー、ナチュラル、サイズ:S、M、L、XL)4500円、長袖Tシャツ(ラグラン)(カラー:ホワイト×ブラック、ホワイト×レッド、サイズ:M、L、XL)4500円、パーカー(ZIP)(カラー:ブラック、ナチュラル、ブルー、サイズ:S、M、L、XL)7000円、パーカー(かぶり)(カラー:ブラック、グレー、カーキ、サイズ:S、M、L、XL)6500円、半袖フーディ(カラー:ブラック、ホワイト、サイズ:S、M、L、XL)4000円、Gジャン(サイズ:M、L、XL)11000円、Gジャンカバーオール(サイズ:M、L、XL)14000円、スウェット(カラー:ブラック、グリーン、サイズ:M、L、XL)6500円、開襟シャツ(カラー:ブラック、ベージュ、サイズ:S、M、L、XL)8000円でいずれも税込み。
米大リーグ、レッドソックスを自由契約となり、ロッテに3年ぶりに復帰した沢村拓一投手(34)が10日、沖縄・石垣キャンプで初めてブルペン入り。捕手を立たせたまま、スライダー、カットなどの変化球も交え23球を投げた。
沢村は1月28日にロッテ復帰を発表。第1クール最終日の5日にキャンプに合流。全体練習前の早朝から会場入りし、フィジカルトレーニングを行う独自のスタイルを貫いて調整を続けてきた。
昨季5位から巻き返しを狙うロッテは9日、宿舎での夕食後に順天堂大学医学部の小林弘幸教授から「自立神経とパフォーマンスの関係について」をテーマに講義を受けた。ロッテと順大医学部は2020年から提携し、選手が年間を通してパフォーマンスを発揮できる環境づくりを行っているが、全選手を対象にした講義は初めてという。
小林教授は10日練習前に報道陣に対応し、「勝負事なので試合中に“流れ”というものがある。その流れをどうやって感じるかということを自立神経や腸内環境という分野から説明させていただいた。野球であればエラーをしたり、バントをしたり“乱れ”があった時に、どうやって早く立て直すか、基本的にはパフォーマンスを上げるために、何が重要かをお話させていただいた」と明かした。
同教授はパフォーマンスを上げるためには「1個1個の細胞に質の良い血液を流すことができるか、質を決めるのは腸内環境で、血流をコントロールするのは自立神経」と説明。そのために食事、風呂の入り方、睡眠などを見直していく必要性を訴えた。
また、メンタルの強い弱いということについて、精神的な部分よも肉体的な側面に視点を向け、心技体ではなく、体技心」と強調。体の部分から改善し、練習によって技を身につけることで心も改善されると指摘した。
WBCに出場する佐々木朗希投手(21)について「(宿舎のビュッフェで)腸内環境と筋肉の質を上げることを考えたものを自分から積極的に取っている」と明かし、「食事に関してかなり真剣に取り組んでいる」と称賛した。
ロッテの高部瑛斗外野手(25)と藤原恭大外野手(22)がWBCに向けて開催される壮行試合に侍ジャパンの一員として参加することが10日、分かった。3月3、4日の中日戦(バンテリンD)に合流する見込みだ。
侍ジャパンは25、26日のソフトバンク戦(サンマリン宮崎)3月3、4日の中日戦で壮行試合を控えているが、メジャー組のヌートバー、鈴木誠、吉田正らが出場許可されるのは3月6日の強化試合・阪神戦から。外野陣が不出場の場合、数が不足するため各球団は臨時で外野手派遣を打診されていた。
高部は昨季12球団トップの44盗塁で盗塁王、ゴールデン・グラブ賞も獲得した。藤原もパンチ力のある打撃が魅力で、今季さらなる飛躍を目指す2人にとって、貴重な経験は大きなチャンスともなりそうだ。
ロッテは10日、オンラインストア限定でライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として春物アパレルの販売を開始したことを発表した。
「umi」は「your marine life is」をコンセプトとした海とスタジアムが好きな人のためのライフスタイルブランド。第7弾となる今回は佐々木千、荻野がモデルを務め、長袖Tシャツ(4500円)やパーカー(7000円)、Gジャン(1万1000円)などがラインアップ(全て税込み)。詳細は球団公式HPまで。
ロッテに3年ぶりに復帰した沢村拓一投手が10日、石垣島キャンプで初のブルペン入り。捕手を立たせ、直球、スライダー、ツーシームなどを織り交ぜながら23球を投げ込んだ。
「まずはマウンドとボールになれることが大切なのでそれだけです。ボールの違いとマウンドの違いっていうのは皆さんが思ってるほど簡単ではない。でもその中で自分で合わせて行くことをやっていかなくちゃいけない」と振り返った。
3月に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)主催者は9日(日本時間10日)、出場する全20か国の全出場メンバーを発表した。
発表資料によると、メジャーリーグでMVPを獲得したことのある選手は米国代表がトラウト(エンゼルス)、ベッツ(ドジャース)、ゴールドシュミット(カージナルス)、カーショー(ドジャース)の4人で、ベネズエラ代表がカブレラ(タイガース)、アルテューベ(アストロズ)の2人。カナダ代表のフリーマン(ドジャース)、日本代表の大谷(エンゼルス)の計8人となった。
サイ・ヤング賞受賞者はドミニカ共和国代表のアルカンタラ(マーリンズ)、米国代表のカーショー(ドジャース)の2人だけ。新人王受賞経験のある選手は米国代表がアロンソ(メッツ)、トラウト(エンゼルス)、ウィリアムズ(ブルワーズ)の3人で、ベネズエラ代表のアクーニャ(ブレーブス)、メキシコ代表のアロザレーナ(レイズ)、ドミニカ共和国代表のロドリゲス(マリナーズ)、日本代表の大谷(エンゼルス)を加えた7人だった。
また、メジャーリーグのオールスターに出場した経験を持つ選手は67人が出場し、昨季のオールスターに出場した選手は大谷ら35人が出場するという。
3月開催のWBCに出場する20チームの代表選手が9日、発表された。米大リーグからは日本の大谷翔平投手(28)や米国主将のトラウト、ベネズエラのアルテューベら8人のMVP受賞者がそろう豪華な顔触れとなった。メジャーのオールスター戦に選出経験のある選手は過去最多の67人となり、5回目を迎える大会は、過去最も豪華なメンバーと言えそうだ。
“初登板”に納得の表情を浮かべた。ロッテのドラフト1位・菊地吏玖投手(22)=専大=が実戦形式のライブBPに初登板し、打者3人に対して15球を投げ、安打性の当たりを2本に抑えた。
プロ入り後初の対打者にも、堂々とした投球を披露した。登板前のキャッチボールではリリースのタイミングが合わず暴投も。だが、マウンドに立つと表情を引き締め「フォームのタイミングが合ってきた」と強心臓で上々の結果を残した。
高部の初球にはカーブを投じ、フルスイングの空振りを奪った。「低めが引っかかりすぎてる感がまだあるけど、空振りが取れたのはバッターから見たらいい変化球だった」。吉井監督も「何も問題なかった。ブルペンより、打者に投げる方が力強く投げられていた」と評価した。
ただ、右腕は「(変化球時に)腕が緩んでいると高部さんから教えていただいた。プロのバッターには見切られてしまうので1番に改善したい」と課題解消に努める。伸びしろ十分のルーキーが腕を磨いていく。
新外国人のルイス・カスティーヨ投手が、実戦形式のライブBPで初登板。打者4人に対しこの日は最速145キロの直球に、スライダー、チェンジアップを交えた20球を投げ、安打性の当たりは4本に抑えた。
約4ヶ月ぶりの打者との対決には「ストライクゾーンに投げることと、変化球の精度もコントロールよく投げようと思って入りました。長い間、バッターと対戦していなかったけど、それを考えたらすごくよかった。ここまでやってきた準備が間違っていなかった」納得の表情で終えた。
スリークオーターから繰り出される精度の高い変化球が魅力の右腕。バックネット裏から投球を見つめたオリックス・三輪スコアラーは「日本人とは違ったリリースポイントで有利。スピードも出ていたし、コントロールに苦しむことはないと思います」と評価した。
ロッテは10日、マリーンズオンラインストア限定でライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として春物アパレルの販売を開始したことを発表した。
「umi」は「your marine life is」をコンセプトとした海とスタジアムが好きな人のためのライフスタイルブランド。第7弾となる今回は、佐々木千隼投手、荻野貴司外野手がモデルを務めており、春物アパレルとして長袖TシャツやGジャン、パーカーなどがラインアップしている。
商品一覧は以下の通り。
全て税込み。
レッドソックスから3年ぶりに復帰したロッテの沢村拓一投手が、今キャンプ初ブルペン入り。捕手を立たせ、23球を投げ込んだ。
NPB球でのブルペンは初。11球目までは全て直球、12球目からスライダー、ツーシーム、カットボールなどを投げた。
右腕は「マウンドとボールに慣れることが大切。マウンドの柔らかさも違うので、投げて、体の反応があれば処理して投げられるような体にしていきたい」と話した。
まだプロ2試合出場の20歳が、チームメート達から期待の眼差しを集めている。昨季に支配下登録を勝ち取ったロッテの山本大斗外野手は、プロ入り後初めて2桁背番号で球春を迎えた。今季は1軍での活躍を目指し、沖縄・石垣島で汗を流している。
昨季は7月に2軍で3試合連発を放つなどアピールを続け、同月末に支配下登録を掴んだ。その後もファームで1番や主軸を担い、チームトップとなる12本のアーチを積み重ねて2年目のシーズンを終えた。「2軍では自分のバッティングができることが増えて、チャンスの場面でも打つことができて、勝負強さがついてきたかなと思います」と手応えを語る。
シーズン最終盤には1軍初昇格を果たし、代打で2試合に出場も快音は響かなかった。「1軍で勝利に貢献するのが目標だったので、それを達成できなかったのは悔しいです」。それでも、雰囲気を味わえたのは大きな経験だった。1軍の投手のボールをイメージしながら、オフの期間はバットを振り込んだ。
まだ世間に知られた存在ではないものの、秘めたる能力にチーム内からは期待の声が聞かれる。同学年の西川僚祐外野手は、その長打力から、プロの世界で凄いと感じた選手に山本の名前を挙げる。
昨季16本塁打を放った山口航輝外野手には「体がデカい。ロングティーでは僕より飛ばします」といわしめる。山口の評価には「そんなことはないと思うんですけど」と苦笑いするも、昨季は背番号3桁とは思えない打球をスタンドへ突き刺してきた。少年らしい笑顔を浮かべる小さな顔は、分厚い体とのギャップを増幅させる。
昨年10月のみやざきフェニックス・リーグでは4本塁打をマークし、吉井理人監督には「ダイナマイト」とあだ名もつけられた。「めちゃくちゃ気に入っています。とにかくアピールするだけなので、1日、1日がチャンスだと思って頑張ります」。入団会見で掲げた「4番になって、ホームラン王を獲りたい」との目標実現へ−。持ち前の長打力で、新生ロッテの起爆剤となる。
「めちゃくちゃよかったです」。
ロッテの種市篤暉が10日、ブルペン入りし、ストライクゾーンからストンと落ちる素晴らしいフォークを投げ、本人も納得のいく投球練習となった。
1月にはアリゾナのドライブライン・ベースボールでトレーニングを積んだ。19年11月にもシアトルのドライブラインへ行き当時は動作解析でツーシームを取り入れた方がいいのではないかと助言をもらっていたが、今回のアリゾナでのトレーニングでは「変化球を“たくさんこう握って、こう投げた方がいいよ”というアドバイスをもらって、色々試しているところです。その中でフォークが1番よかったです」と明かした。
アリゾナで自主トレを行った後は、3年ぶりに鴻江寿治トレーナーが主宰する自主トレに参加。3年前の20年は「投げている中で、このフォームだったら良いとか、この感じとかだったら悪いとかは分かりました」と当時話していたが、今回も「考え方は一緒ですけど、教えてもらうことは変わったので、新鮮というか色々聞けてよかったです」と振り返った。
19年、20年の取材で口にしていたのが、鴻江トレーナーの自主トレで教わった体の使い方を頭の中でイメージし、それを体で表現できるかどうか−。それができたことで、18年まで動いていたストレートは動かなくなり、質の高いストレートを常時投げられるようになった。そして、19年にプロ初勝利を含む8勝を挙げるブレイクに繋げた。
今回は教わったことを頭の中でイメージし、現状ではそれを体で表現できているのだろうか−。
「今は馴染ませている段階です。もうちょっとこうした方がいいかなというところはたくさんありますね」。試運転の状態で素晴らしいフォークを投げ込んでいるのに、フォークに限らずこの先どんな球を投げてくれるのか楽しみが増えるばかりだ。
“馴染ませている段階”と話した種市だが、19年に“柿の種バッテリー”で話題を呼び、20年にプロ初完封勝利した時もマスクを被った柿沼友哉は、現状の種市が投げるボールについてどう見ているのだろうか−。
柿沼は「(第1クールで)1回受けましたけど、いいボールを投げていますね」と絶賛。「去年もファームで何回か組んでいますけど、手術をしてからボールも良くなっています。今年も1回受けて楽しみですね」と期待を寄せる。
10日のブルペンで種市がフォークについて「めちゃくちゃよかったです」と話していたことを柿沼に伝えると、柿沼も「フォークはよかったですよ」と第1クールで種市がブルペンに入った時にフォークの良さを感じ取ったという。
フォークが良かった理由に柿沼は「真っ直ぐがいいからフォークがいいという感じです」と分析し、「多分、もっともっと良くなると思うので、これから楽しみですね」と太鼓判を押した。
種市は19年にチーム最多の8勝を挙げ、20年には一時リーグトップの奪三振数を記録していたが、同年9月14日に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。昨季は2年ぶりに1軍での登板があったが、わずか1試合に終わった。それでも、マリーンズファンからの種市への期待は依然として大きい。
種市は「先発かリリーフかは言われていないですけど、僕の中ではローテを目指して1年間守り抜ける技術、体力、このキャンプでつけて1年間頑張りたい」と意気込む。24時間365日野球のことを考えることができ、向上心もあり、勝利への執念もある。今季は完全復活、いや進化した種市篤暉をファンの前で数多く1軍の舞台で披露して欲しい。