1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中右左 | 丸山 | 4 | 1 | 1 |
2 | 捕 | 中村 | 2 | 0 | 0 |
捕 | 古賀 | 2 | 0 | 1 | |
走中 | 並木 | 0 | 0 | 0 | |
3 | 左 | 内山 | 4 | 1 | 0 |
4 | 指 | 村上 | 2 | 1 | 1 |
打指 | 松本直 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 遊 | 長岡 | 3 | 1 | 0 |
遊 | 武岡 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 右 | 宮本 | 3 | 1 | 0 |
走中右 | 赤羽 | 1 | 1 | 0 | |
7 | 三 | 奥村 | 2 | 0 | 0 |
三 | 三ツ俣 | 2 | 0 | 0 | |
8 | 一 | 北村 | 4 | 1 | 0 |
9 | 二 | 元山 | 3 | 2 | 1 |
計 | 34 | 9 | 4 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 右 | 藤原 | 2 | 0 | 0 |
右 | 山本 | 2 | 2 | 0 | |
2 | 指 | 中村奨 | 2 | 2 | 0 |
打指 | 田村 | 2 | 1 | 0 | |
3 | 左 | 山口 | 2 | 2 | 4 |
左 | 西川 | 2 | 0 | 0 | |
4 | 三 | 安田 | 2 | 0 | 0 |
三 | 福田光 | 2 | 0 | 0 | |
5 | 捕 | 松川 | 3 | 2 | 0 |
捕 | 佐藤都 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 中 | 平沢 | 4 | 0 | 0 |
7 | 一 | 茶谷 | 3 | 1 | 0 |
一 | 菅野 | 1 | 0 | 0 | |
8 | 二 | 池田 | 4 | 2 | 2 |
9 | 遊 | 小川 | 3 | 0 | 0 |
遊 | 友杉 | 1 | 0 | 0 | |
計 | 36 | 12 | 6 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
高梨 | 2 | 3 | 2 |
高橋 | 2 | 7 | 4 |
小澤 | 3 | 2 | 0 |
木澤 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
佐々木朗 | 2 | 1 | 0 |
坂本 | 1 | 0 | 0 |
二木 | 2 | 2 | 1 |
高野 | 1 | 2 | 1 |
東妻 | 2 | 3 | 2 |
横山 | 1 | 1 | 0 |
ロッテがホームラン3本の一発攻勢で勝利。侍ジャパンに選出されている佐々木朗希を含む6人の投手による継投で逃げ切った。
ロッテは初回、「3番・レフト」でスタメン出場した山口航輝の2ランホームランで先制。山口は、続く第2打席にも左中間スタンドにホームランを放ち、2本塁打4打点の活躍をみせた。「8番・二塁」でスタメン出場した池田来翔も、2ランを含む2安打と躍動。
また、先発マスクをかぶった高卒2年目の松川虎生と、途中出場した育成出身高卒3年目の山本大斗がマルチ安打をマークし、首脳陣への好アピールを見せた。
投げては、先発の佐々木朗が最速160キロのストレートで村上宗隆を三振に打ち取るなど、2回5奪三振無失点に抑える見事な投球を披露。17日から始まるWBC日本代表合宿に向け、順調な調整ぶりを示した。
2番手で登板した坂本光士郎も、古巣打線を相手に1イニング2三振を含む三者凡退と好リリーフ。一方で、今季リリーフの一角として期待されている東妻勇輔は、2回2失点と課題の残る内容だった。
「朗希VS村神様」は、WBCで理想とする160キロの内角ストレートが圧倒した。侍ジャパンのロッテ佐々木朗希投手(21)が15日、沖縄・糸満市西崎球場での練習試合ヤクルト戦に今季対外試合初登板初先発。3月のWBCでともに主力として戦う村上宗隆内野手(23)を空振り三振に斬るなど、4者連続を含む2回5奪三振と快投。WBC球での自身最速タイ160キロを2度計測し、変化球の精度も納得の表情。17日から始まる侍ジャパン宮崎合宿に向け、順調そのものだ。
佐々木朗にとっては予告奪三振だった。村上を1−2と追い込んだ4球目。160キロの内角低め直球で空振り三振。「最後は良いところにいってくれた。練習試合とはいえ、ホームランは打たれたくなかったので、抑えられて良かった」。試合前、捕手の松川に「インコースの真っ直ぐで三振をとりたい」と宣言。村上との対決は、WBCに向けた準備の成否を測る指標でもあった。
左打者の内角低め直球であり、右打者の外角低め。佐々木朗はバッターボックスのラインに捕手に構えてもらい、そこに投げ込むことを重視してきた。昨年11月の強化試合ではWBC球に対応できず、抜け球も目立った。基本に戻り、自身の力がもっとも伝わるコース。そこに制球できることは指にしっかりかかった証拠にもなる。変化球も右打者にはスライダー、フォークも交ぜるが、左打者にはフォーク偏重になって球種が少なくなることから、WBCで対戦する左の強打者対策も「内角直球」が生命線になると考えている。「(バッターボックスの)ラインに投げられたのは良かったし、継続していきたい」。手応えをつかんだ1球でもあった。
昨日の敵は、今日の友−。村上の存在には「一緒に戦っていく中で頼りになりますし、たくさん頼っていく気持ち。点をとってくれると思って、思いきり投げられるかなと思います」。投打の主力として信頼しあうからこそ、この日の結果が自信にもつながった。
村上以外からは新しい握りも試すスライダーやフォークで、初回先頭から4者連続を含む2回で5奪三振。「空振りをとれたんですけれど、これで良しという訳ではない。たくさん投げていく中で仕上がっていければ」。まだまだ精度を高める努力を重ねる。全ての球種で「今は自分の中で普通に投げられているというか、握れている」と断言。あとはケガなく。世界の猛者を斬る準備は、さらに1段階進んだ。
監督が代わった最初のキャンプで、はっきり分かることがある。多くの監督は「横一線」という言葉でチーム内競争を促すが、本当に広くチャンスを与える新監督は、私が見てきた中では少ないように思う。
ロッテ吉井監督は平等にチャンスを与えるぞ、という方針を打ち出している。14日中日戦、この日のヤクルト戦で、その姿勢が確認できた。まず目を引くのは昨年はわずか2試合出場の捕手田村だ。中日戦で先発マスクをかぶり、ヒットも放った。この日も5回に指名打者で打席を与えられ、中前打で結果を出した。
昨年までの流れから2年目松川、4年目佐藤都の序列が予想されるが、そこに田村が割って入ろうとしている。吉井監督の「あとはお前次第」とのメッセージが現時点では届いている。
同じように、投手では左腕坂本が2番手として1回を抑えた。ストレート、変化球ともにキレがあり、コースにきっちり制球されていた。昨季は途中でヤクルトから移籍し、リーグも変わりペースをつかむのに必死だったはず。ロッテでは貴重な中継ぎ左腕として、面白い存在になりそうだ。
ショートは茶谷が1歩リードしているが友杉、小川にも出番を与えている。茶谷はファースト、サードも守り、内野はどのポジションもいけるぞという意欲を前面に出す。1安打しており、その他の打席も内容は良かった。
ソフトバンクで自由契約を味わい、ロッテでは育成から支配下にはい上がってきた。「チャンスがあれば、どこのポジションでも」の強い意思表示は、それだけで内野に緊張感を生む。
2打席連発した山口にも、ロッテでは落合さん以来となるホームラン王への期待を感じる。山口には継続して振り切れる強みがあり、そこにロッテとしては出色の長距離打者としての可能性が見える。
ここから1軍、2軍への振り分けが始まる。吉井監督の「チャンスは与える」という方針により、チームは新陳代謝という競争のさなかにある。
先発佐々木朗希のピッチングは何も言うことはない。この時期、投手の仕上がりは早いが、それを差し引いても、何ら注文はない。端的に言って、とてもいい。仕上がりは完璧。
ロッテは15日、西野勇士投手(31)が16日に行われるDeNAとの練習試合(午後1時開始、宜野湾)に先発登板することを発表した。
糸満市西崎球場で練習した西野は「今年初めての対外試合となるので、自分の現状を確認しながら投げたいと思います」と話した。
西野は昨季、リリーフとして37試合に登板。36回1/3を投げ、3勝3敗15ホールド、防御率1.73の成績を残している。
ロッテが「3番左翼」で先発出場した山口航輝外野手(22)の2打席連続2ランなどでヤクルトに快勝した。
山口は1回裏1死一塁から左中間に先制2点適時本塁打を放った。今季の対外試合チーム初弾に「みんながまだ打っていないのは分かっていたので、最初に打ちたいと思っていた。良かった」と笑顔を見せた。
2打席目は3回裏1死一塁。WBCの侍ジャパン左腕・高橋奎二投手(25)の直球をフルスイングし、中越え場外2ランで約4000人の観衆を驚かせた。「自分が理想としている、力だけでなく下半身を使ってバランス良く打てた。完璧に捉えました。球界を代表するピッチャーから打てたことは、今後の自信につながると思います」。16日のDeNA戦(宜野湾)などの練習試合やシーズンへの手応えにもなった。
2回5奪三振無失点でWBCに向けた上々の投球を披露した佐々木朗希投手(21)へのエール弾でもあった。「素晴らしいピストルのような球を投げていましたし、代表にいっても日本の力になって欲しい。チームのみんなも応援している」と期待を寄せた。
侍ジャパン投手コーチを兼務するロッテ吉井監督が佐々木朗希投手の直球に「しっかり投げられているかなと見ています」と太鼓判を押した。
「プー」と表現してきたスライダーには「まだ分からない」と慎重。今オフから新しい握りで成熟を目指してきたが「朗希に『こうした方がいい』とは言っていない。(米国で)色々な人のスライダーを聞いてきたので『こんな投げ方をしているよ』ということを話した」とヒントを与えたことを明かした。
WBC日本代表のロッテ佐々木朗希投手(21)が、練習試合ヤクルト戦に今季対外試合初登板し、2回29球を投げ1安打無失点と好投。2回で5三振を奪う圧巻の内容だった。
WBC日本代表のロッテ佐々木朗希投手(21)が、練習試合ヤクルト戦に今季対外試合初登板し、2回29球を投げ1安打無失点と好投。2回で5三振を奪う圧巻の内容だった。
いきなり丸山和から145キロのフォークで空振り三振を奪うと、侍ジャパンの中村にも143キロのスライダーで空振り三振。内山には145キロのフォークで3者連続空振り三振でスタートした。
2回の先頭は侍ジャパンでも主軸を担う村上宗隆内野手(23)と対戦した。フォーク2球で追い込むと、最後はインコースに160キロの直球をズバッと決めて空振りを奪い、4者連続三振。「最後は良いところにいってくれて良かった。練習試合とはいえ、ホームランは打たれたくなかったので、抑えられて良かったなと思います」と納得の表情だった。
佐々木朗にとっては左打者の内角直球の勢いや制球を重要視し続けてきただけに「(バッターボックスの)ラインに投げられたのは良かったと思うし、継続していきたい」と直球への手応えをつかんだ1球でもあった。
右打者へのスライダー、左打者へのフォークもテーマの1つだったが、「軸として投げられるかなと思いました。空振りはとれたんですけれど、だから良しという訳ではない。投げ続けて仕上げていくしかない」。滑りやすいとされるWBC使用球にも「今は自分の中では普通に投げられたり、握れていると思う。変化球を含めてバランス良く投げられた」と強調した。
ともにWBCでも投打の軸として期待される2人だ。佐々木朗は村上の存在について「一緒に戦っていく中で頼りになりますし、たくさん頼っていく気持ちで思いきり投げられるかなと思います」。打席での印象は「すごく大きくて…。すごいなと思いました」と心強い味方となることに感謝した。
16日には沖縄・糸満を離れ、侍ジャパン投手コーチを兼務する吉井理人監督(57)と一緒に合宿地の宮崎入りする予定だ。「本番に向けて、これまで良い準備が出来ている」。17日から始まる合宿前の上々の準備を証明した29球だった。
ロッテとヤクルトが練習試合。ロッテはWBCに出場する佐々木朗希投手が初登板初先発。同じくWBC出場のヤクルト村上宗隆内野手は「4番DH」で先発出場。2人は2回に対戦し佐々木朗が160キロ直球で空振り三振に仕留めた。佐々木朗は2回を1安打無失点に抑え5三振を奪った。試合はロッテが3本の2ランで6点を奪い、ヤクルトを破った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
ロッテは15日、自家用車でロッテを応援する「DRIVER'S CREW(応援ドライバー)」と題したファン参加型応援キャンペーンを開始したことを発表した。
スマートフォンアプリ「チアドライブ」を用いるキャンペーン。アプリを登録して申し込むと、リアガラス一面に貼ることが出来る巨大オリジナルリアステッカーが郵送される。ステッカーは3種類のデザインから選択可能。応援走行期間中の3月1日から4月16日までの間、自家用車に貼って走行すると、走行距離に応じた特典として「限定オリジナルTシャツ」や抽選で「選手直筆サインボール」が当たる。参加資格は球団公式ファンクラブ「TEAM26(チームニジュウロク)」会員が対象。無料会員も参加可能だ。詳細は株式会社チアドライブ公式ホームページにて。
「令和の怪物」対「村神様」!!先発メンバーが発表され、ロッテは侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が先発。ヤクルトは同村上宗隆内野手(23)が「4番DH」で名を連ねた。両チームのスタメンは以下の通り。
17日から宮崎で始まる侍ジャパン強化合宿を前に、投打の柱となるロッテ佐々木朗希投手(21)とヤクルト村上宗隆内野手(23)の直接対決が沖縄で実現する。
試合開始は午後1時の予定。先発予定の佐々木朗は「今年初めての対外試合、初めての糸満での試合、ファンの皆さんに楽しんでもらえるよう、精一杯投げたい」。村上も「対戦できることはすごく楽しみ」と話している。
これまでの公式戦の対戦は21年6月10日(ZOZOマリン)の1試合のみ。村上は先頭打者で迎えた2回、低め151キロの速球を右中間スタンドに運んだ。佐々木朗にとっては、これがプロ初被弾となった。
2打席目は三振、3打席目は四球で3打席の対戦は、2打数1安打だった。
「体験しました」とは、おこがましくて言えない“自主トレ体験”だった。
1月、静岡県内でのロッテ選手10人による益田直也投手(33)プロデュース自主トレ合宿を取材した。通称「益田塾」。1年間戦い抜く体力づくりを主に、午前中は体幹トレーニングを中心に、動いて、跳んで、走り抜く。午後は疲労のある中でキャッチボールを含む技術練習に取り組む。
益田「ちょっと、やってみますか?1分出来たら合格ですね。」
差し出してくれたのは、重さ3キロのトレーニング用「縄跳び器具」だった。一応、大学までは野球部として活動し、入社後も草野球程度は継続してきた。ここ数年はコロナ禍で活動休止しており、47歳の体は完全になまっているが、「1分くらいなら、何とか出来るかも…」と。若手の横山陸人投手(21)からは「縄を手で回す感覚だったら絶対できません。腕は固定して」とアドバイスももらった。益田“塾長”がストップウオッチを手に見守る前で、大きく息を吐いて、スタートした。考えは甘かった。
リズムを大事にいこう−。そう頭の中でイメージ出来たのは最初の10秒だけだった気がする。益田は数えてくれる「10秒」の声を過ぎると腕が張ってくるのをすでに感じた。「20秒」。太ももや腰に力が入らない。徐々に3キロの縄を回しても地面につかなくなる感覚。そうすると、より腕で回そうとしてしまう悪循環。「30秒」。“塾長”の笑顔が鬼に見えて来た。同時に、体に力が入らない。30秒を過ぎると、縄?ロープ?が足に絡まった。「何とか1分は…」。再スタート。そこには、生まれたばかりの子馬が、ヨタヨタと立ち上がるような姿でしかなかった。もはや縄跳びではなかったが、ゆっくりではあったが、跳んだ。いや、またいだ?
「60!終了〜」。呼吸困難。全身脱力。両膝に両手を突き、何とか倒れ込むことだけを防ぐことに必死だった。
益田「ヤクルトの青木宣親さんは、これをいとも簡単に5、6分やるんですよ。プロ野球選手なら3分くらいはみんな出来るよ。コツも必要だけどね。」
41歳の青木の身体能力は球界でもトップクラスなのだろうが、「やっぱりプロ野球選手って、超人だなあ」と再認識した。同時に、オフの自主トレ期間こそ、シーズンで成績を残す、はたまた球界で生き残っていけるかが決まる、プロ野球選手にとって、もっとも重要な期間であることを“塾長”に教えていただいた。
約5分後、取材が始まったが、私は呼吸が乱れたまま、まともに会話すら出来なかった。
2月に入り、石垣島でのキャンプで“塾長”と再会した。
益田「また来年ですね。待っていますよ。」
恥ずかしい醜態をさらし、自分自身への情けなさもある。私の自主トレ期間は、春季キャンプから始まっている。そう決意したにもかかわらず、ゴーヤーチャンプルー、ラフテー、ポーク玉子の“私の沖縄料理三種の神器”をつまみに、オリオンビールを飲む私は、まだまだ心から鍛え直す必要がある。
恩師も太鼓判!ロッテ前監督の井口資仁氏(48)=サンケイスポーツ専属評論家=がロッテ−ヤクルトの練習試合を視察。入団時から昨季までの教え子で、WBC日本代表に名を連ねる佐々木朗希投手(21)の快投に熱視線を送った。
極めて順調に来ている。全29球でノー感じ≠ネボールは1球もなかった。昨年11月のオーストラリアとの強化試合ではWBC球に苦戦し、フォークボールが高めに抜ける場面もあったが、この日はストライクからワンバウンドでボール球になる良いときのフォーク。朗希はオフシーズンであっても絶対に無駄な時間を過ごさない、自己管理ができる子。こういう投球ができたのも、その証拠だろう。
本人が色々と試したいことがあって、シーズン中とは違って変化球の多い投球となったが、新たな軌道を模索しているというスライダーも良かった。入団時に『僕はスライダーピッチャーです』と言っていたぐらいだから、元々が得意な球種。決め球としてはもちろん、スライダーでカウントが取れれば、投球はぐっと楽になる。
さらに、一流投手の条件、自分で強弱≠ェつけられるようになった。2回先頭のヤクルト・村上を空振り三振に仕留めた場面がその象徴で、1回の3者三振は全て変化球だったところに、あえて裏をかいて内角に160キロの直球を投げ込んだ。
朗希は日本代表では若造だし、ずっとベストの状態でいかなきゃ投げさせてもらえない。その意味でもこの日の結果は大きいし、これでおそらく1次リーグの先発は3戦目(3月11日)のチェコ戦。朗希本人も分かっていると思う。
世界相手であっても、朗希ならゾーンにさえ投げ込めばファウルが取れるし、球数も抑えられる。準決勝、決勝は湿気がめちゃくちゃある米国のマイアミに舞台が移るので、ボールが指に掛かりやすい。先発でなくても、1イニング程度の中継ぎでも面白いと思う。
160キロで村神様℃aり−。3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発し、2回1安打無失点と圧巻の投球を見せた。日本代表でチームメートの村上宗隆内野手(23)からこの日最速の160キロで空振り三振を奪うなど5奪三振。今季初実戦でWBC使用球の適応に手応えをつかみ、17日から始まる宮崎での強化合宿に合流する。
令和の怪物≠ニ令和の怪童≠フ対戦に、4000人が詰めかけた糸満市西崎球場の興奮は最高潮に達した。2回、侍ジャパン同士の夢対決が実現。最速164キロを誇る佐々木朗は村上に真っ向勝負を挑んだ。カウント1−2と追い込んでから、この日最速タイとなる160キロの内角直球で空振り三振を奪った。
「最後(の直球は)いいところにいった。練習試合とはいえ、ホームランは打たれたくなかったので、抑えられて良かった」。
有言実行だ。2回、先頭の村上に対する初球は159キロのボール。鋭く落ちるフォークボール2球でストライクを奪って追い込むと、最後は内角低めへ。捕手の松川は「試合前に『インコースの真っ直ぐで三振を取りたい』と言っていた。その通りに打ち取れた」とうなずいた。村上との対戦は昨年7月の球宴以来通算3度目(5打席目)。2021年6月10日の初対戦ではプロ初被弾を浴びるなど、これまで3打数2安打。この日は滑りやすいとされるWBC使用球を操り、直球で空振り三振に斬った。
1回には日本代表の2番・中村からスライダーで空振り三振を奪った。WBC日本代表の投手コーチを兼任する吉井監督が、米国で学んだメジャーリーガーの握りをいくつか教わった中から、自身に合う握りを選んで改良したスライダー。昨季までより縦に鋭く落ちる武器を使いこなし、1回に3者連続三振を奪うなど2回1安打無失点。アウト6つのうち、5つが空振り三振と圧倒的な内容だった。吉井監督は「順調にきていると思います」と仕上がりを高く評価した。
国際大会の日本代表に名を連ねるのは、岩手・大船渡高3年時の2019年のU−18W杯以来。当時は2次リーグの韓国戦に登板したが、右手中指のまめの影響があり、1回で降板。19球しか投げられなかった。先発としての責任を果たせず、チームは4−5で敗戦。奥川(ヤクルト)らと世界一を目指したが、5位に終わった。「力になれないもどかしさがあった。今回はしっかりチームに貢献したい」。昨年11月以降、WBC使用球のみを握って調整するのは強い覚悟の表れだ。
16日に宮崎に移動し、17日からは強化合宿に臨む。「(村上の存在は)一緒に戦っていく中ですごく頼りになる。たくさん頼って、たくさん点を取ってくれると思うので思い切って投げられる」。最強の仲間とともに、世界を舞台に実力を示す。
3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、沖縄・糸満キャンプで行われたヤクルトとの練習試合に先発し、2回1安打無失点と圧巻の投球を見せた。一問一答は以下の通り。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のロッテ・佐々木朗希投手(21)が沖縄・糸満で行われたヤクルトとの練習試合に先発。侍ジャパンで同僚となる村上から160キロの直球で空振り三振を奪うなど、2回1安打無失点、5奪三振と好投した。
今季初実戦で仕上がりの順調さをうかがわせ、慣れないWBC球での投球にも不安のない佐々木に対し、早くも韓国メディアが警戒を強めている。1次リーグB組の日本と韓国は3月10日の第2戦(東京ドーム)で激突する。中央日報は佐々木の投球内容をいち早く速報し、「最年少で完全試合を達成した佐々木は韓国戦の先発候補の1人に挙がっている」と警戒を強めた。
中軸候補の山口がヤクルトとの練習試合で2打席連続本塁打を放った。3回の2本目は日本代表の高橋の高めの速球を中堅左の場外まで飛ばし「完璧。理想の形で打てた。自主トレーニングからやってきた下半身を使うということができた1本」と胸を張った。
第1打席は高梨から左中間席へ運んだ。昨季は4番打者も務め、22歳で飛躍を期待され「最初に本塁打を打ちたいと思っていた。これからもチームを引っ張っていける1本を多く打っていきたい」と自覚を口にした。
ロッテは3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に名を連ねる佐々木朗希投手(21)が先発し、2回1安打無失点、5奪三振に抑えた。1回は丸山和、中村、内山を3者連続三振。内山に対する3球目には160キロを計測した。
2回の先頭は昨季セ・リーグ三冠王に輝いた村上。追い込んでから160キロの直球で空振り三振を奪った。5番の長岡に左前打を浴びたが、続く宮本を遊ゴロ、奥村を空振り三振に斬り、無失点でマウンドを降りた。
ロッテ・吉井監督の周りには、いつも笑いがあふれている。真面目な話でも、固い雰囲気にならないようにと、緩やかな空気をつくる配慮も感じる。
現役引退直後のコーチ時代から、吉井監督を見てきただけに、立場が替わって、どんな監督ぶりなのか、個人的にとても興味があった。昨年限りでロッテ担当を外れ、様々な球団を巡る遊軍記者となったが、ようやく2月14日から、ロッテの2次キャンプを訪れた。
その日は北谷で中日との練習試合。球場に隣接するサブグラウンドで、吉井監督を発見したので、まずは挨拶をしようと近づこうとすると、指揮官の方から近づいてきてくれ、「あれ、どうしたん?(担当から)追い出されたのに!?」と笑顔で出迎えてくれた。
なぜだろうか、毒のあるジョークもどこか心地よい。
試合後は4番で中越え適時三塁打を放つなど、2安打をマークした安田の囲み取材に入った。「吉井さんからはいつもハッパをかけられている」と言っていた。吉井監督は就任会見から「監督と呼ばれるとくすぐったい」などと言っていたが、今も選手たちから「吉井さん」と呼ばれていることを再確認した。
なぜだろうか、これも嬉しい出来事だった。
では、安田にどんな内容のハッパを掛けられているのか。これも聞いてみた。「“打てなかったら8番にするぞ”とか“今日はまぐれが2本続いたな”と言われた」と教えてくれた。実際に2月11日の台湾・楽天戦では4番を任され、無安打に終わると、翌12日の同戦は8番だった。
それでも、吉井監督は「安田は打点を稼いでくれる打者。8番はシャレです」と、その理由を説明してくれる。このコメントも、新聞やネットニュースなどで、安田もきっと目を通しているだろう。
安田はとても真面目で、責任感も強い。一方で、優しすぎる性格もあるような気がする。そんな4番候補だからこそ、吉井流の話術でプライドをくすぐりながら、刺激と危機感を与えようとしているのだなと感じた。
球場から選手宿舎に戻ると、新外国人ポランコの入団会見にも同席していた。
メジャーでも活躍した吉井監督は英語だけでなく、スペイン語にも慣れている。ポランコがスペイン語で挨拶のスピーチをすると、隣に通訳がいるのに、指揮官が先に「僕はえーっと…」と勝手に通訳しようとして会場を笑いに誘った。
これにはポランコは「監督はスペイン語も英語も話せるので、コミュニケーションがイージーだと思う。いい環境で野球ができる」と喜んでいた。
16年前、吉井監督と初めて会ったときに、「何か、いらんことを言ったら注意してな!」と頼まれたが、どんどん、思ったことを言って欲しい。今の担当記者はとても楽しそうに取材をしているように見えた。
3月のWBCに出場するロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、ヤクルトとの練習試合(糸満)に先発。2回1安打無失点、4者連続を含む5奪三振と完璧な仕上がりを見せた。侍ジャパンで同僚となるヤクルト・村上宗隆内野手(23)との侍対決では、この日の最速160キロで空振り三振。WBC使用球での制球も問題なく、万全の状態で17日から宮崎強化合宿に臨む。
糸満の空にうなり声が響いた。「ウオッ!」。佐々木朗の1ボール2ストライクからの4球目。昨季、プロ野球界を震撼させた「村神様」の膝元へ、白球がグンッと伸びる。160キロ。村上のバットは空を切った。
「最後はいいところにいってくれました。しっかりあそこのラインに投げられてよかった」。
17日からの侍ジャパン強化合宿を控え、今季初の実戦登板。圧巻だった。初回先頭の丸山和から3者連続三振。3人目の内山への3球目は、この日最速の160キロをマークした。最大の注目は2回先頭の村上との侍対決。初球、159キロ直球はボールも、フォーク2球で追い込むと、この日2度目の大台160キロで空振り三振を奪い、4者連続三振となった。これまで21年交流戦でプロ初被弾、22年球宴では161キロを中前打など通算3打数2安打1四球。「練習試合とはいえ、本塁打は打たれたくなかったので、結果として抑えられて良かったなとは思います」と雪辱に手応えを口にした。
初出場のWBCへ進化を遂げている。この日は「左打者にフォーク、右打者にスライダーを軸として投げる」がテーマ。全29球のうち、昨季全投球の5.3%のスライダーを2人の右打者に5球投じ、侍メンバーの中村から空振り三振も奪った。滑りやすいとされるWBC使用球でも、抜け球はほぼなし。「最初は力が入ったりとかもあったが、今は普通に投げられているというか、握れている」。この日計測できた直球の平均球速は昨季の158キロに迫る157.9キロ。侍ジャパン投手コーチも務める吉井監督も「順調ですね」と笑みがこぼれた。
宮崎合宿前の大勝負を終え「(村上は)打席で本当に大きい。凄く頼りになる。たくさん点を取ってくれると思うので、思い切って投げたい」と佐々木朗。「怪物」と「神様」が、世界一の戦いへ手を取り合う。
「戦闘モード」の佐々木朗と「調整モード」の村上。2回の侍対決では、その差が鮮明に出たと思う。
佐々木朗はWBCに向けて既に完全な戦闘モードに入り、初回から「1球の隙も見せない」という投球スタイルだった。村上にはカウントを取るフォークと空振りを取るフォークで追い込み、最後は160キロの直球。日本一の打者に対して強気に内角に投げ込み、どう反応するかを見たかったはず。大いに手応えを得た1球だった。
フォークで追い込まれた村上は、最後も変化球が頭にあっただろう。直球に完全に振り遅れたが、WBCへ向けてまだ調整モードに見えた。その段階で切れ味満点だった令和の怪物を打つのは至難の業だ。佐々木朗にしてみれば、WBCで外国人選手を相手に変化球で追い込み、直球で仕留める配球も思い描くことができる。
昨季に比べても直球、フォーク、スライダーとどの球種でもフォームが安定し、バランスが一切崩れない。WBCはもちろん、シーズンでもどれだけ勝ち星を伸ばすのか。大いに期待を持たせてくれる29球だった。
ロッテ5年目の山口が2打席連発と気を吐いた。初回1死一塁で高梨の直球を左中間へ先制2ラン。3回は高橋の直球を、バックスクリーン左へ2ランとした。チームにとっても対外試合4戦目での初アーチ。「(フォローの)風が吹いていたので入ると思った。チームで1番最初に打ちたかった」。佐々木朗には「今日も素晴らしい球を投げていた。日本の力になれるように、チームのみんなで応援したい」とエールを送った。
“侍対決”は令和の怪物に軍配が上がった。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)に先発。ともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されているヤクルト・村上宗隆内野手(23)を160キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、2回1安打5奪三振の好内容で今季の初実戦を終えた。
力で挑んだ。0−0の2回無死、打席に村上を迎えると、初球は159キロ直球を投球。カウント1−0から変化球でカウントを整え、最後は真ん中やや高めの160キロ直球で空振り三振を奪った。「最後はいいところに行ってくれたので良かった。練習試合とはいえ、ホームランを打たれたくなかったので、抑えられて良かった」と対決を振り返る。初回先頭の丸山和から村上まで4者連続の奪三振。直球、フォークボール、スライダーで投球の組み立てに「初戦としてはバランスよく、変化球を含めて投げられたと思う」と手応えを口にした。
村上とは2021年6月10日の試合(ZOZOマリン)で初対戦。プロ初被弾を喫し、昨年の球宴では161キロを中前打された。まだ2月の段階ではあるが、大きな「壁」を超えることで、世界一に向けての弾みをつけた形だ。
急ピッチで状態を上げてきた。今月9日、初実戦形式となったライブBP(シート打撃)では、早くも自己最速に4キロに迫る160キロを計測。その後も複数回のブルペン投球をこなすなど、確実に段階を踏んだ。14日には初実戦を前に「今年初めての対外試合、初めての糸満での試合、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように精いっぱい投げたい」とコメント。言葉通りの投球をマウンド上で示してみせた。春季キャンプ、そして今季初実戦で得た自信と手ごたえを胸に、17日からの強化合宿に臨む。
ロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)に先発。直球の最速は160キロを計測。2回1安打無失点、4連続を含む5奪三振の内容で今季初の実戦登板を終えた。
順調な調整ぶりを示した。初回は丸山をフォークボール、中村をスライダー、内山をまたしてもフォークで3者連続の空振り三振。2回1死、ともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されているヤクルト・村上宗隆内野手(22)も160キロ直球で空振り三振に仕留め、連続三振を4まで続けた。今月9日、初実戦形式となったライブBP(シート打撃)では、早くも自己最速に4キロに迫る160キロを計測し、今季初実戦となったこの日も160キロ。WBCに向け、急ピッチで状態を上げてきた。
世界一の座を争う真剣勝負の国際舞台。「今は優勝に向けて自分のできることをやらなきゃなという思いです」と話していた佐々木朗が確実に現段階での「できること」を遂行した。
ロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)に先発。2回無死、ともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されているヤクルト・村上宗隆内野手(23)と対戦し、空振り三振に仕留めた。
“侍対決”を制した。2回無死、初球を159キロ直球で入ると、変化球でカウントを整え、最後は160キロ直球で空振り三振。村上とは2021年6月10日の試合(ZOZOマリン)で初対戦。プロ初被弾を喫し、昨年の球宴では161キロを中前打された。まだ2月の段階ではあるが、大きな「壁」を超えることで、世界一に向けての弾みをつけた形だ。
急ピッチで状態を上げてきた。今月9日、初実戦形式となったライブBP(シート打撃)では、早くも自己最速に4キロに迫る160キロを計測。その後も複数回のブルペン投球をこなすなど、確実に段階を踏んできた。14日には初実戦を前に「今年初めての対外試合、初めての糸満での試合、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように精一杯投げたい」とコメント。言葉通りの投球をマウンド上で示してみせた。
ロッテは15日、自家用車を使ってマリーンズを応援する「DRIVER'S CREW(応援ドライバー)」と題したファン参加型の応援キャンペーンを開始した。
スマートフォンアプリ「チアドライブ」を用いて行うファン参加型の応援キャンペーンで、アプリを登録し、キャンペーンに申し込むとリアガラス一面に貼ることができる巨大オリジナルリアステッカーが郵送される。それをを自家用車に貼り、3月1日〜4月16日までの期間に走行すると、走行距離に応じた特典として「限定オリジナルTシャツや」、抽選で「選手直筆サインボール」が当たる内容となっている。ステッカーは3種類のデザインから選択可能。
参加資格は球団公式ファンクラブ「TEAM26」会員が対象で、無料会員も参加可能。申し込み期間は15日午前10時から3月10日午後11時59分まで。応援走行期間は3月1日から4月16日までで、参加台数の上限はない。キャンペーン参加費は5000円(税込み)となっている。
ロッテの佐々木朗希投手(21)が15日、ヤクルト・村上宗隆内野手(23)との侍対決を制し、順調な仕上がりを見せつけた。今季初実戦となったヤクルトとの練習試合(糸満)で、村上をこの日最速160キロの直球で空振り三振。初回先頭から4者連続三振を奪うなど、2回1安打無失点、5奪三振と圧倒。習得中の新型スライダーでも三振を奪うなど、最高の状態で17日から始まるWBCへ向けた侍ジャパンの強化合宿へ乗り込む。
左膝を高く上げ、佐々木朗は強く右腕を振った。狙い通りのインコース160キロ。村上のバットが空を切り、松川のミットが乾いた音を響かせると、外野席まで開放されたスタンドが歓声に包まれた。2回先頭で実現した、完全男と3冠王の直接対決。佐々木朗は「最後はいいところにいってくれた。ホームランは打たれたくなかったので、抑えられてよかったなと思います」と控えめに喜んだ。
立ち上がりから圧倒的だった。初回は3者連続空振り三振。村上まで4者連続三振だった。長岡に左前打こそ許したが、2回1安打無失点、5奪三振。その中でも村上の打席は、配球も特別だった。他の4つは全て変化球が決め球だったが、村上に対してはフォークで追い込み、内角直球で勝負。松川は「指にかかったいい真っ直ぐで三振が取れた。話していた通り配球もできましたし、インコース真っ直ぐで三振を取りたいと言っていたので、気持ちよかったですね」と明かした。
握りを変え、斜めに落ちるように鋭く曲がる新型スライダーにも手応えがあった。「今日に限っては左バッターにフォーク、右にスライダーを軸として投げようと思ってました」とテーマを設定。右の中村に対し、3球スライダーを続けて三振に仕留めるなど、勝負球としても十分に機能した。本人も「改善していかなきゃいけない部分はあると思うけど、ストライクが取れたり、空振りが取れたのはよかった」とうなずいた。
スタンドで視察した楽天の長島プロスカウトは「文句なし。この時期にあれだけのボールを投げられたら打てない。腕を振って、フォークもスライダーも操れている」と絶賛。侍でコーチを務める吉井監督も「順調にきてると思います」と評価した。17日からの侍合宿へ向け、16日に宮崎入りする164キロ右腕は「ここまでいい準備ができているので、本戦に向けていい練習、いい準備をして臨めたら」。万全の態勢を整え、世界をねじ伏せる。
ロッテは15日、自家用車を使って応援する「DRIVER'S CREW(応援ドライバー)」と題したファン参加型の応援キャンペーンを開始した。アプリ「チアドライブ」を用いて行うファン参加型の応援キャンペーン。アプリを登録し、キャンペーンに申し込むとリアガラス一面に貼ることが出来る巨大オリジナルリアステッカーが郵送される。
ステッカーは3種類のデザインから選択可能。オリジナルリアステッカーを応援走行期間中の3月1日〜4月16日までの間、自家用車に貼って走行すると、走行距離に応じた特典として「限定オリジナルTシャツや」、抽選で「選手直筆サインボール」が当たる。
参加資格は球団公式ファンクラブ「TEAM26」会員で、無料会員も参加可能。キャンペーン参加費は5000円(税込)となっている。詳細は公式サイトまで。
[注]〇=新入団、△=移籍、□=復帰、年俸の単位は万円で推定。
ロッテの佐々木朗希投手が15日、今季初の実戦登板。初回先頭から2回先頭の村上まで4者連続三振を奪うなど、2回を投げ1安打無失点、5三振を奪った。球数は29球だった。
初回、丸山和、中村、内山を3者連続空振り三振。内山への3球目に160キロをマークするなど、力のある直球にフォーク、スライダーも低めにコントロールし、この回バットに当てられたのは中村のボテボテのファウル1球だけ。決め球は全て変化球だった。
2回先頭で迎えた村上は、変化球で追い込むと160キロの真っ直ぐで空振り三振。ここまで4者連続三振とした。続く長岡に詰まりながらも左前に落とされ初安打を許すと、続く宮本の打席で二盗。さらに宮本の遊ゴロの間に三塁へ進まれ、2死三塁とピンチを背負ったが、奥村に粘られながらも146キロのフォークで空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
ロッテの佐々木朗希投手が15日、今季初の実戦登板で完璧な立ち上がりを見せた。
初回、丸山和、中村、内山を3者連続空振り三振。内山への3球目に160キロをマークするなど、力のある直球にフォーク、スライダーも低めにコントロールし、バットに当てられたのは中村のボテボテのファウル1球だけ。決め球は全て変化球だった。
ロッテとヤクルトは15日、ロッテの2次キャンプ地・糸満で練習試合を行う。ロッテは侍ジャパンに選出されている佐々木朗希投手が先発。ヤクルトも同じく侍ジャパンの村上宗隆内野手、中村悠平捕手がスタメンに名を連ねた。
両軍のスタメンは以下の通り。
侍対決を制した。3月のWBCに出場する侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)で今年初の対外試合に登板した。先発して2回無失点で5奪三振。日本代表でチームメートの村上から4者連続となる空振り三振を奪うなど圧巻の投球だった。
2回無死。“令和の怪物”と“村神様”対決に、観客席を埋め尽くす4000人の視線が一点に集まった。初球は外角低めの159キロはボール。それでも2球連続のフォークで追い込む。4球目。この日最速タイの160キロの内角直球で振り遅れ気味の空振り三振に仕留めた。「練習試合とはいえホームランを打たれたくなかった。抑えられたのでよかった」と冷静に話した。
試合前には、バッテリーを組んだ松川と「インコース真っ直ぐで三振を取りたい」と話していた。21年6月10日の公式戦初対戦でプロ初被弾を喫したが、今年初対戦は“予告通り”にバットで空を切らせた。
村上以外にも付け入る隙を見せなかった。初回は3者連続三振。3番・内山の3球目には160キロを計測した。WBC公式球で29球を投げて打者7人に1安打しか許さず、中日・吉原編成イースタン担当は「1つ1つのボールの精度がずぬけている」と目を見張った。
佐々木朗は「初実戦にしてはバランスよく、変化球も含めて、まとまりのある中で投げられた」と手応えを得た。17日からは宮崎市での侍ジャパン強化合宿に参加する。「本戦に向けてしっかりいい準備で臨めたら」。不安はない。自信を持って日の丸を背負う。
ロッテは15日、自家用車を使ってロッテを応援する「DRIVER'S CREW (応援ドライバー)」と題したファン参加型の応援キャンペーンを開始した。
応援ドライバーとは、スマートフォンアプリ[チアドライブ]を用いて行うファン参加型の応援キャンペーン。アプリを登録し、キャンペーンに申し込むとリアガラス一面に貼ることが出来る巨大オリジナルリアステッカーが郵送される。ステッカーは3種類のデザインから選択可能。オリジナルリアステッカーを応援走行期間中である3月1日〜4月16日までの間、自家用車に貼って走行すると、走行距離に応じた特典として「限定オリジナルTシャツ」や、抽選で「選手直筆サインボール」が当たる。また、参加資格は球団公式ファンクラブ「TEAM26(チームニジュウロク)」会員が対象となる。無料会員も参加可能。
DRIVER'S CREW申し込み詳細は以下の通り。
ロッテ・山口航輝外野手が2打席連続で本塁打を放った。
初回1死一塁だ。先発・高梨の7球目を捉え、左中間芝生席へ先制2ラン。試合の流れを作った。
2−0の2回1死一塁の第2打席でもバットが火を噴いた。「侍ジャパン」に選出されているヤクルトの2番手・高橋が投じた直球を完璧に捉え、左中間芝生席へ。2ランとし、連発でアーチ。歓声に包まれながらダイヤモンドを1周した。
今季の目標は30本塁打。期待の打撃を見せつけた。
ロッテの先発・佐々木朗希投手は、初実戦で2回29球を投げ、1安打無失点だった。この日最速160キロの直球にスライダー、フォークを織り交ぜ5奪三振をマークした。
初回、丸山和を直球とフォークで空振り三振。侍ジャパンの中村にはスライダーも投じて仕留めた。3番・内山には3球目で160キロを計測。ここでも空振り三振を奪った。テンポよく投げ込み、3者連続三振を奪った。
2回には、先頭で村上と対決。バットには1度も球を当てさせず、この日最速160キロ直球で空振り三振。続く長岡には中前打を許したが、最後は奥村をフォークで空振り三振と、ヤクルト打線を封じた。
佐々木朗は村上と、2021年6月10日の交流戦と、昨年7月27日の球宴で2度対戦していた。1度目の対戦では村上にプロ初被弾。2度目の対戦の第1打席目で中前打を浴びていたが、この日は右腕に軍配が上がった。
WBC日本代表「侍ジャパン」に選出されたロッテの先発・佐々木朗希投手(21)が初回、いきなり160キロを計測。3者連続で空振り三振に斬って取った。
先頭・丸山和を直球とフォークで空振り三振。侍ジャパンの中村にはスライダーも投じて仕留めた。3番・内山も、160キロ直球とフォークで空振り三振。テンポよく投げ込み、最高の滑り出し。球場がどよめいた。
2回は先頭で、侍ジャパンで4番候補として期待されるヤクルト・村上と対戦。1ボール2ストライクから160キロで空振り三振を奪い、4者連続三振。その後、走者を背負ったが、無失点で切り抜けている。
ロッテは、WBC日本代表の「侍ジャパン」に選出された佐々木朗が初実戦となる先発。14日の練習試合・中日戦で3打数2安打1打点をマークした安田が4番に座った。
ヤクルトも「侍ジャパン」の村上が「4番・DH」、中村が「2番・捕手」。
侍対決が繰り広げられる試合は13時開始。両チームのスタメンは以下の通り。
「去年はビハインド(での登板)が多かったので、勝ちパターンに食らいついていける1年にしたい」。
今季に向けて、このように意気込むのはロッテ・小沼健太だ。育成選手として入団した小沼はプロ1年目の21年、イースタン・リーグ最多の18セーブをマークし、プロ2年目の昨年の春季キャンプは育成選手ながらA組スタートを切り、同年2月15日以降の沖縄遠征にも帯同。開幕前の3月22日に支配下選手登録を掴んだ。
開幕1軍を逃したものの、開幕直後の3月29日にプロ初昇格を果たすと、同月30日のソフトバンク戦でプロ初登板を飾り、2回を無失点に抑えた。5月26日の広島戦では2回を無失点に抑えプロ初勝利を挙げ、ビハインドゲームを中心に6月終了時点で17試合に登板して1勝1敗1ホールド、防御率2.18と安定した投球を見せた。しかし、7月に入ると1日の楽天戦で3失点、続く3日の楽天戦でも3失点と、7月は登板した4試合全てで失点。7月11日に1軍登録抹消されると、その後、1度も1軍で登板することなくシーズンを終えた。
「課題はコントロール。強くいくだけじゃダメだと思った。低め、コースだったり、どちらでもいいと思うんですけど、僕の場合は真ん中に集まることが多いので、真っ直ぐだけでなくて変化球のコントロールを課題として今はやっています」。
1軍を経験して、きっちりとコースに投げ切るコントロールの重要性を課題に感じたそうだ。
育成選手時代は「今までも三振が取れる方ではなかった。結果的に三振も少なく、四球も少ないんですけど、1軍に上がるためには三振数というのを、防御率以上に僕自身大切にしないといけないと思っています」と、“三振”にこだわっていく考えを示していたが、支配下選手登録直後の昨年4月の取材では「(三振が)取れないので、今は無理してこだわる必要はないかなと。今はそういう思いです」と話していた。
奪三振についての考え方は、昨年4月から変化はあったのだろうか−。
「今自分ができることと言ったらしっかりアウトを積み重ねていって、チームの勝利にこだわっていきたい。三振というよりはしっかりアウトを取れるピッチャーになることだと思います」。
アウトをとにかく奪うことだけを考えて投げている。それでも、2月11日の楽天モンキーズ戦、14日の中日との練習試合では、いずれも1回を投げ0被安打2奪三振と、2試合・2イニングだけとはいえ、4奪三振と三振を多く奪っている。その理由の1つがフォークだ。落差がこれまでに比べて大きくなった。
11日の楽天モンキーズ戦後の取材で小沼は「(フォークの)握りをキャンプ中にちょっと変えてみてハマったので、それが今いい感じにいっている」と話し、「落差も欲しかったので色々握りは試行錯誤して今年はあの形でいこうかなと思っています」とのこと。
ロッテのリリーフ陣は30代が多く、若い世代の台頭が待たれる。対外試合は始まったばかり。勝ちパターンに食らいつく1年にするためにも、まずは練習試合、オープン戦で結果を残して開幕1軍を掴み、首脳陣の信頼を得たい。