1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 2 | 8 |
東京ヤクルト | 2 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | x | 9 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 藤原 | 2 | 2 | 1 |
右 | 菅野 | 2 | 1 | 0 | |
2 | 指 | ポランコ | 3 | 0 | 0 |
打指 | 山口 | 2 | 2 | 1 | |
打指 | 平沢 | 1 | 0 | 0 | |
3 | 右中 | 山本 | 5 | 2 | 0 |
4 | 三 | 安田 | 3 | 2 | 1 |
三 | 池田 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 二 | 福田 光 | 5 | 1 | 0 |
6 | 捕 | 松川 | 2 | 0 | 0 |
打捕 | 佐藤 都 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 左 | 西川 | 5 | 2 | 1 |
8 | 一 | 茶谷 | 4 | 3 | 2 |
9 | 遊 | 小川 | 3 | 1 | 0 |
遊 | 友杉 | 2 | 0 | 0 | |
計 | 41 | 16 | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 左 | 青木 | 2 | 1 | 0 |
左 | 宮本 | 3 | 1 | 0 | |
2 | 右 | サンタナ | 1 | 0 | 0 |
右 | 松井 | 3 | 1 | 0 | |
3 | 一 | オスナ | 1 | 1 | 1 |
一 | 赤羽 | 2 | 0 | 0 | |
4 | 指 | 内山 | 2 | 1 | 0 |
走指 | 北村 | 0 | 0 | 0 | |
5 | 遊 | 長岡 | 3 | 2 | 3 |
二 | 武岡 | 1 | 1 | 2 | |
6 | 中 | 丸山和 | 3 | 1 | 1 |
中 | 並木 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 捕 | 松本直 | 3 | 0 | 0 |
捕 | 古賀 | 1 | 0 | 0 | |
8 | 三 | 三ツ俣 | 3 | 0 | 0 |
三 | 奥村 | 1 | 0 | 0 | |
9 | 二遊 | 元山 | 4 | 3 | 2 |
計 | 34 | 12 | 9 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
種市 | 3 | 5 | 4 |
東妻 | 2 | 2 | 2 |
坂本 | 1 | 2 | 1 |
横山 | 1 | 1 | 2 |
中森 | 1 | 2 | 0 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
竹山 | 3 | 4 | 2 |
市川 | 3 | 5 | 0 |
尾仲 | 2 | 5 | 3 |
長谷川 | 1 | 2 | 2 |
ダルビッシュ直伝の成果が出た。侍ジャパン強化合宿第1クール最終日となった19日、佐々木朗希投手(21)が今合宿初めてブルペン入りし37球。
テーマにしていたスライダーに手応えを得た。合宿初日にアドバイスを受けたダルビッシュ有投手(36)はじめ、他の投手達が見守る中での投球だった。3月のWBCでは1次ラウンド3戦目、11日のチェコ戦先発が有力。東北出身右腕は「3・11」に世界大会デビューを飾る公算が大きい。
視線の先、受ける甲斐の後ろにいるあの人は“昨日の自分”だった。佐々木は1人だけでブルペンのマウンドに上がった。その姿を、ダルビッシュをはじめ、戸郷、伊藤、今永、湯浅、宮城達が見守った。ダルビッシュはスマホで撮影も。前日にダルビッシュの投球を、ほぼ全ての投手陣が見学。佐々木はスマホで撮影をした。そっくり“お返し”された格好だ。「後ろにたくさんいて、緊張したり、力が入ったり」と正直に打ち明けた。
だからかは分からないが「ストレートは指のかかりが良くなかったり、フォークは抜けが良くなかったり」。最速156キロが出た直球は上ずる場面もあった。一方で大きな収穫もあった。「スライダーは良かったと思います」。合宿初日、ダルビッシュからスライダーの握りを教わった。投球練習を終えると、ロッテ監督でもある吉井投手コーチも交え3人で話し込んだ。「(ダルビッシュに)スライダーは良くなっていると言ってもらいました」と、嬉しそうに打ち明けた。
実は、佐々木の投球をみんなで見学したのはダルビッシュの提案だった。メイン球場での投内連係後「プレッシャー、かけにいこうよ」と呼びかけた。昨日の今日で、愛ある振る舞い。初見同士も多かったチームの雰囲気は、強化合宿3日目にして、ほぐれている。
佐々木は計37球のうち、3分の1ほどはクイックで投げた。途中でボールを交換したのは「試合になったら新しいボールが来る。慣れるように」。1球1球の差異が大きいWBC使用球を意識。大会本番を見据えながら準備を進め、チェコ戦先発が有力だ。父功太さん、祖父母を津波で亡くした右腕が「3・11」に世界大会デビューへ。「チームのために自分ができることをやるだけ」ときっぱり言った。チェコ戦の後は、4戦目オーストラリア戦先発が有力な山本とともに米国での登板に向かう。勝負の時へ、歩みを止めない。
ダルビッシュ直伝の成果が出た。第1クール最終日に、佐々木朗希投手(21=ロッテ)が今合宿初めてブルペン入りし37球。テーマにしていたスライダーに手応えを得た。合宿初日にアドバイスを受けたダルビッシュ有投手(36=パドレス)はじめ、他の投手達が見守る中での投球だった。
視線の先、受ける甲斐の後ろにいるあの人は“昨日の自分”だった。佐々木は1人だけでブルペンのマウンドに上がった。その姿を、ダルビッシュをはじめ、戸郷、伊藤、今永、湯浅、宮城達が見守った。ダルビッシュはスマホで撮影も。前日にダルビッシュの投球を、ほぼ全ての投手陣が見学。佐々木はスマホで撮影をした。そっくり“お返し”された格好だ。「後ろにたくさんいて、緊張したり、力が入ったり」と正直に打ち明けた。
だからかは分からないが「ストレートは指のかかりが良くなかったり、フォークは抜けが良くなかったり」。最速156キロが出た直球は上ずる場面もあった。一方で大きな収穫もあった。「スライダーは良かったと思います」。合宿初日、ダルビッシュからスライダーの握りを教わった。投球練習を終えると、ロッテ監督でもある吉井投手コーチも交え3人で話し込んだ。「(ダルビッシュに)スライダーは良くなっていると言ってもらいました」と、嬉しそうに打ち明けた。
開始早々に大歓声を浴びた。ロッテ藤原恭大外野手(22)は1回、ヤクルト竹山の138キロをたたいて中堅右へ。球足の速い打球に俊足の丸山和も追いつかない。「センターが後ろにそらしたのが見えたんで、全力で走ろうという意識でした」。右翼サンタナがカバーにもたつき、大塚三塁コーチが腕を回した。藤原はヘッドスライディングで一気に生還した。
かつて「1打席目の初球から常にホームランを狙っている」と明言し、プロ1号も2号も先頭打者アーチだった「先頭弾男」。それでもランニング本塁打は大阪桐蔭時代以来だった。3回は四球で出塁して暴投で生還、4回も左前打と全3打席で出塁した。
走攻守そろったスター候補として入団してから、はや5年目になる。「この5年の中では1番順調っていうか。自分の納得いくフォームで打てている感じです」。昨年は1軍出場49試合にとどまったが、細かな修正を重ねて試合用の打撃を構築。石垣島キャンプのシート打撃では佐々木朗から安打性の当たりを放った。15日の練習試合(糸満)では1学年上のヤクルト村上の元に挨拶に駆け寄り、テイクバックについて直接助言をもらった。
外野手争いでは同い年の山口が、5戦4発と打ちまくっている。藤原は「1番ライバル意識が強い。今日も打ってましたし、気にするところもありますけど。自分もしっかりアピールして負けないくらい頑張りたい」。バットで、足で、まだまだ“見せる”時間はある。
ロッテ山口航輝外野手(22)がバックスクリーン弾含む2打数2安打と連日の絶好調だ。
6回から代打で出場して左前打、8回2死ではヤクルト尾仲の140キロを中越えソロとした。NPB球団との練習試合は5戦4発。前日の楽天戦(金武)に続いて「完璧です」と繰り返した。昨春はオープン戦で調子を落とし「開幕スタメンで出られなかったのが1番悔しかった。今年は絶対最初から。人より頭1つ抜けて開幕を迎えたい」と話した。
通算9本塁打のうち2本打っており、20年10月14日楽天戦でプロ初アーチとなる先頭打者弾。2日後の16日日本ハム戦でも再び放ち、プロ1、2号が先頭打者本塁打という史上3人目の珍しい記録をつくっている。ちなみに、公式戦で先頭打者ランニング本塁打を打った選手は、18年青木(ヤクルト)まで過去9人いる。
ロッテ藤原恭大外野手(22)が先頭打者ランニング本塁打で大歓声を浴びた。
1番中堅で先発。1回、1ストライク1ボールからヤクルト竹山の138キロをたたいて中堅右へ。球足が速く、丸山和が追いつけずにフェンスまで転がった打球を右翼サンタナがカバー。中継プレーがもたつく間に一気に本塁を狙い、ヘッドスライディングで先取点をもぎ取った。
通算9本塁打のうち2本打っており、20年10月14日楽天戦でプロ初アーチとなる先頭打者弾。2日後の16日日本ハム戦でも再び放ち、プロ1、2号が先頭打者本塁打という史上3人目の珍しい記録をつくっている。ちなみに、公式戦で先頭打者ランニング本塁打を打った選手は、18年青木(ヤクルト)まで過去9人いる。
ロッテは19日、公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員限定の来場特典である「サコッシュ&リュック」に以下の選手を起用すると発表した。
モデルになるのは佐々木朗希投手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、松川虎生捕手、中村奨吾内野手の5人。1月の会員対象ファン投票で決まった。「サコッシュリュック」は、リュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用できる。
22年はボブルヘッドで実施し、藤原、佐々木朗、和田康士朗外野手の3選手がモデルで起用された。
6月8日ヤクルト戦、7月1日楽天戦の2試合で合計先着2万人の有料会員に、シークレット袋に入れて5選手ランダムで配布される。デザインは後日、球団公式サイトで発表。
第3の球種≠ノ磨きがかかった。侍ジャパンの先発の一角として期待される佐々木朗希投手(21)=ロッテ=がブルペンに入り、投球を見守ったダルビッシュ有投手(36)=パドレス=からスライダーの精度に太鼓判を押された。
「よくなっていると言ってもらえました。(捕手の)後ろにたくさん(人が)いて、すごく力が入って緊張したけど、どうにか投げることができてよかったです」。
合宿初の投球練習。ただ1人マウンドに立った「令和の怪物」に熱視線が集まった。投じる先にはダルビッシュや球界OBらがズラリ。それでも淡々と37球を投げ込み、視察した米大リーグ・ドジャースのフリードマン編成本部長は「最高の才能の持ち主」と評した。
ダルビッシュは佐々木朗のスライダーについて、握りやリリースポイントの助言を送ってきた。この日はスマートフォンで投球の動画を撮影し、投げ込み後にマンツーマンで指導。「アメリカでいう『スイーパー』のような(曲がりの)大きいスライダーになっていた。『立派なスライダーだよ』と言いました」とたたえた。
佐々木朗は25日から始まるソフトバンクとの壮行試合で先発する見込み。「景色が変わる中でも自分の投球ができるように」と打者との対戦を見据えた。自慢の剛速球と鋭いフォークボールに引けを取らない宝刀で、世界の猛者に挑む。
ロッテは19日、公式ファンクラブ「TEAM26(チームにじゅうろく)」有料会員限定の来場特典である「サコッシュリュック」のモデルに佐々木朗希投手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、松川虎生捕手、中村奨吾内野手を起用することを発表した。
モデルとなる選手は今年1月に「TEAM26」会員を対象として行われたファン投票によって決定。「サコッシュリュック」はTEAM26有料会員を対象に6月8日のヤクルト戦、7月1日の楽天戦の2試合で計2万人に贈られる。
ロッテ・藤原恭大外野手(22)が「1番・中堅」で先発出場し、1回先頭でランニング本塁打を放った。
先発・竹山に対し、カウント1−1からの3球目。138キロを捉えると、打球は右中間へ。中堅・丸山和が追いつけずに後ろに逸らし、右翼・サンタナが処理にもたつく間に快足を飛ばし、最後は三塁も駆け抜けヘッドスライディングで本塁に生還した。
高く舞い上がった打球がバックスクリーンに向かって伸びた。8回2死、ロッテ・山口が尾仲から放ったソロアーチは、アーチストと呼ぶに相応しい軌道。今季追い求めている理想に近い一打だ。22歳は「完璧だと思います。飛んだ方向も良かったし、打った瞬間はライナーだと思ったけど、映像で見たら高く上がっていましたね」と満面に笑みを浮かべて自賛した。
4年目の昨季はチーム最多の16本塁打。自主トレではWBCに出場する西武・山川に弟子入りし、体の使い方やスイングの形、意識する打球方向などを学んだ。その山川が取り組む「風船トレ」も導入。風船を膨らませ、腹筋を意識しながらスイングするもので、山口は春季キャンプ中も継続。国内チームとの練習試合5戦で4発と結果を出した。「今は凄く状態が良くて自分の中にホームランを打てるポイントが残っている。仮に状態が悪くなっても、戻るべき“原点”があるので大丈夫」と断言する。
精神的な余裕は打席に表れ、この日の一発もワンバウンドのフォークを空振りした後に直球を狙い一振りで仕留めたもの。「昨年までは、またボール球を振らないようにとか考えていたけど、自分の中で1つ上のランクで野球ができている」。監督代行の福浦ヘッドコーチは「自信を持って打席に入っている。どっしり感が出てきた」と目を細めた。
今季は30本超えを目標に掲げるが、まずは昨季逃した開幕スタメンを目指す。荻野、高部、ポランコ、藤原らとの外野定位置争いを勝ち抜くには早めのアピールが不可欠。「頭1つ抜けて開幕を迎えたい」と気合を入れた。
低く鋭い打球が中堅右へ。中堅・丸山和の脇を抜けるのを確認すると、50メートル走5秒7の快足を加速させ、右翼のサンタナが処理にもたつく間に三塁も回ってヘッドスライディングで生還した。
「プロで初めて」という一打に加え、3回に四球、4回には左前打と全3打席で出塁。同じ高卒5年目の山口が本塁打量産でアピールを続ける中、自身も対外試合7試合で17打数7安打の打率.412。「山口を1番意識している。負けたくないので自分もしっかりアピールできるように頑張りたい」と同期にライバル心を燃やした。
ロッテは19日、沖縄・浦添市のANA BALL PARK浦添でヤクルトと練習試合を行い、8−9で敗れた。投手陣が12安打9失点と振るわなかったが、打線はヤクルトを上回る16安打を放った。
6回に代打出場した山口航輝外野手(22)は右前打を放ち、さらに8回には中越え本塁打。「完璧でした。毎日言っているけど(笑)。飛んだ方向も良かったし、打った瞬間はライナーだと思ったけど、映像で見たら高く上がっていました。完璧だと思います」と胸を張った。
4年目の昨季はチーム最多の16本塁打をマークし、今季の目標に30本塁打を掲げる。オフにはWBCに出場する西武・山川の自主トレに参加し、3度本塁打王を獲得している打者から体の使い方やスイングの形、意識する打球方向などを学んだ。その山川が取り組む「風船トレ」も導入。その成果もあって国内チームとの練習試合5戦で4発目のアーチ。「凄く状態が良くて自分の中にホームランを打てるポイントが残っている」と豪語、開幕に向け、好不調の波をなくすことが課題となるが、「戻るべき“原点”があるので大丈夫」と自信を示した。
得意の俳句は優勝を決めるまで封印中。「(俳句を)考えなくていいのも影響しているかも」と笑った。
ロッテは19日、沖縄・浦添市のANA BALL PARK浦添でヤクルトと練習試合を行い、8−9で敗れた。投手陣が12安打9失点と振るわなかったが、打線はヤクルトを上回る16安打を放った。
4番・三塁で先発出場した安田尚憲内野手(23)は初回に右前打を放つと、7回の第4打席では左中間へソロ本塁打。今季の対外試合7試合目で待望の一発に「(山口(航輝)がもう4発も打っているので、何とか1本とは思っていました。1本出てホッとしています」と安堵の表情。
ロッテは19日、沖縄・浦添市のANA BALL PARK浦添でヤクルトと練習試合を行い、8−9で敗れた。打線はヤクルトを上回る16安打を放ったが、投手陣が12安打9失点と振るわなかった。
先発したプロ7年目の右腕・種市篤暉(24)は3回を投げ、5安打4失点。20年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術からの完全復活をアピールできなかったものの、「カウントをうまくつくることができず、決め球が高かった。また次の課題として取り組んでいきたい」と前を向いた。
ロッテは19日、沖縄・浦添市のANA BALL PARK浦添でヤクルトと練習試合を行い、8−9で敗れた。投手陣が12安打9失点と振るわなかったが、打線はヤクルトを上回る16安打を放った。
1番・中堅で先発出場した藤原恭大外野手(22)は初回に「高校ではあるけど、プロでは初めて」というランニング本塁打を放った。低く鋭い打球で中堅手の右を抜き、快足を飛ばして一気に三塁へ。中継プレーが乱れた間に三塁も回って最後はヘッドスライディングで生還し、スタンドを沸かせた。
3回には四球、4回には左前打と全3打席で出塁。今季はここまでの対外試合7試合で17打数7安打、打率.411と好調な打撃でレギュラー獲りをアピール。「5年間で1番順調に来ている。自分でも納得のいくフォームで打てている」と手応えを口にした。
ロッテは19日、公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員限定の来場特典である「サコッシュ&リュック」に佐々木朗希投手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、松川虎生捕手、中村奨吾内野手を起用することが決まったと発表した。
「サコッシュリュック」はリュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用可能な2WAY機能で、モデルとなる選手は今年1月に「TEAM26」会員を対象として行われたファン投票で決定した。2022年はボブルヘッドで実施され、藤原恭大外野手、佐々木朗希投手、和田康士朗外野手の3選手がモデルに起用された。
サコッシュリュックはTEAM26有料会員を対象に、6月8日のヤクルト戦、7月1日の楽天戦の2試合で計2万人に贈られる。
侍ジャパンで先発候補のロッテ・佐々木朗希投手(21)とオリックス・山本由伸投手(24)が19日、ブルペンで投球練習を行った。その様子を捕手後ろから見守ったパドレス・ダルビッシュ有投手(36)は、2人の投球を分析して絶賛した。
力が入らない訳がない。捕手の後ろでスマホを向けたダルビッシュが嫌でも佐々木朗の視界に入った。「いい球投げないとなと思って、力みながら投げてしまいました」。投球練習前のキャッチボールでは、捕手・甲斐が捕れないほど高めに大暴投するほどで「すごく力が入って緊張した。ストレートは指のかかりがよくなかったり、フォークも抜けがよくなかった」と物足りなさそうに振り返った。
前日の18日には朗希がダルの投球練習を撮影したが、この日は立ち位置が逆転。その中で輝いたのは、直伝のスライダーだ。合宿初日の17日に、全体練習終了後に宮城とともにダル塾に入門。握り、投げ方などの助言をもらい、ひたすらスライダーばかりを投げ続けた。その後初めてのブルペンで5球を投げ「スライダーは良かった。感覚的なところ、意識的なところで聞いたことをうまく自分のものにできているかなと」。直球、フォークのほぼ2球種のみで昨季は完全試合も達成したが、第3の武器へ手応えをつかんだ。
何度もうなずきながら見つめていたダルビッシュは、投球練習後に朗希にさらにアドバイス。トラックマンのデータなどを見ながら、合格点を与えた。「『よくなっている』と言われました」と嬉しそうに明かした朗希。ロッテの監督でもある吉井投手コーチも「本人は『調子悪かった』と言っていましたけど、順調だと思います」とホッとしたように見つめていた。
15日の練習試合で160キロを計測も、この日は最速156キロ止まり。栗山監督は「これからさらに状態が上がると思う」と期待を込めた。本人は不満顔も、視察したドジャースのフリードマン球団社長は「最高の才能の持ち主だ」と目を丸くした。大会初登板は11日のチェコ戦(東京D)が有力。“世界デビュー”へ向けて、怪物がさらなる進化を遂げる。
ロッテの藤原恭大外野手(22)が19日、ヤクルトとの練習試合(浦添)で先頭打者ランニング本塁打をマークし、レギュラー定着へ猛アピールした。
三塁コーチャーが腕を回すのを確認すると藤原は一気にホームへ突入した。「センターが後ろにそらしたのが見えたので全力で走った」。初回、竹山の直球をはじき返した。右中間寄りの打球を、最短距離で追った中堅手が追いつけず、さらに中継がもたつく間に生還した。50メートル5.7秒の俊足を生かし、プロでは初体験のランニング本塁打。昨季は49試合に出場し1本塁打、打率は2割9厘にとどまったが14日からの対外試合では全て1番で出場するなど首脳陣の期待は高く、福浦ヘッド兼打撃コーチも「あれだけいいものを持っているし、人気もある。頑張ってもらいたい」と期待した。
この日は同期の山口が対外試合4号をマークし「自分もしっかりアピールして負けないくらい頑張りたい」と藤原。荻野、高部、山口らとの外野手争いを勝ち抜き、今季こそ花を咲かせる。
ロッテの先発・種市篤暉投手がヤクルト打線に2発を浴び3回5安打4失点。最速は148キロだった。
今季対外試合初先発だったこの日は、1点リードの初回2死二、三塁から長岡に2点適時二塁打を浴びると、2回には元山に右中間スタンドへ、3回にはオスナに左翼スタンドへのソロ本塁打を浴び、毎回失点の3回5安打4失点でマウンドを降りた。20年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け今季は先発ローテ復活を目指す種市は「カウントをうまく作ることが出来ず、決め球が高かった。また次の課題として取り組んでいきたい」と振り返った。
ロッテの藤原恭大外野手が先頭打者ランニングホームランで先制点を奪った。
初回、竹山の138キロを中前へはじき返すと中堅手が後ろに反らし、そのまま三塁を目掛け全力疾走。だが中継が多少乱れると、その間に一気にホームイン。神走塁の先頭打者ランニングホームランで先制点を奪い、球場は大歓声に包まれた。
佐々木朗希投手(21)が3月11日のWBC1次ラウンド・チェコ戦(東京ド)に先発することが19日、有力となった。この日はサンマリンスタジアム宮崎で行われている、野球日本代表「侍ジャパン」の強化合宿で初のブルペン入り。ダルビッシュらが見守る中、直球にフォーク、スライダーと37球を投じた。世界デビューへ向けて、若き才能の進化は止まらない。
「3・11」。佐々木朗にとって忘れることのできない日に、運命の一戦を迎えることになりそうだ。今年で東日本大震災から12年。「チームのために自分ができることをやるだけかなと思っています」。注目の世界デビューは、くしくも3月11日の1次ラウンド・チェコ戦が有力となった。
震災当時は9歳。津波で自宅が流され、父の功太さんと祖父母が他界した。悲しみを乗り越え、今では球界を代表する投手に成長。侍の14番を背負い、強力な投手陣の一角を担っている。
この日は、ブルペンを独占。無数のフラッシュを一身に浴びた。「いい球を投げないとなと、力みながら投げてしまいました」。ネット裏からはダルビッシュや栗山監督、ドジャースのスカウトも視察。1球ごとに球の威力や球筋、佐々木朗を丸裸にするように目を見開いた。
その1球目。きれいなフォームから直球が放たれ、甲斐のミットに「ズドン!」。ダルビッシュも思わず首を縦に振る。続けて、フォークにスライダーと一級品の球を投げ続けた。「指のかかりが良くなかった」と言いながら、最速は156キロを計測。スライダーには誰しもが酔いしれた。
見事なまでに、横方向へ大きくスライド。初日に室内練習場で助言を送ったダルビッシュも「いいスライダーを投げていました。自分のものにしている」と絶賛。ドジャースのフリードマン社長も「最高の才能の持ち主」と賛辞を贈った。
ただ、本人は納得せず。「少しずつ良くなっている」と発展途上に過ぎない。投球後には、ダルビッシュとトラックマンデータを入念にチェック。山本らの投球も見学し、技術を吸収しようという意欲もあふれる。
大谷、ダルビッシュ、山本に並び、先発4本柱としての期待がかかる。「自分ができることをやることが1番。そこに集中して、自分のプレーをする」。日の丸を背負い、世界へと羽ばたく時。「3・11」での快投が、天国の家族、そして日本中を明るく照らす。
ロッテ・藤原恭大外野手が初回先頭打者ランニング本塁打をマークした。
竹山の速球を中前にはじき返すと、中堅手が止めきれずに打球が転がる間に快足を飛ばし、本塁生還。4回には左前打を放つなど、キャンプで打撃の手応えを感じている。「この5年の中で1番順調だし、納得のいくフォームでできている。しっかりアピールしていきたい」と意気込んだ。
ロッテは19日、公式ファンクラブ「TEAM26(チームにじゅうろく)」有料会員限定の来場特典である「サコッシュ&リュック」に佐々木朗希投手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、松川虎生捕手、中村奨吾内野手を起用することを発表した。
「サコッシュリュック」はリュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用可能な2WAY機能であり、モデルとなる選手は1月に「TEAM26」会員を対象として行われたファン投票で決定した。
サコッシュリュックをTEAM26有料会員に配布する日程と対象選手は以下の通り。
今合宿初めてブルペン入りした佐々木朗希投手は、変化球を交えながら37球を投じた。捕手後方にはスマホを構えたダルビッシュ、栗山監督、若手投手、メジャースカウトらがズラリ。「後ろにたくさんおられた中で、すごく力が入って緊張したんですけど、どうにか30球程度投げることが出来てよかったなと思います」と初々しく語った。
この日はブルペン一番乗りで、1人だけの投球練習。甲斐の心地よい捕球音が響き渡る中「しっかり球数を投げることと、変化球だったりストレートの確認。いい時、悪い時、色々あるので、あとはスライダーをしっかり投げられるように」とテーマを持ってボールを投げ込んだ。
終了後にはダルビッシュともに、トラックマンのデータをチェック。さらにメジャーリーガーから身ぶり手ぶりのアドバイスを受け、山本の投球練習を2人で見つめるなど濃密な時間を過ごした。
「全体的な感覚、感想の話。そういうところです。スライダーがよくなっていると言ってもらえました」と明かした佐々木朗。前日にはダルビッシュの投球練習を動画撮影していたが「いい球投げないとなと思いながら、力みながら投げてしまいました」と逆パターンに緊張したという。
さらに「由伸さんの後ろで見たことなかったので、どういう感じなのか見ながら、ダルビッシュさんとは今の球種がどうだったか、何の球種だったか、そういう話です」とどん欲に一流投手のボールを見つめた令和の怪物。直球の最速は156キロを計測したといい、次の課題には「自分の持っている球の精度だったり、バッターに投げる感覚だったり、あとは周りに守っているキャチャーや野手も違うので、景色が変わった中で自分の投球が出来るように意識してやっていきたいなと思います」と力を込めた。
ロッテ・藤原恭大外野手が先制の先頭打者ランニングホームランを放った。
1回の先頭。先発の竹山が投じた3球目の速球をたたき、打球はセンター方向へ。速いゴロに中堅・丸山が追いつけず、右翼・サンタナのカバーや中継プレーがもたつく間に藤原は本塁に頭から突入。初回から泥だらけのユニホームで福浦監督代行やナインとタッチをかわした。
練習メニューに「コーチ指示」と記されたダルビッシュ有投手が“兼任コーチ”と思わせる動きを見せた。
全体メニューのキャッチボールには参加せず、吉井コーチや他の投手に声かけをしていたダルビッシュ。佐々木朗のブルペン投球が始まると、捕手後方でスマホを片手に動画撮影。さらに終了後には佐々木朗と一緒にトラックマンのデータもチェックし、約5分ほど身振り手振りで何かを伝えた。以降も他の投手が投球練習を行う中、捕手後方で話し込む姿が見られた。
佐々木朗は会話の内容について「全体的な感覚、感想の話。そういうところです。スライダーがよくなっていると言ってもらえました」と明かした。令和の怪物にとっても貴重な時間となったようだ。
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が19日、宮崎キャンプで初めてブルペン入りし、37球を投げ込んだ。球を受けた甲斐拓也捕手の後方には、チームメートが集結。撮影していた“カメラマン”ダルビッシュ有投手には「いい球なげなきゃなと思いながら、力みながら投げてしまいました」と苦笑いで振り返った。
前日18日はメジャー右腕にカメラを向けたが、一夜明けて今度は自らが注目の的に。「(捕手の)後ろにたくさん(チームメートに)見られた中で、力が入ったり緊張したりしたんですけど、どうにか30球程度投げられてよかった」と振り返った。
投球後はダルビッシュと会話を交わす場面も。「全体的な感覚、感想の話し合い、そんなところです。スライダーが良くなってると言ってもらえました」。チーム最年長を頼り、細かくコミュニケーションを取りながら「感覚や意識的なところで聞いたことを、うまく自分のものにできている」と手応えもある。
指のかかり具合を気にするシーンもあったが「集中してできていると思います」と実感。この日の最速は156キロだったといい、本大会に向け徐々にアジャストしていく。
野球日本代表・侍ジャパンの佐々木朗希投手(ロッテ)が19日、代表合宿では初めてブルペン入りし、スライダー、フォークも交え37球を投げこんだ。
今回のブルペンでは、合宿初日にダルビッシュ有投手(MLBパドレス)からアドバイスを受けた「スライダー」をテーマに掲げていたようで、「感覚的なところで、聞いたことをうまく自分のものにできている」と納得のコメント。
捕手の後方ネット裏から見守った“師匠”のダルビッシュは「球もすごく速いですし、フォークも落ちてましたし、スライダーもすごくいいスライダーだった。本当にすごいものを持っているなと思いました」と“令和の怪物”の才能を再確認し、直伝したスライダーについても「単純に横の曲がりが大きくて、本人も違和感があるようには投げていないので、本当に自分のものにしているんじゃないか」と評価した。
投球練習後には、タブレットを手に「トラックマン」で計測したデータを振り返り、話し込む場面も。
ダルビッシュは「僕が興味があったので見てました。あまり今日はトラックマンが読めてなかったですけど、ただ1球スライダーを読めていて、アメリカで言ういわゆる『スイーパー』というスライダーになっていたので、『これは立派なスライダーだよ』という風には言いました」とやり取りを振り返った。
昨季まで佐々木の投球の軸になっていたのは、160キロを超えるストレートと、140キロ台で鋭く落ちるフォークのコンビネーション。これらに次ぐ第3の球種であるダル直伝スライダーも“超メジャー級”となれば、さらなる飛躍につながる。
佐々木のみならず、多数の投手達がダル式スライダーで新たな感覚を掴みつつある今回の代表合宿。日米通算188勝の実績を誇るダルビッシュの存在感は、ファンのみならず選手達にとっても絶大だ。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(ロッテ)は19日、今回の合宿では初めてとなるブルペン投球を実施。計測機器「トラックマン」で球質を確認しながら、変化球を交えて37球を投げ込んだ。
練習後、取材に応じた右腕は「後ろにたくさんの人がおられた中で、すごく力が入って緊張したんですけど、どうにか30球程度投げることができて良かったなと思います」と感想を吐露。
「スライダーをしっかり投げられるように」と掲げていたテーマに関しても、投球後にダルビッシュ有から「スライダーが良くなっていると言ってもらえました」と明かしたように、「感覚的なところで、聞いたことをうまく自分のものにできている」とコメント。周囲からのアドバイスも活かしながら、WBC公式球への順応も含めて順調に歩むことができているようだ。
今後については、「自分の持っている球の精度や、打者に投げる感覚」を意識して取り組みたい事に挙げ、「捕手や周りを守る野手も違うので、景色が変わった中でも自分の投球ができるようにやっていきたい」と意気込みを述べる。
プロ4年目のシーズンの前にやってくる大舞台。注目を浴びながらも例年以上に早い仕上げが求められる中、「良い時・悪い時がもちろんありますが、少しずつは良くなっているかなと思います」と、ここまでは着実にステップを踏んできた。
この後に控える実戦、そして3月8日に開幕する本番ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。“令和の怪物”のWBCデビューが待ち遠しい。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(ロッテ)が19日、代表合流後では初めてとなるブルペン入り。計測機器「トラックマン」で球質を確認しながら、変化球を交えて37球を投げ込んだ。
捕手の後方にあるネット裏には栗山英樹監督やダルビッシュ有ら侍投手陣6人に加え、初日から今キャンプを視察しているドジャースの球団関係者の姿も。
ボールを受けた甲斐拓也選手(ソフトバンク)は「持っているものはすごいので、それは感じました。(状態は)良いんじゃないですか。十分調整できていると思います」と話した。
「1番は今年、開幕1軍を目指して、さらに結果を求めてやっていけたら1番いいかなと思います」。
高卒3年目のロッテ・西川僚祐は14日から始まった沖縄本島遠征メンバーにも選ばれ、開幕1軍を目指した戦いに参戦している。
今年最初の実戦となった11日の楽天モンキーズ戦、途中出場すると3−1の9回1死走者なしの第2打席、1ボール1ストライクからのスライダーをレフト線に弾き返す二塁打。「初試合で形は良くなかったですけど、(安打が)出てくれたのでホッとしました」。プロ3年目で1軍の実戦で初安打を記録した。
今季初実戦で結果を残したが、14日から始まった沖縄本島の練習試合では17日終了時点で8打席立って7打数0安打だった。レフトの守備から途中出場した18日の楽天との練習試合、1−14の7回2死走者なしの第1打席、内星龍が2ボール2ストライクから投じたストレートをレフト前に安打を放った。この1本をきっかけにしていきたいところだ。
1年目の21年はファームで打率.157と苦労したが、昨季は「試合前の打撃練習からしっかりと試合を意識しておもいっきり強く振れているということが理由だと思います」と思いっ切り強く振ることでタイミングをしっかり取れるようになり、8月にファーム月間MVPに輝くなどファームでシーズンの打率.276をマークした。
このオフは「とにかく全身の力を1点に集中するようにというのを意識」してバットを振った。
春季キャンプでは、内田順三臨時打撃コーチから熱心に指導を受ける場面が多く見られた。西川は春季キャンプ中の取材で、「内田さんには細かく色々教えてもらっていますけど、特に大きく形を変えようということではないので、基本的なことを教えてもらっている。自分の中で思い切り振ることだけは変えないでいこうと思っています」と、自身の“スタイル”を貫く姿勢を見せていた。
2年間ファームで経験を積み、3年目を迎える。近年の高卒野手は2年目までみっちりファームで実戦経験を積み、安田尚憲、山口航輝は3年目に1軍定着した。
西川は3年目に1軍定着するために必要なことは何だと考えているのだろうか−。
「1番は1年間戦い抜く、体の体力的な部分であったり、技術面ではまだまだ1軍で出たら結果を残せるか分からない部分の方が大きいと思うので、もっと意識してやりたいなと思います」。
同学年の山本大斗とともに3年目に1軍に定着できれば、選手個人だけでなく、“常勝軍団”を目指すチームの未来も明るくなる。まずは結果を残して、安田、山口と同じように3年目で開幕1軍を掴みたい。