わたしはかもめ2023年鴎の便り(2月)

便

2月24日

[ロッテ]鈴木昭汰が25日プレシーズンマッチ西武戦先発予定「次につながる投球で結果を」[ニッカン]

ロッテは24日、先発ローテーション入りを狙う鈴木昭汰投手(24)が、25日に高知・春野総合運動公園野球場で行われる「2023年プロ野球プレシーズンマッチ」西武戦で、先発登板予定であることを発表した。鈴木昭は球団を通じ「前回の課題を修正して、次につながる投球で結果を残せるように投げたいと思います」とコメントした。

20年ドラフト1位左腕で、21年には23試合に登板したが、昨季は6試合登板のみ。今季の練習試合では18日の楽天戦で先発も、3回6安打7失点だった。

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[ロッテ]公式FC中学生以下のチケット所有者に先着3000個キッズグラブ配布、5月5〜7日[ニッカン]

ロッテは24日、5月5〜7日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)のチケットを所有する、球団公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員の中学生以下を対象に、各試合先着3000個のキッズグラブを配布することを発表した。

キッズグラブはチームカラーの黒と白を基調とし、22年4月10日オリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗希投手と松川虎生捕手の当時の名シーンがシルエットで描かれ、親指部分には両選手のサインがデザインされている。

5月5〜7日のソフトバンク戦チケットは、2月25日午後1時から、ファンクラブ有料会員先行販売を開始。キッズグラブの受け取り場所の詳細や注意事項は球団公式ホームページまで。

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[WBC]侍ジャパン初陣スタメン発表、4番村上宗隆、先発は佐々木朗希、25日ソフトバンク戦[ニッカン]

侍ジャパンは25日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で行うソフトバンクとの壮行試合のスタメンを発表した。4番は村上、先発投手は佐々木が務める。

スタメンは以下の通り。

また、2番手以降の登板予定の投手は以下の通り。

今永昇太投手(29=DeNA、2イニング)、伊藤大海投手(25=日本ハム、1イニング)、宮城大弥投手(21=オリックス、1イニング)、戸郷翔征投手(22=巨人、1イニング)、宇田川優希投手(24=オリックス、1イニング)。延長10回のタイブレーク練習は高橋宏斗投手(20=中日、1イニング)が登板予定。

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[ロッテ]韓国ロッテ・ジャイアンツとの練習試合は雨天のため中止、25日に振り替えて実施へ[ニッカン]

ロッテが24日午後1時から予定していた、韓国ロッテ・ジャイアンツとの練習試合(沖縄・石垣市中央運動公園野球場)は雨天のため中止となった。

振り替え試合を同球場で25日、午後1時から行う。

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侍ジャパン・佐々木朗希、25日壮行試合で先発、直伝ダルスライダー≠燻雌鰍ヨ「個人としてもチームとしても、いいスタートを切れるように」[サンスポ]

「令和の怪物」の一球から勝負が始まる。WBC日本代表の初陣の先発を託された佐々木朗希投手(21)=ロッテ=は「個人としてもチームとしても、いいスタートを切れるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。

壮行試合を翌日に控えた24日は休日返上で調整し、同級生の宮城(オリックス)とキャッチボールやランニングを行った。2イニングを投げる予定の右腕にとって、投球練習でダルビッシュ(パドレス)から助言を仰いだスライダーなどを試す舞台となる。「景色が変わる中でも自分の投球ができるように」と打者との対戦を見据えていた。

WBC1次リーグ3戦目となる3月11日のチェコ戦(東京ドーム)の先発が有力。手応えをつかみつつあるWBC球の適応はテーマの1つ。途中で新しいボールに変えながら投球練習を行うなど試合を見据えて準備を整えてきた。「気にはなるけど、その中でやっていかないといけない。どうにかいい形で投げられるように」と気を引き締めた。

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佐々木朗希、初戦託される「いいスタートを切れるように」[サンスポ]

WBC日本代表の初実戦の先発マウンドを託された佐々木朗は、2イニングを投げる予定で「個人としても、チームとしてもいいスタートを切れるように頑張りたい」と淡々と口にした。

同じ21歳の宮城(オリックス)と一緒にランニングし、笑顔も見せてリラックスした雰囲気で調整。WBC使用球への適応が本番へのテーマで「気にはなるけど、その中でやっていかないといけない。いい形で投げられるように」と表情を引き締めた。

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ロッテ、佐々木朗&松川のシルエットとサイン入りのキッズグラブを5月5日からのソフトバンク3連戦で先着配布、ファンクラブ有料会員の中学生以下が対象[サンスポ]

ロッテは24日、ZOZOマリンスタジアムで行われる5月5日からのソフトバンク3連戦で、当日の観戦チケットを持った球団公式ファンクラブ「TEAM26(チームニジュウロク)」有料会員の中学生以下を対象に、各試合先着3000個のキッズグラブを配布すると発表した。

グラブはマリーンズカラーのブラックとホワイトの2色が基調。昨年4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗希投手と松川虎生捕手の当時の名シーンがシルエットで描かれ、親指の部分には2選手のサインがデザインされている。

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ロッテ・藤原恭大の高卒5年目の意地、同学年の大卒1年目に負けられない/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

プロ野球は2月23日にオープン戦がスタートした。開幕1軍争いが本格化する中、2000年度生まれのプレーヤーがアピールを続けている。高卒5年目と大卒1年目の選手は同学年。高校から直接プロ入りした選手と大学で4年間過ごしてプロに入った選手が、同じ舞台で競い合う。

日本ハムで投打の二刀流に挑戦する矢沢宏太投手(22)=日体大、阪神で中軸候補と注目される森下翔太外野手(22)=中大、ロッテで遊撃のレギュラーを狙う友杉篤輝内野手(22)=天理大=をはじめ、大卒1年目の野手が実戦で存在感を示す中、プロでは先輩≠ノあたる入団5年目の高卒組も黙ってはいない。

2019年に大阪桐蔭高からドラフト1位で入団したロッテ・藤原恭大外野手(22)は、2月23日までに対外試合10戦に出場し、打率.357(28打数10安打)、2本塁打、8打点。外野のレギュラー奪取へ進化した打撃を披露している。19日に行われたヤクルトとの練習試合では、先頭打者ランニング本塁打をマーク。ホームに向かって鬼の形相でヘッドスライディングする姿から必死さが伝わってきた。

大阪桐蔭高3年時の2018年に、甲子園大会で春夏連覇を達成。根尾昂(現中日)らとともに「最強世代」と称された。ドラフト会議では3球団が競合。鳴り物入りでロッテに入団したが、最多出場は21年の78試合とプロの世界では壁にぶつかった。通算159試合、打率.219、9本塁打、39打点にとどまり、外野のレギュラーの座をつかめないでいる。

「(大卒の同学年が入団する)5年目は1つの区切り。スタメンを勝ち取らないといけない。後がないので、しっかり自分のやるべきことをやりたい」。

自らを追い込み、強い覚悟で臨む23年シーズン。オフは昨季までオリックスでプレーし、米大リーグ、レッドソックスと日本野手米移籍時最高額の5年9000万ドル(約123億3000万円)で大型契約を結んだ吉田正尚外野手(29)の門をたたいた。

「(同じ)パ・リーグで(同じ)外野を守っていて1番いいバッター。そういう方に教えてもらいたいと思った」。昨年のオフに吉田の下で自主トレに励んだ大阪桐蔭高の先輩、ロッテ・福田光輝内野手(25)に紹介してもらい、弟子入り≠ェ実現した。

「(ボールを)点で打っているから、ミートポイントが一点しかない。線で(ボールをとらえるイメージで)打ったらもっとよくなる」−。吉田からの助言で、ボールをより引きつけて打てるように打撃フォームを改造した。「調子の波が減った。去年までは1回1回、振りやタイミングが違ったけど、今年は同じバランスでできている」と手応えをつかんだ。

キャンプでは内田順三臨時打撃コーチの指導の下、バットの先端にゴムチューブをつけて軌道を確認するユニークな練習でフォームを固めた。対外試合10試合で1番でのスタメン起用は9度。吉井理人監督(57)は「藤原にはもっと成長してもらいたい。打席数を与えたいので1番に置いている」と覚醒に期待を寄せている。

「まだまだ打てると思う。もっともっと向上心を持っていきたい」と藤原。核弾頭37歳の荻野、昨季ブレークした盗塁王の高部、一発が魅力の山口らがいる外野の定位置争いは激しいが…。もがき、苦しみながらも、種が蕾となり花を咲かせるときがきた。

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ロッテ・安田、沖縄では25の8も満足なし「山口に負けないように刺激をもらいながら頑張りたい」[スポニチ]

ロッテは25日からは春野で西武との2連戦で、遠征組はこの日夕方の航空機で沖縄から高知入りした。

沖縄本島での練習試合は全8試合に「4番・三塁」で先発した安田は25打数8安打(打率.320)。それでも「今は結果より内容なので、良い内容を増やしていきたい」と満足していない。1学年下の山口が7戦5発と気を吐く中、まだ1本塁打で「山口に負けないように刺激をもらいながら頑張りたい」と長打力でもアピールしていく。

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侍・朗希、侍初陣先発でダルスラ解禁、師から“いいんじゃないか”第3の宝刀にお墨付き[スポニチ]

侍ジャパンは25日、初陣となる壮行試合・ソフトバンク戦(午後1時半開始・サンマリン宮崎)に臨む。先発として先陣を切る佐々木朗希投手(21)は24日、休日返上の練習で最終調整。合宿中にダルビッシュ有投手(36)に伝授されたスライダーを実戦で初めて試し、直球とフォークに続く第3の宝刀の切れ味を見定める。

佐々木朗はロッテでの石垣島キャンプから入念にスライダーを確認し続けてきた。昨季の投球割合は直球とフォークが全体の約9割を占め、スライダーはわずか5.3%にとどまっていた。WBCを見据えて、第3の宝刀として精度向上をテーマとしてきた。

宮崎での侍強化合宿を迎えて、ダルビッシュから身ぶり手ぶりで握りやリリースの指先の使い方、意識を直接伝授された。日米通算188勝のエッセンスが加わり、横への曲がり幅が大きくなるなど劇的に進化。この日の練習中もダルビッシュに助言を請い、「どう思うか意見を頂きました。“それでいいんじゃないか”って」とお墨付きを得た。

NPB統一球より滑りやすく、1球ごとに個体差も大きいWBC使用球については「気にはなるけど、その中でやっていかないといけない。どうにかいい形で投げられるように」と話した。23日のブルペン投球では、本番を想定してWBC球を短い間隔で頻繁に入れ替えた。手になじまない「外れ」の球を渡された時に、どう対応できるか。「試合では1球1球変わる回数が増えるので、なるべく新しいボールを投げるようにしたかった。(ロッテでも)何回かやっていました」と適応に抜かりはない。

チーム初陣の先発投手を託された。2回を投げる予定で「個人としてもチームとしても、良いスタートを切れるように頑張りたいと思います」。1次ラウンドは3戦目となる3月11日のチェコ戦での先発登板が決定的。大谷、ダルビッシュ、山本とともに先発の最強カルテットとして期待される“令和の怪物”が、世界一への第一歩を踏み出す。

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元ロッテコーチの高橋慶彦氏「嬉しかった」中村奨吾のまさかの一言[スポニチ]

元ロッテコーチの高橋慶彦氏(65)が24日、YouTube「よしひこチャンネル」を更新。ロッテの沖縄春季キャンプ地訪問を振り返った。

ロッテ時代の教え子、福浦ヘッドコーチや黒木投手コーチ、大塚外野守備走塁コーチらと旧交を温めた高橋氏。「これだけ変わって、いいと思う」と今季のチームに手応えを感じた。さらに主将の中村奨吾内野手(30)からは「YouTube観てます」と声をかけられたという。

「嬉しかったなあ。キャンプって楽しいね」とご機嫌だったが、金沢バッテリーコーチや小坂内野守備走塁コーチと会わなかったことを思い出し、「いじけてる可能性あるな。特に(小坂)誠ちゃん。怒るから後で電話しておこう」と後悔していた。

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川口和久氏、ロッテの6位指名を断った真相「昔は高卒3年でクビ」[スポニチ]

広島、巨人で活躍した川口和久氏(63)が24日、高橋慶彦氏(65)の公式YouTubeに出演。高校時代にロッテからドラフト1位指名を蹴った内幕を明かした。

鳥取城北高で「高校左腕三羽ガラス」と称され、ロッテ・金田正一監督から「ドラフト1位で指名する」と口説かれた。

だが、川口氏は「高校から入って1軍で活躍するイメージがなかった。今は育成があるが、昔は高卒3年目はクビみたいなことがよくあった」と振り返ると、高橋氏も「高卒は3年をメドにという言葉はよく出ていた」と続けた。

川口氏は社会人野球に進んで3年後に即戦力でプロ入りの絵を描いた。金田監督にも断りを入れたが電話で「気が変わるかもしれないから契約金は1位と同じで、6位で指名しておくから」と言われ、実際に6位で指名された。

両親はプロを勧めたが、川口氏は「自信がなかった」と社会人・デュプロ入り。社会人ではケガなど苦難を乗り越えた川口氏は、80年ドラフト1位で即戦力左腕として広島1位入団。通算18年で139勝を挙げる名投手となった。

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ロッテ・鈴木が西武戦先発、今季2度目の登板「前回の課題を修正して」[スポニチ]

ロッテは25、26日に高知・県立春野総合運動公園で開催される「2023プロ野球プレシーズンマッチ」で西武と対戦する。25日は20年ドラフト1位でプロ3年目を迎える左腕・鈴木昭汰(24)が先発予定。

実戦初登板だった前回18日の楽天戦は3回を投げ、6安打7失点だった鈴木は「前回の課題を修正して、次につながる投球で結果を残せるように投げたいと思います」とコメントした。

なお、24日に沖縄・石垣島の石垣市中央運動公園野球場で予定されていた韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツとの練習試合は雨天中止となり、25日に行われることになった。

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ロッテ、佐々木朗&松川のサイン入りキッズグローブ計9000個配布、5月ソフトバンク3連戦[スポニチ]

ロッテ24日、5月5日からのソフトバンク3連戦(ZOZOマリンスタジアム)で各試合先着3000個、計9000個のキッズグローブを配布すると発表した。当日の観戦チケットを持っている球団公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員の中学生以下が対象となる。

キッズグローブはマリーンズカラーであるブラックとホワイトの2色を基調とし、ウェブの部分には昨年4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗希投手と松川虎生捕手のシルエットで描かれ、親指の部分には2選手のサインがデザインされている。

また、この期間には大人も子供も、みんなが楽しめる、色々な「エンジョイ」が詰まった3日間をテーマに「GWエンジョイボールパーク」が開催される。なお、5月5〜7日ソフトバンク戦のチケットは25日午後1時からファンクラブ有料会員先行販売が開始される。

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[侍ジャパン]佐々木朗希「いいスタートを切れるように」25日ソフトバンク戦先発[報知]

3月のWBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは24日、宮崎強化合宿2度目の休養日を迎え、一部選手が屋内練習場で自主トレーニングを実施。栗山監督も視察に訪れた。

25日のソフトバンクとの壮行試合に先発し、2イニングを予定しているロッテ・佐々木朗希投手は、オリックス・宮城とキャッチボールを行うなどして調整。WBCへ向けた初陣となる登板へ「個人としてもチームとしても、いいスタートを切れるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

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[ロッテ]5月5〜7日のソフトバンク戦で中学生以下を対象にキッズグラブを配布[報知]

ロッテは5月5〜7日ソフトバンク戦(ZOZO)で当日の観戦チケットを持参した球団公式ファンクラブ「TEAM26(チームニジュウロク)」有料会員の中学生以下を対象に、各試合先着3000個のキッズグラブを配布すると発表した。

マリーンズカラーのブラックとホワイトの2色を基調とし、ウェブの部分には昨年4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗と松川のシルエットが描かれ、親指の部分には2人のサインがデザインされている。

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[ロッテ]練習試合の韓国ロッテ・ジャイアンツ戦は雨天中止、25日に振替試合を実施[報知]

ロッテは24日に予定していた韓国ロッテ・ジャイアンツとの練習試合(沖縄・石垣市)が雨天のため中止になったと発表した。

振替試合を25日13時から行う。

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ロッテ・安田、25日から始まる高知遠征で再スパート、「山口に負けないように」[デイリー]

ロッテ・安田が、25日から始まる高知遠征で再スパートをかける。ここまで練習試合全8戦に「4番・三塁」で先発。25打数9安打、3打点、1本塁打と好スタートを切ったが、7試合で5本塁打と量産態勢に入った山口の存在が発奮材料になっている。「山口は今すごいので、そこに負けないように刺激をもらいながら頑張りたい」と気合を入れた。

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ロッテ、5月5日〜7日のソフトバンク戦で公式ファンクラブ有料会員の中学生以下にキッズグローブ配布[デイリー]

ロッテは24日、5月5日〜5月7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、当日の観戦チケットを持っている球団公式ファンクラブ「TEAM26(チームニジュウロク)」有料会員の中学生以下に各試合先着3000個のキッズグローブを配布することを発表した。受け取り場所の詳細や注意事項はマリーンズ公式ホームページにて掲載している。

また同戦では誰もが楽しめる、色々な「エンジョイ」が詰まった3日間をテーマに「GWエンジョイボールパーク」が開催される。同戦のチケットは、2月25日午後1時からファンクラブ有料会員の先行販売が開始される。

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投げられず「焦りもあった」、甲子園で輝いた剛腕…ハッとした朗希先輩の“指摘”[Full-Count]

◇2年目の昨季は2軍戦デビューも、右肩のコンディション不良で満足に投げられず

剛腕が揃う投手陣に、また1人名乗りを挙げる。ロッテの中森俊介投手は、“朗希ロード”を歩んで、3年目の飛躍を目指す。2年目の昨季は、3月末に2軍戦デビュー。3試合16イニングを投げわずか1失点と好投も、右肩のコンディション不良もあって4ヶ月間、登板がなかった。万全で迎える今季は「力強さという面では、自分の納得いくボールが投げられている」と言葉に力を込め、1軍デビューを見据えている。

明石商では1年夏から甲子園のマウンドを経験し、2年時は春夏連続で甲子園4強入り。2020年ドラフト2位で入団も、1年目は実戦登板がなかった。高校時代の同級生・来田涼斗外野手(オリックス)はプロ初打席初球本塁打を放つ衝撃デビュー。焦る気持ちを押さえつつ、土台作りに励んだ1年だった。

昨年は2軍公式戦のマウンドを経験し、順調かに思われた最中でつまずいた。「なかなか状態が上がってこなくて、シーズンを棒に振ってしまった。多少焦りもあったと思います」。状態が良くなりつつある時期に、無理をしてぶり返すこともあった。

◇1年先輩の佐々木朗希から「もっとストレッチしろ」と助言を受けた

リハビリを続ける中で、1学年上の佐々木朗希投手からアドバイスを貰うことがあった。同じ速球派で、1年目はじっくり体作りに専念。まさに中森の“道標”とも言える存在で、尊敬する投手の1人でもある。「投げた後のケアの仕方だったりとか、『もっとストレッチしろ』と言われました」。単純な言葉だが、説得力がある。昨季完全試合を達成した“朗希先輩”は、股関節や肩回りが柔らかく、ここまで肩や肘の大きな怪我もない。その柔軟性から、長い手足を使いこなしてパワーの出力につなげている。

決してストレッチをサボっていた訳ではない。「自分ではしっかりやっているつもりだったんですけど周りの目にはそう映ったのかなと思います。やっぱり当たり前のことを当たり前にできる人が一流なんだなと感じました」。改めて基本に立ち返るきっかけとなった。

復帰後のフェニックス・リーグでは150キロも計測し、離脱の影響を感じさせなかった。投げられなかった期間、地道に励んだトレーニングの成果だった。「しっかりコンディショニング、アライメントを整えてトレーニングを積んでいけば、球の強さは伸びてくる」と頷く。

今季は順調にいけば、1軍デビューの可能性も十分にある。「シーズンを通して、いい時も悪い時もあると思います。僕は悪い時こそがチャンスだと思っています。悪い時こそポジティブに考えないといけない。そこは去年学ぶことが出来きました」。昨季は満足いかないシーズンだったが、素材は誰もが認め、吉井理人監督も期待を寄せる投手の1人。苦しんだ時期を糧に、大きく飛躍する。

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