1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 岡 | 3 | 0 | 0 |
中 | 藤原 | 2 | 0 | 0 | |
2 | 右 | ポランコ | 3 | 2 | 0 |
右 | 平沢 | 0 | 0 | 0 | |
3 | 指 | 山口 | 3 | 1 | 0 |
打指 | 友杉 | 1 | 1 | 0 | |
4 | 三 | 安田 | 2 | 2 | 1 |
捕 | 田村 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 遊一 | 茶谷 | 4 | 1 | 1 |
6 | 一 | 佐藤都 | 3 | 0 | 0 |
遊 | 藤岡 | 1 | 1 | 0 | |
7 | 左 | 山本 | 3 | 1 | 0 |
8 | 捕 | 松川 | 3 | 2 | 2 |
打三 | 福田光 | 1 | 0 | 0 | |
9 | 二 | 小川 | 5 | 1 | 1 |
計 | 35 | 12 | 5 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 右 | 若林 | 4 | 1 | 1 |
左 | 鈴木将 | 1 | 0 | 0 | |
2 | 中 | ペイトン | 2 | 1 | 1 |
中 | 川越 | 2 | 0 | 0 | |
3 | 二指 | 外崎 | 3 | 2 | 0 |
打指 | 柘植 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 三一 | 渡部 | 4 | 2 | 1 |
5 | 指 | マキノン | 2 | 0 | 0 |
二遊 | 川野 | 2 | 1 | 1 | |
6 | 一 | 陽川 | 2 | 1 | 1 |
二 | 山野辺 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 左右 | 蛭間 | 3 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 古賀 | 3 | 1 | 0 |
捕 | 古市 | 1 | 0 | 0 | |
9 | 遊三 | 児玉 | 2 | 0 | 1 |
計 | 33 | 9 | 6 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
鈴木 | 4 | 6 | 4 |
高野 | 2 | 3 | 2 |
小野 | 1 | 0 | 0 |
小沼 | 1 | 0 | 0 |
横山 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
浜屋 | 3 | 2 | 0 |
渡邉 | 2 | 6 | 4 |
佐藤隼 | 1 | 0 | 0 |
本田 | 1 | 2 | 0 |
豆田 | 2 | 2 | 0 |
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が、日本代表史上最速となる162キロを3球たたきだした。
チーム初実戦の“開幕投手”として、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ」の壮行試合ソフトバンク戦に先発。初球から161キロをマークするなど、球場表示では直球14球中10球で160キロ台をマークした。2回26球で1安打無失点。ダルビッシュ有投手(36)から伝授された新スライダーも駆使し、3三振全て空振りで奪った。世界一奪回への切り札となる侍エクスプレスが、万全の仕上がりを示した。
侍ジャパンの初陣。第1球から、どよめかせた。佐々木が、自慢の宝刀を鋭く抜いた。「真っ直ぐの走りは良かった」。その言葉通りに、電光掲示板の数字が出た。球速161キロ。ソフトバンクの先頭・牧原大に当てられ、二塁内野安打を許したが、21歳の怪腕は動じない。3番柳田にはこの日最速、侍ジャパン史上最速の162キロで、豪快な空振り三振に斬った。「去年の(11月の)強化試合の時よりもいい形で投げられている」。冬を越え、WBC使用球にも慣れたことで、確かな手応えを得た。
日差しが強く、野球日和となった週末の宮崎。勇ましい若武者が華々しい先陣を切った。春が近づいているとはいえ、まだ肌寒さの残る2月下旬。オープン戦が始まったばかりのメジャーでは状態確認の時期だ。佐々木は、その段階で軽々と100マイル(約161キロ)を計測したことになる。「いいボールがいったと思いますし、この形を続けていけたら」と声も弾んだ。2イニング目も162キロの直球で5番栗原を空振り三振。「去年のシーズンとそんなに変わらないので」とサラリと振り返ったが、快速球の仕上がりは上々だ。
それだけではない。代表合宿でダルビッシュから教わった新スライダーも切れ味抜群だった。「まだ理想とは違いますけど、空振りも取れたので、変化自体は良かったのかなと」。2回2死、今宮から三振を奪ったスライダーは鋭角に曲がった。意識は「横に大きく曲がるような回転」。持ち球でもあったが、「全く別物を投げているような感覚」と、進化を実感する。首をかしげる場面もあり、完成形とはいかない。だが、データが少ない他国の打者にとって、新たな必殺球は強力な武器となりそうだ。
チームとして今季初の実戦。仲間にも助けられ、波に乗った。無死一塁から、女房役の甲斐が好送球で二盗を阻止。佐々木は「甲斐さんに助けられて立て直すことができました。このチームでの初戦、良い形で投げることができて良かった」。1次ラウンドは3戦目、3月11日のチェコ戦先発が予想される。残り2週間で「本番を意識した形でやりたい」。どっしりとした姿と冷静な言葉に、頼もしさが宿った。
佐々木朗希投手が最速162キロをマーク。日本代表の投手では、09年WBC決勝・韓国戦(ドジャースタジアム)のダルビッシュ有、15年プレミア12・韓国戦(札幌ドーム)の大谷翔平が出した各161キロを上回る最速になる。ダルビッシュはマイル表示(100マイル=約161キロ)だった。佐々木朗は昨季のパ・リーグ公式戦で最速164キロをマークしている。
え!?佐々木が日本人最速169キロ?佐々木の初回、ソフトバンク2番中村晃の初球直球は、中継するテレビ画面に「169キロ」と表示された。球場表示では159キロだった。宇田川の投球でも、球場表示150キロがテレビでは160キロと出る場面があった。中継局の誤表示だったが、169キロの表示にSNS上は「チャプマンと一緒やん」「恐らく誤計測だけど、この男ならあり得るかもしれないと思えるのが恐ろしい」とざわついた。
佐々木朗希投手が最速162キロをマーク。
日本代表の投手では、09年WBC決勝・韓国戦(ドジャースタジアム)のダルビッシュ有、15年プレミア12・韓国戦(札幌ドーム)の大谷翔平が出した各161キロを上回る最速になる。ダルビッシュはマイル表示(100マイル=約161キロ)だった。佐々木朗は昨季のパ・リーグ公式戦で最速164キロをマークしている。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が、日本代表史上最速となる162キロを3球たたきだした。
チーム初実戦の“開幕投手”として、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ」の壮行試合ソフトバンク戦に先発。初球から161キロをマークするなど、球場表示では直球14球中10球で160キロ台をマークした。2回26球で1安打無失点。ダルビッシュ有投手(36)から伝授された新スライダーも駆使し、3三振全て空振りで奪った。世界一奪回への切り札となる侍エクスプレスが、万全の仕上がりを示した。
映像と実物は全く違う。
佐々木のスピードボールを生で初めて見て、世界でも類いまれな存在だと感じた。MLBの取材で過去5年、700試合ほどは見ただろうか。メジャーの投手が100マイル(約161キロ)を計測することは珍しくないが、あくまで私見として、佐々木のように体がスリムで、力感なく160キロを超える速球を投げられる投手はめったにいないだろう。
エンゼルス大谷翔平投手(28)らは例外として、日本人が欧米人と比べて体格で劣ることは否めない。メジャーリーガーで100マイルを超える投手はいわゆる、がっちり体形の剛腕がほとんどだ。思いっきり腕を振る姿は、いかにも剛速球を投げそうな迫力がある。
一方で、佐々木の第一印象は、細身でスラリとした体格。体をうまく使い、腕のしなりで力のある速球を投げ込む。重なって見えたのは、09年の第2回WBCで活躍した岩隈久志投手。他国の強打者を相手に登板4試合、投球回20イニングで防御率1.35と抑え込んだ。日本人特有の、しなやかなフォーム。たとえ映像でデータを集めたとしても、他国の強打者でも初見は戸惑うだろう。世界一奪回へ、欠かせないキーマンとなりそうだ。
ロッテ松川は西武との練習試合で2安打を放ち、課題の打撃でアピールした。
4回は左翼線へ二塁打、5回2死満塁では粘って甘くなったカーブをはじき返して2点打。「打った時の音も変わってきている。レベルアップしていきたい」。侍ジャパンの壮行試合では佐々木朗が好投し「初実戦で自分の力を発揮できるのはすごい。僕もやらないといけない」と引き締めた。
ロッテは25日、先発ローテーション入りを狙う種市篤暉投手(24)が、26日に高知・春野総合運動公園野球場で行われる「2023年プロ野球プレシーズンマッチ」西武戦で、先発登板予定と発表した。
種市は球団を通じ「前回の反省を生かして、同じ失敗を繰り返さないように投げたいと思います」とコメントした。
19年には8勝を挙げたが、20年9月にトミー・ジョン手術を受けた。前回は19日の練習試合ヤクルト戦(浦添)に登板し、3回5安打6奪三振4失点。2本のホームランを喫するなど課題も多かった。
先発ローテ入りを目指すロッテ鈴木昭汰投手(24)が課題を残した。
トレードマークの半袖で先発し、2回まで打者6人をピシャリ。しかし3回2死二塁から西武若林、ペイトン、外崎、渡部と4連打を浴びて3失点した。
今季実戦初登板となった2月18日の練習試合楽天戦では、3回7失点。この日は「前回の課題を修正して、次につながる投球で結果を残せるように投げたいと思います」と意気込んだ臨んだマウンドだったが、4回4失点で終えた。
常総学院(茨城)から法大を経て、20年ドラフト1位で入団。プロ3年目の今季から心機一転、新たな背番号「47」を付けている。
侍ジャパンの先発・佐々木朗希投手(21=ロッテ)が先発し、2イニングを1安打無失点、3奪三振に抑えた。直球の最速は162キロだった。球数は26球。
初回、ソフトバンクの先頭左打者・牧原大への初球でいきなり161キロをマーク。打球はボテボテのゴロとなったが、二塁内野安打を許した。
その後、2番中村晃の打席の3球目で牧原大が二盗を試みた。だが、甲斐拓也捕手(30=ソフトバンク)の好送球でタッチアウト。中村晃は160キロで二飛に打ち取った。
2死無走者から3番柳田と対戦。この回、最速となる162キロ、内角への直球で空振り三振に仕留めた。なお、中村晃への初球、球場の電光掲示板では159キロだったが、テレビ中継では169キロと表示された。
2回は4番ホーキンスを左飛に抑えると、5番栗原を162キロの直球で空振り三振を奪った。続く6番今宮には143キロで空振り三振。危なげない投球で3者凡退に仕留めた。
佐々木は登板を終え、「甲斐さんに助けられて立て直すことができました。このチームでの初戦、良い形で投げることができて良かったです」とコメントした。
侍ジャパンの先発・佐々木朗希投手(21=ロッテ)が、初回を3人で切り抜けた。
ソフトバンクの先頭左打者・牧原大に対して初球に直球を投げ込み、球場の電光掲示板でいきなり161キロと表示された。打球はボテボテのゴロとなったが、二塁内野安打を許した。
その後、2番中村晃の打席の3球目で牧原大が二盗を試みた。だが、甲斐拓也捕手(30=ソフトバンク)の好送球でタッチアウト。中村晃は160キロで二飛に打ち取った。
2死走者なしとなり、3番柳田と対戦。この回、最速となる162キロ、内角への直球で空振り三振に仕留めた。
なお、中村晃への初球、球場の電光掲示板では159キロだったが、テレビ中継では169キロと表示された。
侍ジャパンの先発マウンドに上がった佐々木朗希投手(21=ロッテ)が、日本人最速の「169キロ」をマークした?
ソフトバンクの2番中村晃外野手に対しての初球、外角低めに外れた直球がテレビ画面に「169キロ」と表示された。
大谷翔平が16年のCSでマークした日本人最速の165キロを超えたかと思われたが、球場表示は159キロだった。
SNSでは「さすがに誤計測よね?」「チャプマンと一緒やん」「恐らく誤計測だけど、この男ならあり得るかもしれないと思えるのが恐ろしい」などのコメントが寄せられた。
1回の最速は、3番柳田悠岐外野手に対して162キロを2球マークした。
ロッテは3月4日からチームスローガングッズとしてフェイスタオルの販売を開始すると25日、発表した。
今季のチームスローガン「今日をチャンスに変える。」が中央にデザインされ、チームカラーのホワイト基調に制作されている。
球団オンラインストア、マリーンズストア各店で販売する。スローガングッズは今後、さまざまな商品を展開する予定。
チームスローガン「今日をチャンスに変える。」について、吉井監督は「人それぞれの捉え方、色々な意味があると考えています。チャンスという言葉にも色々な意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手達それぞれがそれぞれの立場でこのスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆様も含め、色々な方々がどのような捉え方をして、意味を見いだしてくれるかを楽しみにしています」とコメントしている。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還を目指す日本代表は25日、壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」のソフトバンク戦(宮崎)に8−4で勝ち、WBCイヤー初陣を白星で飾った。先発した佐々木朗希投手(21)=ロッテ=は、最速162キロを計測した直球などで2回1安打無失点、3奪三振と快投。ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=から学んだスライダーも試投し、確かな手応えをつかんだ。
2万2612人の観衆が集まり、声と鳴り物による応援が解禁されたスタンドを、1球毎にどよめかせた。佐々木朗が豪快に左足を上げて投じた第1球は161キロの表示。これがボテボテの内野安打となった以外はパーフェクトで、打者6人から3三振を奪った。
「チームの初陣だったので、いい形でスタートできるようにと思った。真っ直ぐの走りは良かった。変化球もある程度は良かったかなと思う」。
WBCへの戦いの幕開けを告げる侍の2023年初戦。早くも自己最速まで2キロに迫る162キロを3度マークし、明るい表情を浮かべた。
先頭の牧原大に二塁内野安打を許しても、動じなかった。バッテリーを組んだ甲斐が二盗を阻止すると、中村晃を直球で二飛、柳田をこの日最速タイの162キロの直球で空振り三振に斬った。
2回には、ダルビッシュに助言を受けて改良に取り組む変化球を試す余裕もあった。ホーキンスをスライダーで左飛に仕留め、2死から今宮を2球連続のスライダーで空振り三振斬り。右打者に対し、新たな武器を効果的に使った。
平均的なものより大きな弧を描いて変化するこのスライダーを、ダルビッシュは「スイーパー(掃除機の意味)」と表現する。米大リーグでも近年注目を集める球種で、大谷が昨季多用し「魔球」と話題になった。右打者に対して外角に逃げるような軌道のため、直球とフォークボールをこれまで以上に生かせる球種といえる。
昨年11月の強化試合では滑りやすく、大きさが一定でないWBC使用球の扱いに苦戦し、抜ける球が散見された。本人は「まだまだ理想とは違う」と言うが、直球14球中10球が160キロを超えるなど、この日は明らかに改善していた。
今後は3月3、4日の中日との壮行試合(バンテリンドーム)に先発し、同11日のチェコ戦(東京ドーム)に臨む見込みだ。「本戦まで残り少ないので1試合1試合を大切にして戦っていきたい」。真価と進化を示した若き侍。決戦へ、視界は良好だ。
松川は西武との練習試合で2安打を放ち、課題の打撃でアピールした。4回は左翼線へ二塁打、5回2死満塁では粘って甘くなったカーブをはじき返して2点打。「打った時の音も変わってきている。もっともっとレベルアップしていきたい」と勇ましかった。
日本代表の壮行試合で佐々木朗が好投したことが刺激になったようで「日の丸を背負っての初実戦で自分の力を発揮できるのはすごい。僕もやらないといけないと感じる」と気を引き締めた。
ツイッターでは25日、「佐々木朗希」のワードがトレンド入りした。侍ジャパン壮行試合で佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が先発登板。1回、2死走者なしの場面で3番・柳田を迎えると1球目に162キロを計測。4球目にも161キロを投じ、フルカウントの6球目には内角に162キロのストレートで空振り三振を奪った。
また、試合を生配信した動画配信サービスABEMAの映像では、2番の中村晃の打席で投じた1球目が169キロと表示。こちらは表示ミスとみられるが、ツイッターでは「驚いて思わず笑ってしまいましたが計測機能も誤作動を起こす程の球速」「令和の怪物。メジャーに一刻も早く行って欲しい逸材」「どうやって打つねん!無理や!」といった驚きの声が寄せられた。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表「侍ジャパン」は佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が先発し、2回を投げて1安打無失点、3奪三振に抑えた。
1回、ソフトバンクの3番・柳田との対戦では、今季自己最速となる162キロを2度マーク。パ・リーグ屈指の長距離砲に対し、フルカウントから内角高めに投じた162キロの直球で空振り三振を奪った。
2回には宮崎での強化合宿中にダルビッシュ(パドレス)から助言を受けたスライダーを駆使して、6番・今宮から空振り三振を奪う場面もあった。
3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が初陣を迎え、佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が先発登板した。
予定されていた2回を無失点、被安打1、3奪三振と好投。投球数は26球だった。1回に柳田の打席で最速162キロを計測するなど、3球の160キロ超えをマーク。2回にも4球が160キロを超え、WBC本番に向け順調な調整ぶりを披露した。
3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が初陣を迎え、佐々木朗(ロッテ)が先発登板した。
1回、2死走者なしの場面で3番・柳田を迎えると1球目にこの日ここまで最速の162キロを計測。内角高めのボール球だったが、球場内が沸いた。さらに4球目にも同じコースに161キロを投じ、フルカウントの6球目には内角に162キロのストレートで空振り三振を奪った。
また、試合を生配信した動画配信サービスABEMAの映像では、2番の中村晃の打席で投じた1球目が169キロと表示されたが、こちらは表示ミスとみられる。
侍ジャパンは25日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けてソフトバンクと壮行試合を行い、先発の佐々木朗希投手(21)が2回1安打無失点、3奪三振と好投した。最速162キロをマークした直球では、柳田悠岐外野手(34)から空振り三振を奪った。1次ラウンド3戦目、3月11日のチェコ戦での先発が決定的な「令和の怪物」が、順調な調整ぶりで今年の初実戦の白星に貢献した。
169キロ。目を疑う球速がテレビに表示された。侍ジャパンの今年の初陣で、佐々木朗の2球目。日本中に夢を届けた。「ストレートの走りは良かった。去年のシーズンと変わらないので、いい形で投げられた」。実際は誤表示で、球場計測では159キロ。それでも、まだ肌寒い2月の宮崎で、熱い「160キロ超え剛球ショー」が繰り広げられた。
初球は161キロ。自己最速まで2キロに迫る162キロを3度マークし、初回2死では柳田を162キロで空振り三振に仕留めた。直球は計14球で平均160.4キロ。声出し応援が解禁された球場で2万6212人が驚きの声を上げる。11月の強化試合は不慣れなWBC使用球で球威が落ちたが「ボールの慣れだと思います」と適応した。
球数制限のある戦いでも力を発揮できる。ストライクゾーンで勝負し、空振りが奪えるからだ。2イニングで13球ずつの計26球。佐々木朗にとっては「WBC仕様」ではなく「(球数を少なくするのは)シーズン中も心掛けている」と通常の投球だった。どん詰まりの二塁内野安打1本以外は完璧で、打者6人から3三振を奪い無失点。65球の球数制限のある1次ラウンドで5回を投げ切るには「1イニング=13球」が限度で、普段通り1球も無駄にしない投球でクリアした。
昨年のシーズン中も「100球限定」の育成法があった。昨年の完全試合は105球で勝ち切ったが、同4月17日の日本ハム戦は2試合連続の大記録達成も視野に入った8回102球で降板。賛否両論の論争が起こったほどだ。遊び球のない環境が抜群の制球力を磨いた。球数制限のある戦いに慣れている。栗山監督からも「素晴らしい。こちらも圧倒されるようなボールに見えた」と称えられた。
ダルビッシュに助言を受けて改良した曲がりの大きいスライダーも試し、2回2死から今宮を空振り三振に斬った。1次ラウンドは3戦目となる3月11日のチェコ戦での先発登板が決定的。「チームとしても初陣だったので、良い形でスタートできるようにと思った。(調整登板は)残り1試合だと思う。本番を意識した形でいきたい」。異次元の直球とフォークに加え、切れ味の増した「新刀」も携えて臨む。
佐々木朗の昨季のストライク率(1500球以上)は日本ハム・加藤貴に次ぐ2位の70.4%。3球に2球以上はストライクを取っており、直球(1000球以上)に限れば72.5%まで上昇する。特筆すべきは空振り率が1位の16.9%。球威があるからストライクゾーンで勝負でき、空振りも取れる。最多勝などパ・リーグ3冠に輝き、侍ジャパンで同僚の山本はストライク率が68.9%(5位)、空振り率が14.3%(3位)だった。
ロッテは高卒2年目の松川が2安打2打点と気を吐いた。4回に左翼線二塁打。5回は2死満塁から6球連続ファウルで粘った後に中前に2点打を放った。
昨季は佐々木朗と完全試合を達成するなど76試合に出場も打率.173。打撃の確実性を上げて正捕手を狙う。佐々木朗も侍ジャパンで好投し「日の丸を背負って初の実戦で力を発揮できるのが凄い。僕もやらなきゃいけない」と刺激を受けていた。
ロッテの種市が26日に高知・春野で行われる西武との練習試合に先発する。19年には26試合に登板して8勝2敗の成績を残したが、20年9月の右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰した昨季は1試合に登板したのみ。今季が本格的な復帰シーズンとなる。前回登板だった19日のヤクルトとの練習試合では先発して3回4失点と満足のいく結果は残せなかっただけに「前回の反省を生かして、同じ失敗を繰り返さないように投げたいと思います」とコメントした。
正捕手の座をつかむ−。そんな決意がにじむ2つの快音だった。ロッテ・松川が高知・春野で行われた西武との練習試合で2安打2打点。「結果も内容も大事。これからも一瞬、一瞬を大事にしていきたい」と言葉に力を込めた。
「8番・捕手」で先発出場。2回の最初の打席は中飛に終わったが、4回2死で迎えた第2打席は左翼線二塁打。続く小川の適時打で生還した。成長を感じさせたのは5回2死満塁で迎えた第3打席。6球連続ファウルで粘った後に中前に2点適時打を放った。
高卒1年目だった昨季は佐々木朗と完全試合を達成するなど76試合に出場も打率.173。打席での迷いから直球に差し込まれる場面が多かった。打撃の確実性を上げて正捕手を目指している中での2安打。この日は佐々木朗が侍ジャパンで好投しただけに「日の丸を背負って初の実戦で力を発揮できるのが凄い。僕もやらなきゃいけない」と刺激も受け、結果につなげた。
3月の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は25日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合でソフトバンクと対戦。先発・佐々木朗希投手(21=ロッテ)は初回にいきなり162キロをマークするなど圧巻の投球を見せ、2回1安打無失点と順調な仕上がり具合をアピールした。
世界一奪還を狙う現チームで、初めての実戦。“初陣”を託された佐々木朗は「いい形でスタートできるようにと思って投げました」と熱い思いを胸に、マウンドに立った。初回から160キロ超を連発。先頭の牧原大に内野安打こそ許したが、盗塁死で1死とすると中村を二飛、3番・柳田をこの日最速タイの162キロ直球で空振り三振。2回にも侍ジャパン経験者の栗原、今宮から連続で空振り三振を奪った。
上々の投球内容を「ストレートの走りは良かったかなと思います」と振り返り「いいボールがいったと思いますので、この形を継続できたらなと思っています」と今後に向けての手応えも口にした。「本戦まで残り少ないので1試合1試合、大切にして戦っていきたい」。試運転を終え、頂点を狙う大会に向け、本気のギアを上げていく。
3月の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は25日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合でソフトバンクと対戦。先発投手を務めた佐々木朗希投手(21=ロッテ)は初回にいきなり162キロをマークするなど圧巻の投球を見せ、予定通りの2回で26球を投げて1安打無失点と順調な仕上がり具合をアピールした。
佐々木朗は直球を14球投げ、162キロが3球、161キロが5球、160キロが2球、159キロ2球、158キロ2球で、直球の平均球速は160.36キロを記録した。初回に中村晃へ投げた初球は、試合を生中継したテレビ朝日の画面で169キロの表示も出るなど、“規格外”を見せつけた。
侍ジャパンでの実戦初戦で160キロ台連発に、ファンも「2月25日時点でこの調子ですと、WBC本番では凄いことになりそう」「スピードガン169キロ表示は笑った」「まだ2月やぞってツッコミが虚しくなる」「マジでバケモンすぎないか」などの驚きの声が並んだ。
ロッテは25日、チームスローガングッズの第1弾としてフェイスタオルを3月4日からマリーンズオンラインストア、マリーンズストア各店で販売すると発表した。マリーンズのホームカラーであるホワイトを基調に、2023年のチームスローガン「今日をチャンスに変える。」が大きく中央に描かれたデザインで、価格は1500円(税込み)。チームスローガングッズはフェイスタオル以外にも今後、様々な商品を販売を予定している。
2023年チームスローガン「今日をチャンスに変える。」は、球団が掲げるVISION 2025「新たな常勝軍団に」なるために毎日の“合言葉”として機能するスローガン。吉井理人監督は、このスローガンについて「人それぞれの捉え方、色々な意味があると考えています。チャンスという言葉にも色々な意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手達それぞれがそれぞれの立場でこのスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆様も含め、色々な方々がどのような捉え方をして、意味を見いだしてくれるかを楽しみにしています」とコメントしている。
先発した侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)は最速162キロを計測するなど圧巻の投球で、2回3奪三振無失点に封じた。
球場がどよめいた。佐々木朗がエンジンを全開にした。1回表、先頭の牧原大への初球、直球を投げ込んだ。詰まったゴロが二塁内野安打となったが、161キロを計測し、サンマリンに詰めかけた2万6212人のファンに衝撃を与えた。2死からはこの日最速の162キロで柳田から空振り三振。2回は3者凡退に抑え、「いいボールがいったと思いますし、この形を継続できたらなと思っています」。収穫の多い2回26球だった。
生命線の直球が、大会ルールでさらなる進化を遂げる可能性を秘める。今季初実戦だった15日の練習試合・ヤクルト戦(糸満)では最速160キロだったが、この日は162キロを計測。直球の平均球速は160.4キロで、球数の違いはあるが昨年4月10日の完全試合時の159.8キロを上回った。65球の球数制限があるWBC1次Rでは、100球前後を投げるシーズン中のようなペース配分への気遣いは不要。「直球の走りは良かったかなと思います」とうなずいた。
変化球も進化を見せた。昨年11月の強化試合ではWBC球の扱いに苦しんで制球を乱したフォークも、柳田から空振りを奪い「落ちもよかったかなと思います」と納得。2回2死では今宮を大きく曲がる143キロスライダーで空振り三振に仕留めた。ダルビッシュから助言をもらった“第3の武器”も使いこなし「まだまだ投げたいスライダーの理想とは違うけど、変化自体はよかったかなと思う」と手応えがあった。
栗山監督は「ボールの状態がすごくいいし、抜け球も少なかった」とたたえれば、バッテリーを組んだ甲斐も「本当によかった。やってきていることを出せているし、結果を見てもよかった」とホッとしたように振り返った。161キロをはじき返した牧原大も「170キロくらいの感覚でした」と驚きを隠せなかった。
コロナ禍の20年入団の朗希にとって、声出し応援の中で投げるのは実質的にプロ入り後初めて。声援、どよめきがマウンドを包み「たくさん足を運んでいただいてすごく嬉しかったです」と感謝した。もう1度対外試合登板を経て、先発が有力視される3月11日のチェコ戦に挑む。世界を驚かせる瞬間が、近づいてきた。
佐々木朗の直球は速いだけではなく、キレもあり、ベース上からもう一押しする力も感じた。メジャーリーガーが相手でも、この真っ直ぐでどんどん押し込めるだろう。そこに精度の高いフォークも素晴らしい。面食らうのではないか。
第2先発の今永も大きな武器。違う軌道から強い球を投げ込んでいた。球数制限があっても、2人で5〜6イニングは最少失点で切り抜けられるだろう。守りでリズムを作り、攻撃に転ずる。勝ちパターンが見えてきた。
ロッテはマリーンズストアで3月4日からチームスローガングッズとしてフェースタオルの販売を開始すると発表した。
チームスローガンが大きく中央に描かれ、マリーンズのホームカラーであるホワイトを基調に作成された。金額は税込み1500円。販売はマリーンズオンラインストア、マリーンズストア各店にて。チームスローガングッズは今後、様々な商品を販売を予定しており詳細は商品決定次第、球団公式サイトにて発表する。
今季のチームスローガン「今日をチャンスに変える。」は、球団が掲げるVISION 2025「新たな常勝軍団に」なるために毎日の“合言葉”として機能する。吉井監督はこのスローガンについて「人それぞれの捉え方、色々な意味があると考えています。チャンスという言葉にも色々な意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手達それぞれがそれぞれの立場でこのスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆様も含め、色々な方々がどのような捉え方をして、意味を見いだしてくれるかを楽しみにしています」とコメントした。
3月のWBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは25日、ソフトバンクと対戦し、8−4で勝利した。
WBC出場メンバーで挑む初の対外試合で先発して“開幕投手”を務めたロッテ・佐々木朗希投手は、予定の2イニングを投げ切り、2回1安打無失点、3奪三振と好投。「チームとしても初陣だったので、良い形でスタートできるようにと思って投げました」と振り返った。
この日は最速162キロをマーク。3月11日のWBC1次ラウンド・チェコ戦(東京ドーム)での先発が有力視されている右腕は「良いボールがいったと思いますし、この形を継続できたらなと思っています。本戦まで残り少ないので、1試合1試合大切にして戦っていきたい」と前を見据えた。
ロッテ・佐々木朗希投手が25日、ソフトバンクとの壮行試合に先発登板。初回から全力投球を披露した。
初回、先頭の牧原大への初球は161キロを計時。二塁への内野安打とされたが、捕手・甲斐の二盗を阻止する強肩にサポートされた。1死となり、2番・中村晃を160キロ直球で二飛。続く柳田への3球目は162キロをマークし、球場はどよめきに包まれた。4球目も161キロの直球を続けると、最後はフルカウントから162キロの直球で空振り三振に仕留め、初回を無失点スタートを切った。
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が、WBC出場メンバーで挑む初の対外試合で先発して“開幕投手”を務め、2回1安打無失点、3奪三振と好投。予定の2イニングを投げ切り降板した。初回の初球で161キロをマークすると、最速は162キロを計測。2イニングを投げ「甲斐さんに助けられて立て直すことができました。このチームでの初戦、良い形で投げることができて良かったです」と振り返った。
柳田、栗原ら主力もスタメンに名を連ねたソフトバンク打線に対し、先発のマウンドに上がった朗希。初球にいきなり今季自身最速161キロを計測して球場を沸かせた。先頭の牧原大に二塁への内野安打を許すも、甲斐が二盗を刺して1アウト目を奪うと、中村晃は160キロで二飛。柳田に対してはフルカウントから162キロ直球で空振り三振を奪った。初回は13球で片付けた。
2回は、先頭の4番・ホーキンスを、ダルビッシュから助言をもらったスライダーで左飛。続く東京五輪金メダリストの栗原は162キロで空振り三振。2死から今宮もワンバウンドのフォークで空振り三振を奪った。
佐々木朗は、侍ジャパン合宿前に先発した15日の練習試合・ヤクルト戦で初回先頭から4者連続三振を奪うなど、2回1安打無失点、5奪三振と圧倒。村上からもこの試合最速となる160キロの直球で空振り三振を奪った。17日からの侍ジャパン強化合宿(宮崎)では2度のブルペン入り。パドレス・ダルビッシュ有投手(36)に積極的に助言をもらうなど、先発が有力視される3月11日のWBC1次ラウンド・チェコ戦(東京ドーム)へ向けて順調に調整していた。
前日の24日は、全体練習が休みだったが、室内練習場に姿を見せてキャッチボールなどを行って調整。「個人としてもチームとしてもいいスタートを切れるように、頑張りたいと思います。(WBC球は)気になりますけど、その中でやっていかないといけないので、いい形で投げられるようにと思います」と意気込んでいた。
西武とのプレシーズンマッチに臨む先発メンバーが発表された。「3番・DH」でスタメンの山口が8戦6発なるか、注目される。両チームのスタメンは以下の通り。
2年目を迎えるロッテ・松川虎生捕手(19)が、2安打2打点のアピールで存在感を示した。引き分けに終わった試合の中で、逆転打を放つなど打撃で光を放った。
まずは2打席目に左翼線への二塁打。2安打目は1点を追った5回2死満塁の好機だった。カウント2−2からファウルで粘った中での10球目を、中前に運ぶ逆転の2点適時二塁打に。「何とか食らいついていった結果」とご満悦の表情だった。
現在は、村田打撃コーチに教わった、ホームベースの前にポイントを持ってくる打法を実践中。「(1本目の安打では)本当に良い形で捉えられた。継続してできるようにやっていきたい」。侍ジャパンの佐々木朗の躍動も刺激に変え、開幕に向けて確かな手応えをつかんだ。
ロッテが西武に引き分けた。取って取られてのシーソーゲームの中、松川虎生捕手(19)が3打数2安打2打点とマルチ安打をマークするなど存在感を示した。
2点ビハインドの4回2死で、左翼線への二塁打。好機を生みだし、得点につなげた。さらに1点ビハインドの5回2死満塁の絶好機でも決めた。カウント2−2から5球粘り、10球目の123キロのカーブを捉えた。逆転の2点適時二塁打とし「何とか粘って粘って、絶対打つぞっていう気持ちでいけたので、なんとか食らいついていった結果かなと思います」。監督代行を務めた福浦ヘッドコーチも「去年以上のバッティングが期待できる。これからの松川に期待してください」と太鼓判を押した。
この日は、宮崎で日本代表−ソフトバンクの試合も行われ、佐々木朗が先発。2回を1安打無失点、この日最速162キロをマークした右腕に松川は「日の丸を背負って、初の実戦で初の先発というところで、自分の力を発揮するのはすごいと思う。僕もやらなきゃいけないなってすごく感じる」と刺激を受けた。
ロッテは25日、マリーンズストアにて3月4日からチームスローガングッズとしてフェイスタオルの販売を開始することを発表した。
スローガンフェイスタオルはチームスローガンが大きく中央に描かれ、マリーンズのホームカラーであるホワイトを基調に作成された。金額は税込み1500円。マリーンズオンラインストア、マリーンズストア各店にて販売する。
2023年チームスローガン「今日をチャンスに変える。」は、球団が掲げるVISION 2025「新たな常勝軍団に」なるために毎日の“合言葉”として機能するスローガン。吉井理人監督は「人それぞれの捉え方、色々な意味があると考えています。チャンスという言葉にも色々な意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手達それぞれがそれぞれの立場でこのスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆さまも含め、色々な方々がどのような捉え方をして、意味を見いだしてくれるかを楽しみにしています」とコメントした。
“ダルスラ”は未完成でも、相手を寄せ付けなかった。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む侍ジャパンは25日、チーム結成後初の対外試合となるソフトバンク戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)に臨んだ。先発の佐々木朗希投手は、最速162キロを計測した速球がうなりを上げ、2回1安打3奪三振無失点の快投を演じた。
佐々木が投じた球種はストレート、フォーク、スライダーの3種類。このうち、侍ジャパンの宮崎キャンプ初日にダルビッシュ有投手(パドレス)から握りを伝授されたのが、スライダーだった。「同じスライダーでも、全く別物を投げている感じです」と表現する。2回2死走者なしで、今宮健太内野手にワンバウンドとなるスライダーを振らせ三振に仕留めた佐々木は、「まだまだ投げたいスライダーの理想とは違う。その中でも空振りを取れ、変化自体も良かった」とうなずいた。
「理想のスライダー」はどんなものなのだろうか。キャンプ3日目にブルペン入りした佐々木のピッチングを見守り、弾道測定器のトラックマンで測定した数値もチェックしたダルビッシュは、「米国で“スイーパー”と呼ばれる、曲がりの大きいスライダーになっている。これは立派なスライダーだよ」と称賛した。
「スイーパー」とは、一般的にはスライダーのうち、縦に沈むのではなく、横に大きく曲がり、球速も比較的出るものを指す。佐々木は「今日の試合に関しては、以前の形に戻った」と話しており、理想に比べると横への回転が足りず、縦に変化しているということなのだろうか。
宮崎キャンプ中にダルビッシュから変化球を伝授された投手は他にもいるが、いきなり実戦投入しようとは滅多にしない。手本やアドバイスを頭に入れ、これから長い期間をかけて習得していこうという投手がほとんどだ。その点佐々木の場合は、習熟が非常に速そうだ。「横に大きく曲がる回転で投げるようにしています。一歩間違うと1番危ない球種なので、細心の注意を払いながら丁寧に投げていきたいです」と言う。
「1番大事なのは、点を取られないこと。試合になれば、うまくいかないこともありますが、その中でバッターを抑えていきたい。今日は空振りを多く取れて良かったと思います」と視界は良好だ。
ダルビッシュがそうであるように、一流の投手はたいてい研究心、向上心が旺盛で、球種やトレーニング法のレパートリーを見る見る広げていく。ストレートとフォークだけでも、そう簡単には打たれない佐々木だが、侍ジャパンでダルビッシュと接したことをきっかけに、次の成長段階に入っていくのかもしれない。
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」に先発。最速162キロをマークするなど2回1安打無失点3奪三振の好投を見せた。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「今すぐ大会が始まってもいいぐらい素晴らしい投球」と、太鼓判を押した。
佐々木が侍の初陣を見事に飾った。160キロ超えを連発した伸びのある直球に、落差の大きなフォークと切れ味鋭いスライダーが冴え渡った。先頭の牧原大成こそ二塁内野安打で出塁を許したが、その後はホークス打線を完璧に封じる内容だった。
昨年11月に行われた豪州との強化試合から約3ヶ月を経てマウンドに上がった右腕の投球に新井氏は「全ての球種が格段に違う。真っ直ぐの力も本来の姿に戻っている。素晴らしい状態だと思います」と、大絶賛だった。
その中でも、初回2死走者なしで柳田悠岐から空振り三振を奪った場面に注目。初球から2球連続フォークで追い込むと、フルカウントとなり最後は162キロの直球で仕留めた。
「フォークもカウントを取るボールと、決め球の2種類を投げ分けることができている。WBC球にも戸惑うことなく、意図して操ることができている。フォークはストライクゾーンに投げてしまうと長打を食らう恐れもあるが、そこの投げ分けがしっかりしている。フォークの精度が良かったからこそ、真っ直ぐ1本に絞れない」。
佐々木朗の代名詞は直球とフォークだが、この日は宮崎合宿中にダルビッシュ有投手(パドレス)から教わったスライダーも生きた。2回2死走者なしから今宮に対してはフォークを封印し、スライダーを多投し三振を奪った。
ダルビッシュ、大谷翔平(エンゼルス)、山本由伸(オリックス)と共に先発ローテとして、他国からも警戒されるだけに「これまでのNPBで投げたデータをライバル国も確実に持っている。佐々木のイメージは直球とフォークだと思うが、進化したスライダーが加わることで投球の幅はさらに広がる。もう1つ、意識させるだけで十分にアクセントになるでしょう」と新井氏は語る。
球数制限が設けられており、1次ラウンドでは65球、準々決勝は80球、準決勝以降は95球を超えて投げることはできないが「制球で苦しむ投手じゃない。ある程度のイニングは投げることができる」と、2回を26球で終えた内容を評価した。
WBC出場メンバーで挑む初の対外試合で“開幕投手”を務めた背番号「14」。予定された2イニングを完璧にこなし、本戦に向け準備は万全のようだ。
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」に先発し、予定の2回を1安打無失点3奪三振と好投した。最速162キロの速球もさることながら、ダルビッシュ有投手(パドレス)から教わったというスライダーにも一定の手応え。「まだまだ投げたいスライダーの理想とは違うんですけど、その中でも空振り取れて変化自体も良かったのかなと思います」と頷いた。
持ち前の豪速球と宝刀フォーク中心の投球の中に、“第3の武器”をのぞかせた。2回2死では、カウント2-2から今宮を外角のスライダーで空振り三振に。2イニングを振り返り「ブルペンでそんなに良くなかったんですけど、試合になったらいいボールがいっていたかなと思います」と語った。
国際大会を勝ち抜く上で重要になるかもしれないスライダー。メジャー右腕からの教えは目から鱗で「スライダーの種類っていうか、同じスライダーでも全く別物を投げているような感覚。回転の仕方っていうかあるんですけど、横に大きく曲がるような回転で投げている」と説明する。もちろんまだ完成ではないし、理想は高い。「一歩間違ったら1番危ないボールなので、細心の注意を払いながら丁寧に投げていきたいと思います」と見据えた。
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」に先発。予定の2回を1安打無失点3奪三振で投げ終えた。最速162キロを記録し「ストレートの走りはよかったかなと思います」と充実感を滲ませた。
初回、先頭の牧原大に鈍い当たりの二塁内野安打で出塁を許したが、甲斐拓也捕手が二盗を阻止。2番・中村晃を二飛、3番・柳田を162キロ直球で三振に抑え、結果的に3人で終えた。2回はホーキンスを左飛、栗原と今宮からは2者連続三振を奪った。投じた26球中、10球が160キロ超えと剛速球を連発しソフトバンク打線を圧倒した。
侍ジャパンは8-4で好発進。「チームとしても初陣だったので、いい形でスタートできるようにと思って投げました」と、先発を任された責任感も口にした。さらに「いいボールがいったと思いますし、この形を継続できたらなと思います。去年の強化試合よりもいい形で投げられたのかなと思います」と、調整は順調に進んでいるようだ。
プロ3年目の昨季は、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成するなど、20登板で9勝4敗、防御率2.02をマークしていた。昨年11月の豪州との強化試合でトップチームデビュー。4回を投げ59球、4安打無失点2奪三振だった。
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」に先発。予定の2回を1安打無失点3奪三振で投げ終えた。最速は162キロ。「甲斐さんに助けられて立て直すことができました。このチームでの初戦、良い形で投げることができて良かったです」と安堵した。
初回、先頭の牧原大に鈍い当たりの二塁内野安打で出塁を許したが、甲斐拓也捕手が二盗を阻止。2番・中村晃を二飛、3番・柳田を162キロ直球で三振に抑え、結果的に3人で終えた。2回はホーキンスを左飛、栗原と今宮からは2者連続三振を奪った。投じた26球中、10球が160キロ超えと剛速球を連発しソフトバンク打線を圧倒した。
プロ3年目の昨季は、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成するなど、20登板で9勝4敗、防御率2.02をマークしていた。昨年11月の豪州との強化試合でトップチームデビュー。4回を投げ59球、4安打無失点2奪三振だった。
「先発のつもりで調整してきているので、今は先発の気持ちでいます」。
今から2週間前の石垣島春季キャンプ中の2月8日に取材した時に、このように決意を述べていたロッテ・西野勇士は、ここまで対外試合2試合・6イニングを投げて1失点、23日の日本ハムとの練習試合では先発登板し4回を無失点に抑えた。
日本ハムとの練習試合では初回先頭・江越大賀から空振り三振を奪った101キロカーブは素晴らしかった。同日の日本ハム戦の映像を見ると、変化球はカーブが多めで、西野の武器であるフォークを投げていないように見えた。シーズン開幕に向けて、色々と試しながら調整しているのだろう。
西野は20年6月に『右肘側副じん帯の手術』を受け、本格復帰初年度となった昨季は新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱した時期はあったものの、37試合に登板して3勝3敗15ホールド、防御率1.73という成績を残した。
昨季は右肘トミー・ジョン手術明けということもあったのか、前半戦は連投が1度もなく、しっかりと登板間隔をあけてマウンドに上がっていた。7月27日に新型コロナ陽性判定を受け離脱すると、8月14日のヤクルトとの2軍戦で実戦復帰し、8月19日、20日の日本ハムとの2軍戦ではトミー・ジョン手術後初めて連投。8月23日に1軍復帰すると、23日、24日の西武戦で連投し、24日の西武戦ではオグレディの初球にボールとなったが150キロを計測した。
新型コロナから復帰後、ストレートの球速が150キロ以上計測する試合が増え、9月26日のソフトバンク戦では甲斐拓也に投じた初球、2ボール2ストライクから投じた5球目に最速152キロをマーク。
19年5月に取材した時にストレートの球速が145キロ、146キロを計測し、気温が上がる夏場に球速はさらにアップするのか質問すると、当時西野は「気温は関係ないと思います。(19年の)開幕戦で149キロとか出ているので、もうちょっと自分の中のタイミング、投げ方があってくれば、もうちょっと出るのではないかなと思います」と話していた。
17、18年低迷したが、19年に“新しい感覚”をつかみ復活。過去の取材で気温は関係はないと話していたが、トミー・ジョン手術後にまた新たな“感覚”を掴んだからストレートの球速が上がったということなのだろうか−。
西野は昨年8月以降、ストレートの球速がアップした理由について「1回コロナで休んで、その後から急に(ストレートの球速が)上がってきたんですけど、新しい感覚というのは、ちょっとあるかもしれないです。肘を下がらないようにというのをしっかりドライブラインのボールとかでトレーニングをやり直したというか、コロナ明けで投げるのを作るためにしっかりイチからやり直すというか、自分で必要な動きを確認して作り直したら良くなりましたね」と教えてくれた。
コロナから復帰後、ストレートだけでなく、新たな変化球を投げているように見えた。8月24日の西武戦で愛斗に2ボール1ストライクから4球目に空振りを奪った127キロの縦に落ちるスライダー、9月12日の日本ハム戦で上川畑大悟を1ボール2ストライクから空振り三振を奪った124キロ縦に落ちるスライダーがそうだ。西野が投げている変化球といえば基本的にはフォーク、スライダー、カーブの3球種。
西野は「縦カーブは新しく投げはじめました」と、縦に落ちるスライダーに見えた変化球は“縦カーブ”とのこと。“縦カーブ”は「前から投げられたんですけど、あんまり使っていなかっただけです」と、実戦で使う機会があまりなかった球種のようだ。
昨年8月以降、必要な動きを確認しストレートの球速がアップし、変化球も新たに“縦カーブ”を投げはじめ、今季は昨季の後半戦を踏まえても、さらに“進化”した姿を見せてくれそうな予感。西野本人も「去年1年間でいいステップは踏めたと思います」と振り返る。
だからこそ今季は「小島もそうですし、(佐々木)朗希とかに見劣りしないようないい(若い)ピッチャーがいる。先発の競争が激しいですけど、まだまだ負けるつもりもないですし、勝ち抜いてしっかりそういう選手達に見劣りしない成績を残したいなと思います」と若手に負けじと、“先発ローテーション”を掴み、結果を残すつもりだ。