3月2日3月2日| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| オリックス | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | x | 5 |
| 打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中 | 藤原 | 2 | 1 | 0 |
| 中 | 平沢 | 2 | 0 | 0 | |
| 2 | 左 | 岡 | 2 | 0 | 0 |
| 左 | 山本 | 2 | 0 | 0 | |
| 3 | 右 | ポランコ | 3 | 0 | 0 |
| 右 | 佐藤都 | 1 | 0 | 0 | |
| 4 | 指 | 山口 | 2 | 0 | 0 |
| 打指 | 中村奨 | 2 | 2 | 0 | |
| 走指 | 友杉 | 0 | 0 | 0 | |
| 5 | 三 | 安田 | 4 | 0 | 0 |
| 6 | 一 | 茶谷 | 3 | 0 | 0 |
| 7 | 遊 | 藤岡 | 3 | 2 | 0 |
| 遊 | 小川 | 0 | 0 | 0 | |
| 8 | 捕 | 田村 | 1 | 0 | 0 |
| 捕 | 松川 | 1 | 0 | 0 | |
| 9 | 二 | 池田 | 2 | 0 | 0 |
| 計 | 30 | 5 | 0 | ||
| 打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中一 | 佐野皓 | 3 | 0 | 0 |
| 打左 | 池田 | 1 | 0 | 0 | |
| 2 | 左 | 福田 | 3 | 2 | 0 |
| 右 | 渡邉 | 1 | 1 | 0 | |
| 3 | 遊 | 紅林 | 4 | 3 | 2 |
| 4 | 一 | 中川圭 | 2 | 0 | 0 |
| 捕 | 石川 | 1 | 0 | 0 | |
| 5 | 三 | 宗 | 2 | 1 | 1 |
| 指一 | 頓宮 | 1 | 0 | 0 | |
| 6 | 二 | 太田 | 1 | 1 | 0 |
| 打二三 | 西野 | 2 | 0 | 0 | |
| 7 | 指三 | 内藤 | 2 | 0 | 1 |
| 二 | 大城 | 0 | 0 | 0 | |
| 8 | 右左指 | 来田 | 3 | 0 | 0 |
| 9 | 捕 | 若月 | 2 | 1 | 0 |
| 中 | 杉澤 | 1 | 0 | 0 | |
| 計 | 29 | 9 | 4 | ||
| 名前 | 回 | 安 | 責 |
|---|---|---|---|
| 小島 | 3 | 5 | 3 |
| 坂本 | 2 | 2 | 0 |
| 小沼 | 2 | 0 | 0 |
| 横山 | 1 | 2 | 1 |
| 名前 | 回 | 安 | 責 |
|---|---|---|---|
| 山﨑福 | 3 | 1 | 0 |
| 村西 | 3 | 2 | 0 |
| 阿部 | 1 | 1 | 0 |
| 近藤 | 1 | 0 | 0 |
| 漆原 | 1 | 1 | 0 |
開幕投手に決まっているロッテ小島和哉投手が、対外試合初登板となるオリックス戦で3回を49球、5安打3失点と課題を残した。
初回は3者凡退に抑えたが、2回に内藤の犠飛で先制を許すと、3回には1死一、二塁から紅林に適時二塁打を浴びるなど2失点。「要所でちょっと投げミスがあった。クイックになった時にバラついてるところがありました」と振り返った。
それでも最速147キロをマークするなど「出力は出ていたと思うので、そのへんは良かった」と直球には手応えをつかんだ様子。黒木投手コーチも「ボールを強く投げられてるかどうかを見ていた。そういった意味では良かったのかな」と心配していなかった。
5年目で初の大役に挑む左腕。「今日出た課題を次の試合に同じミスしないように。1個1個、精度を上げていければ大丈夫だと思います」と前を向いた。
開幕投手に決まっているロッテ小島和哉投手（26）が、3回を49球、5安打3失点と課題を残した。
直球は最速147キロマーク。初回は3者凡退に抑えた左腕だったが、2回に内藤の犠飛で1点を失い、3回にも紅林に適時二塁打を浴びるなど2点を追加された。
前日1日に「真っ直ぐをしっかりコースに投げきることと、変化球を高さに気をつけて投げること。その2つを意識していけたら」と話していた。
ロッテはスマートフォン上で選手の電子トレカを収集し楽しめるスマートフォン向けの公式電子トレカコレクション「MARINES COLLECTION（マリーンズ・コレクション）」の2023シーズン版を、2日午後3時から開始すると発表した。新人選手、新戦力選手が追加されている。
2023シーズン版への移行により、集めた電子トレカをリアルでもコレクションできる「リアルトレカ発行機能」も引き続き実施。2023シーズン版は球場への来場や球場グルメの購入などで限定トレカを獲得できるなど、これまで以上に多くの場所でMコレの限定のカードの収集が可能となる。
また2日から1週間限定で、ログインボーナスとして沢村投手の超レアカードをプレゼントする。
2023シーズン版へ移行後も、これまでに集めた電子トレカはコレクション内に保存され、ダイヤやコインなどアイテムも変わらず使用可能。詳細は「MARINES COLLECTION」内のお知らせで確認。公式電子トレカコレクション「MARINES COLLECTION」はダウンロード不要、スマートフォンからの無料登録でサービスへの参加が可能となる。
富士宮東高では、ロッテ育成3位の勝又琉偉内野手が門出を迎えた。このほど、富士宮市内の同校で行われた卒業式に出席。クラスを代表して卒業証書を受け取った。「無事に卒業でき、チームメートにも久しぶりに会えて楽しかった」。式典後は野球部の卒部式にも参加し、高校最後の日を笑顔で過ごした。
同校では、1年夏から定位置を獲得。50メートル5秒8の俊足も光る188センチの大型遊撃手へと成長を遂げ、主将も務めた。3年間を振り返り「人前で率先して話すような人間ではなかった。主将も務めさせてもらい、人としても成長できた。大勝（良則）監督に感謝しています」と頭を下げた。休む間もなく、1日からチームの練習に再合流。勝又は「1日でも早い支配下登録を目指して、体づくりから頑張っていきたい」と表情を引き締め、慣れ親しんだ校舎に別れを告げた。
「○○選手、サインくださ～い」。ロッテの沖縄・石垣島キャンプ。大勢のファンが駆けつけた。練習を終えて帰路につく選手達の“サイン会”は、コロナ禍の規制社会から日常が戻りつつあることを感じさせてくれる温かな空気感だった。
ロッテでは室内練習場前の“選手タクシー乗り場”付近が、選手とファンが唯一交流出来る横幅約50メートルほどの“レッドカーペット”のようだった。柵はあるものの、直接話をする機会がなかったここ数年間に比べれば、距離も心も、かなり密になれる瞬間だった。
選手全員がファンの声に耳を傾け、タクシーのトランクに荷物を入れてから約5メートルの距離を歩み寄る。サインボールや色紙を手に待つ子供達にとっては、向かって来てくれる“体の大きなお兄さん”達の姿が、憧れの存在になるに違いない。
中でも、あえて言うなら「MVP」は昨季盗塁王の高部瑛斗外野手（25）だった。キャンプイン前の1月26日から石垣島で自主トレ。球場が散歩コースになっている地元の保育園児らとの交流も初日から始まっていた。時には手をつないで一緒に散歩して移動することも。「小さい園児もそうですし、『サインください』って言ってくれる子供達の存在も嬉しいですよ。ここ何年かは、こういうこともなかなか出来なかったですし。ありがとうございますって言ってもらえますけれど、こっちも癒されていますから、ありがとうです」。時には端から端まで1時間近くかけて“レッドカーペット”でファンサービスに対応する日もあった。
高部にとっても野球選手への夢を抱く、きっかけの1日があった。小学生時代、父と観戦に訪れた東京ドーム。巨人の高橋由伸（現野球解説者）が投げ入れたサインをキャッチしたのが、人生初のサインだったことを明かした。「小さい頃にサインとかをもらったら嬉しかった記憶は残っている。僕は子供が好きですし、子供達や見に来た方に、そういうことはやらせて欲しいなと思っています。今年は交流の場も増やして欲しいなと思います」。高部に限らず、神対応の選手は数多い。取材する記者にとっても、ほのぼのとした空気感は疲れを少しいやしてもらった気がする。
一方、こんな場面もあった。タクシーは基本的には複数選手がまとまって乗り込む。ファンから声がかからなかった選手が、1人寂しくタクシーの座席に座って待っていることもあった。「自分からは『僕もサインしますよ～』とは行けないですし…。ちょっと悲しい瞬間ですよね。でも、野球で結果を出すか、出さないか。それがプロとしての評価ですから。結果を出せば声もかかります」。こういう悔しさもバネにして、活力に出来る機会もここ数年はなかったのでは。若手選手にとっては、これもまた成長につながる日常の復活なのかなとも思った。
ロッテでは3月4日の本拠地オープン戦開幕から、声出し応援も本格的に解禁となる。拍手応援も魅力はあるが、ZOZOマリンの大応援を受けてプレーした経験のない選手も増えている。ここ数年で主力になった選手は、自身の応援歌がない選手もいる。チーム最年長の荻野貴司外野手（37）は「大声援は大きな力にもなるし、期待を受ける重圧にもなる」と言う。私の個人的な持論だが、選手とファンの最大の“交流”は、球場で一緒に戦う声援だと思っている。チームや選手に感情移入する気持ちが深まるのは「一緒に優勝をつかむ」“戦友”のような心なのではないか。
子供達の声に選手が奮起し、そのプレーにファンが歓喜する。声をからし、ジャンプして疲労困憊になるファンの姿に、選手達も結果で恩返ししてくれる。そんな1年が、ようやく始まる。野球だけじゃなく、他のスポーツも同じだ。2023年こそ、スポーツ生観戦の醍醐味を味わいましょう！
ロッテ・中森俊介投手（20）が、本紙のインタビューに応じた。兵庫・明石商高から2021年にドラフト2位で入団して3年目となる最速153キロ右腕は、直球が打者の手元でナチュラルにスライドする「真（ま）ッスラ」が武器。吉井理人監督（57）が「非常識な真っ直ぐ」と表現する〝クセ球〟を生かし、未来のエース候補がブレークを期す。
指先から離れた直球が、右打者の手元でわずかに外側へスライドした。打者を幻惑する〝クセ球〟が、中森の武器。直球の握りで投げながら、自然とスライダーのような軌道で曲がる通称「真ッスラ」を、吉井監督は「非常識な真っ直ぐ」と表現して熱視線を送る。20歳の右腕は、指揮官も認める強みを磨いて1軍デビューを狙う。
「真ッスラは結構、バッターが嫌がるような反応をする。試合は対バッターなので、自分の武器になっているんじゃないかなと思う」。
兵庫・明石商高では1年秋から背番号1。2年春夏には甲子園で4強進出を果たし、逸材として注目を浴びた。今季はプロ3年目。まだ1軍での登板はない中、吉井監督が「非常識」とうなるのには、データに基づく根拠がある。昨季の2軍戦で「（直球を打たれて）前に飛んだ打球のうち70％がゴロ」になったという。微妙に動くことでバットの芯を外し、ゴロの山を築いている。
「高校のときは、そんなに意識したことはなかった。プロに入ってから言われるようになった。1年目から、ずっと真ッスラだった」。
投手はきれいな軌道を描く直球を目指すのが一般的。意図的に変化させているわけではなく「自分の中では好きではなかった」。負の感情を払拭したのは、昨季開幕投手でエースの石川ら先輩の言葉だった。「使えるよ。武器になる」。背中を押され、欠点を強みに変える決意が固まった。
1年目は土台づくり。2年目の昨季は、右肩のコンディション不良の影響もあり、6試合の登板にとどまったが、2軍戦で実戦デビューし、1勝0敗、防御率0.90と結果につなげた。
指揮官の期待を受けて臨む3年目。沖縄・石垣島キャンプでは「力強い球を投げること」をテーマに取り組んだ。ブルペンでは一球毎に捕手に球の感触を確認。自身の感覚と実際の変化や強さをすり合わせた。
努力の成果は結果に表れる。今季のチーム初陣となった11日の台湾楽天戦で抑えを務めるなど2日までに対外試合5戦に登板し、防御率1.80。指揮官も「今のところいい感じ」と認めており、1軍でのブレークの予感が漂う。1年先輩の佐々木朗と将来の先発投手陣の柱になりうる存在だ。
「ここまでは順調。とにかく1軍でたくさん投げられるようにしたい。（先発、救援など）役割はどこでもいい」。座右の銘は「一球入魂」。魂を込めて投じる〝非常識な真っすぐ〟を武器に、エースへの道を進む。
佐々木朗と同じく1年目は体づくりに専念し、実戦登板がなかった中森。〝朗希ロード〟を歩むエース候補として注目される中、1学年上の先輩とは積極的にコミュニケーションを取っている。「私生活からストイックな方なので、聞いて、見て、学んでいます」と尊敬する右腕の背中を追う。
5年目で初の開幕投手に指名されたロッテ・小島は先発して3回5安打3失点。これが今春初の対外試合とあり「点を取られたことは気にしていない。要所で投げミスがあったので、実戦を重ねる中で意識して取り組んでいけばいいかなと思う」と前向きに語った。
初回は3者凡退に抑えたが、2、3回は走者を背負った場面で制球が甘くなった。それでも最速147キロで球威は十分。左腕について黒木投手コーチも「微調整は必要だけど強くボールを投げられるかどうかを見ていた。その部分では良かった」と及第点を与えた。
登板を重ねるごとに課題をクリアしていくのが小島流。31日のソフトバンクとの開幕戦（ペイペイドーム）に向け「1つ1つ、精度を上げていけば大丈夫」と自信を示した。
球春みやざきベースボールゲームズ最終日は2日、宮崎市の2球場で行われ、ロッテはSOKKENスタジアムでオリックスと対戦。開幕投手に決定した小島和哉（26）は先発で3回を投げ、5安打3失点だった。
初回は内野ゴロ3つで三者凡退に抑えたが、2回1死から宗、太田に連打を許し、内藤の左犠飛で1点。3回は1死一、三塁から紅林に右中間適時二塁打で1点、さらに1死満塁から宗の左犠飛で1点を失った。
右腕のコンディション不良のため、開幕投手を回避した石川に代わって吉井監督から3月31日のソフトバンクとの開幕戦（ペイペイドーム）の先発に指名された。この日は今季初の実戦。「しっかりと課題をもって丁寧な投球を心掛けたい」と話していたが、初の大役に向け、やや不安の残る内容となった。
小島は昨季24試合に登板し、3勝11敗、防御率3・14。2年連続で規定投球回に到達した。
今季の開幕投手に内定しているロッテの小島和哉投手が今季初実戦に臨み、3回5安打3失点だった。
初回は3者凡退スタートも2回に宗、太田に連打を浴び1失点。3回にも1死一、二塁から紅林に適時二塁打、宗の犠飛などで2失点し予定されていた3イニングを5安打3失点でマウンドを下りた。
ロッテは2日、スマートフォン向けの公式電子トレカコレクション「MARINES COLLECTION（マリーンズ・コレクション）」の2023シーズン版が開始することを発表した。
2023シーズン版への移行により、新人選手、新戦力選手トレカのコレクション追加や集めた電子トレカをリアルでもコレクションできる「リアルトレカ発行機能」も引き続き実施。また2日から1週間限定で、ログインボーナスとして沢村の超レアカードをプレゼント。詳細は「MARINES COLLECTION」内のお知らせで要確認。
ロッテの開幕投手を務める小島和哉投手（26）が、オリックスとの練習試合で初の実戦登板。3回5安打3失点の内容に「要所で投げミスがあったので、実戦を重ねていく上で意識して取り組んでいきたい」と前を向いた。
初回は三者凡退と安定感のある立ち上がり。直球は最速147キロをマークし「出力は出ていた」とうなずいたが、2回には連打を浴び、1死一、三塁から左犠飛で先制点を献上。3回には紅林に右中間適時二塁打を許すなど、課題も残った。
納得の投球とはいかなかったが、黒木投手コーチは「強く投げられているか、体の強さや指先にかかる感覚などを見ていた。初の対外試合に関して言うと良かった」と評価する。今後は約1週間の間隔を空けて登板する予定。初の大役に向けて調整を続ける。
ロッテの開幕投手に選ばれている小島和哉投手が今季初実戦登板。先発し、3回5安打3失点だった。
初回は打ち取り、3者凡退と安定した立ち上がりだった。しかし2回1死、宗から2者連続で安打を許し、なおも1死一、三塁で内藤に左犠飛。先制点を献上した。
3回にも1死一、二塁のピンチを背負うと、3番・紅林に140キロの直球を右中間へ運ばれ、適時打とされた。さらに1死二、三塁では左犠飛で3失点目を喫した。
1日には取材に応じ、「真っ直ぐをしっかりコースに投げきることと、変化球の高さに気を付けて投げることを意識していけたら」とこの日の意気込みを話していた。
ロッテは2日、スマートフォン上で選手の電子トレカを収集して楽しめるスマートフォン向けの公式電子トレカコレクション「MARINES COLLECTION（マリーンズ・コレクション）」の新人選手、新戦力選手トレカが追加された2023シーズン版を開始することを発表した。
2023シーズン版は、球場への来場や球場グルメの購入などで限定トレカを獲得できるなど、これまで以上に多くの場所でMコレの限定のカードがゲット可能となる。なお、2023シーズン版へ移行後も、これまでに集めた電子トレカはコレクション内に保存され、ダイヤやコインなどアイテムも変わらず使用できる。
「とにかくどんどんアピールして、内容も結果もこだわってやっていきたい」。
石垣島春季キャンプ中の取材でこのように意気込んでいたロッテの森遼大朗は、今春NPBとの対外試合初登板となった1日のソフトバンク戦で、3回パーフェクトと抜群の投球を見せた。
今季初実戦となった2月12日の楽天モンキーズとの国際交流試合では、3回・46球を投げ5安打、1奪三振、2失点だったが、この日のソフトバンク戦ではテンポ良く1イニング目をわずか9球で三者凡退に打ち取ると、2イニング目、3イニング目も危なげなく完璧に抑え込んだ。
森が「右のインコースは自分の生命線といってもいいくらい重要な球」、「インサイドを投げきれることで、ピッチングの幅も広がっていきますし、すごく自分の中では便利な球だなと思っています」と話すインコースにガンガン攻めた。特に3イニング目となった5回に、先頭のホーキンスを1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた144キロインコースのストレートは素晴らしく、ホーキンスも思わず腰を引くほどの威力、コントロールを誇った。
森は育成選手でプロ入りし4年間みっちり鍛え、昨季から支配下選手登録となったが、支配下選手1年目となった昨季は3試合・8イニングを投げ、0勝1敗、防御率10.13と悔しい結果に終わった。プロ初先発となった8月7日の西武戦では4回2死走者なしから6点を失うなど、4回を投げ8安打、7失点と、プロの厳しさ、1軍で抑えることの難しさを味わった。
1軍のマウンドを経験して、「とにかく（1軍で）投げてなんぼというところなので、投げる力、強さ、長いイニングを投げきることが大事」だということを課題として感じた。
それを踏まえて、今年のオフは「1年間しっかり戦える体づくりと、1軍の先発ローテで回りきるという目標を掲げて練習してきました」と長いイニング、1年間戦うための体力をつけてきた。
「去年はすごく自分の中で不甲斐ないシーズンだったなと思ったので、今年はそういうことがないようにしっかりやりきったぞという感じで終わりたいと思います」。充実の1年にするために、1日のソフトバンク戦だけでなく、1軍の実戦登板のチャンスがあった時にしっかりと継続して抑えるところを首脳陣に見せていきたい。安定した投球を披露し続ければ、開幕先発ローテーション入りも見えてくる。