先発転向を目指すロッテの西野は球に力があり、緩い球も効果的に絡めて5回を4安打1失点と前進した。平沢は鋭い打撃で2点本塁打とアピール。ヤクルトは丸山和が途中出場から逆方向へ一発を放ち、新人の北村も振れている。
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東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)が4日、自己最速165キロをマークした。
4日昼、担当する西武の試合直前に、私は先輩記者ら数人に“予言LINE”を送った。「圧倒的な投球を始めた球場です」「名古屋だし164とか165投げるかも」。当たった。
19年は高校野球担当、20〜22年はロッテ担当として計4年間、佐々木を取材した。計48試合、3742球を球場で見た。現時点では日本一、佐々木の球を見ているかもしれない。
初ブルペンと完全試合の衝撃は色濃いが、それ以外だと21年8月3日、東京五輪開催中に行われたバンテリンドームでのエキシビションマッチが強烈だ。空振りとどん詰まりの山。直前の登板までより、一気に平均球速が3キロ増。「直前につかんだことがありました」と本人も話した転換の局面。テレビ中継がなく、報道陣もまばら。田村が「マジえぐかった…」と絶句した“名古屋の衝撃”をやはり再現してしまった。
テレビ観戦も含めれば高3以降、公開された全試合の全4802球の球速を手元に残している。19年4月の163キロから、肉体強化の時期を経て、昨年3月に164キロを出すまで約3年、2767球を要した。昨季は公式戦だけで計340球の160キロ台。164キロが11球で、高校時代から「いつか投げたい」と目標にする大台には届かなかった。初の164キロから1951球、24試合、約1年で、ついに「165」を表示させた。
侍ジャパンの「令和の怪物」は、異次元投球で観客の度肝を抜いた。佐々木朗希投手(21=ロッテ)が壮行試合の「カーネクスト侍ジャパンシリーズ」中日戦に先発。自己最速を1キロ更新する165キロをマークするなど160キロ超の剛速球を連発し、3回53球、1安打3奪三振の無失点に抑えた。先発を予定するWBC1次ラウンドの11日チェコ戦(東京ドーム)に向けた最終登板で、さらなる進化を見せた。
スタンドが騒然とした。うなりを上げる佐々木のストレートにファンの視線が奪われた。1回2死一、三塁、中日アキーノへの4球目。自己最速を1キロ更新し、大谷が持つ日本人最速記録に並ぶ165キロをマークした。球界屈指の捕手である甲斐ですら、捕球できずにボールはミットをはじいて前に転がった。コースはど真ん中。ベンチで見守った大谷も両肩を上げて苦笑いだった。
異次元の“160キロ祭”は令和の怪物史でも過去最速だった。直球36球のうち、160キロ台は約8割となる28球。平均は昨年5月20日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の161・1キロと並んで過去最速だった。3回53球、1安打3奪三振の無失点の圧巻投球で大谷が思わず拍手を送る場面も。それでも「内容はあまり良くなかったかなと。ボール自体は悪くなかったんですけど、小さなフォームの誤差が、ボールのばらつきを生んだかなと思ってます」と反省が口をついた。
前日3日の試合前には岩手出身の先輩・大谷と初対面。ともに柔らかい表情で肩をさすられながらコミュニケーションを取った。車で1時間半ほどの距離の地元出身スターに「テレビ通りの人でした。岩手の話をしました」と地元トークを展開。大谷が見守る中で大谷の165キロに並んだが「64だったり65、そこら辺はあまり変わらないと思う。今日は内容が良くなかったので、そっちの方がちょっと気になる」と関心事項には無かった。
圧倒的な投球内容でWBC本戦へも視界は良好。中6日で11日のチェコ戦での先発が有力となる。「勝つことがすごく大事だと思うので、内容よりも結果にこだわってやっていきたい」と勝利だけを追い求める。日本で最も速い球を投げる若武者の伝説は続く。次は世界を力でねじ伏せる。
壮行試合4試合目でチーム初本塁打も飛び出し、侍ジャパン史上初となるところだった同一球団への連敗を阻止した。栗山監督は「やっぱりホームランは欲しいよね。欲しいっす」と、おどけながら喜んだ。ただ、6回1死三塁で牧、村上が凡退し得点できず。指揮官は「必死になりすぎて、ああなるのが国際大会。だからこそ、ピッチャー中心に我慢」と気を引き締めた。試合後は壮行セレモニーで「世界一に向かって全員で戦っていきます」と満員のファンに誓った。
異次元の“160キロ祭”だった。侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)が、大谷に並ぶ日本人最速タイの165キロを計測するなど、直球36球のうち、160キロ台は80%となる28球でマーク。平均は過去最速タイの161.1キロだった。
3回53球、1安打3奪三振の無失点の圧巻投球でマウンドを降り「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に生かします」と反省が口をついた。
佐々木は1回のビシエドへの初球、見逃しストライクとなった1球で自己最速タイの164キロをマーク。1回2死一、三塁、アキーノへの4球目で自己最速を更新する165キロを記録していた。剛速球連発に場内は騒然となった。
サポートメンバーの藤原恭大外野手(22=ロッテ)が、チーム初安打となる三塁打を放った。
2回2死走者なしで、カウント1−2から、大野雄の低めカットボールを右翼方向へ運んだ。右翼手アキーノがスライディングキャッチを試みたが捕球できず。ボールが転がる間に藤原は快足を飛ばして一気に三塁へ到達した。
続く近藤が中堅へ適時二塁打を放ち、先制の本塁を踏んだ。
侍ジャパンの先発、佐々木朗希投手(21=ロッテ)が、自己最速を更新する165キロを出した。
この日の3回までの球速(キロ)は次の通り。
侍ジャパンの先発、佐々木朗希投手(21=ロッテ)が、自己最速165キロを出した。
1回2死一、三塁、アキーノへの4球目に165キロをマーク。見逃しのストライクとなったが、捕手の甲斐が捕球できなかった。これまでの自己最速タイを1キロ更新。同じく最速165キロで、ベンチで戦況を見守る大谷翔平投手(28=エンゼルス)は、ベンチで苦笑いを浮かべていた。
大船渡(岩手)時代の19年4月6日、高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で投げた163キロをマーク。昨年3月27日の楽天戦(楽天生命パーク)などでマークした自己最速164キロをマーク。再び記録を塗り替えた。
NPB最速記録は21年8月13日、巨人チアゴ・ビエイラ投手(29)が中日戦(東京ドーム)で投じた166キロとなっている。
平沢大河外野手(25)が、声出し解禁日となったZOZOマリンの右翼席に感謝の弾丸ライナーをいきなりぶち込んだ。1回裏無死一塁で、空振り、ファウルで追い込まれた3球目。「その前の2球はあまり良いスイングではなかったので、とにかく真っ直ぐに合わせようと思った」。内角高めのボール気味の直球を強振し、先制2ランを放った。
オープン戦の今季チーム1号。ダイヤモンドを1周してベンチでハイタッチ後、「タイガ、タイガ」の平沢コールに応え、かぶっていたヘルメットを左手で大きく掲げ、感謝の意を表した。「やっぱり久々に大歓声の中でゲームが出来て嬉しかったし、すごく力になった。シーズンでも今日以上の応援をしてもらえるに頑張っていこうと思う」。外野手にも挑戦して出場機会を増やす今季オープン戦初戦で、ファンの後押しも受けて好発進した。
先発の西野勇士投手(31)も5回4安打3奪三振1失点の好投で、開幕ローテ入りに大きく前進した。ウォーミングアップの時から声援に気持ちを高ぶらせ「頑張れという声も届いていましたし、声援がある野球はいいなと思いました」と応援の力も得て結果を出した。入団2年目の広畑敦也投手(26)は「ヒロッハタ」コールも初経験。3回を投げ、打者9人を完全に封じて見せた。
18日の西武戦(午後1時開始、ZOZOマリン)からは鳴り物も使用した応援も加わる予定だ。かつてロッテのエースとして活躍し、今季から再び古巣のユニホームを着ている黒木知宏投手コーチ(49)も「やっぱり見る景色は良いですね。戦う場所はここ。声出し応援もOKなので、ファンの皆さまの声援を受けた時に、選手が差し込まれるのか差し込まれないのかというところを含めて、どんどん彼らの中に染み込ませていかないと行けない」と感慨深い表情を見せた。
「ロッテの応援」がSNS上でトレンドワードにもなる盛り上がり。19年以来、4年ぶりとなる大声援とマリンの風を感じる日常が、少しずつ戻りつつあることを実感した1日となった。選手にとっても、ファンにとっても。
先発の西野が5回4安打3奪三振無四球1失点の好投で、開幕ローテ入りに大きく前進した。ウオーミングアップから声援にも気持ちを高ぶらせ「頑張れという声も届いていましたし声援がある野球はいいなと思いました」と笑顔。フォークの精度を課題に挙げたが、スライダーや高速カーブなどは手応えを得た。6日に32歳となるが「若い子には負けるつもりはない」と競争を勝ち抜く。
ロッテは4日、美馬学投手(36)が明日5日に行われるヤクルトとのオープン戦(午後1時、ZOZOマリン)で先発することを発表した。
美馬は「今季初登板になるので、現状を確認しながら良いスタートを切れるように投げたいと思います」と意気込んだ。
ロッテは4日、新レプリカユニホームの販売を、同日からマリーンズストアでも開始したことを発表した。
これまでは、オンラインストアのみで先行予約販売を行っていた。マリーンズストアで販売されるホーム、ビジターの2種類は、ともに背番号と背ネームのフォントが本来のオリジナルのものから文字の空間を広くして、視認性を高め、全体的にシャープな印象に変更されている。また、ビジターユニホームはストライプが廃止され、純黒の生地となり左胸には「M」のイニシャルマークが白字で掲げられており、「ブラック」を強調するデザインに大きくリニューアルされた。
「2番左翼」で先発のロッテ平沢大河外野手(25)が、1回無死一塁から右翼席に2ランを放って2点を先制した。
オープン戦チーム1号。2ストライクから振り抜いた平沢は「ストレートが2球続いたので、ストレートにタイミングが遅れないように打ちました」と振り返った。
ロッテの新外国人ルイス・ペルドモ投手(29=ブルワーズ)が4日、ZOZOマリンで入団会見を行い、覚え立ての日本語で「コンニチハ、ハジメマシテ、ペルドモデス」と挨拶し、拍手を浴びた。
初来日だが、パドレスの野茂英雄アドバイザー(54)や元パドレス牧田和久氏(38)らから日本の情報を伝えられてきたことで「日本に来たかった気持ちがあった」と笑顔を見せた。「サンディエゴにいる時から、よく日本食を食べていました。すしは何でも好きで、特にエビ、サーモン、マグロ。和食は全部好きです」。今後は日本の文化も学びたいと言う。
会見前にはライブBPに登板し、小川龍成内野手(24)と山本大斗外野手(20)に対して計21球を投げ、安打性は1本のみ。ストレート、シンカー、スライダー、チェンジアップが持ち球だが「感覚は良かった。打者と対戦出来たことはすごく嬉しかった。自分の武器は低めに集めるシンカーで、ゴロをたくさんとっていきたい。チームとして優勝することだけを目標に頑張っていきます」と意気込んだ。
冒頭には侍ジャパン投手コーチとしてチームを離れている吉井理人監督(57)からメッセージも届いた。「ペルドモ選手にはリリーバーの活躍を期待しています。コントロールが良く、ゴロを打たせてとるタイプだと思っています。日本の環境、野球に慣れてもらい、コンディションを整えて開幕からチームの優勝に貢献してくれたら」。追加で「あと、東條(大樹)選手に似ているという噂ですが、東條より少し男前です」のコメントが伝えられると、会見場は笑いに包まれた。
CBSスポーツ電子版は3日付で、WBCに出場する選手の中で将来MLBに移籍する可能性のある有望株を特集し、日本人選手がトップ3を独占した。
1位はオリックス山本由伸投手(24)、2位はロッテ佐々木朗希投手(21)、3位はヤクルト村上宗隆内野手(23)。1位の山本については「ショウヘイ・オオタニやユウ・ダルビッシュ、マサヒロ・タナカ、ヒロキ・クロダが示してきたように、日本のトップ投手であるヤマモトもレベル的にメジャーにフィットする」と解説。佐々木朗については「メジャーのローテで2番手格になる」とし、村上については「パワーと出塁能力があり中軸を打てる彼は、MLB球団にとって魅力的」とした。
4位には韓国代表でキウムの李政厚(イ・ジョンフ)外野手(24)が入った。元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)を父に持ち名古屋生まれの李政厚は昨季、2年連続首位打者と初の打点王に輝きMVPに選出。今季終了後にポスティングシステムでメジャー移籍を目指すことを発表している。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が4日、壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」の中日戦(バンテリンドーム)に先発登板し、3回1安打無失点。1回2死一、三塁でアリスティデス・アキーノ外野手(28)への4球目に、大谷翔平(エンゼルス)が日本ハム時代の2016年に記録した日本選手最速に並ぶ球速165キロをマークした。チームは4−1で勝った。
ミットをはじいてしまうほどの剛速球だった。佐々木朗が1回、自己記録を1キロ更新する日本選手最速タイの165キロをマーク。球速が電光掲示板に表示されると、スタンドから驚きの声が響き渡った。
「(球速は)意識していなかった。本戦前の最後の登板だったので、しっかり自分の投球をできるようにと思って投げた」。
同じ岩手県出身の大谷の前で、異次元の投球を披露した。1回、内野安打と四球などで2死一、三塁のピンチを招いたが、ここからギアを上げた。5番・アキーノに対し、160キロ超を3連発。3万5897人をざわつかせた直後の4球目だった。真ん中に決まった直球は165キロを計測。捕手の甲斐は捕球できず、その光景を三塁ベンチで見た大谷は思わず笑みを浮かべた。
3日にはチームに合流した大谷と初対面。試合前の練習中に挨拶し、肩に手を回され、?を緩める一幕もあった。岩手・陸前高田市出身の佐々木朗にとって、7学年上の水沢市(現奥州市)生まれの二刀流は故郷の大スター。地元トーク≠熬eみ、「テレビ(で見た)通りの人だった」と興奮気味に語っていた。日本選手最速記録を持つ大谷の目の前で並んだ。160キロ台の速球は合計22球。「令和の怪物」の実力を示した。
前回先発した2月25日のソフトバンクとの壮行試合(宮崎)で2回1安打無失点、3奪三振。そして本戦前最後となったこの日は2四球を出しながらも、3回1安打無失点、3奪三振と好投した。
岩手・大船渡高出身の21歳は昨季、史上最年少で完全試合を達成。自己最速を164キロに伸ばしていた。オフは食事の管理を徹底。腸内環境と筋肉の質を上げるメニューを意識的に摂取した。サポートする順大・小林弘幸教授が「食事に関してかなり真剣に取り組んでいる」とうなずくほど。初出場の大舞台へ向けた努力が実を結んでいる。
1日のチェコ戦の先発が有力だ。「勝つことがすごく大事だと思うので、内容よりも結果にこだわっていきたい」。「3・11」は東日本大震災が発生した日。12年前の小学3年だった当時、津波で父を亡くした。進化を続ける剛腕が特別な日のマウンドに上がる。
侍ジャパン・佐々木朗希投手(21)=ロッテ=は先発し、3回1安打無失点。自己最速となる165キロを計測するなど3三振を奪った。
右腕は「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じてしまいました。悪いところが本戦前に出たので次に生かします」とコメントした。
佐々木朗は同3戦目となる11日のチェコ戦(東京ドーム)での先発が有力。中6日の登板間隔で本戦を迎える。
侍ジャパン・佐々木朗希投手(21)=ロッテ=は先発し、3回1安打3奪三振無失点。甲斐(ソフトバンク)とバッテリーを組んだ。1回2死一、三塁のアキーノの打席で4球目に自己最速となる165キロを計測。続く5球目の164キロ直球で空振り三振でピンチを切り抜けた。2回は併殺打もあり打者3人で打ち取り、3回は2三振を含む三者凡退だった。
しかし、中日打線にファウルなどで粘られて1回は25球、2回は17球、3回で計53球を要した。1次リーグの球数制限は65球となっている。佐々木朗は同3戦目となる11日のチェコ戦(東京ドーム)での先発が有力。中6日の登板間隔で、本戦を迎える。
ロッテ・平沢大河内野手(25)がチームのオープン戦1号となる先制2ランをマークした。
声出し応援が解禁された本拠地のZOZOマリンスタジアム。大河コール≠ェ響く右翼席に突き刺し「久々に大歓声の中でゲームができて嬉しかった。力になった」と笑った。「2番・左翼」で先発し、1回無死一塁でエスピナルの145キロの直球を引っ張った。
仙台育英高からドラフト1位で入団して8年目。打撃が売りの左打者だが、18年に112試合に出場した後は出場機会が減少。今季から指揮を執る吉井監督は起用法について「打撃を生かすために、色んなポジションを守れた方が彼は試合に出やすい」と話しており、本来は内野手だが、出番を求めて外野の練習にも取り組む。
「チャンスがあればとどこでもと思って準備している。まずは打撃でアピールしないと」。なりふり構わず、ポジションを奪う。
8日開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が壮行試合4戦目を戦い、佐々木朗希投手(24)=ロッテ=が先発登板。立ち上がりから160キロ超の速球を連発し、1回2死一、三塁の場面でアキーノへ投じた4球目で自己最速の165キロを計測。WBC本番に向けた仕上がりの順調ぶりをうかがわせた。3月11日のチェコ戦での先発が有力となっており、最後の実戦の場で剛腕が光った。
ロッテ・平沢大河内野手(25)が、オープン戦1号となる先制2ランを放った。
「2番・左翼」で先発出場し、0−0の1回、無死一塁の場面。声出し応援が解禁され、右翼席から大河コール≠ェ響く中、2ストライクからエスピナルの145キロを豪快に引っ張り、ロッテファンで埋め尽くされた右翼席に運んだ。
平沢は「ストレートが2球続いたので、ストレートにタイミングが遅れないように打ちました」と喜んだ。
ロッテの新助っ人、ルイス・ペルドモ投手(29)=前ブルワーズ=が4日、本拠地のZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。ドミニカ共和国出身で来日は初めてだというが、会見の冒頭では「こんにちは。初めまして。ペルドモです」と日本語で挨拶し、笑顔を見せた。
米大リーグで通算23勝を挙げた右腕は、「自分の武器は低めに集めるシンカー」と説明。入団会見前に行われた打者を相手にした実戦的な投球練習「ライブBP」では21球を投げ、安打性の当たりをわずか1本に抑えた。「感覚としてはすごく良かった。シーズンに入ってからも、たくさんゴロで打ち取るようなピッチングでチームに貢献したい」と力を込めた。
日本の野球は「ユーチューブでたまに見ていた」といい、「日本に来たかったという気持ちがあって、奥さんとも話していた。ここにいられてすごく嬉しい」と笑った。日本食が好きで、特にお気に入りは「すしとチャーハン」だという。
吉井理人監督(57)は、投手コーチを務めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に帯同しているため、同席はしていなかったが、「ペルドモ選手にはリリーバーの活躍を期待しています。コントロールがよくゴロを打たせて取るタイプだと思っています。まずは日本の環境、野球に慣れてもらい、コンディションを整えて開幕からチームの勝利に貢献してくれたらと思います。あと、東條選手に似ているという噂ですが、東條より少し男前です」とメッセージを寄せ、笑いを誘った。
大声援のファンに、ヘルメットを持った左手を高々と上げた。オープン戦初戦。「2番・左翼」で起用されたロッテ・平沢は初回無死一塁でエスピナルの直球を捉えた。打球はファンが待つ右翼席中段へ飛び込んだ。この日からZOZOマリンでの声出し応援が解禁。「(集中していて)打席ではあまり聞こえなかったけど、久々に大声援の中で試合ができて嬉しい。シーズンでも今日以上の応援をしてもらえるように頑張りたい」。価値ある先制2ランに、「大河」コールが響き渡ったが、表情は引き締まったままだ。
昨季は三塁で自身初の開幕スタメン出場。結果を残せず1軍に定着できなかった一方で、2軍で首位打者を獲得した。今季は外野が主戦場となっているが、勝負の8年目を前に「チャンスがあれば、どこでもやる」と必死だ。
ロッテの新助っ人、ペルドモ(前ブルワーズ)が本拠地で入団会見を行った。メジャー通算23勝右腕は「コンニチハ、ハジメマシテ、ペルドモデス」と日本語で挨拶し、「シンカーでゴロをたくさん取っていきたい」と意気込んだ。
会見前の練習ではライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。山本と小川を相手に21球を投げ、安打性の当たりは1本に抑えた。吉井監督からは「リリーバーとして期待している」とのメッセージが送られ、「優勝だけを目標に頑張っていく」と誓った。
侍ジャパンの佐々木朗は大船渡3年時に163キロをマークしていた。数字の上では大きな変化はないようにも見えるが、体つきやフォームは進化。高校時代から動作解析を行っている筑波大の准教授で野球部監督の川村卓氏は「高校の時は背中(の筋力)だけで投げていた感じだが、今は下半身も使えるようになってきている」と分析する。
お尻の周囲や太腿裏、体幹を鍛えたことで下半身が安定。球を手放す直前まで打者に正対しないフォームとなったことで、投球動作が隠れ打者がタイミングを取りづらくなり、球にも力が伝わりやすくなるという。「横の動きが本当に上手になった。股関節周りのトレーニングが非常にうまくやれている証拠」と指摘する。
さらに球速を伸ばすポイントには、上半身の使い方を挙げた。柔軟性を保ちながら肩の周辺の筋肉を鍛え右腕を体から離しすぎずコンパクトに使えるようになれば、腕の振りが速くなる上に関節への負担が減り故障のリスクが下がるという。「上半身もしっかり使っていければ、170キロも見えてくる」と期待を込めた。
大谷先輩に負けじと剛球ショータイムだ。侍ジャパンは4日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた中日との壮行試合を行い、先発の佐々木朗希投手(21)が3回1安打無失点、3奪三振。自己最速を1キロ更新し、大谷翔平(28)に並んで日本選手最速となる165キロをマークした。試合は4−1で勝利。11日のチェコ戦に先発が濃厚な「令和の怪物」が、上々の投球で最終調整を終えた。
ベンチの大谷は驚いて口を開け、あきれたように笑った。初回2死一、三塁。佐々木朗がバズーカのように160キロ台の直球をミットにぶち込んでいく。そして出た。二刀流腕に並ぶ日本選手最速165キロだ。真ん中でも甲斐がキャッチできない超剛速球。最後は、これまでの自己最速164キロでアキーノを空振り三振に斬った。
「(球速は)意識していないがボール自体は良かった。64だったり65(だったり)、そこら辺はあまり変わらないと思う」。
口振りは淡々としているが、3万5897人の観衆をどよめかせた球が、どれほど凄いことか。本来ならオープン戦が始まったばかりで、肌寒さも残る時期だ。プレーボール後に体勢を崩した1球を除けば初回の直球全てが160キロ台だった。
この日の投球で仰天のプランが浮上した。栗山監督が「朗希から(含めて)全員最後もある」と、佐々木朗も米国ラウンドでの抑え起用の可能性も示した。WBCデビューは1次ラウンド第3戦となる11日のチェコ戦(東京ドーム)が濃厚。その後、世界一連覇した09年第2回大会のダルビッシュのように、胴上げ投手となる夢を描かせる球の強さだった。
前日は岩手の先輩でもある大谷と初対面。敬語で「何歳ですか?」と話しかけられ、年下だと分かると肩を抱かれた。剛速球が、その大谷の領域に届いた。球数がかさんで初回に25球。3回までに計53球を要した。球数制限のあるWBCの1次ラウンドは65球で「ボール自体はそんな悪くなかったが、小さなフォームの誤差がボールのばらつきを生んだ」と反省。球の強さは証明し、後は微調整を進めて仕上げる。
昨年11月の強化試合は大会使用球の大きさが1球1球、均一ではないと感じて適応に悩んだが、2月の宮崎合宿で投球練習の途中でボールを何度も取り換えるなど対策して克服した。セ・リーグで普段は投球を見ない相手先発の大野雄も「異次元すぎて、何も感じなかった」と言ったほど。栗山監督には「大会が進めばもっと球速が上がりそう」と期待を抱かせた。
当の本人は「ストライクゾーンに強いボールをしっかり投げていきたい。勝つことが大事」ときっぱり。そんなSASAKIに世界は驚くだろう。
佐々木朗(ロ)が初回に自己最高球速を1キロ更新する165キロを計測。日本球界では21年ビエイラ(巨)の166キロに次ぐ歴代2位タイのスピード。大谷(日=現エンゼルス)が16年10月16日ソフトバンク戦(CSファイナルS第5戦)でマークした球速に7年ぶりに並ぶ日本人最速記録になった。
9日開幕の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は4日、バンテリンDで行われた壮行試合で4−1で中日に快勝。1−1の7回、岡本和真内野手(26)がチーム1号となる勝ち越しのソロ本塁打を放った。
7回、先頭で打席に入ると、中日・柳の初球、甘く入ったカットボールを捉えて左翼席に運んだ。2月のソフトバンクとの壮行試合から全4試合で打点を記録するなど13打数5安打6打点。「一発で仕留められたという部分では良かったと思う」としつつ「まだまだなのでしっかりと準備していきたい」と表情を引き締めた。
試合後のお立ち台では佐々木朗希が「師匠もたくさん打ってくれると思うので、応援よろしくお願いします」と岡本和を“師匠”呼びする一幕もあった。2月の強化合宿で村上が「初めて会った時から師匠って呼んでる」とリスペクトして呼んだことから付いた“愛称”だったが、岡本和は「アイツはなめてるんすよ」と苦笑い。「呼んでるのも朗希と宮城大弥やとムネぐらいで。なめてる3人」と話し、報道陣の笑いを誘った。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が先発して、3回1安打無失点。WBC本戦前の最終登板で盤石な投球を見せた。
お立ち台では「最高です。本戦前最後の登板だったので自分の投球投げようと思った」と笑顔を見せた。
圧巻は初回2死一、三塁で迎えたアキーノへの4球目。自己最速となる165キロを記録し、バンテリンドームのスタンドをどよめかせた。
アキーノを164キロ直球で空振り三振でピンチを切り抜けると、2回は先頭の高橋周を四球で出したが後続を併殺で断つなど、危なげない投球で3回を無失点。53球を要したが、1安打2四球で3三振を奪う内容だった。
同じ岩手出身で、憧れの大谷翔平に並ぶ日本選手最速タイの165キロにも「意識しなかったけどボール自体がよかった」と涼しい表情を浮かべた。
ベンチでは同学年のオリックス・宮城の帽子を奪って隠したり、笑顔でリラックスした様子。1次ラウンド・チェコ戦(東京)の先発が濃厚な令和の怪物がに死角はない。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が4日、中日との壮行試合に先発し、初回2死一、三塁で迎えたアキーノへの4球目に自己最速となる165キロを記録。Yahoo!リアルタイム検索では「165キロ」がトレンド入りを果たすなどネットで話題となった。
佐々木朗は初回2死一、三塁のピンチを招き迎えたアキーノへの4球目で165キロをマーク。2016年10月16日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦のソフトバンク戦(札幌ドーム)で、当時日本ハムに所属していた大谷翔平が記録した日本選手最速に並んだ。
この場面にネット上は「佐々木が165キロ出しててたまげた。自己最速やん」「佐々木朗希しれっと165キロ出したよね自己最速!大谷に並んだ」「郎希165キロおめでとう」「佐々木朗希、自己最速の165キロきたぁぁぁぁ!」「佐々木朗希投手165キロ!!速過ぎて人間じゃ打てないw」と大盛り上がり。
中には「地上波で165キロ見せてよー」「ほらほら地上波さーん、中継しなかったから佐々木朗希くんの165キロ生中継できんかったやん!!もったいない事したね」「なぜ地上波で見れないのか」「朗希とうとう165キロ出したのか。何でこんな時に試合中継無いの」「生で見れた人うらましい」「うちアマプラ入ってないから見れないんですけど、朗希くん165キロ出したってまじですか。民放頑張って放送してくれよ〜泣」とAmazonプライム独占ライブ放送となった試合中継に反応するファンの声もあった。
侍ジャパンの先発・佐々木朗希投手(21)は大谷翔平に並ぶ日本選手最速タイの165キロを記録するなど3回53球を投げ、1安打3三振で無失点に抑えた。
初回2死一、三塁とピンチを作ったが、アキーノの4球目に自己最速165キロを投じると最後は164キロ直球で空振り三振に仕留めた。
2回は先頭の高橋周に四球を与えたが、木下を投ゴロ併殺。龍空を162キロ直球で左飛に打ち取った。
3回はスライダーを2球混ぜるなど変化球を主体に2者連続三振を奪うなど、3者凡退。2四球を与えるなど53球を要したが、無失点で先発の役目を果たした。
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が先発し、初回2死一、三塁で迎えたアキーノへの4球目に自己最速となる165キロを記録した。
先頭のカリステを遊ゴロに仕留め、続く大島に三塁への内野安打を許したが、3番・細川を遊ゴロに打ち取って2死二塁。4番・ビシエドはファウルで粘られた末に四球を許し、2死一、三塁のピンチを招いた。
そして2−1からアキーノへの4球目で165キロをマーク。2016年10月16日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦のソフトバンク戦(札幌ドーム)で、当時日本ハムに所属していた大谷翔平が記録した日本選手最速に並んだ。ベンチで見守っていた大谷は白い歯を見せてニッコリ。佐々木朗がこの回を無失点で切り抜けると、手を叩いて迎えた。
ネットでは「同じ岩手出身の佐々木朗希が大谷さんが出した165kmを本人の目の前で出すのエモすぎだろ」「佐々木朗希165km!!!これを大谷さんが現地で見てるという奇跡」「大谷の前で165出す佐々木朗希さんヤバすぎるでしょ」「朗希の165で大谷さんも笑うしかなくなってますやん」「大谷さんの目の前で165出す、佐々木朗希カッコええな」などの声が上がった。
※各投手の最速のみで初計測時。大谷はCS、佐々木朗は代表戦。
ロッテの新助っ人ルイス・ペルドモ投手(ブルワーズ)が4日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行い、背番号55のユニホーム姿も披露した。
メジャー通算147試合に登板し、23勝31敗、防御率5.12を誇るドミニカ共和国出身右腕は「低めに集めるシンカーで、ゴロをたくさん取っていきたい」と自身の長所を明かした。
日本語も流暢で、冒頭の挨拶では「コンニチハ、ハジメマシテ、ペルドモデス」と披露するなど、異国の地に慣れようとする貪欲さも感じられる。
会見前の練習ではライブBPも行った。山本と小川の若手打者に対し、21球を投げ、安打性は小川の左中間へ飛んだ打球だけだった。
侍ジャパンの投手コーチも兼務しているため、チームから離れている吉井監督からは「リリーバーとして期待している。制球がよく、ゴロを打たせるタイプ。開幕からチームの勝利に貢献してくれたらと思います」とメッセージが届けられた。
これにはペルドモも「必要だと言われたところで、投げて全力を尽くすだけ。優勝することだけを目標に頑張っていきます」と嬉しそうだった。
ロッテは4日、マリーンズストアで2023年のホーム、ビジター新レプリカユニホームの販売を開始した。これまでオンラインストアのみで先行予約販売だった。
今回マリーンズストアで販売される2種類はともに背番号と背ネームのフォントの文字の空間を広くして視認性を高め、全体的にシャープな印象に変更されている。また、ビジターユニホームはストライプが廃止され、純黒の生地となり、左胸には「M」のイニシャルマークが白字で掲げられた「ブラック」を強調するデザインにリニューアルされた。ました。ビジターユニホームの袖には、球団理念にある「勝利への挑戦・勝利の熱狂・勝利の結束」を表現したブラック、ホワイト、グレーの3本線「BELIEF LINE」が描かれている。
価格はネームなし(サイズ:KIDS、S、M、L、O)が8000円、ネームあり(サイズ:S、M、L、O)は9900円で、中村奨吾内野手はキャプテンマーク付きのため、11400円(全て税込み)となる。
侍ジャパン先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)が初回に日本選手最速タイの165キロをマークするなど3回無失点。6日の強化試合・阪神戦(京セラD)からいよいよ大谷、ヌートバーらメジャー勢の出場が可能になる。
佐々木朗にとって球速は、“心技体の合致”の延長線上にある。入団した頃から球速に注目を浴びてきた右腕だが、「やっていることができてくれば、自然とついてくるもの」とこだわりを口にしたことはない。その意味では、右腕の技術と体、心の状態が理想とする域に近づいてきた証拠でもあると感じる。
昨季に関して、朗希が“執着”していたものがある。1年目から体重は5キロ以上増え、直球の平均球速も5キロ以上アップした。自分なりのトレーニングを重ねてきた中で、向き合ったのが“力み”だ。「力みが入るとどうしても動きが単調になって間のないフォームになる。ゆっくり足を上げるとか、下ろすときに丁寧に下ろすとかそういうことに集中するだけでも力みが消えて良い力感で投げられる」。
昨季1年間で20登板を重ねたことで見た目では分かりにくい体の強度も増し、接戦やピンチを経験することで精神的にも成長。「色んな失敗、経験をしてきた。その時どんなに頑張っても今までやってきたことしか出ないので、今できることを精一杯やろうと思っている」。特別なことは決してしていない。令和の怪物の底はまだ見えない。
侍ジャパン先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)が初回に日本選手最速タイの165キロをマークするなど3回無失点。6日の強化試合・阪神戦(京セラD)からいよいよ大谷、ヌートバーらメジャー勢の出場が可能になる。
7年の時を経て、再び歴史が動いた。佐々木朗が投げ込んだ直球が球史に残る1球となった。初回2死一、三塁、アキーノへの4球目。捕手の甲斐が取り損ねたほどの剛球が大型ビジョンに映したのは「165」の文字だった。「(球速は)意識はしていなかったがボール自体は良かった」。自己最速を1キロ更新し、日本ハム時代の16年に大谷(現エンゼルス)が記録した日本人最速に並んだ。ベンチで見つめた二刀流男は、嬉しそうに笑っていた。
万全の投球ではなかった。「小さなフォームの誤差がバラツキを生んだ」と直球、変化球ともに制球が乱れ、初回は四球と暴投でピンチを招き、2回先頭の高橋周も四球で歩かせた。それでも3回には、直球を軸にストライク先行の投球へと修正に成功。フォーク、スライダーを効果的に使って2三振を奪った。しかし、3回1安打無失点の結果にも「あまり内容が良くなかったので、(球速より)そっちの方がちょっと気になる」と笑顔は封印。改めて気を引き締めた。
登板前日の3日、特別な時間を過ごした。大谷が代表に合流し、試合前練習中に吉井コーチを交えてあいさつ。心からの笑み混じりに会話を楽しんだ。「岩手の先輩でもあり、プロ野球の先輩でもある。しっかり追い越していきたい」。プロ入り時に目標に掲げた二刀流のスターとは初対面だったが、岩手の話題で盛り上がり「テレビ通りの人でした」と感激。憧れの人の眼前で、肩を並べてみせた。
これでWBC本戦へ向けた調整登板が終了。先発が有力視される11日のチェコ戦へ向けて「悪いところが本戦前に出たので次にいかします」と反省は残ったが、全53球のうち36球投げた直球の平均球速は昨年5月20日のソフトバンク戦(ペイペイD)でマークした最速に並ぶ161.1キロ。「勝つことがすごく大事。内容よりも結果にこだわってやっていきたい」。過去最高の仕上がりで世界にぶつかっていく。
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手が4日、中日との壮行試合に先発。3回1安打無失点、3奪三振と好投したが、「内容に関してはあまり良くなかったかなと思います。投げているボール自体はそんなに悪くなかったんですけど、小さなフォームの誤差がバラツキを生んだかなと思っています」と振り返った。
初回、日本選手最速タイの165キロを計時し、自己最速を1キロ更新したが、「あまり内容が良くなかったので、そっちの方がちょっと気になる」と反省。3月11日のWBC1次ラウンド・チェコ戦(東京ドーム)での先発が有力視されている右腕は、「勝つことがすごく大事だと思うので、内容よりも結果にこだわってやっていきたい」と意気込んだ。
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手が先発し、3回1安打無失点、3奪三振と好投。53球で予定の3イニングを投げ切り降板した。初回に日本選手最速タイの165キロを計時し、自己最速を1キロ更新した。
大島、ビシエドら主力もスタメンに名を連ねた中日打線に対し、先発のマウンドに上がった佐々木朗。初回2死一、三塁のピンチを背負ったが、5番・アキーノへの4球目に165キロをマーク。最後は164キロ直球で空振り三振に斬った。
2回は先頭の高橋周に四球を与えたが、続く木下を投ゴロ併殺。最後は龍空を162キロ直球で左飛に打ち取った。3回は先頭の田中を二ゴロに斬ると、カリステ、大島をともにフォークで空振り三振に仕留めた。
予定の3イニングを投げ終えた佐々木朗は、「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に活かします」と次回登板を見据えた。
右腕は本大会では中6日で11日のチェコ戦先発が有力となっているが、WBC本大会前のラスト登板で快投を披露した。
3月のWBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を目指す侍ジャパンのサポートメンバーとして参加しているロッテ・藤原恭大外野手が、チーム初安打となる三塁打を放った。
「9番・中堅」でスタメン出場。3回2死走者なしで迎えた第1打席、ライトへはじき返した打球を右翼手・アキーノが後逸。藤原は俊足を生かして一気に三塁を陥れ、記録は三塁打となった。その後2死三塁から1番・近藤がタイムリー二塁打を放ち、先取点を奪った。
藤原は、ロッテ・岡、日本ハム・万波とともにサポートメンバーとして参加。侍ジャパンの一員としてプレーする機会をつかみ、バットでチームに貢献した。
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手が先発し、3回1安打無失点、3奪三振と好投。53球で予定の3イニングを投げ切り降板した。初回に日本選手最速タイの165キロを計時し、自己最速を1キロ更新した。
大島、ビシエドら主力もスタメンに名を連ねた中日打線に対し、先発のマウンドに上がった佐々木朗。初回2死一、三塁のピンチを背負ったが、5番・アキーノへの4球目に165キロをマーク。最後は164キロ直球で空振り三振に斬った。
2回は先頭の高橋周に四球を与えたが、続く木下を投ゴロ併殺。最後は龍空を162キロ直球で左飛に打ち取った。3回は先頭の田中を二ゴロに斬ると、カリステ、大島をともにフォークで空振り三振に仕留めた。
予定の3イニングを投げ終えた佐々木朗は、「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に活かします」と次回登板を見据えた。
右腕は本大会では中6日で11日のチェコ戦先発が有力となっているが、WBC本大会前のラスト登板で快投を披露した。
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手が4日、中日との壮行試合に先発し、初回からいきなり自己最速を1キロ更新する165キロをマーク。日本選手最速は16年に当時日本ハムに所属した大谷が計測した165キロだったが、佐々木朗がこの記録に並んだ。
先頭のカリステを遊ゴロに仕留めると、続く大島には三塁への内野安打を許したが、3番・細川を遊ゴロ。続くビシエドへの初球と9球目には164キロを計測。ビシエドに四球を許し、2死一、三塁としたが、5番・アキーノへの4球目に日本選手最速タイの165キロをマーク。最後は164キロ直球で空振り三振に打ち取り、ピンチを切り抜けた。
右腕は2月25日のソフトバンクとの壮行試合に先発し、2回1安打無失点、3奪三振と好投を披露していた。本大会では中6日で11日のチェコ戦先発が有力となっている右腕はこの日、初回から場内がどよめくほどの威力を披露した。
ロッテの西野勇士投手が5回4安打1失点の好投で開幕ローテ入りへアピールした。
初回2死からオスナに内野安打を許すも後続を断ち切り無失点スタート。力強い直球を軸に4回まで3つの三振を奪った。2点リードの5回には2死二塁から武岡に中前適時打を浴びたが、5回4安打1失点とまとめ、最少失点で投げきり「全体的にコントロールできたのは本当に良かった。球種問わず、コースも高さも良い感じに投げられていた。マリン特有の伸びてくれたり変化球もすごく曲がってくれたので、それに助けられたのかな」と振り返った。
チームは現在当初開幕投手に内定していた石川や開幕ローテ候補でもあった二木ら故障で離脱。開幕ローテ入りへ期待がかかる西野は「とにかくアピールするしかないと思うしまだ若い子に負けるつもりはない。しっかり投げてこれを続けていけたら」と次回登板へ気を引き締めた。
ロッテの平沢大河内野手がオープン戦1号となる先制2ランをマークした。
この日「2番・左翼」でスタメン出場し、初回無死一塁、エスピナルの145キロを豪快に振り抜き右翼スタンドへとたたき込むオープン戦1号2ラン。「ストレートが2球続いたので、ストレートにタイミングが遅れないように打ちました」と平沢。
この日からZOZOマリンでの声出し応援が解禁されており、ロッテファンで埋め尽くされた右翼スタンドからは大歓声。応援も後押しとなった。
ロッテは4日、マリーンズストアで2023年のホーム、ビジター新レプリカユニホームの販売を開始したことを発表した。
今回販売される2種類は共に背番号と背ネームのフォントが本来のオリジナルのものから全体的にシャープな印象に変更されている。ビジターユニホームはストライプが廃止され、純黒の生地となり左胸には「M」のイニシャルマークが白字で掲げられており、「ブラック」を強調するデザインに大きくリニューアル。ビジターユニホームの袖には、球団理念にある「勝利への挑戦・勝利の熱狂・勝利の結束」を表現したブラック、ホワイト、グレーの3本線「BELIEF LINE」が描かれている。レプリカユニホームネーム無しは8000円、ネーム有りは9900円(いずれも税込み)。販売詳細に関しては球団公式サイトへ。
ロッテの新外国人右腕のルイス・ペルドモ投手が4日、ZOZOマリンで入団会見を行った。
メジャー通算147試合に登板し通算23勝をマーク。20年に右肘のトミー・ジョン手術を受けたが昨季に復帰した。最速150キロ超えの直球と制球力のある変化球が魅力で、この日は移籍後初のライブBPに登板。打者4人に対し計21球を投げ安打性は1本だった。会見では「コンニチハ。ハジメマシテ。ペルドモデス」と日本語で挨拶し「今日のライブBPは感覚としてよかったし、対打者と対戦できたのはすごく嬉しく思っている。今まで準備してきたものをこのまま継続して練習していきたいし、シーズンに入ったらゴロを取れるようなピッチングでチームに貢献したい」と意気込んだ。
また現在は侍ジャパンの投手コーチとしてチームを離れている吉井監督からは「リリーバーの活躍を期待している。コントロールがよくゴロを打たせて捕るタイプ。まずは日本の環境、野球に慣れてもらい、コンディションを整えて開幕からチームの勝利に貢献してくれたら。あと、東條選手に似ているという噂ですが、東條より少し男前です」と笑いありのメッセージも届き、会場は“吉井節”で笑いに包まれた。
3年ぶりに声出し応援が戻ってきたZOZOマリンスタジアムに、一番乗りで弾丸ライナーを突き刺した。ロッテ・平沢大河内野手(25)がオープン戦1号2ラン。初回無死一塁で145キロの直球を右翼席へ運び、「久々に歓声の中でゲームができて嬉しかった」と大歓声を力に変えた。
この試合は「2番・左翼」で先発。昨季は開幕三塁を勝ち取ったが、出場はわずか13試合。現在は吉井監督の「打撃を生かすには色んなポジションを守れた方が試合に出やすい」という考えの下、外野を中心に守っている。
だが、これまでの練習試合17試合で打率.184とまだまだアピールが必要だ。試合後には中村奨と練習を行った。2年連続の開幕スタメンへ、一瞬たりとも気が抜けない。
野球日本代表「侍ジャパン」が4日、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023・日本代表対中日戦」に臨み、4−1で勝利した。先発の佐々木朗希投手(21)は大谷が日本ハム時代の16年に記録した日本選手最速タイとなる165キロを計測。160キロ台を連発し、3回1安打無失点でWBC本番前最後の登板を上々の結果で締めくくった。
佐々木朗は大谷の前で、大谷に並んだ。初回2死一、三塁。アキーノの2ボール1ストライクからの4球目だった。豪腕から繰り出された真ん中低めへの直球が、捕手・甲斐のミットからこぼれ落ちた。電光掲示板に165キロが表示されると、球場内が大きくどよめいた。
これには三塁ベンチで見つめていた大谷も驚いた様子。ボールがミットをはじく様子を見せながら笑顔を見せ、自身が日本ハム時代の2016年10月16日、クライマックスシリーズ・ソフトバンク戦(札幌ド)で計測した日本選手最速に並んだ後輩右腕をたたえた。
憧れの存在に肩を並べた右腕は「(球速は)意識はしてなかった」と話し、「164キロだったり、165キロ、そのへんはあまり変わらないと思う」と涼しい表情。それよりも「あまり内容がよくなかったので、そっちの方が気になる」とフォームのバランスなどに課題を口にした。
自己最速更新直後には、164キロの直球でアキーノを空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。2、3回は打者6人で片付け、3回1安打無失点で3奪三振。この日投じた直球35球のうち、28球が160キロ超え。3回は変化球主体で組み立てるなど、多彩な投球術も見せた。
壮行試合2試合で計5回無失点と結果を残した。栗山監督は「もっと上がってきそうな感じもするし、もっとすごいピッチングを見せてくれると思う」と期待感を口にした。
WBCでは11日・チェコ戦(東京ド)で先発が濃厚となっている。「勝つことが大事だと思うので、結果にこだわってやっていきたい」。令和の怪物は大舞台へ向けてもう一段ギアを上げる。
先発した佐々木朗希投手は自己最速&日本人最速タイとなる165キロをたたき出し、3回を無失点に抑えた。日本ハム時代の大谷に並ぶ記録に「意識して無かったですけど、ボール自体は良かったので良かったかなと思います」とお立ち台で語った。
立ち上がりは制球が定まらず、内野安打と四球などで2死一、三塁のピンチを招いたが、アキーノの4球目に165キロを投げ込み、最後は直球で空振り三振に仕留めた。
2回以降は尻上がりに調子を上げ、3回は三者凡退に抑えるなど試合中に修正した右腕。「本戦前最後の登板だったので、しっかり投げられるように」。最後の実戦調整を終え、先発が有力視される11日・チェコ戦に向かう。
佐々木朗希投手が先発マウンドに上がり、3回1安打無失点とほぼ完璧な投球内容を見せた。自己最速165キロを計測するなど、ベンチ、スタンドを騒然とさせた53球。3月11日の1次リーグ・チェコ戦の先発が有力で、本戦前の最終リハで衝撃を残した。
「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にはばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に生かします」。
初回、2死一、三塁からアキーノへの4球目が165キロを計測。ベンチの大谷も思わず笑顔を浮かべた。最後は164キロで空振り三振。鮮やかにピンチを脱した。165キロは、日本人では日本ハム時代の大谷翔平に並ぶプロ野球タイ記録。ベンチの大谷も、思わず「おぉっ」と驚いた様子で笑みを浮かべていた。
続く2回は先頭に四球を許すも、二塁・牧の好捕で併殺に仕留めるなど、3人で抑えた。さらに3回は制球も安定し、2死からカリステ、大島を連続三振に封じて最終登板を終えた。降板後にはベンチで栗山監督と話す姿も見られた。
「本番前の最後の登板になるので、自分なりにできることをやりたい」と誓って上がったマウンド。大谷、ダルビッシュらもベンチで見守る中、衝撃の投球だったが本人は反省の言葉に終始。飽くなき向上心を持って本戦のマウンドに向かう。
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が4日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤで行われた中日との壮行試合で、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が日本ハム時代の2016年に記録した日本選手最速に並ぶ球速165キロをマークした。
1回2死一、三塁でアキーノ外野手の4球目に記録。プロ野球記録は巨人のビエイラ投手が21年8月13日の中日戦で出した166キロ。
岩手・大船渡高時代から「令和の怪物」と称され昨季、自己最速を164キロに伸ばしていた。昨年4月10日のオリックス戦では28年ぶりの完全試合を史上最年少で達成している。
佐々木朗希投手(21)が先発マウンドに上がり、自己最速の165キロをたたき出した。日本人では日本ハム時代の大谷翔平に並ぶプロ野球タイ記録だ。
2死一、三塁からアキーノへの4球目が165キロを計測。ベンチの大谷も思わず笑顔を浮かべた。最後は164キロで空振り三振。鮮やかにピンチを脱した。
この日は2死二塁からビシエドの初球に自己最速タイ記録となる164キロをマーク。さらに9球目にも164キロをたたき出していた。初回の25球中、16球がストレートでいずれも160キロを超えた。
内野安打と四球などで2死一、三塁のピンチを招いたが、最後は力強いストレートで期待の新外国人のバットに空を切らせた。2回は先頭に四球を許すも、二塁・牧の好捕で併殺に仕留めるなど、3人で抑えた。3回は制球も安定し、三者凡退に封じた。
試合中にしっかりと修正できる要素も見せ、3回を1安打無失点、3奪三振、2四球という投球内容。球数は53球だった。右腕は「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に生かします」とコメント。本戦前最後の登板で得た課題を消化し、先発が有力視される11日・チェコ戦へ向かう予定だ。
3日には米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(28)と初対面した。佐々木朗にとっては同郷、岩手の7歳上の大先輩。肩を抱かれた佐々木朗は「テレビ通りの人でした」と、満面の笑みを浮かべて喜びを隠せなかった。この日は、大谷、ダルビッシュらもベンチで見守る中、初回に驚異のスピードをたたき出した。
佐々木朗希投手が初回に自己最速&日本人最速タイとなる165キロをたたき出した。球場は大きなどよめきに包まれ、ネット上も大興奮。「佐々木朗希」が一気にトレンド入りした。
初回2死一、三塁からアキーノへ投じた4球目が165キロを計測。これは自己最速で、NPBでは日本ハム時代の大谷に並ぶ日本人最速タイ記録だ。
ツイッターでは「すごすぎ」「さすが令和の怪物」といった称賛コメントがあった中、なかなか空振りを奪えなかったことで「バットに当てられる日は調子が悪い」。佐々木朗希の投球を知るファンが不調と指摘したつぶやきもあった。
大谷翔平投手がベンチで佐々木朗希の投球に熱視線を送った。
ダルビッシュと並び、仁王立ちで見守る様子は、まるで首脳陣のような雰囲気。初回、アキーノの打席で佐々木朗が最速165キロを出した瞬間には、思わず笑みを浮かべた。
大谷は日本ハム時代の16年に165キロを計測。前日、肩を抱いて交流した岩手の後輩、佐々木朗のポテンシャルに驚きの様子をにじませた。
メジャー組はこの日まで実戦の出場はできず、大谷は前日に続いてベンチで観戦。初回を終えると、ベンチ前まで出て佐々木朗の背中をポンポンとたたいた。
ロッテは、オープン戦の初戦でヤクルトと引き分けた。9回に同点に追いつかれたが、初回には平沢大河内野手が先制2ランをたたき込むなど活躍を見せた。
初回、1死一塁で平沢が打席へ。エスピナルの3球目、145キロの直球を捉え、大歓声が沸く右翼席へ突き刺さる先制2ランを放ち、球場を沸かせた。
投げては先発した西野が5回を4安打1失と力投。2回と4回は三者凡退に仕留めた。2−0の5回2死二塁では北村に中前適時打を許したが、最少失点に抑えた。
2番手・広畑は6回から登板し、3イニング連続三者凡退と打線を封じ込めたが、9回から登板したカスティーヨが丸山和にソロを浴び同点。その後の攻撃で追加点をもぎ取ることはできず引き分けとなった。
ロッテの平沢大河内野手が「2番・左翼」でスタメン出場。いきなり、先制2ランを放った。
声出し応援が戻ってきたで幕張の右翼席へ、一番乗りで弾丸ライナーを突き刺した。初回、荻野が四球を選び、無死一塁で平沢が打席へ。エスピナルが投じた3球目、145キロの直球を捉え右翼への先制の2ランとした。「ストレートが2球続いたので、ストレートにタイミングが遅れないように打ちました」と振り返った。
ダイヤモンドを1周した平沢は、荻野や中村奨とグータッチ。球場は大きな拍手と歓声に包まれた。
ロッテは4日、これまでオンラインストアのみで先行予約販売を行っていた新レプリカユニホームをマリーンズストアにて2023年のホーム、ビジター新レプリカユニホームの販売を開始したことを発表した。
2023年新レプリカユニホームの詳細は以下。
ロッテは今日から1軍合流の荻野と井上がスタメン出場。
ヤクルトは好調の浜田が5番・中堅、内山が6番・左翼でスタメン出場。先発は新外国人のエスピナル。
両チームのスタメンは以下の通り。
ロッテに米大リーグ・ブルワーズから加入したルイス・ペルドモ投手(29)が4日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見に臨み「武器は低めに集めるシンカー。ゴロをたくさん取っていきたいと思っています。監督が僕を試合で使ってくれたら、そういったところで貢献していきたい」と決意した。
背番号「55」のユニホームに袖を通し、笑顔で会見に登場した。日本語で「コンニチハ、ハジメマシテ、ペルドモデス」と報道陣に挨拶。「必要だと言われたところで、投げて。投げられるチャンスをもらったら、そこで全力を出すだけです。もちろんチームとして優勝することだけを目標に頑張っていきます」と意気込みを語った。
この日は9時からライブBPで初登板。打者2人に対し21球を投げ、安打性の打球は1本に抑え込んだ。シンカーに加え、フォーシーム、スライダー、チェンジアップが武器の右腕は“初登板”から絶好調の投球を見せた。
16年にパドレスでメジャーデビュー。1年目は先発と中継ぎを兼任で9勝、17年は先発ローテを守って8勝を挙げた。19年はリリーフに専念し、47試合に登板した。20年オフに右肘のトミー・ジョン手術を受けたが、昨季から復帰。メジャー通算147試合(先発61試合)に登板して23勝31敗、防御率5.12の成績を残している。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が4日、『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023名古屋』中日戦に先発登板。自己最速の165キロをマークするなど、3回1安打無失点の内容で順調な調整ぶりをアピールした。
ストレートが全球160キロ超えだった初回は、1死から2番・大島洋平に内野安打、4番のダヤン・ビシエドに11球粘られ四球と走者を背負う展開となったが、2死一・三塁で迎えたアキーノに対してはカウント2ボール・1ストライクから自己最速165キロのストレートで追い込み、続く164キロで空振り三振。球威抜群のストレートでピンチを切り抜けた。
2回は160キロ前後のストレートを軸に三者凡退で片付け、2巡目に突入した3回は一転して140キロ台後半のフォークを多投し、2イニング連続の三者凡退。初回の立ち上がり以外は、危なげない投球内容だった。
しかし、佐々木は「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に活かします」と降板後にコメント。3回までに53球を要した投球内容に反省の思いを込めて振り返った。
「こんにちは、はじめまして、ペルドモです」。
日本語でこのように挨拶したロッテ・ペルドモの入団会見が4日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
ペルドモはメジャー通算147試合・468回を投げて、23勝31敗8ホールド、防御率5.12。パドレス時代の16年に9勝(10敗)、17年は規定投球回に到達して8勝(11敗)をマーク。19年にはリリーフを中心に47試合に登板した経験もある。20年にトミー・ジョン手術を受け、ブルワーズでプレーした昨季は14試合・23回2/3を投げ、3勝0敗、防御率3.80。
メジャーでも実績のあるペルドモは、日本で活躍するために必要なことについて「まず日本の野球、日本に慣れることが大事だと思っています」と日本に適応することを挙げ、「自分のプランに従ってゴロをしっかり取っていければ成功できると思っています」と武器であるシンカーでゴロをたくさん打たせることが重要だと考えているようだ。
吉井理人監督は「ペルドモ選手にはリリーバーの活躍を期待しております。コントロールが良く、ゴロを打たせて取るタイプだと思っております。まずは日本の環境、野球に慣れてもらい、コンディションを整えて、開幕からチームの勝利に貢献してくれたらと思います」(吉井監督はWBC日本代表投手コーチのため入団会見には不在。場内アナウンス担当の谷保さんが吉井監督のコメントを代読)と期待を寄せる。
ペルドモは「チームから必要だと言われたところで投げて、投げられるチャンスをもらったら、そこで全力を出すだけです。チームとしては優勝することだけを目標に頑張っていきます」と力強い言葉。
ロッテのリリーフ陣は昨季“勝利の方程式”を最後まで固定することができず、5位に終わった。リーグ優勝するためには、勝ちパターンと呼ばれるリリーフが複数枚いると心強い。ペルドモにはその1人になるような活躍をしてくれると期待したい。