ヤクルトは先発候補の高梨が要所を締めて3回1/3を無失点と好投したが、サイスニードは3回3安打2失点で、速球の精度を欠いた。ロッテは荻野が1本塁打を含む3安打2打点をマークした。沢村は1回を完璧に抑えた。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
東京ヤクルト | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | x | 4 |
ロッテの荻野貴司外野手(37)が「1番右翼」で先発出場し、左翼ポール際への今季1号2ランを含む3安打の活躍で存在感を示した。
第1打席でフェンス直撃の左越え二塁打を放つと、第3打席にも中前安打。「ファーストストライクから自分のスイングが出来ているのかなと思います。徐々に良い感覚を取り戻せている。ケガをしないようにやっていきたい」と開幕に向けて打撃の手応えを得てきた。
昨季盗塁王&ゴールデングラブ賞の高部瑛斗外野手(25)が右肩肉離れで離脱し、開幕出場が絶望的なだけに「しっかりやれることをやって早く戻ってきてくれたらと思います。(抜けた穴は)僕1人ではカバー出来ないので、みんなでカバーしていきたい」。僚友には「ちゃんと治せよ」と愛情たっぷりのLINEを送ったことも明かした。
チームとしても新外国人グレゴリー・ポランコ外野手(31=巨人)や、今季の対外試合で6本塁打を放つ山口航輝外野手(22)の守備適性も模索しながら、「外野3+指名打者1」の計4枠を争う競争は激化している。
ロッテは3季ぶり復帰の沢村拓一投手(34=レッドソックス)が3番手で登板し、1回9球で3者凡退無失点に封じた。
球速も154キロを計測したが「もっともっと投げれば、もっと良くなると思ってやっている。積み重ねて」。1回4失点(自責3)だった8日の日本ハム戦初登板からは前進した。
○…主力を担うベテラン荻野が、左翼ポール際への今季1号を含む3安打の活躍で存在感を示した。昨季盗塁王の高部が右肩肉離れで開幕出場が絶望的なだけに「(抜けた穴は)僕1人ではカバー出来ないので、みんなでカバーしていきたい。自分も良い感覚を取り戻せている」。僚友には「ちゃんと治せよ」と愛情たっぷりのLINEも送っている。チームとしても新外国人ポランコや主砲山口の守備適正も模索しながら「外野3+DH1」4枠の競争は激化中だ。
侍ジャパン佐々木朗希投手(21=ロッテ)の行動をロッテナインも大絶賛した。
死球を与えたチェコ選手に、お詫びの意味も込めて宿舎にお菓子を持参。SNSを中心に大きな話題となっていた。
ヤクルトとのオープン戦(神宮)が行われた14日、昨季に完全試合を一緒に達成した松川虎生捕手(19)は「すごい人。対戦した相手に尊敬を持っているからあういう行動をやると思うので、そういうところも自分も見習いながら(野球を)やっていければと思います」と佐々木朗に対する敬意をさらに強めた。
2学年上の安田尚憲内野手(23)も「格好良い後輩だと思います」と称賛。チーム最年長の荻野貴司外野手(37)も「ロッテを代表して(日本代表に)行ってくれているので、すごい頼もしい存在」と誇り、準々決勝以降の登板にも「(WBCの試合は)全部は見られていないですが、タイミングが合えば見ていました。これからの試合も頑張って欲しい」とエールも送った。
佐々木は11日に行われた1次ラウンドのチェコ戦で、162キロ直球を左膝に当ててしまったチェコ代表エスカラ外野手へのお詫びの意味も込めて「コアラのマーチいちご」「パイの実」「ガーナミルクチョコレート」などロッテのお菓子を大きめのレジ袋2袋分購入し、チェコの宿舎に出向いて直接プレゼント。ボールにサインをしたり、抱擁して交流を深める場面もSNSなどで伝えられ、日本、チェコだけでなく、世界から賛辞が寄せられている。
ロッテに3季ぶり復帰した沢村拓一投手(34)が3番手で登板し、1回9球を投げて無失点に封じた。
6回に先頭の長岡を左飛、内山を二飛、最後は松本友を中飛で3者凡退。最速は153キロで、指にかかった直球が目立った。
初登板だった8日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では1回3安打1四球4失点で、野手のミスを含め、ランニングホームランも喫していた。
先発ローテーション入りを狙うロッテ岩下大輝投手(26)が先発登板し、3回54球を投げ、5安打1四球3失点でマウンドを降りた。
「試合の中で修正することが出来ませんでした。実力不足です」と内容を反省。今季の対外試合では4試合目の登板となったが、計12回21安打15失点と結果は出せていない。
侍ジャパンのサポートメンバーとしてマウンドに上がった壮行試合オリックス戦(7日、京セラドーム大阪)では2番手で3回56球を投げ、2安打2奪三振5四球1失点。今後は、侍での経験も生かしてアピールを続ける。
ロッテは14日、新外国人左腕のC.C.メルセデス投手(29)が明日15日に行われるヤクルトとのオープン戦(午後1時開始、神宮)に先発登板する予定を発表した。
メルセデスは「全球種低めに投げることに集中して、全力で投げることが出来ればと思います」と球団を通じてコメントした。
ロッテは14日、地域振興活動「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を実施中で、今回は八千代市内の小、中学校全30校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー」計2320本を寄贈したと発表した。
八千代市役所にて八千代市の服部友則市長、小林伸夫教育長、協賛企業の信和産業村野剛取締役副社長、西川賢治工場長、球団マスコットのマーくんが参加してアルコール除菌剤の寄贈式を実施した。
ロッテは14日、「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題した地域振興活動として、千葉・八千代市内の小・中学校全30校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー」計2320本を寄贈したことを発表した。
この日、八千代市役所でアルコール除菌剤の寄贈式を行われ、八千代市の服部友則市長、小林伸夫教育長、協賛企業である信和産業株式会社の村野剛取締役副社長、西川賢治常務取締役工場長、球団マスコットのマーくんが参加した。
「ちばキッズスマイル・プロジェクト」で八千代市にアルコール除菌剤が寄贈されたのは初めてで、千葉市、船橋市、市原市、流山市、茂原市、市川市、松戸市、佐倉市、習志野市、浦安市、我孫子市に続いて12市目となる。今後は県内他自治体でも展開予定としている。
ロッテの荻野は1本塁打を含む3打数3安打2打点。オープン戦8試合目で、複数安打は初めて。状態を上げ「あんまり良い感じで打てていなかったけど、徐々に良い感覚を取り戻せている」と笑顔だった。
昨季は新型コロナウイルス感染や故障により、1軍合流は5月の終わりから。出遅れが影響し、規定打席に到達できなかった。試合出場にこだわりがあるだけに「体の調子を維持して、ケガをしないようにやっていきたい」とシーズンに向けた心構えを語った。
ロッテの先発を務めた岩下大輝投手(26)は、3回5安打3失点(自責点2)でマウンドを降りた。
2021年に先発で8勝を挙げた右腕。昨季は右肘手術の影響で、救援で14試合の登板にとどまったが、今季は先発復帰と開幕ローテーション入りを目指している。アピールできず、「試合の中で修正することができませんでした。実力不足です」と悔やんだ。
ロッテ・荻野貴司外野手(37)が、オープン戦1号となる2ランを放った。
チーム最年長のベテランは「1番・右翼」で先発出場。0−2の3回無死1塁で右打席に入ると、ヤクルトの先発・サイスニードの2球目、136キロを引っ張り、左翼ポール際に運んだ。
1回の第1打席は左翼フェンス直撃の二塁打、5回の第3打席は中前打をマークしており、開幕に向けて調子を上げている。
ロッテ最年長の荻野がオープン戦1号を含む3安打と気を吐いた。初回に左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、2点を追う3回には左越え同点2ラン。5回にも中前打で出塁し「しっかりファーストストライクから自分のスイングができている」と手応えを口にした。
昨季は1軍合流が5月下旬までずれ込んだが今季は早い段階で調子は上向き。37歳は「良い状態を維持しながらやっていきたい」と口元を引き締めた。
ロッテは14日、C.C.メルセデス投手(29)が15日に神宮球場で行われるヤクルトとのオープン戦に先発すると発表した。
巨人から移籍したメルセデスは今季初の実戦登板となった1日のソフトバンク戦(アイビー)は2回を1四球のみの無安打無失点と好投したが、2度目の登板となった8日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では清宮に被弾するなど3回を5安打3失点。球団を通じて「明日は全球種低めに投げることに集中して、全力で投げることができればと思います」とコメントした。
3年ぶりにロッテに復帰したロッテの沢村拓一投手(34)が14日、東京・神宮球場で行われたヤクルトとのオープン戦の6回に3番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えた。
復帰後初の実戦マウンドとなった今月8日の日本ハム戦(マリン)では、守備の乱れも重なって1回を投げて3安打4失点(自責3)だったが、この日は最速154キロを計時した直球主体の投球でフライアウト3つと、危なげない投球を見せた。
ロッテの荻野貴司外野手が14日、神宮球場で行われたヤクルトとのオープン戦で3回に左越え同点2ランを放った。
チーム最年長の荻野は「1番・右翼」で先発出場。初回に先頭で左フェンス直撃の二塁打で出塁。ここは得点には結び付かなかったが、2点を追う3回無死一塁からヤクルトの先発サイスニードの甘く入った直球を捉えた。さらに5回の第3打席では中前打を放ち、猛打賞の活躍。
ロッテは14日、子供達の安心・安全な学校生活のため、地域振興活動として「ちばキッズスマイル・プロジェクト」と題したアルコール除菌剤の寄贈活動を行っており八千代市内の小・中学校全30校に「マリーンズ 消毒用アルコールディスペンサー」計2320本を寄贈したと発表した。
この日、アルコール除菌剤の寄贈式が八千代市役所で行われ、球団マスコットのマーくんが参加した。なお、今回「ちばキッズスマイル・プロジェクト」で寄贈を行った八千代市は初めてとなり、千葉市、船橋市、市原市、流山市、茂原市、市川市、松戸市、佐倉市、習志野市、浦安市、我孫子市に続いて12市目。県内他自治体でも展開する予定だ。
リリーフ投手に今シーズンの目標について聞くと、“50試合”登板と答えることが多い。
「個人的には今年50試合以上登板を掲げていたので、それができればチームの結果もいい方向になっているんじゃないかと思うので、優勝目指して、そこをやっていくという感じですね。」(西村天裕)
「毎年中継ぎで50試合投げたいというのを掲げているので、今年はそれを達成できるようにしたい。」(坂本光士郎)
「任された役割を投げて、最終的に50試合くらい投げられていればいいかなと思います。」(東妻勇輔)
「最低でも1軍で40試合、50試合投げられるようなピッチャーになりたい。」(横山陸人)
ロッテの西村天裕、坂本光士郎、東妻勇輔、横山陸人も、今季の目標に“50試合登板”を掲げた。
坂本は50試合登板を達成するために「体力が必要だと思うので、1年間戦える体力、回復するためにどうしなければいけないかというのを考えていかないといけないのでやっています」と話せば、横山も「変化球の精度だったり、1年間投げ抜く体力が必要になってくると思うので、自分でしっかりコンディショニングチェックとかしながら、怪我なくやれればと思います」と、1年間投げ抜く“体力”の重要性について語った。
1年間1軍で投げ続けるためにはもちろん、結果も重要になってくる。長年ブルペンを支えている益田直也は別格として、ロッテのリリーフ陣で近年、50試合以上登板した投手を見ても、21年に54試合に登板した佐々木千隼は26ホールド、防御率1.26、昨季59試合に登板した東條大樹も30ホールド、防御率2.08と、“20ホールド以上”、“防御率2点台前半まで”というのが目安となりそうだ。
吉井理人監督が投手コーチ時代の20年、21年は大事なシーズン終盤を見据えて、3連投、1週間に4試合以上登板が非常に少なく、1週間の登板数をしっかり管理板間隔の管理されていた。20年と21年のような投手運用となれば、50試合以上登板した投手は、信頼されていると言ってもいいだろう。
ロッテのリリーフ陣は益田、澤村拓一、ルイス・ペルドモ、東條、国吉佑樹、小野郁、さらには若手の中森俊介、小沼健太、ベテランの唐川侑己など“勝利の方程式”、“1軍の枠”の競争が熾烈だ。その中で、50試合登板を目標に掲げた4人は、まずは開幕1軍を掴み、与えられた役割で結果を残して、勝ちパターンを任されるところまでいきたい。積み重ねた先に50試合登板達成が見えてくるはずだ。