ソフトバンクは7年連続で開幕戦を制した。6回に栗原の1号3ランで先制し、7回に牧原大の適時二塁打で加点。大関は7回を2安打無失点で白星を挙げた。ロッテは小島が手痛い一発を浴び、打線も5安打で零敗を喫した。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | x | 4 |
ロッテ吉井監督の初陣は黒星発進となった。先発の小島が、栗原に先制3ランを喫し、打線も5安打で完封負け。「負けて悔しいです」。6回無死一、二塁で小島の続投を決断したが「3回り目でどうしようかと思ったんですけれど、0−0だったので開幕投手を責任持って投げさせたんですけれど、そこはこちら側の判断ミスだったかなと思います」と采配の難しさも実感していた。
投球内容に関しては「もっと大胆にいってもいいのかなと。彼は去年もああいうピッチングでどこかで打たれて負けていたので。もっともっと積極的に攻めていい」。昨季は防御率3.14ながら3勝11敗に終わっただけに、勝負どころの強さを求めた。
吉井監督にとっては、WBCで世界一となった侍ジャパン投手コーチとの“二刀流”の第2章だ。日本の野球熱に拍車をかける盛り上げと同時に、リーグ優勝を誓って臨んだ初戦。1球の失投が勝敗を分けた。
ロッテ吉井理人監督(57)の初陣は黒星発進となった。
先発の小島が、栗原に先制3ランを喫し、打線も5安打で完封負け。「負けて悔しいです」。6回無死一、二塁で小島の続投を決断したが「3回り目でどうしようかと思ったんですけれど、0−0だったので開幕投手を責任持って投げさせたんですけれど、そこはこちら側の判断ミスだったかなと思います」と采配の難しさも実感していた。投球内容に関しては「もっと大胆にいってもいいのかなと。彼は去年もああいうピッチングでどこかで打たれて負けていたので。もっともっと積極的に攻めていい」。昨季は防御率3・14ながら3勝11敗に終わっただけに、勝負どころの強さを求めた。
吉井監督にとっては、WBCで世界一となった侍ジャパン投手コーチとの“二刀流”の第2章だ。日本の野球熱に拍車をかける盛り上げと同時に、リーグ優勝を誓って臨んだ初戦。1球の失投が勝敗を分けた。
ロッテの開幕投手を初めて務めた小島和哉投手(26)が1球の失投で屈した。
6回先頭のソフトバンク近藤に右前安打を許すと、柳田には四球を与えて無死一、二塁。4番の栗原をカウント2−2と追い込んだが、フォークが甘く入り、右中間に先制3ランを喫した。5回1/3を4安打3失点で降板。「初回から気持ちを入れて試合に入っていくことは出来ましたが、やっぱりホームランのあの1球が…。色々自分の中では意識して投げたので、それで良くなかったので反省します」と悔しい表情を見せた。
昨季はチームで唯一、規定投球回数に到達し、防御率も3.14だったが3勝11敗と勝ちにはつなげられなかった。吉井理人監督(57)も「彼は去年もあういうピッチングでどこかで打たれて負けていたので、もっともっと積極的に攻めていっていいかなと思いました」とさらなる成長を求めた。
ロッテの高卒3年目右腕、中森俊介投手(20)が1軍初登板した。
6回1死走者なしで先発小島からマウンドを受け、いきなり151キロの直球。ソフトバンク中村晃を二ゴロに封じると、続くアストゥディーヨも一邪飛に抑え、3点を先制された流れをきった。
152キロを3球マークし、2/3回無安打。「まずは1軍の舞台で投げることが出来てほっとしています。まだまだシーズンは長いのでしっかり与えられたポジションで結果を出していければと思います」。昨秋のフェニックス・リーグで吉井監督の前でアピールし、わずかにスライドする直球でゴロを量産する投球を「非常識な真っすぐ」と評価されていた。
試合前にWBC世界一を達成した侍ジャパン選手たちの凱旋セレモニーが行われた。
ロッテから投手コーチを務めた吉井理人監督(57)、佐々木朗希投手(21)。ソフトバンクから近藤健介外野手(29)、牧原大成内野手(30)、周東佑京内野手(27)、甲斐拓也捕手(30)の名前が呼ばれ、ビジョンには大会の名場面を振り返る映像が流された。
吉井監督らには、第1回WBCで監督を務めたソフトバンク王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)から花束が贈られた。
ロッテは31日、23年シーズンから本拠ZOZOマリンスタジアムのフロア4(2階席)三塁側に新設されたアウトドアをコンセプトにしたテーブル付きボックス席「ogawaキャンプBOX」(定員2〜6人)が完成したことを発表した。
アウトドアブランド「ogawa」を運営するキャンパルジャパン社とエリアネーミングライツ契約を締結し、「ogawaキャンプBOX」と呼称するとともに、エリア内のシートやテーブルとしてアウトドアグッズが設置されている。
ロッテは31日、社会貢献プロジェクト「MARINRS LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生を対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を4月22日、23日のソフトバンク戦(午後2時開始、ZOZOマリン)の試合前に開催することを発表した。
「マリーンズ・キッズボールパーク」は子供達がボールに触れたりスポーツに親しむ機会を創出し、野球やマリーンズを身近に感じてもらえるチャンスを増やす企画。参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」で、キャッチボールやバッティングの体験などを実施する。
今年はマリーンズ・ベースボールアカデミーのコーチによるサポートのもと、現役選手も参加予定。参加希望は4月9日までにマリーンズ公式ホームページにて申し込み、当選者にはメールで通達される。
開催日程は以下の通り。
自らナインを鼓舞して船出したが、初陣を白星で飾ることはできなかった。ロッテはソフトバンクに零封負け。就任1年目の吉井理人監督(57)は、投手交代のタイミングを悔やんだ。
開幕投手を務めた小島が相手の打線が3巡目となる6回、栗原に先制3ランを浴びた。「3周目はどうするか悩んだけど、0−0だったので、開幕投手に責任を持たせて投げさせた。こちら側の判断ミス」と振り返った。
普段から選手との対話を重視する指揮官は試合前、自らの言葉で盛り上げた。ペイペイドームの選手控室でスタメンを読み上げた後に、「準備はいいですか?いくぞー!」と声を張り上げた。「おー!」とナインが応え、一致団結して試合に臨んだが、打線は5安打と沈黙し、監督初白星はお預け。「がっかりしないで次に向かっていく」と懸命に前を向いた。
ロッテの吉井新監督は初陣で勝利を収めることができなかった。打線は先発の大関に5回まで完璧に抑えられるなど、3投手から1点も奪えず「負けて悔しい」と表情を曇らせた。
7回と8回は先頭打者を出して得点圏まで走者を進めたものの後続が倒れた。好機を逸した監督は「(先頭が出たら)しっかりかえすのは基本。こっちもそうしようと思ってトライをしている。相手が一枚上手だった」と残念がった。
兵庫・明石商高から入団して3年目のロッテ・中森俊介投手(20)が1軍デビューを果たした。
0−3の6回、1死走者なしでマウンドに上がり、6番・中村晃は二塁を守る中村奨の好プレーがあり二ゴロ。続くアストゥディーヨは一邪飛に抑えた。
中森は「まずは1軍の舞台で投げることができてほっとしています。まだまだシーズンは長いのでしっかり与えられたポジションで結果を出していければと思います」と振り返った。
プロ5年目で初めて開幕投手を務めた小島和哉投手(26)は5回1/3を投げて4安打、3失点でマウンドを降りた。ピンチをつくりながらも、強気に内角へと投げ込む投球で五回までソフトバンク打線を無失点に抑えたが、6回に力尽きた。
先頭の近藤に右前打を浴び、続く柳田には四球を与えた。無死一、二塁で4番・栗原と対戦。カウント1−2から甘く入った5球目のフォークボールを右中間への先制3ランとされた。その後、5番・正木を見逃し三振に斬り、1死を奪ったところで交代し、「初回から気持ちを入れて試合に入っていくことはできましたが、やっぱりホームランのあの1球が…。うん…」と肩を落とした。
右肘の手術を乗り越えたロッテ・種市篤暉投手(24)が開幕2戦目となる4月1日のソフトバンク戦に先発する。31日は試合前の練習でじっくりと調整した。
2020年9月に右肘靱帯再建術を受け、昨年8月に1軍復帰。昨季は1試合の登板にとどまったが、直球、フォークボールの質を磨き上げ、開幕ローテション入りをつかんだ。「去年の今頃は投げられていなかった。感謝してマウンドに上がりたい」と闘志を燃やした。
ロッテは就任1年目の吉井理人監督(57)が「いいバッターに多く打順が回った方がいい」との理由から重視する1〜3番に、37歳の荻野貴司外野手、主将の中村奨吾内野手(30)、今季30本塁打を狙う高卒5年目の山口航輝外野手(22)が入った。開幕投手は小島和哉(26)が初めて務める。ロッテのスタメンは以下の通り。
ロッテのプロ5年目で初の大役を務めた小島は1球に泣いた。0−0の6回無死一、二塁から栗原に右中間3ランを被弾。打線の援護にも恵まれず、侍ジャパンの投手コーチとしてWBC優勝に貢献した吉井新監督に白星を贈ることはできなかった。
今季新たに習得したフォークを運ばれ「やっぱりあの1球が…」と悔やんだ。昨季は防御率3.14も3勝11敗と大きく負け越し。吉井監督は「去年とあまり変わっていない。もっと大胆にいっていい」と注文を付けた。
侍ジャパンの投手コーチとしてWBC優勝に貢献したロッテ・吉井新監督は初陣を白星で飾れなかった。開幕投手に指名したプロ5年目の左腕・小島は5回まで無失点と踏ん張ったが、6回無死一、二塁から栗原に右越え3ランを被弾。打線はソフトバンクの先発・大関の前に5回まで1人も走者を出せず、7、8回の好機にも得点を挙げることができなかった。
開幕戦で零敗。指揮官は心境を問われると「負けて悔しいですよ」。小島に関しては「まあ頑張ってましたね。3順目、どうしようかと思ったけど、0−0だったので開幕投手の責任を持たせて投げさせたんですけど、こちら側の判断ミスだったかなと思います」と振り返った。
小島は昨季防御率3.14ながら3勝11敗と大きく負け越し。この日も打線の援護に恵まれない中で粘りの投球を見せたが、6回に近藤に右前打を許した後、柳田に四球を与えてピンチを広げて被弾。指揮官は「まだバッターと思い切って勝負できていないところがあった。もっと大胆にいってもいい。彼は去年も一昨年もああいうピッチングでどこかで打たれて負けていたので、あまり変わっていない。もっともっと積極的に攻めて行っていいかなと思います」と左腕に注文を付けた。
ロッテは開幕戦からソフトバンクに零敗を喫した。先発の小島は、6回途中3失点で今季初黒星となった。
プロ5年目で開幕投手の大役を任された小島。初回は3者凡退に抑えて上々の立ち上がり。しかし2〜3回とピンチを背負いながらも無失点に抑えた。4〜5回と3者凡退に抑えた。
0−0で迎えた6回に先頭の近藤に右安を打たれて、続く柳田に四球を許し無死一、二塁のピンチを招く。4番・栗原にボールカウント1―2から投じた5球目のスライダーを右中間スタンドに運ばれて、先制の3ランを浴びた。続く正木から見逃し三振を奪った。5回1/3、97球を投げて4安打3失点で降板した。
打線もソフトバンク投手陣に好機を作る場面もあったが、わずか4安打で得点を奪えず21年以来の黒星スタートとなった。
ロッテの小島和哉投手(26)は31日、ソフトバンクとの開幕戦に先発登板。6回に栗原に3ランを浴び、6回途中3失点で降板した。
プロ5年目で開幕投手の大役を任された小島。初回は3者凡退に抑えて上々の立ち上がり。しかし2〜3回とピンチを背負いながらも無失点に抑えた。4〜5回と3者凡退に抑えた。
0−0で迎えた6回に先頭の近藤に右安を打たれて、続く柳田に四球を許し無死一、二塁のピンチを招く。4番・栗原にボールカウント1−2から投じた5球目のスライダーを右中間スタンドに運ばれて、先制の3ランを浴びた。続く正木から見逃し三振を奪った。5回1/3、97球を投げて4安打3失点で降板した。
小島が降板して2番手は中森がプロ初登板のマウンドに上がった。打者2人に9球を投げて、無安打に抑えた。
ロッテは31比、2023年シーズンから本拠地ZOZOマリンスタジアムのフロア4(2階席)3塁側にアウトドアをコンセプトにしたテーブル付きボックス席「ogawaキャンプBOX」(定員2〜6人)が完成しましたと発表した。
新たに設置されたボックス席は、アウトドアブランド「ogawa」を運営するキャンパルジャパン株式会社とエリアネーミングライツ契約を締結し、「ogawaキャンプBOX」と呼称するとともに、エリア内のシートやテーブルに「ogawa」のアウトドアグッズが設置されている。販売席は2人席、3人席、6人席の計3BOXで、4月1日午前10時から販売する。3人席、6人席は4月4日〜5月24日のZOZOマリンスタジアムでの主催公式戦21試合、2人席は4月21日〜5月24日の計13試合分を販売する。チケット購入はイープラス公式サイトから。
ロッテは31日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生までを対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を4月22日、23日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、14時試合開始)の試合前に開催すると発表した。
「マリーンズ・キッズボールパーク」は子供達がボールに触れる機会やスポーツに親しむ機会を創出し、野球やマリーンズを身近に感じてもらえるような機会を作りたいという考えで企画。参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」で、キャッチボールやバッティングの体験などを実施する。
今年はマリーンズ・ベースボールアカデミーのコーチによるサポートのもと、現役選手も参加予定。第一部は未就学児〜小学2年生対象で12時スタート、第二部が小学3年生〜6年生対象で12時15分開始、定員はともに30人で野球道具は不要。参加希望は4月9日までにマリーンズ公式ホームページで受け付け、当選者には16日にメールで通知する。また、2日間以外にも定期開催を予定しているという。
打線が5安打無得点と精彩を欠きソフトバンクに完封負け。開幕戦での完封負けは2008年以来15年ぶりで、吉井新監督の初勝利はお預けとなった。
この日はソフトバンクの先発・大関に5回まで完全投球と手が出なかった。6回には藤岡がチーム初安打をマークしたが得点は奪えず、その裏に粘りの投球を続けていた小島が栗原に先制3ランを献上。8回以降も得点圏に走者を進めたが最後まで反撃はできなかった。
黒星スタートとなった吉井監督は「負けて悔しいです。(小島は)3周り目どうしようかと思ったけど0−0だったので開幕投手に責任とって投げさせた。(打たれたのは)こちら側の判断ミスだと思う」と振り返った。それでも「打者と思い切って勝負いけてないところがあったのでもっと大胆にいってもいい。彼は去年も一昨年も、ああいうピッチングしてどこかで打たれて負けていたのであまり変わってない。もっともっと積極的に攻めていって欲しい」と次回登板への注文を付けた。
高卒3年目右腕・中森俊介投手が3点を追う6回1死から2番手で登板。打者2人をピシャリと抑え、上々の1軍デビューを飾った。
この日は先発の小島が6回に先制3ランを献上し、3点ビハインドの1死から中森が登板。中村晃には右翼前へ抜けそうな当たりを打たれるも、二塁手・中村奨の好プレーで二ゴロに。続くアストゥディーヨは一邪飛に打ち取り、0回2/3無失点。吉井監督も期待する3年目右腕が度胸ありの投球を披露した。
5年目で初の開幕投手を務めた小島和哉投手が6回途中4安打3失点で降板。勝利投手の権利は得られなかった。
この日は序盤からピンチを背負った。両軍無得点の2回、先頭の栗原に中越え二塁打を浴び、四球などで2死一、三塁に。それでも今宮を変化球で打ち取り、無失点で切り抜けた。3回にも1死から三塁への内野安打、四球などで走者を出したが後続を断ち切り、5回まで無失点投球。打線も5回までソフトバンクの先発・大関に無安打と封じられていた中で粘りの投球を見せていたが6回無死一、二塁。栗原へ投じたスライダーが失投となり右翼席へと運ばれる先制3ランを献上。続く正木を三振に打ち取ったところで降板となり、2番手の中森がマウンドに上がった。
開幕戦セレモニーに先駆けて、14年ぶりに世界一を奪還したWBC日本代表選手のがい旋セレモニーが行われた。
ソフトバンクからは近藤、牧原大、周東、甲斐(ブルペンで準備中だったため不参加)。ロッテからは吉井監督、佐々木朗の2人が登場。朗希がグラウンドに姿を見せた際には、敵地ながらソフトバンクのファンからも大きな歓声と拍手が送られていた。
指揮官としての初戦は、投打がかみ合わず5安打完封負け。ロッテ・吉井監督は「悔しい。相手の方が一枚上手だった」と振り返った。
打線は6回1死まで大関に1人も走者を出せず。初の開幕投手を務めた小島は六回無死一、二塁で栗原に3ランを被弾し、5回1/3を3失点で降板。指揮官は「もっと大胆に、積極的に攻めていっていい」と悔やんだ。
ロッテは5安打完封負け。打線は、相手先発・大関に、六回1死まで1人も走者を出せず。指揮官としての初戦を逃した吉井監督は「悔しいです。相手の方が一枚上手だった」と振り返った。
初の開幕投手を務めた小島は、6回無死一、二塁で先制の3ランを浴び、5回1/3を3失点で降板。指揮官は「3回り目、(交代させるか)どうしようかと思ったんですけど、0−0だったので、開幕投手として責任を持たせて投げさせた。そこはこちら側の判断ミスだった。まだバッターと勝負が思い切ってできていないところがある。もっと大胆に、積極的に攻めていっていい」と悔やんだ。
ロッテの開幕投手を務めた小島が、5回1/3を4安打3失点とした。6回に栗原に先制3ランを浴び、降板。初の大役はほろ苦い登板となった。
初回は三者凡退。2回と3回にはともに安打と四球で得点圏に走者を背負ったが、無失点に切り抜けた。
だが、両軍無得点の6回だ。先頭の近藤に右前打を許し、柳田に四球で無死一、二塁のピンチを招くと、栗原に捕まった。内角のフォークを捉えられ、右中間への先制3ランとされた。
その後は正木を見逃し三振に仕留めたが、ここで交代。「初回から気持ちを入れて試合に入ることはできたが、やっぱりホームランのあの一球が…。うん…」と悔やんだ。
ロッテの中森俊介投手が2番手としてプロ初登板し、0回2/3を無安打無失点に抑えた。
小島が6回途中で降板し、3点ビハインドの一死からマウンドへ。中村晃を二ゴロ、アストゥディーヨを一邪飛に仕留め、ピンチを逃れた。右腕は「1軍の舞台で投げることができてほっとしています。まだまだシーズンは長いので、しっかり与えられたポジションで結果を出していければと思います」と振り返った。
ロッテは5回まで毎回三者凡退に倒れ、開幕白星を逃した。
先発の大関に封じ込まれた。初回から5回までに、7三振を奪われ毎回三者凡退。6回には藤岡が中前打を放ったが後続が続かなかった。
8回には、先頭で田村の代打で、佐藤都が打席へ。右翼への二塁打を放つも、続く藤岡の遊ゴロで、二塁を飛び出した佐藤都が挟殺とされた。その後藤原が中前打を放ち、1死一、二塁と得点圏に走者を進めたが、荻野が空振り三振、中村奨が右飛に倒れ、無得点に終わった。
投げては先発の小島が5回1/3を4安打3失点。2回と3回には、安打と四球で走者を背負うも、打ち取り無失点。だが、両軍無徳点の6回、4番・栗原に先制の3ランを浴びた。続く正木は見逃し三振に仕留めたがここで交代が告げられ、悔しい表情でマウンドを降りた。
ロッテは31日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、未就学児から小学校6年生までを対象としたボール遊びイベント「マリーンズ・キッズボールパーク」を4月22、23日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)で開催することを発表した。
参加費は無料で、球場外周レフト側に設置されている子供向けキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」で、キャッチボールやバッティングの体験などを実施する。今年はマリーンズ・ベースボールアカデミーのコーチによるサポートのもと、現役選手も参加予定。
2023年3月31日。ロッテの2023年の戦いが敵地・福岡から始まる。20年、21年と2年連続2位に入りリーグ優勝の機運が高まった中で、昨季はリーグ5位に終わり井口資仁前監督が退任し、今季から吉井理人監督のもと、「今日をチャンスに変える。」をスローガンに掲げ、1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝、2010年以来となる日本一を目指す。
オフは巨人時代に通算29勝を挙げたC.C.メルセデス、昨季巨人で24本塁打を放ったグレゴリー・ポランコ、ルイス・ペルドモ、ルイス・カスティーヨと外国人選手を補強。「日本一熱いファンの前で投げられることに非常に興奮しております」、「自らの気持ちで決断したからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振る決意をしています」。チームをリーグ優勝、日本一に導くため、3年ぶりに澤村拓一が帰ってきた。
昨季最後まで“勝利の方程式”が固定できなかった中で、澤村、ペルドモ、カスティーヨといった新戦力にかかる期待は大きい。開幕1軍を手にした高卒3年目の中森俊介も練習試合、オープン戦で結果を残し、守護神返り咲きを狙う益田直也、3年連続40登板中の小野郁、今季50登板以上を目標に掲げる左の坂本光士郎など、“勝ちパターン”で投げられる投手ばかりだ。惜しくも開幕1軍を逃した国吉佑樹、西村天裕、小沼健太、鈴木昭汰などもオープン戦で安定した投球を見せており、東條大樹、唐川侑己なども控えている。リリーフ陣の層は確実に厚くなった。
先発陣も石川歩、二木康太が出遅れは痛いが、開幕投手の小島和哉、トミー・ジョン手術から今季は1軍本格復帰となる種市篤暉、昨季チームトップの10勝を挙げた美馬学、先発再転向の西野勇士、新外国人のメルセデス、WBC日本代表で世界一となった佐々木朗希という顔ぶれ。さらに岩下大輝、本前郁也、森遼大朗などもおり、リリーフ陣と同じように先発の駒数も揃っている。先発、リリーフに絶対的な存在はいないが、経験豊富なベテラン、中堅、若手とバランスは良い。
一方打線は、オープン戦ではチーム打率.212は12球団中10位タイ、42得点は11位タイと貧打に喘いだ。昨季盗塁王に輝いた部瑛斗が3月9日に『右肩甲下筋肉離れ』と診断を受けた。オープン戦最終盤に1軍復帰し、開幕に間に合ったかと思われたが2軍スタート。打線に欠かせない存在となった部の出遅れは痛く、荻野貴司、中村奨吾といった中心選手が結果を残していく中で、若手の安田尚憲、山口航輝、藤原恭大の1本立ちが求められる。シーズン始まってみないと分からないとはいえ、現時点では投手陣を中心とした守り勝つ野球で勝っていくことになりそうな予感。あくまでオープン戦の成績なので、シーズン始まってから打ち勝つチームになる可能性もあり、開幕してから見守っていく必要がありそうだ。
開幕カードは敵地・PayPayドームでロベルト・オスナ、近藤健介など大型補強を敢行したソフトバンク。開幕投手の小島、先発が予想される種市、美馬の3投手で、優勝候補のソフトバンク打線を封じ、今季初対戦で嫌な印象を植え付けたい。
ソフトバンクとの開幕カードを終えると、本拠地・ZOZOマリンスタジアムに戻って日本ハムとの3連戦、楽天との2連戦。今季2019年以来4年ぶりに声出し応援が解禁される。あの圧倒的な声援はマリーンズの選手達を鼓舞するだけでなく、相手チームにプレッシャーを与えることのできる大きな武器だ。開幕3連戦に勝ち越し、弾みをつけてホームに帰ってきたい。
戦力的に優勝が難しいという声が多い中で、それを覆すような戦いを今季こそ見せて欲しい。チームとしては2025年までに常勝軍団を掲げており、その目標を達成するためには今季リーグ優勝しなければ、常勝軍団も見えてこない。そのためには将来マリーンズを支えるであろう若手選手達が1人でも多く1軍に定着することも必要だ。チームにとっても若手選手にとっても重要な1年になる。