ソフトバンクが開幕3連勝を飾った。2回に甲斐と近藤の2点二塁打で4点を先制。7回にも1点を加え、継投で逃げ切った。東浜は6回途中3失点で白星、オスナが初セーブを挙げた。ロッテは追い上げたが、あと一歩届かなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
福岡ソフトバンク | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | x | 5 |
ロッテの山口航輝内野手(22)が一塁塁上でレフトスタンドのファンから送られた「ヤマグチ」コールに右手を上げ、少しだけ安堵の表情を浮かべた。
初戦、2戦目と「3番左翼」で先発出場したが、2戦合計で7打数無安打6三振。スタメンを大幅に入れ替えた中、「6番一塁」で起用された5回1死、1ボールからソフトバンク東浜が投じた141キロの低めのカットボールに体勢を崩さず、中前にようやく初安打を放った。
2−4とした6回1死一、二塁では1ボール2ストライクと追い込まれたが137キロのスライダーを振り抜き、1点差に迫る左中間への適時二塁打。
「何とかしたいという気負いが力みにつながっていた。打席に立って右も左も分からなくなっていたので、吉井監督に『とにかく思いっきりいってくれ』と言ってもらえたので、冷静に気負わずにいけました。ヒットもタイムリーも出て少しホッとしました」。
初打点には二塁塁上でガッツポーズ。「試合前のバッティング練習から振りが大きくなっていたので、小さくコンパクトにいこうと思ったので、それが良い結果につながったと思います」と分析した。
今季の対外試合で7本塁打を放って主砲としての期待が集まっていたが、オープン戦終盤から結果が出ずに苦しんでいた。前日1日の試合後は開幕から2戦連続完封負けの責任を感じてベンチから立ち上がれず、悔しさで目を潤ませた。自身としては3月21日の広島とのオープン戦以来、21打席ぶりの快音となったが、「勝たないと意味がない。監督や先輩方にやりやすい環境をつくってもらっているので、背負いすぎは良くないかもしれないですけれど、チームを引っ張っていけるように頑張りたい」。4日のホーム開幕での今季初勝利に向けて前を向いた。
吉井監督は球場入りした試合前、山口と会話したことを明かした。「かなり自分がチームを引っ張らなきゃという思いが強かったみたいなので、『お前はまだ見習いだから思い切っていけ』と言ったんですけれど、それが良かったかどうかは分からないですが、本人も色々考えていると思いますけれど、自分の力で壁を乗り越えていって欲しいと思います」。打撃指導はコーチ陣に任せているが、「ちょっとでも気持ちを楽にさせるのが私の仕事かな」と、山口の2安打1打点の結果に少しだけ表情を緩めた。
ロッテの角中勝也外野手(35)が、0−4で迎えた6回1死満塁で三塁線を破る左前2点適時打を放ち、「5番DH」での今季初スタメン起用に応えた。
1ボールから、ソフトバンク東浜の144キロシンカーを捉えた。「打席の前に福浦さん(ヘッド兼打撃コーチ)に『ちょっとスタンスが広すぎじゃないか』と言われて微妙に狭くした。1足分ないくらい修正して、それが良かったかなと思います」と感謝した。
チームにとっては今季3試合目、24イニング目での初得点。タイムリーは3月26日に行われた中日とのオープン戦(バンテリンドーム)の1回に中村奨吾内野手(30)が打点を挙げて以来、31イニングぶりだ。
角中は8回の第4打席でも左前安打を放ち、4打数2安打2打点の活躍だ。「嬉しいです。これで他の選手にも火が付いたと思います。まずはチームが良い形で勝つことが大事。スタメンにこだわらず、後ろからいっても、どういう状況でも、求められる役割をしっかりやっていきたい」。プロ17年目を迎えたベテランは、やっぱり頼りになる男だ。4日のZOZOマリン開幕となる日本ハム戦では、吉井理人監督(57)の初勝利を導く一打が期待される。
ロッテのドラフト2位ルーキー友杉篤輝内野手(22)が「2番遊撃」でプロ初先発出場し、6回1死から遊撃内野安打を放ってプロ初安打を記録した。
ソフトバンク東浜の直球を三遊間に運び、「飛んだところが良かった。足をいかした自分らしいヒットで、とりあえず1本出て良かったです」と反撃の口火をきった。走者としても武器となる俊足で相手野選を誘発して好機を広げ、角中の適時二塁打で開幕3試合目でのチーム初得点となるホームも踏んだ。
吉井理人監督(57)は「3試合に1回はスタメンで出したいなと思っていたので、予定通り出して、期待通りのスピードを生かしたプレーをしてくれた。初ヒットも出て良かった」。遊撃のポジションを、今後は藤岡裕大内野手(29)らと併用していく考えを明かした。
ロッテ吉井理人監督の初白星は本拠開幕に持ち越された。
先発メンバーを4人入れ替え、打順も大幅変更。起用に応えた角中が6回1死満塁から左前適時打で開幕から24イニング目の今季初得点。主砲の期待を背負う山口にも初安打と初打点が生まれたが、勝利にはあと1歩及ばなかった。指揮官は「点が入ると楽しいですね。選手の特徴をしっかり見極めて、力を出せる場面や環境をつくっていきたい」。チームとしての新監督3連敗発進は99年の山本功児監督以来24年ぶりだ。
ロッテの主軸を担う山口航輝内野手(22)が「6番一塁」で先発出場し、ようやく今季初安打を放った。
5回1死から中前打を放つと、2−4とした6回には1死一、二塁で左中間に適時二塁打。「吉井監督に『とにかく思いっ切りいってくれ』と言ってもらえたので、気負わずにいけました。ヒットもタイムリーも出て少しホッとしました」と塁上でガッツポーズし、喜んだ。
今季の対外試合で7本塁打を放ち、主砲としての期待が集まっていたが、オープン戦終盤から結果が出ずに苦しんでいた。前日1日も4打席連続三振を喫し、試合後のベンチでは悔しさで目を潤ませる場面もあった。3月21日の広島とのオープン戦以来、21打席ぶりの快音に、敵地に駆けつけたロッテファンからも大きな「ヤマグチ」コールを浴びた。
ロッテのドラフト2位ルーキー友杉篤輝内野手(22)が「2番遊撃」でプロ初先発出場し、6回1死から遊撃内野安打を放ち、プロ初安打を記録した。
「飛んだところが良かったです。足をいかした自分らしいヒットで、とりあえず1本出て良かったです」と笑顔。走者としても武器の足で相手野選を誘発し、角中の適時打でチームとして開幕3試合目での初得点となるホームも踏んだ。
前日1日には代打でプロ初出場を果たし、四球を選んでいた。
ロッテが開幕3戦目にして、ようやく得点を挙げた。今季から指揮を執る吉井理人監督(57)にとっても初得点となった。
0−4の6回、1死満塁から「5番DH」で今季初先発の角中勝也外野手(35)が三塁線を破る左前2点適時打を放った。「嬉しいです。これで他の選手にも火が付いたと思います」。開幕から24イニング目での今季初得点に、レフトスタンドのロッテファンも沸いた。
さらに、「6番一塁」山口航輝内野手(22)も左中間への適時二塁打で続き、一挙3得点で1点差に迫った。
開幕連敗スタートのロッテ吉井理人監督(57)が、スターティングメンバーを大幅に入れ替えた。
スタメンは以下。
ロッテはチームとして1967年(昭42)以来56年ぶりとなる2戦連続完封負けを喫した。先発からポランコ、井上、藤岡を外し、岡、角中を起用。前日1日に代打でプロ初出場したドラフト2位ルーキー友杉を「2番遊撃」に抜てきした。捕手も美馬との相性なども考慮し、開幕から2試合連続で先発した田村ではなく松川がマスクをかぶる。吉井監督にとっての初得点、初勝利となるか−。
ZOZOマリンスタジアム場内アナウンス担当の谷保恵美さんが「出発進行〜♪」。ロッテは2日、4月3日から5月7日まで、JR京葉線車内および海浜幕張駅構内にてシーズン開幕記念メッセージ放送することを発表した。今回の取り組みはJR東日本千葉支社および京葉線沿線で活動するプロスポーツチームと連携した「KEIYO TEAM6」活動の一環として実施。メッセージの朗読は球団場内アナウンス担当の谷保さんが行い、列車の運転士が行う指差喚呼の1つである「出発進行」の言葉を盛り込んだユニークな放送となっている。
「KEIYO TEAM6」は16年8月からJR京葉線沿線を本拠地に活動するスポーツチーム、プロ野球「千葉ロッテマリーンズ」、フットサル「バルドラール浦安」、バスケットボール「千葉ジェッツふなばし」、アメリカンフットボール「オービックシーガルズ」、バレーボールチーム「千葉ゼルバ」、プロサッカー「ジェフユナイテッド市原」の6チームとJR東日本千葉支社が相互に連携したプロモーションなど各施策を通じて、スポーツによる京葉線沿線のまちづくりや活性化を推進している。
ロッテは2日、ホーム開幕日本ハム戦(午後6時半開始、ZOZOマリン)が行われる4日から、マリーンズストアで「選手応援歌フェイスタオル」の販売を開始すると発表した。
選手の応援歌フェイスタオルは声出し応援を行っていた19年以来の販売。チームカラーの白をベースに選手のプレー写真と応援歌の歌詞が大きくデザインされている。
今回新しく応援歌が発表された安田尚憲内野手、藤原恭大外野手、高部瑛斗外野手、山口航輝外野手、グレゴリー・ポランコ外野手の計5選手を含む、全13選手のタオルが販売される。安田は「今年から僕の応援歌を作っていただくことが出来ました。声出し応援も解禁となり、皆さん是非僕が打席に入るときにはこのタオルを掲げて、大きな声で歌っていただけたら嬉しいです」と願った。
打線を大幅に組み替えたが、特効薬にはならなかった。ロッテは敵地の開幕カードで3連敗。初白星が遠い就任1年目の吉井理人監督(57)は、淡々と現状を受け止めた。
「ご覧の通り(ソフトバンクと)チーム力としての差がかなりある。やるのは選手ですけど、これから手助けをして、戦えるチームにつくりかえていきたい」。
開幕から2試合連続で零封負けして迎えた第3戦。大胆な手を打った。ドラフト2位の友杉(天理大)を「2番・遊撃」に抜擢するなど、前日からスタメン4人を入れ替えた。
6回1死から友杉がプロ初安打となる遊撃内野安打で出塁すると、続く荻野が右前打を放って今季初の連打を記録。その後、「5番・DH」で今季初出場した角中が左翼線へ2点適時打をマークした。代わって入った選手が起用に応え、今季24イニング目で待望の初得点を挙げ、指揮官は「点が入ると楽しいね」と振り返った。
4日からは本拠地で日本ハム3連戦。吉井監督は「選手の特徴を見極めて、力を出せる環境をつくっていく」と巻き返しを誓った。
ソフトバンクが開幕3連勝を飾った。ロッテは追い上げたが、あと一歩届かず3連敗を喫した。
「2番・遊撃」で初めてスタメンに名を連ねたロッテのドラフト2位・友杉篤輝内野手(22)=天理大=がプロ初安打をマークした。
0−4の6回1死で迎えた第3打席。東浜の3球目を捉えて遊撃の深いところへ転がし、内野安打とした。ルーキーの一打から打線がつながり1死満塁のチャンスをつくると、5番・角中の左翼線への2点適時打で生還。開幕から24イニング目でチーム初得点となるホームを踏んだ。
友杉は球団を通して「飛んだところが良かったです。足を生かした自分らしいヒットでとりあえず1本出てよかったです」とコメントした。
ロッテ先発の美馬学投手(36)は、4回を投げて6安打4失点でマウンドを降りた。
0−0の2回、1死満塁から9番・甲斐に左翼越えの2点適時二塁打を浴びて先制され、なお2死二、三塁の場面では2番・近藤にフェンス直撃の中越え2点適時二塁打を許した。
美馬は「相手の勢いにのまれてしまい、勢いを止めることができなかった。調子のいいバッターと勝負しなくちゃいけなくなり、打たれてしまいました」と振り返った。
2試合連続で完封負けを喫していたロッテは、開幕から24イニング目で待望の初得点を挙げた。
0−4の6回、1死から友杉、荻野が連続安打で出塁。中村奨の三ゴロが野選となり1死満塁とチャンスを拡大した。ここで5番・角中が左前へ2点適時打を放った。
ロッテはスタメン4人を入れ替え、打順を大幅に変更。「2番・遊撃」でプロ初スタメンのドラフト2位の友杉がチャンスをつくり、「5番・DH」で今季初出場した角中がタイムリーを記録。起用に結果で応えた。
このあと、1死一、二塁から山口の適時二塁打も飛び出し、3−4と1点差に詰め寄った。
開幕戦から2試合連続で零封負けしたロッテは、スタメン野手を4人を入れ替え、打順を大幅に変更。「2番・遊撃」にドラフト2位の友杉篤輝内野手(22)=天理大=が入り、「5番・DH」にはベテランの角中勝也外野手(35)が名を連ねた。先発は美馬学投手(36)が務める。ロッテのスタメンは以下の通り。
ロッテの先発・美馬は4回78球を投げ、6安打4失点だった。
昨季チーム唯一の2桁勝利をマークした右腕は2回、牧原第の左中間二塁打から1死満塁のピンチを招き、甲斐に左翼線へ2点適時二塁打を許し、2死後に近藤に中越え2点適時二塁打を浴びた。
WBCで優勝した侍ジャパンのメンバーに痛打され、「相手の勢いに飲まれてしまい勢いを止めることができなかった。調子のいいバッターと勝負しなくちゃいけなくなり打たれてしまいました」と悔やんだ。
ロッテはドラフト2位ルーキーの友杉(天理大)を2番・遊撃で起用するなど開幕2戦からスタメン4人を入れ替え、打順も大きく変更して臨み、6回1死満塁から5番・角中の左前2点適時打で今季初得点を挙げた。
ソフトバンクの先発・東浜に5回まで抑えられ、開幕から23イニング無得点が続き、先発の美馬が2回に4点を奪われる苦しい展開。だが、6回1死から友杉が遊撃内野安打で出塁すると、荻野が右前打、中村奨が野選でつなぎ、角中が外角のシンカーを逆らわず、左前へ。続く山口が適時左中間二塁打を放ち、1点差に迫った。
ロッテのドラフト2位ルーキーの友杉(天理大)が2番・遊撃で初のスタメン出場を果たし、6回の第3打席でソフトバンクの先発・東浜からプロ初安打となる遊撃内野安打を放った。やや詰まった当たりだったが、一塁を全力で駆け抜けた間一髪セーフに。友杉は「飛んだところが良かった。足を生かした自分らしいヒットでとりあえず1本出て良かったです」と喜んだ。
初回の第1打席は見逃し三振、4回の第4打席は三ゴロ。友杉は1日のソフトバンク戦の8回に代打でプロ初出場を果たし、四球を選んでいた。
ロッテは今月3日から5月7日までJR京葉線車内・海浜幕張駅構内で、シーズン開幕記念メッセージ放送すると発表した。JR東日本千葉支社及び京葉線沿線で活動するプロスポーツチームと連携した「KEIYO TEAM6」としての活動の一環。
メッセージの朗読はロッテ球団場内アナウンス担当の谷保恵美さんが行い、京葉線車内・駅構内での放送になぞらえて列車の運転士が行う指差喚呼の1つである「出発進行」という言葉を盛り込んだユニークな放送となる。
「KEIYO TEAM6」は2016年8月から、JR京葉線沿線に本拠地を持ち活動するスポーツチーム、プロ野球「千葉ロッテマリーンズ」、フットサル「バルドラール浦安」、バスケットボール「千葉ジェッツふなばし」、アメリカンフットボール「オービックシーガルズ」、バレーボールチーム「千葉ゼルバ」、プロサッカー「ジェフユナイテッド市原」の千葉の6チームを「KEIYO TEAM6」と称し、6チームとJR東日本千葉支社が相互に連携したプロモーション等各施策を通じて、スポーツによる京葉線沿線のまちづくり・活性化を推進している。
ロッテは2日、ホーム開幕戦となる4日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)からマリーンズストアにて選手の応援歌フェイスタオルの販売を開始すると発表した。
選手の応援歌フェイスタオルは声出し応援を行っていた2019年以来の販売となり、チームカラーである白をベースに選手のプレー写真と応援歌の歌詞が大きくデザインされている。
今回新しく応援歌が発表された安田尚憲内野手、藤原恭大外野手、高部瑛斗外野手、山口航輝外野手、グレゴリー・ポランコ外野手の計5選手を含む、全13選手がラインナップされる。安田は「今年から僕の応援歌を作っていただくことが出来ました。声出し応援も解禁となり、皆さん、ぜひ僕が打席に入るときにはこのタオルを掲げて、大きな声で歌っていただけたら嬉しいです!」とコメントしている。
応援歌フェイスタオルが発売されるのは田村龍弘捕手、藤岡裕大内野手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手、平沢大河内野手、井上晴哉内野手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、角中勝也外野手、グレゴリー・ポランコ外野手、岡大海外野手、高部瑛斗外野手、山口航輝外野手で、価格はいずれも税込み1600円。
就任1年目のロッテ・吉井理人監督は試練の開幕3連敗となった。
吉井監督の初白星が遠い。6回に開幕から24イニング目で初得点をもぎとり、1点差で迎えた7回。藤原、岡がともに空振り三振、さらにルーキー友杉が3球で見逃し三振。打線に火がついたと思いきや、3者連続三振で流れは止まった。
指揮官に落胆の色はない。「現状ご覧の通りチーム力としての差がかなりある。やるのは選手だけど、手助けをして戦えるチームをつくりたい」。しかし、掲げる積極性の本当の意味を、まだ全員が体現できていないように見える。
高めのボール球に手を出してしまう場面や、得点圏に走者を置いた時の三振、好機での併殺打が目立つ。冒頭のシーンはひとつの象徴で、三振はこの日の11個を含め3試合で31となった。初球から積極的に行く姿勢は浸透している一方、粗さがあるのは否めない。
6回には友杉のプロ初安打から3得点を奪い「点入ると楽しいですね」と笑った指揮官。開幕から3連敗とはなったが、21年は開幕5連敗から優勝争いを繰り広げ2位にはい上がった経験値もある。4日からは本拠地ZOZOで日本ハムとの3連戦。念願の初勝利が、チームを好転させてくれるはずだ。
ロッテが開幕から24イニング目で念願の初得点を奪った。
4点を追う6回1死、ドラフト2位の友杉(天理大)が東浜の直球を三遊間の深いところへ転がし、プロ初安打となる内野安打をマーク。すると開幕から1度も連打のなかった打線は続く荻野の右前安打で1死一、二塁とし、続く中村奨は野選で1死満塁のチャンスを作ると今季初スタメンの角中が左翼線を破る2点適時打。開幕から24イニング目で念願の初得点を奪うと、なおも1死一、二塁から不振だった山口が左中間を破る適時二塁打で追加点。吉井監督はベンチで「オッケー!オッケー!」と手をたたき、劣勢だったロッテが3−4と一気に1点差に迫った。
先発の美馬学投手が今季初登板に臨むも4回6安打4失点で降板。勝利投手の権利は得られなかった。
両軍無得点の2回、先頭の牧原大にフェンス直撃の中越え二塁打を浴びると四死球なども絡み1死満塁のピンチ。そこから甲斐に走者一掃の左越え3点適時二塁打を浴び先制点を献上。なおも2死二塁から近藤にも適時二塁打を浴び、この回4失点。その後は無失点に抑えたが打線も5回まで4安打無得点と援護なし。球数も78球とかさみ4回4失点で降板した。
大幅に打線を組み替え、開幕24イニング目にして今季初得点を挙げて追い上げるも、リーグ唯一となる開幕3連敗。ロッテ・吉井理人監督は「チーム力としての差はかなりある。戦えるチームに作り替えていきたい」と進化を誓った。
スタメン4人を入れ替え、打順も変更。0−4の6回1死満塁では、角中の左翼線への2点適時打で今季チーム初得点を挙げるも、逆転には至らなかった。新監督は「選手の特徴を見極めて、力を出せるような環境をつくりたい」とうなずく。
前日には4三振に終わり、下を向いていた山口はこの日、マルチ安打をマーク。試合前に指揮官から声をかけたといい「自分の力で壁を乗り越えて欲しい。そういった意味では少し押し返した」と、若き大砲に期待を込めた。4日の日本ハム戦で、今度こそ白星をつかむ。
ロッテは2日、ホーム開幕戦となる4日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)から、マリーンズストアで選手の応援歌フェイスタオルの販売を開始すると発表した。
今回新しく応援歌が発表された安田、藤原、高部、山口、ポランコを含む、全13選手がラインアップされる。安田は「今年から僕の応援歌を作っていただくことができました。声出し応援も解禁となり、皆さん是非僕が打席に入るときにはこのタオルを掲げて、大きな声で歌っていただけたら嬉しいです!」とコメントした。
ロッテは6回に反撃ののろしをあげるも及ばず、ソフトバンクに惜敗。21年以来となる開幕カード3連敗となった。
5回まで、相手先発・東浜に4安打無得点に封じ込まれていたが、6回だ。1死から友杉がプロ初安打となる遊撃内野安打を放つと、打線がつながった。続く荻野が右前打、中村奨が三ゴロで野選を誘い、1死満塁の絶好機で打席には角中。左翼線2点適時打を放ち、今季初得点を奪った。
なおも1死一、二塁では、貧打にあえいでいた山口が左中間適時打で追加点をもぎ取った。この回、4安打3得点の猛攻。だが、7回以降は打線がつながらず逆転とはならなかった。
投げては先発・美馬が4回6安打4失点。2回、先頭・牧原に中前二塁打を許すと、崩れた。2四死球で、1死満塁のピンチを招くと甲斐に2点適時二塁打。なおも2死二、三塁では近藤にも中堅フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。
リリーフ陣は、坂本、中森が無失点に抑える好投。だが、小野が1死一、三塁で、栗原への6球目で暴投し、三走・周東が生還。点差を拡大された。
ロッテのドラフト2位・友杉篤輝内野手=天理大=が、「2番・遊撃」で初スタメン。0−4の6回1死にプロ初安打となる、遊撃への内野安打をマークし、「飛んだところがよかったです。足を生かした自分らしいヒットでとりあえず一本出て良かったです」と振り返った。
初回の第1打席は148キロの直球に見逃し三振。4回の第2打席では三ゴロに倒れていた。
ロッテが0−4の6回に打線がつながり、開幕から初得点を奪った。
3回と5回にはともに2安打をマークするも、好機での一打が出ず無得点だった。
だが、1点ビハインドの6回に絶好機は巡ってきた。1死から友杉が遊撃への内野安打で出塁。続く荻野が右前打、さらには中村奨が三ゴロで野選を誘い、1死満塁で打席には角中。144キロの変化球を左翼への2点適時二塁打を放ち、開幕後初得点を奪った。
なおも1死一、二塁では、1日・同戦で4打席連続三振に倒れ貧打に苦しんでいた山口が、137キロの変化球を捉え、左中間適時二塁打。やっと出た一打に、強く右拳を握りしめ、ベンチに合図を送った。
この回、4安打3得点。同点とまでは届かなかったが、眠っていた打線がようやく目を覚ました。ロッテファンで埋まる左翼スタンドからは、球場が揺れるような声援が送られた。
ロッテの先発・美馬学投手が4回78球を投げ、6安打4失点で降板した。
初回は、1死から近藤に右前打を許したが、後続は左飛、空振り三振とした。
だが2回だ。先頭・牧原大に右前二塁打を許すと、続く中村晃には四球。さらには犠打と死球で1死満塁とし、9番・甲斐に左翼への2点適時二塁打を浴び先制点を献上した。
なおも2死二、三塁では、またしても近藤に中堅フェンス直撃の適時二塁打を許し、この回に一挙4点を失った。
4回には、1死から甲斐に左翼への二塁打。後続は抑え無失点としたが、ここで交代となった。
開幕2戦連続完封負けのロッテは、大幅にスタメンを変更。これまでDHを務めたポランコが外れ、「5番・DH」に角中、「4番・二塁」に中村奨が座った。ドラフト2位・友杉=天理大=が「2番・遊撃」に入り、1軍初スタメン。1日・同戦で4三振を喫した山口が「6番・一塁」と打順を下げた。
ソフトバンクは、2戦連発アーチをマークしている栗原がこの試合も4番に座った。
スタメンは以下の通り。