ロッテの西野が6回3失点で2勝目。ソロ本塁打2本を浴びたが、緩いカーブを効果的に絡めて試合をつくった。打線は1−1の4回にポランコの適時打と井上の2点二塁打で3点勝ち越した。西武は隅田が5回2/3、5失点と崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ロッテの藤原恭大外野手(22)が3安打1得点1盗塁の活躍で、打率もジャスト4割に上げた。
前日11日に3割6分7厘でリーグトップに立ったが、第1打席で先発隅田から中前打を放つなど2位オリックス茶野(3割4分2厘)との差を広げた。「まずはヒット1本と四球1個を目標にやっています」。開幕当初は9番だったが、8日の楽天戦から1番を任され全試合出場中だ。
走塁でも先制点を奪取した。初回先頭安打を皮切りに、無死一、二塁から中村奨の左中間寄りの中飛で三塁にタッチアップ。次打者山口の浅い中飛もちゅうちょなくスタートを切ってホームを踏み「ギャンブルにならないように。100%に行ける感覚はありました」と勝利へ勢いをつけた。
今季は明確な目標となる“師匠”が誕生。「日本で1番の左打者だと思っているので」と、沖縄での自主トレに志願して参加させてもらったレッドソックス吉田だ。打撃フォーム、トレーニング方法などの重要性を学んだ。ノーステップや足を高く上げない打法も「前に突っ込まなくなりましたし、調子が悪い時に無駄な力を入れないように」と本格的に導入する。
WBCやメジャーでの活躍にも「僕からしたら希望」と刺激を受けている。まだ10試合だが、35打数14安打1本塁打5打点6得点に手応えをつかみつつある。「良い報告が出来るようにと常に考えながら、そう思ってやっています。引き続き1打席1打席」。リーグ制覇に向けた好スタートを切った。
ロッテの西野勇士投手(32)が、6回83球5安打1四球3失点の好投で、今季2勝目を挙げた。「勝てたことはうれしい。いきなり1発を食らったけれどテンポ良くいけたのは良かった。自分の中では、もう1回投げたかったが、6回にホームランを打たれたことが悔しい」。1点を先制した初回に外崎に左越え本塁打を浴びただけでなく、6回の中村に喫した中越え本塁打を反省した。
今季から先発転向を直訴した。94キロのカーブ後に149キロの直球を投じた場面もあり、約50キロ差の緩急でフォークなどの変化球も生かす投球術も光った。「僕の試合で野手が打ってくれているから勝てている。ゲームを作って1つずつ勝てるようにやっていきたい」と勝ち星を積み重ねる。
ロッテが1−1の4回に四球で出した走者を打線のつながりで一挙3得点を奪った。
ポランコが無死一、二塁で右前適時打を放って勝ち越し「追い込まれていたから、コンタクトすることを心がけたで。勝ち越すことができて良かったわ」と笑顔。井上晴哉も「打ったのはストレート」と、走者を2人置いて右中間2点適時二塁打でリードを広げたが、巨体を揺らして三塁への激走はタッチアウトとなり苦笑いを浮かべた。
ロッテは12日、マリーンズストアで14日から「選手直筆ネームフェイスタオル」の販売を開始することを発表した。
米大リーグからロッテに復帰した沢村拓一投手、トミー・ジョン手術を乗り越えて3季ぶりの復活白星を挙げた種市篤暉投手、ドラフト1位ルーキー菊地吏玖投手ら全15選手が第1弾で登場。選手が色紙に書いた自身の名前をそのままタオルにデザインした。
同タオルは昨季も販売したが、今年は新たに名前の右下に筆ペンで書いた選手の直筆サインも描かれている。
第1弾「選手直筆メッセージフェイスタオル」の対象選手は以下の通り。
小島和哉投手、種市篤暉投手、菊地吏玖投手、益田直也投手、沢村拓一投手、松川虎生捕手、佐藤都志也捕手、田村龍弘捕手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手、平沢大河内野手、荻野貴司内野手、藤原恭大外野手、岡大海外野手、山口航輝外野手。
全て税込み1500円。
なお、マリーンズストア海浜幕張駅前店での取り扱いはない。
ロッテ・藤原恭大外野手(22)が5打数3安打で打率4割とし、リーグトップを独走中だ。
「1打席1打席、結果にこだわって立っている。自分のフォームで振ることを強く意識しています」。
1回の第1打席に中前打で出塁。三塁まで進むと山口の浅い中飛でスタートし、先制のホームを踏んだ。7回に左前打、9回には二塁内野安打で今季初の1試合3安打をマーク。今季は主に1番で出場し、チームトップの出塁率.447、同タイの6得点と切り込み隊長として君臨する。
大谷(エンゼルス)の打撃を間近で見たことで、自身のプレースタイルを再確認した。3月に侍ジャパンのサポートメンバーとして壮行試合に出場。打撃練習で軽々と打球を飛ばす大谷のスイングを見て、「僕はホームランはたまに打てればいい。センター中心に打っていこうと思った」と、これまで以上にミートに徹し好成績につなげている。
「これを継続できるように頑張っていきたい」。大阪桐蔭高からドラフト1位で入団して5年目。進化した姿を示していく。
ロッテ・藤原恭大外野手(22)がリーグトップの打率を4割(35打数14安打)に乗せた。1回の第1打席で中前打。7回に左前打。9回には二塁内野安打で今季初の1試合3安打をマークした。
大阪桐蔭高からドラフト1位で入団して5年目。開幕は「9番」だったが、荻野の負傷離脱後は「1番」で出場を続ける。「1打席1打席、結果にこだわって立っている。これを継続できるように頑張っていきたい」と口元を引き締めた。
今季先発に再転向したロッテ・西野勇士投手(32)は6回5安打3失点。開幕から2戦2勝となった。
「一発を食らったが、テンポよくいけた。ゲームをつくれたのはよかった」とうなずいた。1回に外崎、6回に中村にソロを浴びたが、緩いカーブを有効に活用し、西武打線を封じた。「いいアクセントになっているのかな」と胸を張った。
ロッテ・藤原恭大外野手(22)は打撃好調で、今季初めて3安打をマークした。打率をリーグトップの4割とし「1打席、1打席、自分の形で打てるように意識している」とりりしい表情だった。
ケガで離脱した荻野の代わりに8日から1番打者を務めている。「打席数が多いので、安打1本と四球を目標にしている。しっかり継続できるように頑張りたい」と力を込めた。
半袖姿で力強く右腕を振った。今季から先発に再転向したロッテ・西野勇士投手(32)が6回5安打3失点。「チームを勝たせる投球をしたい」と意気込んでいた右腕が、11日の対戦で16安打8得点を挙げた好調の西武打線を相手に粘り強く投げ抜いた。
今季初勝利を挙げた4日の日本ハム戦から中7日。2本の本塁打を浴びながら、140キロ台後半の直球と多彩な変化球を駆使してアウトを積み重ねた。
富山・新湊高から2009年に育成契約で入団し、支配下登録された13年に先発で9勝(6敗)をマークした。14年に抑えに転向し、15年には自身最多の34セーブを挙げた。通算88セーブを誇るかつての守護神は、日米野球の日本代表「侍ジャパン」に名を連ね、4投手の継投による無安打無得点試合の締め≠務めたこともある。
20年6月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受ける直前は先発として活躍したが、復帰した昨季は中継ぎで37試合に登板した。
リリーバーとして経験豊富な右腕だが、「手術明けで去年、中継ぎをやって、優遇≠カゃないですけど、投げたら休んでという待遇をしてもらっていた。それは、僕にとってはいいですけど、他の中継ぎの選手には迷惑がかかる。それが嫌だった」とチームに貢献したいという強い思いで先発再転向を決め、今季に臨んでいる。育成出身の32歳はこの先もチームを勝たせる投球を続ける。
巨人から加入したロッテの技巧派左腕、メルセデス投手(29)が13日の西武戦(県営大宮)に先発する。試合前にキャッチボールなどで軽めに調整し「いい仕事ができるように集中していく」と力を込めた。今季初勝利を飾った5日の日本ハム戦では6回72球を投げ3安打無失点と好投。「いつも通りアグレッシブに(ストライク)ゾーンで勝負したい。低めに集めて自分の力を100%出していく」と闘志を燃やした。
4試合連続で1番のロッテ・藤原が今季初の3安打で、リーグトップの打率を.400に伸ばした。初回に中前打して先制のホームを踏み「数字にこだわらずに1打席1打席、自分の形で打てるように意識している」。開幕1番だった荻野が右大腿二頭筋肉離れで離脱したが、藤原が9番から打順を上げて好調を維持。並んでいた西武に勝ち単独2位に浮上した吉井監督は「5年目なので。そろそろ1年間試合に出て、成長して欲しい」と願った。
14日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発するロッテの佐々木朗がベルーナドームでブルペン入り。吉井監督も見守る中、直球など23球を投げ込んだ。
相手先発は山本が有力。ともに侍ジャパンの一員としてプレーしたWBCでは準決勝のメキシコ戦で救援リレーも披露した右腕については「何をやっても一級品。隙がないところは投手で1番かも」と語っており投げ合いに注目が集まる。
打撃好調のロッテ・藤原が今季初の3安打。リーグトップの打率を4割に乗せた。
初回に中前打で出塁。先制のホームを踏んだ。7、9回にも安打を放ち、「1打席1打席、自分の形で打てるように意識している」とりりしい表情で振り返った。
故障で離脱した荻野に代わり、8日から1番打者を務めている。「打席数が多いので、安打1本と四球を目標にしている。しっかり継続できるように頑張りたい」と力を込めた。
ロッテは12日、敵地ベルーナDで西武と対戦。4回に2四球でつかんだチャンスに2安打を絡めて隅田を攻略。西野-ペルドモ−沢村−益田とつないで西武に隙を与えず、5−3で快勝した。
西野は4日の日本ハム戦に続く今季2勝目。20年6月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右腕は今年、先発に回った。前回登板は5回4失点。今回は6回を投げ、外崎、中村に一発を浴びたが、いずれもソロ。4回のピンチも1点でしのいだ。
打っては新戦力、今年巨人から移籍したポランコが奮闘。試合前までの打率は1割3分と苦しんだが、1−1で迎えた4回、無死一、二塁の場面で勝ち越し右前打。その後、井上の右中間を破る二塁打では巨体を揺るがして激走、一塁からホームインした。試合後はお立ち台に上がって「前に飛んだら何かが起こる。走塁でも全力を尽くせた。チームの勝利に貢献できた」と胸を張った。
今季好調の切り込み隊長・藤原が3安打。ルーキー友杉も堅守を見せるなど、投打ともかみ合ってきた印象。首位ソフトバンクを追いかける態勢は整いつつある。
ロッテは14日からマリーンズストアで選手直筆ネームフェイスタオルの販売を開始すると発表した。お知らせします。新加入の沢村拓一投手、3季ぶりの復活白星を挙げた種市篤暉投手、ドラフト1位の菊地吏玖投手などを第1弾として全15選手が色紙に書いた自身の名前をそのままフェイスタオルにデザインした。
昨年に続いての販売だが、今年は新たに名前の右下に筆ペンで書いた選手の直筆サインも描かれている。第1弾直筆メッセージフェイスタオルの選手は、小島和哉投手、種市篤暉投手、菊地吏玖投手、益田直也投手、沢村拓一投手、松川虎生捕手、佐藤都志也捕手、田村龍弘捕手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手、平沢大河内野手、荻野貴司内野手、藤原恭大外野手、岡大海外野手、山口航輝外野手の全15選手で価格はいずれも1500円(税込み)となっている。なお、マリーンズストア海浜幕張駅前店での取り扱いはないという。
ロッテは14日から、昨年に続きマリーンズストアにて選手直筆ネームフェイスタオル(税込み1500円)の販売を開始することを12日、発表した。
第1弾は小島、種市、菊地、益田、沢村、松川、佐藤都、田村、安田、中村奨、平沢、荻野、藤原、岡、山口の15選手。選手が色紙に書いた自身の名前をそのままフェースタオルにデザインした。
今年は新たに、名前の右下に筆ペンで書いた選手の直筆サインも描かれた。マリーンズストア海浜幕張駅前店での取り扱いはない。
不振のロッテ・ポランコが決勝タイムリーを放った。
1−1で迎えた4回無死一、二塁で隅田の外角直球を右前に運んだ。「2ストライクと追い込まれていたから、コンタクトすることを心がけた」。試合前まで打率.130。今季10試合目でようやく持ち味の勝負強さを発揮し始めた。
「皆さんとても良い方ばかりで、すごく助かっています」。
今季巨人からロッテに加入したC.C.メルセデスは、新しいチームメイトに助けられながら、新天地に馴染んでいる。
同じく今季から加入したグレゴリー・ポランコ、コーチではあるが村田修一打撃コーチなど、「新天地に来て慣れ親しんだ顔の人がいるというのは心強い点ではあります」と、巨人時代に一緒にプレーしていた選手達がいるのも大きな支えになっている。
投球面で言えば、リズム良くテンポの良い投球で打者を打ち取っていくスタイル。「それが自分の投球スタイルですので、5日の日本ハム戦はそういう風にできたと思います」。移籍後公式戦初登板となった4月5日の日本ハム戦、初回に先頭の五十幡亮汰が放った一、二塁間の打球をセカンド・中村奨吾の好守備に助けられると、持ち前のテンポの良い投球で勝ち星こそつかなかったが、6回・72球、3安打、2奪三振、無失点と最高のデビューを飾った。
メルセデスの武器といえば、リズムの良い投球に加えて、右打者のインコースに投げるストレート。5日の日本ハム戦でも、0−0の4回2死走者なしで松本剛に1ボールから2球目インコースに142キロのストレートでストライクを奪った。映像を見ると、右打者のインコースに投げるストレートは、少し動いているようにも見える。
メルセデスは「日本に来て1年目からずっと曲がってきたので、変わらずにできているのかなと思います」とのことだ。
昨季までプレーしていた巨人の本拠地は東京ドームで、今季から屋外球場で尚且つ日によっては強い風が吹くZOZOマリンスタジアムを本拠地にする。風によって投球面に影響だったり、変化がでたりするのか訊くと、「アジャストしていくので、そこはあまり関係なくできていると思います」と頼もしい言葉が返ってきた。
“変化”でいえば、昨季までは指名打者制がなく、投手が打席に立つセ・リーグだったが、今季は指名打者制のあるパ・リーグ。投手が打席に立たたないので、投球に集中できる一方で、9人とも野手と対戦しなければならなくなった。
そこについても「準備するのは変わらないので、そこはブレずにいつもやっています」と指名打者制の有無で、投球が変わることは全くない。「セ・リーグもパ・リーグもすごくいい打者がいるので、その部分ではあんまり変わらないかなと思います」と打者についても、セ・リーグだから、パ・リーグだからどうというのはないとのこと。
移籍後初勝利を目指し、今夜の西武戦に先発する。昨季のパ・リーグ本塁打、打点の二冠王の山川穂高が1軍登録抹消しているが、中村剛也、外崎修汰など良い右打者が多く、油断は禁物。持ち前のテンポの良い投球、そして右打者のインコースに投げる動くストレートで西武打線を封じ、移籍後初勝利、そしてチームに勝利をもたらしたい。