わたしはかもめ2023年鴎の便り(4月)

便

4月23日

千葉ロッテ6−2福岡ソフトバンク(ZOZOマリン)

ロッテが3連勝で単独首位に立った。3回に山口の犠飛で先制し、4回に平沢の適時打、7回には佐藤都の1号3ランで突き放した。種市は5回無失点で2勝目。ソフトバンクは大関が制球に苦しみ、5連敗を喫し、4位に転落した。

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福岡ソフトバンク0000000202
千葉ロッテ00110130x6

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[ロッテ]種市篤暉、苦しみながら2勝「毎回同じ反省に」初回から33球を要し5回には100球[ニッカン]

ロッテ種市篤暉投手が苦しみながらも2勝目をつかんだ。

5回4安打無失点だったが、直球が定まらず、初回から33球を要した。尻上がりに良くはなったが、目安の100球を超えたため、5回で降りた。「球数というところで、毎回同じ反省になってしまっている」。吉井監督は「5月になれば、もう15から20球と思っている。そうしたら6回までいける」と今後に期待した。

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[ロッテ]平沢大河、5年ぶり「1番」で2安打1打点「打たなかったらファームと思っている」[ニッカン]

競争原理がロッテを押し上げた。打線が10安打6得点とつながり3連勝。開幕カードで3タテを食らったソフトバンクに“3連勝返し”を果たし、21年10月24日以来546日ぶりの単独首位に立った。

好調の藤原が休養日だったため、代わりに1番に入った平沢大河内野手(25)が適時打を含む2安打1打点。打てなければ2軍という危機感が、原動力となっている。


一塁に達した平沢は誇らしげだった。自軍ベンチに向かって左手を掲げ、右手で2度、胸をたたく。チームに浸透してきたポーズに、マリンの熱気がグッと上がった。「なかなか打席がない中で大下が仕事をしてくれた。点を取りたかった」。1−0の4回、無死一、二塁で8番の大下が1球で犠打を決めるも、9番岡が凡退。しぼみかけた好機でソフトバンク大関の甘い146キロを右前に運んだ。

5年ぶりの1番で存在感を見せたが「反省もあります」と浮かれなかった。初回は初球を振って中飛。振り抜いた積極性は悪くない…とはしなかった。「種市が(表で)30球ぐらい投げていたのに、初球を打っちゃって。申し訳ない」。先発投手のことも考えて、打線の先頭に立つべき。その反省が、3打席以降の2安打につながった。

喜びは一瞬だ。3試合連続安打で3連勝に貢献しても「毎日が勝負なので。ファームには高部がいます。打たなかったらファームと思っている」と、昨季盗塁王の存在に口元を引き締めた。そう話す平沢が守るのは右翼。超高校級の遊撃手として入団したが、思うような成績を残せずにきた。遊撃のこだわりを捨て、試合に出ることに専念する。だから、現在の登録が内野手のままなのか問われ「どうなんでしょう。分からないです」と真顔で答えた。

7回は佐藤都が3ラン。直後に2点を失っただけに、田村と併用される捕手の1発は大きかった。固定メンバーで戦うチームではない。競争が強くする。吉井監督は「(単独首位は)関係ない。毎日全力でやるだけです」。指揮官の言葉通り、出場した選手が全力で勝ちをつかんだ。

福浦ヘッド兼打撃コーチ(平沢の1番に)
「選球眼は、元々いいからね。今は得点圏でも打つ。」
吉井監督(藤原の欠場に)
「休養日です。今日と明日、休んだら。オープン戦から、ずっと1人、出続けてたと思う。課題は体力。へばらすと戻ってこない。その前に休養を、と思いました。」
藤岡(二塁打2本に犠飛)
「種市に勝ちをと思って打ちました。(出塁率4割5分7厘は)毎日必死にやっている結果。」
佐藤都(7回、津森から1号3ラン)
「結果的に大きかったと、自分でも思います。投手を助けるため、僕があっぷあっぷにならないよう、余裕を持って打撃をしようと。」

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[ロッテ]ソフトバンクに3タテ返し546日ぶり単独首位、シーズン見据え全体練習やめ体力温存[ニッカン]

ロッテが3連勝で単独首位に立った。先発の種市篤暉投手(24)は制球に苦しみながらも、5回4安打3四球無失点で踏ん張り、2勝目。

打線は、2本の犠飛に平沢大河内野手(25)が適時打。佐藤都志也捕手(25)の1号3ランも飛び出し、10安打6得点だった。開幕カードで3タテを食らったソフトバンクに、お返しとばかり3タテを食らわした。

前日に西武と並ぶ首位タイとしていたが、西武はこの日敗れた。ロッテの単独首位は、21年10月24日以来だ。

546日ぶりの位置に立っても、吉井理人監督(58)は「関係ないです。昨日も言いましたけど、毎日全力で頑張るだけです」と素っ気なかった。ただ、その裏で長いシーズンを見据えたマネジメントを行っていた。

この3連戦は、試合前の練習は全体ではなく個人練習とした。「体力温存。試合のための準備なので。みんなでやると、逆にそれをやらなくちゃとなって、あまり試合の準備になっていないかなと思った」と意図を説明した。

貴重な3ランを放った佐藤都は「キャッチャーは練習が終わってミーティングして、時間がない。(個人練習だと)適度に自分の時間を使える。余裕を持って出来る。そういう意味ではやりやすかったかなと思います」と振り返った。

福浦ヘッド兼打撃コーチは「ボビー(バレンタイン監督)の時もあったかなあ。自分達で考えて。今後もやります」と話した。

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[ロッテ]546日ぶり単独首位、10試合連続3失点以下は球団31年ぶり、安定の先発陣[ニッカン]

ロッテがソフトバンクを破り、パ・リーグ首位に立った。

先発の種市篤暉投手(24)が5回無失点で2勝目。打線は佐藤都志也捕手(25)が1号3ランを放つなど、10安打で6点を奪った。

ソフトバンクは今季初の5連敗で4位に転落した。

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[ロッテ]ヤクルト、広島との交流戦コラボグッズを先行予約販売、フェイスタオルやTシャツなど[ニッカン]

ロッテは、ZOZOマリンで行う交流戦のヤクルト戦(6月6〜8日)、広島戦(同9〜11日)に先立ち、両チームとのコラボグッズ先行予約販売を開始した。両チームのマスコットが描かれたデザイン。

ヤクルトとは「マーくん、リーンちゃん、ズーちゃん×つば九郎、つばみ」の両マスコットが応援グッズを持っているデザイン。広島とは「マーくん×カープ坊や」「マーくん×スラィリー」が描かれたデザインの2種類。

先行予約販売はマリーンズオンラインストアにて、4月30日23時59分まで受注している。お届け日は6月上旬頃を予定も、生産状況により前後する可能性がある。

[ヤクルト]
フェイスタオル2000円
Tシャツ(S、M、L、XL)3900円
ミニハンドタオル800円
巾着1200円
マグカップ1800円
トートバッグ2200円
ミニトートバッグ1800円
[広島]
Tシャツ(M、L、XL)3600円
フェイスタオル2000円
アクリルキーホルダー700円
トートバッグ2200円
マグカップ1200円

全て税込み

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ロッテが546日ぶり単独首位、吉井イズム、ズバズバ!開幕3連敗食らったソフトバンクに3タテ&ヤし[サンスポ]

ロッテは23日、ソフトバンク6回戦(ZOZOマリン)に6−2で快勝し、同一カード3連戦3連勝。開幕カードの雪辱に成功し、2021年10月24日以来、546日ぶりの単独首位に立った。5年ぶりに1番に起用した平沢大河内野手(25)が3試合連続適時打を放つなど、吉井理人監督(58)の采配がズバリ的中した。

546日ぶりの単独首位にも、吉井監督は「関係ないです。シーズンは勝ったり負けたり。馬なり=i競走馬のレースや調教で手綱をしごいたりせず、馬の走る気に任せること)でいきます」と平静を保った。

ただ、指揮官のタクトとマネジメントが存分に発揮されての快進撃だった。この日は開幕から全18試合に先発出場していた藤原に完全休養を与え、代役として平沢を2018年9月以来となる1番に起用。1−0の4回2死二、三塁で右前にはじき返して3試合連続適時打を記録したリードオフマンは「毎日が勝負なので、いい場面で打てて良かった。ファームには(昨季に盗塁王とゴールデングラブ賞を獲得した)高部もいるし、打てなかったら2軍だと思っている」と表情を緩めることはなかった。六回1死一、二塁でも右前打を放ち、次打者の犠飛につなげた。

チームで徹底している打撃スタイルが「ショーハ」だ。福浦ヘッドコーチや村田打撃コーチの指示で「ショートスイングでハードに打つ」の略。この意識付けで各打者が大振りせず、コンパクトな打撃を実践している。

さらにまだ春先にかかわらず、吉井監督は今3連戦全ての試合前練習を自主練習に切り替える大胆なマネジメントを敢行。「体力温存。(現役時から)野手はいつもあんなにやる必要があるのかと思っていた。試合のための準備なのでやり方はどうでもいい。逆にみんなでやると、それをやらなくちゃとなってしまう」と説明した。

7回に駄目押しの1号3ランを放った佐藤都も「捕手の場合は練習終わって即ミーティングとなるので、適度に自分の時間を使えるというのはやりやすかった」と歓迎。こんなところにも今季のロッテの強さが隠されている。

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ロッテ・平沢が3戦連続適時打「毎日が勝負。いい結果を残したい」[サンスポ]

ロッテの平沢が3試合連続で適時打を放った。1−0の4回2死二、三塁で大関の速球を右前にはじき返し「いい場面で打てて良かった。チームの勝ちに貢献できて嬉しい」と充実の表情で話した。

好調をかわれ、休養の藤原に代わって2018年9月以来となる1番で先発した。期待に応え「毎日が勝負。いい結果を残したい」と貪欲に言った。

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ロッテ、対ソフト3連勝で吉井体制初単独首位、声援帰ってきたZOZOマリンで9勝1敗[スポニチ]

ロッテは23日、ソフトバンク戦で投打がかみ合って快勝。3連勝で21年10月24日以来、546日ぶりに単独首位に浮上した。移動日以外でも試合前に個人練習を取り入れるなど、今季から指揮を執る吉井理人監督(58)のチーム改革も奏功。コロナ禍では禁止されていた、ZOZOマリンの名物でもある声出し応援にも背中を押され、これで今季の同球場は10試合で9勝1敗となった。

勝利のハイタッチにも力がこもる。日々、頼もしさを増していくナインに、ねぎらいの声を掛け続けた。21年10月24日以来の単独首位。吉井監督は「あまり関係ない。毎日、全力で頑張るだけ」と日米で活躍した現役時代のマウンドさばきのように、冷静に語った。

6回までに打線が3点を奪って主導権を握り、先発・種市も5回無失点と役割を果たした。4点リードながら9回は沢村が2死満塁とされたが、最後は栗原の痛烈なライナーを二塁・中村奨が好捕。開幕カードで敵地で3連敗を喫した相手に、ZOZOマリンで3連勝を決めた。これでコロナ禍では禁止されていた声出し応援で、特に大歓声を受けることができるホームでは今季10試合で9勝1敗だ。

昨秋、電撃辞任した井口監督の後任として就任した吉井監督にとっても初の単独首位。現役時代に日米7球団でプレーし、引退後は3球団で投手コーチを務めながら筑波大で野球のコーチング論を学んだ理論派は、チームに大きな改革をもたらした。

この3連戦は試合前練習を3日間とも全体練習ではなく個人練習とした。打撃ケージも普段の2ヶ所ではなく1ヶ所のみ。21日の3連戦初戦のように移動日以外では異例と言える措置を「体力の温存です」と説明し「投手の僕からしたら、野手はあんなに(練習を)やる必要があるのかと思っていた」と笑う。疲労の蓄積を避けると同時に、発展途上の選手らに自ら考えて行動させる狙いもある。

守護神を含め救援陣の起用法を固定せず、捕手も先発投手に応じて併用制、この日は好調の藤原を休養させ、1番に平沢を起用するなど打線は開幕から19試合で19通り目。その平沢が3試合連続適時打を放つなどナインも起用に応える。チーム打率.223はリーグ4位ながら首位。まだまだ先は長いが、74年以来、遠ざかっている勝率1位でのリーグ優勝への期待も高まる。

「シーズンは勝ったり負けたり。最後に他のチームより少し上にいれば優勝なので」と吉井監督。その視線は一切ブレることなく、秋に向けられている。

◇直近V05年は勝率2位

ロッテの直近のリーグ制覇は05年。当時はシーズン勝率順ではなく、プレーオフV球団がシーズン優勝だったため、勝率2位の.632でシーズンを終えながら、POで勝率1位のソフトバンク(.664)を倒し優勝を決めた。シーズン勝率1位での優勝となると、2期制時に前後期合わせて勝率.580をマークした74年が最後だ。なお、現12球団で最もVから遠ざかっているのは、98年が最後のDeNAで、勝率1位のVからとなると74年のロッテになるが、49年ぶりの勝率1位Vを果たせるか。

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ロッテが2年ぶりの単独首位!5回無失点で2勝目の種市は、お立ち台で「やったぞー!」[スポニチ]

ロッテが2年ぶりの単独首位に立った。

先発・種市が5回4安打無失点の好投で2勝目。ソフトバンクには同一カード3連戦3連勝で、自身も負け投手になった開幕カードの雪辱に成功した。

お立ち台に上がった種市は「やったぞー!」と気持ち良さそうに叫んだ。

5回を7奪三振。1−0の4回には牧原大、柳町を空振り三振に仕留め、今宮への四球を挟みんでガルビスからもフォークボールで三振を奪った。奪三振率は13.73。同僚の佐々木朗の13.50をも上回る。

20年9月に右肘の手術を受け、今月9日に3シーズンぶりの白星を挙げた。この日は制球を乱して5回で降板。「毎回、制球面が反省になっている。試合中に修正できるようになりたい」と課題の克服を誓った。

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ロッテ平沢が3試合連続タイムリー「ショーハで打ちました」[スポニチ]

ロッテの平沢が3試合連続のタイムリーを放った。前日までは「9番・右翼」だったが、この日は藤原に代わって1番に入り、第1、2打席はともに中飛に倒れたが、1−0で迎えた4回2死二、三塁から右前適時打を放った。

佐々木朗が先発した21日は2点を先制した直後に追加点を奪う一打、前日は5回に先制の右前適時打、そして、この日も貴重な追加点を奪う一打に「(先発の)種市が頑張って投げているので、何とかかランナーを返そうと打席に入りました。ショーハ(ショートスイングでハード)で打ちました」とコメントした。

平沢は6回にも1死一、二塁から右前打を放った。

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ロッテ、交流戦に先がけ、ヤクルト&広島とコラボグッズを先行予約販売[スポニチ]

ロッテは23日、マリーンズオンラインストア限定で日本生命セ・パ交流戦2023に先立ち、ヤクルト、広島両チームとのコラボグッズの先行予約販売を開始した。コラボグッズには両チームのマスコットが描かれたデザインが用意されている。

ヤクルトコラボグッズフェイスタオルは「マーくん、リーンちゃん、ズーちゃん×つば九郎、つばみ」の両マスコットが応援グッズを持っているデザインとなっており、広島コラボグッズトートバッグは「マーくん×カープ坊や」「マーくん×スラィリー」が描かれたデザインで2種類がラインナップしている。

東京ヤクルトスワローズコラボグッズはフェイスタオル:2000円、Tシャツ(サイズ:S、M、L、XL):3900円、ミニハンドタオル:800円、巾着:1200円、マグカップ:1800円、トートバッグ:2200円、ミニトートバッグ:1800円で全て税込み。

広島東洋カープコラボグッズはTシャツ(サイズ:M、L、XL):3600円、フェイスタオル:2000円、アクリルキーホルダー:700円、トートバッグ:2200円、マグカップ:1200円で、全て税込み。

先行予約販売はマリーンズオンラインストアで4月30日午後11時59分まで受け付け、発送は6月上旬頃を予定している。

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[ロッテ]吉井理人監督、ゆる〜い“温存野球”でソフトバンクに3連勝…強さの要因を担当記者が見た[報知]

ロッテが開幕3連敗を食らったソフトバンクに3連勝を飾り、21年10月24日以来となる単独首位に浮上した。荻野や高部ら主力を故障で欠く中、吉井ロッテの強さの要因を担当の小田原実穂記者が「見た」−。

吉井監督の“作戦勝ち”か。2シーズンぶりの単独首位浮上を決めた吉井監督は「良かったです」といつも通り淡々と語ったが、試合を終えるとナインと嬉しそうにハイタッチを交わした。これで本拠地では今季9勝1敗だ。昨季は開幕から19試合終了時点で52得点、チーム打率は2割0分5厘で5位。今季は同条件で66得点、2割2分3厘で単独首位とほぼ同じ戦力ながら、打撃力が上がった背景には“吉井流”のチーム操縦がある。

チームは20日にエスコンでのナイターを終え、翌21日は本拠での移動試合。疲労を考慮し、当日だけは自主練習やシートノックをなくすことは昨季もあったが、吉井監督はソフトバンク3連戦全てを自主練習にしシートノックもなくした。その理由を「体力温存です」と説明し、こう続けた。「打撃なんかみんなで練習する必要がない。みんなでやるとやらなくちゃとなって、試合の準備になっていない」。メジャーを経験した指揮官の方針は勤勉な日本野球の中にあっていい意味で“ゆるい”。今春の石垣島キャンプでも午後は個人練習とし練習の有無は個人に委ねた。「日本球界は練習のしすぎ。開幕した時に体力がないことがよくある」と練習量を調整している。

現在打率2割9分9厘と好調の藤原も「へばらしたら戻ってこない」とこの日は休養日とし、守護神も固定せず益田と沢村の日替わり。昨季の今頃と打率などの数字は大きく変わらず、むしろ主力の荻野や高部が欠けているが、吉井流“温存野球”が成果として出ている。この日3ランを放った佐藤都も「自分の時間を余裕を持って過ごせるのはやりやすい」と話した。

まだ4月とはいえ単独首位。指揮官は「あんまり考えてない。全力で戦うだけ」とはぐらかしたが、手応えを感じるには十分な結果だろう。藤原や平沢、種市や佐々木朗ら若手が活躍する今のチームに主力が戻ってくれば、ますます勢いを増すかもしれない。

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[ロッテ]ソフトバンクに3タテ返し!21年10月24日以来の単独首位に浮上、吉井理人監督「粘りが出て来た」[報知]

ロッテが開幕3連敗を食らったソフトバンクに3連勝を飾り、21年10月24日以来となる単独首位に浮上した。

3回1死三塁から山口の犠飛で先制。4回には井上の左翼線二塁打から佐藤都が死球、今季初スタメンの大下が送りバントを成功させ、1死二、三塁の好機を作る。岡は倒れたが、2死から今季初の1番に座った平沢が3戦連続となる右前適時打で追加点。7回には佐藤都が3ランを放ち、ソフトバンクを突き放した。

投げては先発の種市が5回4安打無失点、103球の力投で今季2勝目。

今季ソフトバンクとの開幕3連戦で3連敗を食らったロッテだったが、試合前までに今季9勝1敗と無類の強さを誇る本拠地でソフトバンクに3連勝。21年10月24日以来となる単独首位に躍り出た。吉井監督は「2アウトからタイムリーも出たので粘りが出て来たかな」とチームの打線について分析しながらも「(順位は)関係ないです。全力で頑張るだけです」と淡々と振り返った。

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ロッテ・種市篤暉−ソフトバンク・大関友久…スタメン発表[報知]

[ソフトバンク]
1(一)中村晃、2(左)近藤、3(指)柳田、4(三)栗原、5(中)牧原大、6(右)柳町、7(遊)今宮、8(二)ガルビス、9(捕)甲斐、投=大関
[ロッテ]
1(右)平沢、2(遊)藤岡、3(二)中村奨、4(左)山口、5(三)安田、6(一)井上、7(捕)佐藤都、8(指)大下、9(中)岡、投=種市

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[ロッテ]交流戦コラボグッズを先行予約販売[報知]

ロッテは23日、6月6〜6月8日のヤクルト戦と同月9〜6月11日の広島戦(ZOZOマリン)に先立ち、両チームとのコラボグッズの先行予約販売を開始したことを発表した。

コラボグッズには両チームのマスコットが描かれたデザインが用意されており、スワローズコラボフェータオルは「マーくん、リーンちゃん、ズーちゃん×つば九郎、つばみ」、カープコラボは「マーくん×カープ坊や」「マーくん×スラィリー」が描かれたデザイン。先行予約販売はマリーンズオンラインストアで30日まで受け付け中。

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ロッテ、546日ぶり単独首位!開幕3連敗食らったソフトに本拠地で3タテ返し、ボビーマジック彷彿吉井采配[デイリー]

敵地福岡で開幕3連敗を喫したソフトバンクを相手に、ロッテが本拠地ZOZOマリンで雪辱した。先発・大関を4回までにマウンドから引きずり降ろして計6得点。鷹に今季初の同一カード3連敗を食らわし、2021年10月24日以来、546日ぶりの単独首位に躍り出た。

吉井監督は「シーズンは勝ったり負けたり」といつも通りの受け答えだったが、この日も采配が光った。今季初めて1番起用の平沢が3試合連続の適時打。前日2安打1四球の友杉に代え、2番に戻した藤岡も2安打1打点1得点と躍動した。

北海道から移動日なしで迎えた3連戦。指揮官は野手陣の体力温存を目的に、試合前の全体練習を個別練習に切り替えた。福浦ヘッドコーチは「ボビー(バレンタイン監督)の時はバッティング練習なしって結構あったかな。選手が自分達で考えながらやれるから、いいんじゃないですか」と振り返る。これぞ吉井流。日本一になった05年の「ボビーマジック」を彷彿させる自主性尊重のロッテが、ペナント争いを熱くする。

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ロッテ、“沢村劇場”でヒヤヒヤ勝利も単独首位浮上、9回2死から3四球の大ピンチも…ソフトバンクに3連勝[デイリー]

ロッテがソフトバンクに3連勝。単独首位に浮上した。

3回、1死三塁から山口の右犠飛で先制すると、続く4回にも平沢が3試合連続のタイムリーを放ち、加点した。6回には藤岡の中犠飛、7回には佐藤の3ランでリードを大きく広げた。

投げては種市が5回を無失点、7三振の力投で2勝目を挙げた。9回に登板した沢村が2死から3連続四球で満塁のピンチ迎えたものの、味方の好守に救われ、何とか無失点で切り抜けた。

一方のソフトバンクは投打にいいところなく5連敗で4位に転落した。

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首位・ロッテの強み“投手力”、今季6回終了時にリードしていれば11勝0敗[BASEBALL KING]

ロッテは本拠地・ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に6−2で勝利し、この3連戦に3連勝し、単独首位となった。

ソフトバンクの先発・大関友久には昨年から抑え込まれ、今季も開幕戦で対戦し7回、わずか2安打しか放てず、得点することができなかった。ロッテ先発・種市篤暉がソフトバンク打線を封じ投手戦に持ち込まなければ、勝利するのが難しい展開になると予想された。

この日は初回に2番・藤岡裕大が二塁打を放てば、2回に得点に結び付かなかったが満塁の好機を作った。試合は3回に動く。先頭の藤岡が二塁打で出塁すると、中村奨吾がインコース難しいストレートを強引に反対方向へ一塁ゴロを放ち藤岡を三塁へ進める。4番・山口航輝がきっちりとライトへ犠牲フライを放ち先制した。

4回も先頭の井上晴哉が二塁打、佐藤都志也の死球で無死一、二塁とし、大下誠一郎がきっちりと初球で送り、2死後、1番で出場した平沢大河がライト前に適時打。

先発・種市は初回に33球を投げるなど球数を要したが、1度も三塁ベースを踏ませなかった。ここが種市の凄さでもある。走者を出しても、2回で言えばガルビスを併殺打に打ち取ったり、3与四球だが先頭打者への四球は1度もなかった。先頭打者をきっちり打ち取っていたことで、失点に繋がらなかった。種市は5回・103球、4安打、7奪三振、3与四球、無失点としっかりと試合を作った。

2−0の6回は先頭の佐藤が二塁打、続く大下の四球、1死後、平沢の右安で満塁とし、藤岡がきっちりとセンターへの犠牲フライで3点目。7回も先頭の山口が中安、1死後、井上の左安で一、二塁とし佐藤の3ランで試合を決めた。

2回以外は、先頭打者が出塁した3回、4回、6回、7回は得点を挙げた。特に3回無死二塁で中村が一ゴロで二塁走者を三塁に進めた場面、そして4回に無死一、二塁で大下が初球で送りバントを決めた場面は、チーム打率が低くても得点力のあるここ近年見せるロッテらしさが出た攻撃だ。何気ないワンプレーだが、こういった1つ1つの積み重ねが次の1点につながっていく。

◇勝ち試合をしっかり勝つ

“先行逃げ切り”。ロッテは先制した試合現在4連勝中。先制してそのリードを投手陣が守り切る。なかなか得点が見込めないチームにとって、投手陣の出来不出来はチームの勝敗に大きく関わってくる。ソフトバンクの3連戦では、初戦の佐々木朗希が7回無失点、2戦目の西野勇士が7回無失点、3戦目の種市が5回無失点と先発した3投手はいずれも無失点に抑えた。

先発がゲームを作れば、リリーフ陣で逃げ切る。救援防御率はリーグワーストの3.70だが、今季ロッテは6回終了時点でリードしていれば、11勝0敗。

今季のブルペンは決まった形の“勝利の方程式”を採用しておらず、場面や状況に応じてリリーフ投手をうまく起用し、現在は複数の勝利の方程式を作ろうとしている最中だ。今季初勝利した4日の日本ハム戦は、7回・ペルドモ、8回・澤村、9回・益田だったが、翌日は0−0の7回に中森俊介、2−1となった8回・ペルドモ、9回・益田で逃げ切り。ペルドモ、益田が連投となった6日は2−0の7回に小野郁、3−1の8回は坂本光士郎とカスティーヨ、6−1となった9回は西村天裕が試合を締めた。

14日のオリックス戦は2−0の8回、今季初めて勝ち試合の8回に益田が登板し、9回・澤村で逃げ切れば、19日の日本ハム戦はペルドモ、益田が連投中ではなかったが、4−2の7回に唐川侑己、8回・小野、9回・澤村で勝ち切るパターンも。

黒木知宏投手コーチはリリーフ陣の登板管理について「色々考えていますね、選手に負担をかけないようにというところと、勝負どころでいかないところとバランスをとりながら、監督とプランを立ててやっています」と話せば、ブルペン担当の小野晋吾コーチは「(リリーフ陣に)僕がすることは状況を見ながら、なるべく準備の部分で早め早めにしてもらって、疲労が残らないように意識して声がけはしています」と、1年間投げるために疲労が溜まらないよう心がけている。

2年連続で2位に入った20年、21年はリリーフ陣の出来が非常に良かった。20年は6回終了時点でリードした試合は44勝3敗1分、特にこの年、本拠地・ZOZOマリンでは6回終了時点でリードしていれば、24勝1敗と圧倒的な強さを見せ、7月11日の西武戦以降、6回終了時点でリードしていた試合は20連勝でシーズンを終えた。翌21年も6回終了時点でリードした試合は49勝5敗6分で、4月24日のソフトバンク戦から9月5日の日本ハム戦にかけて引き分けを挟んで28連勝ということもあった。

上位争い、優勝争いするためにも、リリーフ陣が鍵を握る。リードした試合はとにかく勝ち切る。今現在リーグトップにいる要因のひとつが、勝ち試合を落とすことなく勝利しているから。勝負の夏場に向けて、リリーフ陣の負担がかからない投手起用をしながら今後もこの状態を維持できるか。また、ロッテというチームは近年、突然連敗したかと思ったら、大型連勝をするなど好不調の波が大きい。ただ打線が打てなくても、投手陣が逃げ切れるだけの得点をとってもらい、そのリードを守り抜ければチームとしての好不調の波も減る。この先も“レバレッジ方式”が機能すれば、チームとして大きな強みになる。

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5回100球超でも光った“テンポの意識”、ロッテを首位浮上へ導いた種市の粘投[BASEBALL KING]

◇解説陣称える「テンポだけは良くしようと…」

ロッテは23日、本拠地でのソフトバンク戦に6−2で勝利し同一カード3連勝。開幕カードで3タテを食らった借りを返し、単独首位に浮上した。

先発マウンドに上がったのは、試合前時点で1勝2敗、防御率1.84と安定した投球を続けている種市篤暉。制球に苦しみ毎回走者を背負う展開になってしまったが、持ち前の大きく落ちるフォークを武器に要所を三振で凌ぎ、5回103球、4安打無失点、7三振3四球の粘投で今季2勝目を挙げた。

種市の投球について、23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は「球数を使いながらも抑えている中で、テンポだけは良くしようと心がけていて、自分のペースを掴む、という気持ちが伝わってきましたね」と評価。

ボールの質に関しては「特に真っ直ぐもそうですけど、フォークが本当に良かったですね。これをしっかりを低めに投げられたからこそ、という所はあったと思います」と、“フォークの制球”が勝利を手繰り寄せたと振り返った。

また、齊藤明雄氏も「5回で103球と球数は多いんだけど、ゼロで抑えられたことがピッチャーにとって1番大きいんじゃないかと思う」と奮闘した種市を労い、続けて「先ほど五十嵐さんも言われたようにテンポが物凄く良いのかなと思いますね」と“投球テンポ”を重ねて評価した。

これで防御率は「1.37」に良化。23日終了時点での奪三振率13.73は、チームメイトの佐々木朗希を抑え、パ・リーグ1位と圧巻の数字だ。トミー・ジョン手術からの完全復活、そして優勝へ向けチームを引っ張る種市の投球から今後も目が離せない。

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