わたしはかもめ2023年鴎の便り(5月)

便

5月24日

千葉ロッテ11−1埼玉西武(ZOZOマリン)

ロッテが5本塁打を含む13安打、11得点で大勝し、連勝を6に伸ばした。安田は1、3回に2打席連続の3ランを放ち、自己最多の6打点を挙げた。小島が6回1失点でリーグトップタイの5勝目。西武は今井が8失点と崩れた。

123456789R
埼玉西武0000010001
千葉ロッテ31410011x11

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[田村藤夫]逸材ロッテ松川虎生には捕球、返球の何げない動きの細部にも気を配って欲しい[ニッカン]

◇ファームリポート

ロッテの21年ドラフト1位で高卒2年目の松川虎生捕手(19=市和歌山)の動きをじっくり見させてもらった。


ようやく生の試合で松川捕手を見られる。1年目の糸満キャンプ、ブルペンでのキャッチングを見て以来、なかなかタイミングが合わずにいた。ファームで見るとは思わなかったが、試合でどんな動きをするのか集中して見守った。

戸田球場は右翼から左翼へ風が強く、左打者の外角への投球が要注意だったが、ロッテバッテリーはヤクルトの左打者に2本、右打者に1本、いずれも左翼へホームランを許した。

両チーム合わせて5本塁打は、全て左翼だった。特に、左打者の外角への攻め方には気を配る必要があったが、両チーム捕手のそうした部分での観察力はもっとあっていいと感じた。

強風は気になったが、それ以上に捕手松川に神経を集めた。私は試合全体を俯瞰して見る時もあれば、投手に焦点を集めたり、ショートの打球判断の1歩目に注目したり、その時々である程度狙いを持って見ている。

この試合は、何と言っても捕手松川。そして、捕手を見る時の私は、やはり長年捕手一筋でやってきた経験を元に、サイン交換から、ミットの構え、キャッチング、ピッチャーへの返球、そしてサイン交換というサイクルでじっくり観察する。

中でもキャッチングには、大いにこだわっている。構えたところにサイン通りのボールが来ることもあれば、逆球もある。そんな時にどう反応して受けるか。ミット音ばかりではなく、ボールを止めるという動作に特化して見る。

松川のキャッチングにわずかな感覚のズレを覚えた。キャッチングしてから返球するまでの動きに、私は自分のイメージをかぶせる。そこに、少しばかりの誤差がある。私の感覚が正解ではない。見る人によって、感覚は異なる。そこは承知した上で指摘したい。

松川のキャッチング、特にボール球だった時、キャッチングから返球への動作に、もっと細やかさが欲しい。言葉にするのはものすごく難しいが、あえて言うなら、外れたボール球でも「次は来いよ」とピッチャーを鼓舞するような、乗せていくようなしぐさ、ちょっとした「間」が足りない気がした。

松川のサインに意図を感じた投球がボール球になっても、そこはより丁寧に捕球し、大切に返球して欲しい。雑に返球しているとは感じなかったが、もっと「あと少しだぞ」「ボール半個だぞ」などの思いがピッチャーに伝わるようなキャッチングであって欲しい。

高卒2年目の捕手に、高度なことを要求すると思われるファンの方もいるかもしれないが、ここは私も捕手としての繊細かつこだわる部分として、言葉を尽くして説明したい。

昨年、高卒ルーキー捕手として松川の活躍をずっとテレビなどで見てきた。佐々木朗希とのバッテリーで完全試合を達成し、歴史的な1歩を1年目で記している。今季、ファームでのプレーが続くが、昨年の1軍での活躍を別物としてとらえていない。

2年目は、さらに自分のワンプレーにこだわって、質を高めて欲しい。何気ないボール球の捕球、ピッチャーへの返球でも、そこには色んなメッセージが隠されている。

仮に、雑なキャッチングからの返球だとピッチャーが感じれば、そんなわずかなところから、信頼関係にひびが入る。なお、右打者の外角はしっかり捕球していた。この捕球を常時実践して欲しい。

それだけ捕手の止めるという作業は奥も深く、ピッチャーに与える影響も大きい。少なくとも、私のイメージと、実際に見た松川の動きに、ズレがあるのは気になる部分だった。

それが私の思い過ごしであれば、一笑に付していただいて構わない。だが、キャッチングと向き合ってきた私も、いいかげんな解説をする緩みはないと申し上げておきたい。

昨年、スポーツニュースで見る松川は、ほとんどが勝負球にまつわる場面だった。ファームを中心に解説する私は生で松川を見たかったが、残念ながらこの試合が初めてという経緯だった。

昨年の経験を踏まえての2年目として、今はファームで試合に出場する日々だがキャッチング、ブロッキング、スローイング、リードは、必ず試合の中で成長できる。ボール球を止める動き1つでも、極めるのは至難の業だ。動作1つ1つにこれからも注目したい。

最後に、ロッテ先発の21年育成1位・田中楓基(ふうき)投手(19=旭川実)のピッチングが光った。最速152キロでいい真っ直ぐだった。さらに真っ直ぐと同じ腕の振りでスライダー、フォークのキレも素晴らしかった。もっと見たかったが、投手ライナーが直撃して降板したのは残念だった。

腕の振りは、左右の違いはあるが、この日登板したヤクルト高橋奎と比較しても劣らないレベルだった。今後が非常に楽しみなピッチャーだ。

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[ロッテ]小島和哉、西野勇士に並ぶリーグトップタイ5勝目「何とかゲームはつくれたかなと」[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(26)が6回5安打1失点で、西野勇士に並んでリーグトップタイの5勝目を挙げた。

3回以外、毎回先頭打者を出しながら、2度の併殺などで最少失点にとどめた。与四死球も3つと「納得できる内容ではなかったですが、野手の皆さんがたくさん点を取ってくれたので、何とかゲームはつくれたかなと思います」と振り返った。

中止になった23日に先発予定だったメルセデスが3回無失点で続き、吉井監督の期待通りに2人で9回をリレー。ブルペン陣を休ませた。

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[ロッテ]安田尚憲2振りで自己最多6打点「技術ないと飛ばないので」左翼への1発は成長の証し[ニッカン]

やっぱり期待が膨らむ。ロッテ安田尚憲内野手(24)が右へ左へ、2振りで自己最多の6打点を挙げた。まずは1回2死一、二塁、西武今井のスライダーを捉えた。右翼席中段に届く先制3ラン。さらに3回無死一、三塁で、今度は150キロの速球を左翼席前方のホームランラグーンへ運んだ。「マリンでレフトに入ったのは初めて。自分でも驚きでした」。手をたたきながら“2周目”を回った。

左への1発は成長の証しだった。「引っ張ったホームランはタイミングが合えば打てることもある。逆方向は技術がないと飛ばないので」。入団時から課題に掲げ、ソフトバンク柳田との自主トレでも体全体で打つことを意識してきた。

昨年6月1日のヤクルト戦(神宮)で初の2打席連発弾をマークした。当時「運がよかった。この言葉に尽きます」と言った。手応えはなかった。でも「今日の打撃の内容はいい内容だった。浮かれることなく、継続してできるようにと思います」。自力で成した。そう認めてあげられる。

休日だった22日には、高部の兄寛斗さんが営む美容室でパーマをかけた。試合前練習で吉井監督は「ちりちりになったなあ。髪切ったからいけるやろ」と独特な言い回しで激励。スラッガーとしての大成を期待され、はや6年目。「タイプ的に違うのかな、中距離打者なのかなと思い始めたころに打ってくれた。またこれで、期待がより大きくなります」。引き分けを挟んで6連勝。リーグ一番乗りの貯金10。日替わり打線において変わらない「5番安田」に、監督の思いが乗っている。

山本(今季初昇格、即スタメンで7回に遊撃へプロ初安打)
「3打席打ててなかったので、とにかく自分のスイングをしようと打席に入りました。どんな形でもヒットはヒット。これからたくさん積み重ねられるように頑張りたい。」

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[データ]ロッテ22年6月以来の1試合5発!チーム最長タイの4イニング連発も達成[ニッカン]

ロッテが22年6月5日巨人戦(東京ドーム)以来のチーム1試合5本塁打。1〜4回にはチーム最長タイの4イニング連続本塁打を放った。ロッテの4イニング連続アーチは17年9月6日西武戦(メットライフドーム)の4〜7回にペーニャ、吉田、中村、パラデスが1本ずつ打って以来。本拠地では03年9月28日オリックス戦(千葉マリン)で1回小坂(先頭打者)、井上純、2回福浦、3回福浦、4回サブロー以来20年ぶり。

ロッテは21年9月以来の6連勝で貯金を10に増やした。ロッテのパ・リーグ貯金10一番乗りは13年以来10年ぶり。5月までに貯金10も同年以来となった。

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[ロッテ]有料会員限定サコッシュリュックのデザイン決定、佐々木朗希らのシルエット描かれる[ニッカン]

ロッテは24日、公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員限定の来場特典である「サコッシュ&リュック」のデザインが決まったと発表した。

サコッシュリュックは、リュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用できる。モデルとなるのは1月のファン投票で選ばれた佐々木朗希投手、松川虎生捕手、中村奨吾内野手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手の5選手。リュックの前面に、選手のプレー中のシルエットが描かれている。

日程は6月8日ヤクルト戦、7月1日楽天戦。2試合合計先着2万人に、シークレット袋に入れて5種ランダムで配布する。

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吉井ロッテ、6連勝で貯金10!5発マリン花火大会で圧倒、安田尚憲が2打席連続3ラン「本当に最高の結果」[サンスポ]

ロッテは24日、西武9回戦(ZOZOマリン)で安田尚憲内野手(24)の2打席連続3ランなど計5本塁打、先発全員13安打の猛攻で、今季最多の11点を奪って大勝した。チームは1分けを挟んで6連勝、水曜日に限れば昨年8月24日から13連勝となった。開幕から40試合目で貯金は早くも10に到達。ロッテの2桁貯金は2021年10月30日以来571日ぶりで、吉井理人新監督(58)の下、快進撃が止まらない。

試合前までリーグ最少の16本塁打。それが5本もアーチが飛び出し、序盤から大量リードの展開に、吉井監督は左うちわ=Bベンチでも終始笑顔が絶えず、「たまにはこういう試合もいい」と試合後にまた笑った。

2打席連続の3ランと大暴れしたのが未完の大砲、6年目の安田だ。1回2死一、二塁から今井の内角スライダーを右翼席へ。4月25日以来の一発で勢いづくと、3回無死一、三塁で今度は150キロの直球を左越えへと運んだ。1試合2本塁打は今季初で、6打点は自己最多。中でも、3回の一発に手応えを感じた。

「本当に最高の結果。マリンでレフトに打ったのは初めて。プロに入ってからずっと、自分の中でやりたかったことだった。引っ張った本塁打はタイミングさえ合えば打てることもあるが、逆方向はちゃんとした技術、スイングができないと飛ばない。引っ張って打ちにいくアプローチの中でそれができたことは今後の自信になる」。

3年連続でソフトバンク・柳田との合同自主トレに参加。キャリアハイは昨季の9本塁打の中、柳田に「何しとん!」と叱咤されながら、その技術を磨いてきた。ボールを捉えるポイントをやや後ろに置き、逆方向に引っ張るイメージで打つというのが左翼にも本塁打を量産する師の教え。それがようやく体現できたのだ。

試合前練習では吉井監督から「髪を切ったから、今日はいけるやろ。そのチリチリの頭で打ってくれ」と、軽くパーマのかかった髪形をイジられた中での連発。試合前までわずか2本塁打だっただけに、指揮官は「安田はタイプ的に(長距離砲とは)違うのかなと思い始めていたときに打ってくれた。成長は緩やかだが、どっかでバンッと突き抜けてくれたら…。それが今年かもしれない」と目を細めた。

安田尚憲(やすだ・ひさのり)
1999(平成11)年4月15日生まれ、24歳。大阪府出身。履正社高で甲子園に2度出場し、3年春に準優勝。高校通算65本塁打を放ち、2018年にドラフト1位でロッテ入団。19年は1軍出場機会がなかったが、20年から3試合連続で100試合以上に出場した。今季は出場35試合で打率.285、4本塁打、15打点。通算成績は出場399試合で打率.243、28本塁打、178打点(24日現在)。188センチ、95キロ。右投げ左打ち。独身。年俸4200万円。背番号5。

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[データBOX]ロッテ・安田尚憲、1試合で3ラン以上を複数本は井口以来12年ぶり[サンスポ]

ロッテは安田尚憲内野手(24)の2打席連続3ランなど計5本塁打、先発全員13安打の猛攻で、今季最多の11点を奪って大勝した。

(1)
ロッテ・安田の1試合複数本塁打は、昨年6月1日のヤクルト戦(神宮)以来、通算2度目。ロッテの選手が1試合に3ラン以上を複数本放ったのは、2011年5月3日の井口資仁(3ランと満塁、対西武、西武ドーム)以来12年ぶりで、ZOZOマリンでは安田が初めて。本拠地でマークしたのは、本拠地が川崎球場だった1990年10月14日のディアズ(3ラン=2本、対日本ハム)以来33年ぶりで、日本選手では80年6月24日の有藤道世(3ラン=2本、対近鉄)以来43年ぶり。
(2)
チームは1回から4回まで4イニング連続本塁打。ロッテ(前身を含む)の4イニング連続本塁打は球団タイ記録で、17年9月6日の西武戦(4〜7回、メットライフ)以来6年ぶり7度目。プロ野球記録は巨人が67年にマークした6イニング連続。

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ロッテ・安田尚憲、2打席連続3ラン「いい結果になって良かった」、チームは引き分けはさみ6連勝[サンスポ]

目下、5連勝中のロッテ。さらに水曜日に限れば、昨年8月24日から12連勝中。ゴールデン・ウエンズデー≠ヘこの日も健在だった。

「打ったのはスライダー。休みを含めて2日間空きましたが、最初の打席で最高の結果が出て良かった。次の打席も頑張ります」。

そう満面の笑みを浮かべたのは安田尚憲内野手(24)。1回2死一、二塁で安田がフルカウントから右翼席に3号3ランを運んだ。

これで終わらない。5−0の4回無死一、三塁で迎えた第2打席。今度はカウント2−2から今井の150キロの直球を左翼ホームランラグーンに打ち込んだ。2打席連続の3ランに、「入るとは思いませんでしたが、いい結果になって良かった」と照れた。

序盤での大量リードに、ベンチで左うちわ≠フ吉井監督。前日23日の西武戦が雨天中止となったことで、この日は同戦に先発予定だったメルセデスをブルペン待機。「ピギーバックで(小島とメルセデスの)2人で9回全部終わらせてくれたらいいなと思っています」。ピギーバックとは1試合に2人の先発投手を投入することで、近年MLBでも有効活用されている起用法。球数制限のあるWBCでよく聞かれる「第2先発」と同義語だ。ただ、指揮官は侍ジャパンの投手コーチとして各球場で視察を重ねていた昨年7月に自身のブログで「わしは、第二先発と言い方が嫌いです。昔、先発の日に、コーチに第二先発を用意してるからしっかり投げないとすぐ代えるぞと言われ、がっかりしたことがありました。それ以来、その言葉を聞くと、背負い投げしたくなってしまいます」(原文ママ)とつづっている。

チームは14日の日本ハム戦から引き分けをはさんで6連勝と絶好調だ。

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ロッテ・安田、3ラン2発の大暴れ「最初の打席で最高の結果が出て良かった」[サンスポ]

ロッテの安田が2打席連続3ランと大暴れだ。1回2死一、二塁から今井の内角スライダーをさばいて右翼へ先制アーチ。「最初の打席で最高の結果が出て良かった」と、4月25日以来の一発で勢いづき、3回には速球を力まず逆方向の左越えへ運んだ。ともに直前に空振りした球種を仕留める圧巻の打棒で、今井を早々にKOした。

1試合2本塁打は今季初で、6打点は6年目で自己最多となった。試合前までリーグ最少の16本塁打にとどまっていた打線を24歳の左打者が活性化。田村に1号ソロ、池田にも2号ソロが出て、今季のチーム最多となる4発を4回までに記録した。

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ロッテ・安田、右へ左へ2打席連続3ラン!プロ最多6打点、チームは今季初6連勝でパ最速貯金10[スポニチ]

ロッテの安田尚憲内野手(24)が24日、西武戦の初回の右越え先制3号3ランに続き、3回は逆方向への左越え4号3ラン。プロ2度目の2打席連続本塁打など3安打でプロ最多6打点を挙げ、快勝に貢献した。チームも昨年6月5日の巨人戦以来となる5本塁打で、いずれも今季最多の13安打11得点。2年ぶりの6連勝で13年以来10年ぶりにリーグ最速の貯金10に到達し、首位をがっちりキープした。

試合前の打撃練習を終え、ベンチに戻ってきた安田に吉井監督が声を掛けた。「今日は髪切ったからいけるやろ?その(パーマをかけて)チリチリの頭で打ってくれよ」。気にかけてくれる指揮官の思いは通じていた。「吉井さんにもハッパをかけられていた」。安田が最高の結果で応えてみせた。

3回無死一、三塁。外角高め150キロの直球を、逆方向の左翼席へ4号3ラン。右翼席中段に運んだ初回の先制3ランに続く2打席連発に、手を叩き左手を掲げた。「(ZOZO)マリンでレフトに打ったのは初めてだったので自分でもビックリしたけど、逆方向に打てたことは自信になりました」。プロ6年目で初めての本拠での逆方向弾だった。

昨年6月1日のヤクルト戦以来、プロ2度目の2打席連発。その時も左右に打ち分けたが、感触は違った。「正直、1年前は手応えがなかったけど、今日のバッティングは良い感じだったので、これを継続できれば」。プロ入りからずっと目指してきた「体全体を使ったスイング」の手応えを手にした一打でもあった。

昨季3冠王のヤクルト・村上や日本ハム・清宮と同学年。履正社(大阪)では高校通算65本塁打し「東の清宮、西の安田」と称された。指揮官は昨秋の就任直後に25本塁打をノルマに設定。2月の沖縄キャンプでの今季最初の対外試合から4番起用して期待をかけた。ただ、4月25日の西武戦での2号以降は本塁打が出ず「中距離打者かなと思い始めていた」と指揮官。この日の豪快な2発に「また期待が大きくなった。ゆっくりだけど成長してくれている。どこかで突き抜けたら。それは今年かも」と思いを改めた。

安田の爆発に、田村が3年ぶりの一発、池田が2号ソロなど、試合前までリーグ最少16本塁打の打線は、いずれも今季最多の5本塁打を含む13安打11得点。今季初の6連勝で10年ぶりにリーグ最速で貯金10にも到達した。水曜日は昨年8月24日の西武戦から13連勝。快進撃に6年目の大砲が、さらに勢いをもたらした。

◇新人監督3度目“日本一率”100%

吉井新監督率いる首位のロッテが21年9月以来の6連勝。24勝14敗2分けの勝率.632となり、パ最速で貯金10に到達した。ロッテのリーグ貯金10一番乗りは、13年以来10度目(前後期制時は除く)。そのうち、新人監督による達成は、50年(湯浅禎夫監督=当時毎日)、10年(西村徳文監督)に次ぎ3度目となった。なお、50年と10年はともに日本一に輝いたが、今季はどうか。

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伊藤勤氏、投手コーチから昇格のロッテ・吉井監督“だからこそ”できたバッテリー強化[スポニチ]

◇伊藤勤 視点

投手コーチから昇格した吉井監督だからこそ投手の戦力を知り尽くし、最大限の力を引き出している。先発で5勝している西野は、私が監督1年目の13年に1軍に引き上げ先発で9勝を挙げた。救援陣が弱く抑えに転向させたが、球威があり、どの球種も制球がいい投手。先発で2桁勝てる力はあった。トミー・ジョン手術を受け復帰したが、吉井監督は西野の適性を見抜いていたのだろう。バッテリー強化という点では田村の活用もヒットだ。昨年はルーキー松川育成の陰で出場は2試合に止まった。田村は研究熱心でねちっこいリードをする。投手陣の信頼も厚く若い投手を支えている。

打線は外国人頼みから脱却し、若い戦力が台頭してきた。荻野、高部が故障離脱しても藤原、平沢。山口が使えなければ茶谷や池田がいる。野手に関しては、かつて2軍も指導していた福浦ヘッドが戦力を掌握しているはずだ。投手も野手も1、2軍、育成を含めた“チームの総合力”で戦っているイメージがある。ゴールに向かって最初のヤマは交流戦。いつもと違う相手に、選手が計算通り力を発揮できるかがカギになる。

13年のロッテ
開幕から2試合連続延長戦サヨナラ勝利と波に乗り、3、4月は13勝13敗、5月1〜9日に8連勝で首位。その後、7月に6連敗を喫し楽天に首位を明け渡すと、球宴直後に5連敗で3位に陥落。最終的に74勝68敗2分け、勝率.521。首位・楽天と8.5差の3位でシーズンを終え、3年ぶりのCS進出が決定した。西武とのCSファーストSは2勝1敗で突破したが、ファイナルSは楽天に1勝3敗。伊東勤監督が就任し、前年の5位から巻き返しを狙ったが、10年以来の日本シリーズ進出はならなかった。

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ロッテ“ダイナマイト”山本、プロ初安打「これからたくさんヒットを積み重ねられるように」[スポニチ]

「7番・右翼」で初スタメン出場した高卒3年目の山本が、プロ初安打をマークした。7回2死一塁から遊撃内野安打。

昨秋、吉井監督が名前の「大斗(だいと)」から「ダイナマイト」と命名。山本は「どんな形でもヒットはヒットなので、これからたくさんヒットを積み重ねられるように頑張っていきたい」と声を弾ませた。

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ロッテ・小島、ピギーバック成功、リーグトップタイの5勝目「何とかゲームはつくれた」[スポニチ]

ロッテ先発の小島が6回5安打1失点、7回から2番手で投げたメルセデスも3イニングを2安打無失点と好投した。

18、21日とブルペンデーを1週間で2度実施したため救援陣の負担が増しており、この日は、2人の先発投手が継投する「ピギーバック」(おんぶ、肩車の意味)を採用。リーグトップタイの5勝目の小島は「納得できる内容ではなかったが、たくさん点を取ってくれたので、何とかゲームはつくれた」と野手陣に感謝した。

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ロッテ、吉井監督命名の「ダイナマイト」山本がプロ初安打、7回の4打席目に遊撃内野安打[スポニチ]

高卒3年目の「ダイナマイト」山本が嬉しいプロ初安打を放った。

名前が「大斗(だいと)」で、昨秋に吉井監督から期待の若手として「ダイナマイト」と命名された。

この日は「7番・右翼」でプロ初のスタメン出場。1打席目から空振り三振、三ゴロ併殺打、空振り三振だったが、7回2死一塁の第4打席で遊撃内野安打をマークした。

昨季までは1軍で2打席のみで2三振。今季は21日のイースタン・リーグDeNA戦で超大物助っ人バウアーから先頭打者本塁打を放つなど、2軍で結果を出しての1軍昇格となった。

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ロッテ、田村が3年ぶりの一発、2回に左中間への1号ソロは950日ぶりのアーチ[スポニチ]

ロッテは今季最多の1試合5本塁打。その勢いに乗って田村も3年ぶりの一発を放った。

初回に3点を先制し、迎えた2回1死。フルカウントから西武・今井のスライダーを捉えると、今季1号ソロを左中間スタンド中段にまで運んだ。

「カウントが3−2だったので、甘いところに来たら振り抜こうと思っていた」と田村。20年10月16日の日本ハム戦以来、950日ぶりの一発となった。

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ロッテ吉井監督、13安打11得点で6連勝に「頼もしいなと思って見てた」貯金10で首位キープ[スポニチ]

ロッテがいずれも今季最多の13安打11得点で6連勝を飾った。貯金は今季最多「10」で首位をキープした。

試合中もニコニコしていた吉井監督は「頼もしいなと思って見てました」と振り返った。

6回1失点でリーグトップタイの5勝目を挙げた小島についても「ちょっと気に入らないところもあったが大量点をもらってしっかり投げた」と評価した。 ここまでリーグ最少16本塁打だったが、この日は安田が2本の3ランを放つなど5本塁打。指揮官は「安田につられてみんな打ってくれた。こういう試合もいいな」とかみしめていた。

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ロッテが5発6連勝!貯金がっつり最多10でがっちり首位キープ、安田2発6打点[スポニチ]

ロッテが5発11得点で6連勝を飾った。貯金は今季最多の「10」となった。水曜日に限れば1年越し13連勝だ。

2発6打点の安田は「小島さんがテンポよく投げてくれたので野手も乗れた。僕自身ホームランずっと打ちたかった。もっと打てるように練習してるので頑張ります」と笑顔を浮かべた。

この試合までチームは39試合でリーグ最少の16本塁打と首位を走りながら「一発」不足が目立っていたのはウソのようだ。

安田が3号3ラン、4号3ランを2打席連続で放ち、6打点の大暴れ。田村に3年ぶりの1号ソロが飛び出せば、池田も2号ソロを放った。

さらに7回にはポランコが右越え4号ソロを放つなど、今季最多の11得点を挙げた。

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ロッテ小島和哉6回1失点、7戦連続QSで5勝目の権利手にメルセへバトンタッチ[スポニチ]

ロッテ小島和哉投手が6回5安打1失点と好投。大量9点の援護を受け、メルセデスへマウンドを譲った。

初回いきなり先頭の長谷川に中前打を許したが、平沼を一ゴロ併殺に仕留めた。

4回も2死一、二塁のピンチを背負ったが、愛斗を133キロのフォークで三ゴロで切り抜けた。

小島はこれで7試合連続で、クオリティスタート(QS)を達成。チームの先輩・西野に並ぶリーグトップの5勝目の権利を持っての交代となった。

小島
「自分としては納得できる内容ではなかったですが野手の皆さんがたくさん点を取ってくれたので、何とかゲームは作れたかなと思います。C.Cと2人で今日の試合は頑張ろうと話をしていたので、このままチームが勝てるように頑張って欲しいです。」

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ロッテのロマン砲がついに開花!? 安田尚憲が2打席連続3ラン[スポニチ]

ロッテの安田尚憲内野手が2打席連続の4号3ランを放った。

5−0の3回無死一、三塁で今井の150キロ直球を左翼席へ放り込んだ。

第1打席は右方向へ先制3ラン。この日は5番起用されたが、吉井監督からは常に「ホームラン」を求められてきた大砲候補が、5連勝中で首位を走るチームに勢いをつけた。

安田
「打ったのはストレートです。入るとは思いませんでしたが、いい結果になって良かったです。」

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首位ロッテ6連勝へ、安田の豪快3ランで先制「最初の打席で最高の結果」[スポニチ]

ロッテの安田尚憲内野手が初回に3号先制3ランが飛び出した。

初回2死一、二塁で、今井のスライダーをフルスイング。右翼席まで運んだ。

首位ロッテはこの試合まで5連勝中。先発の小島は4連勝中と勢いがある。

対する西武は現在9カード連続で勝ち越しなしと元気がない。

安田
「打ったのはスライダーです。休みを含めて2日間空きましたが、最初の打席で最高の結果が出て良かったです。次も頑張ります。」

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[ロッテ]安田尚憲、村上宗隆世代の未完の大器目覚めた、3ラン2打席連発、村神様を「すごすぎて参考に」[報知]

若きスラッガーのお目覚めだ。ロッテ・安田尚憲内野手(24)が自身2度目となる2打席連続アーチを含む計3安打。自己最多の6打点と大暴れした。チームも今季最多となる13安打11得点の猛攻で2年ぶりの6連勝。貯金を今季最多の10とし、2差単独首位をキープした。

本塁打に飢えていた。初回2死一、二塁。今井のスライダーを右翼席中段まで運ぶ豪快な先制3号3ランは4月25日の西武戦(ZOZO)以来1ヶ月ぶりの一発。「最高の感触だった。ホームランずっと打ちたかったので打てて良かった」と笑った。これで勢いに乗ると、5点リードの3回無死一、三塁には本拠地では初となる左翼席への2打席連続4号3ラン。プロ2度目の2打席連続アーチとなった。

6年目を迎える24歳。同学年のライバルであるヤクルト・村上は昨季3冠王、日本ハム・清宮は18本塁打と結果を残したが、安田は昨季9本塁打。2ケタ本塁打にも届かず後れを取っていた。それでも村上とはよく食事する仲で「すごすぎて参考にさせてもらってます」と安田は謙虚な姿勢を崩さず背中を追いかけた。一方、チームでは同学年の池田との内野の定位置争いもあって「常に危機感を持っている」。同級生を刺激に本領を発揮し始めた。

チームは5月10勝4敗2分けで早くも月間勝ち越しを決め、水曜日は昨年8月24日の西武戦から破竹の13連勝。吉井監督は「(安田は)やっぱり中距離バッターなのかなと思っていたところで打ってくれた。あの2発がめちゃめちゃ大きかった」と喜んだ。リーグ最少21本塁打のチームにあって、安田の覚醒はロッテをさらに勢いづけそうだ。

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[ロッテ]2打席連発を含む計3安打6打点の安田尚憲、試合前には吉井監督から「髪切ったからいけるやろ」と“愛のハッパ”[報知]

ロッテの安田尚憲内野手が自身2度目の2打席連続アーチを含む計3安打で自己最多の6打点と大活躍。チームは今季最多となる13安打11得点の猛攻で21年9月15日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来の引き分けを挟み6連勝。貯金は今季最多の10とした。

初回2死一、二塁。今井のスライダーを右翼席中段にたたき込む先制3号3ランをマークすると、5点リードの3回無死一、三塁ではマリンでは初となる左翼席へと運ぶ4号3ラン。昨年6月1日のヤクルト戦(神宮)以来となるプロ2度目の2打席連続アーチで、本塁打は4月25日の西武戦(ZOZO)以来1か月ぶりだった。

試合前には吉井監督に「『髪切ったからいけるやろ』と言われて、『そのちりちりの頭でいってくれ』と言われました」と“愛のハッパ”を掛けられた安田。

その期待に応えた安田に対し、指揮官は「あの3ランがめちゃめちゃ大きかった。安田にはホームラン打って欲しいけどやっぱり中距離バッターなのかなと思っていたところで打ってくれた。どんどん打点も挙げて欲しいし、どこかで突き抜けて欲しい」と期待した。

チームは西武に快勝し水曜日は昨季8月24日の西武戦から13連勝。無敵の強さを誇っている。

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[ロッテ]山本大斗がプロ初安打[報知]

ロッテの山本大斗外野手がプロ初安打をマークした。

この日今季初昇格し「7番・右翼」でスタメン出場。3打席目まで安打なしも、10点リードの7回2死一塁から、西武・青山の直球に食らいついた打球は三遊間への深い当たりとなり、プロ初安打をマーク。4打席目で念願のHランプをともし、吉井監督もベンチから満面の笑みで拍手。記念ボールはベンチへと戻された。

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[ロッテ]田村龍弘が3年ぶりの本塁打「甘いところに来たら振り抜こうと」[報知]

ロッテの田村龍弘捕手が3年ぶりとなるアーチをマークした。

安田の3ランで先制し、3点リードで迎えた2回1死、今井のスライダーを捉え左翼席中段へと運ぶ今季1号ソロ。本塁打は20年10月16日の日本ハム戦(ZOZO)以来3年ぶりで「打ったのはスライダー。カウントが3−2だったので甘いところに来たら振り抜こうと思ってました。しっかり結果を出すことができて良かったです」とコメントした。

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ロッテ・小島和哉−西武・今井達也…スタメン発表[報知]

[西武]
1(中)長谷川、2(三)平沼、3(二)外崎、4(指)中村、5(一)マキノン、6(右)愛斗、7(左)鈴木、8(遊)児玉、9(捕)古賀、投=今井
[ロッテ]
1(一)池田、2(遊)藤岡、3(二)中村奨、4(指)ポランコ、5(三)安田、6(左)岡、7(右)山本、8(捕)田村、9(中)和田、投=小島

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[ロッテ]有料会員限定来場特典「サコッシュ&リュック」を6・8ヤクルト戦などでプレゼント[報知]

ロッテは24日、公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員限定の来場特典の「サコッシュ&リュック」デザインが決定したことを発表した。

「サコッシュリュック」はリュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用可能な2WAY機能のリュックで、モデルとなる選手は佐々木朗希、松川、中村奨など計5選手。デザインはサコッシュリュックの前面に選手のプレー中のシルエットが描かれている。サコッシュリュックは6月8日のヤクルト戦、7月1日の楽天戦で2試合合計先着2万人のTEAM26有料会員に、シークレット袋に入れて5選手ランダムでプレゼントされる。

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安田2打席連発でロッテ6連勝、貯金今季最多10、単独首位堅守[デイリー]

若き大砲が幕張の空に快音を響かせた。ロッテ・安田尚憲内野手(24)が昨年6月1日・ヤクルト戦以来の2打席連続アーチで、自己最多6打点を記録。「1打席目に打てたことがすごくよかった。勢いに乗れた」。ダイヤモンドを駆けながら何度も手をたたいた。

初回2死一、二塁では内角低めのスライダーを右翼席へ運び、先制の3号3ラン。5−0の3回無死一、三塁では150キロ直球を捉え、左翼ラッキーゾーンに2打席連発の3ラン。本拠地では初の逆方向の本塁打で「自分の中で自信になった」と大きな収穫を得た。

吉井監督からかけられるハッパが、力に変わる。石垣島での春季キャンプで「去年ぐらいからずっといじられてる。でも、それはすごく期待してもらっているから」と話していた。日常的にかけられる“吉井節”は期待の表れだと感じていた。

この日も、試合前に指揮官から「そのチリチリ頭でいってくれ!」と、休日にあてたばかりのパーマをいじられたという。だが、吉井監督の「イジリ」は「愛」。指揮官の期待も乗せたバットで、結果を出した。

「今日みたいにライナーで打ち続けることが目標。シーズンは長いので、継続してやっていきたい」。チームは6連勝を決め、貯金も今季最多「10」となり単独首位を堅守。目を覚ました若武者が優勝へと導く。

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快勝のロッテ、山本大斗がプロ初安打「これからたくさんヒットを積み重ねられるように」[デイリー]

ロッテの山本大斗外野手が、1軍昇格し「7番・右翼」で即スタメン出場。4打席目で待望のプロ初安打が飛び出し、大喜びだった。

2回の第1打席から、空振り三振、三塁への併殺打、空振り三振と思い通りの結果が出ていなかった。だが、10−1の7回だった。「とにかく自分のスイングをしようと打席に入った」と、2死一塁から遊撃への内野安打をマーク。プロ初安打に「どんな形でもヒットはヒット。これからたくさんヒットを積み重ねられるように頑張っていきたいです」と振り返った。

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首位ロッテが今季最多貯金10に、先発全員安打、安田2発含む5本塁打、13安打11得点で今季最長6連勝!5月勝ち越し決定[デイリー]

ロッテは先発が全員安打。今季最多の5本塁打を含む13安打11得点で大勝。今季最長の6連勝とし、今季最多の貯金10に。単独首位をキープした。これで5月の月間勝ち越しが決まった。

初回から大きな一発が出た。1死から藤岡が右中間二塁打を放ち続く中村奨は四球。2死一、二塁の好機で安田が、3−2からスライダーを捉え右翼席へ運び先制の3号3ランとした。

3−0の2回には、1死から田村が3年ぶりのアーチとなる左中間への1号ソロとした。勢い止まらず、5−0の3回無死一、三塁ではまたしても安田が打った。2−2から150キロ直球を捉え左翼への4号3ラン。2打席連続アーチで、さらに西武を突き放した。

8−0の4回には、1死から池田が2号ソロ。9−0の7回には1死からポランコが4号ソロを放った。

投げては、小島、メルセデスの先発リレー。打線の大援護に応える好投で、西武打線を抑えた。

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ロッテ・安田尚憲が大暴れ、右へ左へ2打席連続3ランで3回までで6打点!西武・今井をKO[デイリー]

ロッテ・安田尚憲内野手が2打席連発となる3ランを放り込んだ。

まずは初回2死一、二塁。今井が投じた6球目、140キロのスライダーを一振りし先制の3号3ランを放った。これが1ヶ月ぶりの本塁打だった。

勢いは止まらない。5−0の3回だ。無死一、三塁で第2打席を迎えると、今度はカウント2−2から150キロの直球を捉えた。打球は飛距離を伸ばし、左翼ラッキーゾーンへ4号3ラン。2打席連続3ランとし、球場のボルテージは最高潮に達した。安田自身は「入ると思いませんでしたが、良い結果になってよかったです」と、喜んだ。

西武の先発・今井は3本塁打を被弾し、2回0/3でKO。腰に手を当て、空を見つめることしかできなかった。

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ロッテ・田村龍弘が3年ぶりの本塁打!西武・今井から快音「結果出せてよかった」、吉井監督も思わず拍手[デイリー]

ロッテの田村龍弘捕手が3年ぶりの本塁打を放った。

3−0の2回1死だった。今井が投じた6球目、138キロのスライダーを捉え、左翼席へ運んだ。打った瞬間確信の一発に、吉井監督も思わず声を出して拍手した。

田村の本塁打は、2020年10月16日・日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)以来。「カウントが3−2だったので甘いところにきたら振り抜こうと思っていました。しっかり結果を出すことができてよかったです」と振り返った。

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ロッテ・安田尚憲が先制3号3ラン、打った瞬間確信の一撃「最高の結果出て良かった」、1ヶ月ぶりの1発に笑顔[デイリー]

ロッテの安田尚憲内野手が先制のアーチを放った。

初回、1死から藤岡が右中間二塁打を放ちいきなり好機を演出し、続く中村奨は四球。2死一、二塁で安田が打席に入った。今井が投じた6球目、140キロのスライダーを一振り。打った瞬間確信の一発は右翼席中段に吸い込まれ、先制の3号3ランとなった。

4月25日・西武戦(ZOZOマリンスタジアム)以来、1ヶ月ぶりの本塁打に、「休みを含めて2日間空きましたが、最初の打席で最高の結果が出て良かったです」と、笑顔がはじけた。

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ロッテ「サコッシュ&リュック」のデザインモデルが佐々木朗ら5選手に決定[デイリー]

ロッテは24日、公式ファンクラブ「TEAM26(チームにじゅうろく)」有料会員限定の来場特典である「サコッシュ&リュック」のデザインが決定したことを発表した。

「サコッシュリュック」は、リュックを小さく折りたたむと小型カバンのサコッシュとしても使用可能で、モデルとなる選手は佐々木朗、松川、中村奨、荻野、藤原の5選手に決まった。

6月8日・ヤクルト戦、7月1日・楽天戦で合計先着2万人のTEAM26有料会員にシークレット袋に入れランダムで配布される。

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2発6打点のロッテ・安田を解説陣も大絶賛「もっと強打者になりそうな雰囲気」[BASEBALL KING]

◇打率も.285に上昇

ロッテは24日、ZOZOマリンでの西武戦に11−1と快勝。「5番・三塁」でスタメン出場した安田尚憲が2ホーマー6打点の大暴れで、チーム6連勝に貢献した。

安田は初回の第1打席、2死一・二塁のチャンスで打席を迎えると、西武先発・今井達也が投じたインコースへの140キロスライダーをコンパクトに振り抜き、約1ヶ月ぶりとなる3号3ランを放つ。さらに、無死一・三塁の好機で迎えた3回の第二打席では、外角の真っ直ぐを逆らわずにレフトスタンドへ運ぶ2打席連続の3ラン。7回にも安打を放ち、この日は3安打・2本塁打で6打点の大活躍だった。

試合後のヒーローインタビューに登場した背番号5は「小島さんがテンポ良く投げてくれたので、このような大量得点に繋がった」と語り、「僕自身もホームランをずっと打ちたいと思っていたので、今日打つことができて良かった」と喜んだ。

24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の高木豊氏も、この日の安田について「1本目、インコースへのスライダーは難しいボールだったが上手く打っていた。そして2本目は、前の打席でスライダーを捉えたので、今度は真っ直ぐを狙って打つことができていた」と振り返り、「非常に良いバッティングだった」と手放しで称える。

また、同番組に出演した大矢明彦氏も「1本目はインコースへのスライダーに対して“かかと”を使って、うまく回転して打つことができた」とし、「2本目はしっかりと右足を踏み込んで“膝”を使いながら打てていた」と2本の本塁打の“違い”について分析。続けて「安田はこれからもっと強打者になりそうな雰囲気がある」と今後のさらなる活躍にも期待を寄せた。

この試合の活躍で、今季の打率は.285まで上昇。4本塁打で15打点と着実に成長を遂げている24歳のスラッガーは、6連勝と首位を快走する吉井マリーンズにとって、今や欠かせない存在となっている。

この日の2ホーマーをきっかけに、今後の本塁打量産にも期待したいところだ。

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ロッテ・池田来翔「ファームでやってきたことが少しずつ成果として出ている」1軍で打率.351、2ホーマー[BASEBALL KING]

◇本拠地で一発

「(マリーンズファンの前で)ホームランを見せたいという気持ちはあります」。

入団直後の取材でこのように話していた地元千葉県出身の池田来翔が24日の西武戦で、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでは初の本塁打を放った。

「小学生時代は、地元の球団だったので応援していました」と、ファンとして何度も足を運んだZOZOマリンスタジアム。本拠地初本塁打が生まれたのは8−0の4回、1死走者なしの第3打席、西武の2番手・本田圭佑が投じた初球の112キロカーブをフルスイングした打球は弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺さった。

「自分のスタイルなので、無意識というか、意識はしているんですけど、甘い球が来たら振っていこうというのは自分の中であります」と、早いカウントから積極的に仕掛ける池田らしい、初球を捉えた一撃だった。

◇開幕ファームスタートも

池田はルーキーイヤーの昨季、プロ初安打を放ったが、1軍での安打はわずか2安打、打率.091に終わった。シーズン終了後の10月に行われたフェニックス・リーグから「去年1軍投手のストレートや小さい変化球、ツーシーム、カットボールについていけなかったので、色んな人に相談しながら、もっとコンパクトにした方がいいんじゃないかということでそうしました」と、コンパクトなフォームに変更。

シーズンオフの自主トレでは「下半身でバッティングと守備をするイメージしながらウエイトトレーニングをやっていました」と鍛え、2月12日の楽天モンキーズとの国際交流試合で3打点、2月15日のヤクルトとの練習試合で本塁打を含む2安打とアピール。オープン戦に入ってからも3月4日のヤクルト戦、11日の楽天戦でマルチ安打を記録するなど、打率.286をマークしていたが開幕はファームスタート。

「1軍で自分の結果を出せるようにと思って練習していました」。開幕直後、打率1割台に落ち込む時期もあったが、「自分のポイントでしっかり確率良く打つことを僕的にやっていました」と4月15日の楽天との2軍戦で2安打すると、同試合から13試合連続安打。5月5日の巨人との2軍戦では本塁打を含む4安打の活躍で打率は.330に上昇し、満を持して5月6日に今季初昇格を果たした。

「最初に結果出たので、ファームでやってきたことが出たのかなと思います」と、今季初出場となった6日のソフトバンク戦で2安打、9日の西武戦でプロ初本塁打を含む3安打、11日の西武戦でも2安打と結果を残した。

『1番・三塁』でスタメン出場した13日の日本ハム戦で4打数0安打に終わると、しばらく打席に立つ機会はなかったが、「相手のピッチャーのこともよく見ていますし、同じ右バッターの時にどういう攻め方されているのか見ています。日々勉強しながらやっています」とベンチで過ごす時間を無駄にしなかった。

1週間ぶりのスタメンとなった20日の楽天戦は本職ではない一塁での出場となったが4安打すると、現在3試合連続安打中だ。「ファームでやってきたことが少しずつ成果として出ている。それを継続するのが1軍だと思います」と、浮ついた様子は全くない。

「まずは1試合、1試合、自分のできることをやれば自ずと結果は出てくると思うので、ヒット何本というよりかは自分のやるべきことをやって、1軍に定着できるようにやっていきたいと思います」。ここ数年、マリーンズの若手選手は短期間で活躍する選手は出てきているが、1軍定着、レギュラー定着が1つの壁になっている。そこを乗り越えた先に、明るい未来が待っている。

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“先発左腕リレー”で6連勝!ロッテ・吉井監督の采配を解説陣も称賛「信頼関係もより強固に」[BASEBALL KING]

◇「投手出身の監督らしい采配」

ロッテは24日、本拠地での西武戦に11−1で快勝。連勝を6に伸ばした。

この日は序盤から打線が爆発。打ちも打ったり5発・13安打で11得点を奪うと、投げては先発の小島和哉が6回1失点の好投。7回からはC.C.メルセデスが3回を無失点で締め、来日初セーブをマークしている。

実はこの投手リレー、23日の試合が雨天中止となったことで実現したもの。23日はメルセデスが先発予定だったのだが、24日は当初の予定通り小島が先発マウンドを託され、小島の後をメルセデスが担当するという流れになった。

投手起用に定評のある吉井理人監督らしい采配は、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に。解説者の高木豊氏も「投手出身の監督らしい采配でしたし、この2人がきっちりと応えて投げたのが良かったですね」と“先発左腕リレー”を振り返る。

同じく番組に出演した大矢明彦氏も「このところのロッテはブルペンデーをやったり、投手の運用で苦労するゲームもありましたよね。この試合で後ろの投手達が1つ息を吐けるような良いゲームになったかなと」とコメント。高木氏も「2人でブルペンを完全に休ませましたから。こういうゲームをやると、先発とブルペンの信頼関係もより強固になってくると思う」と語った。

雨天中止という予期せぬアクシデントも味方につけ、リリーフ陣を休ませながら連勝を伸ばしてみせた好調・吉井ロッテ。

この勢いはどこまで続くのか。変幻自在な投手運用も含め、その戦いぶりから目が離せない。

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