ヤクルトが快勝で4連勝を飾った。2−3の7回に内山の2点打で逆転。8回はサンタナの6号2ラン、9回は4安打を集めて4点を加えた。小川は6回4安打3失点で、3勝目。ロッテは引き分けを挟んで5連敗となった。
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東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 10 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ロッテは阪神と5時間7分のドローから一夜明けの移動ゲームは、1分けを挟んで5連敗となり交流戦単独最下位に陥落した。
0−2の4回1死から「4番DH」のグレゴリー・ポランコ外野手(31)が右翼席をはるかに越える特大ソロ。照明が設置された屋根部分に当たる今季7号は、球団によれば推定飛距離138メートルだった。2−2からヤクルト小川の144キロ直球を捉え「真芯で捉えて打った瞬間、完璧でした」と会心の一撃だった。米大リーグのパイレーツ時代に本拠地PNCパークで右翼場外に流れる川に打ち込んだ経験を明かし、「140メートルくらいだった。それは覚えている(今日の1発も)キャリアで大きい方。手応えは十分だったので」。6回にも中前安打を放ち、8回には“ポランコシフト”を敷いて大きく空いた三塁線に強い打球を飛ばし左前安打。猛打賞の活躍がこの日は勝利に直結しなかったが「毎試合全力を尽くしてチームに貢献したい。その気持ちだけ。今は自分の良いスイングが出来るボールをしっかり辛抱強く待つことが出来ていると思うので、少しずつ良くなっている証拠」と4番としての役割を貫く覚悟だ。
ロッテが勝ち越した直後の7回に逆転を許し、引き分けを挟んで5連敗。交流戦は単独最下位に陥落した。
先発の美馬学投手(36)が6回までは2安打2失点と踏ん張ったが、7回1死から四球を皮切りに、オスナ、内山に連打され3−4と再びリードされ、マウンドを降りた。
吉井理人監督(58)は、今季3戦3敗の不調から2軍で状態を上げ、42日ぶりに1軍で先発を任せた美馬に対し、「足元の悪い中、よく頑張ったと思います。強い球は投げていたので、もうちょっと良い天気だったら違った結果だったかもしれない」と、6回までの投球は高評価した。だが、逆転を許した7回。先頭のサンタナをフォークで空振り三振後、中村に四球。続くオスナには甘く入ったフォークを左翼線に痛打され1死二、三塁のピンチを背負った。
指揮官は継投の選択肢も含めた上で、美馬の続投を決断した。「(次の投手を)準備していたんですけれど。もちろん、そういう作戦はあるにはある。甲子園で2試合延長をしちゃったので、ブルペンのことを考えると、あそこは美馬に頑張ってもらわなきゃいけないところだったので、美馬にかけた」。2日の阪神戦(甲子園)が雨天中止となり、予備日だった5日に試合が組まれたことで、3日から11日の広島戦(ZOZOマリン)まで9連戦となった。しかも、3日は延長11回サヨナラ負けで5人。5日は延長12回引き分けで7人のリリーフ陣を起用せざるを得なかったため、少しでも休ませたい葛藤も交錯した。
美馬は内山をカットボール、シュートで2ストライクと追い込んだ。3球目。外角高めのストライクゾーンに入った145キロの直球を捉えられ、右翼への逆転2点適時打を浴びた。指揮官は「2ストライクと追い込んで、外そうと思った球が高めに浮いたみたいなので。ベテランだったら、ああいうところはしっかり決めて欲しいですね」。期待の裏返しから、1球の失投には苦言も呈した。
美馬は「話せることはありません。申し訳ないです…」と6回1/3、4失点降板に肩を落とした。6回1死一塁から登板した坂本光士郎投手(28)は古巣相手の初登板で、長岡をスライダーで空振り三振。最後は山田から148キロの直球で見逃し三振を奪った。前夜の阪神戦でも1回3者連続奪三振で、2試合で5者連続三振と成長を見せつけた。
8回の岩下大輝投手(26)が2安打2失点。9回の八木彬投手(26)が4安打4失点と崩れ、3−10と大差がついた雨中の一戦。7回の美馬が投じた1球が、勝負を分けた。
ロッテが引き分けを挟んで5連敗を喫し、交流戦単独最下位に陥落した。
4回1死からポランコが右翼席をはるかに越える特大ソロ。照明が設置の屋根部分に当たる今季7号は、球団によれば推定飛距離138メートルだった。2−2からヤクルト小川の144キロ直球を捉え「真芯で捉えて打った瞬間、完璧でした。毎試合全力を尽くしてチームに貢献したい」。猛打賞の活躍も勝利にはつながらなかった。
「4番DH」で先発出場のロッテ・グレゴリー・ポランコ外野手が今季7号となる特大弾を放った。
0−2の4回1死でヤクルト小川の144キロ内角直球を捉えた打球は、右翼席をはるかに越え、照明がある屋根部分に当たった。「風もあるので大振りせずコンパクトにスイングすることを心がけました。ホームランになって嬉しい」。ロッテファンのコールに高々と左手を掲げて応えた。
沙羅VS朗希の世界一対決が実現した。
ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(26=クラレ)が6日、ZOZOマリンスタジアムでのプロ野球「日本生命セ・パ交流戦2023」ロッテ−ヤクルト戦で始球式を行った。打席に立ったのは今春のWBCで優勝に貢献したロッテ佐々木朗希投手(21)。ロッテのオフィシャルスポンサーでもあるメルセデス・ベンツのリリーフカーに乗り、背中に「SARA」「18」と入ったロッテの白いユニホームを着て登場した高梨の大きく振りかぶった投球は、外角に外れ3バウンド。佐々木朗が空振りすると、ボールは捕手役の角中勝也外野手(36)のグラブに収まった。
高梨は「悔しいですね…。ずっと練習してきて肩を作ってきたつもりだったので、その練習が足りなかったんだなと思います」。過去には札幌ドームでの日本ハム戦、東京ドームでの巨人戦、高校野球南北海道大会などで始球式を行ってきた。今回は「初のストライクを目指し頑張ります」と意気込んで臨んだが、「年々緊張が増して、次こそはと思うのですが今日もダメだったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います。次チャンスがあればちゃんと投げられるように練習しておきたいと思います」とさらなる練習を積むことも誓った。
投球後はマウンドに駆け寄ってきた佐々木朗からボールを受け取ると笑顔を見せた。編み込んだポニーテールヘアで記念撮影。「たくさんの方が見てくださっていたので、その声援が地鳴りのように聞こえて緊張しました」。ストライク投球とはならず、佐々木朗との対決もリベンジか!?
ロッテは6日、球団オフィシャルキャップサプライヤーの「OSM International」(以下'47、フォーティーセブン)の'47スーベニアトラック出店を発表した。
'47スーベニアトラックは6月9日から11日に開催される「日本生命セ・パ交流戦」広島戦(ZOZOマリン)3連戦で球場正面マリーンズストアミュージアム店横に出店。当日限定で'47スーベニアトラック、マリーンズストア(海浜駅前店、オンラインストアを除く)で'47キャップ購入者した全員に「キャップ型ピンバッジ」がプレゼントされる。'47スーベニアトラックがプロ野球の試合開催日に球場に出店されるのは12球団で初の試み。'47社のキャップはロッテが着用する試合用、練習用すべてで、キャップの左側に'47社のロゴが掲載されている。
'47スーベニアトラック出店の詳細は以下の通り。
負の連鎖を止められない。ロッテは自慢の投手陣が崩れて10失点。1分けを挟んで、今季ワーストの5連敗を喫した。吉井理人監督(58)は嘆き節だった。
「今日はリリーフが使いづらい状況だった。ブルペンのことを考えると、美馬に頑張ってもらいたいところだった」。
そう振り返るのは3−2の7回だ。1死二、三塁から内山の右越え2点打で逆転を許した。内山を迎える前に継投する準備もしていたが、「甲子園で2試合延長戦を戦って、今日からも6連戦。美馬に賭けた」と続投を決めた。
前カードの阪神3連戦では2度も延長戦を戦い、前日5日は8投手をつぎ込んで延長12回の末にドロー。ブルペン陣の負担を考え、投手交代に踏み切らなかった。指揮官は「(美馬は内山に対して)追い込んだ後、外そうと思った球が高めに浮いたみたい。ベテランだったらそういうところはしっかり決めて欲しい」と指摘した。
陽気なドミニカンのパワーの前には、風速10メートルを超えるマリンの風なんて関係ない。快音とともに白球が雨風を切り裂いた。「4番・DH」で先発出場したロッテの新助っ人、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が0−2の4回にど派手な右越えソロを放った。
カウント2−2から小川が投じた5球目、144キロの内角直球を豪快に引っ張り7号。「風もあるので大振りせず、コンパクトにスイングすることを心がけました。ホームランになって嬉しいわ!」。おなじみとなっている関西弁コメントで振り返った。
衝撃的な一発だった。打った瞬間、柵越えを確信したポランコは悠然とボールの行く末を見届けた。ぐんぐんと伸びた打球は、美しい放物線を描いて右翼席最上部屋根に直撃。惜しくも場外弾とはならなかったが、球団によると、推定飛距離は138メートルに達したという。
巨人から加入した今季は30本塁打を目標に掲げる。打率は.186(5日現在)と低いが、吉井監督は「大事なところで打ってくれるから起用している」と信頼を寄せ、最近12試合連続で4番に起用。チームトップの22打点(同)を誇り、バットで牽引している。
5月31日の古巣・巨人戦以来となる交流戦2発目となった。シーズン序盤は打撃不振に陥っていたが「しっかりタイミングが取れてきている。気候も暖かくなってきたので、影響があるのかなと思う」と、徐々に手応えをつかみ始めている。
ポランコの一発のあと6回には犠飛2本で逆転に成功。しかし、7回に先発の美馬が2失点(計4失点)して逆転を許した。8回にも3番手の岩下がサンタナにダメ押しの2ランを浴びた。9回には4番手の八木が4失点で、終わってみれば今季ワースト10失点の大敗…。
貯金「10」のパ・リーグ首位で突入した交流戦。巨人との初戦に勝った後、これで1分けを挟んで5連敗…。交流戦の単独最下位に転落した。
ロッテのC.C.メルセデス投手(29)が7日のヤクルト戦(ZOZOマリン)に先発する。6日は試合前の練習で準備を整えた。
古巣巨人を相手に先発した5月31日の登板は2本の本塁打を許すなど5回4失点。本来の安定感のある投球からはほど遠かった。5月14日の日本ハム戦以来の2勝目へ「チームを勝利に導けるよう、初回からコントロールを意識して強気なピッチングをしたい」と力を込めた。
ノルディックスキー・ジャンプ女子で2018年平昌冬季五輪銅メダルの高梨沙羅(26)=クラレ=が、始球式を行った。
高梨はベンツのリリーフカーに乗って登場。銅メダルを獲得した平昌冬季五輪が開催された年にあたる背番号「18」が刻まれたユニホームをまとってマウンドに上がった。強い風が吹く中、大きく振りかぶって投球。一塁側にそれたてバウンドしたが、右打席に立ったロッテ・佐々木朗希投手(21)がスイングし、「ストライク」がコールされた。
ストライクゾーンへの投球を狙ったが、かなわず、高梨は「悔しいですね。ずっと練習してきて肩を作ってきたつもりだったので、その練習が足りなかったんだなと思います。年々緊張が増して、次こそはと思うのですが今日もダメだったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います(笑)。たくさんの方が見てくださっていたので、その声援が地鳴りのように聞こえて緊張しました。次のチャンスがあればちゃんと投げられるように練習しておきたいと思います」とコメントした。
超特大アーチは空砲に終わった。ロッテは2点を追う4回1死からポランコが小川の144キロの直球を強振。「完璧な一打。打った瞬間に確信した」という打球は球場最上部の照明下部を直撃する7号ソロ。
飛距離138.4メートルの一発で打線を勢いづけ、6回には一時逆転したが、終盤に失点を重ねて昨年5月以来の5連敗で交流戦単独最下位に後退。空砲となったポランコは「状態は上がってきている」と前を向いた。
スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(26=クラレ)がロッテ−ヤクルト戦(ZOZOマリン)で始球式を行った。打者・佐々木朗との対決が実現したが、ボールは捕手の角中まで届かず、外角にそれた。
ストライク投球を宣言していた高梨は「悔しいです。ずっと練習してきて肩をつくってきたつもりだったので。年々緊張が増して次こそはと思うのですが、今日も駄目だったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います」と笑いを誘った。
ロッテ先発・美馬は開幕4連敗となった。
6回まで2安打2失点と粘るも、1点リードの7回に1死二、三塁とされ、内山に逆転の2点右前打を打たれたところで無念の降板。
6回1/3を4安打4失点。ヤクルト戦はこれまで4勝0敗だったが、初黒星を喫した。チームも5連敗。右腕は球団広報を通じて「話せることはありません」と短くコメントした。
試合途中で雨が強まる悪天候。吉井監督は「雨で投げづらかったと思うが、(7回は)ベテランだったらしっかり決めて欲しかった」と渋い表情だった。
ロッテのポランコが驚きの特大アーチを放った。2点を追う4回1死からヤクルト・小川の144キロの直球を完璧に捉えた。雨も強風も切り裂いた打球は球場最上部の照明の下を直撃した。球団によるとトラックマンでの推定飛距離は138メートル。今季7号は場外寸前の特大弾となった。
「風もあるので大振りせずコンパクトにスイングすることを心がけました。ホームランになって嬉しい」。
ZOZOマリンでは昨年6月24日にオリックスの吉田正が球場最上部の照明部分に当たる特大弾を放っており、トラックマンが計測した飛距離は139.7メートルだった。
ロッテは6日、球団オフィシャルキャップサプライヤーである株式会社OSM Internationalが「'47(フォーティーセブン)スーベニアトラック」を出店することを発表した。9日〜11日に開催される日本生命セ・パ交流戦2023広島戦(ZOZOマリンスタジアム)の3連戦に球場正面マリーンズストアミュージアム店横に出店される。
当日限定で'47スーベニアトラック、マリーンズストア(海浜駅前店、オンラインストアを除く)で'47キャップを購入した全ての方にキャップ型ピンバッジをプレゼントする。'47スーベニアトラックがプロ野球の試合開催日に球場に出店されるのはチームが着用する試合用、練習用のキャップは全て'47社から提供され、キャップの左側には'47社のロゴが掲載されている。出店日程は9日が午後1時〜6時、10、11日が午前10時〜試合終了後30分までとなっている。
パリーグ2位のロッテがヤクルトに逆転負けを喫し、今季ワースト5連敗で引き分けを挟んで6試合連続勝ちなしとなった。
1点リードの7回に先発・美馬が内山に逆転の2点適時打を浴びると8、9回も岩下、八木で計6点を失い、7点のリードをつけられた。逆転での大敗の中で、希望の光となったのがポランコの特大弾。2点を追う4回に、右翼へ飛距離138メートルの7号特大ソロを放った。「真芯で捉えて、打った瞬間に完璧でした」。圧巻の当たりだった。
14〜21年のメジャー通算8年間で通算96本塁打を放ったパワーを持つポランコ。16年には461フィート(約141メートル)の一発を放った経験はあるが、「手応え十分だった」と納得の一打だった。3、4打席目にも連続安打で猛打賞。ここまで打率2割3厘と波に乗り切れていないが、気温の上昇とともに調子が上がると言い切り「以前に、暖かくなってきたらバットも振れて調子よくなるんじゃないかと(言ったが)、それが自分の特徴というか、ドミニカでも暑いことが多いので、それで自分の野球をやっていく1年1年スロースターターから、暑くなって調子が出てくるんだろうなという気持ちの部分があるので、それがいまだんだん暖かくなって、夏に向けて調子上げていける気持ちではいます」とうなずいた。
吉井監督も「しっかり振れているので、これまでも打率が低くて、見栄えは悪いんですけど、結構出塁もしてくれていて、チームの大事な戦力になっていると思っています」とたたえていた。
パリーグ2位のロッテがヤクルトに逆転負けを喫し、今季ワースト5連敗で引き分けを挟んで6試合連続勝ちなしとなった。
4月25日の西武戦(ZOZO)以来、今季初勝利を狙い約1か月半ぶりの先発となった36歳のベテラン・美馬が、1点リードの7回1死二、三塁で内山に逆転の2点適時打を浴びて降板。8、9回も岩下、八木が6点を失ってリードを広げられた。
2日の阪神戦(甲子園)が中止になり、この日が9連戦の4戦目。3〜5日の阪神3連戦(甲子園)では3、5日に延長に試合はもつれ、投手を6、3、8人使うなど、ブルペン陣の負担も大きかった。前夜(5日)は、延長12回で5時間7分の激闘で引き分け。この日の午前中に神戸から千葉へ新幹線などで移動する厳しい条件だった。さらに試合中には雨が降り、美馬は何度もマウンドでスパイクについた土を気にするようなしぐさを見せていた。
吉井監督は「(7回途中4失点の美馬は)足元の悪い中、よく頑張ったと思います。(阪神3連戦で登板が多かったため)ちょっとリリーフが使いづらい状況だったので、よく頑張ってくれましたけど、そこ(逆転された7回)まではよく頑張ってくれました。今日からも6試合あるわけで、(3〜5日の)甲子園で2試合延長しちゃったので、あそこは美馬が頑張ってもらわないといけなかった」と嘆いた。
さらに指揮官は美馬について「強い球を投げていた。もうちょっといい天気だったら、違った結果だったかもしれない。今日は本当に投げづらかったと思うんですけど、そんな中でもしっかりあそこまでは投げてくれたと思います」と評価していた。
パリーグ2位のロッテがヤクルトに逆転負けを喫し、今季ワースト5連敗で引き分けを挟んで6試合連続勝ちなしとなった。
先発のマウンドに上がったのは、4月25日の西武戦(ZOZO)以来、約1か月半ぶりの先発となった36歳のベテラン右腕・美馬。3回までは1安打無失点で抑え、順調な立ち上がりを見せた。4回にサンタナの適時二塁打などで2点の先取点を許したが、直後の4回裏のポランコが右翼席上段の屋根に直撃する飛距離138メートルの7号特大ソロで1点差に迫る地、6回には中村奨、安田の犠飛で2点を奪って逆転した。
だが、7回に1死二、三塁で美馬が内山壮に逆転の2点適時打を浴びて降板。6回3分の1で100球を投げ、4安打4失点で今季4試合目の登板での今季初勝利を逃した。8回には3番手右腕・岩下がサンタナに痛恨の2ランを被弾。9回にも4番手・八木が山田に中犠飛を許すなど4点を失い、リードを7点に広げられた。
前日6日は、阪神戦(甲子園)で5時間7分の激闘で引き分け。この日の午前に神戸から千葉へ新幹線などで移動し、試合中には雨が降り続ける厳しいコンディションだった。明日7日のヤクルト戦(ZOZO)はここまで8登板で1勝3敗、防御率2.30の左腕・メルセデスが先発する。
4月25日の西武戦(ZOZO)以来、約1ヶ月半ぶりの先発となったロッテ・美馬学投手(36)が7回途中4安打4失点で降板し、今季4試合目の登板での初勝利を逃した。1点リードの7回に逆転を許してマウンドを降りた右腕は「話せることはありません。申し訳ないです…」とコメントした。
立ち上がりは順調だった。3回までは1安打無失点投球。雨も降る中だったが、ヤクルト打線を翻弄した。だが、両軍無得点の4回に先頭から2者連続四球を与え、守備の乱れもあって1死一、三塁のピンチを迎えると、村上の二ゴロの間に1人が生還。さらに続くサンタナに左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて2点の先取点を献上した。
それでも直後の4回裏にポランコが右翼へ特大の7号ソロを放って1点差に迫ると、6回には中村奨と安田の犠飛で逆転。5、6回を無安打無失点で抑えた美馬は1点のリードをもらって7回のマウンドに上がった。先頭打者のサンタナこそ空振り三振に斬ったが、四球と二塁打で走者をためると内山壮に2点適時二塁打を浴びて再び逆転を許してマウンドを降りた。
試合開始前の時点で3登板で0勝3敗、防御率7.30。今季最長の6回3分の1を投げたが、またしても初勝利をつかむことは出来なかった。
4連敗中で5試合勝ちがないロッテが、1点を追う6回に、犠飛2つで逆転した。
前日6日も阪神戦(甲子園)で5時間7分の激闘で引き分けて、この日の午前に神戸から千葉へ新幹線などで移動。雨が降り、強風が吹き付ける厳しいコンディションの中での試合となり、4回には今季初勝利を狙う先発・美馬がサンタナのフェンス直撃適時二塁打を浴びるなど2点を失って先取点を献上した。
それでも直後の4回裏にポランコが右翼へ飛距離138メートルの特大7号ソロを放って1点差。6回には無死一、三塁で中村奨の右犠飛で追いつき、1死満塁で安田の左犠飛で勝ち越した。連敗脱出へ向けて、ロッテ打線が必死の攻撃を見せている。
ロッテの「4番・指名打者」でスタメン出場したポランコが、2点を追う4回1死走者なしの2打席目に、ヤクルト先発・小川の144キロを捉え、右翼席上部の屋根に直撃する特大の7号ソロを放ち「風もあるので大振りせずコンパクトにスイングすることを心がけました。ホームランになって嬉しいわ」とコメントした。球団トラックマンのデータによると飛距離は138メートルだという。
今季ワースト4連敗中のロッテ。前日6日も阪神戦(甲子園)で5時間7分の激闘で引き分けて、5戦勝ちなしと苦しい戦いが続いている。この日も3回までは先発・美馬が1安打無失点と好投。順調な立ち上がりを見せたが、両軍無得点の4回に先頭からいきなりの2者連続四球でピンチを作ると、守備のミスもあり1死一、三塁で村上の二ゴロの間に1人が生還して先取点を献上。さらに続くサンタナに左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて、2点を追う展開となった。
肌寒く、10メートルを超える風が吹き、小雨も降る厳しい条件で、苦しい展開になったが、直後の4回裏に昨季巨人で24発を放ったポランコが意地の一発。4連敗脱出へ意地の一振りを見せた。
女子スキージャンプで18年平昌冬季五輪では銅メダルの高梨沙羅(26)=クラレ=が、ファーストピッチセレモニーに参加し、始球式を行った。
背番号「18」のユニホームを着た高梨は、打者に佐々木朗を迎え、ツーバンド投球で空振りを奪った。だが、目標だったノーバウンド投球とはならず「悔しいですね、、、。ずっと練習してきて肩を作ってきたつもりだったので、その練習が足りなかったんだなと思います。年々緊張が増して、次こそはと思うのですが今日もダメだったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います(笑い)。沢山の方が見てくださっていたので、その声援が地鳴りのように聞こえて緊張しました。次チャンスがあればちゃんと投げられるように練習しておきたいと思います」とコメントした。
女子スキージャンプで18年平昌冬季五輪銅メダルの高梨沙羅(26)=クラレ=が、ファーストピッチセレモニーに参加し、始球式を行った。
ロッテのオフィシャルスポンサーのメルセデス・ベンツ日本株式会社の冠協賛試合「MERCEDES‐EQ NIGHT GAME」とあってベンツの高級車に乗ってグラウンド入りした高梨。大きな拍手を受けて背番号「18」のロッテのユニホームを着用してマウンドに上がった。「初のストライクを目指し頑張ります」と意気込み、バッターに佐々木朗、捕手に角中が登場し、強風の吹く中で、2バウンドの投球を見せると、佐々木朗は空振り。その後、佐々木朗、角中らと記念写真に収まった。
笑顔を見せてファンの声援に応えると、再びベンツの高級車に乗ってグラウンドを出て行った。
22年途中までヤクルトに所属していたロッテ・坂本光士郎投手(28)が6日、古巣との対戦へ向けて、試合前練習中に多くの元同僚らにあいさつをした。
昨年7月に山本大貴投手(27)とのトレードでロッテに加入した左腕・坂本。古巣とは初対戦とあって「ちょっとやりづらい部分はあると思うんですけど、試合になったら敵なので、そこはいつも通り変わらず。自分の1番の武器はストレートなので、ストレートでしっかり抑えられたらいいと思います。全力でしっかりやっているなというのを見せられればと思います」と意気込んだ。
今季はここまで18登板で0勝0敗、6ホールドで防御率2.04。被打率は右打者の3割4分4厘に対し、左打者は1割6分7厘という左キラー。ヤクルトは村上、青木、川端ら左の強打者も多く「ずっとやっていたので、村上とか川端さんとか左バッターなので、対戦できるのは楽しみです」と心を躍らせた。
試合前には久々に元同僚と対面し「『お前、よくなったな』と先輩方には言ってもらいました。『ストレートもいいし、変化球もしっかり投げられてバッターと勝負になっている』と」と、褒められたという。10人ほどの記者に囲まれた取材中にも練習をしていたヤクルト・中村、嶋コーチらから「取材受けているね〜!」、「打てないよ!」などと“いじり”を受けていた。
ロッテは6日、オフィシャルキャップサプライヤーの「OSM International」(以下、'47「フォーティーセブン」)の'47スーベニアトラックを出店することを発表した。
'47スーベニアトラックは9〜11日に開催される日本生命セ・パ交流戦の広島3連戦(ZOZO)で、球場正面マリーンズストアミュージアム店横に出店される。当日限定で'47スーベニアトラック、マリーンズストア(海浜駅前店、オンラインストアを除く)で'47キャップを購入した全ての人にキャップ型ピンバッジがプレゼントされる。'47スーベニアトラックがプロ野球の試合開催日に球場に出店されるのは12球団で初めての試みとなる。
'47社のキャップはチームが着用する試合用、練習用全てで提供され、キャップの左側に'は47社のロゴが掲載されている。'47スーベニアトラック出店詳細は次の通り。
※キャップ型ピンバッジプレゼントは'47スーベニアトラック、マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店での'47キャップの購入が対象となる。
ロッテは今季ワーストの5連敗。
美馬が7回に逆転打を浴びて4敗目。救援陣も6失点と乱調で、吉井監督は「甲子園で2試合延長になり、リリーフが使いづらい状況だった。(美馬は)2ストライクから外そうと思った球が浮いて打たれた。ベテランなら、ああいうところは決めて欲しい」と修正を求めた。
ロッテはまたしても接戦を落とし、引き分けを挟んで今季ワーストの5連敗を喫した。
4回に2点の先制を許し、直後の攻撃。1死から、ポランコが144キロの直球を捉え、右翼席上部の照明付近に直撃する超特大7号ソロ。反撃ののろしを挙げた。
さらに1−2の6回には、右手薬指先端の骨折から5試合ぶりにスタメン復帰した池田が右翼線三塁打。無死一、三塁から中村奨が同点の右犠飛を放った。1死満塁と好機は続き、今度は安田が勝ち越しの左犠飛を決めた。
だが2−3の7回。先発の美馬が崩れた。1死から中村に四球を与え、続くオスナに左翼線への二塁打。1死二、三塁とすると、内山に右翼越え2点適時二塁打を浴び、逆転を許した。3−4の8回から登板した岩下は、2死から村上に中前打。サンタナには右中間席への2ランを被弾した。手痛い失点とし、その場にしゃがみ込んだ。
ロッテ・美馬学投手が、4月25日・西武戦(ゾゾ)以来の先発に臨み、100球を投じ6回1/3を4安打4失点。今季初勝利を狙ったが、逆転を許し、表情には悔しさがにじんだ。
初回、山田を空振り三振に仕留める滑り出し。2イニング連続で三者凡退とし、試合のリズムを作った。
だが、両軍無得点の4回。先頭・山田から2者連続四球。2死一、三塁では、村上の二ゴロで三走・山田がスタートし先制点を献上した。なおも2死一塁からは、サンタナに138キロの変化球を左越えの適時二塁打とされた。
さらに3−2の7回。1死から中村に四球を与えると、続くオスナには左翼線二塁打で、1死一、三塁。内山には逆転の右越え2点適時二塁打を浴び、交代を告げられた。
右腕は、今季0勝3敗、防御率は7.30。開幕ローテに入るも毎試合5イニング以上持たず、3連敗を喫し2軍で調整していた。5月25日のイースタン・ヤクルト戦では7回無失点と調子を取り戻し、約1ヶ月ぶりの1軍でのリスタートを切ったが反省点が残った。
風雨を切り裂き、幕張の空に超特大アーチをかけた。ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が、右翼席の屋根に設置された照明まで届く、7号ソロを放った。
0−2の4回1死。ヤクルト先発・小川が投じた144キロの直球を逃さず捉えた。白球は高々と舞い上がり、右翼席の照明の下に直撃する7号ソロに。会心の一撃に球場からは大歓声が飛んだ。
ダイヤモンドを回りベンチに戻ると、もちろん、おなじみのパワーポーズ。「風もあるので大振りせずコンパクトにスイングすることを心がけました。ホームランになって嬉しい」と振り返った。4回の守備で2点を失ったチームには、大きな援護点となった。
ロッテのオフィシャルスポンサーであるメルセデス・ベンツの冠協賛試合「MERCEDES−EQ NIGHT GAME」が開催され、女子スキージャンプの高梨沙羅が始球式に登場した。
銅メダルを獲得した平昌五輪2018の年と同じ「18」のユニホームに身を包み、ロープ編みのポニーテール姿の高梨は、ベンツのリリーフカーに乗って登場。打者を務めた佐々木朗に対し、全力投球した。強風もあり、惜しくもホームまでボールは届かず一塁側にそれる大暴投。高梨は右手で口元を押さえて照れ笑いだった。
高梨は「悔しいですね…。ずっと練習してきて肩を作ってきたつもりだったので、その練習が足りなかったんだなと思います。年々緊張が増して、次こそはと思うのですが今日もダメだったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います(笑)。沢山の方が見てくださっていたので、その声援が地鳴りのように聞こえて緊張しました。次チャンスがあればちゃんと投げられるように練習しておきたいと思います」と、野球選手顔負けの、アスリートらしいコメントを残した。
スキージャンプ女子の18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が始球式に登場した。
背番号18のユニホームに身を包み、ロープ編みのポニーテールを揺らしながらマウンドに上がった高梨。打者にはロッテ・佐々木朗希が登場し、会場は大盛り上がりに。身長152センチのジャンプ界のヒロインと、身長192センチの“令和の怪物”による、身長差40センチの夢対決となった。
高梨が思いきって投げたボールは大きく左に逸れる大暴投に。口元を抑えて、照れ笑いを浮かべた。
SNSでは「朗希くんとならぶ沙羅ちゃん、ちっちゃいかわい〜」、「朗希がでかすぎて、沙羅ちゃん子供みたい」、「朗希が進撃の巨人に見えるw 沙羅ちゃん可愛い!」と、ほっこりしていた。
「ある程度しっかり自分の球に自信を持って投げられていると思います」。
引き分けを挟んで5連敗中と苦しい戦いが続くロッテの中で、4日に1軍再昇格した高卒4年目・横山陸人が、昇格後登板した2試合、いずれも無失点に抑えているのは、今後に向けて明るい材料だ。
横山は今季4月9日に1軍昇格を果たしたが、2試合・3イニングを投げ4失点で4月16日に1軍登録を抹消。ファームでは150キロを超える速球に変化球ではシンカー、速いスライダー、カスティーヨから教わったカーブに近い軌道の120キロ台のスライダーを武器に、降格後の4月19日のヤクルト2軍戦から13試合連続無失点。4月23日の日本ハム2軍戦では、2−3の7回無死満塁で登板すると、阪口樂を153キロのストレートで空振り三振、続く宇佐見真吾も153キロのストレートで空振り三振、最後は郡拓也を遊直で、ピンチを脱した。
ファームで結果を残し、満を持して昇格すると、同日の阪神戦に0−2の8回に登板。4番・大山悠輔に151キロのストレートをレフト前に弾き返されたが、続く佐藤輝明を137キロのシンカーで空振り三振。「ファームでもそういうところを集中してやってきたので、しっかり試合に出せて良かったと思います」。ファームでは変化球を課題に取り組んできた中、1軍再昇格後、初めてのアウトを変化球で、それも三振で打ち取った。
空振り三振を仕留めたシンカーも素晴らしかったが、佐藤に対して1ストライクから2球目に投じたインコースの150キロストレートで見逃しを取ったのも良かった。本人も「ファームでやっていたストレートをしっかり投げられていたので、そこは良かったと思います」と振り返った。
続く森下翔太を133キロのスライダーで中飛、梅野隆太郎を154キロのストレートで投ゴロ、1回を無失点に抑えた。
「めちゃくちゃ緊張していたんですけど、実際にマウンドに立ったら開き直れたというか、しっかり投げられた。良かったと思います」。
翌5日は7−7の延長12回と、失点したらチームが敗れるというプレッシャーのかかる場面でのマウンドとなったが、圧巻の投球を見せた。前日レフト前に安打を許した4番・大山をスライダーで3球三振に仕留めると、続く佐藤輝を高めの153キロストレートで空振り三振。最後は島田海吏を151キロのストレートで投ゴロに打ち取った。
再昇格後、登板は2試合だが、ファームでやってきたことをしっかり出せているように見える。本人も「しっかりファームでやってきたことを1軍でやって、実際に結果も出ています。佐藤選手に対してストレート、変化球で空振りも取れたので、そういうところはやってきたことが出せたと感じています」と手応えを掴む。
「まだ2試合なので、これからもっと10試合、20試合とか投げたところで、自分の球がまだ投げられているかが、シーズン通して大事になってくると思う。そこは継続してやっていければと思っています」。現在2試合連続で無失点に抑えているが、継続することの難しさ、重要性を口にする。若い選手が活躍すると、チームに勢いがつく。このまま1軍に食らいつき、勝負の夏場以降はブルペンを支えるような存在になっていて欲しいところだ。4月中旬以降の横山の投球を見ていると、期待したくなる。
ロッテは投手陣が10失点を喫して大敗。引き分け挟んで5連敗となった。
今季初勝利を目指して先発した美馬学は0−0の4回、2四球で1死一・三塁のピンチを招くと4番・村上宗隆の内野ゴロの間に先取点を献上。なおも2死一塁からサンタナに適時二塁打を浴びて、この回2点を失った。
その直後、4回の攻撃でポランコの7号ソロ、6回には中村奨吾、安田尚憲がそれぞれ犠飛を放って逆転に成功したが、7回も続投した美馬が1死二・三塁から内山壮真に2点タイムリーを浴び、再びリードを許したところで降板。6回1/3を100球、4安打4失点で今季初白星を逃した。
1点を追う展開だったが、8回は3番手・岩下大輝がサンタナに2ランを被弾。9回は八木彬が川端慎吾、並木秀尊にタイムリーを浴びるなど4点を失い、計10失点。ヤクルトとのカード初戦を落とした。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「勝負どころで失敗してしまった」と美馬のピッチングを振り返り、「連敗しているとピッチャーは勝負どころでどうしても力でいきたがるんですよ。それでボールが甘くなってしまう。緩い球を勇気を持って使っていかないと抑えられないと思いますよ」と指摘。
「ロッテは今5連敗ですよね。やっぱり、先発陣がここという勝負どころで打たれている印象ですよね」と、チームの快進撃を支えていた先発陣がゲームを作れていないことが連敗の一因であるとの見解を示した。
ロッテの先発陣は開幕から5月までは防御率2点台と安定していたが、6月は防御率5.47と悪化している。
5月31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ロッテ−巨人』で解説を務めた井端弘和氏が、ロッテ・東妻勇輔について言及した。
井端氏は東妻のクイックについて「日本一速いと思いますよね」と一言。「プロ野球の中では。過去でも1番じゃないかなと思う速さですよね」と絶賛した。
井端氏は現役時代、クイックの速い投手への対応について「タイミングですよね。私は足を上げていたんですけど、こういう速いピッチャーはすり足で打っていましたよね」と語った。「足を上げたりしますしね、そこに合わせようと思って配球のこととか、考えないとフォークで空振りしたりしてしまう、そこを考えながらのクイック対応となるとかなり難しいような気がしますね」とクイックが速い投手を打つ難しさについて話していた。