オリックスが3連勝。山下が6回無失点でリーグ単独トップの7勝目を挙げた。救援した3投手も得点を許さなかった。打線は5回に2点を奪い、7回は杉本のランニング本塁打など6得点で突き放した。ロッテは投打に精彩を欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 2 | x | 10 |
ロッテ先発小島和哉投手が5回と7回に長短の連打を浴びて3戦連続6失点で降板し、打線も9度目の完封負けを喫した。
守備でも杉本の打球で山口と藤原の2人がクッションボールの処理を誤りランニングホームランに。吉井監督は「小島は3回り目の中軸を抑えられる投手になってもらいたい。守備は若い外野手なのでしっかり覚えて」と求めた。6月の負け越しも決まった。
ロッテ佐々木朗希投手(21)とオリックス宮城大弥投手(21)の同学年「仲良しコンビ」が前日の激闘から一夜明け、試合前にグラウンドの隅で談笑した。
前夜は3度目の2人の投げ合い。試合は1−2でロッテがサヨナラ負けを喫したが、佐々木朗が7回5安打1失点(自責0)、宮城も8回3安打無失点と好投した。
佐々木朗は昨季の完全試合を含み2連勝中だったが、ともに勝ち負けつかず。2人の“対決”は佐々木朗の3戦2勝“1分け”。「昨日の敵」は、ともにストレッチをしながら「今日の友」に戻っていた。
今年は無失点&球宴最速更新だ!ロッテ佐々木朗希投手(21)が28日、「マイナビオールスターゲーム2023」ファン投票パ・リーグ先発投手部門で35万561票を獲得して1位となり、2年連続2度目の選出となった。2位の山本由伸投手(24)とはわずか3088票差、3位の宮城大弥投手(21)は9万340票差をつけ、オリックス勢に逃げ勝った。「たくさんの方から投票していただいて、すごく嬉しいですし、光栄に思います。まず、ケガなくその日を迎えて。去年は点をとられてしまったので、今年はしっかり抑えられるように頑張りたいと思います」。ファンへの感謝の気持ちを真っ先に言葉にした。
ファン投票1位で初出場した昨年は、7月27日の第2戦(坊っちゃんスタジアム)で先発登板した。高卒新人捕手で初選出だった松川虎生(19)とのロッテバッテリーだった。1死後、巨人ウォーカーに中前安打を許した3球目に162キロをマーク。14年に日本ハム大谷翔平(現エンゼルス)が記録した球宴での日本人最速タイを記録した。続くヤクルト山田に右前打、ヤクルト村上には中前打を喫して1死満塁。阪神の佐藤輝には左犠飛を浴びるなど、1回23球3安打1失点の球宴デビューだった。
23球中、21球が直球。フォーク1球、カーブが1球。「去年はストレートを投げすぎたので、今年はしっかり抑えにいこうと思います」。フォークやスライダーを交えながら、WBCやペナントレース同様の投球を貫く構えだ。
球速は、今季は165キロを6球マーク(シーズン5球、侍ジャパン強化試合1球)しており、21年ビエイラ(巨人)の球宴史上最速163キロ超えも驚きではない。「いつも狙って投げている訳ではないので、良いコンディションで迎えて、いつも通りに投げられたらなと思っています」。三振を奪えば球宴初となるが、「セ・リーグの良いバッターがたくさんいるので難しいとは思うので、いつも通り。まあ、ゼロに抑えることが。その中で1打席1打席、良い勝負が出来たら」と意気込んだ。
数々の賞を狙う気持ちを報道陣から問われると「多分獲れないと思うので」と笑顔も浮かべた。「気負わず、結果的に獲れたらラッキーかなと。それくらいですね」。本人の自覚以上に“平常運転”がファンの心を魅了し、結果を導く。
12年、東日本大震災復興支援を目的に岩手県営野球場で開催されたオールスター第3戦。小学校5年生だった佐々木朗はスタンドで観戦した。あれから11年が経ち、2年連続で夢を与える側に立った。「他の選手の対決を間近で見られるので。あとはパ・リーグのピッチャーを味方で見られたりだとか。色んな選手と交流したりだとか」。ワクワクする気持ちは、あの時以上なのかもしれない。
最速165キロ右腕が強調する「いつも通り」の姿が、1番の輝きを放つ佐々木朗希だ。
ロッテは「クーリッシュスペシャルデー」を開催する7月17日の楽天戦(午後5時開催、ZOZOマリン)に、クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場することとを28日、発表した。
マスクド・メロンWは今月26日に販売開始された新商品「クーリッシュWマスクメロン」のPRを兼ねて、美味しさと魅力を伝えるために誕生したSNS上のキャラクター。試合前のファーストピッチセレモニーに登板に向け「キャッチャー“マスク”めがけて、相手を“メロンメロン”にする1球を投げ込むッシュ!」と言葉はクールでなく熱かった。
7月17日の楽天戦では、夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMUR WEEK supported by クーリッシュ」が開催されており、青肉と赤肉の2種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着で1万人にプレゼントされる。
投打ともに振るわず、2連敗。6月の負け越しが決まった。
先発した小島和哉投手(26)は7回途中6失点で3敗目。3回までは完全投球し、完璧な立ち上がりを見せたが、5回に5番・頓宮からの3連打で2点を失った。6回は3者凡退に抑えたが、4番の森から始まる0−2の7回に、6番・杉本に左翼フェンス直撃のランニング3ランを浴びるなど大崩れした。
これで登板3試合連続で6失点で降板。苦しい投球が続いており、吉井理人監督(58)は「3回り目の中軸も小島には抑えてもらいたいので、7回もいってもらったけど、まだ力不足。あそこを抑えられる投手になって欲しいという期待がある。何が足りないかしっかり考えてやっていって欲しい」と奮起を促した。
打線は新怪物≠フ呼び声高い20歳の山下の前に沈黙し、今季9度目の零封負け。指揮官は「こっちが立てた戦略を実行できているかという意味で、今日の前半はできていたけど、できていないときの方が多い」と指摘。「その辺もできるように練習して、またやり返したい」と巻き返しを誓った。
7回に杉本に浴びたランニング3ランの際には、左翼手の山口と中堅手の藤原がクッションボールの処理に手間取る場面があった。吉井監督は「クッションが悪いところにいってしまったけど、あれを(左翼か中堅の)どちらかがバックアップに入ってないといけなかった。その辺は若い外野手なので、これからしっかり覚えていって欲しい」と振り返った。
5月24日以来の白星を目指していたロッテ・小島和哉投手は6回0/3を8安打6失点で3敗目を喫した。不甲斐ない投球に「すみません。何も言えることはありません」と球団を通じてコメントした。
5回に2点を失い、7回は4連打を浴びてKOされた。吉井監督は「まだ力不足。何が足りないかをしっかり考えてやって欲しい」と厳しい口調だった。
ロッテの出来過ぎ君≠ェ、好投手に食らいつく活躍を見せている。ドラフト2位の友杉篤輝内野手(22)=天理大=が「2番・遊撃」で先発出場。1回の第1打席に、新怪物≠フ呼び声高いオリックス・山下が投じた157キロの直球を中前へとはじき返し、出場5試合連続安打をマークした。
17日のDeNA戦で大貫から内野安打を記録すると、23日の日本ハム戦では今季5勝の加藤貴から1安打、24日の同戦では6勝の上沢を相手に右前打を放った。27日のオリックス戦では世界一となった今年3月のWBC日本代表である宮城から2安打。併用する形で今季ともに遊撃を守ってきた藤岡が、リーグ戦が再開された23日に特例で抹消され不在の中、底力を示している。
島根・立正大淞南高、を経てドラフト2位で入団したルーキーは、開幕から1軍に同行し、ここまで30試合に出場。村田打撃コーチからは「思い切ってやってこい」と送り出されているという。プロの選手の速球に対応するため、バットを最短で出せるようにと、バットを構える位置を耳に近づけるなど自ら工夫。試行錯誤が好結果につながっている。
4月22日のソフトバンク戦で立ったプロ初のお立ち台で、この日の出来を問われて「出来過ぎ、友杉です」と声を張り上げたルーキー。22歳がグラウンドで出来過ぎ≠ネ活躍を目指す。
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2023」(第1戦=7月19日・バンテリンドーム、第2戦=7月20日・マツダスタジアム)のファン投票の最終結果が28日に発表され、パ・リーグの先発投手部門はロッテ・佐々木朗希投手(21)が選出された。
佐々木朗は遠征先の京セラドーム大阪で記者会見し、「たくさん投票していただいてすごく嬉しいですし、光栄に思います」と感謝した。
初選出された昨年は愛媛・松山中央公園野球場で行われた第2戦に先発。松川とバッテリーを組み、1回1失点だった。計23球のうち変化球はわずか2球しか投げておらず「去年はストレートを投げすぎたので。今年はちょっと、しっかり抑えにいこうかなと思ってます」と笑った。
オールスターの最速記録は2021年の第1戦(メットライフ)でビエイラがマークした163キロ。佐々木朗は昨年の登板で2014年に大谷翔平が出した162キロに並んでいる。
最速記録の更新に期待がかかる中、最速165キロ右腕は「球速に関してはいつも狙って投げている訳ではないので、いいコンディションで迎えて、いつも通りに投げられたらいいかなと思っています」と自然体を強調した。
ロッテは今季3度目の2桁失点、今季9度目の零敗で大敗。4、5月は月間で勝ち越しも、6月は負け越しが決まった。
先発・小島は6回0/3を投げ3戦連続の6失点で3敗目。「すみません。何も言えることはありません」と言葉少なだった。
「まだ力不足。あそこ(降板した7回)を抑えられる投手になって欲しい」と吉井監督。ホームでの貯金12に対し、ビジターは14勝19敗2分けで借金5の「内弁慶」となり、首位オリックスとは2.5ゲーム差に広がった。
「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日=バンテリンドーム、同20日=マツダスタジアム)のファン投票最終結果が28日発表され、セ・リーグは阪神勢から全9部門、史上最多の10選手が選出された。パ・リーグの先発投手部門ではロッテ・佐々木朗希投手(21)が2年連続2度目の選出となった。
ロッテ・佐々木朗は、2年連続ファン投票選出に「凄く嬉しい。光栄です」と喜んだ。
初出場だった昨年は第2戦に先発して1回3安打1失点。奪三振は0も、14年の大谷に並ぶ球宴での日本投手最速の162キロをマークした。「球速はいつも狙ってる訳じゃない。いいコンディションで迎えていつも通りに投げられたら」。今季は既に165キロをマークしており、最速更新が濃厚だ。「去年は直球を投げすぎた。今年はしっかり抑えにいこうかな、と」と無失点も宣言。賞レースに関しては「結果的に獲れたらラッキー」と笑顔で話した。
ロッテ先発・小島が、3試合連続の6失点で3敗目を喫した。
序盤から飛ばして4回まで1安打無失点。しかし5回、先頭・頓宮からの3連打で2点の先制を許す。
7回にも無死から森、頓宮の連打で一、三塁とされ、杉本には左翼フェンス直撃のランニング本塁打を許した。
続くゴンザレスに中前打を打たれた場面で降板。失点した回以外は5イニングでわずか1安打だったが、集中打が大量失点につながった。
6回0/3を投げて8安打6失点で3敗目。球団広報を通じて「すみません。何も言えることはありません」と言葉少なだった。
吉井監督は「まだ力不足。あそこ(降板した7回)を抑えられる投手になって欲しい」と話した。
ロッテは今季3度目の2桁失点で大敗。4、5月は月間で勝ち越していたが、6月は8勝11敗2分けとなり、1試合を残して負け越しが決まった。
打線は初対戦のオリックス先発・山下を攻略できず、6回まで5安打で4四球を選ぶも無得点。初回1死満塁の好機で福田、岡が凡退したのが響いた。
「こちらが立てた戦略を実行できているかどうかという意味では、(試合の)前半はできていたけど、できていない時の方が多い」と吉井監督。
零敗は今季9度目。また、ホームの貯金12に対し、ビジターは14勝19敗2分けで借金5の「内弁慶」ぶり。指揮官は「あんまり気にしていない。今日は自分達ができることをできなかったという意味で駄目でしたけど。勝敗の責任はこっちが負うので、選手達にはこちらが出した戦略にのっとって最善を尽くして欲しい」と話した。
「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日・バンテリンD、20日・マツダ)のファン投票結果が28日、発表され、パ・リーグ先発投手部門ではロッテ・佐々木朗希投手(21)が2年連続で選ばれた。
ファン投票1位は2年連続。遠征先の京セラドームで会見した佐々木朗は「たくさん投票していただいて凄く嬉しい。光栄に思います」と笑顔で話した。
昨年は7月27日の第2戦(松山)に先発。右手のまめをつぶした影響で26日ぶりの登板は、ロッテ・松川とバッテリーを組んで初球から16球連続で直球を投じた。
1回を3安打1失点。奪三振はなかったものの、14年の大谷(日本ハム)に並ぶ日本投手の球宴最速となる162キロをマークした。
今年の球宴での記録更新については「球速に関してはいつも狙って投げているわけではないので。いいコンディションで迎えて、いつも通りに投げられたらいいかなと思っています」。しかし前日のオリックス戦でも164キロを記録しており、「令和の怪物」が普通に投げれば記録更新は間違いない。
「去年はストレートを投げすぎたので(笑)。去年は点を取られてしまった。今年はしっかり抑えにいこうかなと思っています。勝負を楽しんでいけたら」と佐々木朗は話した。
MVPなどの賞については「いやあ、多分獲れないと思うので」と笑顔を見せ、「結果的に獲れたらラッキーかな、と」と話した。
昨日の敵は今日の友−。
前日の試合で投げ合ったロッテ・佐々木朗希投手とオリックス・宮城大弥投手が、ロッテの練習前のグラウンドで仲良く談笑するシーンが見られた。
同じ01年生まれの同学年。通算3度目の対決となった前夜は佐々木朗が7回5安打1失点で10奪三振だったのに対し、宮城は8回3安打無失点で8奪三振。
ともに白星は付かず、試合はオリックスが9回にサヨナラ勝ちした。試合後に佐々木朗は「(宮城は)素晴らしい投球をしていた。お互いこれからレベルアップできるように競い合っていきたい」と話していた。
ロッテは28日、「クーリッシュスペシャルデー」を開催される7月17日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム、午後5時試合開始)に、クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場すると発表した。
マスクド・メロンWは6月26日に発売された「クーリッシュWマスクメロン」のPRを兼ねて、美味しさと魅力を伝えるために誕生したSNS上のキャラクターで、今回、SNSを飛び出し、ZOZOマリンスタジアムでファーストピッチセレモニーに登板。「キャッチャー“マスク”めがけて、相手を“、メロンメロン”にする1球を投げ込むッシュ!」と意気込んでいる。
なお、7月17日の楽天戦では2021年から続く夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」が開催されており、青肉と赤肉の2種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着1万人にプレゼントされる。
マスクド・メロンWは、ロッテ浦和工場で生まれた覆面プロレスラー風の妖精。好きな食べ物はもちろんクーリッシュWマスクメロンで口ぐせは「〇〇ッシュ!」で、クーリッシュ年齢は9歳(人間年齢では35歳)。得意なプロレス技は「クーリッシュプラッシュ」、「シャイニングメローン」。
ロッテは28日、7月17日の楽天戦(ZOZOマリン)でクーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場することを発表した。
マスクド・メロンWは6月27日発売の「クーリッシュWマスクメロン」のPRを兼ねて、美味しさと魅力を伝える為に誕生したSNS上のキャラクター。マスクド・メロンWは試合前のファーストピッチセレモニーに登板する。「キャッチャー“マスク”めがけて、相手を“メロンメロン”にする1球を投げ込むッシュ!」とコメントした。
ロッテの佐々木朗希投手が「マイナビオールスター2023」先発部門で2年連続のファン投票1位で球宴に選出された。
この日大阪市内で会見を行った右腕は「たくさん投票していただいてすごく嬉しいですし、光栄に思います」と笑顔を見せた。
球宴初選出となった昨季は、7月27日の第2戦(松山)に先発し1イニングを3安打1失点。投げた計23球のうち21球が直球で「去年はストレートを投げすぎたので(笑)。今年はちょっと、しっかり抑えにいこうかなと思ってます」と“セ・リーグ斬り”に闘志を燃やした。昨年は右手中指のマメが完治していない中でも最速は162キロを計測し、球宴では14年に大谷がマークした日本人最速に並んだ。球宴最速は21年に巨人・ビエイラが計測した163キロ。右腕の自己最速は165キロで、球宴最速更新を十分に狙えそうだが、「球速に関してはいつも狙って投げている訳ではないので、いいコンディションで迎えて、いつも通りに投げられたら」と他球団選手との交流も楽しみにしながら、自然体で挑んでいく。
中14日で先発したロッテの小島は7回途中8安打6失点で3敗目を喫した。3回までは走者を出さない完全投球を披露。しかし、5回に先頭から3連打で先制を許すと、7回は1死も取れずに4失点で降板となった。
吉井監督は「三巡目を抑えられる投手になって欲しい期待がある。何が足りないか考えてやって欲しい」と反省を促した。
「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日・バンテリンドームナゴヤ、同20日・マツダスタジアム)のファン投票最終結果が28日発表され、ロッテ・佐々木朗希投手(21)が2年連続でパ・リーグ先発投手部門1位となった。「たくさん投票してもらい、すごく嬉しいし光栄。いつも通りの自分らしい投球をして、勝負を楽しみたい」と笑みをこぼした。
初出場だった昨年は1回3安打1失点。真骨頂の三振も奪うことができなかった。「去年はストレートを投げすぎた。今年はしっかりゼロで抑えにいこうかなと思います」と内容にもこだわる考えを示し、夢の舞台でのリベンジを誓った。
21年に巨人・ビエイラがマークした163キロの球宴最速記録の更新にも期待がかかる。昨年は、14年に日本ハム・大谷翔平(現エンゼルス)が記録した球宴日本選手最速162キロに並んだ佐々木。「球速に関してはいつも狙って投げている訳ではないので。良いコンディションで迎えたい」と控えめながら、今季は165キロをマークしており、記録更新の可能性は十分にある。
「シーズンとは違った経験になるので、楽しみです」と胸を高鳴らせた右腕。全国の野球ファンが選出した令和の怪物の投球から目が離せない。
ロッテが大敗でオリックスとの首位攻防戦を2連敗。差が2.5ゲームに広がった。
中14日で登板した先発・小島は7回途中8安打6失点で3敗目。4回まではオリックス打線をわずか1安打に抑える好投を披露。しかし、5回に先頭から3連打を浴び、先制を許した。この場面、吉井監督は「2球の失投を仕留められた。これは仕方ない」と左腕を責めなかった。
強く言及したのは7回。1死も奪えずに4失点でマウンドを降りた場面だった。「三巡目の中軸も抑えてもらいたい。そこを抑えられる投手になって欲しいという期待がある。今後何が足りないかしっかり考えてやって欲しい」と左腕の成長を促した。
一方、打線はオリックス先発・山下の前に走者は出すも、あと1本が出ず。7回以降も無得点に抑えられ、完封負け。この2連戦で1得点と打線は厳しい状態にある。「それぞれ調子良い、悪いあると思うが、しっかりこちらが立てた戦略をできていないことが多い。その辺もできるように練習してやり返したい」と前を向いた。
ロッテ先発の小島和哉投手が首位・オリックス相手に3回をわずか30球で完全投球。最高の立ち上がりを見せている。
中14日でマウンドに上がった小島。初回から抜群の制球力を見せる。先頭の茶野を初球で三邪飛に打ち取ると、後続も難なく10球で片付ける。その後も2回は12球、3回は8球と少ない球数でオリックス打線を封じ込めている。
小島はこの試合で白星を手にすれば、リーグトップタイの6勝目。前夜に痛いサヨナラ負けを喫し、3位に転落したチームを鼓舞する投球を続けている。
「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日・バンテリンドームナゴヤ、同20日・マツダスタジアム)のファン投票最終結果が28日発表され、ロッテ・佐々木朗希投手(21)が2年連続でパ・リーグ先発部門1位に選ばれた。「たくさん投票していただいて嬉しいですし、光栄に思います」と喜びの表情を浮かべた。
今季はこれまで10試合に登板し、5勝2敗。防御率と奪三振はともにリーグトップの1.69、96奪三振を記録し、圧巻の投球を続けている。
昨年、初の球宴では1回1失点。「去年はストレートを投げすぎた。今年はしっかり抑えたい」と内容にもこだわる考えだ。
ケガ明けでの登板となった昨年。失点は喫したものの、最速は162キロを記録。14年に日本ハム時代の大谷翔平(現・エンゼルス)が記録した、球宴日本人最速に並んだ。今シーズンはNPB日本人最速タイの165キロをマークしており、記録の更新に期待がかかる。「球速に関しては狙って投げている訳ではない。良いコンディションで迎えたい」と、語った。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||||
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順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | 順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | |
★1 | 村上頌樹 | 神 | 281,990 | 先発投手 | ★1 | 佐々木朗希 | ロ | 350,561 |
2 | バウアー | デ | 235,943 | 2 | 山本由伸 | オ | 347,473 | |
3 | 戸郷翔征 | 巨 | 227,553 | 3 | 宮城大弥 | オ | 260,221 | |
4 | 大竹耕太郎 | 神 | 182,470 | 4 | 和田毅 | ソ | 107,392 | |
5 | 橋宏斗 | 中 | 166,208 | 5 | 加藤貴之 | 日 | 83,733 | |
6 | 今永昇太 | デ | 149,591 | 6 | 山下舜平大 | オ | 52,580 | |
7 | 床田寛樹 | 広 | 111,320 | 7 | 伊藤大海 | 日 | 51,860 | |
8 | 才木浩人 | 神 | 98,040 | 8 | 橋光成 | 西 | 50,391 | |
9 | 森下暢仁 | 広 | 87,748 | 9 | 東浜巨 | ソ | 47,158 | |
10 | 小笠原慎之介 | 中 | 71,305 | 10 | 平良海馬 | 西 | 36,097 | |
★1 | 岩崎優 | 神 | 577,083 | 中継投手 | ★1 | 山ア颯一郎 | オ | 548,265 |
2 | 伊勢大夢 | デ | 304,468 | 2 | モイネロ | ソ | 311,052 | |
3 | 清水昇 | ヤ | 164,483 | 3 | 田中正義 | 日 | 209,582 | |
4 | 清水達也 | 中 | 149,034 | 4 | 澤村拓一 | ロ | 179,416 | |
5 | 松本竜也 | 広 | 72,378 | 5 | 平井克典 | 西 | 63,759 | |
★1 | 湯浅京己 | 神 | 506,947 | 抑え投手 | ★1 | オスナ | ソ | 353,028 |
2 | 大勢 | 巨 | 404,382 | 2 | 平野佳寿 | オ | 336,109 | |
3 | マルティネス | 中 | 281,298 | 3 | 松井裕樹 | 楽 | 285,876 | |
4 | 山ア康晃 | デ | 199,682 | 4 | 益田直也 | ロ | 235,530 | |
5 | 栗林良吏 | 広 | 130,725 | 5 | 田中正義 | 日 | 84,186 | |
★1 | 梅野隆太郎 | 神 | 371,551 | 捕手 | ★1 | 森友哉 | オ | 688,624 |
2 | 大城卓三 | 巨 | 361,890 | 2 | 甲斐拓也 | ソ | 368,729 | |
3 | 中村悠平 | ヤ | 232,958 | 3 | 伏見寅威 | 日 | 185,906 | |
4 | 坂本誠志郎 | 神 | 212,605 | 4 | 田村龍弘 | ロ | 69,729 | |
5 | 坂倉将吾 | 広 | 198,032 | 5 | 柘植世那 | 西 | 43,140 | |
★1 | 大山悠輔 | 神 | 670,226 | 一塁手 | ★1 | 頓宮裕真 | オ | 465,631 |
2 | 中田翔 | 巨 | 371,135 | 2 | 清宮幸太郎 | 日 | 363,211 | |
3 | オスナ | ヤ | 164,035 | 3 | 中村晃 | ソ | 272,810 | |
4 | ソト | デ | 158,956 | 4 | 山川穂高 | 西 | 172,320 | |
5 | 石川昂弥 | 中 | 136,022 | 5 | 山口航輝 | ロ | 97,344 | |
★1 | 中野拓夢 | 神 | 609,308 | 二塁手 | ★1 | 外崎修汰 | 西 | 366,518 |
2 | 牧秀悟 | デ | 447,900 | 2 | 牧原大成 | ソ | 365,553 | |
3 | 菊池涼介 | 広 | 215,578 | 3 | 浅村栄斗 | 楽 | 235,417 | |
4 | 山田哲人 | ヤ | 186,007 | 4 | 中村奨吾 | ロ | 157,996 | |
5 | 吉川尚輝 | 巨 | 184,502 | 5 | ゴンザレス | オ | 157,542 | |
★1 | 佐藤輝明 | 神 | 522,095 | 三塁手 | ★1 | 栗原陵矢 | ソ | 456,322 |
2 | 宮ア敏郎 | デ | 382,342 | 2 | 宗佑磨 | オ | 455,831 | |
3 | 岡本和真 | 巨 | 326,980 | 3 | 野村佑希 | 日 | 242,809 | |
4 | 村上宗隆 | ヤ | 269,481 | 4 | 安田尚憲 | ロ | 211,429 | |
5 | 高橋周平 | 中 | 91,428 | 5 | マキノン | 西 | 89,024 | |
★1 | 木浪聖也 | 神 | 651,079 | 遊撃手 | ★1 | 源田壮亮 | 西 | 489,095 |
2 | 坂本勇人 | 巨 | 430,421 | 2 | 今宮健太 | ソ | 420,949 | |
3 | 長岡秀樹 | ヤ | 170,181 | 3 | 上川畑大悟 | 日 | 163,391 | |
4 | 龍空 | 中 | 108,323 | 4 | 藤岡裕大 | ロ | 124,419 | |
5 | 小園海斗 | 広 | 95,710 | 5 | 紅林弘太郎 | オ | 100,072 | |
★1 | 近本光司 | 神 | 769,587 | 外野手 | ★1 | 近藤健介 | ソ | 557,617 |
★2 | 秋山翔吾 | 広 | 644,150 | ★2 | 松本剛 | 日 | 478,922 | |
★3 | ノイジー | 神 | 438,204 | ★3 | 杉本裕太郎 | オ | 465,441 | |
4 | 佐野恵太 | デ | 338,093 | 4 | 周東佑京 | ソ | 438,620 | |
5 | 関根大気 | デ | 336,779 | 5 | 万波中正 | 日 | 411,519 | |
6 | 森下翔太 | 神 | 331,331 | 6 | 中川圭太 | オ | 391,290 | |
7 | 西川龍馬 | 広 | 273,710 | 7 | 藤原恭大 | ロ | 384,703 | |
8 | 丸佳浩 | 巨 | 245,045 | 8 | 茶野篤政 | オ | 352,203 | |
9 | 岡林勇希 | 中 | 235,761 | 9 | 矢澤宏太 | 日 | 117,142 | |
10 | 大島洋平 | 中 | 212,503 | 10 | 荻野貴司 | ロ | 85,245 | |
DH | ★1 | 柳田悠岐 | ソ | 725,834 | ||||
2 | 中村剛也 | 西 | 313,745 | |||||
3 | マルティネス | 日 | 148,240 | |||||
4 | ポランコ | ロ | 103,081 | |||||
5 | シュウィンデル | オ | 69,180 |
ロッテの鈴木昭汰がファームで抜群の安定感を誇っている。
5月24日のヤクルト2軍戦から3試合連続で失点していたが、6月11日のDeNA2軍戦から現在7試合連続無失点中。28日の日本ハム2軍戦では、4−3の4回2死一、二塁の場面で登板すると、田宮裕涼を148キロのストレートで空振り三振。イニング跨ぎとなった5回は先頭の奈良間大己を149キロのストレートで見逃し三振、山田遥楓を149キロのストレートで見逃し三振。鈴木は1回、0安打、3奪三振、0失点という投球内容だった。6月8日の楽天2軍戦で石原彪に本塁打を打たれたのを最後に打者27人・9イニングを投げ、被安打0、与四球0、奪三振12と、ノーヒットピッチングを継続中だ。
特にここ最近の投球を見ると、ストレート、スライダー主体の投球で抑えている。28日の日本ハム2軍戦は全12球中10球がストレートだった。本人も「真っ直ぐの強さとインコースをテーマに挙げてやっていますね」と話し、「自分の良さをしっかり出せてはいるかなと思います」と手応えを掴む。
ここ最近抑えている要因について鈴木は「サブローさんからよく助言をもらいますし、ピッチングコーチの大谷さんをはじめよく助言をいただくので、それが良くなってきているのかなと思います」と教えてくれた。
「今やっている試合で取り組んでいることだけですね。あとはそれをいくら2軍でやっても意味がないので、上でやらないといけない。しっかり上でやる準備をここでやっているという感じですね」。
1軍の左のリリーフは現状、坂本光士郎のみだが、リリーフ陣は益田直也、ペルドモ、澤村拓一、西村天裕、東妻勇輔、岩下大輝、横山陸人と層が厚くなりつつある。
「あまり先を見ずにしっかり1試合、1試合、積み重ねていくしかない。頑張ります!」。ファームで圧倒した投球を続ける鈴木は、いつ1軍から声がかかってもいいように腕を振っていく。