楽天の浅村が5安打4打点と活躍した。1回に2ランを放ち、同点の9回に勝ち越し2ランを放った。渡辺翔が3勝目、松井裕が22セーブ目。ロッテは益田が4失点の誤算。ポランコの3本塁打が勝利に結びつかなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 6 |
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が来日初の1試合3発も空砲となった。
初回に則本から右越えソロ。5回には左翼へ。8回には代わった鈴木翔から右翼席への同点弾を放ったが、9回に益田が2被弾で勝ち越された。球団では昨年9月22日オリックス戦の山口以来24度目で、外国人では13年4月8日楽天戦でのホワイトセル以来10年ぶり。「3本は野球人生で初めて。嬉しいし興奮したけれど、最後に僕が打って勝てなかったことが悔しい」。9回裏に1点差に迫り、なお2死二塁では空振り三振に倒れ、最後の打者となった。
歌手の鈴木亜美(41)がロッテ本拠地のグラウンド内で、球団主催の真夏イベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」のスペシャルライブと始球式を行った。
「今日は『プロ野球選手が夢』と言っている息子が見に来ていたので気合が入りました。そのおかげで前回よりは良い投球ができたと思います。球場のファンの皆さんの盛り上がりがとてもすごくて、私も一緒に応援させてもらいたいなと思います。マリーンズさんが優勝したその時にはぜひまた『BE TOGETHER』をお祝いとして歌いに来られたら嬉しいです!」。
背中には「あみ〜ゴ」の文字とデビュー25周年を意味する背番号「25」を付けた黒の「BLACK SUMMER ユニホーム」を着て登場した。「選手の皆さんがめちゃくちゃ良いプレーが出来るように、皆さん盛り上げていきましょう」と挨拶後、大ヒット曲「BE TOGETHER」を歌った。ロッテ公式チアパフォーマー「M☆Splush!!」をバックダンサーに歌い終えた球場の熱気の中、7年ぶりにマウンドに上がり始球式も行った。
山なりのボールは左打席に立った角中勝也外野手(36)の外角に外れてバウンドし転がったが、佐藤都志也捕手(25)のミットに届くと、笑顔で両手を振りながらロッテファンの声援に応えた。
前回の始球式を行った16年3月26日の日本ハム戦では、ロッテの白いユニホームを着用し、グレーのカジュアルなロッテキャップ姿。ショートパンツを履いた足を高く上げて投げたが、2バウンド投球だった。
ロッテは16日、ロッテ飲むアイス「クーリッシュ」とのコラボグッズの販売をマリーンズストア各店(海浜幕張駅前店を除く)で開始したと発表した。
17日の楽天戦(午後5時開始、ZOZOマリン)では「クーリッシュスペシャルデー」が開催される。クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場し、ファーストピッチセレモ二−を行うほか、青肉と赤肉の1種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着1万人にプレゼントされる。
クーリッシュコラボグッズは、バスタオル、キャップ、クッションなどが商品化され、マリーンズ×クーリッシュバスタオルは17日の楽天戦で、選手たちが使用する予定だ。
クーリッシュコラボグッズ商品は以下の通り。
金額は全て税込み。マリーンズ×クーリッシュTシャツのみマリーンズストアスタジアム店でお取り扱いはなし。
恐怖の2番≠セ。ロッテの助っ人砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が今季2度目の「2番」に座り存在感を示した。
0−2の1回1死走者なしで迎えた第1打席。1ボールから則本のスライダーを豪快に引っ張り、弾丸ライナーで右翼席へ。来日から2年連続2桁アーチとなる10号ソロをマークした。
「相手はストライク先行の投手。今日はストレートが良さそうだったので、ストレートを狙っていこうかと思いましたが、打てるポイントにスライダーが入ってきたので、うまく反応することができました。初回から援護点が取れてよかったわ!」。技ありの一発で反撃ののろしをあげた。
パ・リーグ2位のロッテは、今季77試合目で77通りの打順を組む。日替わり打線を形成しており、ポランコは7月12日のオリックス戦(京セラ)に続き、2度目の2番打者を務めた。前回2番で起用された際は5打数3安打1打点。吉井監督はポランコの2番起用について「打てる人を上位に並べて、たくさん打順が回ってくるように」と意図を説明する。
左の大砲は期待に応えるように第2打席には中前打、第3打席には左翼席へソロを放ち、今季初の1試合複数本塁打を記録した。八回にはこの日3本目となる12号ソロ。夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK」の一環で、ロッテの選手が本塁打を放つと花火が打ち上がる。ポランコが3発の花火も打ち上げた。
ロッテ・種市篤暉投手(24)が前半戦最終戦となる17日の楽天戦に先発する。右肘の手術から本格復帰し、開幕ローテーション入りした今季は13試合の登板で6勝3敗、防御率2.53、101奪三振。佐々木朗、西野らとともにチームの勝ち頭を担っている。「前半戦最後の試合となるので、勝って締めることができるように、テンポよい投球を心がけて頑張ります」。
歌手の鈴木亜美が、夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」のゲストとして試合前にグラウンドに登場。スペシャルライブとセレモニアルピッチを行った。
今年でデビュー25周年を迎え、身にまとった「BLACK SUMMER WEEK」ユニホームの背番号は「25」。背ネームには愛称にちなんで「あみ〜ゴ」と刻まれた。登場すると、「選手の皆さんがいいプレーができるように盛り上げていきましょう!」と挨拶。ヒット曲「BE TOGETHER」を披露し、観客を盛り上げた。
スペシャルライブ後にはセレモリアルピッチを実施。打者は角中、捕手は佐藤都が務める中、山なりのボールを投じた。ノーバン投球≠ニはならなかったが、ファンの拍手に笑顔で手を振って応えた。
ロッテは16日、マリーンズストア各店(海浜幕張駅前店を除く)にてロッテ飲むアイス「クーリッシュ」とのコラボグッズの販売を開始したと発表した。
7月17日の楽天戦(ZOZOマリン、午後5時開始)では「クーリッシュスペシャルデー」が開催され、クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場。ファーストピッチセレモニーを行うほか、青肉と赤肉の2種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着1万人にプレゼントされる。
クーリッシュコラボグッズは、バスタオルやキャップ、クッションなどがラインナップされている。マリーンズ×クーリッシュバスタオルは、7月17日の楽天戦で選手達がベンチで使用する。
来日後初の1試合3本塁打も実らず、連勝が止まった。ロッテのポランコが、球団では昨年9月22日のオリックス戦での山口以来となる1試合3発も、空砲に終わった。
0−2の初回、則本の132キロのスライダーを右越え10号ソロ。1−3の5回は152キロの直球を左翼席へ運んだ。さらに1点を追う8回は左腕・鈴木翔のスライダーを右翼席へ同点の12号ソロ。「1試合3本塁打は人生で初めて。嬉しかったし、興奮したけど、最後の打席で僕が打たずにチームが負けたことが悔しい」と、6−7の9回2死二塁から空振り三振に倒れた場面を悔やんだ。
ただ、8回までの得点はポランコのソロ3発のみ。吉井監督は「こちらの対策が甘かった。また明日から頑張ります」と厳しい表情。首位・オリックスとは2.5ゲーム差に広がった。
ロッテは16日、本拠のZOZOマリンで楽天と対戦し、5−7で敗れ、3連勝を逃した。この結果、17日の球宴前最後の試合を前に、2位ターンが決まった。
ポランコが気を吐いた。楽天先発の則本から初回に右越え10号ソロ、5回には左越え11号ソロとロッテ移籍後初の1試合2発となったが、それだけでは終わらない。1点を追う8回1死無走者だった。代わったばかりのカウント1−1からの鈴木翔のスライダーを豪快に振りぬき、右翼席へ12号ソロを豪快に運んだ。
1試合3本塁打は来日2年目で初めて。ロッテの1試合3本塁打は昨年9月22日のオリックス戦(京セラドーム)で山口航輝が放って以来で、外国人選手にかぎると、13年4月8日のホワイトセル以来となった。
だが、球場のムードが最高潮に達した9回に悪夢が待っていた。守護神の益田が2死無走者から、小郷に四球を与え、続く浅村にカウント2−2から逆球となった外角直球を右中間席へ運ばれた。さらに、2死一塁から阿部にも左中間2ランを浴びた。
9回裏、最後まで諦めず安田の2ラン、敵失などで1点差まで詰め寄り、さらに2死二塁でポランコ。再び球場はわいたが、ポランコは空振り三振に倒れた。
ロッテのこの敗戦で、前半戦は1位オリックス、2位ロッテ、3位ソフトバンク、4位楽天で後半戦に向かうことが決まった。
ロッテは16日、本拠のZOZOマリンで楽天と対戦。ポランコが1試合3本塁打を放った。
楽天先発の則本から初回に右越え10号ソロ、5回には左越え11号ソロとロッテ移籍後初の1試合2発と気を吐いたが、それだけでは終わらない。
1点を追う8回1死無走者だった。代わったばかりの鈴木翔のカウント1−1からのスライダーを豪快に振りぬき、右翼席へ12号ソロを豪快に運んだ。
1試合3本塁打は来日2年目で初めて。ロッテの1試合3本塁打は昨年9月22日のオリックス戦(京セラドーム)で山口航輝が放って以来で、外国人選手にかぎると、13年4月8日のホワイトセル以来となった。
ロッテの種市篤暉(24)が17日の楽天戦(ZOZOマリン戦マリンスタジアム)に先発することが発表された。楽天は藤井聖投手(26)が先発する。
オールスターゲームにも選出されている種市は今季6勝3敗、防御率2.53。チームメートの佐々木朗に次いでリーグ2位となる101奪三振を記録している。球団広報を通じて「明日は前半戦最後の試合となるので、勝って締めることができるように、テンポよい投球を心がけて頑張ります」とコメントした。
16日のロッテ−楽天戦(ZOZOマリン)の試合前に歌手の鈴木亜美(41)が来場し、スペシャルライブとセレモニアルピッチを行った。
2016年以来、7年ぶりの始球式となった。打者は角中、捕手は佐藤都が務めた。ボールはベース手前でバウンドし、(左打者の)外角にコロコロ転がって捕手の佐藤都がキャッチ。鈴木は笑顔で手を振ってスタンドのファンに応えた。
愛称「あみ〜ゴ」の背中のネームに、背番号「25」のBLACK SUMMER WEEKのユニホームに黒のスパッツ姿で登場した鈴木は「皆さん、こんにちは、鈴木亜美です。選手の皆さんが、むちゃくちゃいいプレーできるように、皆さん盛り上げていきましょう」と挨拶し、自身最大のヒット曲「BE TOGETHER」を披露した。
鈴木は1998年「love the island」でデビューし、今年でデビュー25周年。シングル「BE TOGETHER」が自身最大のヒットを記録し、第50回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。結婚後はバラエティー番組などで活躍中。激辛料理をペロリと食べることから「激辛女王」と言われ、2021年には激辛をメインとしたYouTubeチャンネル「あみーゴTV」を開設した。
3児の母であり、現在、YouTubeでは、子供とのありのままの日々や簡単時短料理などを投稿し人気を集めている。今年デビュー25周年を迎え、マルチな活動を展開している。
ロッテは16日、マリーンズストア各店(海浜幕張駅前店を除く)でロッテ飲むアイス「クーリッシュ」とのコラボグッズの販売を開始した。
また17日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム、午後5時試合開始)では「クーリッシュスペシャルデー」が開催され、クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場し、ファーストピッチセレモ二―を行うほか、青肉と赤肉の2種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着1万人に配布される。
クーリッシュコラボグッズは、バスタオルやキャップ、クッションなどがラインナップ。17日の楽天戦では選手達がベンチでマリーンズ×クーリッシュバスタオルを使用する。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が、チームの2ケタ本塁打一番乗りとなる10号ソロを放った。
12日のオリックス戦(京セラD)以来、今季2度目の2番で起用された助っ人は、初回1死無走者の打席で楽天・則本のスライダーを右翼席へ。2点を先行された直後の反撃弾に「相手はストライク先行の投手ですし、今日はストレートがよさそうだったのでストレートを狙っていこうかと思いましたが、打てるポイントにスライダーが入ってきたので上手く反応することができました。初回から援護点が取れてよかったわ!」と、笑顔でパワーポーズを決めた。
歌手の鈴木亜美が試合前にスペシャルライブとセレモニアルピッチを行った。
デビュー25周年にちなんだ背番号25に「あみ〜ゴ」のネームが入った「ブラックサマーユニホーム」でグラウンドに登場した鈴木は、ダンシングチームとともにヒット曲「BE TOGETHER」を披露。マイクをグラブとボールに持ち替えてマウンドに立つと、捕手・佐藤都と打者・角中に対して山なりの1球をワンバウンドで投げ込んだ。
ロッテは16日、飲むアイスとして人気の「クーリッシュ」とのコラボグッズの販売をマリーンズストア各店(海浜幕張駅前店を除く)で開始した。
17日の楽天戦(ZOZO)では「クーリッシュスペシャルデー」を開催。当日はクーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場し、ファーストピッチセレモニーを行うほか、「クーリッシュ Wマスクメロン」を来場者先着1万人にプレゼントする。
ロッテは逆転負けで前半戦首位ターンの可能性が消えた。ポランコが自身初の1試合3本塁打を放つも、楽天・先発の則本を攻略できなかったことが響いた。
吉井監督は「対策が甘かった。則本のフォークが良かったらしく、それが打てなかった」。9回は益田が2死から四球を与え、浅村に決勝2ランを被弾。指揮官は「四球、長打が痛かった」と悔やんだ。
ロッテはポランコが自身初の1試合3本塁打と奮闘するも、抑えの益田が同点の9回、浅村に勝ち越し2ランを浴びた。吉井理人監督は「今日は昨日、相手がやったミスをこっちがやっちゃった。四球、長打が痛かったです」と話した。
9回には、安田にも2ランが飛び出し、岡の適時打で詰め寄ったが、8回まではポランコの本塁打以外での得点はなし。指揮官は「こっちの対策が甘かった。ポランコは打っていたけど、他の選手は則本のフォークが良かったらしくて、それが打てなかった」と振り返った。
ロッテはポランコが1戦3発と大奮闘するも、抑えの益田が同点の9回、浅村に勝ち越し2ランを浴び、惜しくも楽天に敗れた。
0−2の初回、1死からポランコが楽天先発・則本のスライダーを捉え右翼への10号ソロ。1−3の5回には、直球を左翼席へ運び11号ソロとし、追加点を奪った。
さらに、2−3の8回だった。2死から風格たっぷりに打席へ。楽天・鈴木翔が投じた132キロのスライダーを捉え右翼席へ運び12号ソロ。これで3発目。ここまでのチームの得点を1人で稼ぎ、同点に追いついた。
投げては先発の美馬が5回を7安打3失点。リリーフ陣は、西村、沢村、中村稔が8回まで無失点でつないだ。
だが、同点の9回から抑えで登板した益田が打たれた。2死から小郷に四球を許すと、浅村に右翼席へ勝ち越しの2ラン。さらに鈴木誠に中前打を浴び、続く阿部にも左翼席へ2ランを被弾した。この回一挙4点を失い悔しそうにベンチへ戻った。
9回に安田が7号2ランを放ち、なおも楽天守護神の松井裕から1点を奪ったが、あと1点届かなかった。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が、今季初となる1戦2発をマーク。この試合2発目となる11号目のアーチをかけた。
1−3の5回だ。2死から、則本の投じた152キロの直球を一振り。打球は大きな弧を描き、左翼スタンドに着弾した。この日2発目の11号ソロ。ホームを踏むと同時に、力強く左胸をたたき喜びを爆発させた。
ベンチに戻るとチームメートに祝福され、藤岡とグータッチ。お決まりの“パワーポーズ”も決めて見せ「アグレッシブに振りにいこうと思っていました。ストレートを狙っていたので、狙い球をしっかり捉えることができました」と話した。
1発目は0−2の初回、1死からスライダーを捉え、右翼スタンドへの弾丸ライナー。絶好調の助っ人が、楽天に食らい付いた。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が、チームで一番乗りの10号ソロを放った。
打った瞬間確信の一発だった。0−2の初回。1死から楽天先発・則本が投じた132キロのスライダーを完璧に捉えた。打球は一直線に右翼席中段へ。弾丸ライナーを突き刺し10号ソロとし、先制を許した美馬への援護点とした。
本塁打が決まった瞬間、オレンジ色のグラデーションの空には打ち上げ花火が上がった。ポランコも花火のようにはじけるような笑顔でダイヤモンドを一周。「相手はストライク先行の投手ですし、今日はストレートが良さそうだったのでストレートを狙っていこうと思いましたが、打てるポイントにスライダーが入ってきた。うまく反応することができました。初回から援護点が取れて良かったわ!」と、喜んだ。
17日・楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)では「クーリッシュスペシャルデー」が開催され、クーリッシュWマスクメロン応援キャラクター「マスクド・メロンW」が来場し、ファーストピッチセレモニーを行う。さらに、青肉と赤肉の2種類のマスクメロン果汁を合計10%使用した「クーリッシュ Wマスクメロン」が来場者先着で1万人にプレゼントされる。
クーリッシュコラボグッズは、バスタオルやキャップ、クッションなどがラインアップ。また、マリーンズ×クーリッシュバスタオルは17日・同戦で、選手がベンチにて使用する。
代走、守備固めを中心にここまで34試合に出場しているロッテの小川龍成。ここ最近は特に、代走でいい働きを見せている。
小川は昨年行った取材で、代走で出場した際、「一発勝負、ミスできないなかで攻めていかないといけないと思うので、事前の準備でピッチャーの牽制の速さであったり、ピッチャーの癖、キャッチャーの癖、肩の力もそうですけど、そこもしっかり頭に入れた中で状況に応じた走塁ができるように事前に準備して代走にいくようにしています」と話している。
15日の楽天戦は5−7の8回2死一、二塁で四球を選んだ石川慎吾の代走として出場すると、2死満塁から角中勝也が押し出し四球を選び、その球が打者の後ろを通過する暴投となり、捕手がボールを逸らしている間に二塁走者の小川もスピードを緩めることなく、ヘッドスライディングで同点のホームを踏んだ。
16日の楽天戦でも5−7の9回2死一、二塁でポランコの打席中、捕手がわずかに弾いた一瞬の隙を突いて三塁へ。さらに捕手の三塁への送球が逸れる間にホームに還ってきた。アウトになれば試合終了という場面でも、失敗を恐れることなく1つ先の塁を狙う姿勢は非常に素晴らしい。
「元々ベースランニングは得意な方なので、あとは打球判断、相手の肩、動きを把握していけると思えば積極的に行くという感じですかね」。
小川の好走塁はこの2試合だけじゃない。5月31日の巨人戦では、1−1の2回2死一塁からセンター・ブリンソン、セカンド・北村拓己、ショート・坂本勇人の間にポトリと落ちる安打で一気に二塁を陥れれば、6月10日の広島戦では2−2の6回無死二、三塁で角中の浅いライトフライで三塁走者の友杉篤輝がタッチアップしたが、二塁走者の小川も送球間に三塁へ進塁した。
試合終盤の守備固めでも出場するが、今季は本職のショートだけでなく、外野での出場も多い。試合前練習では外野用と内野手用のグローブを持って、まずは外野でノック、打球捕を受け、その後ショート、セカンドのポジションで内野ノックを受けている。
外野は「プロに入って初めて」とこれまで守った経験がなく、グローブも「外野をやり始めた時に、急いで作ってもらって、今は自分のグローブでやっています」とのこと。
外野守備の難しさについては、「走りながらフライを捕るという部分が多くなってくると思うので、長い距離を走ってフライを捕るとブレが出てくるんですけど、そこの部分で難しさを感じたり、風の影響を受けると思うのでそこは難しい部分かなと思います」と教えてくれた。
内野、外野、代走など様々な役割が求められる中で、“準備”を大切にしている。
「色んなポジションをやりながらであったり、色んな起用法がある中で、準備はすごい大事だなと感じています。こういう練習の時であったり、試合前の準備であったり、その日に何かあるかなというのを予測しておかないと、色んなポジションを守ったりすると準備が足りない部分が出てくると思う。そこの部分は変わってきたのかなと思います」。
準備という部分では、4月21日のソフトバンク戦の試合前練習で、三塁側のセーフティバントの練習を何度も行い、同日の試合、3−1の8回1死一塁で初球、三塁側にセーフティ気味の投犠を決めた。「元々小技という部分は持ち味になってきますし、チームで必要になってくると思ったので、本当にずっと試合でいつでも決められるように準備しています。結果的にその試合で出たのかなと思います」。バントマシンで練習していた方向に送り、練習の成果を出したのは見事だった。
「今は代走、守備固め、内野、外野、色んな場面での起用になると思うので、その場面に応じて期待されていることをしっかり発揮できればなと思います」。途中出場する選手は、プレッシャーのかかる場面で登場するだけでなく、失敗するとファンからその印象が強く残ってしまう難しさもある。様々なプレッシャーと戦いながら、それを跳ね除け、チームの勝利に貢献する途中出場の選手は非常に重要な存在だ。