わたしはかもめ2023年鴎の便り(7月)

便

7月24日

千葉ロッテ2x−1福岡ソフトバンク(ZOZOマリン)

ロッテが2試合連続のサヨナラ勝ち。0−1の9回2死一塁から、代打角中の5号逆転2ランで試合を決めた。4番手の西村が2勝目。先発の佐々木朗は6回4安打1失点と好投した。ソフトバンクは12連敗。オスナが初黒星を喫した。

123456789R
福岡ソフトバンク1000000001
千葉ロッテ000000002x2x

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[ロッテ]「若い子見習って」逆転サヨナラ2ラン角中勝也の勝負強さ&練習姿勢を吉井監督が称賛[ニッカン]

ロッテ吉井理人監督(58)が、自身プロ初のサヨナラ本塁打で勝利を呼び込んだ角中勝也外野手(36)を絶賛した。

9回2死一塁の場面に「角中、1択でした。ベテランで勝負強さがある」と起用した。ソフトバンクのオスナ投手から右越え逆転2ランを放った姿を見届け、「1発を狙いにいっているスイングだったので、本当に(ホームランが)出て良かったです」とたたえた。

さらに感謝と敬意を続けた。「スタメンで出たり、代打で出たり、調整が難しいところをやってもらっているんですけれど、いつもしっかり準備してくれている」。日々の取り組む姿勢についても「打つだけじゃなくてバントも出来る。練習を見ていてもバント練習を毎日しているのは角中だけなんですよ。ああいうのは若い子が見習って欲しいと思います」と信頼を置いている。

これこそが角中の強さだ。

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[ロッテ]岡大海がプロ通算100盗塁「たくさんの人のおかげ」リプレー検証で判定覆り達成[ニッカン]

ロッテの岡大海外野手(32)が、プロ通算100盗塁を決めた。「100盗塁をするまでに、監督、コーチをはじめ、選手やトレーナー、スタッフの方々など、たくさんの人のおかげで達成出来たと思うので、感謝しかありません」と記念ボードを掲げた。

岡は4回2死から中前打で出塁した。一塁からソフトバンク石川柊太投手が投球動作に入る前にギャンブルスタートを切った。プレートを外した石川からの二塁送球が高くなって、カバーに入った遊撃手の川瀬晃のタッチがわずかに遅れた。1度はアウトの判定となったが、リプレー検証で判定が覆りセーフとなった。

13年ドラフト3位で明大から日本ハムに入団。初盗塁は14年4月10日の楽天戦(札幌ドーム)だった。

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[ロッテ]初代カモメ登場に沸いた!マスコット「マーくん」主催2000試合出場達成の表彰式[ニッカン]

ロッテ公式マスコット「マーくん」の「主催2000試合出場を達成」表彰セレモニーが行われた。6月30日の楽天戦(ZOZOマリン)で達成した。

大型ビジョンには93年7月4日に誕生した「マーくん」の貴重な映像が流れ、11球団のマスコットからはお祝い画像も届いた。選手会長の益田直也投手(33)からはロッテキシリトールガム200個、ファン代表からは花束が贈呈され、「初代マーくん」もサプライズ登場で会場を沸かせ、一緒に記念撮影した。

達成時には球団を通じ、「マーです。皆さんに支えてもらって今日2000試合出場を達成することが出来ました。チームの皆さん、リーンちゃん、ズーちゃん、スプラッシュのみんな、スタッフの皆さん、そして日本一の声援をくれるマリーンズファンの皆さん、いつも本当にありがとうございます。これからも感謝の気持ちを忘れずに、仲間達といっしょにマリーンズを応援します。ぼくの記念グッズ、いっぱい買ってね〜〜」とコメントしている。

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[ロッテ]角中勝也プロ初サヨナラ弾「打てんくてもしょうがない」守護神オスナ撃ち、連夜の劇勝[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(36)がプロ17年目で初のサヨナラ弾を放ち、連夜の劇的勝利を演出した。

0−1で迎えた9回。仲間の走塁ミスで1死三塁が、2死一塁となった場面での代打だった。1ストライクからソフトバンク守護神オスナの152キロ内角高め直球を捉え、右翼スタンドに逆転サヨナラ2ラン。「相手がオスナだったんで、打てんくてもしょうがないと思って打席に立った。普段と違う待ち方をしました。さすがに、打った瞬間っすね」。プロの極意は企業秘密にしたが、ベテランの存在感を示した。

真夏イベントで祝福の花火が上がる中、ダイヤモンドを一周。本塁でウオーターシャワーを待ち構える仲間を前に「水かかりたくなかったんで、どうしようかなと。テンパって…」。思わず飛び出したのはヘッドスライディングだった。「あれはダサかったなと思います」と苦笑い。「野球選手なら分かってくれると思うんですけれど、今日おろしたばっかりの手袋がめちゃくちゃぬれて、もう使えないんでそれがショック」と角中節は続いた。

チームは後半戦3連勝発進。「上のチームが負けてくれないので、1個も落とせない感じでやっています。もっと勝って優勝までいきたい」。日本一を知る男は頼りになる。

吉井監督(角中の代打起用に)
「角中1択でした。1発狙っているようなスイングだったので、オスナもそれを察知して何か違うボールを投げてくると思ったけれど、真っ直ぐまともに来て、それを仕留めてくれたので良かった。」

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[ロッテ]真夏の佐々木朗希スタイルだ!今季最遅直球平均155.8キロも緩急駆使し6回1失点[ニッカン]

これが真夏の先発ローテをしっかり守る朗希スタイルか−。

ロッテ佐々木朗希投手にとって、球宴第1戦先発から中4日の登板は初挑戦だった。プロ入り後、中5日すらない。初回先頭の牧原大に左前打。近藤、柳田をフォークで連続三振に斬ったが、2死二塁から中村晃にスライダーを右前に運ばれた。今季本拠地ZOZOマリンではパ・リーグ相手6試合目にして初失点となった。

「いつも通り自分らしいピッチングでチームの勝利に貢献できるように」と臨んだマウンドだったが、今季日本人最速165キロを何度もマークしている「いつも通り」の姿ではなかった。フォークを中心とした変化球多め。160キロ超えは6回先頭の柳田の3球目にようやく投じた160キロの1球のみだった。吉井監督も「何か彼の中で考えがあって、ああいうスピードになったと思います」と明かした。直球の平均球速は今季もっとも遅い155.8キロだが、フォークは146キロから133キロまで球速差をつけるなど、直球との緩急も有効的だった。

昨年の球宴明け初戦の楽天戦は最速158キロ止まりで5回8安打5奪三振5失点。この日の6回4安打9奪三振1失点は成長した証しでもある。連続2桁奪三振も3試合で止まったが、佐々木朗は「勝てて良かったです。角中さん、すごかった。さすがでした」。パ・リーグ相手の今季初黒星を消してくれた仲間に感謝した。

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[データ]ロッテ角中勝也が初サヨナラ本塁打、最終回の2死から代打逆転サヨナラ弾は球団史上初[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(36)がプロ17年目で初のサヨナラ弾を放ち、連夜の劇的勝利を演出した。

角中が9回2死から代打逆転サヨナラ本塁打。角中のサヨナラ打は16年8月14日ソフトバンク戦(延長10回に犠飛)以来通算6度目だが、サヨナラ本塁打は自身初めてだ。代打逆転サヨナラ本塁打は20年6月25日阪神戦の西浦(ヤクルト)以来で、ロッテでは73年5月30日南海戦の榊に次いで50年ぶり2度目。榊は9回1死からの逆転3ランで、最終回の2死から代打逆転サヨナラ弾は球団史上初めて。

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[ロッテ]「CHIBA LOTTE MARINES CUP」54チーム参加で7・29開幕[ニッカン]

ロッテと「CHIBA LOTTE MARINES CUP2023」実行委員会は24日、千葉県内の中学硬式野球4リーグ(リトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーリーグ、ヤングリーグ)に所属する54チームによる交流大会「CHIBA LOTTE MARINES CUP2023 千葉県中学硬式野球大会 supported by ダイユウホーム(以下マリーンズカップ2023)」を7月29日から開催すると発表した。

マリーンズカップ2023は千葉県内の中学硬式チームが所属リーグの垣根を越えて一堂に会する大会。マリーンズカップは10年に第1回大会が開催され、19年まで10年連続で行われてきた。今回で第13回目。昨年大会優勝チームは千葉西リトルシニアだった。7月29日から千葉県内の野球場にて試合を開催し、8月22日に決勝戦及び閉会式をZOZOマリンスタジアムで開催する予定となっている。

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[ロッテ]佐々木朗希が野茂、ダル、伊良部に並ぶか…2度目の4戦連続2桁奪三振へ/見どころ[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希は6月27日オリックス戦から3試合続けて2桁奪三振を記録中。昨年は3〜4月に4試合連続をマークしており、今日も10個以上奪えば自身2度目になる。

過去に2桁奪三振を4試合以上続けたのは13人いるが、複数回記録したのは野茂(近鉄)8度、ダルビッシュ(日本ハム)3度、伊良部(ロッテ)2度の3人だけ。佐々木朗が史上4人目となる2度目の4試合連続2桁奪三振を達成できるか。

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ロッテ・角中勝也、代打!逆転!プロ初サヨナラ弾、9回2死からオスナ撃ち5号2ラン、歓喜のヘッドスライディングは「ダサかったな」[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは24日、ソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)に2−1で2試合連続のサヨナラ勝ちを飾った。角中勝也外野手(36)が9回2死一塁から代打で逆転の5号2ランを放った。先発した佐々木朗希投手(21)は6回1失点。投打がかみ合って後半戦最初のカードで3連勝し、首位オリックスとのゲーム差を3に縮めた。

一振りで試合をひっくり返した36歳が、仲間の待つ本塁に頭から滑り込んだ。花火が打ち上がり、熱狂に包まれるZOZOマリン。角中はバケツの水をかけられ、ユニホームはびしょぬれだ。

「ヘッドスライディングはダサかったな。水がかかりたくなかったので。でも嬉しかった」。

0−1の9回2死一塁。代打で登場したベテランは、元同僚の守護神オスナが投じた内角高めの152キロを振り抜き、ロッテファンで埋まった右翼席へプロ初となるサヨナラ弾をたたき込んだ。今季5号はチームを2試合連続のサヨナラ勝ちに導く一発となった。

四国IL高知から入団して17年目。2012、16年と2度の首位打者に輝いた打撃職人の支えは、入団以来書き記してきた野球ノートだ。「メモの中から当てはまりそうなものを選んでやっている」。現在はスマホに内容を移行しているが、コンパクトなスイングと体の回転で打つ意味の「ボディーターン」など、若手時代に指導を受けた金森栄治氏(現早大助監督)の言葉などが書かれている。

ロッテ、楽天などで打撃コーチを務め、西武時代には和田一浩(現中日打撃コーチ)を育てた名伯楽の金森氏は「角中のスイングはカクカク≠オている。力をうまく伝えるため、体の使い方を丸くしろと。角中ではなくて丸中≠ノなれと話していた」と回想する。師の教えを守り、角中は今でもバットを短く持ち、下半身を深く沈め、背中を丸めて構え丸中≠ノなる。

チームは3位ソフトバンクに3連勝し、貯金は今季最多の13に膨らんだ。後半戦で好スタートを切り「もっともっと勝って優勝まで行きたい」と角中。18年ぶりのリーグ優勝へ、頼もしいベテランがチームを鼓舞する。

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ロッテ・角中勝也が逆転サヨナラ2ラン、9回2死のドラマ「最後のヘッドスライディングはダサかったですね」[サンスポ]

幕張の夜空に奇跡の放物線が描かれた。劇的すぎるドラマに鳥肌が立つ。ダイヤモンドを駆けるロッテ・角中勝也外野手(36)が、球場の大歓声、熱視線を独り占めにした。

0−1の9回だった。先頭のポランコが右翼線二塁打、山口の遊ゴロで1死三塁と同点機を迎えた。このあと、岡の投ゴロで三走・小川はギャンブルスタートを切るものの、三本間で引き返し三塁に頭から戻ったがタッチアウトに。リプレー検証でも判定は覆らない。このとき、おそらく敗戦を覚悟したファンもいたことだろう。

「いやあもう、オスナ(相手投手)だったんで、別に打てなくてもしょーがないやって感じで打席に入りました。手応え?さすがに打った瞬間スね」。

お立ち台の角中も興奮が収まらない。代打で登場すると2死一塁で仕切り直し。1ストライクからの2球目だった。外角に構えたミットの逆球、内角152キロを振りぬくと、打球は逆転サヨナラの5号2ランとなって歓喜に沸く右翼スタンドへ。ソフトバンクは凍り付く。連敗が「11」で止まる寸前でまさに悪夢の一振り。角中はホーム付近にできた歓喜の輪の中に頭から突っ込んだ。

「(サヨナラ弾は)おそらく初めて。すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後のヘッドスライディング、あれはダサかったですね」。お立ち台で炸裂する角中節≠ノ球場が笑いに包まれた。今季はスタメン、代打で存在感を発揮(これで26打点、打率.248)しているが、この一打の劇的度は間違いなくMAXだ。

ロッテは前夜23日に続くサヨナラ勝ちで、球宴後の後半戦3連勝スタート。貯金は今季最多の「13」になった。首位オリックスに3ゲーム差に近づいた。

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ロッテ・佐々木朗希は6回1失点も8勝目ならず、160キロ超えはわずか1球も9奪三振[サンスポ]

令和の怪物≠フ後半戦がスタートした。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発し、6回93球を投げ4安打1失点。1点ビハインドの場面でマウンドを降りたため、8勝目はならなかった。

先発として18球を投げ、1回無失点2奪三振に抑えた19日のオールスター第1戦から中4日。「いつも通り自分らしいピッチングでチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と決意を込めていた右腕が、立ち上がりでつかまった。

1回、先頭の牧原大の左前打と二盗で1死二塁のピンチ。3番・柳田は144キロのフォークボールで空振り三振に斬ったが、続く4番・中村晃に高めに浮いたフォークボールを右前に適時打され先制を許した。

前半戦6試合に登板し、5勝0敗、防御率0.45と得意とする本拠地ZOZOマリンのマウンド。最速165キロを誇る速球が魅力の1つだが、この日の160キロ超えは6回先頭の柳田に投じた4球目の160キロのみだった。それでも、3番・柳田、5番・栗原からともに2三振を奪うなど9奪三振を記録した。

3盗塁を許すなど足を絡められ、ピンチをつくる場面もあったが、2回以降は危なげない投球で6回まで投げ抜いた。

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ロッテ・メルセデスが6月16日以来の4勝目へ、25日の西武戦に先発「ポジティブに攻めていきたい」[サンスポ]

ロッテのC.C.メルセデス投手(29)が25日の西武戦(ベルーナ)に先発する。24日は試合前の練習でキャッチボールなどで調整した。

6回4失点で負け投手となった11日のオリックス戦後、救援陣の休養と自身の調整を兼ねて17日の楽天戦に中継ぎ登板して1回無失点だった。中7日で先発マウンドに立つ。6月16日以来の4勝目(5敗)へ。「ポジティブにストライクゾーンでどんどん攻めていきたい。自分の投球に集中してチームに勝利を呼び込む」と闘志を燃やした。

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ロッテ・角中、意外!? 初の代打逆転サヨナラ弾!2戦連続劇勝で3連勝[スポニチ]

祝福の花火が打ち上がる。ダイヤモンドを一周したロッテ・角中は本塁にヘッドスライディング。歓喜のウオーターシャワーを浴びた。0−1の9回2死一塁から代打で右翼席に逆転サヨナラ2ラン。自身初のサヨナラ弾に「凄く不思議な気持ち。でも最後のヘッドスライディングはダサかった」と照れた。

9回1死三塁から岡の投ゴロでスタートを切った三塁走者の小川が三本間に挟まれてアウト。チャンスは消えかけたが、吉井監督は「一択でした」と迷うことなく代打に角中を起用した。ベテランは詳細を伏せたが「普段はしない待ち方」をし、昨年まで同僚だったオスナの152キロの直球を捉えた。

チームは16年以来7年ぶりの2試合連続サヨナラ勝利で3連勝を飾り、今季最多の貯金13。首位オリックスとのゲーム差を3に縮めた。

≪代打逆転サヨナラ弾は50年ぶり2人目

ロッテの代打サヨナラ本塁打は06年8月5日ソフトバンク戦のパスクチ以来7人目、8度目だが、逆転弾に限ると73年5月30日南海戦の榊親一以来50年ぶり2人目となった。榊は9回1死からで、最終回2死からの代打逆転サヨナラ弾は球団史上初めて。

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ロッテ・朗希、リーグトップ快走130奪三振、黒星消した角中に「さすがでした」[スポニチ]

先発して1回無失点だった19日の球宴第1戦から中4日で先発したロッテの佐々木朗は6回4安打1失点。打線の援護に恵まれず最速も160キロだったが変化球を主体に9奪三振でリーグトップを走る今季の奪三振数を130とした。

初回2死二塁から中村晃の右前適時打で1点を失ったものの2回以降は無失点。救援陣の踏ん張りもあってサヨナラ勝ちに「勝てて良かった。角中さん、さすがでした」と自身の黒星を消した一打を称賛した。

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ロッテ朗希も感謝感激「角中さん、すごかったです。さすがでした」、角中の劇弾で黒星も消える[スポニチ]

ロッテは24日に本拠ZOZOマリンでソフトバンクと対戦。9回2死一塁から代打の角中勝也外野手(36)が右翼へ逆転サヨナラ弾を放ち、劇的勝利で3連勝を飾った。先発の佐々木朗希投手(21)は6回4安打1失点、9奪三振の好投。8勝目はならなかったが、朗希の好投に打線が最後の最後で応えた。

1点を追う9回2死一塁。代打・角中勝也はカウント1ストライクからのオスナの投じた高めの152キロ直球を振りぬいた。打球は右翼席へ消える劇的な逆転サヨナラ弾。前日のサヨナラ勝ちに続く劇的勝利で首位オリックスとの差を3ゲームに縮めた。先頭のポランコが右翼線二塁打を放ったが、2死一塁とチャンスはしぼみかけた。だが、そんな窮地をベテランが一振りで救った。

お立ち台に上がった角中は、一呼吸置いて「嬉しいです」というと、ZOZOマリンが大歓声に包まれた。「相手ピッチャーはオスナだったので、別に打てんくてもしょうがないやと。(手応えは)さすがに打った瞬間ですね。(逆転サヨナラ弾は)おそらく初めてなんで、すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後ヘッドスライディングはあれはダサかったなと思います」と笑わせた。

通算62本目の今季5号は6度目のサヨナラ打となったが、サヨナラ弾は初めてだった。

この一打で佐々木朗の3敗目は消えた。試合後、佐々木朗も「勝ててよかったです。角中さん、すごかったです。さすがでした」と笑顔で語った。初回に中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれ先制を許したが、それでも4回まで毎回走者を許しながらも、フォークボールを軸に6回まで追加点を許さなかった。そんな粘りもあったからこそ、角中の劇打が生まれた。

吉井監督
「あんまり調子が良くなかったんですけど、6回をしっかり投げ切ってくれましたし、その後つないだ若いリリーバー達がよく頑張りました。(6回、93球の交代は)オールスターから中4日だったので、100球までかなと思っていたので、ちょうど良いタイミングだったと思います。」

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牛島和彦氏、ロッテ・朗希はクセが出ていた恐れも、軽打への対策も求められる[スポニチ]

◇牛島和彦 視点

佐々木朗は直球が良くなかった。球速は出ないし、左打者の外への抜け球もあった。最速は自己最速165キロに及ばない160キロ止まりで、平均球速155.8キロも今季通算159.3キロを大きく下回った。腕を振るタイミングがズレていた、そんな印象を受けた。直球がイメージ通り行かないから、カウント球も勝負球もフォーク。6回1失点ながら球数がかさみ、苦しい投球になった。

投球内容以上に気になったのが三森に完璧なスタートを切られて2つの盗塁を許したこと。佐々木朗自身も気にしてけん制を入れていたが、クセが出ている可能性がある。走られると思うと力んで、制球も甘くなる。次の登板までに修正が必要だろう。もう1つ、気になったのが三森にポンと当てるだけの左前打を打たれたこと。直球とフォークの力勝負で押そうとすると下位打線は軽打で対応してくる。対策はバットを思い切り振らせる球で攻めること。外から緩めのスライダーなどを入れれば打者は強く振らざるを得ない。小さなことだが課題を克服して欲しい。

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ロッテ角中が17年目で初の逆転サヨナラ弾、最後のヘッスラは「あれはダサかった」と反省[スポニチ]

ロッテは24日に本拠ZOZOマリンでソフトバンクと対戦。9回2死一塁から代打の角中勝也外野手(36)が右翼へ逆転サヨナラ弾を放ち、劇的勝利で3連勝を飾った。先発の佐々木朗希投手(21)は6回4安打1失点、9奪三振の好投。8勝目はならなかったが、朗希の好投に打線が最後の最後で応えた。

1点を追う9回2死一塁。代打・角中勝也はカウント1ストライクからのオスナの投じた高めの152キロ直球を振りぬいた。打球は右翼席へ消える劇的な逆転サヨナラ弾。前日のサヨナラ勝ちに続く劇的勝利で首位オリックスとの差を3ゲームに縮めた。先頭のポランコが右翼線二塁打を放ったが、2死一塁とチャンスはしぼみかけた。だが、そんな窮地をベテランが一振りで救った。

お立ち台に上がった角中は、一呼吸置いて「嬉しいです」というと、ZOZOマリンが大歓声に包まれた。「相手ピッチャーはオスナだったので、別に打てんくてもしょうがないやと。(手応えは)さすがに打った瞬間ですね。(逆転サヨナラ弾は)おそらく初めてなんで、すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後ヘッドスライディングはあれはダサかったなと思います」と笑わせた。

通算62本目の今季5号は6度目のサヨナラ打となったが、サヨナラ弾は初めてだ。「ホームラン自体あんまり打てないんで、ホームランなら何でも嬉しいです」と語った。

先発の佐々木朗は初回、先頭の牧原に三塁線を抜かれる安打を許したが、近藤、柳田をフォークボールで空振り三振。2死二塁となった場面で、中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれた。それでも4回まで毎回走者を許しながらも、フォークボールを軸に追加点を許さなかった。そんな粘りが勝利を呼んだ。

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ロッテ佐々木朗希が6回1失点好投も8勝目ならず、最速160キロも…4戦連続2桁奪三振も逃す[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で後半戦初先発したが、6回4安打1失点で降板し、8勝目はならなかった。

初回、先頭の牧原に三塁線を抜かれる安打を許したが、近藤、柳田をフォークボールで空振り三振。2死二塁となった場面で、中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれた。それでも、栗原を空振り三振に仕留め、3三振を奪った。

4回まで毎回走者を許しながらも、フォークボールを軸に追加点を許さない。5回、6回は3者凡退に抑えたが、奪った三振は9。4戦連続の2桁奪三振はならなかった。

打線も初回1死三塁、2回無死一、二塁などの好機で得点できず、ソフトバンク先発の石川の前に3回から6回までわずか1安打。佐々木朗を援護できなかった。

佐々木朗は今季は右手中指にできたマメの影響で3週間マウンドを遠ざかったものの、前半戦は12試合に先発して7勝2敗、防御率1.48、奪三振は121と圧倒的な投球を続けてきた。2年連続ファン投票で選出されたオールスターゲームでは、19日の第1戦(バンテリンドーム)の先発を務め、1回1安打無失点2奪三振で勝利投手になった。そこから中4日でのマウンドとなったが、93球でマウンドを降りた。

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佐々木朗希が初回に先制許すも3三振!3戦連続2桁奪三振中、ソフトバンクは11連敗でストップなるか[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(21)が24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で後半戦初先発し、初回に先制を許した。

先頭の牧原に三塁線を抜かれる安打を許したが、近藤、柳田をフォークボールで空振り三振。2死二塁となった場面で、中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれた。それでも、栗原を空振り三振に仕留め、3三振を奪った。

今季は右手中指にできたマメの影響で3週間マウンドを遠ざかったものの、前半戦は12試合に先発して7勝2敗、防御率1.48、奪三振は121と圧倒的な投球を続けてきた。

2年連続ファン投票で選出されたオールスターゲームでは、19日の第1戦(バンテリンドーム)の先発を務め、1回1安打無失点2奪三振で勝利投手になった。そこから中4日でのマウンドとなった。

佐々木朗は6月27日のオリックス戦(京セラドーム)から3戦連続2桁奪三振中。昨年は3〜4月に4試合連続をマークしており、自身2度目の4戦連続2桁奪三振がかかる。4戦連続以上の2桁奪三振を複数回達成したのは、野茂英雄(近鉄)の8度、ダルビッシュ(日本ハム)の3度、伊良部秀輝(ロッテ)2度の3人だけとなっている。

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ロッテ、中学硬式野球交流大会「マリーンズカップ」開催、決勝は8・22ZOZOマリン[スポニチ]

ロッテは24日、千葉県内の中学硬式野球4リーグ(リトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーリーグ、ヤングリーグ)に所属する54チームによる交流大会「CHIBA LOTTE MARINES CUP 2023千葉県中学硬式野球大会 supported by ダイユウホーム」を7月29日から開催すると発表した。

ロッテとCHIBA LOTTE MARINES CUP 2023実行委員会が主催、千葉県内の中学硬式チームが所属リーグの垣根を越えて一堂に会する大会で、第1回大会は2010年に開催され、19年まで10年連続で行われていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から20年は未開催、21年は2回戦以降中止となった。

今回が第13回大会となる。昨年は千葉西リトルシニアが優勝した。

7月29日から千葉県内の野球場にて試合を開催し、8月22日に決勝戦及び閉会式をZOZOマリンスタジアムで開催する予定となっている。

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[ロッテ]角中勝也、球団50年ぶり代打逆転サヨナラ弾、自身初劇弾で佐々木朗希の負け消した[報知]

ライト方向へ伸びていく打球にファンはすでに総立ちだった。1点を追う9回2死一塁。代打・角中勝也がオスナの2球目直球を仕留め、ロッテファンの待つ右翼スタンドにたたきこんだ。「半分負けたと思っていた」中で生まれた自身初の劇弾は、1973年5月30日の南海戦で榊親一がマークして以来、50年ぶり球団2本目の代打逆転サヨナラ弾。36歳のベテランがレアな一発で佐々木朗の負けを消し、2夜連続のサヨナラ勝利に導いた。

昨季は出場53試合にとどまったが、プロ17年目の今季はすでに48試合に出場。スタメン、代打と日々変わる起用法に応えている。信頼感も絶大。吉井監督は「角中一択だった」と即答した。ナインからの水シャワーで祝福されたが「今日おろした手袋が濡れてもう使えないのがショック」と“角中節”も健在だ。

チームは5月11日以来の同一カード3連勝で、貯金は今季最多の13。「もっともっと勝って優勝まで行きたい」。上位を走るロッテには頼もしいベテランの支えがある。

佐々木朗希(6回1失点9奪三振の好投も8勝目ならず)
「勝ててよかったです。角中さん、すごかったです。さすがでした。」

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[ロッテ]角中勝也が代打逆転サヨナラ弾、祝福の水シャワーも「手袋がぬれてもう使えないのがショック」[報知]

ベテランの一振りで試合を決めた。1点を追う9回2死一塁。ロッテの角中勝也外野手がオスナの2球目を捉え、右翼席へとたたきこむ自身初の逆転サヨナラ2ラン。チームを2夜連続のサヨナラ勝利へと導いた。

「嬉しいです。でも半分負けたと思っていた」。ソフトバンクの投手はかつてチームメートだったオスナ。初球の直球をファウルにすると、続く2球目の直球を一振り。「さすがに打った瞬間ですね」と打球が上がった瞬間に右人指し指を突き上げながらダイヤモンドを一周した。吉井監督は「左バッターで勝負強さがある。(あそこは)角中一択だった」と迷いなく代打に送り出したことを明かした。

角中はヘッドスライディングでホームに生還。「水かかりたくないからよけようとしてヘッドスライディングしたんですけど、あれはダサかった」と笑い飛ばし、「手袋がぬれてもう使えないのがショック。今日下ろしたばかりだったんで…。ストックあまりないので、外しとけば良かったです」と“角中節”もさえ渡った。

ベテランのバットで6回1失点で降板した佐々木朗の負けを消し、チームはソフトバンクに3連勝。貯金は今季最多の13となった。首位オリックスとは3差。必死に食らいついていく。

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[ロッテ]岡大海が通算100盗塁達成[報知]

ロッテの岡大海外野手が通算100盗塁を達成した。

1点を追う4回、2死から中前安打で出塁すると、続く茶谷の打席で二盗に成功。一度はアウト判定が出たが吉井監督がリクエストし、ビデオ判定後、セーフに。節目の盗塁が成功した。

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ロッテ・佐々木朗希−ソフトバンク・石川柊太…スタメン発表[報知]

[ソフトバンク]
1(中)牧原大、2(指)近藤、3(右)柳田、4(左)中村晃、5(三)栗原、6(一)アストゥディーヨ、7(二)三森、8(遊)川瀬、9(捕)甲斐、投=石川
[ロッテ]
1(遊)友杉、2(二)中村奨、3(三)安田、4(指)ポランコ、5(左)山口、6(中)岡、7(一)茶谷、8(捕)佐藤都、9(右)平沢、投=佐々木朗

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プロ17年のロッテ・角中、初のサヨナラ弾で2夜連続の逆転勝利に導く「打った瞬間いくと思った」[デイリー]

劇的弾に歓喜のウオーターシャワーが降り注いだ。ロッテ・角中がプロ17年目で初のサヨナラ弾となる、逆転2ラン。「半分負けたと思っていた。本当に打てるとは思わなかったです」。値千金の一発で、チームを2夜連続のサヨナラ勝利に導いた。

1点を追う9回2死一塁。吉井監督が「ベテランで勝負強さがある。一択です」と信頼の厚い36歳に託した。角中はオスナの投じた152キロ直球を強振。「打った瞬間いくと思った」。放物線を確認すると、祝福の花火を背に右拳を掲げ、ダイヤモンドを一周した。

最後はヘッドスライディングでチームメートが待つ本塁へ飛び込み、水しぶきが舞った。頼れる男がつないだ3連勝。貯金を今季最多の13とし「1個も落とせないという気持ちでやっている」。この先も力強く戦い続ける。

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ロッテ、プロ入り初サヨナラ弾のベテラン角中、ヘッスラで生還に後悔?「ダサかったかな。テンパって」[デイリー]

劇的弾に歓喜のウォーターシャワーが降り注いだ。ロッテ・角中勝也外野手が逆転サヨナラ2ラン。「ホームラン自体あまり打てないので、ホームランならなんでも嬉しい」と話した。チームはソフトバンクに3連勝とし、貯金は今季最多の「13」に積み上げた。

プロ入り初のサヨナラだった。「初めてなので、不思議な気持ちだった」。1点ビハインドの9回2死一塁。和田の代打で打席へ。2球目の152キロ直球を振り抜いた。ぐんぐんと飛距離を伸ばした打球は、ファンが埋める右翼席へ着弾。祝福の打ち上げ花火を背に、右拳を掲げダイヤモンドを一周した。

チームメートが待つホームへ戻ると、豪快にヘッドスライディング。ウォーターシャワーを浴びた。「ヘッドスライディングは、アレはダサかったかな。水かかりたくなかったので、どうしようかなと思ってテンパって…もう無理でした」と照れくさそうに笑った。

一発逆転のチャンスを、信頼の厚い36歳に託した吉井監督は「ベテランの勝負強さがある。一択です。角中しかなかった。一発を狙いに行っているスイングだったので、本当に出てよかった。いつもしっかり準備してくれている」と称賛した。

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ロッテが2夜連続サヨナラ勝ちで3連勝、角中が劇的逆転サヨナラ2ラン、好投・佐々木朗の負けも消す、鷹は悲劇12連敗[デイリー]

ロッテが2日連続、今季6度目のサヨナラ勝ちで3連勝を飾った。9回2死一塁で代打・角中がソフトバンク守護神オスナからライトへの5号逆転サヨナラ2ラン。角中にとってはプロ入り初の劇弾。54年ぶりの12連敗となったソフトバンクナインが呆然と立ち尽くす中、ロッテにとっては歓喜の花火が上がった。

先発の佐々木朗希投手は6回4安打1失点9奪三振と上々の内容。佐々木は直近3試合連続2桁奪三振を記録しており、この日も達成なら22年3月〜4月に続いて自身2度目の4試合連続2桁奪三振。4試合以上連続の2桁奪三振を複数回記録したのは、近鉄・野茂(8度)、日本ハム・ダルビッシュ(3度)、ロッテ・伊良部(2度)に続く、NPB4人目の快挙だったが、あと1つ及ばなかった。

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ロッテ・佐々木朗希、自身2度目の4試合連続2桁奪三振はならず、6回1失点9奪三振降板、野茂、ダル、伊良部に続く快挙お預け[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手は6回93球、4安打1失点、9奪三振で降板した。

初回は1点を失ったものの、アウト3つは全て三振で奪った。2回は三振は奪えなかったが、3回に2つ、4回に2つ、5回に1つ、6回1つと積み重ねていったが、7回からは東妻が登板した。

佐々木は直近3試合連続2桁奪三振を記録しており、この日も達成なら22年3月〜4月に続いて自身2度目の4試合連続2桁奪三振。4試合以上連続の2桁奪三振を複数回記録したのは、近鉄・野茂(8度)、日本ハム・ダルビッシュ(3度)、ロッテ・伊良部(2度)に続く、NPB4人目の快挙だったが、あと1つ及ばなかった。

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通算100盗塁を達成したロッテ・岡大海の準備力[BASEBALL KING]

◇通算100盗塁達成

ロッテの岡大海が24日のソフトバンク戦で、プロ通算100盗塁を達成した。

0−1の4回2死走者なしから石川柊太のカットボールをセンター前に弾き返し出塁。続く茶谷健太の4球目を投げる前に一塁走者・岡がスタートを切り、それに気づいた石川が二塁へ送球。1度はタッチアウトとなったが、リプレー検証で判定が覆りセーフに。記録は盗塁となり、これが岡にとって今季11個目の盗塁、プロ通算100個目の盗塁となった。

◇準備力

岡が盗塁の際、心掛けているのは準備だ。

代走で出場することの多かった2019年の取材では「相手のピッチャーの映像を見てしっかり準備してやっています。準備だけはしっかりやっています」と話し、22年9月に取材したときも、盗塁の際に“準備”を大切にしているのか聞くと、「そうですね、準備もそうですし、イメージとかもしっかりして塁に立っているというのもあります。あとは塁に出てからのピッチャーとの雰囲気、駆け引きは大事にしながらやっています」と教えてくれた。

昨季は「成功すればいいイメージで塁に立っていけると思いますし、そういう部分ではいい方向にいっているのかなと思います」と、12度の盗塁機会で全て盗塁を成功させている。プロ通算で見ても盗塁成功率.847。非常に高い成功率を誇る。

今季はさらに進化した姿を見せ、とにかく相手投手の投球モーションを完全に盗んで悠々セーフになることが多い。5月27日のソフトバンク戦では、1−0の4回2死一塁で池田来翔の1ボールからの2球目のストレートの時に、石川のモーションを完全に盗み二塁盗塁を決めれば、6月5日の阪神戦でも7−6の8回2死一塁で中村奨吾の打席、西純矢が1ボールから投じた2球目・133キロのスライダーの時に完全にモーションを盗み二塁盗塁を成功させた。

さらに、6月10日の広島戦でも1−1の3回1死一塁で藤岡裕大の1ストライクからの2球目の135キロカットボールでスタート切り、完璧に森下暢仁の投球モーションを盗み二塁盗塁成功。捕手の會澤翼が二塁へ送球できないほどの抜群のスタートだった。

今季、投球モーションを盗んで盗塁が多い理由について岡は「タイミングだったりですかね。ちょっとでもチャンスがあればいこうという気持ちではいます」とのこと。準備、ピッチャーとの駆け引きなどを大事にしていたが、そこにプラス何か取り入れた要素などあるのだろうか−。

「盗塁に関しては、以前と考え方は変わっていないですね」。

代打、代走、守備固め、スタメン出場と1人で何役もこなす岡は盗塁だけでなく、どの役割でも“準備”を大切にしている。「1番は準備じゃないですかね。打席だったり塁に立つ時には、思い切っていけるようにしっかり心も体も準備して、整理した状態でいけるようにはしていますね」。日頃の準備力の高さで到達した通算100盗塁。今日もチームの勝利に貢献するため、いい準備をしていく。

[岡大海の年度別盗塁数]
14年:1盗塁/1盗塁死(15試合)
15年:18盗塁/3盗塁死(101試合)
16年:9盗塁/1盗塁死(41試合)
17年:6盗塁/2盗塁死(60試合)
18年:12盗塁/2盗塁死(79試合)
19年:13盗塁/1盗塁死(95試合)
20年:7盗塁/3盗塁死(62試合)
21年:11盗塁/1盗塁死(110試合)
22年:12盗塁/0盗塁死(98試合)
23年:11盗塁/4盗塁死(63試合)

※18年は日本ハムとロッテの合計
※2023年7月24日現在

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角中勝也の劇的サヨナラ弾で鷹をスイープ!谷沢健一氏「いつもと違う角中のフォームでした」とメカニカル面に熱視線[BASEBALL KING]

◇プロ17年目で初となる逆転サヨナラ弾

ロッテが土俵際まで追い詰められながらも、代打の角中勝也がファンの待つライトスタンドにサヨナラ2ランを突き刺し、昨日に続く連夜の劇的勝利を演出した。

1点ビハインドで迎えた9回、ソフトバンクの抑えの切り札オスナから先頭のポランコがライト線へ二塁打でチャンスメイク。1死三塁からピッチャーゴロで3塁ランナーが飛び出し、2死一塁とチャンスの芽は潰えたかと思われたが、代打で登場した角中勝也が152キロ内角高め直球を一閃すると打球はライトスタンドに着弾。プロ17年目で初となる逆転サヨナラ2ランで一気に決着を付けた。

24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した谷沢健一氏は「自分でも信じられない、打った本人も信じられないほどの劇的なホームランですよ」と興奮気味にコメントすると「少しタイミングを(取るのに)足をちょっと上げて、軸足の方に移して体重移動をするような、いつもと違う角中のフォームでしたよね。だから意外とボールが伸びました」とメカニカル面を分析した。

同じく解説の笘篠賢治氏も「初球のスイングを見ると、開き直りではないんですけれども迷いなくしっかりと振れていたんですよね。ワンストライクからも甲斐(拓也)捕手は基本であるアウトローを要求していたんですよ。1番一発を打たれてはいけないところなので。それが中に入ってきたところを見事に一発で捉えたというのは、角中選手がすごいとしか言いようがないですよね」と大絶賛していた。

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今季からアウトの取り方にこだわるロッテ・西村天裕、サヨナラ劇を呼び込んだ8球[BASEBALL KING]

ロッテは0−1の9回にソフトバンクの守護神・オスナから角中が第5号逆転2ランを放ちサヨナラ勝ち。後半戦、最初のカードを3連勝で貯金を今季最多の「13」とし、敵地・PayPayドームでの開幕3連戦は3連敗を喫したが、後半戦の開幕カードとなった本拠地・ZOZOマリンスタジアムで3連勝とやり返した。

0−1の9回、オスナに対し、先頭の4番・ポランコが二塁打で出塁し、二塁走者に代走・小川を送る。続く山口の遊ゴロで三塁へ進んだが、岡の投ゴロでスタートを切った三塁走者・小川が三本間に挟まれ、三塁ベース上でタッチアウト。1死三塁から2死一塁となり、マウンドには昨季までロッテでプレーしていたオスナということを考えれば、ほぼ敗戦に等しい状況になった。ここで途中代走から出場していた和田というところで、ロッテベンチは角中を代打に送る。その角中が1ストライクからオスナが投じた2球目の152キロストレートをマリーンズファンの待つライトスタンドに放り込み、“サヨナラ”という形でベンチの期待に応えた。

劇的なサヨナラ勝ちで勝利を収めたロッテ。角中が表のヒーローならば、9回から登板し、1イニングをわずか8球に抑えた西村が裏のヒーローだろう。

西村は0−1の9回に登板すると、先頭の栗原を初球のストレートで二ゴロ、続く谷川原を2球目のスプリットで遊飛と、わずか3球で簡単に2アウトとした。三森に2ボール0ストライクとボールが先行したが、ここから3球連続で空振りを奪い空振り三振。1イニングを打者3人・わずか8球でサヨナラへの流れを作った。

3月にトレードで日本ハムから加入した西村は、入団会見で「去年までは三振にこだわりはありましたが、そこに執着しすぎるとカウントを苦しめることが多かったので、今はアウトの取り方にこだわっています」と今季から“アウトの取り方”にこだわっている。

アウトの取り方にこだわるようになったきっかけは、阪神・青柳晃洋が関係。

「阪神の青柳と自主トレを一緒にやっていて、三振狙いにいって力んでフルカウントになって自分で苦しくなるんだったら、簡単にアウトを1個ずつ取っていって簡単に終わった方がいい、中継ぎだったら何日も連続で(登板が)続く。“球数少なく終えられるといいよね”という話から始まって、球数できるだけ少なく、ここぞという場面で三振が取れればベストだなという感じですね」。

開幕から少ない球数で抑えていき、4月8日の取材で「球数少なかったり、最初は球数を費やせずにいい感じに抑えられていた。この間の登板(4月6日の日本ハム戦)はフルカウントまで行ってしまいましたけど、アウトになっている。いいかなと思います」と話せば、5月5日の取材では「15球くらいで終われているので、まだできているかなと思います」と振り返った。

7月1日の取材でも「(球数少なく)できている時はいいですし、昨日(6月30日の楽天戦)は多かったんですけど、自分の持ち味を出せているのかなと思うので、しっかり良いことを継続していきたいと思います」と話している。

7月に入ってから1イニング15球以上の登板が続いていたが、久しぶりに“少ない球数”で1イニングを投げ終えた。球数少なく、テンポよく3人で打ち取ったことがサヨナラ劇を呼び込んだと言えるだろう。非常に価値のある8球だった。

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