西武は2回に栗山の4号ソロで先行。1−1の5回にペイトンの遊ゴロの間に勝ち越し、6回はマキノンの2ラン、7回は岸のスクイズで加点した。与座は5回2/3を4安打1失点で今季初勝利。ロッテは好機で攻めきれなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | x | 5 |
ロッテは西武2連戦で2連敗を喫した。先発美馬が失投を捉えられて2被弾するなど、6回4失点で5敗目。前夜高橋に完封された打線は3得点したが、相手先発の与座からは5回の1点のみに終わった。
吉井理人監督は「先発に抑えられると苦しくなって、結局ちょっと足りなくて負ける。2、3打席回ってくる先発投手を攻略できるようにしていきたい」と話した。
ロッテのドラフト2位ルーキー、友杉篤輝内野手(22)が26日、島根県代表として夏の甲子園出場を決めた母校、立正大淞南を祝福した。
球団を通じて「甲子園大会出場おめでとうございます。僕達の時は県大会ベスト4でしたが、11年ぶりの優勝ということで本当に嬉しく思います。甲子園では悔いなく、全力でプレーしてください!皆さんの頑張りを僕も力に変えて、残りのシーズン戦っていきたいと思います!」とコメントした。
ロッテは8月9日オリックス戦(ZOZOマリン)に、フジテレビ系子ども番組に出演中のガチャピンとムックが来場すると26日、発表した。
同日はオフィシャルスポンサーである日野興業株式会社の冠協賛試合「災害用トイレ、備蓄してますか?トイレで貢献している日野興業ナイター」を開催。ガチャピン、ムックは球場外周でのステージイベントや試合中のイベント演出にも出演する。
ガチャピンとムックは、球団を通じて以下のようにコメントした。
「僕達が日本にやってきて50年、大きな災害がいくつもおきました。1人でも多くの子供達とその家族の、大切な命を守るために何かできないかと始めたのが“みんなの防災+ソナエ”の活動でした。防災の知識を分かりやすく、楽しく伝えるために、日野興業さんもいっしょに参加してもらっています。ぜひ会場で災害用トイレの体験をして、いつ来るか分からない災害のために“トイレのソナエ”をお願いします」。
ロッテのドラフト2位・友杉篤輝内野手(22)=天理大=が26日、母校の島根・立正大淞南高が、第105回全国高校野球選手権大会島根大会で優勝し、夏の甲子園大会出場が決まったことを祝福。球団を通じて「甲子園大会出場おめでとうございます。僕達のときは県大会ベスト4でしたが、11年ぶりの優勝ということで本当に嬉しく思います。甲子園では悔いなく、全力でプレーしてください。皆さんの頑張りを僕も力に変えて残りのシーズン戦っていきたいと思います」とコメントした。
この日の西武戦に「2番・遊撃」で先発出場したルーキーは、1回の第1打席に右前打を記録した。
ロッテは26日、8月9日のオリックス戦(ZOZOマリン、午後6時開始)に、千葉ロッテマリーンズのオフィシャルスポンサーである日野興業株式会社の冠協賛試合「災害用トイレ、備蓄してますか?トイレで貢献している日野興業ナイター」を開催し、フジテレビ系子供番組に出演中のガチャピンとムックが来場をすると発表した。当日は球場外周でのステージイベントや試合中のイベント演出にも出演する。
ガチャピンとムックは球団を通じ、「僕達が日本にやってきて50年、大きな災害がいくつもおきました。1人でも多くの子供達とその家族の、大切な命を守るために何かできないかと始めたのがみんなの防災+ソナエ≠フ活動でした。防災の知識を分かりやすく、楽しく伝えるために、日野興業さんもいっしょに参加してもらっています。ぜひ会場で災害用トイレの体験をして、いつ来るか分からない災害のためにトイレのソナエ≠お願いします」とコメントした。
ロッテ先発の美馬は6回6安打4失点で、攻撃陣にもあと1本が出ず、2連敗を喫した。
4回に栗山に先制ソロ、6回にはマキノンに2ランを被弾した右腕は「(佐々木)朗希が抜けてチームが苦しい状況で、何とか粘りたいと思ったけど…」と唇をかんだ。ただ、立ち上がりからストライク先行でフォークの落差もあり、復調への手応えはつかんだ。「良くはなってきている。状態も流れも、もう少しという感じ」と前を向いた。
ロッテは8月9日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム、午後6時試合開始)で、球団オフィシャルスポンサー日野興業株式会社の冠協賛試合「災害用トイレ、備蓄してますか?トイレで貢献している日野興業ナイター」を開催し、フジテレビ系子供番組に出演中のガチャピン・ムックが来場すると発表した。
ガチャピン・ムックは1973年放送開始の幼児教育番組「ひらけ!ポンキッキ」に登場以来、テレビやイベント、コマーシャル、動画配信など、様々な分野で活躍。今年4月2日に50周年を迎え、「〜過去、いま、未来と繋がる、会いに行く〜」をテーマに、日本全国の“おともだち”に会いに行く「みんなともだちキャラバン」を実施中。
当日は球場外周でのステージイベントや試合中のイベント演出にも出演する。
球団広報を通じて「僕達が日本にやってきて50年、大きな災害がいくつもおきました。1人でも多くの子供達とその家族の、大切な命を守るために何かできないかと始めたのが“みんなの防災プラスソナエ”の活動でした。防災の知識を分かりやすく、楽しく伝えるために、日野興業さんもいっしょに参加してもらっています。ぜひ会場で災害用トイレの体験をして、いつ来るか分からない災害のために“トイレのソナエ”をお願いします」とコメントを寄せている。
ロッテは26日、8月9日のオリックス戦(ZOZO)に、フジテレビ系の子供番組で人気のキャラクター「ガチャピン・ムック」が来場すると発表した。
同日の試合は、球団オフィシャルスポンサー・日野興業の冠協賛試合「災害用トイレ、備蓄してますか?トイレで貢献している日野興業ナイター」として開催される。ガチャピン・ムックは球場外周でのステージイベントや試合中のイベント演出にも出演する。
ロッテは後半戦初の2連敗を喫した。
先発の美馬は6回6安打4失点。2本塁打を浴び降板したが、吉井監督は「何球か失投があったけど、今日は良かったと思います」とねぎらった。打線は西武を上回る9安打を放って3点しか奪えず、「2、3打席回ってくる(相手の)先発を攻略できるようにしていきたい」と話した。
「与えられたところでちゃんと仕事ができるように準備するだけですね」。
ロッテの石川慎吾は、オールスターゲーム期間中のZOZOマリンスタジアムでの練習後の取材でこのように話してくれたが、まさに言葉通りの働きを見せている。
26日の西武戦では1−4の7回1死二、三塁の場面で代打で登場し、「いつも後ろに繋ぐだけ!バットに当てれば何かが起こる!その気持ちで打席に入ってます!」と、水上由伸が2ボール2ストライクから投じた6球目の132キロのスライダーをセンター前に適時打を放った。
石川は7月3日に小沼健太とのトレードでロッテに加入すると、翌4日の入団会見で「チャンスをいただいた。しっかりここで男として期待に応えたいという想い。何とか皆様の期待に応えられるように精一杯、頑張ります」と決意し、早速同日に1軍昇格を果たす。
巨人時代に本拠地にしていた東京ドームで行われた6日の西武戦、6−6の8回2死走者なしの場面で、茶谷健太の代打で登場し、移籍後初出場。石川慎吾の名前がコールされるとスタンドから大歓声が送られ、その期待に応えるようにセンター前に移籍後初安打を放った。
8日の日本ハム戦では、2−2の7回2死一、三塁の場面で、この日本塁打と適時打を放っていた角中勝也の代打で出場。宮西尚生が2ボール1ストライクから投じた4球目の142キロストレートをセンター前に弾き返す決勝の適時打。翌9日の日本ハム戦では『7番・右翼』で移籍後初スタメン出場し安打を放ち、『7番・左翼』で出場した15日の楽天戦では移籍後初のマルチ安打をマークした。
さらに16日の楽天戦では、5−7の9回2死走者なしから代打で出場し、守護神・松井裕樹の3ボール2ストライクからのアウトコースストレートを逆らわずにライト前に安打を放った。翌17日の楽天戦では移籍後初の猛打賞と、スタメン、代打に関わらずバットで抜群の存在感を放つ。
数字を見ても、ロッテ移籍後、ここまで打率は驚異の.522(23−12)、左投手の打率は.563(16−9)、代打での打率は.800(5−4)、2打点と打ちまくっている。得点圏打率も.600(5−3)と勝負強い。好調の要因について訊くと、「要因ですか…」と少し考えた後、「特にないですね」と話したが、移籍後初出場・初打席となった東京ドームでの西武戦で、安打が出たのは大きかったようだ。
マリーンズに加入してから1ヶ月も経っていないが、すでにスタメン、代打で欠かせない存在になりつつある。マリーンズの雰囲気について石川は、「僕がチームの雰囲気を語るほど、このチームに慣れていないのであれですけど、やりやすい環境でやらせてもらっているのは確かです」とのこと。ロッテは交流戦からチーム状態がやや下降気味だったが、7月は11勝6敗と大きく勝ち越す。その要因の1つに、石川が加わったことも間違いなく関係しているだろう。優勝争いが激化する後半戦、チームに勢いをもたらす、そしてチームの勝利に繋がる一打を1本でも多く放ち、そのバットでもっともっとマリーンズファンを熱くさせて欲しいところだ。
2023年のプロ野球は勝負の後半戦を迎えた。過去、シーズン終盤に順位の逆転が起こったケースは枚挙にいとまがない。今回は、2022年のオールスター前における順位と、同年の最終成績を比較する。
2022年のオールスターを迎えた時点でのパ・リーグの順位と最終順位を見ていく。
2022年のオールスター前時点のパ・リーグ順位表 | ||||||
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順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 差 |
1 | 福岡ソフトバンク | 87 | 46 | 40 | 1 | - |
2 | 埼玉西武 | 93 | 48 | 43 | 2 | 0.5 |
3 | 東北楽天 | 88 | 44 | 42 | 2 | 2.0 |
4 | 千葉ロッテ | 91 | 46 | 44 | 1 | 2.0 |
5 | オリックス | 85 | 48 | 47 | 0 | 2.5 |
6 | 北海道日本ハム | 92 | 37 | 55 | 0 | 12.0 |
2022年パ・リーグ最終順位 | ||||||
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順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 差 |
1 | オリックス | 143 | 76 | 65 | 2 | - |
2 | 福岡ソフトバンク | 143 | 76 | 65 | 2 | 0.0 |
3 | 埼玉西武 | 143 | 72 | 68 | 3 | 3.5 |
4 | 東北楽天 | 143 | 69 | 71 | 3 | 6.5 |
5 | 千葉ロッテ | 143 | 68 | 73 | 1 | 7.5 |
6 | 北海道日本ハム | 143 | 59 | 81 | 3 | 16.5 |
前半戦を終えた時点で、1位のソフトバンクから5位のオリックスまでの5チームが、2.5ゲーム差の間にひしめく大混戦となっていた。後半戦に入ってからはオリックスが大きく調子を上げていき、順位も5位から徐々に上昇。好調をキープしていたソフトバンクと西武が繰り広げていた首位争いに加わり、そこからは三つ巴の優勝争いが展開されていった。
前半戦を貯金1の5位で終えたチームが、最終的に貯金を11まで伸ばして奇跡の逆転優勝。シーズンを通してマジックを1度も点灯させることはなく、首位に立った日数はわずか3日。これらの数字にも苦戦を強いられた時期が長かったことが示されているが、後半戦での大逆転ぶりを端的に示すものにもなっているといえる。
前半戦が終わった段階で6つの勝ち越しを作って首位に立っていたソフトバンクは、後半戦でも5つの貯金を積み上げた。順位の面でもオリックス、西武との優勝争いから一歩抜け出し、9月15日にはマジックが点灯。マジック1となった状態でシーズン最後の2試合を迎え、どちらかの試合を引き分け以上で終えれば優勝が決まる状況だったが、142試合目の西武戦では延長11回にサヨナラ本塁打を浴び、優勝はお預けに。勝つか引き分けで優勝できたシーズン最終戦でも逆転負けを喫してしまい、目前まで迫った2年ぶりの優勝を逃してしまった。
続いて、2023年のオールスター前の順位表を見ていきたい。
2023年のオールスター前時点のパ・リーグ順位表 | ||||||
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順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 差 |
1 | オリックス | 83 | 49 | 32 | 2 | - |
2 | 千葉ロッテ | 78 | 42 | 32 | 4 | 3.5 |
3 | 福岡ソフトバンク | 82 | 43 | 37 | 2 | 5.5 |
4 | 東北楽天 | 83 | 39 | 43 | 1 | 10.5 |
5 | 埼玉西武 | 83 | 35 | 47 | 1 | 14.5 |
6 | 北海道日本ハム | 85 | 35 | 50 | 0 | 16.0 |
首位のソフトバンクから5位のオリックスまで、5チームが2.5ゲーム差という僅差で競り合っていた2022年に比べると、2023年はAクラスの3チームとBクラスの3チームの間に、少なからず差が生じるシーズンとなっている。
しかし、7月に入ってからは西武が8連敗、ソフトバンクが9連敗、日本ハムが10連敗と、大型連敗を喫するチームが多くなっている。その一方で、楽天が8連勝、ロッテが5連勝、そして同月に8連敗を喫した西武も前半戦の最後で6連勝と、連勝によって一気に星を戻したチームも少なくはない。
そして、2022年はオールスター前の時点で各チームが87〜95試合を消化していたのに対し、2023年に球宴前の時点で各チームが消化したのは78〜85試合。まだ60試合近くの試合が残っており、ここから大きな順位変動を見せるチームが出てきたとしても、決して不思議ではない。
過去の例を振り返ってみると、2016年には日本ハムが6月24日の時点で首位から11.5ゲーム差をつけられたものの、そこから大きく調子を上げていき、大逆転でリーグ優勝を勝ち取ったというケースも存在している。
故障者が続出する中でチーム一丸となって首位を走るオリックスが、このままリーグ3連覇を達成するのか。それとも、2位以下のチームが後半戦に入ってから大きく調子を上げ、王者に待ったをかけるのか。近年は最終盤まで熱い戦いが繰り広げられるパ・リーグのペナントレースの行く末に、今季もぜひ注目してみてはいかがだろうか。