わたしはかもめ2023年鴎の便り(8月)

便

8月2日

千葉ロッテ6−8北海道日本ハム(ZOZOマリン)

日本ハムが打ち勝った。5−5に追い付かれた直後の4回にマルティネスの2点二塁打と野村の犠飛で3点を勝ち越した。2番手のマーベルが3回途中から5回を投げ、3安打無失点で来日初白星。ロッテは3連敗となった。

123456789R
北海道日本ハム0143000008
千葉ロッテ0230000016

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[ロッテ]来日中のチェコ代表が会見、佐々木朗希と再会かなわず「欠かせないメンバー」回復願う[ニッカン]

3月のWBCに出場し、ロッテとの文化交流プログラムで来日しているチェコ代表のパベル・ハジム監督、マルティン・ムジーク内野手、ルカーシュ・エルコリ投手が2日、ZOZOマリンで会見を行った。

1日の日本ハム戦で始球式も行ったハジム監督は「根性」と書かれた日の丸鉢巻きを持参。「このような形でまた日本に戻れて本当に嬉しい」と喜んだ。

WBCでは外野手エスカラに死球を与えた佐々木朗が、後日宿舎にロッテのお菓子を届けたことでも話題になった。右腕は左脇腹肉離れのため抹消中で、今回の再来日で会うことはできなかった。代わりにチェコ代表の帽子と、チェコのオールスター戦に出場した選手たちのサインボールを贈ったという。エルコリは「早い回復とマリーンズの優勝を祈っています。佐々木選手は欠かせないメンバーなので」と思いやった。

会見前には、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)とも対面した。ムジークの頭には、栗山氏からお土産としてもらったジャパンの帽子が。WBC中には大谷翔平投手(29=エンゼルス)が、チェコ代表のキャップをかぶって米国に移動していた。ムジークは「世界的スターがリスペクトを示してくれた。あれは感動した」と振り返った。

WBC後、チェコ国内の野球への関心は非常に高くなったという。26年の次回大会は予選免除で本戦に出場できる。ハジム監督は「よりいいチームをつくって、また日本に来たい」と再会を願った。

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[ロッテ]新外国人ブロッソー来日初打点「同点となる打点挙げられた」直前の守備で失策から失点[ニッカン]

ロッテの新外国人、マイク・ブロッソー内野手(29=前ブルワーズ)が来日初打点を挙げた。

初出場だった前日から1つ打順を上げて「6番三塁」で先発。山口と中村奨の連打で2点を追い上げた3回、なおも無死満塁で日本ハム・マーベルの変化球を強打し、一時同点に追い付く左犠飛とした。

直前の守備では自身の失策が失点に絡んでいた。「守備でミスをしてしまったので、あの場面で同点となる打点を挙げられてよかったです。来日初打点については非常に嬉しく思います。もっと打点を挙げられるように頑張ります」とコメントした。

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[ロッテ]美馬学、お得意様日本ハム戦で通算1000Kなるか、大台まであと4/見どころ[ニッカン]

ロッテは美馬学が先発する。

美馬の日本ハム戦は通算12勝11敗。楽天時代は7勝10敗、防御率4.06と負け越していたが、ロッテ移籍後は5勝1敗、防御率2.77。苦手カードから得意カードに変わり、ロッテ移籍後に防御率2点台は日本ハム戦しかない。今季は1勝5敗の美馬だが、唯一の白星が7月8日日本ハム戦。得意になったこのカードで今季2勝目を挙げ、あと4個に迫った通算1000奪三振も達成できるか。

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ロッテ、投手陣が崩れ3連敗、吉井監督「美馬も悪かったけど、2番手投手の差で負けた」[サンスポ]

投手陣が崩れ、3連敗。首位オリックスとのゲーム差が今季最大の5に広がった。

先発の美馬学投手(36)が2回1/3を7安打5失点(自責点3)で降板。2番手を託された左腕の中村稔弥投手(27)は、5−5の4回にマルティネスに2点二塁打を浴びるなど、2回2/3を投げ、3失点して今季初黒星を喫した。

日本ハムは先発の上原が3回に、山口が放った打球が左手に直撃(記録は投手強襲の適時打)するアクシデントに見舞われて緊急降板する中、2人目のマーベルが5回無失点と好救援しており、吉井理人監督(58)は「今日の試合は美馬も悪かったけど、2番手投手の差で負けた。劣勢で出てくるロングリリーフは本当に大事。そこはしっかり投げられるようにしていきたい」と振り返った。

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ロッテ・美馬学、3回持たずKO「話せることは何も…」、あと4つの通算1000奪三振も届かず[サンスポ]

無念の降板となった。ロッテ・美馬学投手(36)が2回1/3を投げ、今季最多となる5失点(自責点3)でKO。先発として3回を投げきることができずにマウンドを降り、表情をゆがめた。

「話せることは何もありません」。

7月8日の日本ハム戦以来の2勝目(5敗)を目指したマウンド。1回は三者凡退に抑えたが、2回2死から野村に右越え二塁打、奈良間に右前適時打を浴びて先制を許した。その裏にチームが2点を奪って逆転に成功したが、1点リードの3回に再びつかまった。

1死一、三塁から3番・清宮に中前適時打、5番・マルティネスに中前への2点打を浴びるなど、この回だけで打者10人、5安打の猛攻を受けて4点を奪われて交代を告げられた。試合前の時点で通算1000奪三振まで残り4に迫っていたが、この日奪った三振は1つだけ。記録達成もかなわなかった。

昨季は7月後半から6連勝を飾った夏男=B夏場の戦いに向け、「とにかく少しでも長いイニングを投げたい。試合数も増えてきているので、何とか(リリーフ陣を)休ませてあげながら、いい状態で、と思っている」と中継ぎ陣を気遣っていたが、3回途中の降板。皮肉にも序盤から次々と救援陣をつぎ込む苦しい展開となった。

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ロッテ・美馬、今季最短2回1/3で5失点KO、首位オリックスと最大5差[スポニチ]

ロッテは先発の美馬が今季最短の2回1/3を7安打5失点でKOされる大誤算。1度追いつきながら、3回途中から救援した中村稔が4回に3点を失い3連敗を喫し、首位オリックスとは今季最大の5ゲーム差に広がった。

相手2番手マーベルを攻略できず、吉井監督は「美馬も悪かったけど、2番手投手の差で負けた」。痛い連敗となったが、6回には右足首手術から復帰した東條が今季初登板し3者凡退。指揮官は「良い時の東條だったので安心しました」と表情を緩めた。

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ロッテ・吉井監督、敗戦は「2番手投手の差」、日本ハム・マーベル攻略できず[スポニチ]

ロッテは先発の美馬が3回途中でKOされ、1度は追いつきながらも4回に中村稔が3失点。打線は日本ハムの2番手マーベルを攻略できず、6月27〜30日以来となる3連敗を喫した。

吉井監督は先発の美馬について「残念な登板だった。まだ映像は確認してないけど、どの球もコントロールミスしてる感じ。シュートを引っかけたり、ちょっと厳しいピッチングだった」とバッサリ。「今日の試合は美馬も悪かったけど、2番手ピッチャーの差で負けた感じ。ロングリリーフ、劣勢の中で出てくるピッチャーって本当に大事なんでね。そこはしっかり投げられるようにしていきたい」と課題を挙げた。

マーベルに関しては「元々日本の選手はハードシンカーに弱い所があって、この風であれだけ動くと攻略しづらい」と分析。その上で「やられっぱなしじゃダメなので、作戦考えて、バッティングコーチに考えてもらって次はやっつけたい」とリベンジを宣言した。

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ロッテ・東條、復帰登板で清宮、万波斬り「良いスタートが切れた」[スポニチ]

この日、出場選手登録されたばかりのロッテ・東條が5−8の6回に3番手として今季初登板。松本剛を131キロのスライダー、清宮を147キロの直球で連続三振、万波は1邪飛に仕留め、1回を完璧に抑えた。

この日、コンディションを考慮されて登録を抹消された沢村に代わって1軍昇格し、即登板で結果を出した右腕は「良いスタートが切れたとは思います」と表情を緩めた。昨季は自己最多の59試合に登板して、30ホールド、防御率2.08の好成績を残したが、10月に右足首関節の手術を受け、今季は2軍スタートとなっていた。すでにイースタン・リーグでは30試合に登板。「なかなか状態が上がらず、焦りもあったけど、ここ最近は上がってきてるっていうことがあったので、良いタイミングで(1軍)に呼んでもらえた」と東條。今後は昨年同様に勝ちパターンで起用される可能性もあるが、「ピッチャーとしてやれることは、バッターを抑えることだけなので、場面ではなく、目の前のバッターを抑えることに集中したい」と意気込みを語った。

試合には敗れたが、吉井監督は東條の復帰について「故障上がりなので、どんな感じかなと思ったけど、本当に良い時の東條だったので安心しました」と喜んだ。

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ロッテ・美馬が3回持たず5失点KO…、2回に田村が勝ち越し打&中村奨の好スライディングも一瞬[スポニチ]

ロッテの田村龍弘捕手(29)が2日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に「8番・捕手」で先発出場。1点を追う2回に勝ち越しの左前打を放った。しかし、続く3回に先発の美馬学投手(36)が5安打1四球で4を失い3回を投げ切ることなく降板。3点を追う苦しい展開となった。

先発の美馬が1点先制を許した直後だった。4番・山口が二失で出塁すると、中村奨が四球を選び無死一、二塁のチャンスに。続く新外国人ブロッソーのボテボテの投ゴロの間にそれぞれ進塁し1死二、三塁とすると、7番・安田が相手先発左腕・上原の外角スライダーを拾い上げ右犠飛で同点に追いついた。

2死二塁で打席に立った田村は4球目のフォークをうまく捉えて左前に運んだ。二走・中村奨が一気にホームに突入。左翼手・松本の好返球でタイミング的にはアウトだったが、タッチ後に捕手・伏見のグラブからボールがこぼれていることを確認しアウトからセーフのジェスチャーに。勝ち越しを決め、ベンチで吉井監督も手を叩いて田村の安打と中村奨の走塁を称えた。

しかし、美馬が3回に清宮、マルティネス、奈良間に適時打を許しわずか2回1/3を7安打5失点(自責3)で降板。2番手・中村稔がマウンドに上がった。

田村
「追い込まれていましたが、何とか粘ってタイムリーを打てて良かったです。守備頑張ります!」

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ロッテ・西野、3日の日本ハム戦に先発「気合を入れて頑張ります」[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手(32)が3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発することが発表された。日本ハムは北山亘基投手(24)が先発する。

今季、先発に再転向した西野は登板間隔を空けながらここまで11試合に先発し、チームトップタイの7勝(2敗)をマーク。防御率2.44と安定した投球を続けている。先月24日に出場選手登録を抹消され、今回は中11日でのマウンド。西野は「とにかくゲームをしっかり作って、チームの勝利に貢献したいと思います。気合を入れて頑張ります」とコメントした。

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[ロッテ]美馬学が今季最短の3回途中5失点KO、通算1000奪三振はお預け[報知]

ロッテの美馬学投手が日本ハム打線につかまり、今季最短の2回1/3を7安打5失点で降板した。

初回は3者凡退に打ち取ったが、2回2死から野村の右中間二塁打、奈良間の右前適時打で先制点を献上。チームはその裏に安田の犠飛、田村の適時打で逆転に成功したが1点リードの3回に1死一、三塁から清宮の適時打、なおも1死満塁からマルティネスに中前2点適時打などを浴びこのイニングだけで5安打を許し4失点。今季最多となる3回途中5失点(自責3)で降板となった。

美馬はこの日の試合前まで通算1000奪三振まであと4としていたが、奪った三振は1つだけだった。

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ロッテ・美馬学−日本ハム・上原健太…スタメン発表[報知]

[日本ハム]
1(二)加藤豪、2(左)松本剛、3(三)清宮、4(右)万波、5(一)マルティネス、6(指)野村、7(遊)奈良間、8(捕)伏見、9(中)五十幡、投=上原
[ロッテ]
1(中)岡、2(遊)友杉、3(指)石川慎、4(左)山口、5(二)中村奨、6(三)ブロッソー、7(一)安田、8(捕)田村、9(右)荻野、投=美馬

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ロッテ美馬、今季最短KO「話せることは何もありません」、あと4だった通算1000奪三振も届かず[デイリー]

ロッテ・美馬学投手(36)は5失点(自責点3)で、今季最短2回1/3でのKO。打線の援護で負け投手にはならなかったが、先発としての役割を果たすことができず、「話せることは何もありません」とコメントするしかなかった。

この日は史上155人目の通算1000奪三振まであと4として試合に臨んだが、奪った三振は1個で大台に届かなかった。

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「朗希のグローブは宝物」元ロッテのマーティンが語る名手達との秘話、広瀬アリスさんへの感謝も[CoCoKARA]

レンジャーズ、マリナーズなどMLBで活躍し、2019年途中から2022年まで千葉ロッテマリーンズで活躍したレオネス・マーティン。NPBでは通算340試合に出場し、打率.220、75本塁打、204打点の成績を残した。強肩強打の外野手としてチームに貢献した助っ人は、令和の怪物・佐々木朗希との秘話や、レジェンド・イチローへの敬慕の念を語ってくれた。

マーティンはメジャー通算9年で58本塁、126盗塁を記録したバリバリのメジャーリーガーとして来日。そんなマーティンがNPBで印象に残った選手を挙げてくれた。

「バッターは柳田悠岐、村上宗隆。ピッチャーは山本由伸、佐々木朗希が印象的でした。村上はリーグが違えど、そのポテンシャルはすごいと感じました。ギータは日本人であのパワーはなかなかいないです。彼が打席に立つだけでも怖さがありました。打者としても素晴らしいですし、性格もいいので、仲良くすることができました。大好きな選手ですね。山本、佐々木はピッチャーとして素晴らしい投球をしていました」。

マーティンは佐々木のことを「ブラザー」と呼ぶほど仲が良く、特に2人のイチャつきぶりは話題に。2022年に放送された「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022」では、ベンチに座っていたマーティンの膝の上に佐々木が腰かけ、マーティンがバックハグをする様子が2022年珍プレー好プレー大賞に選ばれた。佐々木との思い出を聞くと、佐々木からもらったというグローブを手に笑顔でこう振り返った。

「朗希はいつも僕のバットを勝手に使っていたので、代わりにグローブちょうだいって言ったら、くれました。彼からもらったグローブは一生の宝物です。朗希は一言でまとめると、本当にいい子でした。素晴らしいピッチャーですし、彼からからたくさん学ぶこともできました」。

2022年4月10日のオリックス・バファローズ戦では、佐々木が28年ぶり、史上16人目の完全試合を達成した。この試合にマーティンは5番ライトでスタメン出場していた。

「自分の野球人生で初めて完全試合の場面にいました。そういう経験をすることができて、本当に光栄なことでした。最近もよく連絡をとっていて、彼から英語でメッセージが来ますし、英語でのやり取りは彼の勉強にもなると思います。将来的にメジャーに挑戦してくれることが楽しみですし、もちろんメジャーでも活躍できると思っています」。

マーティンはメジャーリーグのレンジャーズ時代に完全試合まであと1人という試合を経験している。その時マウンドにいたのは、当時チームメイトだったダルビッシュ有。バッターボックスにはヒューストン・アストロズで、現在オリックスに所属するマーウィン・ゴンザレス。9回2アウトから安打を放ち、ダルビッシュの完全試合を阻止した。

「あの時は本当に悔しかったですね。ダルビッシュとはすごく仲良く過ごすことができました。ピッチャーとバッターで違うので、技術的なことは詳しく分からないけれど、チームメイトとして素晴らしい人でした」。

マーティンは日本人メジャーリーガーと縁がある。2022年オフにロッテを退団したマーティンは2023年にマリナーズとマイナー契約を結び、招待選手として春季キャンプに参加した。その際、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして指導に当たったのが、日米野球界のレジェンド、イチローだ。

「自分がメジャーデビューした時に、イチローさんは向こうですでにレジェンドでした。自分としては早めに球場に行って、イチローさんのバッティング練習を見たり、彼から学ぶことができました。彼は常に見本として、選手としても人間としても素晴らしく、みんなのケアもしてくれました。憧れの選手でしたし、今回のオフでも会う機会があって、一緒に写真を撮ったり話したりすることができて良かったです。本当に感謝したいと思っています。イチローさんにはいつか監督をやって欲しいですね」。

最後に、感謝したい人がもう1人いる。女優の広瀬アリスさんだ。激似と話題となり、広瀬さん本人も公認し、SNSを相互フォローする間柄だ。

「彼女のおかげで、自分のことがより有名になりました。彼女のためにビデオメッセージを送ったこともありますし、当時の通訳さんを介してTwitterとかで連絡を取り合ったりもしていたので、素晴らしい人だと思っています。家族を連れて試合を見にきたら?と何度か試合に招待したこともありましたけど、彼女も多忙で会うことはできませんでした。それでも、ロッテファンにも楽しんでもらえたし、野球ファン以外にも知ってもらうきっかけになったので、本当に感謝ですね」。

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ロッテ・西野勇士「今まで通りゲームを作ることだけ」勝負の夏場も変わらぬ投球を![BASEBALL KING]

「名前負けせずゾーンで勝負できているし、それもある程度自分の中で強い真っ直ぐを投げられている。しっかりやりたいことはやれているのかなと思いますね」。

ロッテの西野勇士は先発再転向となった今季、自身が理想とする"ストライク先行"、"テンポよく投げる"、"試合を作る"という部分が開幕から継続してできている。

連打をされても四球が少ないため、最少失点に抑えられているのも大きい。「四球出さないことは本当に意識していて、四球は流れとか雰囲気とか悪くなるって僕は感じる。特に失点が重なるときは四球が絡んだりとか、そういうのって野球見ていて思うじゃないですか。四球はとにかく出さないという意識でやっているつもりです」。今季70イニングを投げて、与四球はわずかに11。前回7勝目を手にした7月22日のソフトバンク戦でも6回・86球をなげ与四球は0だった。

◇西野の投球を支えるシュート

今季から投げているシュートで内野ゴロに打ち取れているのも最少失点、少ない球数に抑えられている要因だ。「実際この前もゲッツー取れましたけど、シュートがあることですごいバッターを悩ませられている。絞らせていない感じが僕の感じ方では感じていてて、バッターと勝負するにあたってやりやすい球種になっていると思います」。

打者がストレートかなと思ってシュートだったり、その逆であったり、駆け引きもあったりするのだろうか−。

「シュート、ツーシーム回転、フォークもツーシーム回転でいくので、フォークとのギャップもあるし、真っ直ぐとのギャップもあるし、イメージはフォーク、真っ直ぐというところがあると思うので、そこをうまく間に入ってくれている感じがします」。

ただ、開幕から早いカウントで投げることの多かった90キロ台のカーブが、6月25日の日本ハム戦以降、少なくなっているようにも見える。

「投げられる時には投げようかなという感じですね。元々これで抑えようと思っている球種ではないので、投げられるタイミングを見つけたら投げようかなくらいに思っているだけですね」。

◇シーズン最後まで安定した投球を!

トミー・ジョン手術からした昨季はリリーフで37試合に登板して、防御率1.73という成績を残せば、先発に転校した今季もここまで11試合・70回を投げ、7勝2敗、防御率2.44、先発投手の指標のひとつにあたるクオリティスタート(6回以上3自責点)も8試合で達成。佐々木朗希が故障で離脱し、先発陣の台所事情が苦しい中で、西野はシーズン最後まで安定した投球を披露して欲しいところ。

西野本人は「とにかく継続だと思います」と一言。「自分がこのチームを引っ張っていっている感覚はないですし、しっかり連敗がないとか、勝っている試合をいい状態で次の試合で持っていくだとか、間を取り持つような。とにかくそれをするためには試合を壊さないことが1番だと思う。パカーンとやられると、チームとしての雰囲気、リズムとか変わると思うので、とにかくいつも通り、今まで通りゲームを作ることだけを本当に集中してやっていけたらいいなと思います」。

チームは3連敗で首位・オリックスと今季最大の5ゲーム差に広げられてしまい、苦しい状況。18時から行われる日本ハム戦で、持ち前の投球でチームに勝利をもたらしたい。

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