楽天が接戦を制した。1回に小郷の適時打で先制し、5回に阿部の適時打で加点。則本が制球良く8回4安打1失点で6勝目を挙げた。9回は松井裕が締めて25セーブ目。ロッテは小島が好投したが、打線が援護できなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東北楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
ロッテ小島和哉投手が今季最多123球を投げて7回5安打2失点の粘投も、打線の援護なく4敗目を喫した。
5月24日の西武戦で5勝目を挙げた後、8試合白星なし。「初回にバタついて内容的には苦しかったが自分の仕事は出来たかなと思う。気持ちでしっかり投げるんだというファイトスタイルを最後まで出来るようにすることが今は大事」。試合途中から直球を主体に替え、7回にも浅村ら主軸を3者凡退に抑えるなど意地は見せた。
ロッテの中村奨吾内野手(30)が6日、体調不良のためベンチ外となり欠場する。
中村奨は二塁もしくは指名打者で今季の全91試合に先発出場し、打率2割2分2厘、8本塁打、33打点。先発を外れるのは、新型コロナウイルス感染症で陽性となった昨季4月9日オリックス戦以来で、222試合ぶりとなった。
来日後は三塁を守っていた新外国人マイク・ブロッソー内野手(29)が初の二塁手起用となった。
ロッテは先発の小島は7回123球を投げ5安打2失点と好投も、打線の援護に恵まれず4敗目を喫した。
初回、打ち取った当たりが二塁内野安打となり、1死二塁から小郷に右前適時打で先制されると、5回2死二塁から阿部に左前適時打を浴びた。
「苦しい内容だったけど、気持ちを切らさず、自分の仕事はできたかなと思う」と小島。チームも2カード連続の負け越しで首位オリックスと5ゲーム差に広がった。
ロッテは先発の小島が今季最多の123球を投げて7回5安打2失点と好投したが、打線の援護なく4敗目を喫した。チームは2連敗、2カード連続の負け越しで首位オリックスとは5ゲーム差に開いた。
吉井監督と試合後の一問一答は以下の通り。
今季チームで全試合に出場していたロッテの中村奨が体調不良のため、ベンチ入りメンバーを外れた。
中村奨は21年から4年連続全試合出場を果たしている不動の二塁手。昨年4月に新型コロナ陽性と判定されて欠場した期間があったが、4月10日のオリックス戦から前日の楽天戦まで222試合連続出場を続けていた。
この日の試合には中村奨に代わって二塁には新外国人のブロッソーが入った。出場選手登録は抹消せず、しばらく様子をみて判断するとしている。
中村奨は今季ここまで全91試合に出場し8本塁打、33打点、打率2割2分2厘。スタメンを外れるのはコロナ陽性となった昨季4月9日以来で、4月10日から222試合連続出場中だった。
この日は新外国人・ブロッソーが初の二塁手起用となった。
ロッテは5安打1得点に終わり、先発・小島を見殺しにした。
左腕は7回5安打2失点。初回は先制点を許した後、2死満塁をしのいだ。その後は立ち直って123球の力投を見せたが、援護がなく4敗目を喫した。「気持ちを切らさずに自分の仕事ができた」。チームは2カード連続の負け越しで首位・オリックスと5差に広がった。
ロッテは投打がかみ合わず、2カード連続の負け越しとなった。
先発・小島は初回、村林の二塁への内野安打を許すと、1死二塁から小郷に右前適時打を浴び先制点を献上。その後、2死二塁から、四死球で満塁としたが、フランコを三邪飛とし、最少失点とした。
ここから調子を取り戻し4回まで無失点。だが5回、先頭・小深田に中前打。2死二塁で阿部には左前適時打とし、2点目を与えた。6回は、得点圏に走者を置くも最後は三ゴロに締めた。7回5安打2失点の力投だった。
打線は5回まで2安打と沈黙。0−2の6回には、和田が二塁への内野安打で出塁し、続く荻野が左翼線への適時二塁打で1点を返した。なおも無死二塁からは友杉の投犠打で1死三塁と好機を拡大したが、後続が凡退。キャプテンが体調不良のため不在となったチームはわずか5安打1得点に沈み込んだ。
ロッテの中村奨吾内野手が、体調不良のため、ベンチを外れた。昨年4月に新型コロナウイルスに感染し、復帰した4月10日・オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)以来、222試合連続出場していたが途切れた。中村奨が抜けた二塁には、新助っ人のブロッソーが入り、「7番・二塁」で出場する。
スタメンは以下の通り。
「ちょっとまだ状態がなかなか上がってこないですね。これが今の実力です」。
8月3日の日本ハム戦の試合前練習後の取材で、現在の状態についてこのように話していたロッテの荻野貴司だが、5日の楽天戦から2試合連続で安打と適時打を放っている。
状態を上げるために、「ちょっと体が突っ込んでバットが出てきていないところがあるので、そこを調整しながらやっています」と工夫を凝らす。バットも変わったように見えたが、「練習では違うバットを使っていますけど、試合はいつものバットです」とのこと。
5日の楽天戦では、1−1の2回1死三塁の第1打席、辛島航が1ストライクから投じた2球目のインコース高めのストレートをくるっと回転してレフト前に適時打。荻野らしい安打だった。
昨季は開幕に出遅れたが、5月27日に1軍昇格すると、89試合に出場して、規定打席に届かなかったものの打率は.310、5本塁打、27打点、15盗塁、得点圏打率は.340とチャンスメーカーでありながら、ポイントゲッターとしても勝負強さを発揮した。
吉井理人監督が就任した今季、開幕からトップバッターとして打線を牽引。しかし、4月6日の日本ハム戦、2−0の6回1死一塁からレフトオーバーの当たりを放つも、一塁ベースを回ったところで右太ももを触るそぶりを見せ、二塁到達後に角中勝也に代走が送られた。球団は翌7日に、千葉県内の病院で『右大腿二頭筋肉離れ』と診断されたことを発表。
レギュラーの一角として、シーズン通しての活躍が期待された中で、チームにとっても荻野にとっても痛い離脱になった。荻野が故障で離脱している間、若手選手達が1軍で居場所を掴もうと必死にアピールした。荻野の離脱で代わって昇格した平沢大河が4月8日の楽天戦で1点を追う8回に決勝2ランを放てば、現在1軍登録抹消中の藤原恭大も春先は一時リーグトップの打率、安打数をマーク。昨季までは代走での出場がメインだった和田康士朗も5月2日に今季初昇格を果たすと、スタメン出場した5月3日と4日の楽天戦で安打を放った。
荻野はリハビリの期間中、若手選手達が躍動していたことについて「刺激になっていました」と振り返る。荻野自身は復帰してから若手選手達を引っ張っていくぞという考えを持っていたのだろうか−。「いやいや、そんな引っ張れるタイプでもないので、若手にしっかりついてやっていきたいと思います」。
7月13日のヤクルト2軍戦で実戦復帰を果たすと、いきなり2安打。16日の西武2軍戦では宮川哲の初球インコース高めのストレートをくるっと回ってレフト線に安打を放つと、左利きのレフト・ペイトンが反転している間に二塁を陥れる好走塁。打って、走って、荻野らしさが光った。
オールスター明けの7月25日に1軍復帰し、復帰後は10試合に出場して、打率.179(39−7)、5打点と本来の姿とは言えない。チームは、首位・オリックスと5ゲーム差の2位。少しゲーム差を放されてしまったが、まだまだリーグ優勝が狙える位置につけている。「やれることをしっかりやって自分の役割を果たせればいいかなと思います」。勝負の8月、9月、攻走守でチームに勢いをもたらす活躍を期待したい。