わたしはかもめ2023年鴎の便り(8月)

便

8月13日

千葉ロッテ3−2埼玉西武(ZOZOマリン)

ロッテは2回に安田の適時打で先制し、3回に暴投、4回に荻野の適時三塁打で加点した。小島はピンチで粘り、6回5安打無失点で5月24日以来の6勝目。西武は4回1死満塁で無得点に終わるなど、好機を生かし切れなかった。

123456789R
埼玉西武0000000112
千葉ロッテ01110000x3

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[ロッテ]小島和哉2人の恩人に捧ぐ白星、急逝三浦貴さんに「まだまだって言われてる気がする」[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(27)が6回無失点の好投を見せ、5月24日の西武戦以来となる6勝目を挙げた。8試合連続未勝利だったため、81日ぶりにつかんだ白星。小島にとっては結果で喜んで欲しい2人の恩人がいた。

試合後、小島が「3、4試合前くらいに1回、監督室に行って話した時に」と口を開いた。1人は開幕投手に抜てきし、期待を寄せてくれている吉井理人監督(58)だ。「色々申し訳ない気持ちが強かったので、話す機会をくださったので、僕から行った」。7月中旬、ZOZOマリンの監督室で1対1で対話したことを明かした。

「『初回からどんどん飛ばしていって、体力尽きたら代えるから。気にせずどんどん行け』と話をしていただいた。初心にかえってじゃないですけれど、1回1回、1人1人の積み重ねだと思うので」。

それまでは5失点、6失点の連続だった。だが、吉井監督の言葉を受け、失点も少なくなった。前回登板の6日楽天戦では7回2失点でも負け投手に。それでも「1回、1日」を積み重ねる気持ちでつかんだ、この日の1勝だった。

投げても勝てず。吉井監督は今季だけでなく、将来的にもロッテを背負う期待の大きさから佐々木朗希投手、種市篤暉投手を含めた3人の評価は、ひときわ厳しい。直接ではなく、報道を通じて伝わる声が、発奮材料の1つでもあった。

「ずっと良くなくて、ここ2、3試合は投げ終わった後のコメントもいつもと違うので。僕はあんまり、何か…。何かちょっと気を使われているなって。監督に。僕自身も全く満足していないので、もっともっと高い目標を持って頑張りたいなと思います」。

この日、初回先頭から2者連続空振り三振でスタートした。だが、4回は1死満塁。5回は無死一、二塁のピンチを背負った。いずれも後続を三振などで封じてゼロを並べた。だが、5回を終えて、99球。自身が課題としていたのは、得点圏に走者を置いた時の右打者への対峙だ。前日12日に本塁打を放っている長距離砲の中村に対し、4回には全球変化球で空振り三振。6回にも内角スライダーで2打席連続三振に斬った。

「結果的に抑えられて良かったと思います。同じ失敗をずっと繰り返してきたので、いつもとは違うようには攻められたかなと。久しぶりに勝てたので、ちょっとホッとはしてもすけれど…。でも6回で代わっているようでは話にならないと思うので、反省するところはしっかり反省していきたい」。

小島が不甲斐なかった中で、先月末に佐々木朗希投手が左脇腹肉離れにより離脱した。種市は好投を続け、オールスターに初選出され、今月11日のオリックス戦ではプロ初の「中5日」で起用され、結果を出した。

「ずっと悪かったので、その間、種市が良い投球をして、僕的には嬉しい半面、悔しい部分もすごいありますし、中5日で投げているのとかも見て、歯がゆい気持ちがあるのは正直なところですけれど、朗希とか種(種市)とか、若い選手はチームを押し上げていかないといけないとい思っているので、僕もしっかり先発の中心になれるように。まだ、(吉井監督に)期待とかは全くされていないから代えられるとかもあると思うので、何も言わず次の回(この日であれば7回)も投げられるような期待を勝ち取れるように、頑張っていきたいと思っています」。

一方、吉井監督は、この日の投球内容も厳しい評価を並べた。「いやあ、ボール先行でもっとスイスイ投げなきゃいけない。6回まで頑張ってくれましたけれど、まだまだ」。チーム全体の課題を問われても、矛先は小島に向かった。「四球は出ちゃうのしょうがないんですけど。そこをストライク先行していったら、改善できると思うので。今日の小島なんて典型的です。5回で100球近くいくっていうのは、ノックアウトも一緒なので。あんなことしてたら、ローテーションを任せられないです。今日も攻めているつもりだったと思うんですけど、見ているとそうは見えないですよね。厳しすぎる?」。さらに助言も忘れないのが吉井流だ。「勝ちたいという気持ちが強すぎて、良いところを狙い過ぎている感じがするので。良いボールを投げていると思うので、大胆に攻めていって欲しいなと。走者が出たらああいう風になるのはしょうがないんですけど。走者がいない状態からピンチのような感じで投げているので。ちょっと悲壮感漂っているので。もっと張り切って投げて欲しいなと思います」。表情は緩やかだった。

もう1人。この白星を捧げたい人がいた。浦和学院(埼玉)2年時からコーチとして指導を受け、7月24日に直腸がんのため45歳で亡くなった三浦貴さんだ。同30日の告別式当日は福岡でソフトバンク戦があったため参列出来ず、生花を供えた。30日に試合後も「本当は今日勝って、喜んでほしかった」と悔しい表情もみせていた。

「三浦さんの最初の担任が僕らの代だった。僕がセンバツで優勝した時に『まだ上には上がいるぞ。プロの世界は本当に厳しい』という話をしてくださって、常に上を目指してやっていく姿というか、僕のモチベーションを高くいつも持ち上げてくれた。すごく感謝しているし、すごく残念。タイミングが良ければお通夜とか行きたかったが、ちょうど福岡に行っているタイミングだったので行けなかった。『まだまだだぞ』って言われている気がするので、しっかり結果で喜んでもらえるように頑張りたい」。

吉井監督と浦和学院の三浦コーチ。2人の師に、さらなる飛躍を誓う貴重な白星となった。

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[ロッテ]沢村拓一「可逆性脳血管攣縮症候群」診断後初投稿で笑顔「今は治療に豪速球で!」の声[ニッカン]

ロッテの沢村拓一投手(35)が13日、「可逆性脳血管攣縮症候群」と診断を受けてから初めて、自身のインスタグラムを更新した。

「Back to Work.」と言葉を記し、笑顔のTシャツ短パン姿で歩いている姿を投稿した。

フォロワーなどからは「野球は逃げないですから。今は治療に豪速球で!」「皆さん気長に待っています!あなたがメジャーからロッテに帰ってきた時のように」「沢村選手の堂々と生き生きした姿をみると元気が出ます。またマウンドに立つ沢村選手を楽しみにしています」などのコメントが寄せられている。

沢村は7月下旬から頭痛の症状を感じ、8月2日に出場選手登録を抹消された。都内の病院に検査入院後、7日に退院。ロッテからは10日に「可逆性脳血管攣縮症候群」と診断されことが発表。8月末まで高強度の運動が禁止されており、現在はジョギングやキャッチボールなど軽めの運動を再開。その後に問題がなければ通常練習を再開する予定だ。

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[ロッテ]8戦連続未勝利の小島和哉が6勝目「僕もしっかり中心になれるように」6回無失点好投[ニッカン]

8試合連続未勝利だったロッテ小島和哉投手が6回無失点の好投で、5月24日西武戦以来となる6勝目を挙げた。

4回1死満塁のピンチでは、中村に全球変化球で空振り三振を奪うなど、課題だった走者を置いての右打者への投球には手応えを得た。だが「6回で代わっているようじゃ話にならない」と球数を含めた投球内容は反省。佐々木朗が離脱する中、「種市とかと若い選手が押し上げていかないといけない。僕もしっかり中心になれるように」と気持ちを込めた。

吉井監督(4カードぶりの勝ち越しに)
「向こうはブルペンデーだったので、イニングで投手が代わって難しかったと思うけれど、点を取ってくれて良かった。(小島の投球には)5回で100球近くいくっていうのはノックアウトと一緒。」
安田(自身のサヨナラ打で発進したブラックサマーウイークの最終戦で、2回1死二塁から先制の中前適時打)
「良い時も悪い時もあった1ヶ月だったが、このユニホームを着て最後勝てたので、この勢いで来週からまた頑張っていきたい。」

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[ロッテ]安田尚憲が先制の中前適時打「思いっきり振り抜きました」4回にも適時三塁打で追加点[ニッカン]

ロッテ安田尚憲内野手(24)が2回1死二塁のチャンスに西武先発の青山から中前適時打で先制し、「積極的に振りにいきました」。

2−0で迎えた4回2死二塁には、荻野も右中間を破る適時三塁打を放ち「外野の守備位置が前に来ていたのがわかったので、思いっ切り振り抜きました。追加点がほしかったところで打てて良かったです」と続いた。先発小島は6回106球を投げ、5安打8奪三振無失点の好投を見せた。

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ロッテ・小島和哉「久しぶりに勝てたのでほっとしています」、5月24日以来の6勝目に安堵の表情[サンスポ]

壁をぶち破った。ロッテ・小島和哉投手(27)が6回5安打無失点で6勝目。5月24日の西武戦以来、自身9登板ぶりに白星をつかみ、安堵の表情を浮かべた。

「久しぶりに勝てたのでほっとしています」。2−0の4回に1死満塁で通算465本塁打の中村と対戦。「得点圏(に走者がいる際)の右打者はずっと失敗していた」と苦手意識がある中、迷わず攻めた。追い込んでから膝元に食い込むカットボールで空振り三振。勢いに乗ると、8奪三振の好投でスコアボードに0を並べた。

勝ち星が遠ざかる中、開幕投手を務めた左腕は「申し訳ない気持ちが強かった」と監督室の扉をたたいた。吉井監督と2人で話す時間をつくってもらい「初回からどんどん飛ばしていって、体力が尽きたら代えるから。気にせずどんどんいけ」と背中を押された。初心に返り一球入魂≠徹底。結果につなげた。

埼玉・浦和学院高時代の2013年に2年生エースとして選抜大会を制覇。同校で指導を受けていた三浦貴さんが7月に死去してから初の勝利となった。「選抜で優勝したとき、『上には上がいるぞ。プロの世界は本当に厳しいぞ』と話してくださった。『まだまだだぞ』と言われている気がする。結果で喜んでもらえるように頑張りたい」と飛躍を誓った。

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ロッテ・小島和哉が5月24日以来の6勝目、再三のピンチも気迫の投球で6回5安打無失点[サンスポ]

しとしとと降り続ける雨にも、集中力を切らすことなく、淡々と左腕を振った。ロッテ・小島和哉投手(27)が6回5安打無失点、8奪三振。力強い投球で久々の6勝目(4敗)をつかんだ。

「4回、5回のピンチの場面で相手に流れを渡さないで、ゼロに抑えられたところが良かったところかなと思います」。

走者を背負っても動じない。多彩な変化球を駆使して、西武打線に的を絞らせなかった。最初のピンチは4回だ。源田、ペイトンの連打と四球で1死満塁とされ、ベテランの中村と対戦。内、外角の低めに丁寧に制球し、投げた全5球のうち1度も直球を使わずに空振り三振に斬った。続く平沼は一ゴロに抑えた。

5回には無死一、二塁のピンチを招いたが、早大の後輩にあたる1番の蛭間はスライダー、続く源田は内角直球で2者連続三振。最後はペイトンを中飛で打ち取り、自らを鼓舞するように「しゃあ」と雄叫びを挙げ、何度も左拳を握った。

昨季は24試合に登板し、防御率3.14と好投を続けたが、3勝11敗。勝ち星に恵まれず、自宅の清掃などゲン担ぎを行っていたが、今年はやらなくなった。試合前時点で5月24日の西武戦を最後に8試合連続で白星がついていない中、自らの投球と向き合い、本来の調子を取り戻した。

「球数(106球)を多くしてしまって、7回までいけなかったので、そこは悔しい」。小島は反省も忘れなかった。佐々木朗が離脱する中、ファンが待ち望んだ小島の復活星。チームは貯金を2桁「10」に戻した。

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ロッテ・小島、6回零封6勝目も106球反省「ゼロで行けたのは良かったけど球数が多かった」[スポニチ]

ロッテの小島が6回無失点で5月24日西武戦以来となる6勝目を挙げた。「ゼロで行けたのは良かったけど、球数が多かった」。2ヶ月半ぶりに手にした勝利の喜びよりも、106球を費やした反省が上回った。

先月末には、母校・浦和学院で指導を受けた三浦貴氏(享年45)が急逝。当時を振り返り「僕の気持ちを常に持ち上げてくれた」と感謝した。

1点差を制したチームは2連勝。4カードぶりの勝ち越しに導いた。

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ロッテ・小島、2ヶ月半ぶりの6勝目、亡き先輩の言葉に感謝[スポニチ]

ロッテ・小島和哉投手(27)が6回5安打無失点で、5月24日西武戦以来の6勝目を挙げた。だが心の底から喜べなかった。106球での交代に「苦しい場面を乗り切ってゼロで行けたのは良かったけど…。球数が多くて7回までいけないのは」と反省の弁を並べた。

満足できない理由は明白だ。首脳陣は今季開幕前、小島、種市、佐々木朗が先発3本柱になれれば期待していた。ただ佐々木朗が左脇腹肉離れで離脱以降、自身最多の9勝をマークした種市とは対照的に、左腕は2ヶ月半白星から遠ざかった。

「種さんが勝って、嬉しい半面、歯がゆい気持ちは正直あった」。

約3週間前、意を決してZOZOマリンの監督室のドアをノック。吉井監督から「体力が尽きたら代えるから初回から飛ばせ」と助言されたという。「初心に帰るじゃないけど、結局は1人1人の積み重ね」。少し気が楽になった。

母校、浦和学院の先輩、三浦貴氏(享年45)が先月末に急逝。2年生だった13年の選抜で優勝投手になっても「まだまだ上がいる。プロの世界は厳しいぞと、僕の気持ちを常に持ち上げてくれたので感謝しています」とハッパをかけてもらった。今も変わらぬ感謝を胸に、チームを4カードぶりの勝ち越しに導いた。

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ロッテ最年長の荻野、4回に俊足飛ばしスタンディング三塁打、前日のサヨナラ犠飛に続き[スポニチ]

チーム最年長37歳の荻野貴司外野手が連日の奮闘ぶりだ。2−0とリードした4回2死二塁から右中間へ。打球が転々と弾む間に俊足を飛ばして悠々と三塁に到達した。

「外野の守備位置が前に来ていたのが分かっていたので、思いきり振り抜けました。追加点が欲しい場面で打てて良かった」。三塁ベース上ではスタンドの声援に手を挙げて応えた。

12日は同点に追いつきなお9回1死二、三塁からサヨナラ中犠飛。やや浅めの当たりながら三塁走者・岡が西武・古市と激突しながらホームインし、ヒーローとなった。まさに連日の活躍だった。

5月24日の西武戦以来、8試合白星から遠ざかっている小島和哉投手(27)も序盤から飛ばした。

4回1死満塁のピンチは中村を空振り三振に。カウント2−2からヒザ元に切れ込むカットボールでバットの空を切らせた。5回無死一、二塁もドラフト1位ルーキー・蛭間、源田を連続三振に仕留めるなど6回5安打無失点で2番手以降に後を託した。

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[ロッテ]4カードぶり勝ち越し、吉井理人監督は6回無失点の小島和哉に「まだまだ」と辛口コメント[報知]

ロッテは先発の小島和哉投手が6回無失点と好投。打線が前半で3点のリードを奪うと、最後は守護神の益田直也投手が1点差に迫られながら逃げ切り勝ち。4カードぶりの勝ち越しを決めた。

試合後、吉井理人監督は、5月24日以来の6勝目をあげた小島について「ボール先行で、もっとすいすい投げなきゃいけない。6回まで頑張ってくれましたけど、まだまだですね」と辛口のコメント。左のエース格として期待しているだけに「5回で100球近くいくのはKOと一緒。勝ちたいという気持ちが強すぎて、いいところを狙い過ぎている感じがする。もっと大胆に攻めていって欲しい。走者がいない状態からピンチのような感じで投げている」と、よりハイレベルな内容を求めていた。

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可逆性脳血管攣縮症候群と診断のロッテ・沢村拓一、笑顔で「Back to Work」、ファン「待ってます」「嬉しいです」[報知]

「可逆性脳血管攣縮症候群」のため、8月末まで高強度の運動が禁止されているロッテの沢村拓一投手(35)が13日、自身のインスタグラムを更新。13日ぶりの投稿で近況を伝えた。

「Back to Work」とだけ記し、笑顔の写真を掲載した。

沢村は7月下旬から頭痛を感じ、8月2日に出場選手登録を抹消された。検査入院後、7日に退院。球団は10日、沢村が都内の病院で検査を受け、「可逆性脳血管攣縮症候群」と診断されたと発表。8月末まで高強度の運動は禁止。その後に問題なければ通常の練習を再開とした。

フォロワーからは「マリンのブルペンには沢村さんが必要です」「焦らず、ゆっくり治して下さいね」「無理しないでください」「復帰を待ってます」「笑顔見られただけで嬉しいです」などのコメントが寄せられている。

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ロッテ・小島和哉−西武・青山美夏人…スタメン発表[報知]

[西武]
1(右)蛭間、2(遊)源田、3(左)ペイトン、4(一)マキノン、5(二)外崎、6(指)中村、7(三)平沼、8(捕)古賀、9(中)長谷川、投=青山
[ロッテ]
1(右)荻野、2(遊)藤岡、3(三)ブロッソー、4(指)ポランコ、5(左)山口、6(二)中村奨、7(一)安田、8(捕)佐藤都、9(中)藤原、投=小島

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ロッテ・小島、6回5安打無失点今季最多8Kで6勝目「抑えられて良かった」[デイリー]

白星から約2ヶ月半、遠ざかっていたロッテ・小島が6回5安打無失点。今季最多の8奪三振で6勝目を挙げ、チームを4カードぶりの勝ち越しに導いた。

初回、2者連続三振と最高の立ち上がり。再三のピンチも、スライダーで切り抜け「得点圏で右バッターと対峙して、打たれてきた。ずっと課題だったので、抑えられて良かった」と話した。

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ロッテ、吉井監督が小島に苦言「ノックアウトも一緒」「ローテを任せられない」6回無失点も[デイリー]

ロッテは、2連勝とし4カードぶりの勝ち越し。先発した小島和哉投手が6回106球を5安打無失点と好投したが、吉井理人監督は「いやぁ、もっとすいすい投げなきゃいけないんですけど。6回まで頑張ってくれましたけど、まだまだですね」と厳しい評価をした。

小島は初回、2者連続で空振り三振に仕留め、三者凡退のスタート。だが、4回、5回にはボール先行の投球となり、ピンチを背負った。無失点で切り抜けたものの、球数がかさみ6回で降板となった。

指揮官は「投手で言うと、ストライク先行ができない子が、先頭四球出したりしている。そこをストライク先行にしていったら、改善できる。今日の小島なんて典型的。5回で100球近くいくっていうのは、ノックアウトも一緒。あんなことしてたら、ローテーションを任せられないです」と話した。

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ロッテ、ヒヤヒヤ勝利で4カードぶりの勝ち越し、小島が6回無失点8Kの好投で6勝目、益田が9回のピンチしのぐ[デイリー]

ロッテは、薄氷を踏む勝利で2連勝。4カードぶりのカード勝ち越しを決めた。

先発の小島は初回、2者連続空振り三振に仕留め、三者凡退の立ち上がり。2−0の3回には、連打と四球で1死満塁とされたが、中村を空振り三振、平沼を一ゴロに打ち取って無失点とした。

3−0の5回も連打で無死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、2者連続空振り三振と中飛で切り抜けた。球数がかさみ6回106球で降板となったが、5安打無失点。今季最多の8奪三振もマークして5月24日・西武戦以来となる6勝目を挙げた。

打線は両軍無得点の2回、1死から中村奨が右中間二塁打でチャンスメーク。続く安田の中前適時打で先制した。3回、4回にも、小刻みに追加点を奪った。

3−1の9回、抑えの益田が代打・栗山にソロアーチを浴びて1点差。さらに2死から四球と安打で一、二塁と逆転の走者を背負ったが、何とか逃げ切った。

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ロッテ・小島、6回無失点の好投、今季最多8Kでピンチ脱出「相手に流れを渡さなかった」[デイリー]

ロッテの先発・小島和哉投手が6回106球を5安打無失点。5月24日・西武戦以来約2ヶ月半ぶりの白星となる6勝目の権利を得て降板した。

初回から2者連続空振り三振を奪い、三者凡退。最高のスタートを切った。

2−0の4回には、連打と四球で1死満塁のピンチ。だが、前夜に2ランを放った中村をカットボールで空振り三振。最後は平沼を一ゴロに仕留め無失点とした。

3−0の5回にも、連打で無死一、二塁とされたが、後続の蛭間、源田をスライダーを軸に2者連続三振、ペイトンを中飛に打ち取り、切り抜けた。

6回もスライダーで攻め、難なく三者凡退に料理。今季最多の8三振を奪う好投をみせた。

左腕は「4回、5回のピンチの場面で相手に流れを渡さないでゼロに抑えられたところが今日良かったところかなと思います。ただ球数を多くしてしまって7回までいけなかったので、そこは悔しいです。あとはしっかり応援したいと思います」と振り返った。

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ロッテ・沢村が「仕事に戻る」と自身のSNSで発表、笑顔で本拠地内歩く写真も、可逆性脳血管攣縮症候群と診断[デイリー]

ロッテの沢村拓一投手が13日、自身のSNSを更新。「仕事に戻る」とつづり、笑顔で本拠地内を歩く写真を投稿した。

沢村は可逆性脳血管攣縮症候群と診断され、7月下旬頃から頭痛の症状を感じ、8月1日に出場選手登録を抹消。検査入院し、同7日に退院したと球団が発表していた。

今後は8月末まで高強度の運動は禁止とし、その後、問題なければ通常練習を再開する予定。現在はジョギング、キャッチボールなど軽い運動を行っているという。沢村は球団を通じて「脳の血管が攣縮を起こし、激しい頭痛を起こす症状ですが、完治すると説明を受けていますので、しっかりと向き合いながら治療をしていきたいと思います」とコメントしていた。

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[未来の守護神]ロッテ・横山陸人22歳「着実な成長」を支えた吉井監督の“親心”「みんな佐々木朗希を見ていた」初ブルペンから始まった「5年計画」の未来図[NumberWeb]

2020年2月13日午前10時。石垣島で行われていたマリーンズ春季キャンプは異様な熱気に包まれていた。ブルペンには100人近いメディアが殺到。視線の先で令和の怪物と呼ばれるルーキー・佐々木朗希投手がプロ入り後、初めてのブルペン投球を開始しようとしていた。

一挙手一投足を見逃すまいと無数のレンズが背番号「17」の姿を追いかける。その奥でもう1人、プロ入り初ブルペンに臨んだ若者がいた。横山陸人投手。佐々木朗希投手と同じく高校からプロ入りしたルーキーだった。

「みんな、朗希を見ていた。誰もボクのピッチングは見ていない。悔しいというより気楽でした。暴投をしたって、気づかれないぐらいだったので思いっきり、気楽に投げることが出来ました」。

誰も見ていないプロ入り初ブルペンの心境を横山はそのように振り返った。当時、投手コーチを務めていたのが吉井理人現監督。佐々木朗希の1年目、いきなりの1軍春季キャンプ抜擢を決めた時にペアとして同じ高卒ルーキーの横山を指名し、メンバー入りさせた。

「あの時は申し訳ないけど、朗希のペアとして考えてのキャンプ1軍だった」と指揮官は当時の意図を包み隠すことなく説明した。ただ、初めてキャッチボールを見た時に強い印象を受けたという。

「ビックリした。球が強かった。これは将来的にいいリリーバーになると思った」。

◇吉井コーチ自ら付け加えた“言葉”

そして迎えた初ブルペン。佐々木朗希、横山ともに約25球を投じた。練習後、吉井コーチはメディア対応の場に立った。やはり質問は令和の怪物に殺到した。横山に関する質問は最後まで出ることはなかった。会見が終了を迎えようとしたその時、吉井コーチは自ら、言葉を発した。

「朗希はいい球を投げていました。ただ、隣で投げていた横山も凄いボールを投げていましたよ。それだけは最後に言わせてください」。

この言葉はマリーンズの指揮を任されることになった今年、大きな意味を持つようになっている。

「球が強く、サイドからあれだけのストレートを投げることが出来れば、打者はなかなか1打席ではアジャストできない。そういう意味でも先発よりもリリーバー向きだと思っていた」と吉井監督。サイドから繰り出す150kmを超えるストレートは威力十分。今年、7月6日のライオンズ戦でプロ初ホールドを挙げると、同9日のファイターズ戦で初セーブ。さらに同23日のホークス戦ではプロ初勝利を手にしてマリーンズの若手のホープとなっている。

◇「5年計画」進化は続く

同期の佐々木朗希は1年目は体力強化の期間として実戦登板がなかった。2年目でプロ初勝利を挙げるなど3勝。3年目で完全試合を達成し9勝。今年も途中で、左脇腹を痛め離脱したが、ここまで7勝を記録している。吉井監督は当初から「完成まで5年。5年で完成する計画」とメディアに一貫して説明をしてきている。横山についても「4年目で、1軍で投げるようになるというイメージだったけど、今年は見習い枠。ここまでは予定通りに来ている。彼も来年に本格化を考えている」と目を細める。

「コントロールがよくなった。去年まではどこか勢いで投げている部分があったけど、スライダーとシンカーを使いながらうまく打者を抑えている。ただ、厳しく言えばシンカーはもう少しかな」と評する。

◇「死ぬかと思った…」朗希のキャッチボール

華麗なプロ野球人生を送っているのが佐々木朗希ならば、横山は地道にここまで歩んで来た。プロ1年目、春季キャンプで1軍メンバー入りを告げられた時には困惑したという。

「何で自分が?本当に大丈夫かな。そういう気持ちでした」。

ただ、佐々木朗希も1軍メンバーであることを知り、ホテルでは同部屋で練習のグループも同じであることから置かれている状況が理解できた。「せっかくの機会。開き直って思いっきりやろうと思った」と振り返る。

佐々木朗希は高校2年生の時からその名を知る存在だった。

「雲の上の存在。高校ジャパンにも入っていたし、160kmを投げると騒がれていましたから」。

初めてキャッチボール相手を務めるとスピンのかかったキレのあるボールに衝撃を受けた。キャンプ中盤、マウンドからホームベースまでの距離にあたる18.44mでキャッチボールをするようにコーチから指示があった。佐々木朗希のボールがさらに威力が増した。

「今まで力を入れていなかったのが急に力が入ったというか変わった。死ぬかと思った。これはヤバい。レベルが違うと思った。衝撃的だった」とその時の経験を振り返る。

◇自分を見失わず、着実に…

22年4月10日、あの完全試合は寮のテレビで見た。2軍での練習を終えてから経過を追ったため、試合はもう終盤に入っていた。

「凄い。マンガとかアニメとかゲームの世界のように見えた。現実に起きている事に思えなかった。同じ世界の人間には見えなかった」。

プロ初のキャンプを同部屋でスタートした同じ年の若者は日本を代表する投手へと昇華し続けていた。それでも横山は決して自分を見失うことはなかった。佐々木朗希と自分を比べることは1度もなかった。差は分かっていたし、スタイルの違いもある。冷静に自分の課題と向き合い、自分の長所を生かすべく準備を重ねた。

2年目で初めて1軍に昇格した際、ストッパーの益田直也投手とロッカーで近くになった。同じサイドスロー。将来はリリーバーを夢見ていた若者にとっては絶好のお手本だった。色々なことを聞いた。そしてその後自ら、今年1月の自主トレを共にしたいと申し出た。

「フォームから、考え方、私生活までほぼ全て真似をしています」と横山。毎年1月、静岡で行われているベテラン右腕の自主トレはランニングと体幹トレーニングが中心だ。1日10km以上、走るメニューをこなすなど地道に身体作りを行った。何よりも21歳である自分と同じメニューを汗もかかずにケロッとこなす33歳の大先輩の姿に強い刺激を受けた。

「長く活躍をするためにはこれだけやらないといけないのかと思った」。

◇「頼むな」益田からの言葉に…

今年も中継ぎの1人としてブルペンで時間を共にすることが多い。時には試合展開を映すブルペンのモニターを見ながら、配球の話になることもある。

「次、オマエならどうする?」、「フォークですかね」、「いや、オレならストレートを続ける」。

そんな会話を横山は大事にしている。

初セーブを挙げたファイターズ戦は、尊敬する益田に代わって初めて抑えを務めた試合だった。首脳陣は連投が続き疲労が蓄積しているとの判断から益田を試合前から登板させない方針を固め、若い横山に厳しい場面を経験させる意味でも、最後を任せる判断を下した。横山は「大事な場面でとは聞いていたけど、まさか抑えとは思っていなかった」と当時の心境を話す。

益田から「頼むな」と言われ、段々置かれていた状況を理解した。リードはわずか1点という厳しい状況での登板。しかし1回を11球、打者3人でピシャリ。見事なプロ初セーブを挙げたが、本人は「めちゃくちゃ緊張しました。毎回、こんな場面で投げている益田さんは改めて凄いなあと思いました。とにかくすごいプレッシャーでした」とホッとした表情で振り返った。

◇吉井監督が演出した「甲子園で初登板」

横山は2年目、甲子園でプロ初登板を果たしている。専修大松戸高時代、甲子園出場を目指しながらも聖地のマウンドを踏めなかった横山への想いを込めて吉井監督+当時投手コーチ)が温めていたデビュープランだった。21年5月26日、3点ビハインドの6回からマウンドに上がると1回を無失点に抑えた。そして翌27日、同じく高校時代に甲子園のマウンドを踏むことが出来なかった佐々木朗希は甲子園でのプロ入り2度目の登板+デビューは本拠地ZOZOマリンスタジアム)でプロ初勝利を挙げることになる。

「まさか甲子園でプロ初登板するなんて思ってもいませんでした。感動しました。緊張して色々な事を感じる余裕はなかったのですが、しっかりと投げることが出来た。ここから一歩ずつしっかりとプロの道を歩もうと思えました」と当時を懐かしむ。そして吉井監督の配慮に感謝し、恩返しを誓う。

指揮官も横山の成長を喜んでいる。

「元々、入れ込む子なので、経験を重ねてマウンドで感情をコントロールできるようになればと思っていたけど、最近はだいぶよくなった。顔もだいぶお兄ちゃんになったかな。これからは実績を重ねて勝っている試合の7回以降のどこかで投げる勝ちパターンの投手になって欲しいと思っている」。

まるで自分の子供を見るような優しい視線を背番号「60」に送る。

◇地道に掴んだ「夢の場所」

あの日、プロ入り初めてブルペン入りしても誰からも取材を受けることがなかった若者は今、取材のオファーが増えている。それは横山が自身で地道に掴んで得たものであり、マリーンズ首脳陣が温かい目で見守りながら育ててきた結果と言える。

佐々木朗希が8回まで無失点ピッチングを披露し、最後に横山がピシャリと締める。そんな光景を見る日もきっとあるだろう。

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ロッテ・西村天裕「充実しています」すでに登板数、ホールドはキャリアハイ![BASEBALL KING]

「毎日やっぱり上で投げているので充実しています」。

37試合、2勝0敗、12ホールド、35奪三振、防御率0.97。今年開幕前にトレードで日本ハムから加入したロッテの西村天裕はすでに、登板数は、ホールド数はキャリアハイだ。

「全体を見たらいい感じで、出来すぎですけど」と話しつつ、「ここ最近だけを見るともったいないかなという感じはあります」と自己評価する。

今季から“アウトの取り方”にこだわるように、できるだけ少ない球数で投げることを心がけるようになった。6月までは15球以内で終える登板が多かったが、「最近(球数が)多くなっちゃっている。それはやっぱり疲れが残ったりすると思うので、もうちょっとうまいこと1イニングの球数を減らせたらいいなと思っています」と、7月に入ってからは15球以上投げる日も出てきている。

球数が増えている原因は、相手球団が研究していることも関係しているのだろうか−。

「それもあると思いますし、どうしてもボールの精度が落ちているのかなと思ったので、そこの精度をもう1度どうやったら強くなるかというのを考えながらやっていますね」。

球数が増える試合が多くなってきたとはいえ、7月24日のソフトバンク戦では0−1の9回に登板し、1イニングをわずか8球に抑え、その裏、角中勝也の逆転サヨナラ2ランに繋げたこともあった。本人は「できすぎじゃないですか」と振り返るが、7月24日のソフトバンク戦のように少ない球数でテンポよく、1イニングをビシッと抑えていくことを継続していきたいという考えだ。

8月13日の西武戦では3−0の7回に登板し1イニングをわずか12球三者凡退に抑えるなど、ここ2試合は1イニングを15球以内にまとめている。

◇様々な場面で登板

ここ最近の西村は勝ち試合の7回、8月8日のオリックス戦では0−2の9回に登板するなど、勝ち試合やビハインド、色々な場面で登板する。準備や調整の難しさは「そういうのは特にないですね」とのことで、「いつでもいける準備をしているので、別にそんなに難しさとかは感じていないですね」と続けた。

吉井理人監督が就任した今季、リリーフ陣は登板管理がされており、3連投した投手は1人もおらず、1週間に4登板以上した投手も益田直也(6月5日〜の週)、坂本光士郎(6月5日〜の週)の2人のみで、それも6月3日から9連戦中だった。西村は「自分達のことを考えて、ベストなパフォーマンスを出せるように考えてくれていると思うのでありがたいです」と感謝する。

首位・オリックスと5.5ゲーム差の2位のロッテ。大逆転優勝を目指す中で、負けられない戦いが続く。「いつでも、どこでもなんですけど任された場面をしっかり、悪い流れの時は断ち切って良い流れに持っていく、いい流れの時は次の攻撃につながるようにしっかり抑えていくというのを継続してやっていけたらなと思います」。西村がテンポよくゼロに抑えた時、勝ち試合ではチームの勝利に近づき、ビハインドゲームでは逆転劇に繋がっているはずだ。

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