8月17日8月17日日本ハムが快勝で5連勝とした。3回に王柏融のソロなどで2点を先行。4回は万波のソロ、6回は暴投と悪送球で加点した。2番手で4回途中から4回1/3を投げたマーベルが2勝目。ロッテは2戦連続の零敗で3連敗。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 北海道日本ハム | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 5 |
ロッテの美馬学投手（36）が、初回先頭の松本剛からスライダーで空振り三振を奪って史上155人目のプロ通算1000奪三振を達成したが、2被弾など6回9安打5失点で7敗目を喫した。チームも2試合連続13度目の完封負けで、3連敗となった。
美馬は初回に2者連続空振り三振でスタートしたが、3回先頭の王柏融に右越えソロを許すなど2失点。4回にも万波に弾丸ライナーで左越えソロを喫した。「状態は悪くなかったが、要所で粘ることができなかった」。6回2死走者なしからの2失点が痛恨だった。連打と盗塁で二、三塁とされると、美馬が暴投。さらに本塁カバーに入った美馬への田村龍弘捕手（29）による悪送球が重なり、二塁走者の五十幡の生還まで許した。
吉井理人監督（58）も「あそこはしっかり抑えて欲しかったが、投げさせたのは自分なので。彼の責任ではない」と擁護したが、2日連続で下位に連打を許して失点する結果となった。
美馬にとっても「通算1000奪三振」の節目での白星とはならなかった。初奪三振は楽天時代のプロ1年目、11年4月17日オリックス戦（甲子園）7回に伊藤から奪った見逃し三振だった。プロ13年目を迎えた中での記憶に残る奪三振について話したことがあるが「あまりイメージないっす」と三振へのこだわりは強くない。それでも「地道に積み重ねて来られたなという感じ。でも大事な時には三振をとらなきゃいけない時もあるし、そういう時にとれるようにとは思っています。何だかんだ長くしっかりやれてきている結果を表彰してもらうのは、本当にここまでやれて良かったなと思っています」。初回を投げ終えてベンチに戻ると、同じ茨城県出身の柿沼友哉捕手（30）から達成記念ボードを受け取り、照れくさそうに笑顔を見せた。
ロッテ美馬学投手が初回先頭の松本剛から空振り三振を奪って史上155人目のプロ通算1000奪三振を達成したが、2被弾など6回9安打5失点で7敗目を喫した。
「状態は悪くなかったが、要所で粘ることができなかった」。6回に2死走者なしで連打を浴び、二、三塁から暴投と捕手の悪送球による2失点が痛恨だった。チームも2試合連続13度目の完封負けで、3連敗となった。
ロッテ美馬学投手（36）が初回先頭の日本ハム松本剛から三振を奪い、史上155人目のプロ通算1000奪三振を達成した。
1ボール2ストライクからの135キロスライダーを外角に投じ、空振り三振。プロ1年目の11年4月17日オリックス戦（甲子園）7回表に伊藤光から見逃し三振で初三振を奪ってから1000個目の節目となった。
ロッテ種市篤暉投手（24）が、18日の楽天戦（午後6時開始、楽天モバイルパーク）で先発することが発表された。
前回登板の8月10日オリックス戦では、7回4安打7奪三振無失点で自己最多9勝目を挙げ、3連勝中だ。「前回に引き続き、まずはしっかりゲームを作って、自分の投球が出来るように頑張ります」。自身初の2桁勝利に挑む。
ロッテ角中勝也外野手（36）の「7月度スカパー！サヨナラ賞」受賞が17日、発表された。
受賞の対象となった試合は7月24日ソフトバンク戦（ZOZOマリン）だ。0−1の9回裏1死三塁。1ストライクから守護神オスナの152キロ内角高め直球を捉えて、右翼席に今季5号となる逆転サヨナラ2ランを放った。
角中は「（受賞が決まって）嬉しいです。（あの場面は）ネクストで『頼むから追いついてくれよ』と思ってみていましたが、良くない形で点が入らず自分に回ってきて、ピッチャーもオスナでしたし、自分の中では割り切っていけました。ホームランは狙っていないですが、後ろが小さいオスナのモーションに差されないようにと考えていました」と殊勲打を振り返った。
現在、首位オリックスとは6ゲーム差の2位だが、8月に入って5勝9敗と苦戦も続いている。角中は「1試合1試合落とせない、しんどいゲームになってきていると思うので、もう1回1人1人ができることをやってチームが勝てればいいかなと思います」と気を引き締め直した。
ロッテは2戦連続の零敗で3連敗を喫した。先発の美馬が2本塁打を浴びるなど6回9安打5失点で流れをつくれなかった。6回には2死二、三塁で暴投と捕手の悪送球が重なり、2点を失う痛恨のミスも。吉井監督は「あそこはしっかり抑えて欲しかったが、投げさせたのは自分なので。彼の責任ではない」とかばった。
8月は5勝10敗で、首位オリックスとは7ゲーム差に。じりじりと引き離され、苦しい状況が続いている。
日本野球機構（NPB）は17日、7月度の「スカパー！サヨナラ賞」を発表。パ・リーグはロッテ・角中勝也外野手（36）が初受賞し、「嬉しいです」と喜んだ。
角中は7月24日のソフトバンク戦（ZOZOマリン）で、0−1の9回2死一塁から代打で登場。元同僚の守護神オスナが投じた内角高めの152キロを引っ張り、プロ17年目で初となるサヨナラ2ランを右翼席にたたき込んだ。
ベテランは「投手がオスナだったので、もう仕方ないくらいな気持ちで。開き直って打席に入りました。オスナにはさされ気味だったので、さされないようにということは考えました」と劇的な一発を振り返った。
チームは首位オリックスを6ゲーム差で追う2位。「結構、（オリックスに）離されていて、好調とは言えない。むしろ深刻な状況で2位にいる。1試合1試合勝って、ちょっとでも上との差を縮めることしか考えていないです」と力を込めた。
日本野球機構（NPB）は17日、7月度の「スカパー！サヨナラ賞」を発表し、セ・リーグはヤクルト・武岡龍世内野手（22）、パ・リーグはロッテ・角中勝也外野手（36）がそろって初受賞した。
武岡は7月17日の巨人戦（神宮）で10−10の延長10回2死一、三塁で左前へ自身初のサヨナラ打を放ち、チームも3連勝を飾った。7月のサヨナラ試合は2試合だけで、選考の担当者は「もう1試合は阪神の森下選手が犠飛で決めました。その中で武岡選手の方が展開も劇的でしたし、適時打と犠飛なら適時打ということで決まりました」と説明した。
17年目で初受賞の角中は24日のソフトバンク戦（ZOZOマリン）で、0−1の9回2死一塁から代打で登場し、右越えのサヨナラ本塁打を放った。担当者は「断トツで決まりました。投手戦のなか、代打で決めるというインパクトが強かった」と語った。
ロッテ・美馬が、初回先頭の松本剛を空振り三振に仕留めて通算1000奪三振を達成したが、6回9安打5失点で7敗目を喫した。
プロ13年目の右腕は「結果が全然出せていないので、何とかチャンスあったら、しっかり抑えて貢献したい」と悲壮な覚悟を見せた。打線も振るわず、2試合連続の零敗で3連敗。首位・オリックスとは7ゲーム差に広がった。
ロッテは17日、エスコンフィールドで日本ハムと対戦し0−5で敗れた。先発・美馬学投手（36）が初回に通算1000奪三振達成も、2被弾やバッテリー間のミスなどで6回5失点（自責4）。今季7敗目を喫した。吉井監督の一問一答は以下の通り。
ロッテ・美馬学投手（36）が17日、日本ハム戦（エスコンフィールド）で通算1000奪三振を達成した。美馬は初回先頭の松本剛を空振り三振に仕留め、プロ野球史上155人目の偉業を達成。しかし3回に王柏融、4回に万波からソロを浴びるなど6回5失点（自責4）で降板し、今季7敗目を喫した。美馬の一問一答は以下の通り。
ロッテは17日にエスコンフィールドで日本ハムと対戦し、0−5で敗戦した。
先発の美馬は初回先頭の松本剛を空振り三振に仕留め、プロ野球史上155人目となる通算1000奪三振を達成。しかし3回に王柏融、4回に万波からソロを浴びるなど6回5失点で降板した。
打線は6安打で沈黙。メモリアルな試合を白星で飾ることはできず、美馬は今季7敗目。チームは同一カード3連敗で、首位オリックスとのゲーム差は7に広がった。
ロッテの美馬学投手（36）が通算1000奪三振を達成した。
記録まであと1に迫っていた美馬は、初回先頭の松本剛を135キロのスライダーで空振り三振に仕留め、大台に到達した。プロ野球史上155人目、球団では13年の成瀬善久に次いで13人目。
美馬は藤代高（茨城）、中大から東京ガスを経て10年ドラフト2位で楽天入り。19年オフにロッテにFA移籍した。プロ1年目の11年4月17日オリックス戦での初奪三振から13年、1401回2/3をかけて三振を積み上げてきた。36歳10ヶ月での記録達成は球団では、若林忠志の45歳7ヶ月に次ぐ年長記録。
今季は開幕から不振が続き、2度の2軍落ちを経験。7月8日の日本ハム戦でようやく初勝利を挙げた。その段階で1000奪三振まで、あと7としていたが、4試合足踏み。前日に「あまり意識はしていないけど、少しずつ積み重ねてきた数字なので、早く達成できたら」と話していた右腕が両親の故郷でもある北海道で節目の記録を飾った。
ロッテの種市篤暉投手（24）が18日の楽天戦（楽天モバイルパーク）に先発することが発表された。楽天は岸孝之投手（38）が先発する。
右肘手術から本格復帰した今季、種市は17試合に先発してチームトップ、自己最多の9勝（4敗）を挙げ、防御率2.91。奪三振はオリックス・山本由伸と並びリーグ2位の123を記録している。前回8月10日のオリックス戦は、プロ初の中5日で臨み、7回4安打無失点と好投した。
今回は中7日での登板で、初の2桁勝利もかかる一戦。種市は「前回に引き続きまずはしっかりゲームをつくって、自分の投球ができるように頑張ります」とコメントした。
ロッテが日本ハムに2戦連続の完封負けを喫し、開幕カード以来の3連戦3連敗を喫した。
先発・美馬学が、6回9安打5失点で7敗目。3、4回と先頭打者に被弾して失点を重ね、6回は2死無走者から連打で2死二、三塁のピンチを招くと、自身の暴投に捕手の悪送球が絡んでダメ押しの2点を失った。吉井理人監督は「美馬はいつも通りだったと思う。ホームラン？しょうがないです。野球の試合なんで。全部抑えられることはない」とかばった。6回についても「2死からだったので、ビシッと抑えて欲しかったけど、投げさせたのは自分で彼の責任ではない。こちらの責任」と、責めることはなかった。
今季は12試合で1勝7敗と勝ちに見放されているベテラン右腕は「調子は悪くなかったが、要所で粘れなかった」と言葉少な。8月は5カードを終えて5勝10敗。首位オリックスとは今季最大タイの7ゲーム差に開いた。
ロッテの美馬学投手が、6回9安打5失点、7奪三振で降板した。
初回先頭の松本剛をスライダーで仕留め、通算1000奪三振を達成した。幸先よく滑り出したように見えたが、2回は先頭の王柏融に先制ソロを被弾し、さらにマルティネスの中前適時打で2点目を失った。4回にも先頭の万波に左越えに弾丸ライナーの19号ソロを浴びた。
痛かったのは6回だ。2死無走者から、連打などで2死二、三塁のピンチを招いた。続く奈良間への4球目は、ワンバウンドの暴投。二塁走者の五十幡が一気に本塁を狙うのを見た田村が、ベースカバーに入った美馬に送ったトスは高く浮き（記録は失策）、ダメージの大きい2点が追加された。
今季はここまで11試合で1勝6敗と勝ちに見放されてきたベテラン右腕。「とにかく1イニングでも長く投げて、チームの勝利につながる投球をするだけ」という強い意気込みは結果にはつながらなかった。
ロッテの美馬学投手が、通算1000奪三振を達成した。大台まであと「1」と迫って迎えたこのゲーム。初回先頭の松本剛を1ボール2ストライクと追い込み、決め球はスライダー。ハーフスイングが空振りと判定され、プロ野球155人目の節目に到達した。
7月終了時であと4だったが、その後の2試合で計3奪三振と足踏み。「だいぶ長くかかっているので、（三振を）取れたらなと思う。三振を取れない方だけど、あまりにも（最近の試合で）取れていないので…。積み重ねてきた数字なので、早く達成したい」と、控えめに意欲を示していた。
プロ13年目の36歳。169センチ、75キロの小柄なベテランがつかんだ勲章だ。決してバッタバッタと三振を量産するタイプではないが、ここぞの場面ではギアを上げる。「大事なときとかは取らなきゃいけないときもある。そういうときに取れるようにとは思ってます」。両親が北海道出身。自身のルーツの地で記念碑を打ち立てた。
ロッテの角中勝也外野手が、7月度の「スカパー！サヨナラ賞」に初選出された。
受賞の対象となった試合は、7月24日のソフトバンク戦（ZOZO）。1点ビハインドの9回2死一塁で、ソフトバンクの守護神オスナから、右中間へ代打逆転サヨナラ弾を放っていた。球団史でも50年ぶりという劇弾だった。
ロッテは2試合連続完封負けで、開幕カード以来の3タテを食らった。
相手の先発左腕・根本が4回途中で降板し、マーベルが登板。右腕攻略に向けて5回1死から藤岡、2死二塁からポランコと、左の代打を投入したが得点は奪えず。吉井理人監督は「早めに左（打ち）を出してピッチャーに代わって欲しかったが」と肩を落とした。首位・オリックスとは7差に広がった。
ロッテ2戦連続で零敗し、開幕カード以来の3タテをくらった。
相手の先発左腕・根本が四回途中で降板し、右投げのマーベルが登板。左腕対策で組んだ打線だったが、吉井監督は「右ピッチャーに全然タイプの違うシンカーピッチャーが来た。あれは右バッターは打ちづらい。前回もあの子（マーベル）がロングで長いイニングを投げたので、早めに左を出して代わって欲しかった」と0−3の5回から、左打ちの代打を早めに投入する策を取った。
1死からは、友杉の代打に藤岡。采配は的中し右翼線への二塁打で好機を演出したが、なおも2死二塁から、石川慎の代打で登場したポランコは二ゴロに倒れ無得点。臨機応変な戦略も実らなかった。指揮官は「結局2番手も攻略できなかった」と肩を落とした。
ロッテは、今季13度目の零敗。開幕以来の2戦連続零封と、3タテを喫した。
打線は、2回、3回と2死一、二塁の好機を呼ぶも、後続が倒れ無得点に終わった。
0−3の5回には1死から代打・藤岡が右翼線二塁打を放ち好機を演出するも、続く中村奨が三ゴロ。さらに代打・ポランコも投入したが、二ゴロに仕留められた。
0−5の8回には、先頭・藤岡から連打で無死一、二塁。だが、続くポランコが右飛。タッチアップで一走・中村奨、二走・藤岡がスタートをきったが、飛球をキャッチした万波が三塁へ好送球し、藤岡がアウトとなった。その後山口も左飛に終わった。
投げては先発の美馬が初回、先頭・松本剛を空振り三振に仕留めプロ通算1000奪三振を挙げた。だが、3回には先頭・王に、4回には先頭・万波にソロを被弾。0−3の4回には、2死二、三塁から、奈良間への4球目で暴投し失点。さらに捕手・田村の悪送球で、この回2点目を失った。6回107球を9安打5失点（自責4）。「すみません。何もありません」と肩を落とした。
ロッテの美馬学投手が、プロ通算1000奪三振を達成した。
初回、先頭・松本剛をカウント1−2に追い込み、4球目に投じた135キロのスライダーで空振り三振。NPB史上155人目の大台に到達した。無失点にまとめベンチに戻ると、記念のパネルを受け取った。
今季初勝利を挙げた7月8日・日本ハム戦で4三振を奪い、記録まで「7」に迫ったが、そこから足踏み。それでも着実に積み重ね、前回登板の9日・オリックス戦で、ようやくあと「1」まで来た。16日の試合前には「だいぶ長くかかっているので、何とか取れたらと思う。あまり意識はしていないけど、少しずつ積み重ねてこれた数字なので、早く達成したい」と話していた右腕。両親の生まれの地だという北海道で、記録を打ち立てた。
7月度スカパー！サヨナラ賞が17日発表され、ロッテから角中勝也外野手（36）が選出された。
受賞の対象となった試合は、7月24日・ソフトバンク戦（ZOZOマリンスタジアム）。1点ビハインドの9回2死一塁から代打で出場し、カウント0−1からソフトバンクの守護神・オスナが投じた直球を右中間スタンドにたたき込んだ。ベテランがサヨナラの5号2ランを決め、土壇場の大逆転劇とした。
角中は「（受賞が決まって）嬉しいです！（あの場面は）ネクストで頼むから追いついてくれよと思ってみていましたが、良くない形で点が入らず自分に回ってきて、ピッチャーもオスナでしたし、自分の中では割り切っていけました。ホームランは狙っていないですが、後ろが小さいオスナのモーションに差されないようにと考えていました。（終盤戦に向けて）1試合1試合落とせない、しんどいゲームになってきていると思うのでもう1回、1人1人ができることをやってチームが勝てればいいかなと思います」とコメントした。
ロッテの茶谷健太は打席に立った試合は7月11日のオリックス戦から7試合連続安打中と、与えられたチャンスで結果を残している。
『7番・一塁』でスタメン出場した17日の日本ハム戦では、0−0の2回2死一塁の第1打席、2球で追い込まれたが、先発・根本悠楓が投じた3球目のストレートをピッチャー強襲の内野安打。続く0−2の4回2死走者なしの第2打席も、四球を選んだ。
打席に立つ機会が少ない中で、結果を残し続けられている要因に茶谷は「本当に今日がラストチャンスだと思ってやっています」と、この試合が最後という気持ちで臨んでいる。「全く打てなかった時期があったんですけど、1軍に置いておいてもらったので、何とか結果で、少しでもチームの力になれるようにと思ってやっています」。5月は月間打率.350（40−14）をマークしたが、6月は月間打率.100（30−3）と落ち込んだ。それでも調子を取り戻し、8月は「一時期よりかは良くなってきているのかなと思っています」と、ここまで月間打率.417（12−5）と復調気配だ。
「自分が練習でやっている当たりが出せているのかなと思います」と、打撃の状態が悪くなった時に体が開き気味になる傾向を自身で理解し、それを克服するために安打が出なかった昨年8月、打撃練習でセンター方向を意識したことで、9月の復調に繋げたが、今季もその調整方法を継続。少ない打席機会の中で調子を上げるのは難しいことではあるが、再び状態を上げてきた。
茶谷は今季プロ入り後初めて開幕1軍を掴み、状態を落とした時期もありながら、何とかここまでファームに1度も落ちることなく、1軍で戦えている要因の1つに複数のポジションを守れることが挙げられる。
ここまで一塁で41試合、二塁で6試合、三塁で8試合、遊撃で7試合と、内野の全ポジションで出場する。春先の試合前の練習では、二塁と一塁、三塁と遊撃、二塁と遊撃、遊撃と一塁など、2つのポジションでノックを受けることが多かったが、ここ最近は「どこで出るか分からない。毎日ポジションが変わったりするので、そのための準備です」とファーストミット、内野手用のグローブを持って内野全ポジションでノックを受ける日もある。
ノックを受ける時には「とにかく足を使って捕りにいく。足を使っていくイメージです」と話し、「ショートが（投げる距離が）1番遠いので、ショートは絶対にどんだけ時間がなくても、ファーストへ強いボールを送球することを意識してやっています」とテーマを持って守備練習を行う。日々の積み重ねの成果だろうか、ここまでの失策は一塁での2つのみだ。
「どこで出るか分からないですし、スタメンで出させていただく機会があると思うので、そこで少しでもチームの力になれるようにやっていきたいと思います」。8月は打撃好調で、内野を全ポジション守れる強みを活かし、出場機会を増やしていきたい。