わたしはかもめ2023年鴎の便り(8月)

便

8月20日

東北楽天3−4千葉ロッテ(楽天モバイルパーク)

ロッテが競り勝った。2−3の7回に荻野の適時打で追い付き、9回も荻野が左前に勝ち越し安打を放った。2番手の西村が3勝目、益田が31セーブ目を挙げた。楽天は8回の満塁機を生かせず、9回は松井裕が打たれた。

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千葉ロッテ2000001014
東北楽天0000300003

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[ロッテ]荻野貴司V打「全員がチームのために出来た結果」試合前青空ミーティングで積極性確認[ニッカン]

ロッテはチーム最年長の荻野貴司外野手(37)が、若手2人のつくったチャンスで左前適時打を決めた。3−3の9回1死三塁。楽天守護神松井裕の141キロフォークを捉え、前進守備の狭い三遊間を破った。「和田が二塁打を打って、友杉が送ってくれたので、何とかかえすことだけを考えた。全員がチームのためにやろうと出来た結果だと思います」。1点リードを許した7回にも1死三塁で左前に同点打を放つなど、今季初の4安打2打点1得点で存在感を示した。

試合前の練習は、吉井監督の発案で、選手、コーチ、スタッフ全員参加での青空ミーティングからスタート。右翼の芝生に円になって座った。指揮官の「優勝」「目的」の声に、ペルドモ、坂本、柿沼らが思いを語り、中村奨主将が締めた約7分間。荻野も「『1番ダメなことはミスを恐れること。チャレンジしていこう』の言葉が印象的だった」と心に留めた。初回先頭の打席で初球を二塁打して先制を導いた積極性はチャレンジの象徴だった。

22日からは3位ソフトバンク、首位オリックスとの6連戦が始まる。荻野は「グイグイ引っ張るタイプじゃないですが、自分の出来ることをしっかりやりたい」。リーグ制覇への目的意識を全員で再確認し直した1勝だった。

益田(9回を3者凡退に抑え31セーブ目)
「ミーティングをやったから勝った負けたはないかなと思うんですけれど、姿は変わるんじゃないかなと思います。監督が集めてくれて本当に良い話が出来た。」
吉井監督(青空ミーティング後の粘り強い勝利に)
「目的は何なのかを明確にしようと思って、それぞれ考えてもらうためのミーティングです。荻野は良く打ってくれました。」
西村(8回に2番手で登板し、2安打と四球で1死満塁のピンチを背負うも無失点)
「チームの結果につなげていく自分の仕事を必死こいてやるだけ。結果オーライ。でも吉井さんにまた怒られる。」

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[ロッテ]練習前に異例の青空ミーティング、吉井監督、前日黒星のペルドモら選手が約7分間集合[ニッカン]

ロッテの試合前練習は、吉井理人監督(58)を中心とした選手、コーチ、スタッフ全員参加での青空ミーティングからスタートした。

右翼の芝生で約7分間、座って円になった。吉井監督だけでなく、主将の中村奨吾内野手や、前日に負け投手となったルイス・ペルドモ投手らも話をした様子だ。試合の日の練習前にグラウンド上でミーティングを行うのは異例の光景となった。

その後は、投手、野手に分かれてウオーミングアップを開始した。

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[ロッテ]小島和哉は3ヶ月ぶり敵地勝利なるか、今季ホームとビジターで明暗クッキリ/見どころ[ニッカン]

今季のロッテ小島和哉はホームとビジターで成績が対照的。

ホームで8試合先発して4勝0敗、防御率2.98と安定感を見せるも、ビジターでは9試合で2勝4敗、防御率4.34と別人のよう。白星はベルーナドームで行われた5月10日西武戦が最後で、ビジターでは現在3連敗中。今日は3ヶ月ぶりの敵地勝利をつかめるか。

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ロッテ最年長・荻野が執念V打「還すことができて良かった」4安打大当たり、青空ミーティングで再結束[スポニチ]

チーム最年長のベテランが、勝利への執念を示した。3−3の9回1死三塁。ロッテ・荻野が松井裕のフォークに食らいつき、左前への勝ち越しの決勝タイムリーを放った。

「犠牲フライを狙っていたんですけど、引っかけちゃって…。和田が二塁打で出て、友杉がしっかり送ってくれたので、何とか(走者を)還すことができて良かった」。

初回に先制の足掛かりとなる左中間への二塁打。2−3の7回1死三塁では左前へ同点打を放つなど、21年9月7日オリックス戦以来の4安打を放った。

試合前、吉井監督は外野にナインを集め、芝生の上で車座になって約7分間の全体ミーティングを行った。指揮官は「自分達が何を目的にプレーしているのかを明確にして、自分のやるべきことをやっていこうと話した」と説明。ナインは改めて「優勝」という目的を再確認した。首位オリックスとは7.5差だが、直接対決を10試合残す。まだ諦めない。荻野は「優勝に向かっていくだけ。貢献できるように頑張りたい」と日焼けした顔を再び引き締めた。

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ロッテ・ポランコ、3戦連続先制打「今日もアグレッシブにいけたで!」[スポニチ]

ロッテの4番・ポランコが初回1死一、三塁から左前に先制適時打を放った。3ボールから則本の146キロに左中間へはじき返した。3戦連続の先制打に「今日もアグレッシブにいけたで!他のバッターにはストライク先行できていたから、スリーボールでも積極的にこうと思っていたので、ゾーン近くに来たから、自分のバッティングが出来たわ!」と胸を張った。

なお、1死一、三塁から5番・山口が左前適時打を放ち、「チャンスだったので、1点で終わらず、2点目も取りたかったので、何とか追加点になってくれて良かったです」と喜んだ。

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楽天・則本昂大−ロッテ・小島和哉…スタメン発表[報知]

[ロッテ]
1(右)荻野、2(中)藤原、3(二)中村奨、4(指)ポランコ、5(左)山口、6(一)安田、7(三)ブロッソー、8(捕)佐藤都、9(遊)友杉、投=小島
[楽天]
1(中)辰己、2(二)小深田、3(右)小郷、4(指)浅村、5(三)阿部、6(左)島内、7(一)伊藤裕、8(捕)太田、9(遊)村林、投=則本

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ロッテ“青空集会”実った一丸勝利、練習前にMTG、吉井監督「きっかけになれば」[デイリー]

“青空集会”が実を結んだ。接戦を制し、カード勝ち越し。勝利のカギは、練習前にロッテ・吉井理人監督(58)が「勝つために何をすればいいかそれぞれに考えてもらうきっかけになれば」と、選手、コーチ、スタッフを外野に集め、晴れ空の下で行った7分間のミーティングだった。

8月に入り、この試合まで6勝11敗と沈んでいたチームの意識を変えた。「自分の責任のもとに、自分のできることをしっかり行動して欲しい」。ミーティングでは監督の口から「優勝」の言葉も出た。

指揮官の思いを乗せたバットで、チームは10安打をマークし、起点となる1勝を決めた。オリックスとのゲーム差は7.5と開いているが、一丸となって逆転Vをつかみにいく。

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ロッテ、チーム最年長の荻野が決勝打含む4安打の大暴れ、接戦を制す[デイリー]

ロッテが接戦を制し、カード勝ち越しを決めた。首位オリックスとのゲーム差は7.5をキープした。

初回、チーム最年長の切り込み隊長・荻野が左中間二塁打でいきなり好機を演出。1死一、三塁からポランコが左前適時打を放ち、3試合連続で先制点を決めた。なおも1死一、三塁からは山口が初球を左翼線へ運び、さらに1点を追加した。

2−3の7回には、先頭の佐藤都が右翼線二塁打。友杉が捕犠打を成功させ、1死三塁とすると、続く荻野が適時左前打を放ち同点とした。

同点の9回には、先頭・和田が右中間二塁打。友杉がここでも巧みなバントで1死三塁とすると、荻野がこの日4安打目となる左前適時打を放ち、勝ち越しを決めた。

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ロッテ・小島は7回3失点で降板「僕の問題」5回に逆転許す[デイリー]

ロッテの小島和哉投手が先発し、7回112球を9安打3失点。「野手の皆さんが3点取ってくれていたので、あとは僕の問題だったと思います。あの5回のイニングを何とか粘りたかったんですが…」と話した。

2点リードの5回。先頭・太田、村林に連続で長打を浴び失点。なおも無死一、三塁からは小深田に中犠飛。さらに2死二塁からは得意としていた浅村に適時中前打を許し、この回3点を失った。

この日は、2死から出塁を許す場面が目立った。5回以外は無失点としたが、ボール先行の投球に苦しみ、初回は2死から四球。2回にも2死から安打を許した。4回には2死三塁から連続四球で2死満塁のピンチを招いた。同点の7回にも、2死から2打席連続で浅村に安打を浴びた。

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得点圏打率.149→.269→.315、年々勝負強くなっているロッテ・山口航輝[BASEBALL KING]

◇楽天3連戦で2試合連続打点

.315。

ロッテの山口航輝は8月20日終了時点で、得点圏打率は.400の近藤健介(ソフトバンク)に次ぐリーグ2位だ。

19日の楽天戦では4番・ポランコの2点適時二塁打で先制し、無死二、三塁とチャンスで安田尚憲、ブロッソ―が連続三振に倒れ2死となったところで、山口に打席が回り、「ここまでなかなか打てていなくて、チームに迷惑かけていたので、何とかできて良かったです」と先発・荘司康誠の初球のスプリットをセンター前に2点適時打。

20日の楽天戦でも4番・ポランコが先制の適時打を放ち、なお1死一、三塁の場面で回ってきた第1打席、「チャンスだったので、1点で終わらず、2点目も取りたかったので、何とか追加点になってくれて良かったです!」と、先発・則本昂大が投じた初球147キロのストレートを捉え、レフト線に2試合連続となる適時打を放った。

2−3の6回1死二塁の第3打席は、則本の外角148キロのストレートの前に見逃し三振に倒れたが、前カードの楽天との3連戦では、さらに得点が欲しい場面で一本はなった印象だ。

◇「得点圏は意識してやっている」

山口の得点圏打率は1軍デビューした21年が.149、22年が.269、そして今季がここまで.315と年々勝負強くなっている。

今季は6月5日の阪神戦、4−6の7回1死一、二塁の打席で、浜地真澄から左中間スタンド最前列に突き刺す一時逆転となる第3号3ランを放てば、6月27日のオリックス戦では0−1の9回2死三塁で平野佳寿が1ボール1ストライクから投じたストレートをライト前に一時同点となる適時打と、勝負所での一打が多い。6月は得点圏打率驚異の.478と、抜群の勝負強さを誇った。

22年6月に取材したときにはチャンスでの打撃について、「たまたまかもしれないですけど、いいところでヒットになるというのはたくさんあるので、チャンスでは集中力がより一層ましてきますし、代打の経験もいきてきているのかなと思います」と話していたが、今年は「得点圏は意識してやっているので、何とかランナーを返せるように。そこで返すことによって打点もついてくる。ホームランだけじゃないので、そこは意識してやっています」と“得点圏”での打席での心構えも成長した。

山口の5犠飛は牧原大成(ソフトバンク)と並び、リーグトップタイの数字。ランナーが三塁にいるときに、外野フライ、犠牲フライを打ちにいっているのだろうか−。

「最初の前半戦はヒットが出なかったので、外野フライ、犠牲フライを意識して打っていました。今はやっぱりなるべくヒットを狙いながら、ランナーを返せるようにと思っています」。

山口が話したように5犠飛は、なかなか打撃の状態が上がってこなかった4月に記録した数字だった。

その一方で、「失敗した時の大きさ、がっかりしてはいけないところでがっかりしてしまう三振とかあるので、そこは反省してやらないといけない。そっちの方が自分の頭の中で残っているので、ランナー返せているなという気持ちはあまりないですね。三振、失敗しているダメージの方がでかいので」と、本人は得点圏打率に比べて、あまりチャンスで打っている印象がないようだ。

チームがリーグ優勝を目指して戦っている中で、山口の得点圏での一打、そして一発というのは必要になってくる。今週は火曜日から本拠地・ZOZOマリンスタジアムで3位・ソフトバンク、金曜日からは敵地・京セラD大阪で首位・オリックスとの3連戦が控えている。特に京セラD大阪では昨年9月22日に1試合3本塁打、8打点を記録し、今季も6月27日に1点を追う9回に一時同点となる適時打を放つなど得点圏打率は.667だ。チームを勝利に導く一打を放つことを期待したい。

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