ロッテが2連勝。同点の3回に中村奨の10号ソロで勝ち越すと、5回はポランコの適時二塁打などで2点を加えた。メルセデスは6回2失点で4勝目を挙げた。ソフトバンクは、スチュワートが6回5失点と精彩を欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
2位ロッテが、キャプテン中村奨吾内野手の2年連続3度目の2桁本塁打となる決勝10号ソロで、3位ソフトバンクとのカード初戦を制した。
同点の3回2死、スチュワートの初球、内寄り150キロ直球を、肘を畳みながら捉えて左翼席へ。18日楽天戦以来、3試合ぶりの快音に「積極的にいこうと思った結果がいい結果になってよかった。完璧というより、うまく打てた」と振り返った。
初回2死では初球を右前打としてポランコの先制弾につなげ、5回無死一塁でも2球目を中前にはじき返して一、三塁とチャンスを拡大。積極的な仕掛けには「あえて初球をいこうというのではなく、甘い球が来たらドンドンいこうと思っている結果」と言う。
3位ソフトバンクを下し、首位オリックスとも7.5ゲーム差を死守。目指すべき優勝へ向け、「しっかり前を向いて全員がやるべきことをやっていく」と、頼れるキャプテンが言葉に力を込めた。
ロッテ田村龍弘捕手(29)が、22日までに海外フリーエージェント(FA)権を取得した。
12年ドラフト3位入団の11年目は、「そうなんですか。知らなかったです。これからも頑張るだけです」と、目の前の試合に集中する構えだ。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が16号先制2ランを含む3試合連続のマルチ安打で勝利に貢献した。
1回2死一塁、ソフトバンク・スチュワートの外角低め127キロカーブを右翼席へ。8月5日楽天戦以来となる1発で4試合連続打点を挙げると、5回無死一、三塁では右翼線を破る適時二塁打。本拠地お立ち台で「ホームランで主導権を握ることが出来て満足しています。アシタガンバルデ〜!」と喜んだ。
ロッテ中村奨吾内野手(31)が2年連続3度目の2桁本塁打となる10号ソロを放った。
同点の3回2死、スチュワートの初球、内寄り150キロ直球を捉えて左翼席へ。18日楽天戦以来、3試合ぶりの快音に「インコースの球でしたが、しっかり反応して打つことが出来ました」と振り返った。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が16号先制2ランを放った。
1回2死一塁、スチュワートの外角低め127キロカーブを右翼席へ。8月5日楽天戦以来となる1発で4試合連続打点をマーク。「追い込まれていましたが、しっかりボールを捉えることに集中しました。ええスイングがでけたで!めっちゃ嬉しいわ!ナイスパワー!」と振り返った。
高卒3年目右腕のロッテ中森俊介投手(21)が、23日ソフトバンク戦でプロ初先発する。
今季は初の開幕1軍入りを果たし、ソフトバンクとの開幕戦で初登板。4月5日の日本ハム戦でプロ初勝利を挙げたが、同17日に疲労により登録抹消となった。久々の1軍戦に向け、「情けないピッチングは出来ない。初回から全力で、チームに貢献出来るように頑張りたい」と意気込んだ。
ロッテ・田村龍弘捕手が海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。22日までに出場選手登録日数が9年に達した。球団を通じて「これからも頑張るだけ」とコメントした。
高く舞い上がった打球が左翼席に着弾した。ロッテ・中村奨吾内野手(31)が勝ち越しの10号ソロ。耳をつんざく拍手喝采を浴びて、ダイヤモンドを駆け抜けた。
「インコースの球でしたが、しっかり反応して打つことができました。次も打てるように頑張ります」。2−2の3回2死走者なし。スチュワートの初球、150キロの直球を一撃。18日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の一発は自身3度目の2桁本塁打、2年連続の2桁本塁打は初となった。
1回は右前打で出塁し、ポランコの一発を呼んだ。5回無死一塁の3打席目にも中前打を放って、一、三塁にチャンスを広げ、この回の2得点に絡んだ。常にチームの勝利を最優先し、主将の意地を見せた。
夏休みのナイターで2万3470人が集結。心地よい海風が吹く中で、ロッテ党の声援に投手陣も応えた。先発したメルセデスが6回3安打2失点と粘り4勝目(6敗)、益田が9回を締めてリーグトップを快走するセーブ数を「32」に伸ばした。
首位オリックスとは7.5ゲーム差のまま。3位ソフトバンクとは3.5ゲーム差に広げた。
ロッテ・中村奨吾内野手(31)が勝ち越し10号ソロを左翼席に放った。
2−2の3回2死走者なし。相手先発、スチュワート・ジュニアの初球を一撃した。自身3度目の2桁本塁打で、初の2年連続2桁本塁打。球団広報を通じて「打ったのはストレートです。インコースの球でしたが、しっかり反応して打つことができました。次も打てるように頑張ります」とコメントした。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(31)が「4番・DH」で出場し、先制弾となる16号2ランを右翼席に運んだ。1回2死一塁。ソフトバンク先発、スチュワート・ジュニアの4球目を仕留めた。5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の一発は、4試合連続適時打。球団広報を通じて「打ったのはカーブです。2ストライクに追い込まれていましたが、しっかりボールを捉えることに集中しました。しっかり捉えさえすれば、スタンドまでいってくれると信じていました」と、コメントした。
飽くなき探求心が若きエースの飛躍を支えている。2020年9月に右肘の内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今季本格復帰したロッテ・種市篤暉投手(24)が8月18日の楽天戦で10勝目(4敗)を挙げ、プロ7年目で初の2桁勝利に到達した。
7月24日に先発の柱である佐々木朗希投手(21)が左脇腹の肉離れで戦線離脱後は4試合に登板して4連勝。先発陣の台所事情が苦しくなる中、勝ち頭≠ニしてチームを鼓舞している。8月10日のオリックス戦では、先発として初めて中5日で登板。7回4安打無失点と好投し、チームの同一カード3連戦3連敗を阻止した。
このターニングポイントになりうる一戦から突如、投げるようになった球種がツーシームだ。「誰からとは言えないが、(登板)2日前に教えてもらった」という新球をすぐに実戦で試し、「真っ直ぐを待っている打者を打ち損じさせられた」と手応え。ツーシームを織り交ぜた投球スタイルを確立した。
貪欲な姿勢が新球の習得につながった。「いい投手のデータを見て、僕と比較してっていうのを(登板間の)1週間でやっています」。ライバル投手のデータを見て研究することが日課=B研究を重ねる中で、投球の幅を広げるためのヒントを見つけた。
「阪神の村上頌樹選手(7勝)や巨人の山崎伊織投手(9勝)ら今シーズン抑えている投手は(直球)とフォークの間にツーシーム、シンカーが入っているなという印象を受けた」。
活躍する投手のデータをきっかけに、今季最速が153キロの直球と130キロ台のフォークボールの「間の球が欲しい」と140キロ台のツーシームを試すことを決意。すぐに行動し、自身の投球に生かした。この探求心こそ、種市の進化の源だ。
吉井理人監督(58)が「好奇心旺盛で野球に対して情熱を燃やしている子」と認める大器は、「他人のデータを見るのが好きなので、暇があるときにずっとiPadで見ています。それが1番が楽しい」と無邪気に笑う。貪欲な野球小僧の進化は底知れない。
個人の数字に興味はない。2−2の3回に左翼席へ勝ち越しの10号ソロを放ち、2年連続2桁本塁打をマークしたロッテ・中村奨だが、お立ち台で「そんなことはどうでもいい」と言い放った。主将を務める背番号8の視線の先にあるのはチームの勝利、そして優勝のみだ。
正念場となる6連戦の初戦、強い思いをバットに乗せた。初回2死から右前打で出塁し、ポランコの先制2ランを呼び込むと、5回には無死一塁からチャンスを広げる中前打を放った。「調子が良くても悪くてもやるべきことをやるだけ。甘い球が来たら積極的に行こうとした結果」。打率.234と低迷しているが、チームを勝利に導く今季6度目の猛打賞。7.5ゲーム差の首位オリックスの背中を見失わないため、中村奨は必死でバットを振る。
2位ロッテが3位ソフトバンクとの3連戦初戦を5−3で制し、2連勝を飾った。先発メルセデスが6回3安打2失点と好投。初回2死一塁からポランコの右越え2ランで先制し、2−2の3回には中村奨が勝ち越しの10号ソロ。5回には無死一、三塁からポランコの右翼線二塁打、なお無死二、三塁からブロッソーの左犠飛で2点を追加した。
8回に3番手の坂本が代打・野村大にソロを被弾。代わったペルドモが2死満塁のピンチを招いたものの、何とか切り抜け、最後は益田が締めて逃げ切った。首位オリックスも勝ったため、7.5ゲーム差は変わらなかったが、ソフトバンクとは3.5ゲーム差に広げた。
吉井監督との一問一答は以下の通り。
ロッテの先発メルセデスは6回89球を投げ、3安打2失点と好投した。2−0の2回2死から中村晃に四球を与え、続く栗原に右越え同点2ランを浴びたが、3回以降はソフトバンク打線をわずか1安打に抑え込んだ。
左腕は「ホームランを打たれたことについては、悔しい気持ちもありますが、全体的にはしっかり試合を作れたかなと思います。次回もこういった投球を続けたいと思います」とコメントした。
ロッテの中森俊介投手(21)が23日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発することが発表された。ソフトバンクは有原航平投手(31)が先発する。
プロ3年目の中森は今季開幕1軍を勝ち取り、中継ぎで5試合に登板し、4月5日の日本ハム戦で1回1失点ながらプロ初勝利をマークした。その後2軍落ちしたが、先発転向に向けて準備してきた。「大事な時期に先発を任せてもらえたので、ファームでやってきたことをマリンでも出せたら。情けない投球はできないので初回から全力でチームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。
ロッテの中村奨が3回2死から左越えに勝ち越しの10号ソロ本塁打を放った。
スチュワートの初球、内角高め150キロを直球を左翼席へ運び、「打ったのはストレートです。インコースの球でしたが、しっかり反応して打つことができました」と自賛した。
中村奨は初回2死の第1打席でも初球を叩き、5試合連続安打となる右前打を放ち、ポランコの先制2ランを呼び込んだ。
ロッテの4番・ポランコが4試合連続の先制打を放った。
初回2死一塁から127キロの外角へのカーブを叩くと、右翼フェンス上部に当たり、スタンドに飛び込む16号2ラン。8月5日の楽天戦以来となる一発に「打ったのはカーブです。2ストライクに追い込まれていましたが、しっかりボールを捉えることに集中しました。しっかり捉えさえすればスタンドまでいってくれると信じていました。ええスイングがでけたで!めっちゃ嬉しいわ!ナイスパワー!」とゴキゲンだった。
ポランコは5回無死一、三塁から右翼線二塁打を放ち、「初球インサイドにすごく良いボールが来て、そのあとすぐに追い込まれてしまいましたが、粘って粘って最後はインコースの良い球をうまく反応できて打つことができました。自分でも満足いくヒットやったわ!」とコメントした。
ロッテは22日、ZOZOマリンスタジアムで、社会貢献活動プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、ピンクリボン募金活動をスタートさせた。この日は選手達が募金箱を持って募金活動に参加、大勢のファンが長蛇の列を作った。
ソフトバンク戦を前に小島、種市ら投手陣を中心に、藤岡、安田ら野手陣も募金を呼びかけ。和田は「初めての経験だったので新鮮でした。思っていた以上に多くのファンが集まり、募金に協力してくれてありがたかったです」と話した。
募金箱は24日まで一塁側・三塁側マリーンズ・カスタマーセンター前に設置され、集められた募金は公益財団法人日本対がん協会「ほほえみ募金」へ全額寄付され、乳がん撲滅、検診の早期受診活動、乳がん体験者とその家族の支援などに充てられる。
「MARINES LINKS」はマリーンズの選手が中心となって行う社会貢献活動を球団がパートナー企業とともにサポートする社会貢献プロジェクトで、「MARINES LINKS」というネーミングにはマリーンズの選手を中心にファン、地域住民、行政機関、パートナー企業などの千葉ロッテマリーンズに関係する人々全員を「LINK(リンク、繋げるという意味)」させたいという思いが込められている。
ロッテ・中村奨が全5得点に絡む3安打1打点。3回には2年連続3度目の2桁本塁打となる勝ち越しの左越え10号ソロを放ち、「しっかり反応して打つことができた」と納得顔だった。
なかなか首位オリックスとのゲーム差が縮まらない状況だが、「優勝しかない。2位を目指しているチームはどこにもいない」ときっぱり言った。