両チーム無得点で引き分けた。オリックスは優勝へのマジックナンバー24が点灯。山下が5回4安打無失点。6回以降も投手陣が無失点でつないだ。ロッテは西野が好投したが、打線が再三の好機に得点することができなかった。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
北海道・旭川市出身のロッテ田中楓基投手(20)が26日、イースタン・リーグの日本ハム戦(旭川)に先発し、3回2安打無失点と故郷で快投した。
家族や旭川実の後輩も観戦する前でプレーし「気合を入れて来た。良い結果をみんなに見せられて良かった」と安堵した。
同球場での登板は、高3夏の北北海道大会1回戦(対帯広大谷)以来2年ぶり。当時は先発し6回途中6失点と打ち込まれて右翼の守備に回り、チームも延長タイブレークの末、10−12で敗れた。「最後の登板が一番記憶に残っています。ああいう経験はしたくない。プロで頑張る材料になりました」と振り返った。
21年育成1位でロッテに入団し「体づくりをずっと課題にして取り組んできました。技術的なところは真っ直ぐの質や変化球の種類。引き出しを増やすところをやっています」。腰回りが大きくなり、体重は高校時代から約8キロ増の82キロ、球速も最速148キロから152キロにアップした。
背番号は育成登録の120。「次は支配下になって2ケタ背番号で戻ってきたい。エスコンフィールドでも投げてみたい」。プロとして初の故郷での登板で得た手応えを、1軍投手としての凱旋につなげる。
ロッテは9安打で再三の得点機はつくったが1点が遠く、自力優勝の可能性が消滅した。
2回1死満塁では田村が投ゴロ併殺。延長10回には1死一、二塁で中村奨が左前打を放つも、二塁走者の友杉が本塁タッチアウト。吉井理人監督は「打つ方はそれなりに対応出来ていたかなと思うんですけれど、ヒットの割に点が入らないのが課題」と無念の表情を見せた。首位との9.5差を縮められなかったが、「(やることは)全然、変わらないです」。1戦1戦に集中してオリックスを追う姿勢を貫く。
「右腕」「1999年生まれ」「17年育成2位」「支配下登録2年目」「デビュー戦は22年7月30日ロッテ−オリックス戦」同士の投げ合いだ!
ロッテは森遼大朗投手(24)が、27日のオリックス戦(午後1時開始、京セラドーム大阪)で先発する。オリックスは森と共通点の多いプロ6年目の東晃平投手が先発登板する。
森は26日、キャッチボールやダッシュなどで調整。「首位のチームとの対戦なので、強い気持ちで向かって打者と勝負したいと思います。頑張ります」と意気込んだ。
今季5試合に先発し、1勝3敗、防御率6.12。4月19日の日本ハム戦でプロ初勝利を挙げたが、前回の8月16日の日本ハム戦で6回5失点で黒星を喫するなど3連敗中だ。デビュー戦以来となるオリックス戦で2勝目に挑む。
ロッテは打線が相手を大きく上回る9安打を放ちながらスコアレスドロー。何度も得点圏に走者を進めたが、本塁が遠かった。
首位・オリックスと9.5ゲーム差のままだが、今季初めて自力優勝の可能性が消滅。先発の西野が8回を4安打無失点と好投しただけに、吉井監督は「今日の西野は本当に良かった」と右腕を称え、残る34試合の戦いについては「今後もやることは全然変わらない」と前を向いた。
ロッテの森遼大朗投手(24)が27日のオリックス戦(京セラドーム)に先発することが発表された。オリックスは東晃平大投手(23)が先発する。
17年の育成ドラフト2位に入団し、プロ6年目の森は今季5試合に登板して1勝3敗、防御率6.12。「首位のチームとの対戦なので、強い気持ちで向かって打者と勝負したいと思います。頑張ります!」とコメントした。
ロッテは首位・オリックスと延長12回までもつれ込んだが、1点も奪えず今季5度目の引き分けに終わった。引き分け以上でマジックが点灯するオリックスにマジック24がともり、ロッテは自力Vが消滅した。
この日は先発の西野が8回4安打無失点、104球の力投を見せたが、打線はオリックスの先発・山下に得点圏に走者を出しながらも5回まで無得点に封じられた。その後も継投した阿部、宇田川、山崎颯に無得点に封じられ延長戦に突入。延長10回には山岡から2死満塁の好機を作ったが、最後は和田が空振り三振に倒れ、延長12回まで得点できなかった。
ロッテは西野からバトンを受け取ったペルドモ、益田、横山、沢田が無失点リレーとロッテの投手陣も踏ん張ったが引き分けでゲームセット。これで自力Vが消滅し、オリックスにマジック24が点灯した。
吉井監督は「打つ方は対応できていたけど、ヒットの代わりに得点が入らない。それがうちの課題」と振り返った。
延長12回の熱戦。ロッテは9安打しながら無得点。引き分けで首位オリックスに優勝マジック「24」の点灯を許した。吉井監督は「それなりに対応はできているけど、ヒットの割に点が入らないのが課題」と振り返った。
何度も好機を逃した。2回には3安打で1死満塁とするも、田村が投ゴロ併殺打。延長10回には、安打と申告敬遠で2死満塁としたが、和田が空振り三振に倒れ無得点に終わった。
先発の西野は8回4安打無失点。首位チームにひるむことなく封じ込め、指揮官は「インコースを使って西野のピッチングができていた」と話した。無得点では勝てない。それでも「(やることは)全然変わらない」と前を向いた。
ロッテ・西野勇士投手が先発し、首位オリックス相手に8回4安打無失点の好投。「相手もいいピッチャーだったし、先制点を取られないということだけ意識した。そのためには先頭をうまく抑えないといけない。余計なランナーを出さないということを意識して投げることができた」と振り返った。
6回まで先頭打者も出さず、無失点。7回には、先頭・頓宮に左前打を許し、犠打と内野ゴロに2死三塁のピンチを招いたが、最後は野口を遊ゴロ。8回にも先頭・大城に中前打を許し、2死三塁の場面を背負ったが、最後は中飛に仕留めた。中堅の深くまで飛んだフライを捕球した藤原を、ベンチ前で待ち、笑顔でタッチした。
最後の2イニングを無失点に抑え、冷静に腕を振っていた右腕からは感情がこぼれた。「首位との対決なので、ましてやマジックがつく、つかないの話。種市が落としていたので、絶対負けられないという気持ちは僕のなかにあった」と話した。
ロッテは延長12回の接戦を引き分けとし、首位オリックスに優勝マジック「24」の点灯を許した。自力優勝も消滅したが、吉井監督は「(やることは)全然変わらない」と話した。
打線は9安打をマークするも、好機での一打が出なかった。2回には3安打で1死満塁としたが、田村が投手への併殺打に倒れ無得点。延長10回にも、安打と申告敬遠で2死満塁としたが、和田が空振り三振に倒れた。
指揮官は「それなりに対応はできているのかなと思うんですけど、ヒットの割に点が入らないのがマリーンズの課題。そこは長打が絡まないと。今日の試合で言うと、次の塁への意識っていうのがあるはあるけど、若い子達がそこに欠けてる人が何人かいたので。これからもしっかりやっていきたい」と振り返った。