わたしはかもめ2023年鴎の便り(8月)

便

8月28日

[ロッテ]左脇腹肉離れ佐々木朗希2度のブルペン入り「強い球投げられるようになった」吉井監督[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)が、すでに2度のブルペン投球を行ったことを、吉井理人監督(58)が28日、明かした。

左脇腹肉離れで離脱している佐々木朗の状況に関し、「(27日で)立ち投げ2回目ですかね。ブルペンでそこそこ強い球を投げられるようになっているので、これから本格的なキャッチャーが座った投球練習が始まっていくと思います」と説明。今回は1軍が遠征中だったため浦和の2軍施設で行い、前回はZOZOマリンで実施。いずれも20球程度だ。

チームとは別メニューだが、ZOZOマリンでの試合日には、1軍選手らと一緒に練習などを行っている。吉井監督も「朗希とも話はしています。普通の雑談。『僕、元気です』みたいな感じで言ってくる」と笑った。状況もリハビリスタッフから常に報告を受けている。

復帰の目安は「分からない」とした上で、「こっちは(リハビリスタッフに)OKと言われたら(戦力として)いこうと思っている。こっちがスケジュールを決めていないので」。あくまでも佐々木朗の状態を最優先し、時期は決めていない。ゴーサインが出た際には「リハビリはどこで投げても一緒なので」と、いきなり1軍で先発登板させる意向を示唆した。「そうなると(佐々木朗の)後で投げるピッチャーが大変ですけれども…。まずは投げるのがOKになってくれてから考えようと思います」。首位オリックスとの3連戦を2敗1分けとし、ゲーム差も10.5に広がった。47年ぶりの勝利1位でのリーグ優勝に向けて、必要な戦力であることは間違いない。

7月24日のソフトバンク戦で負傷し、同25日に千葉県内の病院で「左内腹斜筋肉離れ」の診断を受け、登録を抹消された。指揮官は当初、「全力投球が出来るまでに2ヶ月。遅かったらもっとかかると思う。今季中に戻ってきてほしいとは思っています」と話していた。受傷から1ヶ月も経過していない時点でのブルペン入り。今後、捕手を座らせての投球などを含め、順調にいけば予定より早い復帰登板の可能性も出てきた。

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[ロッテ]小島和哉「ストライク先行で1イニングでも長く」29日日本ハム戦先発へ意気込み[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(27)が29日の日本ハム戦に先発する。

チームは先週末の敵地での首位オリックス3連戦で2敗1分けと負け越し、ゲーム差は10.5に拡大。本拠地での仕切り直しへ向け、「大事なカード頭となるのでストライク先行で1イニングでも長く、しっかりと投げてチームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。

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[ロッテ]コンバースとのコラボシューズ販売開始、「ALL STAR」に球団ロゴやマーくん[ニッカン]

ロッテとコンバースがコラボ!ロッテは28日、マリーンズオンラインストアで「CONVERSE」シューズ直営店「White atelier BY CONVERSE」とのコラボシューズの受注販売を開始したと発表した。

CONVERSEの代表モデル「ALL STAR(オールスター)」をオールホワイトにアレンジした限定モデルをベースに、マリーンズのロゴや球団マスコットのマーくんがプリントされたオリジナルデザインとなっている。

受注期間は9月3日、午後11時59分まで。

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ロッテ・朗希、9月復帰も!左脇腹の肉離れで今季絶望から一転、シーズン終盤間に合う!?[スポニチ]

左脇腹の肉離れで離脱中のロッテ・佐々木朗希投手(21)が9月下旬以降のシーズン最終盤で復帰する可能性が28日、浮上した。吉井理人監督(58)が27日にブルペンで2度目の立ち投げを行ったことを明言。当初の想定を上回るペースで近く本格的な投球練習を再開することを示唆した。全治2ヶ月の診断で今季絶望の可能性もあったが、順調に回復すれば、ポストシーズンも含めた逆襲の切り札となる。

7月下旬の離脱から1ヶ月が経過し、ようやく光明が差してきた。吉井監督によると、佐々木朗のブルペン入りは負傷後2度目。捕手を立たせて約20球を投じたそうで、指揮官は「そこそこ強い球を投げられるようになっているので、これから本格的に捕手を座らせて投球練習が始まっていくと思います」と今後の見通しを語った。

佐々木朗は7月24日のソフトバンク戦に先発し、6回1失点9奪三振と好投。だが、試合中に左脇腹に違和感を覚え、翌25日に千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断され、出場選手登録を抹消された。当初は全力投球まで最低2カ月を要するとされ、今季絶望の可能性もあったが、離脱からここまで1ヶ月。想定を上回るペースで、回復している。

指揮官は復帰プランについて「こちらがスケジュールを決めてはいない」と慎重な姿勢を崩さないが、佐々木朗の離脱後、チームは11勝17敗1分けと不振。2位とはいえ、首位・オリックスとは10.5ゲーム差をつけられている。そんな状況で早期復帰が実現すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出へ強力な追い風。同じ左内腹斜筋の肉離れで復帰まで4〜5週間と診断されたソフトバンクの藤井が、5週間で1軍復帰した例もある。

ロッテは雨天中止となった試合が10月9日まで組み込まれており、このまま順調に回復すれば、シーズン最終盤での復帰は十分に可能。WBC後と同様に2軍での調整登板を挟まなければ、さらに復帰を早められる。リーグ優勝は厳しくなったとはいえ、逆襲こそチームの代名詞。最速165キロの剛球が、進撃の象徴となる。

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ロッテ×コンバース、マーくんがプリント!オンラインストアで限定コラボシューズを受注販売[スポニチ]

ロッテは、マリーンズオンラインストアで「CONVERSE」シューズ直営店「White atelier BY CONVERSE」とのコラボシューズの受注販売を開始したと発表した。

CONVERSEを代表する「ALL STAR(オールスター)」をオールホワイトにアレンジした限定モデルをベースにマリーンズのロゴや球団マスコットのマーくんがプリントされたオリジナルのデザインとなっている。

サイズは20センチ〜30センチで価格は16000円(税込み)。受注は9月3日午後11時59分までで、発送は12月上旬を予定している。

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ロッテ・小島、29日の日本ハム戦先発「気合のピッチングをします」[スポニチ]

ロッテの小島和哉投手(27)が29日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発することが発表された。日本ハムはジェームス・マーベル投手(29)が先発する。

開幕投手を務めた小島は今季18試合に登板して6勝4敗、防御率3.72。日本ハム戦は今季初白星を挙げた4月18日以来となる。左腕は「大事なカード頭となるのでストライク先行のピッチングで1イニングでも長くしっかりと投げてチームの勝利に貢献したいと思います。とにかく気合でいきます。気合のピッチングをします!」とコメントした。

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[ロッテ]佐々木朗希、シーズン絶望一転ブルペン再開、1軍ぶっつけ復帰登板も、吉井監督「どこで投げても一緒」[報知]

左脇腹の肉離れで離脱しているロッテの佐々木朗希投手(21)が、ブルペン投球を再開したことが28日、分かった。27日にロッテ浦和の2軍施設で約20球、負傷後2度目となる立ち投げを行った。今後は捕手を座らせての本格的なピッチングを経て、シーズン中の1軍登板も現実味。短期決戦では間違いなく切り札となる右腕に吉井監督は、2軍で調整登板せず、ぶっつけで1軍登板させる可能性も示唆した。

朗希は7月24日のソフトバンク戦(ZOZO)で6回4安打1失点、9奪三振の好投も、左脇腹の違和感で93球で降板。同25日に左脇腹肉離れで登録を抹消され、全治は2ヶ月とされた。レギュラーシーズンでの復帰は絶望的と思われたが、驚異的な回復を見せ、光が差してきた。指揮官は今後のめどについて、あくまでリハビリ班の判断とした上で「(27日が)立ち投げ2回目。ブルペンでそこそこ強い球を投げられるようになっている。これから、本格的に捕手が座った投球練習が始まってくる」と現状を説明した。

復帰登板が、いきなり1軍戦の可能性も出てきた。吉井監督は2軍での調整登板について聞かれ「リハビリはどこで投げても一緒なので。そう考えると、後に投げる投手が大変ですけど、まずは投げられるかどうかOKと言われてから考えようと思います」。トレーナーのゴーサインが出れば、具体的に検討していく。

現在も朗希は、チームが本拠地で試合を行う際はZOZOマリンを訪れており、1度目の立ち投げもマリンで行ったという。「会話はしてます。ケガが治るまで何も言うことないので、普通の雑談です。『僕元気です』みたいな感じで言ってくる、そういうやつなので」と指揮官。シーズン中の1軍復帰がかなえば、最終順位への影響はもちろん、より万全な態勢が整うCSへ向けても大きな朗報。完全男の完全復活が、ポストシーズンの行方を大きく左右する。

佐々木朗希の今季

3月4日
中日とのWBC壮行試合(バンテリンD)で3回無失点。初回に日本選手最速タイ165キロ。
同11日
WBC1次ラウンド第3戦チェコ戦(東京D)で3回2/3を2安打1失点、8K。東日本大震災から12年たった日に、世界デビューし、WBC日本人最年少で勝利投手に。
同21日(日本時間)
WBC準決勝メキシコ戦(米マイアミ)で4回3失点。
4月6日
日本ハム戦(ZOZO)でシーズン初登板し、6回無失点、11K。今季初白星。最速164キロ。
7月19日
球宴第1戦(バンテリンD)で1回1安打無失点、2K。
同24日
ソフトバンク戦(ZOZO)で左脇腹を痛め、翌25日に「左内腹斜筋損傷」と診断。その時点で13登板7勝2敗。防御率1.48、130K、勝率7割7分8厘の3部門でトップに立っていた。

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[ロッテ]小島和哉が29日・日本ハム戦に先発「とにかく気合でいきます」[報知]

ロッテの小島和哉投手が、先発する29日の日本ハム戦(ZOZO)へ向けて、意気込みを語った。

チームは首位オリックスとの3連戦に1分け2敗。独走を許す形となったが、CS進出を確実にするためにも、本拠地での日本ハム3連戦は仕切り直しの大事な戦いとなる。

小島は、前回20日の楽天戦(楽天モバイル)では7回9安打3失点で勝ち負け付かず。自身7勝目をかけた一戦へ「大事なカード頭となるので、ストライク先行のピッチングで1イニングでも長くしっかりと投げてチームの勝利に貢献したいと思います。とにかく気合でいきます。気合のピッチングをします」と意気込んでいた。

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ロッテ・佐々木朗、投球再開、左内腹斜筋損傷で戦線を離脱中、すでに2度ブルペンで立ち投げ[デイリー]

左内腹斜筋損傷で戦線を離脱しているロッテ・佐々木朗希投手(21)について、吉井理人監督(58)が28日、「ブルペンで、そこそこ強い球を投げられるようになってきてる」と状態を説明した。

佐々木朗は前回登板となった7月24日・ソフトバンク戦で6回93球を投げたが、90球目に左脇腹に違和感を覚え降板。翌日の25日・西武戦の試合前練習には姿を見せず、登録抹消となっていた。

現在は順調に回復中で、既に2度ブルペンで立ち投げしたという。2度目はロッテ浦和球場のブルペンで約20球。指揮官は「これから、本格的なキャッチャーが座った投球練習が始まる」と、練習強度も徐々に上げる予定だ。

今後については「リハビリはどこで投げても一緒」とし、1軍、2軍どちらでの復帰登板もあり得るが、「まずは投げられると言ってくれてから考えようかな」と慎重に進める考えを示した。

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ロッテ・種市、進化の要因は阪神・大竹直伝のツーシーム、右肘手術から復帰、自己最多10勝[デイリー]

2020年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたロッテ・種市篤暉投手(24)が今季から本格復帰し、キャリアハイの10勝を挙げている。好成績を支えるのが阪神・大竹直伝の新球・ツーシーム。研究熱心な右腕が習得した新たな武器と共にエース道を究める。

2020年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術から今季本格復帰し、自己最多の10勝を挙げている種市。エースとしてローテを支える右腕は新球のツーシームを駆使し、チームを引っ張っている。

投球に変化を付けたかった。そこで、最速155キロの直球とフォークとの間の球として選んだのがツーシームだ。

「例えば2ボール発進とかでも、ここ真っ直ぐ通さなきゃいけないっていうとこでも、ちょっと変化させたいし、ゾーンにも投げたいと思った時に、ツーシームが1番いい」。

他選手のデータを見る中で、目に留まったのは「全部真っ直ぐに見える」という阪神・大竹の球。習得のため、大竹の早大時代の後輩であるチームメートの小島に仲介してもらい、助言をもらったという。

「(LINEで)2分ぐらいの動画を送ってくれて、文章でも丁寧に教えてくれて。めちゃくちゃ感謝してます。握りはオーソドックス。シュートして詰まらせたいっていうよりは、沈めてゴロを打たせたいっていう感覚」。

初めて試合で投げたのは、大竹に尋ねてわずか2日後の8月10日・オリックス戦だ。早速、新球を織り交ぜ、7回4安打無失点。それからは3試合に登板し、ここまで10勝5敗、奪三振数はリーグトップの136。投球の幅が広がり、余裕も生まれた。

「聞いた時に『この感覚投げれるわ』と思ってブルペンでちょっと投げて。(試合で)投げてみるかみたいな感じで投げたら、結構反応が良かった。困ったら真っ直ぐにならなくなったので、そこが1番大きい」。

佐々木朗を欠く中、吉井監督からエースとして信頼を寄せられている研究熱心な右腕。「しっかり自分の投球でチームを勝たせることが、結果的に引っ張るっていう形になれば」。首位オリックスとのゲーム差は今季最大の10.5と開いているが、諦めずに腕を振り続ける。

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ロッテ・和田康士朗「二塁打、三塁打を増やしていけたら」低いライナー性の打球を意識[BASEBALL KING]

◇楽天・松井から二塁打

ロッテの和田康士朗は、代走出場がメインで昨季は先発出場がわずか3試合だったが、今季はここまで19試合に先発出場し、打席数はプロ入り後シーズン自己最多の79打席に立っている。

7月29日のソフトバンク戦、左の大関友久のストレートをライトホームランテラスにプロ初本塁打を放てば、途中出場した8月20日の楽天戦、3−3の9回に守護神・松井裕樹が2ボール1ストライクから投じた3球目の148キロストレートを振り抜き右中間に二塁打。このチャンスメイクをきっかけに、荻野貴司の決勝打に繋げた。少しずつではあるが、打撃面でも成長した姿を見せている。

特にこの二塁打は和田が今年よく口にしている「コンパクトなスイング」ができ、取り組んできた成果を発揮できた打席にも見えた。「今までの僕だったら、甘い球が来たと思って力んでブンブン振っていたと思うんですけど、今年の練習を活かすことができたのかなと思います」と振り返る。

ライト前の安打を武器である足を活かして二塁打にしたように見えたが、「打った瞬間、右中間だったので二塁打というより三塁へいく気持ちで走っていました」と、三塁を狙っていたそうだ。

◇「逆方向に低く速い打球」

足を活かしたバッティング−。

和田は今季、コンパクトなスイングにスタイルチェンジしたのも、足を活かしていくため。具体的に、足を活かしたバッティングについて和田は「低いライナー、速いゴロという感じですね」と話す。

確かに試合前の打撃練習では左中間にライナー性の打球が多い。「試合になるとどうしても引っ張り方向の打球が多くなっちゃうので、練習で意識的に流している感じですね」。

振り返れば2018年に当時ロッテで2軍打撃コーチを担当していた大村巌コーチ(現DeNAコーチ)をきっかけに、筒香嘉智から練習で反対方向に打つことの重要性を教わり、そこから試合前の打撃練習では反対方向に打つようになった。

筒香から教わった時と、今で反対方向へ打つ意識において違いはあるのだろうか−。

「あの時は知識がない中で話を聞いていたので、逆方向に打っておけばいいんだという感じだったんですけど、今は逆方向に低く速い打球というのを心がけています」。

ライナー性の打球が増えれば、和田の特徴を活かしたバッティングができる。

「低いライナーを打てば外野の間を抜けることが多くなると思うので、二塁打、三塁打を増やしていけたらいいなと思います」。

大事なシーズン最終盤、代走、守備固めでの登場が多くなりそうだが、「代走から打席が多くなると思うので、その1打席でしっかり自分の持ち味を発揮できたらいいなと思います」。走塁だけでなく、バットでもチームの勝ちに繋がる安打を放ちたい。

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ロッテ・小島和哉、ペルドモと種市から教わったスライダーに好感触「すごくいい感じで投げられています」[BASEBALL KING]

「だいぶ悪かった時よりもよくはなっていますけど、無駄な点数があるのであんまり納得はしていないです」。

ロッテの小島和哉は8月、ここまで3試合・20イニングを投げて、1勝1敗、防御率2.25の成績だ。

前回登板の20日の楽天戦では7回・112球を投げ、3失点だったが、本人は「この前の試合とかも2点取ってもらった後なので、そこは最低でも流れてきにいったら2点で止めないといけないところだった。5回の(逆転打を打たれた)浅村さんのところは配慮が足りなかったというか、もっと慎重に行っても良かったかなと」と初回に2点を先制してもらいながら、5回に3点を失い一時逆転を許したことを反省した。

続く2−3の6回は2死三塁から辰己涼介を132キロの縦スライダーで三振に仕留め、ピンチを出した。「吉井さんと話をした時にももう少しスライダー改善できるんちゃうかと感じだったので、色んな人に聞いてみて練習で投げたりして、試合で投げたのは初めてだったですけど、良い感じでした」と、7月30日のソフトバンク戦で初めて投げ、三森大貴を2打席連続で縦のスライダーで空振り三振を奪うなど、オールスター明け、“縦のスライダー”が投球を支える球種の1つになっている。

「種市、ペルドモさんとかにスライダーを教わってからすごくいい感じで投げられています。それによって前よりも真っ直ぐに近いカットになりました。真っ直ぐも遅かったので、最近はまた上がってきたんですけど、その辺はスピードも大事な要素かなとちょっと思ってきてはいます。段々いい感じに思ったようにで始めたので、そこは良い兆候だと思います」。ペルドモや種市篤暉からスライダーのアドバイスをもらったことで、ストレートやカットボールの球速も戻ってきた。

これまではどちらかというと、カットボールやチェンジアップを決め球に使うことが多かったが、今季は追い込んでから縦のスライダーなど様々な球種で抑えている。

「そうですね、いい追い込み方しても、右バッターだったらチェンジアップが絶対頭にあると思うので、チェンジアップをそれでも投げるのか、それを外して違う球種で組み立てるのか。バッターの反応を見て投げている感じなので、いい追い込み方をしても追い込まれたら右バッターは絶対、チェンジアップケアが入ってくる。そこでそれを超えるようなチェンジアップを投げられていたり、相手が意図していない球で打ち取ることが今は悩むところでもあり、うまく生かしたいところだなと思います」。

オールスター明けは中6日で先発してきたが、29日の日本ハム戦では久しぶりに登板間隔を空けての先発となる。春先の取材で小島は、週頭で先発する際は「できるだけ長いイニングを投げて僕の試合で中継ぎを使わないことを考えていけば後半とか、心置きなく中継ぎを投入できると思うので、週頭で投げる時はいつもよりイニングをしっかりと考えて長い回を投げることを1番に考えてやっていきたい」と話している。完投、完封ができればベストだが、1イニングでも長く投げて、リリーフ陣にバトンを渡したい。

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[千葉魂]「青空ミーティング」意識共有、リーグVへ、泥臭く諦めない[千葉日報]

メディアはその出来事を「青空ミーティング」と報じた。8月20日のイーグルス戦(楽天モバイルパーク)の練習前。選手達が右翼付近の芝生に座って円になった。円の中心には吉井理人監督がいた。時間にして7分程度。まず指揮官が話し、選手達も話をした。

「いや、別に場所にはこだわりはなかった。中は少し暑かったし、冷房機などの音もあって聞きにくいかなと思っただけ」。

意図して空の下を選んだ訳ではないと吉井監督は言った。前日19日の敗戦後のコーチミーティングが終わってから選手達を集めることを決めた。

「試合が終わって、ちょっとアカンなあと思った。勝つことへの気持ち。勝ちにつながるプレー。例えば打者ならヒットやホームランがベストではあるけど、ファウルをたくさん打って、相手投手に球数を投げさせるということもそう。勝つために自分に何が出来るか。そこに意識があるのかという部分」と吉井監督。


勝ちに対しての意識を改めて共有したかった。だから「目標」と「目的」に分けて話をした。目標はゴール。目的はそこにたどり着くために何をするか。マリーンズにとっての目標は優勝。そのためにそれぞれが目的を持って行動をする。

「あんまり人生で明確に目標と目的を考えることはない。日々、ボケッと過ごしがち。しかし、ここをしっかりと決めて伝えておけば、次の行動が見えてくる」と吉井監督。そして「野球選手として当然、優勝が目標。今年はここまでみんなで頑張ってきてこの順位にいてチャンスがある。せっかくのチャンスなのだからトライしないと。人間はどうしてもうまくいかないことを考えてしまって、トライするのを躊躇してしまうことがある。それはアスリートとして1番、カッコ悪い事。ミスを恐れずにどんどんトライしていきましょう」。指揮官の熱弁を選手達も聞き入った。

一通り、話し終えると柿沼友哉捕手と目があった。だから、一言を求めると「勝つために泥臭くいくべき。今は泥臭さが必要な時期だと思います」と口にした。続いてルイス・ペルドモ投手が自ら手を挙げた。敗れた前日の試合で1点リードの8回に登板したが逆転を許し敗戦投手になっていた。「チームが1つになることが大事だ。誰もミスをしたくてミスをしない。ミスをしたら、みんなでカバーをする。1つになってやっていきたい」。助っ人が率先して意見を言ってくれたことが嬉しかった。


8月20日、マリーンズは逆転勝利をしてカード勝ち越しを決めると、仙台から千葉に戻って行われた22日のホークス戦も勝利。このカードも勝ち越した。8月は苦戦をしているが、7月までは勝利へ、全員で執念深い野球を続け、勝ちを重ねてきた。その姿に舞い戻ったようだった。8月26日、首位バファローズに優勝マジックが点灯した。その背中は遠い。しかし、リーグ優勝を目標に掲げるシーズン。最後の最後まで諦めてはいけない。何が起こるか分からない。チーム一丸、泥臭く点をとり、守り、諦めずに勝っていく。その先にだけ見たことがない光景が広がっている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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