わたしはかもめ2023年鴎の便り(9月)

便

9月15日

[ロッテ]佐々木朗希17日の西武戦でベルーナドームプロ初登板「リミットを決めて」吉井監督[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(21)の次回登板が、17日の西武戦(午後1時開始、ベルーナドーム)に正式決定した。吉井理人監督(58)が15日、「日曜日にいけそうです」と明かした。ベルーナドームはプロ初登板となる。

10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を果たした。球数を制限する中で3回45球を投げ、2安打2奪三振1失点。今季初めてパ・リーグ球団から黒星を喫したが、上々の発進だった。指揮官は、その後の体調を確認しながら登板間隔を中6日か中7日で模索していたが、中6日の決断は順調な回復の証しだ。球数については「次も、ある程度リミットを決めてやろうと思います。徐々に増やしていきたい」との意向も示した。

西武戦は過去4試合に先発登板し、2勝0敗。今季も7月5日に8回5安打11奪三振無失点の好投で、勝ち投手となっている。今季レギュラーシーズンは残り20試合。首位オリックスとの差が広がった一方で、クライマックスシリーズ(CS)出場権争いは混戦となってきた。最速165キロ右腕の復調が、CS進出や突破のカギを握る。

ページトップ

[ロッテ]美馬学が16日西武戦に先発「大事なカードの頭で1イニングでも長く」[ニッカン]

ロッテ美馬学投手(36)が、16日の西武戦(午後1時開始、ベルーナドーム)で先発することが発表された。

「とにかくチームが勝てるように全力を尽くします。大事なカードの頭での登板になりますので1イニングでも長く投げて、チームの勝利に貢献したいと思います。全力でチームの勝利のためだけに頑張ります」。

今季は西武戦3試合に先発し、いずれも黒星を喫している。個人的には2勝8敗と苦しいシーズンだが、9月に入ってからは2試合で1勝1敗、防御率1.93と粘りの投球を見せている。

ページトップ

9月26、27日、イースタン楽天対ロッテ戦の球場と開始時間を変更[ニッカン]

イースタン・リーグは15日、試合日程の変更を発表した。

26、27日の楽天対ロッテの開催球場と開始時間(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉、午後0時半)を、26日は「楽天モバイルパーク、午後6時」に、27日は球場はそのままで開始時間を「午後1時半」に変更する。

ページトップ

[ロッテ]公式ファンクラブ「TEAM26」ゴールド会員など24年度会員9・22から募集開始[ニッカン]

ロッテは15日、球団公式ファンクラブ「TEAM26」の24年度会員募集を22日午前10時から開始すると発表した。

24年度の「TEAM26」は無料会員を含めて5種類の会員コースが設定されている。主な入会特典は、

(1)
最大6試合の観戦チケット引換券
(2)
チケット割引や早期購入サービス
(3)
会員限定特典グッズ
(4)
シーズン中に設定されるファンクラブデーでの来場特典お渡し
(5)
チケットやグッズなどと引き換え可能なMポイントの取得及び利用
(6)
会員限定イベントへの参加

などが、それぞれ会員コース毎に設定されている。

会員の種類は、ゴールド会員、レギュラー会員、ジュニア会員(中学生以下)、カジュアルレギュラー会員、無料会員に分かれている。入会は球団公式ホームページのファンクラブページや、ZOZOマリンスタジアム外周に設置されているTEAM26ブースで受け付け予定だ。

ページトップ

ロッテ・佐藤都志也がここ一番で見せた勝利への執念、意表つくセーフティーバント選択の意図/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

相手の投手が投球モーションに入った瞬間、さっとバットを寝かせた。ロッテ・佐藤都志也捕手(25)の今季229打席目に、それは起きた。虚を突かれたのは、ZOZOマリンスタジアムの記者席で見ていた私だけではないと思う。まさかの出来事に、相手の野手の反応がわずかに遅れ、投手への内野安打となった。その後の逆転勝利を呼び込む勝負のツボ≠ノなったこの奇襲は、佐藤都の好判断で生まれた。

状況を整理する。9月12日のロッテ−楽天23回戦。今季122試合目。クライマックスシリーズ進出を目指す2位のロッテは、4位の楽天と3ゲーム差で負けられない一戦だった。

1−3の7回無死一塁で、左打席に入った7番打者の佐藤都はセーフティーバントを試みた。三塁線にボールを転がし、全力疾走。気迫のヘッドスライディングで一塁ベースに飛び込み、セーフ判定をもぎ取った。

「打てる捕手」として期待される今季4本塁打の佐藤都にとって、ベンチからのサインではなく、自らの判断でセーフティーバントを試みたのは、プロ入り後初めてのことだったという。ペナントレースの大事な終盤戦に繰り出した勝負手で好機を広げた。

「いつか(自らの意思で)セーフティーをやろうと思っていた。(この一戦は)とくに負けられない試合というのは、自分達も分かっていたので、そういう試合で成功できたっていうのは大きかったなと思います」。

チャンスを広げ、流れを一変させた好判断は、荻野貴司外野手(37)の左翼席への1号逆転3ランにつながる。試合後、荻野は「必死につないでつくってくれたチャンス。しっかり返さないといけないなと思いました」と佐藤都の勝利への執念が伝わっていたことを明かしている。お立ち台に上がったのは荻野だったが、逆転劇のターニングポイントは、佐藤都のセーフティーバントだったといえる。吉井理人監督(58)は「佐藤のアイデアです。よく決めてくれました」と目を細めた。

アイデアの伏線になったプレーは7回に隠されていた。先頭打者の山口航輝外野手(23)が、三塁を守る阿部の失策で出塁していた。「(前を打つ)山口がサードのエラーで出ていたので、その時点で(三塁への)セーフティーもありだなと思いました」とニヤリ。そこで迎えた7回の第3打席。初球は「警戒されるだろうな」と推測し、「前に飛ばさないように振って、次に勝負しようと思った」。1球目にセーフティーバントへの警戒心を解くために相手へ煙幕を張る。わざとフルスイングしてファウルにすると、「サードが少し下がったのが見えた」と2球目にトライした。

ボールは三塁手ではなく、投手が捕球。慌てて一塁に送球したが、ヘッドスライディングした佐藤都の手の方が早かった。「僕は足が遅いので、何とか必死に。セーフになればなと思って頭からいきました」と笑った。試合前練習では毎日のように佐藤都がバント練習に打ち込む姿がある。「バントには自信があった。確率が高いことをしたいなと思った」。成功の裏には、明確な裏付けと日々の努力があった。

残り20試合。負けられない試合では、ワンプレーが勝負の流れを一変させる。しびれる試合が続く終盤戦だからこそ、佐藤都の自ら考えて行動に移したプレーに価値がある。「自分がやれることをやるだけです。守りに入るのではなくて、攻めて攻めて。何とかロッテらしい野球ができればいい」と佐藤都。的確な状況判断でチームを支える。

ページトップ

ロッテ・ポランコ、初本塁打王よりも勝利優先「僕にとって1番の幸せ」[スポニチ]

ロッテのポランコが残り20試合でのラストスパートを誓った。23本塁打でリーグトップに並んでいるが、目指すはタイトルよりも勝利。「勝つことが僕にとって1番の幸せ」と言い切る。

14日に32歳の誕生日を迎えた4番打者は「32歳も大好きな野球を続けて良いシーズンを過ごしたい。僕が打点を挙げれば挙げるほど、チームは勝つと思うので、打点を挙げることに集中したい」と気合を入れた。

ページトップ

ロッテ・朗希、中6日で17日の西武戦先発、目安は70球前後、吉井監督「徐々に増やしていく」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗が17日の西武戦(ベルーナドーム)に先発することが確実になった。吉井監督が次回登板について「日曜日(17日)にいけそうです」と明言した。

完全復活へ着々と歩を進めている。左脇腹の肉離れから48日ぶりに復帰した10日のオリックス戦は3回45球を投げ、2安打1失点。最速は161キロにとどまったが、上々の再スタートを切っていた。試合後、指揮官は「彼の体調次第だけど、順調なら中6、7日で」と語っていたことから、中6日での起用は回復が順調な証だ。

投球数について、吉井監督は「次も、ある程度リミットは決める。徐々に増やしていきたいと思います」と慎重だが、次回は70球前後が見込まれる。中6日をキープできれば、レギュラーシーズンで4度の登板が可能。2位死守とCS突破へ、切り札となる。

ページトップ

ロッテ・美馬、16日の西武に先発「チームの勝利のためだけに頑張る」[スポニチ]

ロッテの美馬学投手(36)が16日の西武戦(ベルーナドーム)に先発することが発表された。

西武は平良海馬投手(23)が先発する。

美馬は今季15試合に登板して2勝8敗、防御率4.82。

「とにかくチームが勝てるように全力を尽くします。大事なカードの頭での登板になりますので1イニングでも長く投げて、チームの勝利に貢献したいと思います。全力でチームの勝利のためだけに頑張ります」とコメントした。

ページトップ

ロッテ公式ファンクラブ「TEAM26」24年度会員の募集を22日から開始[スポニチ]

ロッテは22日午前10時から球団公式ファンクラブ「TEAM26」の2024年度会員募集を開始すると発表した。2024年のTEAM26には無料会員を含めて5種類の会員コースが設定されている。

主な入会特典として、

(1)
最大6試合の観戦チケット引換券
(2)
チケット割引や早期購入サービス
(3)
会員限定特典グッズ
(4)
シーズン中に設定されるファンクラブデーでの来場特典お渡し
(5)
チケットやグッズ等と引き換え可能なMポイントの取得及び利用
(6)
会員限定イベントへの参加

などが、それぞれ会員コースごとに設定されている。

2024年度「TEAM26」の会員コースはゴールド会員:11000円、観戦チケット引換券最大6枚、特典グッズ5種(ミズノトラックジャケット、撥水トートバッグ、マリーンズ×SPARXコラボ真空断熱炭酸用ボトル、ホームベース型珪藻土マット、指定席引換券+一部指定席引換券)の中から1種。レギュラー会員:3900円、観戦チケット引換券最大2枚、特典グッズ4種(ラウンドショルダーバッグ、ロープマルチポーチ、UVカット オリジナルバスマット、ジュニア アロハシャツ)の中から1種。ジュニア会員:3200円、中学生以下限定、特定日を除く平日試合への招待、特典グッズ4種(レギュラー会員と共通)の中から1種。カジュアルレギュラー会員:2900円、観戦チケット引換券最大2枚。無料会員。会費はいずれも税込み。入会は球団公式ホームページのファンクラブページ、またはZOZOマリンスタジアム外周に設置されているTEAM26ブースで受け付ける予定。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗希、17日・西武戦で復帰後2度目の先発へ、吉井監督「いけそうです」CSに向けて万全に[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(21)が、17日・西武戦で左内腹斜筋損から復帰後2度目の先発に臨む。吉井監督が15日、「日曜日いけそうです」と明かした。

右腕は7月24日・ソフトバンク戦で左脇腹に違和感を覚え、翌25日に左内腹斜筋損傷と診断され登録抹消。全力投球まで約2ヶ月とされていたが、わずか1ヶ月半のスピード回復で、10日・オリックス戦で復帰登板した。

敗戦投手とはなったものの、約50球を目安とした登板で3回45球を2安打1失点。試合後右腕は「まずはけが無く投げ終えて、それが1番」と納得の表情を浮かべていた。

その後の方針として指揮官は「中6、7日でやっていきたい」と話しており、17日での登板はプラン通り。投球数の制限については「リミットは決めてやろうと思っています」と、長いイニングは投げない予定だが、「(球数を)徐々に増やしていく」。CSに向け、ローテーションの柱が万全な状態に仕上げていく。

ページトップ

「彼女は“匂わせ”好き」千葉ロッテ・藤原恭大(23)が?高校時代からの彼女”と“7年愛&同棲「豊洲デートでは愛犬と一緒に…」[文春オンライン]

千葉ロッテマリーンズに2019年にドラフト1位で入団した藤原恭太外野手(23)が、高校時代から交際している女性と今年3月から同棲していることが「週刊文春」の取材で分かった。

9月11日、「週刊文春」はロッテの安田尚憲選手(24)と“紗栄子似”のA子さんとの結婚をスクープ。安田は記者の直撃に「何かプロ野球選手らしい経験が出来ました(笑)」と微笑ましいコメントを残したが、今回、同じロッテの“若手の有望株”に熱愛スクープが飛び出した。

藤原は2019年、ドラフト1位でロッテに入団。

「大阪桐蔭高出身の藤原は4番打者として史上初めて甲子園春のセンバツ連覇と春夏連覇を達成。同級生には中日ドラゴンズの根尾昂(23)、日本ハムファイターズの柿木蓮(23)、巨人の横川凱(23)などが揃い、『最強世代』と呼ばれました」(スポーツ紙デスク)

プロ1年目の2019年には高卒新人ながらシーズン開幕戦で、1番・センターに抜擢された。その後は1軍と2軍を行ったり来たりする時期を過ごしたが、今年になって本領発揮。

「開幕戦に『9番・センター』で出場。開幕直後に打率、安打数で一時リーグトップに立ち、一気にレギュラーを掴みそうな勢いを見せました」(同前)

藤原は“プロ野球界屈指のイケメン”としても知られる。

「端正な顔立ちから女性ファンが多い選手です。2019年に女性を対象に行われたロッテの『イケメン選手』アンケートではルーキーながら1位に輝きました。

グッズの売れ行きも好調で2019年のシーズンから、Tシャツ、キーホルダー、タオルの3種類が販売されましたが、初年度はいずれも想定の2倍の売れ行きだったとか。選手の名前が書かれたタオルは年間1000枚ほど売れればよいのですが、藤原のタオルはわずか7日間で約2000枚を売り上げたこともあります」(同前)

そんな藤原を射止めた女性とは誰なのか。知人が明かす。

◇交際期間は7年。愛犬と豊洲デートの様子をキャッチ

「同学年の彼女のB子さんです。実は藤原さんは今年の3月頃からB子さんと同棲を始めたんです。高校1年生の時から付き合い始めたので、交際期間はもう7年になります」。

「週刊文春」の取材班は、2人のデート現場を目撃している。

9月14日、藤原とB子さんがいたのは東京・豊洲。愛犬を抱えた2人は大型商業施設内のレストランへ。

終始リラックスした様子で過ごすと、B子さんが運転する車でマンションへと返っていった。

9月15日午後、取材班は藤原を直撃した。

≫すみません、週刊文春です。
藤原
「はい。」
≫お付き合いされているB子さんについて、お伺いしたく。
藤原
「はい。」
≫安田さんはご結婚されましたが、藤原さんはいかがですか?
藤原
「まだっす。」

降りしきる雨の中、寡黙ながらも記者の質問に一つ一つ丁寧に答えた藤原。時折、笑顔を見せることもあった。

現在配信中の「週刊文春電子版」では、“球界屈指のイケメン”藤原を射止めたB子さんの人となりと素顔、B子さんの「交際匂わせ」事件、取材班が目撃した豊洲デートの様子、そして藤原との詳しい一問一答を報じている。

ページトップ

泣いても、笑っても残り20試合、ロッテ・中村奨吾「野手が頑張って流れを作っていけたら」[BASEBALL KING]

ロッテの中村奨吾は、打率.229ながらも相手投手に球数を投げさせたり、送りバント、無死二塁の時に進塁打を打つなど、チームに貢献している。

8月31日の日本ハム戦では2−3の4回1死一塁の第3打席、田中瑛斗に対して3ボール2ストライクから粘りに粘って10球目の146キロストレートを見送り四球を選び出塁すると、山口航輝のレフトへの安打で一塁から一気に長駆ホームインした。9月5日のソフトバンク戦でも5打席で合計33球を投げさせた。

「去年の方がそういう打席が多かったと思うんですけど、今年に関しては早いカウントから甘いボールを打ちにいこうという思いで打席に入っています。それが追い込まれたりして、何とか1球でも多くという気持ちで球数を投げさせるのが多いのかなと思っています」。

9月5日のソフトバンク戦のように5打席で合計30球以上投げさせる日もあれば、9月9日のオリックス戦は3打席中2打席が初球打ちという日もあった。チーム方針によるものなのだろうか−。

「チームの方針はどんどん打っていって、追い込まれたら球数を投げさせてという感じですけど、早いカウントから甘い球が来れば、それを捉えにいきたいと思っています。早いカウントから甘い球が来なかったら、ボールを見ながらという形になると思います。それは状況判断というのが多いかなと思います」。

経験値の少ない若手選手がスタメン出場する機会が増えてきた中で、中村が打って決めて欲しいという場面もある。ただ、冒頭にも述べたように四球、進塁打であったりと、数字には表れない部分での貢献度が高いのも事実。

「打率がなかなか上がってこない中で、もちろんヒットを打つのが1番だと思います。ランナーがいたら進めるし、チャンスメイクもできるしというところだと思うんですけど、なかなか思うようにいかない中で最低限何ができるか考えてやっています。ノーアウトでランナーが二塁にいたら進塁打、バントのサインが出ることもありますし、なるべくできることはできるようにというか、確率が高いものはランナーを進めて後のバッターに任せるとか。四球でもランナーに出て後ろに繋いでという形は考えるようにしています」。

なかなか状態が上がってこない背景には、マークが厳しかったりというところも関係しているのだろうか−。

「長年出てきてデータもあると思いますし、打順の流れでポランコがすごい調子が良かったら何とか自分を抑えないと、自分で勝負というところがあると思います。そういう打順に置いてもらっていることなのかなと思いますね。マークされるのは仕方がないことですし、自分が打てば乗ってくるというのは自分でも分かっています。相手もそれは警戒して攻めてくると思いますし、そういうことがあるかなと思いますけど、それをしっかり対応して自分がやっていかないといけないなと思いますね」。

泣いても、笑っても残りは20試合。現実的にはリーグ優勝が厳しくなった中で、チームとしての意地、勝利をファンに多く見せて欲しい。

「ピッチャーが頑張ってくれています。その中で野手が先制点をとり、なるべくチームに良い流れを持ってきて、ピッチャーに頑張ってもらってという形が前半戦勝っていた流れだと思います。3番という打順で初回に回ってくるので、そこで何とかランナーがいたら先制できるように。ランナーがいなくてもチャンスメイク、点につながるように意識して、ピッチャーが頑張ってくれているので打線で何とか援護していい流れで試合を進められたら、勝ちに繋がると思う。野手が頑張って流れを作っていけたらいいなと思います」。

中村奨吾が打てば、チームも盛り上がる。魂を込めた一打を魅せてくれ。

ページトップ

[千葉魂]チーム救った荻野の一発、最年長、背中で牽引[千葉日報]

チームを救う一撃だった。4連敗で4位イーグルスに3ゲーム差まで詰められて迎えた9月12日、本拠地でのイーグルスとのゲーム。2点ビハインドの7回に起死回生の一発を放ったのはプロ14年目ベテランの荻野貴司外野手だった。無死一、二塁の絶好のチャンスを作りながら2つのアウトを重ね、好機がしぼみかけた場面。イーグルス先発則本の初球。高めカットボールを強振。打球はそのままレフトスタンドに消えていった。

「ストレート待ちのカットボールだったけど、うまく身体が反応して打つことができた。感触としては微妙。越えるかなぐらい。半信半疑の気持ちで走っていたけど入ってよかった。気持ち良かったです」と荻野は今シーズン初本塁打、12年連続本塁打を記録することになったアーチを振り返った。

高めの甘めのところの直球に目付けをして待っていた。「球種が違っても目付けをしたゾーンで身体が反応できたら打とうと思っていた」というベテランらしい対応で強打。打球は伸びていった。


今季は2度、戦線を離脱。4月に右太ももを肉離れとなると8月に今度は左太ももの肉離れ。ケガと戦い続けた。

「1度目は痛みがひどくて、自分がイメージしていた以上に時間がかかったけど2度目は自分の感覚的にもそんなにかからないだろうと思っていたので、落ち込むことはなかった。とにかく1日でも早く戻れるように準備をしていこうと思った」と荻野。

だからこそ体のケアは入念に行う。年齢と共に身体の可動域は減ってきていると感じ、今年はストレッチを多めに取り入れている。球場入り後、全体練習後、試合前と様々な動きのストレッチを組み入れて身体をいたわる荻野の姿を見かける。

チーム最年長の37歳で10月には38歳を迎える。そんな男の背中を後輩選手達は見ている。「何か言葉で引っ張るタイプではない。結果を出すことが大事かなと思う」と荻野は言う。そして「最年長になるまで野球をしているとはルーキーの時は想像もしていなかった。毎日が必死。1年目からケガが多かったのでいつ終わってもおかしくない日々。常にその危機感はある」と話す。

最後にチームが日本一となったのは2010年。荻野がルーキーイヤーの年だ。しかし本人は交流戦期間中に戦線離脱をして大舞台には立てていない。「とにかく諦めずに上を目指してやっていきたい。最後まで戦いたい」。普段は大人しい大ベテランは密かに闘志を燃やす。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ