ソフトバンクが快勝し単独2位に立った。1−1の5回は井上がプロ初本塁打となるソロを放ち、柳田の押し出し四球と近藤の犠飛で3得点。7回は川瀬の2点打などで5点を加えた。和田は7勝目。ロッテは6連敗で4位に下がった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 0 | 1 | 10 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテの小島和哉投手(27)が2被弾などで、6回2/3、7失点で6敗目(8勝)を喫した。
初回は3者凡退に抑えて上々のスタートをきったが、2回先頭のソフトバンク近藤に左越え本塁打を浴び、先制を許した。22日には発熱による「特例2023」で登録抹消。微熱だったため、熱の下がった翌23日にはブルペンに入って調整した。クライマックスシリーズ(CS)出場権を争うソフトバンクとの直接対決を重視し、今季初の中5日登板に予定通り準備した。「チームが連敗中での登板でしたし、大事な試合ということも分かっていたので、この試合にかける思いはあったのですが、結果を出すことが出来ず悔しいです」。5回先頭の井上にはプロ初弾となる左越えソロを喫し、連打や押し出し四球で一挙3失点。押し出し四球の場面では、天を仰いで跳びはねて悔しさを表す場面もあった。
吉井監督は「立ち上がりの調子は悪くなかったと思うんですけれど」と評価した一方、6安打5四死球の内容には「打たれたくないと思うとボールが多くなって苦しくなって、失点しまう。今日もそういうパターン。小島の課題」と分析した。同じ早大OB和田との投げ合いに「和田先輩はどんどんストライクゾーンに強い球を投げ込んでいたので、あの辺を小島も見習って欲しい」と願った。
6回を投げ終えて101球だったが、7回も続投した。「彼が『いきます』といったので。こっちもいかすつもりでいたんですけれど、ファイティングポーズをまだ下ろしていないんだったら『いこう』と」。開幕投手も任せた小島の気持ちの強さには頼もしさを感じていた。
チームは6連敗となり、CS圏外の4位に陥落した。
ロッテがクライマックスシリーズ(CS)出場権を争うソフトバンクに大敗を喫した。6連敗でCS圏外の4位に陥落。Bクラスは開幕4戦目で1勝3敗の5位だった4月4日以来となった。
新たに荻野貴司外野手(37)と安田尚憲内野手(24)が発熱による「特例2023」で登録抹消された。この4日間で佐々木朗、山口、藤岡ら主力8選手が離脱する非常事態だ。吉井理人監督(58)は22日に発熱で抹消された小島和哉投手(27)を、体調不良明けながら今季初の中5日で先発起用も7回途中7失点降板。打線も4回、5回と無死から連打でチャンスをつくったが、4回無死二、三塁からグレゴリー・ポランコ外野手(32)の一ゴロの間に三塁走者が生還した1点のみに終わった。
指揮官は、熱が下がりつつある選手はいるものの、「最短で(日本ハムとの敵地)3連戦が終わってからです」と離脱者の復帰は早くても30日の西武戦以降となることを明かした。「何人かは戻れると思うんですが、38度以上の熱がみんな出ているので、復帰は慎重にやっていかないと。それが原因で故障しちゃうといけない」と意向を示した。
連敗阻止に向け、「いるメンバーで出来ることをしっかり。結果はこっちで責任を負うので選手達には思いきりやって欲しい。チームは苦しい状況ですけれどみんなで食らいついていくしかない」と前を向いた。
ロッテは6連敗でCS圏外の4位に陥落した。
Bクラスは開幕4戦目で5位だった4月4日以来。新たに荻野と安田が発熱による「特例2023」で登録抹消され、この4日間で主力8選手が離脱する緊急事態だ。吉井監督は22日に発熱で抹消された小島を、体調不良明けながら今季初の中5日で先発起用も7回途中7失点降板。離脱者の復帰は早くても30日の西武戦以降となるため、指揮官は「いるメンバーで出来ることをしっかり。結果はこっちで責任を負うので選手達には思いきりやって欲しい。みんなで食らいついていくしかない」と求めた。
ロッテ美馬学投手(37)が26日の日本ハム戦(午後6時開始、エスコンフィールド)で先発する。
今月19日に37歳の誕生日を迎えてから初のマウンド。「自分の役割をしっかりと果たせるように頑張ります。チームの勝利のために全身全霊をボールに込めて投げていきたいと思います」。今季の日本ハム戦は3試合に登板し、1勝1敗、防御率5.28だ。前回登板の16日西武戦では5回無失点で3勝目を挙げており、今季初の連勝を狙う。
指原莉乃プロデュースの人気アイドルグループ「=LOVE」が来場し、試合前にパフォーマンスとセレモニアルピッチを行った。
グラウンドでのパフォーマンスでは「青春“サブリミナル”」を披露した。セレモニアルピッチはメンバーを代表して野口衣織がマウンドへ。背番号「10.」のユニホーム姿で黒のグラブを左手に、セットポジションから投球した。「本当はノーバウンドでキャッチャーまで届けたかったのですが、方向がずれてしまい悔しかったです」。ボールは打者の藤原恭大外野手が立つ左打席から大きく三塁側方向にそれ、捕手役の和田康士朗外野手がキャッチした。「マウンドに立ってボールを投げるのはもちろん初めてで、滅多にない経験をさせていただきました。野球、楽しい。パフォーマンス中も千葉ロッテマリーンズのファンの皆さんは手を振ってくださったり、暖かく見守ってくださっているのが伝わってきました。とても感謝しています。今回このようなご縁をいただいたので、引き続きロッテさんを応援したいと思います。頑張ってください」と感謝し、クライマックスシリーズ出場権争い中の選手らにエールも送った。
最後はメンバー10人が並び「皆さん本日は本当にありがとうございました」と挨拶し、大きな拍手を浴びた。
ロッテの荻野貴司外野手(37)と安田尚憲内野手(24)が「特例2023」で登録を抹消された。代替選手として平沢大河内野手(25)と大下誠一郎内野手(25)が登録された。
クライマックスシリーズ出場権争いが激化する中、発熱者続出の危機的状況だ。22日に発熱で抹消された小島和哉投手(27)は幸い微熱ですぐに回復し、この日先発するが、23日には藤岡裕大内野手(30)と山口航輝外野手(23)が発熱し、離脱中だ。さらに前日24日には先発予定だった佐々木朗希投手(21)に加え、沢村拓一投手(35)、岡大海外野手(32)も発熱。福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチ(47)もチームを離れた。
吉井理人監督(58)は前日の試合後、「いるメンバーの特徴を生かせるように、こっちは作戦を考えるので、選手は何も変えることはない」と、今まで通りそれぞれのベストを尽くすことを願っていた。
ロッテは25日、10月1日から掲示される千葉県共同募金会による「赤い羽根共同募金運動」のポスターに、5選手が起用されたことを発表した。
ポスターには佐々木朗希投手、佐藤都志也捕手、益田直也投手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手が起用され、10月1日から24年3月31日まで、千葉市内の学校242校や千葉県内公共施設、商業施設で掲示される。
発熱による離脱者が続出しているロッテは勝率で並んでいたソフトバンクに大敗し、今季ワーストの6連敗。最大13あった貯金をはき出し、4月5日以来の借金1となった。楽天に勝率で2毛上回られ、4位となり4月4日以来174日ぶりにBクラス(4位以下)に転落した。吉井理人監督(58)の一問一答は以下の通り。
元HKT48の指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」が来場し、試合前にパフォーマンスと始球式を行った。瀧脇笙古らメンバーが、グラウンドでヒット曲「青春”サブリミナル”」を披露するなど球場を盛り上げた。始球式は野口衣織が担当。山なりのボールは大きく右にそれてバウンドし、「本当はノーバウンドでキャッチャーまで届けたかったのですが、方向がずれてしまい悔しかったです」と振り返った。
ロッテ・美馬学投手(37)が26日の日本ハム戦(エスコン)に先発する。19日に37歳の誕生日を迎えてから初めて立つ勝負のマウンド。今季の日本ハム戦は3試合で、1勝1敗、防御率5.28と決して相性が良い訳ではないが、「自分の役割をしっかりと果たせるように頑張ります。チームの勝利のために全身全霊をボールに込めて投げたい」と力強かった。自身2連勝で4勝目(8敗)をつかむ。
ロッテ・荻野貴司外野手(37)、安田尚憲内野手(24)が25日、特例2023対象選手として出場選手登録を外れた。代わって平沢大河内野手(25)、大下誠一郎内野手(25)が登録された。
ソフトバンクと2位で並ぶチームは、22日に小島、23日に山口、藤岡、24日に佐々木朗、沢村、岡が発熱により特例2023を適用して抹消されており、4日間で8人目となった。
2〜4位までのロッテ、ソフトバンク、楽天が1ゲーム差におり、熾烈なクライマックスシリーズ(CS)進出争いを繰り広げる中、苦しい状況が続いている。
22日に出場選手登録を外れた小島は、25日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で先発として復帰する。
ロッテは25日、10月1日から掲示される千葉県共同募金会による赤い羽根共同募金運動のポスターに千葉ロッテマリーンズの5選手が起用されたことを発表した。赤い羽根共同募金運動のポスターに起用されたのは佐々木朗希投手(21)、佐藤都志也捕手(25)、益田直也投手(33)、安田尚憲内野手(24)、中村奨吾内野手(31)の5選手。ポスターは赤い羽根共同募金運動が実施される10月1日から2024年3月31日まで千葉市内の学校242校や千葉県内公共施設、商業施設で掲示される。
体調不良者が続出しているロッテは2桁失点で今季ワーストの6連敗を喫し、最大貯金13から4月5日以来となる借金1。2位タイから一気に4位に転落した吉井監督は「今いるメンバーはできることをしっかりやるように…。結果はこちらが負うので思い切りやって欲しい」と声を絞り出した。
22日に体調不良で一時戦列を離れるも、平熱に戻って今季初の中5日で先発した小島は6回2/3を7失点。「結果を出すことができす悔しい」とうなだれた。この日も荻野、安田が離脱し打線も低調。チーム最多の35試合に先発1番で出場してきた荻野の代役を任された平沢は3三振を含む4打数無安打だった。まだまだ3位・楽天とはゲーム差がなく勝率2毛差。離脱者が戻るまで耐え、ソフトバンクと楽天に食らいつくしかない。
体調不良者が続出しているロッテは2桁失点で今季ワーストの6連敗を喫し、最大貯金13から4月5日以来となる借金1。2位タイから一気に4位に転落した吉井理人監督(58)は「今いるメンバーはできることをしっかりやるように…。結果はこちらが負うので思い切りやって欲しい」と声を絞り出した。
22日に特例2023で出場選手登録を抹消も、平熱に戻り今季初の中5日で先発した小島和哉投手(27)は6回2/3を7失点KO。試合前まで本拠地5勝無敗の左腕は「ここにかける思いはあったんですが…。結果を出すことができす悔しい」とうな垂れた。
吉井監督は「調子は悪くなかったんですが」と左腕エースをかばいながら「(早大出の)和田先輩と小島後輩の投げ合いでしたが、先輩はどんどんストライクゾーンに強い球を投げ込んでいたんで、あそこは見習って欲しい」と15歳年上の先輩に負けじと発奮を促していた。
とはいえ打線は深刻だ。藤岡裕大内野手(30)、山口航輝外野手(23)、岡大海外野手(37)に続き、25日は荻野貴司外野手(37)安田尚憲内野手(24)が発熱による「特例2023」の摘要により、新たに出場選手登録を抹消された。
チーム最多の35試合に先発1番で出場してきた荻野の代役を任された平沢大河外野手(25)は3三振を含む4打数無安打だった。
3位・楽天とはゲーム差がなく勝率2毛差。離脱者が戻るまで耐え、ソフトバンクと楽天に食らいつくしかない。
指原莉乃プロデュースの人気アイドルグループ「=LOVE」が試合前にダンス&歌謡パフォーマンスとセレモニアルピッチを行った。
ZOZOマリンでのパフォーマンスではメンバー10人の息が合った「青春“サブリミナル”」を披露した。
続くセレモニアルピッチはメンバーを代表して野口衣織がマウンドへ。背番号「10.」のユニホーム姿で黒のグラブを手にセットポジションから思いきり投げ込んだ。ただボールは打者役の藤原恭大外野手(22)が立つ左打席から三塁側方向にそれ、捕手役の和田康士朗外野手(24)がキャッチした。
野口は「本当はノーバウンドで届けたかったのですが、方向がずれて悔しかったです」と残念がりながら「滅多にない経験をさせていただきました。野球、楽しい!」と球団を通じてコメントした。
ソフトバンクは25日、敵地ZOZOマリンでロッテと対戦し、11安打で10得点を奪い、快勝した。勝率5割で並んでいた両チームの対戦。試合前時点で4位の楽天まで1ゲーム差とクライマックスシリーズ争いが激化する中、負けられない一戦で貴重な勝利を手にした。
試合の流れを引き寄せたのは、高卒3年目の20歳、井上朋也内野手のバットだった。1−1の同点の5回先頭で打席に入り、ロッテ先発・小島のカウント1−1からの3球目、低めの143キロ直球を左翼席に運んだ。「とにかく自分のスイングをすることだけを考えて打席に入りました。甘いストレートを完璧に捉えることができました。自分の長所は長打だと思うので、大事な場面で初ホームランを打つことができて素直に嬉しいです」と語った。
この一発から打線がつながり、1死満塁から柳田の押し出し四球、さらに近藤に左犠飛でこの回計3得点。7回には、1死一、三塁から一塁走者の上林が牽制ではさまれたが、一塁手の井上が二塁へ送球している間に、三塁走者の周東が本塁へ突入。ヘッドスライディングで生還して貴重な追加点を生むなど、この回5得点で突き放した。
井上は花咲徳栄から20年ドラフト1位で入団。今季1軍出場を果たし、11試合、31打席目で飛び出したプロ初アーチがチームに勝利への流れを生んだ。
投げては先発の和田が5回5安打1失点。6回以降も救援陣がリードを守った。42歳の和田は7勝目を挙げた。
この勝利でソフトバンクは貯金1として単独2位に浮上。敗れたロッテは6連敗で借金1で、この日勝利した楽天と入れ替わって4位に転落した。
発熱者続出に見舞われているロッテに新たな離脱者が現れた。
2位タイに並ばれたソフトバンク戦を前にした25日、荻野貴司外野手(37)安田尚憲内野手(24)が発熱による「特例2023」の摘要により、新たに出場選手登録を抹消された。
24日は先発予定だった佐々木朗朗希投手(21)が発熱で登板を回避。さらに沢村拓一投手(35)、岡大海外野手(37)も「特例2023」で抹消された。福浦和也コーチ(47)もチームを離れた。
23日には藤岡裕大内野手(30)と山口航輝外野手(23)も発熱で抹消されている。
ロッテは10月1日から掲示される千葉県共同募金会による赤い羽根共同募金運動のポスターにロッテの5選手が起用されたと発表した。ポスターに起用されたのは佐々木朗希投手、佐藤都志也捕手、益田直也投手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手の5人。
ポスターは赤い羽根共同募金運動が実施される10月1日から2024年3月31日まで千葉市内の学校242校や千葉県内公共施設や商業施設で掲示されるという。
秋風がやけにしみる。熱いCS争いの真っただ中にいるはずなのに…。ロッテが同率2位で並んでいたソフトバンクに惨敗し、今季ワーストの6連敗。楽天に勝率2毛差ながら、4位に転落した。「苦しい状況だが、みんなで食らいつくしかない」と吉井監督。5位だった開幕直後の4月4日を最後に守ってきたAクラスを、ついに明け渡した。
柱が崩れた。小島が6回2/3を6安打6四死球、7失点KO。強行先発だった。22日に発熱し、特例2023でいったん登録抹消された。1日で平熱に戻ったため再登録され、予定通り、今季初の中5日でマウンドへ。「この試合にかける思いはあった。結果を出せず悔しい」。122球の熱投は、チームを救えなかった。
離脱者が止まらない。小島の後も、23日に藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が、さらに試合前には荻野と安田も発熱で特例対象となり、4日間で8人が抹消された。苦しい編成の打線は5安打1点。3投手による、押し出し3つを含む9四死球は今季ワーストだった。
「気合を入れて急にうまくなる訳でもない。いるメンバーでできることに集中する」と指揮官。7月29日に貯金は最大13あったが、気づけば借金1。土壇場で、吉井ロッテが泥沼に足をからめとられた。
ロッテが同率2位で並んでいたソフトバンクに大敗して今季ワーストの6連敗。日本ハムに勝った楽天とは同じ借金1となったが、ロッテの勝率は4割9分6厘0毛、楽天は4割9分6厘2毛。わずか2毛差でかわされ、4位に転落した。
チームのBクラスは5位だった4月4日以来、174日ぶり。発熱による離脱者が収まらず、ここ3日で7人が特例で抹消された。吉井理人監督は「チームは苦しい状態だが、いるメンバーで、できることに集中して頑張ってもらいたい」と、現状を受け止めた。
先発の小島和哉が、6回2/3を6安打6四死球、7失点KO。22日に発熱し、特例2023の対象として登録抹消。幸い、1日で平熱に戻ったため、予定通り中5日でマウンドに上がって熱投したが、制球、球威とも本来とはほど遠かった。「チームが連敗中での登板でしたし、大事な試合ということもわかっていたので、この試合に懸ける思いはあったのですが…結果を出すことができず悔しいです」とうつむく左腕に、指揮官は「打たれたくないと思ってボールが多くなり、苦しくなって失点する。大事な試合では慎重になりすぎる。一皮むけて欲しい」と注文をつけた。
発熱と体調不良により、23日には藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が特例抹消。さらにこの日は切り込み隊長の荻野と安田まで登録を外れた。苦しいメンバー編成を強いられ、ダメージの大きな1敗となった。
ロッテが同率2位で並んでいたソフトバンクに大敗して今季ワーストの6連敗。日本ハムに勝った楽天とは同じ借金1となったが、ロッテの勝率は4割9分6厘0毛、楽天は4割9分6厘2毛。わずか2毛差でかわされ、4位に転落した。今季、チームのBクラスは5位だった4月4日以来、174日ぶりだ。
先発の小島和哉が、6回2/3を6安打6四死球、7失点KO。22日に発熱し、特例2023の対象として登録抹消。幸い、1日で平熱に戻ったため、予定通り中5日でマウンドに上がって熱投したが、制球、球威とも本来とはほど遠かった。打線も4回に内野ゴロの間に1点を奪っただけだった。
23日には藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が発熱によって離脱。この日は切り込み隊長の荻野と安田まで登録抹消となり、苦しいメンバー編成を強いられての戦いだったが、戦力不足がもろに響いた厳しい敗戦だった。
ロッテの小島和哉投手が先発したが、6回2/3を6安打6四死球、7失点でKOされた。負ければBクラス転落の可能性もある一戦で、本来の投球はできなかった。
チームは今季ワーストタイの5連敗中で、最大13あった貯金もなくなった。先発の柱として、同率2位に並ばれたソフトバンクを再び突き放したい一戦だった。
22日に発熱し、特例2023の対象として登録抹消。幸い、1日で平熱に戻ったため、予定通り中5日でマウンドに上がった。「小島は開幕投手で、これまでもチーム引っ張ってきてくれたんで、頑張ってくれると思います」と吉井監督も全幅の信頼を置いていた。しかし、2回に近藤に先制ソロを被弾。同点の5回には井上にプロ初本塁打を献上した。制球に苦しみ、柳田への押し出し四球、近藤の犠飛でさらにこの回2点を追加された。7回1死一、三塁からは重盗で5点目を失い、2死一、三塁の場面で交代。2番手東妻も崩れ、一挙5点を加えられた。
チームは23日には藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が発熱によって離脱。この日は切り込み隊長の荻野と安田まで登録抹消となり、苦しいメンバー編成を強いられている。
ロッテの荻野貴司外野手、安田尚憲内野手が25日、特例2023の対象選手として出場登録を抹消された。体調不良を訴えたとみられるが、ロッテは22日に小島、23日には藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が発熱によって離脱している。
小島は回復が早く、この日のソフトバンク戦の先発として戦列復帰したものの、それ以外にも3日間で主力級7人が離脱。一瞬たりとも気が抜けないCS争いまっただ中にいるチームには、厳しい試練となった。
負の連鎖から抜け出せない。ロッテは発熱での体調不良者が続出。主力7人を欠くチームは貧打にあえぎ、2位の座から一気に4位に転落した。4月5日以来の借金1。吉井理人監督はベンチでうつむき、深いため息をついた。
打線はわずか5安打1得点に終わり、好機での一打が出なかった。投げては先発・小島が今季負けなしだった本拠地で崩れた。6回2/3を6安打7失点。投打がかみ合わず、今季ワースト6連敗を喫した。
23日に山口と藤岡。24日には佐々木朗、沢村、岡。この日は新たに安田と荻野が離脱した。突然訪れた非常事態。それでも落とせない戦いは続く。指揮官は「苦しい状態だけど、食らいついていくしかない」。逆転CSへ、この危機を打破するしかない。
ロッテはわずか5安打1得点に終わり、今季ワーストの6連敗。7月12日から2位の座を守っていたが、4位に転落した。また、4月5日以来の借金1を抱えた。
チームは、23日からの3日間で、佐々木朗、沢村、藤岡、山口、岡、荻野、安田の7人が発熱のため「特例2023」で出場選手登録を抹消された。
危機的状況に置かれている打線は、初回から2イニング連続三者凡退。得点できたのは、0−1の4回、石川慎、ブロッソーの連打で無死二、三塁とし、ポランコの一ゴロで三走・石川慎が生還した場面のみだった。
4月4日以来のBクラス転落。CS出場に向けかなり厳しい状況だ。それでも吉井監督は「状況はそうなってしまったけど、気合を入れたところで急にうまくなる訳でもない。苦しい状態だけど、食らいついていくしかない。今いるメンバーでできることをしっかり出せるように。結果は責任を負うので、選手達は思い切りやって欲しい」と前を向いた。
ロッテの先発・小島和哉投手が先発し、6回2/3で6安打7失点。「チームが連敗中の登板でしたし、大事な試合ということも分かっていたので、この試合に懸ける思いはあったのですが、結果を出すことができず悔しいです」。今季負けなしの本拠地での登板だったが、6敗目を喫した。
左腕は22日に発熱のため、「特例2023」で出場選手登録を抹消されたが、熱が下がったため、当初の予定通り中5日で登板した。だが、0−0の2回、先頭の近藤に先制ソロを浴びると、同点の5回には、井上のプロ初本塁打を含む3安打2四球、さらに犠飛などで3失点した。
1−4の7回には、1死一、三塁から周東と野村の重盗で追加点を与えると、2死三塁から近藤にこの日5つ目の四球を与え降板となった。続いて登板した東妻は連続四球で押し出し。さらに連打で3点を失った。
吉井監督は小島について「打たれたくないと思うとボールが多くなって、苦しくなって失点してしまう。これは小島の課題。(ソフトバンク)和田はどんどんストライクゾーンに強い球を投げ込んでいたので、小島も見習って欲しい」と話した。
ロッテは今季ワーストの6連敗。楽天が日本ハムに勝利したため、7月12日から守ってきた2位の座から4位に転落した。
23日から相次いで主力選手が発熱のため戦線を離脱した。23日には山口、藤岡。24日には佐々木朗、沢村、岡。この日は新たに安田、荻野が抹消され、7人の選手を欠く状況で、試合がスタートした。
打線は初回から2イニング連続三者凡退。1点ビハインドの2回には、ポランコ、井上、佐藤都が3者連続空振り三振に倒れた。4回には、石川慎、ブロッソーの連打で無死二、三塁とし、ポランコの一ゴロの間に三走・石川慎が生還。だが、その後追加点を奪うことはできなかった。
先発の小島は0−0の2回、先頭・近藤に先制ソロを浴びた。同点の5回には、1本塁打を含む3安打2四球で3失点した。
さらに1−4の7回にも、連打と四球、さらに重盗を許すなどして降板となった。2死一、三塁からは東妻が登板したが連続四球。さらに連打を浴びた。この回は小島と東妻で4安打3四球。一挙5点を失った。
この結果、日本ハムに勝利した楽天が3位に浮上した。
指原莉乃がプロデュースした人気アイドルグループ「=LOVE」が来場し、パフォーマンスとセレモニアルピッチを行った。
パフォーマンスでは、「青春“サブリミナル”」と披露し、試合前の球場を盛り上げた。セレモニアルピッチには、メンバーを代表して野口衣織が登板。背番号「10.」のユニホームと、ピンク色のミニスカート姿でマウンドに立った。ボールは山なりに、三塁側に大きくそれたが、捕手を務めた和田がキャッチ。笑顔で挨拶し、拍手に包まれた。
ロッテは25日、10月1日から掲示される千葉県共同募金会による赤い羽根共同募金運動のポスターに、佐々木朗希投手、佐藤都志也捕手、益田直也投手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手の5選手が起用されたことを発表した。
ポスターは赤い羽根共同募金運動が実施される10月1日から2024年3月31日まで千葉市内の学校242校や千葉県内公共施設や商業施設で掲示される。
ロッテの安田尚憲内野手、荻野貴司外野手が25日、「特例2023」の適用で出場選手登録抹消された。代替選手として、大下誠一郎内野手、平沢大河内野手が登録された。
22日には小島、23日には藤岡、山口、24日には佐々木朗、沢村、岡が発熱のため「特例2023」で抹消されていた。
チームは今季ワーストタイの5連敗中で、2位から4位までがゲーム差「1」。熾烈なCS争いが繰り広げられる中で、主力選手が続々と離脱する緊急事態となっている。
ロッテは6連敗で4月5日以来となる借金生活となり、4月4日以来のBクラスに転落した。さらに荻野貴司、藤岡裕大、岡大海、安田尚憲、山口航輝などレギュラークラスの選手達が、特例2023で1軍登録を抹消。彼らの代役で昇格した選手達も現状では「今日をチャンスに変える。」ことができていない。ネガティブ要素ばかり並ぶ。
苦しいチーム状況の中で、茶谷健太と和田康士朗がこの2試合、“今日をチャンスに変えている”。
茶谷は24日のソフトバンク戦は『8番・一塁』、25日のソフトバンク戦は『8番・遊撃』で出場し、24日が2安打、25日が1安打と、この2試合は8打数3安打。「守備から入っていかなくちゃいけない人間。まずは守備でどんな場面、どんな状況でも、とにかくどこでも出られるようにと思ってやっています」と、試合前練習ではスタメンではない日は、内野の全ポジションでノックを受ける。
本職は遊撃だが、「特に気にしてはいなくて、本当に試合に出させていただいているだけで嬉しいことなので、何とかどこでもできるようにと思って準備しています」と、ポジションにこだわりはなく、試合に出場できることに喜びを感じている。
和田は昨季先発出場がわずか3試合で、今季はここまで23試合に先発出場と、大幅に打席に立つ機会を増やしていたが、9月に入ってからは試合終盤の大事な場面での代走での出場が目立っていた。
9月に入って初のスタメンとなった24日のソフトバンク戦、第1打席に二塁打、第2打席にマリンスタジアムで初本塁打となる2ラン、第3打席に左安、第5打席には昨季までチームメイトだったオスナからセンター前に安打と、1試合に4安打の固め打ち。勝利していれば間違いなく、ヒーローインタビューに呼ばれている活躍だった。翌25日も『9番・中堅』で出場し、第1打席にセンター前に安打を放ち、この2試合は7打数5安打と打ちまくった。
これまではとにかく“強く振る”ことを意識し、柳田悠岐(ソフトバンク)バリのフルスイングが魅力で、“ワギータ”の愛称で親しまれてきたが、「今までは力強いスイングを心がけてやってきましたけど、どうしてもフライボールが多くなってしまうと、僕の足が活かせない。振りすぎてフライになるよりは、コンパクトなスイングをして塁に出ることだと思うので、はい。そこは頑張っています」と、今季からはコンパクトなバッティングにスタイルチェンジ。
「(葛藤は)もちろんありましたし、野球をやっていたらホームランを打ちたいという思いはありましたが、そこは僕の1番の武器は足だと思うのでそこを活かせるような形という風に切り替えました」。プロ野球という世界で生き抜くために、自分の武器を活かす方向に固めたことが、今は良い方向に出ている。
茶谷と和田に共通しているのは“育成出身”ということもそうだが、今季に限って言えば、他の選手に比べて打席数が限られている中で結果を残していること。
茶谷は「本当に今日がラストチャンスだと思ってやっています。全く打てなかった時期があったんですけど、1軍に置いておいてもらった。何とか結果で、少しでもチームの力になれるようにと思ってやっています」と、常に“今日が最後”だと思う危機感を持っているからこそ、試合前練習での準備、スタメンで出た時に安打という結果に繋がっているのだろう。
和田も「代走からの打席が多くなると思うので、その1打席でしっかり自分の持ち味を発揮できたらいいなと思います」と話すように、ワンチャンスをモノにしようと準備してきた。
今回は茶谷と和田にスポットを当てる形になったが、リーグトップの本塁打をマークするポランコ、左投手キラーの石川慎吾、若手、中堅が物足りない中でベテランの角中勝也は8・9月の打率.362(69−25)、特例抹消中の岡、藤岡もバットでの貢献度は大きい。
勝てないこと、打てないこと、大事な場面で打たれてしまうこと、特例抹消で離脱者が相次いでいること、“ネガティブ”なことを探せばいくらでもある状況で、ファンもフラストレーションが溜まっていることだろう。それでも、マリーンズファンは選手達に熱い応援を送り続けてくれる。このまま、やられっぱなし、言われっぱなしでいいのか−。残り11試合、意地でも2位を確保する熱い魂を選手達には見せて欲しい。
試合後、三塁側ベンチ後ろにある食堂に選手達を集めた。9月20日、京セラドームでのバファローズ戦。目の前でリーグ優勝が決まり、胴上げを目にした。選手達が集まった食堂は静寂に包まれていたが、外からはバファローズファンによる地鳴りのような大歓声が漏れ聞こえた。そこに勝者と敗者の音があった。
「お疲れさん。これで優勝が決まった。見てた?あれが我々の経験したことのない勝者の音。そしてこれが敗者の音や。よく覚えておいてくれよ」。
吉井理人監督は静かに語り始め、時に熱を帯びながら強く激しく選手達に呼びかけた。選手達の言葉も聞き、悔しい想いをみんなで共有すると「やり返すチャンスはある。みんな気持ちを切り替えて頑張っていこう」と締めた。
この日の試合は2点リードのまま7回に突入をしていた。目の前での胴上げを阻止すべく挑んだ一戦。しかし、わずかなほころびをチャンピオンチームは見逃さなかった。2死走者無しからゴンザレスに死球を与え出塁を許すと四球を挟み6安打。怒とうの攻撃を受け、一挙6点を許し逆転された。マウンドにいたのは今季、ブレークした4年目の横山陸人投手。あと1アウトだったが、途中降板。結果的に負け投手になった。超満員に膨れ上がったドーム。相手ファンによる大歓声が巨大な渦となりマウンドにいる22歳の若者に一斉に襲い掛かったようなイニングとなった。
指揮官は試合後、横山に「マウンドで動じていたな。あそこでも動じずに投げられるようにならないとな。これから頑張っていこう」と優しく声をかけた。若者は唇をかみしめながら応えた。
「今日をチャンスに変える。」をスローガンにリーグ優勝を目標に挑んだシーズンは128試合目で夢ついえた。開幕当初は首位を走りながらも6月27日に首位から陥落し、最後は大きく引き離されバファローズのリーグ3連覇という偉業を許した。試合終了後、ベンチにいる誰もが微動だにせずバファローズの胴上げを凝視した。自分への不甲斐ない想い。悔しさ。後悔。様々な想いが交差をしていた。
「今日はあえて優勝のマウンドでの輪、喜びの音、そういうのを見てもらったり、聞いてもらったりした。あれが我々の目指す勝者の音だと。悔しい時の音はもういい。今度はあれが出来るように、ああいう音を出せる日が来るように頑張ってもらいたい」と試合後、指揮官はメディア会見で悔しさをかみしめるように口にした。
2023年の戦いは終わった訳ではない。クライマックスシリーズ。そしてその先を目指して戦うだけ。敗者の音を忘れることなくマリーンズは前を向き勝ち上がっていく。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)