ロッテが7月下旬以来の3連勝。0−1の1回に石川慎の2ランで逆転し、3回にポランコがソロ。4−2の8回にポランコの2点二塁打などで3点を奪って突き放した。小島が7回2失点で9勝目。西武は4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 7 |
ロッテ・ポランコ外野手がリーグ単独トップとなる26号ソロでリードを広げた。
2−1で迎えた3回2死、西武エンスのカットボールを右翼後方へ運んだ。「自分のスイングを模索していた。あのホームランでようやく自分のスイングの形が見つかりました」。8回にも中越えの2点適時二塁打を放つなど、3安打3打点と発奮した。
不調を脱した。1発は9月21日のソフトバンク戦以来。自分の打撃動画を毎日研究した。試行錯誤していた助っ人に、主将がきっかけをくれる。1日の試合で中村奨が「それ使っていいよ」と自分のバットを差し出し、打てるように念を込めてくれた。「小さなことでも、何か変えたらいい流れにつながる。そのバットで昨日ヒットが打てた」と感謝。この日は、普段とは異なる自分のバットを使って好結果を出した。
チームは7月24日以来の3連勝で、9月27日以来の3位に浮上。本塁打王争いで1歩リードしても「嬉しいですけど、やっぱり目標はチームの勝利。そこはぶれずにやっていきたい」と頼もしかった。
ロッテのルイス・ぺルドモ投手(30)が、12年益田の球団記録に並ぶシーズン41ホールドをマークした。
2点リードの8回に2番手で登板し、1回を無安打1四球で無失点に抑えた。既に最優秀中継ぎ投手のタイトルも決定している。試合後は「球団記録に並べたことはとても光栄だよ。まだまだシーズンは続く。チームの勝利のために投げるだけだよ」とコメントした。
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)争いが大混戦だ。
2日の試合前時点で2位で並んでいたソフトバンクと楽天の直接対決第1ラウンドは、ソフトバンクが6−0で楽天に快勝。試合前まで0.5ゲーム差で4位だったロッテは、西武を7−3で下した。
これにより、順位は単独2位にソフトバンク、0.5差の3位でロッテ、ソフトバンクに1ゲーム差で楽天が4位と変動した。
それでも、2位から4位までは1ゲーム差と混戦模様は変わらない。残り試合はソフトバンク「3」、ロッテ「5」、楽天「4」。3日もこの日と同じカードが予定されており、目が離せない展開は続く。
ロッテ唐川侑己投手(34)が3日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。
1軍での先発は19年7月10日の日本ハム戦以来、約4年ぶりだが、同日は中継ぎ調整のまま1回を無失点に抑えるショートスターターだった。それを除けば、18年7月5日のオリックス戦以来となる。
イースタン・リーグでは8月から先発に再転向し、調子を上げてきた。2日、ZOZOマリンでの試合前練習に参加した右腕は「久しぶりですけど、ファームでやってきたことがあるんで、それを明日出せればいいかなと思ってます」と話した。
9月9日のオリックス戦で1軍先発のプランがあったが、前日の同対戦が雨天中止になった影響で流れていた。「荷物をまとめて来たんですけど、挨拶だけして、またまとめて帰ったんで残念でした」。2日夕方時点で、3日のZOZOマリンは「晴れのち曇り」の予報。今度はマウンドに上がれそうだ。
日本野球機構(NPB)は2日、「マイナビオールスターゲーム2023チャリティーオークション」の売上金から1547万8584円を寄付したと発表した。寄付先は、愛知県と広島県の「赤い羽根共同基金」で、773万9292円ずつ。
8月2〜9日にオークションを実施。オールスターに出場した監督、コーチ、選手、審判員計73人が着用した直筆サイン入りユニホーム(上着のみ)が出品された。
落札額上位5人は次の通り。
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)争いが大混戦だ!
2位でソフトバンクと楽天が並び、4位ロッテが0.5ゲーム差で追いかける展開。残り試合はソフトバンクが「4」、楽天が「5」、ロッテが「6」。
今日2日は、2位の2チームが直接対決2連戦の第1ラウンドを迎える。2試合連続で逆転勝ちのロッテは本拠地で、5位西武との負けられない一戦に臨む。
ソフトバンク | 楽天 | ロッテ | ||||
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69勝68敗2分 (残り4) | 69勝68敗1分 (残り5) | 66勝66敗5分 (残り6) | ||||
74 | 5−0 | .521 | ||||
73 | 4−0 | .518 | 4−1 | .5140 | ||
72 | 3−1 | .511 | 3−2 | .5070 | 6−0 | .522 |
71 | 2−2 | .504 | 2−3 | .500 | 5−1 | .5144 |
70 | 1−3 | .496 | 1−4 | .4929 | 4−2 | .5072 |
69 | 0−4 | .489 | 0−5 | .486 | 3−3 | .500 |
68 | 2−4 | .4927 | ||||
残り | オ1、楽3 | ソ3、ロ1、日1 | オ3、楽1、西2 |
ロッテは2日、レギュラーシーズン本拠地最終戦となる7日オリックス戦(ZOZOマリン)後に、最終戦セレモニーを実施すると発表した。
今季の振り返り映像の放映や吉井理人監督の挨拶、監督、コーチ、選手による場内1周、サインボールの投げ込みなどが行われる。試合中止などで日程が変更になる可能性もある。
ロッテは2日、西武24回戦(ZOZOマリン)に7−3で逆転勝ちし、7月下旬以来の3連勝を果たした。貯金を1とし、楽天を抜いてクライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位に浮上した。グレゴリー・ポランコ外野手(32)が3回に26号ソロをマーク。本塁打数1位に4人が並んでいた、し烈なキング争いで一歩抜け出し、単独トップに立った。
パワー自慢の助っ人らしい弾丸ライナーに、観衆から驚きの声が上がった。3回、4番のポランコが右翼席へ26号ソロ。同僚の石川慎が「パワー大魔王」と呼ぶに相応しい超低弾道の一発で、本塁打王争いの単独トップに躍り出た。お立ち台では、得意の日本語で喜びを表現した。
「キョウ、ホントパワー!」。
左腕のエンスが投じたカットボールを捉え、9月21日のソフトバンク戦以来のアーチを描いた。試合前時点ではソフトバンク・近藤、楽天・浅村、日本ハム・万波と本塁打数トップで並んでいたが、し烈なキング争いを抜け出した。
「鍛錬棒」による鍛錬が快音を生む。「鍛錬棒」とは重さ約3キロの重量バットのこと。ポランコは試合前練習の際に、相棒≠ナティー打撃に励む。チームには、共用の「鍛錬棒」があるにもかかわらず、自身専用のものをつくるほど愛用。「重いバットを振ると、普通のバットを使うときに、打ちやすさが増す」と、満足いくまで振り込み、キャリアハイの本塁打数につなげている。
2〜4位が1ゲーム差の大混戦。負けられない戦いが続く中、3安打3打点でチームを勢いづけ3連勝。CS圏内の3位に浮上に貢献した。ポランコには大切にしている言葉がある。チームメートの荻野が教えてくれた「自信」だ。残り5試合。「どんなときでも自信を持って、チームが勝てるようにやっていく」。力を振り絞って、CSもキングもつかみ取る。
巨人時代から親交の深い仲良しコンビがアーチで共演。ロッテの中軸に座る2人がチームを活気づけた。
まずは石川慎吾外野手(30)だ。左腕のエンスが先発する中、「3番・左翼」でスタメン出場した左キラー≠ェ本領発揮。0−1の1回1死一塁で、134キロのチェンジアップをバックスクリーン右に運んだ。7月29日のソフトバンク戦以来となる今季2号の逆転2ランで、初回に佐藤龍のソロで先制された嫌な流れを振り払った。
続いて「4番・DH」で先発したポランコ外野手(32)だ。2−1の3回、カットボールを豪快に引っ張り、弾丸ライナーで右翼席に突き刺した。9月21日のソフトバンク戦以来となる今季26号ソロ。「最近調子が良くなかったから、しっかり自分のスイングができるよう調整してきたで。打てて良かったわ。パワー!」とうなずいた。
パ・リーグの本塁打数トップを、ソフトバンク・近藤、楽天・浅村、日本ハム・万波と争う中、貴重な一発となった。
9月30日の西武戦では、延長10回にサヨナラ打を放った石川慎の下に、ポランコが一番乗りで駆け付けた。試合を決めたヒーローが、思いっきり助っ人に飛びつくと、ポランコは石川慎をがっちりキャッチ=B抱き合う姿が話題になった。それから2日。そろって幕張で輝いた。
34歳のロッテ・唐川侑己投手が3日の西武戦に先発する。1軍での先発登板は2019年7月10日の日本ハム戦以来となるが、同戦は救援投手が先発で短い回を投げる「オープナー」としての起用だった。本格的な先発登板は18年7月5日のオリックス戦以来約5年ぶり。CS争いが激化する中での先発となる中、「そこは意識しすぎず、自分がやってきたことを出していければ。準備はできている」と闘志を燃やした。
日本野球機構(NPB)は2日、7月の「マイナビオールスターゲーム」で監督、選手ら計73人が着用した直筆サイン入りユニホームのチャリティーオークションの売上金として1547万8584円を愛知、広島の「赤い羽根共同募金」に寄付した。最高落札額はロッテ・佐々木朗のユニホームで198万1000円で、2位はオリックス・山本の110万1000円だった。3位以降は阪神・佐藤輝、DeNA・バウアー、広島・秋山だった。
ロッテは2日、レギュラーシーズンのホーム最終戦となる10月7日のオリックス戦(ZOZOマリン、午後2時開始)で、試合終了後にセレモニーを開催することを発表した。
最終戦セレモニーでは、今シーズンの振り返り映像の放映や吉井理人監督の挨拶、監督、コーチ、選手による場内一周、サインボールの投げ込みなどが行われる。
なお、試合中止などにより日程が変更となる場合がある。
ダイナマイト慎吾とパワー大魔王。巨人から移籍した3、4番コンビの活躍でロッテが3連勝を飾り、9月27日以来5日ぶりに3位に再浮上した。
1点を先制された直後の初回1死一塁。石川慎が、本拠地初本塁打となるバックスクリーン右への逆転2号2ランを放った。代打サヨナラ打を放った9月30日に続き、3日で2度目のお立ち台。「すいません、何回も」と照れつつ「後ろには“パワー大魔王”が控えてるので何とか塁に出れば、還してくれると信じていた」と巨人でも同僚だったポランコへの信頼を口にした。
そのポランコは、3回にリーグ単独トップに立つ26号ソロ。8回は石川慎の右前打でチャンスが拡大した1死一、二塁から、ダメ押しの中越え二塁打など3安打3打点と爆発した。7月に交換トレードで加入した石川慎は「(巨人時代は)ポランコの後ろを打つことはあっても、僕がポランコの前を打つことはなかった」と謙遜。昨オフ巨人を退団したポランコも「去年から本当にいい関係だったので、今日は一緒にお立ち台に上がれて感慨深いね」とお立ち台で笑い合った。
2年連続でBクラスとなった古巣・巨人を横目に、終盤のCS争いでクリーンアップに名を連ねて3位浮上に貢献。石川慎は「勝ってみんなで笑ってというのが1番」と残り5試合でのCS進出死守を誓った。
4位・ロッテが2日、本拠での西武戦(ZOZOマリン)に7−3で勝利。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、3連勝を飾り貯金を再び1。楽天がソフトバンクに敗れたため、3位に浮上した。
吉井監督は試合後「小島が初回一発いかれたんですけども、その裏にすぐ石川慎が取り返してくれて良かったです」とコメント。“左キラー”として2試合連続スタメン起用した石川慎が西武左腕エンスから放った逆転2号2ランを称えた。
7回2失点で9勝目を挙げた先発の小島については「よく頑張ったんですけども…いつも(評価は)厳しくなってしまうんですが、やっぱりまだ慎重になりすぎて無駄な四球があったのでその辺を直して欲しいと思います」とコメント。“左のエース”としての期待度の高さを示した。
4月11日以来の先発マスクとなった松川捕手については「春に2軍に行ってもらって、つらい修業をしてたんですけど(1軍に上がってきて)成果が出ていると思います」と高評価。久しぶりのスタメン出場で投手のリードはもちろん、スクイズを決めるなど打撃でも2打数1安打1打点と活躍を見せたことに「ちょっと(サインを出した)こっちがドキドキしてたんですけども、本当に一発で(スクイズを)決めてくれて助かりました」と笑顔で話した。
4位・ロッテが2日、本拠での西武戦(ZOZOマリン)に7−3で勝利。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、3連勝を飾り貯金を再び1。楽天がソフトバンクに敗れたため、3位に浮上した。
先発の小島は7回5安打2失点の好投で9勝目。球団を通じ「前半少し体の動きがぼやけた感じがあったのですが何か途中から“今季最後の登板になるかもしれない”と思って自分でギアをしっかり入れ直して投げることができたかなと思います」とコメント。
試合後のヒーローインタビューでは「昨日もいいゲームで繋いでくださったので、何とか勝って良かったです。前半だいぶ酷かったですけど、喝を入れられたので気合入れて投げました」と喜んだ。喝を入れられたのは誰から?との質問には「ご想像にお任せします」と話し、スタンドからは笑い声が上がった。
石川慎やポランコの本塁打については「勇気をもらう一打を打ってくれたのですごい助かりました」と感謝の言葉。チームもCS出場圏内の3位に浮上し、更なる活躍を誓った。
4位・ロッテが2日、本拠での西武戦(ZOZOマリン)に7−3で勝利。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、3連勝を飾り貯金を再び1。楽天がソフトバンクに敗れたため、3位に浮上した。
1日終了時点で2位タイのソフトバンク、楽天とわずか0.5ゲーム差。残り6試合となり負けられない試合が続く中、この日は一発攻勢。1点を先制された初回、石川慎が西武左腕・エンスから2号2ランを放ち逆転に成功。すると4番・ポランコにも待望の一発。3回の第2打席に9試合ぶりとなる26号ソロが飛び出し、4人並んでいた本塁打王争いから一歩抜け出した。
先発の小島はピンチを背負いながらも粘り強い投球。2−1とリードした2回は2死二、三塁とされるも古賀を捕邪飛に打ち取り無失点。7回を投げ抜き113球、被安打5、被本塁打1、奪三振7、与四球3の2失点。4月11日以来の先発マスクとなった松川捕手と息の合ったバッテリーを組んだ。
試合は4−2の8回、ポランコが1死一、二塁から猛打賞となる走者一掃の2点適時二塁打を放つなど3点を追加。西武との同一カード4連戦で3連勝を飾り、逆転CSへ弾み。小島は7回2失点で9勝目を手にした。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が2日の西武戦(ZOZOマリン)で9試合ぶりとなる26号ソロ。リーグトップタイに4人が並んでいた本塁打王争いで1歩抜け出し、ネット上が騒然となった。
パ・リーグの本塁打王争いはポランコ、近藤健介(ソフトバンク)、浅村栄斗(楽天)、万波中正(日本ハム)の4人が25本で並ぶ大混戦。ポランコは9月21日のソフトバンク戦を最後に本塁打から遠ざかっていたが、3回の第2打席に待望の一発。
2−1の3回、西武先発エンスの投じた3球目、低めのカットボールをすくい上げると弾丸ライナーで右翼スタンド一直線。打球がラッキーゾーンに飛び込むとスタンドが大盛り上がりとなった。
ポランコは9試合ぶりの本塁打に「打ったのはカットボール。最近調子が良くなかったから、しっかり自分のスイングを調整してきたで!打てて良かったわ!次もいくで!パワー!」と球団を通じコメント。ネットからは「ポランコ久々にキター」「最高かよ」「やっと出たー」「慎吾ポランコのアベック弾とかもう神でしかない」「ポランコホームラン王あるぞ」「さすがはポランコ様」「ポランコさん弾道ヤバッ」と歓喜の声が続々。
特に「ポランコ打っちまった…これで本塁打王決まりか?」「やばいぞ、ポランコが打ったぞ」「ポランコ打ったか…万波も頼む打ってくれ」「ポランコも打ったから浅村も打ってね」「ポランコホームラン打ってるやんけー。しかも今日のオリの先発由伸やし万中頑張ってくれ」「ホームラン王獲ってマリーンズの歴史を塗り替えてくれ」など本塁打王争いに関するコメントが多く上がった。
ロッテが3日の西武戦(ZOZOマリン)に向けた予告先発を発表。16年目の唐川侑己投手(34)が19年7月以来4年3ヶ月ぶりに先発することになり、ネット上から歓喜の声が上がった。
今季は中継ぎで5試合に登板して0勝0敗1ホールド、防御率7.71。1軍での登板は今年5月2日の楽天戦以来となるため、ネットからは「唐川さん先発はマジでアツすぎる」「まじか!ここにきて、最終兵器・唐川とは!」「"先発唐川"を久々見れるのか!」「おかえり唐川」「嘘マジかよ!唐川様」と歓喜の声が続々。
07年ドラフト1位の唐川は1年目から先発投手として活躍したが、18年のシーズン途中に中継ぎに転向。先発登板は19年7月10日の日本ハム戦以来4年3ヶ月ぶりになるとあって「唐川の先発っていつ以来になるのだろう?」「唐川が先発マ?何年ぶり?」「唐川さんの先発ってめっちゃ久しぶりやない?」「唐川の先発って何年ぶりやろ?ここ数年は中継ぎやったしね」と話題沸騰。
CS進出のためには負けられない一戦での先発マウンドを託されたベテラン右腕は「久しぶりですけど、ファームでやってきたことがあるので、それを出せればいいかなと思ってます」と静かに闘志を燃やした。
一方、西武は松本航投手(26)が先発すると発表された。
2連勝中の4位・ロッテが2日、本拠で5位・西武と対戦。1点を先制された初回に石川慎吾外野手(30)が1死一塁から2号2ランを放ち、すぐさま逆転に成功した。
“左キラー”との呼び声が高い石川慎は「3番・左翼」として2試合連続のスタメン出場。前日は西武左腕の隅田との対戦で4打数1安打に終わったが、この日は第1打席にいきなり逆転弾。
1点を先制された初回1死一塁で先発左腕・エンスの投じた2球目、低めの変化球を捉えバックスクリーン右側へと飛び込む2号2ラン。2−1と試合をひっくり返し、スタンドのファンを沸かせた。
クライマックスシリーズ(CS)出場へ負けられない試合が続く中で飛び出した一発にネットからは「石川慎GODキター」「ダイナマイト慎吾弾出た」「慎吾のおかげで仕事頑張れそう」「慎吾くん最高!!グータッチもいい感じです」「慎吾いつもいいところで打つ。勝負強い!」「さすが左キラーだ!!」と歓喜の声が上がった。
ロッテの唐川侑己投手(34)が3日の西武戦(ZOZOマリン)に先発することが発表された。西武は松本航投手(26)が先発する。
07年ドラフト1位の唐川は1年目から先発投手として活躍したが、18年のシーズン途中に中継ぎに転向し、先発登板は19年7月10日の日本ハム戦以来となる。右腕は「久しぶりですけど、ファームでやってきたことがあるので、それを出せればいいかなと思ってます」と静かに闘志を燃やした。
今季は中継ぎで5試合に登板して0勝0敗1ホールド、防御率7.71。1軍での登板は今年5月2日の楽天戦以来となる。CS進出のためには負けられない一戦での先発マウンドを託されたベテラン右腕は「そこは、そんなに意識しないというか、本当に今言ったように、自分がやってきたことを出せるかどうかだけだと思うので、自分のことを信じてゲームに入れればなと思っています」と気負いなく話した。
ロッテはレギュラーシーズンホーム最終戦となる10月7日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム、午後2時試合開始)で、試合終了後に最終戦セレモニーを開催すると発表した。
最終戦セレモニーでは、今シーズンの振り返り映像の放映や吉井理人監督の挨拶、監督、コーチ、選手による場内一周、サインボールの投げ込みなどが行われます。
最終戦セレモニーは試合中止などにより日程が変更となる場合もある。
ホームランキングへ一直線だ。
1点リードの3回2死、ロッテのポランコがエンスの変化球を捉え、弾丸ライナーで右翼席へとたたきこむ26号ソロ。楽天・浅村、ソフトバンク・近藤、日本ハム・万波と並んでいた25号を抜き、単独トップの26号アーチとなった。
チームは1点を追う初回に石川慎の2号2ソロで逆転に成功。元・巨人コンビが豪快アーチで打線を牽引している。
ロッテが石川慎吾外野手の2号2ランで逆転に成功した。
1点を追う初回1死一塁。エンスの変化球を捉えバックスクリーン右へとたたきこむ2号2ラン。「打ったのはチェンジアップですね!まだまだここから!頑張るだけ!勝つだけです!」と試合をひっくり返した。
石川慎は30日の西武戦(ZOZO)でも延長10回に劇的サヨナラ打をマーク。“ダイナマイト・慎吾”が完全にチームの起爆剤になっている。
プロ野球12球団と日本野球機構は2日、「マイナビオールスターゲーム2023チャリティーオークション」の売上金1547万8584円を開催自治体の愛知県、広島県の「赤い羽根共同募金」にそれぞれ773万9292円ずつ寄付したことを発表した。
オークションには球宴出場者(監督、コーチ、選手、審判員)計73人が着用した直筆サイン入りユニホームが出品され、8月2〜9日に実施。落札額上位5人が発表され、1位はロッテ・佐々木朗希投手の198万1000円、2位はオリックス・山本由伸投手の110万1000円、3位は阪神・佐藤輝明内野手の80万1000円、4位はDeNAのトレバー・バウアー投手の65万2000円、5位は広島・秋山翔吾外野手の65万1000円となった。
豪快な弾丸ライナーは右翼スタンドに突き刺さった。ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が26号ソロ。リーグ単独トップに躍り出た。「今日は良いホームランが出たので嬉しかったです」。ホームランキングへ、また一歩近づいた。
1点リードの3回2死。真ん中低めのカットボールに反応した。9月21日・ソフトバンク戦以来の本塁打に渾身のパワーポーズを披露。「ここ数試合。ゴロが多かった。やっと打球が上がってくれた」と喜んだ。
厳しいCS争いで貧打に苦しむ中、励みになっていたのは荻野からの「confidence!」の言葉だった。荻野のバットに刻まれた言葉で「自信」という意味。「どんな時でも自信を持つようにと言われていて、今日もかけてもらった」とベテランの言葉をパワーに変えた。
チームは約2ヶ月ぶりの3連勝を決め、3位に再浮上した。「目標はチームの勝利。そこはぶれずにやりたい」。CS出場へ、頼れる主砲が導く。
ロッテは約2ヶ月ぶりの3連勝。3位に再浮上した。吉井理人監督は「もう負けられない試合が続いてるので、3連勝だからどうのこうのではなくて、一戦一戦勝つつもりで行きます」と話した。
この日は、松川を4月11日以来のスタメンに抜てき。「松川は春にファーム行ってもらって、つらい修行してたんですけど、成果出てると思います」と評価した。3−2の4回、1死三塁から初球で決めたスクイズについては「こっちはどきどきしたんですけど、一発で決めてくれて助かりました」と胸をなで下ろした。
ロッテのルイス・ペルドモ投手が41ホールドをマークし、2012年に益田がマークした球団記録に並んだ。「球団記録に並べたことは、とても光栄だよ。ただ、まだシーズンは続く。チームの勝利のために投げるだけだよ」と話した。
4−2の8回から登板。先頭・児玉は遊飛。続く佐藤龍には四球を与えたが、後続は空振り三振、二ゴロに抑え1回無安打無失点。パワフルな投球で、勝利をつないだ。
ペルドモは今季からロッテに入団。52試合に登板し、1勝3敗、1セーブ、41ホールドを記録している。
ソフトバンク、楽天が2位タイ、0.5ゲーム差で4位にロッテが続く大混戦で迎えた2日のパ・リーグ3試合。ソフトバンクが直接対決で楽天を下し、単独2位となった。
楽天は先発の田中将が初回から2失点するなど、5回3失点で降板し、11敗目(7勝)。9月から5試合連続で白星なし。ソフトバンク先発の大関はアクシデント発生か6回途中でマウンドを降りたが、後続も得点を与えず6−0で勝って今季70勝に到達した。
ロッテは西武に7−3で快勝。初回の石川慎の2ラン、3回のリーグ単独トップとなるポランコの26号ソロなどで得点を重ねた。先発の小島は9月5日・ソフトバンク戦以来となる9勝目。
この結果によりパ・リーグのCS争いはソフトバンクが単独2位、ロッテが0.5ゲーム差で3位に浮上し、さらに0.5ゲーム差で4位の楽天が続く形となった。
残り試合はソフトバンクが3試合、楽天が4試合、ロッテが5試合となっている。
ロッテは7月24日・ソフトバンク戦以来の3連勝とした。
0−1の初回1死から藤岡が左前打で出塁。続く「左キラー」の石川慎が西武の先発左腕・エンスからバックスクリーン右への逆転2ラン。一発で流れを変えた。
2−1の3回には、ポランコは2死から26号ソロ。弾丸ライナーを右翼席に突き刺し、リーグ単独トップに躍り出た。
3−1の4回には、4月11日以来のスタメン出場となった松川が、1死三塁から一発でスクイズを決め追加点を奪った。今季初打点に笑顔でベンチに戻った。
先発・小島は初回、佐藤龍に先制ソロを浴び、2−1の4回には、安打や盗塁などで1点を失った。だが、5回からはしっかり修正し、2イニング連続三者凡退に仕留めた。7回5安打2失点で、9月5日・ソフトバンク戦以来の9勝目。「前半少し体の動きがぼやけていた感じがあったのですが、途中から『今季最後の登板になるかもしれない』と思って、自分でしっかり入れ直して投げることができた」と話した。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が、26号ソロを放ち、本塁打数リーグトップとなった。
2−1の3回2死。カウント1−1からスライダーを完璧に捉えた。打球は弾丸ライナーで右翼席に突き刺ささり、今季26号ソロ。本塁打数はソフトバンク・近藤、楽天・浅村、日本ハム・万波と並んでいたが、一歩リードした。
ロッテの石川慎吾外野手が、逆転2ランを放った。「まだまだここから!頑張るだけ!勝つだけです!」と喜びを爆発させた。
1点ビハインドの初回、1死から藤岡が左前打で出塁すると、続く石川慎が打った。2球目のチェンジアップを一振り。高々と舞い上がった打球はバックスクリーン右に着弾し、逆転の2号2ランとした。
初回には、先発・小島が佐藤龍に先制ソロを浴びたが、直後の攻撃で“倍返し”。打率.350と絶好調で、9月30日・同戦ではサヨナラ打も放ったダイナマイト慎吾が、この日も一発で流れを変えた。
日本野球機構(NPB)は2日、今年7月の「マイナビオールスターゲーム2023」でのチャリティーオークションの売上金を、開催都市の愛知県、広島県の「赤い羽根共同募金」に寄付したことを発表した。
寄付金の総額は1547万8584円。同オークションでは出場者(監督、コーチ、選手、審判員)計73人が着用した直筆サイン入りユニホーム(上着のみ)が出品され、落札額トップはロッテ・佐々木朗希投手の198万1000円、2位はオリックス・山本由伸投手の110万1000円で、3位は阪神・佐藤輝明内野手の80万1000円だった。
落札額上位5人は以下の通り。
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会が2日、東京都内で開かれ、昨年から導入された現役ドラフトを12月8日に開催することを決めた。戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウト(入団テスト)は、11月15日に千葉県鎌ケ谷市の日本ハム鎌ケ谷球場で行う。
新型コロナウイルス感染対策として2020年から実施している出場選手登録人数と外国人選手登録枠、ベンチ入り人数の拡大を廃止するかどうかも議論したが、結論は出なかった。NPBの井原敦事務局長は「すぐに戻すのも、実務的に難しいところがある。年内には決めたい、という目標」と話した。
日本野球機構(NPB)と12球団の理事会、実行委員会が2日、都内で開かれ、戦力外となった選手を対象とした12球団合同トライアウトを、11月15日に実施すること決定した。
場所は千葉県鎌ケ谷市の日本ハム鎌ケ谷球場。雨天の場合は翌16日となる。
また、昨年から始まった出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」は、12月8日に実施する予定。開催ルールは昨年と同様になる。
主な開催ルールは以下の通り。
ロッテの唐川侑己がZOZOマリンスタジアムのまっさらなマウンドに久々に上がる。
18年途中からリリーフに配置転換されてからオープナーで19年7月10日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で先発したが、オープナーを除くとバースデー勝利を挙げた18年7月5日のオリックス戦(京セラD大阪)以来で、ZOZOマリンスタジアムの先発となると、18年4月28日の日本ハム戦以来となる。
シーズン途中でのリリーフからの先発への配置転換に、唐川は「長いイニングを投げるというのがずっとなかったのでね」と話し、「そんなに窮屈にならないで試合に入っていくことが結構、中継ぎの時に感じたことなので、それは今も先発の調整だったりとかファームの段階ですけど、中継ぎを経験してできていることかなと思います」と、リリーフで経験したことが先発復帰後にいきている。
唐川はリリーフ転向後はカットボールを主体にストレート、チェンジアップ、カーブが基本的な球種だったが、先発に復帰してからは「投球の幅を広げたいので、それでちょっと練習してという感じですね」と、スライダーを再び投げ始めた。
20年以降は落ち球にスプリットではなくチェンジアップを投げていたが、先発復帰にあたって「(スライダーと)理由は一緒です。幅を広げています」とフォークも19年以来解禁した。「フォークも投げているんですけど、チェンジアップも投げています」と、フォークとチェンジアップを上手に使い分けている。
スライダー、フォークを再び投げるようになったのは、投球の幅を広げるだけでなく、先発として「長いイニングを投げるからです」とのことだ。
リリーフで投げていた7月12日のヤクルト2軍戦から7月29日のDeNA2軍戦にかけて4試合連続で失点し、7月14日の西武2軍戦では20球投げたが空振りが0、7月29日のDeNA2軍戦も13球中空振りを奪ったのがわずかに1球しかなかった。先発で投げるようになった8月5日のヤクルト2軍戦以降は、空振りを奪うシーンが増えている。
唐川本人は、「そこはどうですかね、何とも言えないですけど、そこはバッターとの兼ね合い、キャッチャーとの兼ね合いもあったりすると思います。球がどうとかというよりも、幅とか自分の中で出したいと思った形かなと思います」と自己分析した。
ロングリリーフをした8月20日の西武2軍戦では3回2/3を投げ、今季最多の6奪三振、9月23日の巨人2軍戦では、2−1の6回1死一塁で岡田を0ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた128キロチェンジアップは良い抜けだった。
空振りも増えたが、先発では少ない球数で長いイニングを投げているのも特徴のひとつ。唐川本人も「どんどんストライク先行を意識していましたね」と話す。9月16日の西武2軍戦は6回を投げ65球。許した安打もわずかに1本で、左打者を完全に封じ込んだ。
今夜先発する西武は若手主体で、ファームで対戦した打者もスタメンに名を連ねることが予想される。ちなみに、8月20日の試合(ロッテ浦和)では3回2/3を投げ4失点だったが、9月16日の試合(CAR3219)では6回・65球、1安打、1失点だった。
CS進出へ負けられない戦いが続く中で、巡ってきたチャンス。ファームで結果もしっかり残してきた。「やってきたことをやるだけだと思うので、それが出せる準備をしっかりして、迎えられたらなと思います」。地元・千葉県出身で、先発で活躍を夢見たファンも多い。背番号『19』が、熱い熱いマリーンズファンの大声援を受けて先発のマウンドに上がる。