わたしはかもめ2023年鴎の便り(10月)

便

10月6日

千葉ロッテ12−1オリックス(ZOZOマリン)

ロッテがともに今季最多の21安打12得点。1回に山口の適時打で先制し、3回も山口が適時打。4、5回に2点ずつ加点し、7回は打者11人の猛攻で一挙5点を奪った。8投手のリレーで1失点。オリックスは投手陣が崩れた。

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オリックス0000010001
千葉ロッテ10122051x12

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[ロッテ]吉井監督「やりたくない作戦」ブルペンデー成功、沢村拓一から8人つないで1失点快勝[ニッカン]

2位ソフトバンクに続き、3位ロッテもクライマックスシリーズ(CS)進出に王手をかけた。オリックス戦では「ブルペンデー」の先陣を切って、沢村拓一投手(35)が同じくブルペンデーだった巨人時代の20年7月25日ヤクルト戦(神宮)以来約3年ぶりの先発登板。1回無失点で流れをつくり、救援陣8人で1失点でつないで快勝した。残りは2試合。7日の同戦の結果次第では、3位以内が確定する。


「マリーンズのピッチャー、サワムラ〜」。ロッテ沢村の先発を告げる場内アナウンスに満員のスタンドが沸いた。普段は右翼席脇のゲートから約90メートル走ってマウンドに上がるが、ベンチからの約30メートルのみ。準備を含めて、勝手は違うはず。整備されたきれいなマウンドに6足分測って線を引いた。ここからはいつもと一緒。第1球は151キロ直球だった。

1168日ぶりの先発登板だったが「何も変えることはなかった」と言いきった。リリーフ時と同じ“時間割”で、肩をつくる時間や投球数も同じにして午後6時開始に合わせた。それでも「予告先発が出てから、色々な人から『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張って下さい!』と言ってくるので変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした」と苦笑い。先頭の福田に左前打で出塁を許したが、1死後に中川圭をスプリットで空振り三振。最後も森に粘られながらも二ゴロ。1回1安打無失点。表情を変えぬまま、2番手の横山にリレー。CS争いの中での役割を果たした。

今年1月末、レッドソックスから3年ぶりにロッテに復帰。「勝つためにきた。チームを鼓舞するような戦う姿勢、気持ちを持ってファンのために頑張りたい」と吉井監督らとの共闘を誓って発進した。石垣島のキャンプから早朝トレーニングを行うなど自身の姿勢を背中で示してきた。8月に「可逆性脳血管攣縮症候群」で約1ヶ月の離脱。復帰後の先月24日には発熱により抹消。この日が復帰戦。山あり谷ありの1年だったが、投手陣の精神的支えとしてもチームを支えてきた。

「チームが勝たないと次には進めない。次につなぐことだけでした」。その思いは仲間にも伝わり、CS進出へ王手をかける大きな1勝。ZOZOマリンでCS開催が出来る2位の可能性もつないだ、気迫の22球だった。

吉井監督(ブルペンデーの快勝に)
「沢村で最初のスタートが決まったので、後からいくピッチャーがオレもオレもってなってくれたと思います。でも、やりたくない作戦です。」
中村稔(8投手の中で唯一の2イニングを3番手で投げ、1安打無失点で勝ち投手に)
「しっかり無失点でつないでくださったので、そのバトンを自分もチーム一丸でつないでいこうと、テンポ良く投げられて良かった。」
佐藤都(打っては3安打、守っては8投手をリード)
「バッティングは良いところに飛んだなあって感じです。沢村さんから始まって千隼さん(佐々木)まで1失点でも少なくと思っていたんですけれど、坂本さんが失点してしまったのでケツをたたいておこうと思います。」
パ・リーグのCS争い
ソフトバンクは7日の楽天戦に○か△でCS進出が決定。ロッテは7日のオリックス戦に○、△の時はソフトバンクが○か△ならば進出が決まる。ソフトバンクが●で、ロッテが△か●のケースは、リーグ閉幕日の9日に3チームで残り2枠を争う。

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[ロッテ]打線爆発!今季最多21安打12点、山口航輝「負けたらあと2試合で終わっちゃう」[ニッカン]

ロッテ打線は、いずれも今季チーム最多21安打12得点で援護した。「5番一塁」山口航輝外野手が昨年9月22日のオリックス戦以来となる4安打で3打点。「ここのところチームに貢献出来ていなかったので、ヒーローになれて良かったですし、ファンの皆さんの温かい声援を受けられて良かったです」。3本の適時打に胸を張った。

初回は2死一、二塁からオリックス先発竹安のフォークを右前適時打で先制点。「とにかく何とかしたい気持ちで打席に向かいました」。3回には「必死に」と左前適時打で加点。5回には先頭で右前打を放ち、生還した。「負けたらあと2試合で終わっちゃう。自分の数字(打率など)はしょぼいので、チャンスがまわってきた時に打つことがチームのためになるという気持ちで」。7回にも2死一、三塁から左翼線適時二塁打と存在感を示し「大量得点デー」を導いた。

藤原、佐藤都、中村奨を含み、猛打賞が4人。吉井監督は「あいつ(山口)は良かったけれど、すぐに(打撃を)忘れちゃうので、ものにしてほしい」と期待。序盤は効率良い得点ではなかっただけに「(4回に)藤原がこのゲーム初の長打で流れが変わった」と切り込み隊長もたたえた。

佐藤都(打っては3安打、守っては8投手をリード)
「バッティングは良いところに飛んだなあって感じです。沢村さんから始まって千隼さん(佐々木)まで1失点でも少なくと思っていたんですけれど、坂本さんが失点してしまったのでケツをたたいておこうと思います。」
藤原(4回1死一、二塁で右翼線に適時二塁打)
「久しぶりの1番で久しぶりに自分らしい良い打球が打てたのが良かった。明日、必ず勝ちます。」

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[ロッテ]沢村拓一、3年ぶり先発で1回無失点「次につなげることが出来て良かった」役割果たす[ニッカン]

「マリーンズのピッチャー、サワムラ〜」。ロッテ沢村拓一投手の先発を告げる場内アナウンスに満員のスタンドが沸いた。普段は右翼席脇のゲートから約90メートル走ってマウンドに上がるが、ベンチからの約30メートルのみ。準備を含めて、勝手は違う。整備されたきれいなマウンドに6足分測って線を引いた。ここからはいつもと一緒。第1球は151キロ直球だった。

先発登板は同じくブルペンデーだった巨人時代の20年7月25日ヤクルト戦(神宮)以来約3年ぶりだ。「予告先発が出てから、色々な人から『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張って下さい!』と言ってくるので変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした」。先頭の福田に左前打で出塁を許したが、粘られながらも中川圭をスプリットで空振り三振。最後も森を二ゴロ。「でも、次につなげることが出来て良かったです」。1回1安打無失点。表情を変えぬまま、2番手の横山にリレーした、CS争いの中での役割を果たした。

今年1月末、レッドソックスから3年ぶりにロッテに復帰。「勝つためにきた。チームを鼓舞するような戦う姿勢、気持ちを持ってファンのために頑張りたい」と吉井監督らとの共闘を誓って発進した。石垣島のキャンプから早朝トレーニングを行うなど自身の姿勢を背中で示してきた。8月に「可逆性脳血管攣縮症候群」で約1ヶ月の離脱。復帰後の先月24日には発熱により抹消。この日が復帰戦。山あり谷ありの1年だったが、投手陣の精神的支えとしてもチームを支えた。

沢村の投球に応えるように、打線が奮起した。初回に2死一、二塁から山口の右前適時打で先制。3回にも2死から連打で一、三塁とし、再び山口が左前適時打を放って加点した。

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[ロッテ]沢村拓一が3年ぶり先発で1回無失点「緊張しまくって球が全く走りませんでした」[ニッカン]

ロッテ沢村拓一投手(35)がブルペンデーの先発を託され、初回を3者凡退に抑え次の投手につないだ。

「予告先発が出てから、色々な人から『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張って下さい!』と言ってくるので変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした」。

先頭の福田に左前打を許すと、宗を中飛。中川圭は2−2から146キロスプリットで空振り三振を奪った。最後は森を145キロスプリットで二ゴロ。「でも次につなげることが出来て良かったです」。1回1安打無失点。表情を変えぬまま、2番手の横山陸人投手(22)にリレーした。

先発登板は同じくブルペンデーだった巨人時代の20年7月25日ヤクルト戦(神宮)以来約3年ぶり。先発予定だったサンチェスが練習中に右肩違和感を訴えた先発回避による緊急登板だった。

チームは1回2死一、二塁から、山口航輝外野手(23)の右前適時打で先制した。

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大混戦のパCS争い…順位決定方法は?ソフトバンク、ロッテ、楽天、2〜4位はわずか1.5差[ニッカン]

大混戦のパ・リーグCS争いは大詰めを迎えている。

5日を終えた時点での順位は

6日は3位のロッテがオリックスと対戦(午後6時、ZOZOマリン)する。

残り試合数はソフトバンク「2」、ロッテ「3」、楽天「2」。

2位から4位はわずか1.5ゲーム差の中に3チームがひしめいているが、パ・リーグの順位決定方法は、同率で並んだ場合

(1)
当該球団同士の対戦成績
(2)
交流戦を除いたリーグ戦の勝率

で決まる。

仮に6日にロッテがオリックスに敗れた場合、同率3位でロッテと楽天が並ぶことになるが、同球団同士の今季対戦成績は12勝12敗の五分。9日に予定されている最後の直接対決であり、シーズン最終戦(楽天モバイルパーク)が重要な一戦になる可能性が高い。

ちなみに楽天はソフトバンクにも14勝10敗と、残り1試合の対戦を残してすでに勝ち越しを決めている。

ソフトバンクとロッテとの対戦はすでに終了しており、12勝12敗1分けとイーブンだ。もしも両球団が勝率で並んだ場合、(1)でも決着がつかないため、最終順位は(2)で決まる。交流戦をのぞいた成績を比べると、ソフトバンクは60勝61敗2分け、ロッテは61勝58敗3分け(※5日現在)で、この場合はロッテの順位が上となる。

[残り試合]
6日:ロッテ−オリックス(ZOZOマリン)
7日:ロッテ−オリックス(ZOZOマリン)、楽天−ソフトバンク(楽天モバイルパーク)
8日:試合なし
9日:楽天−ロッテ(楽天モバイルパーク)、オリックス−ソフトバンク(京セラドーム大阪)

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どうなるパCS争い?ロッテは沢村拓一が先発、勝てば3位キープ、負けると楽天に並ばれる[ニッカン]

大混戦のパ・リーグCS争いは大詰めを迎えている。

6日は68勝67敗5分けで3位につけるロッテが、優勝を決めているオリックスと対戦(午後6時、ZOZOマリン)。勝てば単独3位をキープし、負けると楽天に同率で並ばれることになる。ブルペンデーが予定されており、先発は3年ぶり先発マウンドとなる沢村拓一投手(35)。オリックスは今季2度目の登板となる竹安大知投手(29)。

2位ソフトバンク、4位楽天は試合がない。

残り試合数はソフトバンク「2」、ロッテ「3」、楽天「2」。

◇今日が終わったらこうなる

[ロッテ○]
2位ソフトバンク
3位ロッテ:0.5差
4位楽天:1.5差
[ロッテ●]
2位ソフトバンク
3位ロッテ:1.5差
3位楽天:1.5差

※ゲーム差は2位との差

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[ロッテ]本塁打王狙うポランコに注目、オリックス戦17打席連続ノーヒットで苦戦中/見どころ[ニッカン]

ここまで26本塁打で、本塁打王を狙うロッテのポランコに注目。

ポランコのカード別本塁打は楽天10本、ソフトバンク6本、西武4本、日本ハム3本、オリックス1本、交流戦2本。オリックス戦はリーグ内で最も本塁打が少なく、対戦成績も64打数9安打の打率1割4分1厘。8月27日の対戦で本塁打を打ったのを最後に、現在17打席連続ノーヒットとオリックス投手陣には苦戦が続いている。

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ロッテ、オリックス投手陣めった打ちCS王手、沢村拓一「緊張」3年ぶり先発で仕事しっかり1回0封[サンスポ]

久々に立ったまっさらなマウンドで、役割を全うした。ロッテ・沢村拓一投手(35)が巨人に在籍した2020年7月25日のヤクルト戦以来約3年ぶりに先発し、1回無失点。救援投手が小刻みに継投する「ブルペンデー」の先陣を切り、8投手で1失点に抑える必勝リレーを演出した。

「次(の投手)にしっかりつなげることができてよかったです」。

クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、佐々木朗が発熱の影響で調整が遅れ、チーム最多10勝を挙げている種市が肘の炎症で離脱。総力戦が求められる状況で「初回のビッグイニングだけは避けたい。いい投手を」と吉井監督に先発を託された。

5日に予告先発が発表されると「色んな人が『先発するんだね』と連絡をくれた。チームの仲間も『頑張ってください』と言ってきた」。周囲がざわつく様子を感じ「緊張しまくって球が全く走りませんでした」と苦笑いしたが、丁寧に低めに制球するベテランらしい投球で、チームに勢いをもたらした。

この日、会見に臨んだ巨人の阿部新監督は中大の先輩。12年10月28日の日本ハムとの日本シリーズでは、サインミスをした沢村に捕手だった阿部が頭をポカリとたたくシーンが話題となった。巨人時代にバッテリーを組んだ先輩の晴れの日に久々の先発マウンドに立ち力を示した。

チームは2連勝で2位のソフトバンクに0.5ゲーム差まで迫り、CS進出に王手をかけた。残り2試合。7日のオリックス戦に勝てば確定し、引き分けても楽天がソフトバンクに敗れるか引き分けで決まる。「やるべきことは変わらない」。チーム一丸となり、最短で決める。

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ロッテ・西野勇士、7日のホーム最終戦先発「全力を尽くして頑張ります」、自己最多タイ9勝目目指す[サンスポ]

今季の本拠地開幕投手≠務めたロッテ・西野勇士投手(32)が、ホーム最終戦となる7日のオリックス戦に先発する。チームがCS進出を目指す中、右肘の手術から復活を遂げた右腕は、今季初めて中6日でマウンドに上がる。キャッチボールなどで調整し「いつも通り自分のピッチングをしたい。全力を尽くして頑張ります」と気合十分。2013年に記録した自己最多に並ぶ9勝目を狙う。

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ロッテ・沢村拓一、約3年ぶりの先発で1回無失点「緊張しまくって球が全く走りませんでした」[サンスポ]

ロッテは救援投手が小刻みに継投する「ブルペンデー」を実施。今季中継ぎで33試合に登板していた沢村拓一投手(35)が、巨人に在籍した2020年7月25日のヤクルト戦(神宮)以来約3年ぶりに先発し、1回1安打1奪三振で無失点に抑え、2番手の横山にマウンドを託した。

9月24日に発熱により特例2023対象選手として出場選手登録を外れた。体調不良からの復帰戦が、久々の先発となる中、丁寧な投球で先陣を切り、球団を通じて、「予告先発が出てから色んな人が『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張ってください!』と言ってくるので、変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした。でも次につなげることができてよかったです」とコメントした。

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ロッテ・坂本光士郎がチームをよみがえらせた、坂本の10球≠ナ魂の火消し/武田千怜のアナザーストーリー[サンスポ]

あの日のあの瞬間から風向きが変わったように感じる。あの瞬間とは、坂本の10球≠フことだ。延長10回の熱戦の末、5−4でサヨナラ勝ちを収めた9月30日の西武戦(ZOZOマリン)。ロッテ・坂本光士郎投手(29)は勝利を呼ぶ好救援を見せた。

出番は絶体絶命のピンチで訪れた。4−4の9回1死満塁。打者の鈴木に対して2ボールとなった場面で、守護神の益田に代わってマウンドに上がった。「(交代するとしたら)逆転されてからだろうと思っていた。『ここで?』『まさか』という感じではあった」。戸惑いがなかった訳ではない。それでも、覚悟はすぐに決まった。

「益田さんが出したランナー。いつも助けられているので、どうにかゼロで抑えたいと思った。チームは助け合うことが大事だと思うので」。

広島県出身の29歳左腕は、父の影響で好きになったという同郷の浜田省吾が歌う登場曲「愛の世代の前に」が球場に流れる中、マウンドに向かうリリーフカーの上で、ふっと息をつく。「よし、いくぞ」。戦う男の顔になっていた。

左打者の鈴木に対して投じた1球目は149キロの直球。内角に外れてボールとなりカウントは3−0となった。ただでさえ絶体絶命なのに、さらに深刻な事態に追い込まれる。「開き直って投げるしかない」。2球目は内角に149キロの直球を投じ、ストライクを奪った。

続く3球目。内角高めに投げた直球は明らかなボール球だったが、打者が気迫に押されるようにスイングし、ファウルになった。フルカウントに追い込むと、最後は151キロの直球で空振り三振。鈴木のバットが空を切り、佐藤都のミットにボールが収まると球場がどっと沸き上がった。

全球直球勝負で空振り三振に斬り「ストレートが1番のセールスポイント。それを打たれたらしようがないという気持ちで、ストレートでいこうとマウンドで佐藤と話していた」とうなずいた。今季の対左打者の被打率は.189。「左打者を抑えるのが1番の仕事」と自覚するサウスポーがここぞで力を示した。

ベンチでは益田が涙を流しながら戦況を見守る中、続く外崎も空振り三振に退けた。見事すぎる火消し。その後、延長10回にサヨナラ打を放った石川慎が「勇気をもらった」と話す魂の10球でチームを救った。

9回1死満塁、2ボールでの交代について、吉井監督は「(益田は)どう見てもどこかおかしい感じだった。変化球を投げたときの腕の振りが弱々しく見えた。あれ以上投げてもストライクは入らないと思ったので、坂本の勢い、球の強さに懸けた」と説明。「坂本は普通にしていても四球を出す子。コントロールが悪いので、そこは勝負だったんですけど、よく頑張ってくれました」と目を細めた。守護神を代えるという指揮官の大胆な勝負の一手と、起用に応える坂本の好投が生んだサヨナラ劇だった。

クライマックスシリーズ(CS)進出争いを繰り広げるチームは、9月は7勝16敗と負け越し。大失速していたが、劇的なサヨナラ勝ちを果たしたこの一戦を機に、7月下旬以来の3連勝を果たすなど5試合で4勝1敗と息を吹き返した。

広島・如水館高から日本文理大、新日鉄住金広畑を経て2019年にヤクルトにドラフト5位で入団。昨季途中にトレードでロッテに加入した。ヤクルト時代には制球難に苦しん左腕だが、今季は昨季の14試合を大幅に上回る49試合に救援登板。飛躍を遂げ、ロッテのブルペンを支える存在になっている。

ピンチを脱した瞬間、坂本は派手なガッツポーズをすることなく、ぽんとグラブをたたくだけだった。「ガッツポーズはちょっと苦手なので。いつもあんな感じです」。飾らない男が見せた熱のこもった投球だったからこそ、チームに与えた影響も大きかったのかもしれない。

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ロッテCS王手!マリンガン打線21安打12点、山口V撃含む4安打「打つことが1番貢献できること」[スポニチ]

ロッテは6日、いずれも今季最多の21安打12得点でオリックスに大勝して2連勝を飾り、2年ぶりのCS進出に王手をかけた。5番の山口航輝外野手(23)が4安打3打点で打線を牽引。ブルペンデーとなった投手陣は8投手が1失点リレーでつないだ。7日のオリックス戦に勝つか、引き分けでも4位楽天の結果次第でCS進出が決まる。

CS進出へ負けられない一戦でロッテ打線が大爆発した。口火を切ったのは5番・山口だ。初回2死一、二塁、カウント2−2から甘く入った竹安の129キロフォークを右前へ運ぶ先制打とした。

「とにかく何とかしたい気持ちだった。あまり覚えてないけど、少し右方向への意識があったので、うまくいったかなと思う」。

9月7日のソフトバンク戦で左越え2ランを放って以来、実に1ヶ月、16試合65打席ぶりの打点だった。この一本で気持ちが吹っ切れ、3回も2死一、三塁から左前適時打で2−0にリードを広げた。5回には先頭で右前打。さらに7回にも2死一、三塁から左翼線へ適時二塁打と右へ左へ打ちまくり、今季初の4安打を放った。

打率は2割3分台に低迷。一方で8月までに50打点を挙げていたが、打撃不振から抜け出そうと試行錯誤を続ける中で持ち前の勝負強さまでもが影を潜めてしまっていた。「右方向、右方向と意識しすぎておかしくなっていた。自分を見失ったこともあった」と山口。し烈なCS争いを演じる中で個人の数字を忘れ、「チームが勝てばOK」と割り切ったことで、本来の思い切りの良さも取り戻しつつある。

触発されたように藤原が3安打2打点、安田が2安打2得点、そして中村奨が3安打3打点と不振に悩んでいた選手達も続いた。佐々木朗、種市、カスティーヨらを欠き先発投手が手薄で、救援陣がつなぐブルペンデーを余儀なくされた投手陣を強力援護した。残り2試合で1勝すれば、3位以内が確定。2勝すれば、ソフトバンクの結果次第で2位でのCS本拠地開催の可能性も残っている。山口は「打つことがチームに1番貢献できることだと思うので。明日は全員で、まずはCSを決めにいきたい」と気合を入れた。

◇2010年ヤクルト戦の22安打以来

ロッテの21安打以上は、10年5月22日ヤクルト戦の22安打以来。パ球団相手には07年5月8日に同じオリックス戦で25安打して以来16年ぶり。その試合のオリックス先発は現在ロッテを指揮する吉井監督で、1回2/3を9安打8失点だった。なお、球団最多記録は、86年10月14日南海戦での27安打、プロ野球記録は、ダイエーが03年7月27日オリックス戦でマークした32安打。

◇8投手継投で1失点リレー

今季最多タイの8投手が1失点リレーでつないだ。巨人時代の20年7月以来、3年ぶりの先発となった沢村は、先頭の福田に左前打されたものの、後続を断って1イニングを1安打無失点。3回から3番手で投げ2イニングを1安打無失点の中村稔が3勝目。5番手の坂本は1点を失ったものの、各自が役割を果たした。事前に各投手には順番や投球回数が伝えられた。吉井監督は「最初のスタートが決まって、次の投手が俺も、俺も、となったと思う。今日は本当にうまくいった。あまり、やりたくない作戦ですけど」と笑顔で振り返った。

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ロッテ1試合21安打、パ球団相手では07年の25安打以来、その試合の先発投手は…[スポニチ]

ロッテは今季最多となる21安打の猛攻で12点を奪って大勝。試合後、吉井監督も「藤原が(4回に)初の長打を出してくれて、そこで流れが変わった」と喜んだ。

ロッテの1試合21安打以上は10年5月22日ヤクルト戦の22安打以来。パ・リーグの球団相手では07年5月8日に同じオリックス戦で25安打して以来、16年ぶりとなった。

その16年前の試合は京セラドームで行われたが、オリックスの先発は現在ロッテを率いる吉井監督だった。

吉井監督は1回2/3を9安打8失点で黒星。打線も2安打に終わって試合は0−13で完敗。この日でチームは10連敗となった。

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ロッテ・吉井監督、唯一の2イニングを投げ3勝目挙げた中村稔を称賛「よく投げてくれた。そこが肝だった」[スポニチ]

パ・リーグ3位のロッテは6日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、1168日ぶりに先発した沢村拓一投手(35)から8人がつないだブルペンデーで12−1で快勝。この日試合のなかった2位ソフトバンクと0.5差に接近した。7日のオリックス戦に勝てば自力で、引き分けでも楽天がソフトバンクに敗れれば2年ぶりのCS進出が決まる。

吉井監督は試合後のインタビューで「今日ブルペンデーだったので、ドキドキしてたんですけど勝ててよかったです。先発沢村は初回のビッグイニングは避けたかったので、いいピッチャーを出しました」と沢村を先発起用した意図を説明した。

8人の継投で1失点にまとめたことについては「3番手の中村稔が1人だけ2イニング投げたんですけど、そこが肝だったかなと。よく投げてくれたと思います。ストライク先行でよかった」と、この日唯一の2イニングを投げ無失点に封じ、3勝目を挙げた中村稔を称賛した。

21安打12得点を挙げた打撃陣については「前半ちょっとヒット出ても点入らなかったので、これ後半やられるパターンに入ってるなと思ったんですけど、藤原が(4回に)この試合初の長打を出してくれたので、そこで流れが変わったかなと思います」と語り、1番に起用した若きリードオフマンの二塁打を誉め讃えた。

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ロッテが今季最多21安打12点で圧勝、山口が4安打3打点大暴れ「何とかしたいと…あんまり覚えてない」[スポニチ]

パ・リーグ3位のロッテは6日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、1168日ぶりに先発した沢村拓一投手(35)から8人がつないだブルペンデーで12−1で快勝。この日試合のなかった2位ソフトバンクと0.5差に接近した。7日のオリックス戦に勝てば自力で、引き分けでも楽天がソフトバンクに敗れれば2年ぶりのCS進出が決まる。

今季最多21安打で12点を奪って圧勝した試合後のヒーローインタビューには、中村稔、山口、藤原、佐藤都の4人が上がり、喜びを語った。

3番手でこの日唯一の2回を投げて無失点に封じ、3勝目を挙げた中村稔は「チームが勝てたことがとても嬉しいです。後ろにつなぐことを考えて。チーム一丸となって勝っていこうと。前の2人が無失点でつないでくれたので、そのままつなごうと考えていました。テンポよく投げれたので良かったです」と笑顔だった。残り2戦へ「CSに行くために、自分ができる仕事を全うして頑張りたいです。熱い声援よろしくお願いします」と語った。

先制タイムリーを含む4安打3打点の活躍を見せた山口は「チームに貢献できていなかったので、今日こうして力になれて嬉しかったです。しっかり振りにいけたと思うし、みんなの流れに乗って打ててよかったです」と語り、先制タイムリーについては「何とかしたいなと思って…あんまり覚えてないですけどヒットになってよかったです。投手みんなが流れをつくってくれた。(ファンへ)とりあえず明日早いので、今日はもう早く帰って、明日熱い声援よろしくお願いします!」と、最後はスタンドにエールを求めていた。

4回と7回に2本のタイムリーを放ち、3安打2打点の藤原は「久しぶりの1番だったので、初球は全部いこうという気持ちで打席に立ちました。ここ最近いいバッティングができていなかったので、自分らしい打球が打ててよかった。チームの雰囲気は非常にいいと思います」と納得の様子。

3安打2打点、さらに8人の投手をリードした佐藤都は「(3安打は)状態的にはまだまだなので、いいとこ飛んだなって感じですね。(リードは)沢村さんから始まって、千隼さんがくるまで何とか1点でも少なくと思っていた」と試合を振り返った。勝利のみを見据える残り2戦へ「大一番でもありますし、何とかみんなで勝って、何とかCSへ2位で通過できるように頑張っていきます。凄い声援をお願いします」とと4人のヒーローインタビューの最後を力強く締めた。

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ロッテ・佐々木千、4月1日以来の1軍マウンドで1回無失点、ブルペンデーの9回締めスタンドからは大歓声[スポニチ]

パ・リーグ3位のロッテは6日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、佐々木千隼投手(29)が4月1日のソフトバンク戦以来今季2試合目の登板。ブルペンデーの9回にマウンドに上がり、1イニングを無失点に抑えた。

久々の1軍マウンドで躍動した。1死から広岡、大城に出塁を許すも、簡単には動じない。最後は紅林を外角のスライダーで引っかけさせ、結果は狙い通りの遊ゴロ併殺打。最終回をきっちり0点で締め、ナインと喜びを分かち合った。

21年にはし烈な優勝争いの中、54試合に登板し8勝1敗26ホールド、防御率1.26と救援でフル回転の活躍を見せていたが、昨季は23試合の登板で防御率6.39と調子を落としていた。今季唯一の登板となっていた4月1日のソフトバンク戦では2回を投げ2失点(自責1)。復調を期待されていた16年ドラ1右腕が、再び輝きを放った。

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ロッテCS進出王手!先発・沢村から8人継投、ノーアーチ21安打12点、7日勝って決める[スポニチ]

パ・リーグ3位のロッテは6日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、1168日ぶりに先発した沢村拓一投手(35)から8人がつないだブルペンデーで12−1で快勝。この日試合のなかった2位ソフトバンクと0.5差に接近した。7日のオリックス戦に勝てば自力で、引き分けでも楽天がソフトバンクに敗れれば2年ぶりのCS進出が決まる。

CS進出へ絶対に負けられない一戦。先発マウンドを託されたのは35歳の沢村だった。9月18日の西武戦(ベルーナD)で今季3セーブ目を挙げて以来18日ぶりの登板は1回で22球を投げ、1安打1奪三振無失点。直球の最速は151キロだった。

その後は横山、中村稔、中森、坂本、西村、東妻、佐々木千と8人でつなぎ、3連覇を果たしたオリックス打線を1点に封じた。

援護したい打線は初回1死から2番藤岡、3番角中が連打でチャンスをつくると、2死後打席には5番の山口。オリックス先発・竹安のフォークをうまく右前へ運び、二塁ランナーの藤岡が生還。いきなり先制に成功した。3回にも山口がタイムリーを放ち追加点を奪うと、4、5回には2点ずつを加点し着実にリードを広げた。さらに7回には打者一巡の猛攻で5得点。終わってみればノーアーチも今季最多の21安打で10年9月1日楽天戦以来の20安打。12−1で大勝した。

敗れれば勝率5割となり、4位の楽天と同率3位で並んでしまう危機もあったが、チーム一丸で勝利を奪い、CS進出へ王手をかけた。

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ロッテ・山口、CS圏内死守へ初回いきなり先制打、敗れれば楽天と同率3位に並ぶ危機[スポニチ]

パ・リーグ3位のロッテは6日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、「5番・一塁」で先発した山口航輝外野手(23)が初回に先制打を放った。

CS進出へ絶対に負けられない一戦。初回1死から2番藤岡、3番角中が連打でチャンスをつくると、2死後打席には5番の山口。オリックス先発・竹安のフォークをうまく右前へ運び、二塁ランナーの藤岡が生還。初回からいきなり先制に成功した。

敗れれば勝率5割となり、4位の楽天と同率3位で並んでしまう危機の中、若き大砲が流れを呼び込んだ。

山口
「もう1度チャンスで回ってきたので必死にいきました!まだまだ援護できるように頑張ります!」

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ロッテ沢村、1168日ぶり先発は初回22球で降板、「先発するんだね」に「変な緊張感」で球走らず?[スポニチ]

ロッテの沢村拓一投手(35)が6日に出場選手登録され、同日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発登板。初回を1安打無失点に抑えて22球で降板した。

試合前まで4勝3敗3セーブ14ホールド、防御率5.06という今季成績。4勝は全て救援によるもので、今季34度目の登板で先発は巨人時代の2020年7月25日ヤクルト戦(神宮)以来1168日ぶり、ロッテ移籍後では初となった。

佐々木朗、種市ら先発投手の離脱が相次ぐなか、吉井理人監督(58)が“ブルペンデー”とすることを決断。「勢いのある、勢いをつけられる投手。初回のビッグイニングが1番嫌なので」と沢村を先発に指名した。

「可逆性脳血管攣縮症候群」による約1ヶ月の離脱から復帰した沢村は先月24日に体調不良による「特例2023」で出場選手登録を抹消されていたが、すでに1軍練習に合流。登板は9月18日の西武戦(ベルーナD)で今季3セーブ目を挙げて以来18日ぶりとなった。

初回、1番・福田に2球目の外角高め150キロ直球を左前打とされたが、2番・宗は全6球スプリット攻めで中飛に。3番・中川圭は外角低めスプリットで空振り三振に打ち取った。

4番・森の打席で初球を投じる前に一塁へ牽制悪送球。2死二塁と走者を得点圏に背負ったが、森に3球連続ファウルで粘られた7球目、外角低めスプリットを引っかけさせて二ゴロに打ち取り、得点は許さなかった。

ベンチに戻ると、黒木知宏投手コーチ(49)とグータッチ。お役御免で降板となった。

投球内容は1回で打者4人に対して22球を投げ、1安打無失点。1三振を奪って四死球なし、直球の最速は151キロだった。

沢村
「予告先発が出てから色んな人が『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張ってください!』と言ってくるので変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした。でも次につなげることができて良かったです。あとはチームが勝つことを信じて応援します!」

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ロッテ・西野、7日オリックス戦先発、ホーム最終戦も「いつも通り自分の投球を」[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手(32)が今季のホーム地最終戦となる7日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発することが発表された。オリックスは山崎福也投手(31)が先発する。

右肘手術から復活し、今季から先発に再転向した西野は17試合に先発して8勝4敗、防御率2.78。今季初の中6日で先発する右腕は「いつも通り自分のピッチングをしたいと思います。全力を尽くして頑張ります」とコメントした。

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[ロッテ]今季最多21安打12点大勝でCS王手…7日勝利か引き分けでも条件次第で進出確定[報知]

ロッテが“谷保ブースト”でCS出場へ王手をかけた。今季最多の21安打12得点の猛攻でオリックスに快勝。7日のオリックス戦に勝利すれば2年ぶりのCS出場が確定、引き分けでも決まる可能性がある。

種市、カスティーヨ、佐々木朗が離脱する中、吉井監督はブルペンデーの奇策に出た。「スタートが決まったのであとから行く投手も『俺が俺が』となったと思う」。指揮官が送り出したのは1168日ぶりの先発となった沢村だった。初回1安打無失点の好投で応えると打線に火が付いた。8投手をつぎ込んだ継投も1失点とハマった。

33年間場内アナウンスを担当した谷保恵美さんが9月27日、今季限りでの引退を発表。チームは同19日から26日まで7連敗を喫していたが、引退発表後はこれで6勝2敗だ。谷保さんは「残すところあと1試合ですので精一杯の声を出させていただきます。陰ながら応援させていただきます!」とナインにエールを送った。2位・ソフトバンクに0.5ゲーム差に迫り、CS本拠地開催にも望みをつないだ。4安打3打点の山口は「名物でもあるので悲しい。できればマリンでCSをやりたい。谷保さんのためにも頑張ります」。勝利の女神の美声を少しでも長く、幕張の空に響かせるため。残り2戦必勝を期す。

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[ロッテ]今季最多の21安打12得点でCS出場に王手、山口航輝「まずは明日勝てるように」[報知]

ロッテが今季最多の21安打12得点でオリックスに快勝。2年ぶりのCS出場へ、王手をかけた。

この日はブルペンデーとなり、約3年ぶりに先発した沢村が初回1安打無失点でスタートを切ると、打線はその裏に山口の適時打で先制に成功。投手陣は横山、中村稔、中森、坂本、西村、東妻、佐々木千の8投手の継投でオリックス打線を1得点に抑え、打線は今季最多となる21安打12得点の大爆発で快勝した。

吉井監督は「沢村がいいピッチングをしてくれた。スタートが決まったので、あとに行く人達も『俺が俺が』となったと思う。投手は中村稔が唯一2イニング投げたけど、あそこが肝だった」と振り返った。

チームは2位・ソフトバンクに0.5ゲーム差に迫り、7日のオリックス戦に勝利すれば2年ぶりのCS出場が決定する。4安打3打点と大活躍だった山口は「自分が打つことが(チームへの)貢献だと思う。(CS出場)そこしかない。まずは明日勝てるように。できればマリンでCSをやりたい」と意気込んだ。泣いても笑っても残り2試合。全力で戦い抜く。

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[ロッテ]ブルペンデーで先発の沢村拓一が1回無失点、2番手・横山にバトンつなぐ[報知]

ロッテの沢村拓一投手が約3年ぶりに先発し、1回1安打無失点で2番手の横山にバトンを渡した。

チームは種市やカスティーヨ、佐々木朗の離脱でこの日はブルペンデーに。吉井監督は「初回のビッグイニングが一番嫌なので、勢いがあり、初回をきっちりと抑えてくれる投手を」と沢村を抜てきした。

先頭の福田周には左前安打を浴びるも続く宗を中飛、中川圭を空振り三振に。森の打席では一塁への牽制がワンバウンド気味となり一塁手が取れず(記録は一塁手の失策)2死二塁となったが、最後は森を145キロのスプリットで二ゴロに打ち取り、22球を投げて初回を無失点で抑えた。

先発のマウンドは巨人時代の20年7月25日以来3年ぶりとなったが、勢いのあるスタートを切り、チームはその裏に山口の適時打で先制に成功した。

2回からは2番手として横山がマウンドに上がった。

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ロッテ・沢村拓一−オリックス・竹安大知…スタメン発表[報知]

[オリックス]
1(中)福田、2(三)宗、3(一)中川圭、4(指)森、5(左)杉本、6(二)ゴンザレス、7(遊)紅林、8(右)野口、9(捕)若月、投=竹安
[ロッテ]
1(中)藤原、2(遊)藤岡、3(左)角中、4(指)ポランコ、5(一)山口、6(右)岡、7(三)安田、8(捕)佐藤都、9(二)中村奨、投=沢村

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ロッテCS王手、山口4安打3打点!7日・オリ戦勝てば決定「意地でも勝ちたい」[デイリー]

CS進出へマリーンズナインが執念を見せた。ロッテはいずれも今季最多となる21安打12得点。その中でも山口航輝外野手が先制打を含む4安打3打点と大暴れし「しっかり振りにいけた」とお立ち台で笑みがはじけた。

右へ左へ若武者のバットが火を噴いた。初回2死一、二塁と絶好の場面。カウント2−2と追い込まれながらも、「甘いボールを打ちにいった」と129キロのフォークを先制の右前適時打とした。

1−0の3回2死一、三塁でも決めた。「1本打てたので初球からいけた」とスライダーを豪快に振り抜き左前適時打。その後も2安打を放ち「積極的にいくとこういう結果になる」と満足の表情だった。

9月7日・ソフトバンク戦以来65打席ぶりの打点。苦しい期間も工夫をしてきた。「体全体で打てるように」と打撃練習では肩回りをゴムチューブで締め付けた。「膝が割れないように」と左足を傾斜に置き、フォームを意識した。重ねた努力が、大事な一戦で実を結んだ。

チームは大勝で、CS進出に王手。2位・ソフトバンクとのゲーム差を0.5とした。7日のオリックス戦に勝てば2年ぶりの進出が決定する。「意地でも勝ちたい。全力で戦って、マリンでCSをやりたい」。必ず勝ち抜いて見せる。

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ロッテ・山口が4打数3安打と大暴れ、「しっかり振りにいけた」、2打席連続の適時打には「積極的にいくとこういう結果になる」[デイリー]

ロッテはいずれも今季最多の21安打12得点で快勝。山口航輝外野手は先制打を含む4安打3打点と大暴れし「しっかり振りにいけたと思いますし、みんなも流れよく打ってたので打ててよかったです」とお立ち台で喜んだ。

まずは両軍無得点の初回、2死一、三塁。カウント2−2まで追い込まれたが、フォークを右前にはじき返した。先制の適時打とし、65打席ぶりの打点に。「先制のチャンスでとにかく何とかしたい気持ちで打席に向かいました。何とかなってよかった」と振り返った。

さらに3回、2死一、三塁からは初球のスライダーを左前へ。2打席連続となる適時打とし「1本打てたので初球からいけた」満足の表情。さらにその後2安打を放ち「積極的にいくとこういう結果になる」と手応えをつかんだ。

チームはCS出場へ王手。2位・ソフトバンクとはゲーム差を0.5とした。「意地でも勝ちたい。全力で戦って、マリンでCSがやりたい」と勝利を誓った。

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ロッテ・山口、4学年上の中村稔のお立ち台発言に「小学生みたい」自身は「明日また熱い声援を」定型返しにスタンド笑い[デイリー]

今季最多21安打で同最多12得点を挙げ、投げては先発・沢村から8投手のリレーでオリックス打線を1失点に抑えてCS進出に王手をかけ、2位・ソフトバンクとのゲーム差を0.5とし、CS本拠地開催にも望みをつないだ。

お立ち台には2回無失点の中村稔、4安打3打点の山口、同じく猛打賞の藤原と佐藤都の4選手が上がった。

1番最初に受け答えした中村稔が「チームが勝って嬉しいです」「抑えられて良かったです」などと定型の優等生コメントを並べ立てると、4学年下の山口が隣でほくそ笑んでおり、その理由について「小学生みたいなコメントやった」とディスった。

インタビュアーから「では山口選手、大人のコメントをお願いします!」と振られると、「とりあえず明日(デーゲームで)早いので、今日は帰って、明日また熱い声援をお願いします」と挨拶。“定型返し”に近い発言にスタンドからは拍手とともに笑いも巻き起こっていた。

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3位・ロッテ快勝で2位・ソフトバンクに0.5差、CS進出に王手、CS本拠地開催にも望みつなぐ[デイリー]

3位のロッテがオリックスに完勝し、2位・ソフトバンクとのゲーム差を0.5と詰める同時に、4位・楽天とのゲーム差を1に広げてCS進出に王手をかけ、CS本拠地開催にも望みをつないだ。

ロッテは初回、山口の右前適時打で先制。3回にも山口が左前適時打。4回には藤原の右翼線適時二塁打と藤岡の左犠飛で2点を加え、5回にも中村奨が2点左前適時打を放つなど、序盤から攻撃陣が安打を連ね、今季最多の21安打で同最多の12点を奪った。

ブルペンデーとなったこの日は、沢村が巨人時代の2020年7月25日のヤクルト戦以来、3年ぶりの先発で1回1安打無失点。その後は横山、中村稔、中森、坂本、西村、東妻、佐々木千のリレーで勝利を収めた。

ロッテ、ソフトバンク、楽天はいずれも残り2試合で、7日にロッテがオリックスに勝ち、ソフトバンクが楽天に勝つと、ロッテとソフトバンクのCS進出が決定する。

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3年ぶり先発のロッテ・沢村が1回無失点も「変な緊張感」「球が全く走りませんでした」と苦笑い[デイリー]

ロッテはブルペンデーとなり、沢村拓一投手が巨人時代の2020年7月25日・ヤクルト戦以来に先発した。1回を1安打無失点とした。

先頭・福田には左前打を許したが、無死一塁から宗、中川圭は中飛、空振り三振。森の打席では、一塁けん制を山口が捕球ミスして二塁への進塁を許したが、森を二ゴロに抑えた。22球を投じ、最速は151キロだった。

右腕は「予告先発が出てから色んな人から『先発するんだね』と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も『頑張ってください!』と言ってくるので変な緊張感の中で今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした。でも次につなげることができてよかったです。あとはチームが勝つことを信じて応援します!」とコメントした。

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ロッテ・東妻勇輔「最後までチームのために」どんな場面でも腕を振る覚悟[BASEBALL KING]

11−1の8回にマウンドに上がった東妻は、先頭の代打・渡部遼人を1ストライクから2球目の140キロツーシームで一ゴロに仕留めると、続く宗佑磨を遊ゴロで簡単に2アウトとする。最後は、代打・セデーニョを遊ゴロで、1イニングをテンポよく9球で終えた。

この登板で東妻に今季36登板となった。50試合登板を目標に掲げるも届かなかったが、6日の登板でシーズン自己最多の37試合登板(2021年)に残り1に迫った。

東妻は自己最多登板数に迫っていることについて「現状の数字に満足していないですけど、これだけシーズン通してチームのために投げられているので、もう一息投げられれば自分的には良かったなと思いますが、それはそれでチーム事情もありますし、自分の成績が落ちてきたので仕方がないところかなと思っています」と話した。

東妻が話したように5月5日に今季初昇格してからビハインドゲーム、イニング途中、時に勝ちパターンなど、様々な局面で投げ、6月、7月は2ヶ月連続で10試合に登板し、7月は月間防御率1.08を誇ったが、8月は6試合に登板して防御率5.06。8月24日に1軍登録を抹消された。

「出力が落ちているなと思ったので、出力を戻すにはどうすればいいか考えながら、自分でもちょっと答えが見つからないままでした。何から手をつければいいか分からなかったんですけど、とりあえず体を休めてからウエイトトレーニングなり、筋力を戻すというのを主にやりました」と、ファームで過ごした日々を振り返る。

9月24日に特例2023の代替指名選手で昇格すると、同日のソフトバンク戦は1回を無失点に抑えたが、翌25日のソフトバンク戦で2失点し1軍登録を抹消。10月3日に再び昇格すると、3日の西武戦、そして6日の西武戦とテンポよく3人で完璧救援を見せている。

2月のキャンプで“自信のあるボールを作る”と話し、5月の取材ではスライダーが1番自信を持って投げられていると話していた。「スライダーに関してはしっかり空振りも取れましたし、勝負できる球でもあった。ツーシームもそれなりに活躍してくれたので、ツーシームとスライダーの2球種を投げられた。それはそれで現時点では通用する球に投げられたのかなと思います」。

残りは2試合。「チームが良い位置にいるので、個人的な活躍というよりも、最後までチームのためにどんな場面であれ腕が振れれば、自分の中では幸せ」。いつ呼ばれてもいいように、今日もブルペンで準備する。

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最終局面で復活の兆しのロッテ・中村奨、坂口氏は本塁生還に「調子のいい時のロッテの攻撃」[BASEBALL KING]

◇「大事な時に繋いで行ける選手だと思う」

ロッテは6日、本拠地でのオリックス戦に12−1で大勝。今季最多の21安打で12得点を奪い、試合の無かった2位・ソフトバンクとのゲーム差を「0.5」に縮めた。

CS出場権を死守すべく負けられない戦いが続くロッテだが、この日は9番に座った主将の中村奨吾が4打数3安打3打点の活躍で攻撃陣を牽引した。

まずは2点をリードする3回、1死一塁から左安打を放ちチャンスを拡大すると、藤原恭大の適時打の間に三塁に進んでから、続く藤岡裕大が浅めに放った打球を左翼手が捕球した瞬間スタートを切りヘッドスライディングで本塁生還に成功。

さらに続く5回に2死一・三塁の場面で回ってきた打席では8球粘った末に三遊間を破る適時打を放ち2試合連続の打点を記録すると、とどめに7回にまたも適時打を放ち、この日合計3打点をマークする暴れっぷりを見せつけた。

前半戦の鬱憤を晴らす勢いで勝利したロッテだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊氏は「この選手が引っ張ればもう(チームも)間違いない」と久々の猛打賞を達成したロッテの主将に熱視線を送った。

同じく出演した坂口智隆氏も「今年は成績的には苦しい思いをしたと思うんですけど、やっぱり大事な時に走塁であったり打撃で繋いで行ける選手だと思う」と中村奨の勝負強さを高評価し、続けて特に目を引いた場面として3回の本塁生還の場面に言及。

「これ外野手が後ろから入りやすい打球なんですけど、躊躇なくスタートを切って得点にする。調子のいい時のマリーンズの攻撃が見れましたね」と振り返り、バックホームが容易な態勢で捕球されながらも得点に結びつけた高い判断力を称賛。難しいプレーを確実にこなすロッテの状態の良さを語った。

中村奨は今季ここまで135試合で打率.219に併殺打20はいずれもパ・リーグワーストと苦しいシーズンを過ごしていたものの、10月に入ると4試合で打率.333(15−5)に5打点と復調の気配を漂わせている。

最終局面で調子を上げてきた頼れる男は、ロッテをCS出場に導けるだろうか。坂口氏は最後に「若い選手に影響を与えられる選手だと思うので、本当に頑張って欲しい」とエールを送って締めくくった。

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