10月9日10月9日ロッテ佐々木朗希投手（21）の復帰登板は見通し立たず。
楽天戦の雨天中止が決定した9日、楽天モバイルパークのブルペンで投球練習を行ったが、見守った吉井監督は「やっと投げられるようになった感じなので。多分、本人の中で頭と体が一致していないと思うから」と現状を明かし、天気同様に曇り顔だ。
10日に順延となった4位楽天とのCS争い最終決戦も、1軍登録はしない方針だ。引き分け以上で突破が決まるが「CSにいけないことはないと思うんですけれどね…。明日の様子を見てからかなと思います」。14日開幕のCSファーストステージで復帰の可能性にも歯切れは悪く、厳しい状況を示唆した。
佐々木朗は左脇腹肉離れから復帰3戦目の登板予定だった先月24日、発熱などの体調不良により登板を回避。同30日からはチームの練習に合流しているが、「特例2023」対象選手として登録を抹消されたままだ。この日は小雨が降る中で、佐々木千と遠投を含めてキャッチボールを行った。ブルペン入り後はトレーナーに付き添われながら、ダッシュなどを繰り返して調整。チームメートと談笑するなど、表情は少しずつ晴れてきた。
すでにCS進出を決めているソフトバンクは、引き分け以上で2位確定だったオリックスとの今季最終戦に敗れ、順位は決まらなかった。10日は4位楽天と3位ロッテの直接対決（楽天モバイルパーク、午後6時開始）が行われ、CS進出最後の1枠を争う。
ロッテは勝利すれば勝率1毛差で2位、敗れれば4位という大一番。
2位になれば14日からのCSファーストステージはZOZOマリンで開催される。SNSでは「谷保さんのため」がトレンド入り。今季限りでマイクを置くアナウンス担当の谷保恵美さんの再登場を期待する声が集まった。
「谷保さんのためにも明日頑張ってください！」「谷保さんにもっと仕事をしてもらうためにお膳立てしてくれた」「谷保さんの声を聞くために力を貸してください」「マリンにまた連れて行ける！」「全ては谷保さんのために」など続々と投稿された。
大混戦のパ・リーグのCS争いは10日にフィナーレを迎える。
すでにCS進出を決めているソフトバンクは、引き分け以上で2位確定だったオリックスとの今季最終戦に敗れ、順位は決まらなかった。10日は3位ロッテと4位楽天の直接対決（楽天モバイルパーク、午後6時開始）が行われ、CS進出最後の1枠を争う。
9日を終えての順位は
（※ゲーム差は2位との差）
10日の楽天－ロッテは、勝った方がCSに進出、引き分けの場合はロッテが進出となる。
ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手（32）は、レギュラーシーズン最終戦となる10日の楽天戦（午後6時開始、楽天モバイルパーク）で本塁打王のタイトル獲得にも挑む。
26本塁打で並ぶ楽天浅村との“直接対決”。雨天中止が決まった9日、ポランコは敵地の室内練習場でフリー打撃などを行い、快音を連発した。ロッテ小島和哉投手（27）、楽天則本昂大投手（32）ともにスライド先発することが決定。ポランコは則本との今季対戦で19打数7安打、打率3割6分8厘、2本塁打、5打点と結果を出している。他投手を含めても、打率3割1分9厘、10本塁打の楽天キラーだ。
一方の浅村は小島に対して15打数4安打2打点で本塁打はなし。クライマックスシリーズ出場権争いだけでなく、本塁打王争いも最終決戦だ。
ロッテ佐々木朗希投手（21）の復帰登板は、レギュラーシーズン最終戦に間に合わなかった。
9日は楽天戦の雨天中止決定後、楽天モバイルパークでブルペン入り。先月24日に発熱などの体調不良により「特例2023」対象選手として登録を抹消されているが、すでに同30日からはチームの練習には参加中だ。
10日に最終戦が振り替えられたが、吉井理人監督（58）は「（先発陣でベンチに）入れるとしたらC.C.メルセデスくらいですかね」と佐々木朗の1軍登録、ベンチ入りはさせない方針だ。復帰に関しても「やっと投げられるようになった感じなので。多分、本人の中で頭と体が一致していないと思うから。CSにいけないことはないと思うんですけれどね…」と歯切れは悪い。チームがCSに進出した際の復帰登板の有無にも「明日の様子を見てからかなと思います」と見通しが立っていない状況だ。
佐々木朗は、小雨の中で佐々木千隼投手（29）とキャッチボール。ブルペン入り後はトレーナーに付き添われながらダッシュなどを繰り返して調整した。
3位ロッテの小島和哉投手（27）が、10日の楽天戦（午後6時開始、楽天モバイルパーク）でスライド先発することが決まった。クライマックスシリーズ争いは4位楽天との最終戦で決定。9日に先発予定だった小島は雨天中止決定後、同球場でキャッチボールやダッシュなどで調整した。
「練習をしていて、チームメートの皆さんの顔を見て一緒に身体を動かしていると、昨日までとは少し違う思いが湧いてきました」と心境の変化を切り出した。「自分が結果を出して、何とか頑張らないといけないという感じで、勝手に1人で気合を入れているようなところがあったのですが、今は後ろにこんなに頼もしいチームメートがいるのだから、自分は先発をさせていただきますが、後先考えずに、目の前の1球、打者1人ずつを全力で抑えることに集中しようと思いました」。勝利、CS進出などの重圧を気持ち的に拭い去った。「ですので、初回からフルパワーで、投げさせてもらえるところまで投げて、後ろの皆さまへとつないでいけたらという思いです。チームメート、応援してくれる皆さまと力を合わせて、明日を良い1日に出来ればと思います」。目の前の全力投球に集中し、結果はあとからついてくる気持ちに転換した。
吉井理人監督（58）も「小島のピッチングをしてくれたらそれでいい。今年の開幕投手ですし、最後は小島に締めてもらおうと」と決断した。緊張も高まる大一番を託した左腕に対し、「緊張の中でどんなピッチングが出来るかがプロのピッチャーだと思うのでね。小島は大丈夫だと思います」と全幅の信頼を寄せた。
9日の午後6時開始で行われるオリックス－ソフトバンク戦でソフトバンクが引き分け以上ならば、2位でのCSの可能性が消える。だが、ソフトバンクが敗れて10日にロッテが勝てば2位での本拠地開催となる。
楽天とロッテでクライマックスシリーズ（CS）進出の最後の1枠を争う予定だったが、天候の回復が見込めないため、午前10時に中止が決定した。振替試合は10日に開催される（午後6時開始予定）。
残り1枠のクライマックスシリーズ（CS）進出が懸かる楽天ーロッテ最終戦（楽天モバイルパーク）は9日、雨天中止となり、10日に順延された。ロッテ・吉井理人監督（58）は「秘策はありません」といつも通りを強調し、14日からのCSに進出した際の佐々木朗希投手（21）の復帰については「いけないことはないと思う」と説明した。ロッテは10日に勝てば2位、引き分けでも3位でCSに進む。
運命の大一番を前にしても、冷たい秋雨が降り注ぐ杜の都に張り詰めた雰囲気はなかった。降雨の影響で、CS進出を懸けた楽天とのレギュラーシーズン最終戦は10日に順延。和やかな表情で練習を見守った吉井監督は、用兵についてきっぱりと言い切った。
「秘策はありません」。
ロッテは楽天に勝つか、引き分けで3位以内が確定する。10日は小島がスライド登板。今季開幕投手を務め、9勝を挙げた左腕に最終戦を託す考えは変わらず「今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらう。小島は大丈夫」と信頼した。
勝ち抜いた先に〝令和の怪物〟の復帰登板の可能性が待つ。この日、佐々木朗が楽天モバイルパークでブルペン入りするなど元気な姿を見せた。吉井監督は、発熱を伴う体調不良のため「特例2023」の適用で9月24日に出場選手登録を外れた右腕の状態について「やっと投げられるようになったって感じ」と説明。14日から始まるCSに進出した際の復帰の見通しについて「本人の中で頭と体が一致していないと思う」と慎重な姿勢を示しつつ、「いけないことはないと思う」と示唆した。
佐々木朗を含め、主力11人が発熱により離脱した9月は7勝16敗と失速し、CS争いが大混戦に陥る一因になった。そのうち9人は既に出場選手登録され、本来の戦力に戻りつつある。ブルペンには発熱から7日のオリックス戦で復帰した36セーブの益田や、最優秀中継ぎのタイトルを確定させている41ホールドのペルドモら強力な中継ぎ陣が待機する。
西野ら先発投手陣をブルペンで待機させる可能性について吉井監督は、「ベストな作戦ではない」と否定。現役時代に先発、救援をともに経験している指揮官は「リリーフは専門職。誰かがつくったゲームの流れにバッと入っていく特殊能力がある」と強調した。
この日、既にCS進出を決めているソフトバンクがオリックスに敗れ、2位を決められずレギュラーシーズンを終了。ロッテは10日に勝てば2位となり、CSファーストステージを本拠地で開催できる。泣いても笑っても残り1試合。総力戦で夢をつなぐ。
ロッテは先発予定だった小島が、10日の試合にスライド登板することになった。CS進出が懸かる最終戦に向けキャッチボールやダッシュで調整し「打者1人ずつ、全力で抑えることに集中したい。1回からフルパワーでいきたい」と意気込んだ。
2年ぶりの2桁勝利も懸かる大一番。吉井監督は「今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと。いつも通りに自分の力を出して欲しい」と期待を込めた。
ロッテは9日、クライマックスシリーズ（CS）進出の残り1枠を懸けたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦（楽天モバイルパーク）が降雨により、中止となった。振替日程は10日の午後6時開始。9日に先発予定だった今季9勝の小島和哉投手（27）がスライド登板する。
練習後に取材に応じた吉井理人監督（58）は「小島のピッチングしてくれたらと思う。緊張の中でどんなピッチングができるかっていうのがプロのピッチャーだと思うんでね。小島は大丈夫だと思ってます」と期待を込めた。
ロッテは10日の楽天戦に勝つか、引き分けで3位以内が確定する。今季の対戦成績は12勝12敗。運命の「10・10」決戦になるが、指揮官は「秘策はありません」ときっぱり。先発投手陣のブルペン待機などの予定はなく、「リリーフは専門職で、誰かがつくったゲームの流れにバッと入っていく特殊能力だから、先発ピッチャーをブルペンに入れるということがベストな作戦ではないと思っています。なので、マリーンズは専門のリリーバーがいつも通りマウンドに出て、いつも通り自分の力を出してくれたら、何とかなるんじゃないかなと考えています」と説明した。
ロッテは9日、クライマックスシリーズ（CS）進出の残り1枠を懸けたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦（楽天モバイルパーク）が降雨により、中止となった。振替日程は10日の午後6時開始で、最終決着は10・10に〝延期〟となった。
ロッテは10日の楽天戦に勝つか、引き分けで3位以内が確定する。今季の対戦成績は12勝12敗となっている。
今季最終戦で勝ったチームがCS出場を決める楽天－ロッテ戦（楽天モバイル）は9日、雨天中止となり、10日に順延された。予告先発投手は、楽天・則本昂大投手（32）、ロッテ・小島和哉投手（27）の両軍ともスライド登板することが決まった。
引き分け以上で進出が決まる3位のロッテは小雨が降る中、約2時間の最終調整を行った。勝てばソフトバンクを上回り2位となり、CSファーストSを本拠地で開催できる。
10日にスライド先発する小島は前日までとは心境に変化があったことを明かし、「勝手に1人で気合を入れているようなところがあった。今は打者1人ずつを全力で抑えることに集中しよう。初回からフルパワーで投げ、後ろにつないでいけたらという思い」と決意を口にした。
昨季は6度の雨天中止で先発投手が4度スライド登板したが、投手出身の吉井監督は「全く気にしないタイプもいるが、それぞれにルーティンがあり、調整が難しい」との理由から今季は7度中2度しかスライド登板させていない。しかし、大一番では小島のスライド登板を選択。「やっぱり今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと」と左腕に期待した。
指揮官は「リリーフは専門職。先発投手をブルペンに入れることがベストな作戦ではないと思っている」と持論を展開し、「秘策はない」と断言。普段通りの野球で決戦に臨み、CS切符をつかみにいく。
体調不良のため、出場選手登録を外れているロッテ・佐々木朗もチームに同行し、ブルペンで投球練習も行った。
吉井監督は「やっと投げられるようになった感じ。多分、本人の中で頭と体が一致していないと思う」と説明。CSでの登板についても「行けないことはないと思うんですよね。それはちょっと明日の様子を見てからかな」と慎重な姿勢を崩しておらず、10日の大一番もベンチ入りは見送られる。
パ・リーグの熾烈なクライマックスシリーズ（CS）進出争いは、明日10日のレギュラーシーズン最終戦に結果が持ち越されることになった。
ソフトバンクは9日にオリックスに1－4で敗れて71勝69敗3分けの勝率.5071で全日程が終了。すでにCS進出を決めているが、最終戦で痛恨の黒星を喫してファーストS本拠地開催の2位を自力で決められなかった。
楽天－ロッテはこの日、デーゲームで開催予定だったが、天候の回復が見込まれないため中止に。残り1枠のCS進出を懸けた3位ロッテと4位楽天の直接対決は「10・10」最終戦（楽天モバイル）で決着がつくことになった。
ロッテは勝てば70勝68敗5分けの勝率.5072となり、ソフトバンクを1毛差上回って2位が決定。引き分けなら69勝68敗6分けの勝率・504で3位。引き分け以上で2年ぶりのCS進出が決定する。負けると同.500で4位となり、楽天の逆転を許すことになる。
楽天は勝てば71勝70敗2分けの勝率.504となり、同5割のロッテを上回って3位で逆転でのCS進出が決定。引き分けなら同5割、敗れると同.496。2年ぶりのCS進出へは勝つしかない状況となった。
シーズン最終戦でCS進出を決めたのは08年日本ハム、10年ロッテ、11年西武、18年巨人、19年阪神と過去5チームあるが、出場権を懸け3、4位が最終戦で直接対決するのは初めてとなる。
先発は両チームともスライドし、楽天は則本、ロッテは小島がマウンドに上がる。則本は「特に僕自身は影響もないし、調整の部分でも変わることはない」と力強くコメント。ロッテ・吉井監督は「小島のピッチングしてくれたらと思っています。やっぱり今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと。だから、秘策はありません」と2年ぶりの10勝が懸かる左腕に期待した。
9日に楽天モバイルパークで開催予定だったロッテと楽天のシーズン最終戦は天候の回復が見込まれないため、中止となった。クライマックス・シリーズ（CS）進出をかけた大一番。引き分け以上でCS進出が決定するロッテは小島が10日の同戦にスライド登板する。
吉井監督は「小島のピッチングしてくれたらと思っています。やっぱり今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと。だから、秘策はありません」と、左腕に大一番の先発マウンドを託した。
小島は球団広報を通じて「今日、練習をしていて、チームメートの皆さんの顔を見て一緒に身体を動かしていると、昨日までとは少し違う想いが湧いてきました。昨日は自分が結果を出して、何とか頑張らないといけないという感じで勝手に一人で気合を入れているようなところがあったのですが、今は後ろにこんなに頼もしいチームメートの皆さんがいるのだから、自分は先発をさせていただきますが、後先とかは考えずに目の前の1球、打者1人ずつを全力で抑えることに集中しようと思いました。ですので初回からフルパワーで、投げさせてもらえるところまで投げて、後ろの皆様へと繋いでいけたらという想いです。チームメート、そして応援してくれる皆様とみんなで力を合わせて明日をいい1日にできればと思います」とコメントを寄せた。
楽天は9日、楽天モバイルパークで開催予定だった同日のロッテ戦を天候の回復が見込まれないため、中止にすると発表した。
この試合は3位のロッテと4位の楽天が残り1枠のクライマックスシリーズ（CS）進出を懸けて直接対決する最終決戦。ロッテは勝ちか引き分け以上で、楽天は勝利でCS進出が決まる。注目の一戦はすでにチケットが完売していた。
振り替え試合は翌10日の午後6時からとなる。
ロッテの佐々木朗希投手（21）がCSの登板も回避する可能性が出てきた。吉井監督は9日、楽天モバイルでの全体練習後、「やっと投げられるようになったって感じ。本人の中で頭と体が一致してないと思う」と現状を説明。「CSはいけないことはないと思うけど」と続けた。既にレギュラーシーズンの復帰は断念しているが、チームがＡクラス入りを決めた場合も、CSでの登板は不透明な状況だ。
左脇腹の肉離れから9月10日のオリックス戦（ZOZO）で復帰したが、予告先発されていた同24日のソフトバンク戦（ZOZO）を発熱で当日に登板回避。同30日から1軍練習に再合流してレギュラーシーズン中の復帰を目指してきたが、状態が上がっていない。シーズンは7勝4敗、防御率1.78で終了し、この日は敵地でブルペン入りした。
指揮官はCSでの登板可否について「明日の様子を見てから」と、慎重に見極めていく方針を示した。10日の楽天戦に勝ってCS進出を決めた場合は、早期復帰を目指して調整を続ける。
パ・リーグは9日、残り1枠のクライマックスシリーズ（CS）進出が懸かる楽天モバイルでの楽天－ロッテ最終戦が雨天中止となり、10日の18時開始に順延された。ソフトバンクがこの日敗れたことで勝てば2位、引き分けでも3位でCSに進むロッテは小島和哉投手（27）が、勝てば3位に入る楽天は則本昂大投手（32）がスライドで先発する。
今季の対戦成績は12勝12敗のがっぷり四つ。しかし、地の利やチームの勢いという点を加味すると、楽天がやや有利とみる。
両先発はスライドになる。踏んできた場数なども踏まえると、精神的には則本の方が強いと感じる。吉井監督は小島の交代機について言及したそうだが、個人の勝ち星とAクラスのどちらが大切かは言うまでもない。当然、チーム優先である。だから、この発言は、吉井監督の自分自身に対しての戒めと解釈できる。と同時に、小島へ「そこで迷わせないでくれよ、しっかり投げ切ってくれよ」と、メディアを使った叱咤激励でもあるのだろう。巧みな選手操縦術だ。
ロッテのキーマンには石川慎吾を挙げたい。基本的にスタメンは相手先発がサウスポーの時に限られるが、ここのところいい働きをしているし、思い切ってスタートから使う手もある。
ただ、楽天は本塁打王のタイトルがかかる浅村が充実し、7日のソフトバンク戦では3点差からドローに持ち込んだ。ロッテは逆に勝たなければいけなかった7日のオリックス戦を落とした。ホームの声援や気候も味方する楽天が、CSに近い位置にいる。
パ・リーグは9日、残り1枠のクライマックスシリーズ（CS）進出が懸かる楽天モバイルでの楽天－ロッテ最終戦が雨天中止となり、10日の18時開始に順延された。ソフトバンクがこの日敗れたことで勝てば2位、引き分けでも3位でCSに進むロッテは小島和哉投手（27）が、勝てば3位に入る楽天は則本昂大投手（32）がスライドで先発する。命運を握るのは投手起用。ロッテ担当の小田原実穂記者が10・10決戦の行方を占った。
最終決戦で顔をのぞかせるのは、“鬼”の吉井か、“仏”の吉井か－。楽天モバイルで練習を終えたロッテ・吉井監督は仕切り直しの一戦へ「秘策はありません」と、真っ向勝負を宣言した。スライド先発させる左腕へ「緊張の中でどんなピッチングができるかっていうのがプロ。小島は大丈夫」と信頼を口にしながら、投手出身ならではの複雑な親心ものぞかせた。
「小島に10勝がかかってるので、4回2/3とかでピンチを迎えた時に、本当は代えたいけど勇気を出して代えられるかっていうのが自分の中でちょっとあって…」。
先発を別の投手に託し、小島を救援で送り込んで勝ちをつける方法まで考えたという。だが、思いとどまった。「そんな小細工してやられてもと思った。今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと」と指揮官。素直に決戦の舞台を託すと決めた。
信頼の裏返しで、今季は何度か小島の代え時に後悔してきた。最近では、9月25日のソフトバンク戦（ZOZO）。3点リードされる展開でも、発熱から病みあがりの小島を7回まで引っ張った。しかし、結局7失点KO。「代え時を失敗した。こっちの責任」という吉井監督のセリフを、シーズン通してよく聞いた。
ダッシュなどで最終調整した小島は「後先考えずに全力で抑えることに集中したい」と、受け止めた。「10・10」にチームの勝利より大事なものはない。調子が悪いとみれば、即座の継投が鉄則だ。親心は、本番で鬼に徹するための伏線なのだろう。情を封印し、ラストのCS切符を奪いにいく。
パ・リーグ残り1枠のCS進出が懸かる9日の楽天－ロッテ最終戦（楽天モバイル）は雨天中止となり、10日に順延された。ロッテ・吉井理人監督（58）は、発熱のため9月24日に特例「2023」で出場選手登録を抹消されたロッテ・佐々木朗希投手（21）について、14日に開幕するCSに進出した際の先発の可能性に「いけないことはない」と話した。
佐々木朗は今回の遠征に登録抹消後、初めて帯同。この日はキャッチボールを行った後、ブルペン入りした。投げられる状態まで回復はしているものの、指揮官は「やっと投げられるようになったって感じ。本人の中で頭と体が一致してないと思う」と慎重な姿勢。それでも14日に開幕するCSに進出した際の先発起用については「いけないことはないと思う。（10日の）様子見てからかなと思います」と話した。
右腕は9月24日・ソフトバンク戦で先発が予定されていたが、発熱のため急きょ登板を回避し、出場選手登録を抹消された。同30日・西武戦の試合前練習から1軍に再合流。指揮官の「投手は体調が戻ったからと言ってすぐにというわけにはいかない」という考えの下、慎重に調整を進めてきた。
10月1日には初めて報道陣の前でキャッチボールを再開。指揮官は「まだ体力は回復していない。もう少しかかる。彼の感覚と心のスイッチ。こっちは背中を押そうと思っている」と話していた。
現状、CSでの復帰は見通しは立っていないようだ。ただ、ファーストSに間に合わなくても、そこを勝ち抜けば18日から始まるファイナルSがある。まずは10日の楽天戦でのCS進出決定が大前提だが、ポストシーズンで勝ち進めば“令和の怪物”の力が求められる時は来る。
2位ソフトバンクが敗れ、10日のパ・リーグ最終戦、楽天－ロッテ（楽天モバイルパーク）は勝敗によって大きく明暗が分かれる空前の一戦となった。
特にロッテは勝てば勝率1毛差で2位、引き分けなら3位、負ければ4位という運命の一戦となる。楽天は勝てば3位で負ければ4位となる。
この状況にSNSでは「1試合で3つも順位の可能性があるとか凄いな」、「面白すぎるやろ」、「2位ならまた谷保さんのアナウンスが聞ける」、「よくも悪くも1日でマリーンズの運命が大きく変わる」と、沸いていた。
パ・リーグの熾烈な2、3位争いは、2023年公式戦最終日の10日へ持ち越しとなった。
まさに“大混パ”の状況だ。9日に予定されていた楽天－ロッテが雨天中止となり10日に順延。そしてソフトバンクは今季最終戦だった9日・オリックス戦に敗れて今季71勝69敗3分け、勝率.5071で終了。この結果を受けロッテは10日に勝利すると70勝68敗5分けで勝率.5072となり、わずか「1毛差」でソフトバンクを上回れることになる。
なお、10日の楽天－ロッテ戦の勝敗に応じた順位は以下の通り。
ロッテは引き分け以上でCS進出確定。勝てば2位で本拠地開催。引き分けなら3位となる。
一方、楽天も勝利すれば3位でCS進出。同時にロッテはCS進出を逃すことになる。
試合の勝敗結果それぞれで順位が異なる楽天とロッテによる今季レギュラーシーズン最終戦。「10・10」の最終決戦から目が離せそうにない。
10日の楽天先発は則本、ロッテ先発は10勝目を懸けて小島が予定されている。
ロッテは先発予定だった小島が、10日の試合にスライド登板することになった。CS進出が懸かる最終戦に向けキャッチボールやダッシュで調整し「打者1人ずつ、全力で抑えることに集中したい。1回からフルパワーでいきたい」と意気込んだ。
2年ぶりの2桁勝利も懸かる大一番。吉井監督は「今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと。いつも通りに自分の力を出して欲しい」と期待を込めた。
ロッテは9日、楽天戦が雨天中止となり、10日に順延となった。レギュラーシーズン最終戦で、CSの残り1枠を懸けて戦う一戦となるが、吉井理人監督は「秘策はありません」と言い切った。
楽天側は、大一番の戦いで、田中将をブルペン待機させる策を取る可能性があった。だが、「リリーフは専門職。誰かが作ったゲームの流れに入っていくっていうのは、特殊な能力だから、先発ピッチャーをブルペンに入れるということがベストな作戦ではないと思っている」と話し、「マリーンズは専門のリリーバーがいつも通りマウンドに出て、いつも通り自分の力を出してくれたら、何とかなるんじゃないかなという風に考えています」と、真っ向勝負で戦う姿勢を見せた。
先発は、小島がスライド登板する予定。指揮官は「やっぱり今年の開幕投手だし最後は小島に締めてもらおうと。小島のピッチングしてくれたら言うことない」と期待を込めた。
9日のプロ野球、楽天－ロッテ戦（楽天モバイルパーク）は天候不良のため中止が決まった。
レギュラーシーズン最終戦で、3位・ロッテと4位・楽天が残り1枠のCS進出を懸けて戦うが、持ち越しとなった。振替試合は10月10日になった。今季は連盟特別管理試合のため、パシフィック野球連盟と球団で協議の上、試合中止判断となった。